JP3676854B2 - 車載用ディスプレイ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載されてテレビ放送やナビゲーションシステムの地図情報等を映し出す車載用ディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車体のコンソール部分に設置されるいわゆる1DINサイズのディスプレイ装置として、例えば特開平5−153525号公報に開示されているものが知られている。このディスプレイ装置では、ディスプレイ本体をコンソールに対してスライド式に突出/収納するようになっており、そのスライド動作をモータおよびスライド機構により行っている。スライド機構は、モータの駆動力をウォーム機構により伝達してディスプレイ本体をスライドさせる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、突出状態にあるディスプレイ本体に収納方向の外力が加わった場合、スライド機構の破損を防止するためにその外力に応じてディスプレイ本体の収納方向への移動を許容する逃げ機構を設ける必要がある。ところが、上述したウォーム機構をディスプレイ本体側から、すなわち本来のモータ駆動力伝達方向と逆の方向から回転させてディスプレイ本体を移動させるにはかなり大きな力を必要とするため、上記逃げ機構として別途クラッチ機構が必要となる。しかし、ウォーム機構を用いるものではそのクラッチ機構を大掛かりなものとせざるを得ず、装置が大型化するとともにコストアップを招来する。
【0004】
本発明の目的は、大掛かりなクラッチ機構を設けることなく外力による動力伝達機構の破損を確実に防止することが可能な車載用ディスプレイ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
一実施の形態を示す図3,図7〜図9に対応づけて説明すると、本発明は、ディスプレイ本体10と、スライドモータ41の駆動力によりディスプレイ本体10を車体のコンソール部分にスライド式に挿脱するスライド機構(43,43a〜43c,44,21a)と、チルトモータ42の駆動力により、コンソール部分から引出されているディスプレイ本体10を回動させるチルト機構(47,51a〜51d,52a,52b,53)とを備えた車載用ディスプレイ装置に適用され、次の構成により上記問題点を解決する。
スライド機構は、スライドモータ41に順次に噛合連結される複数の平歯車431〜434、およびディスプレイ本体10から伝達される所定値以上の回転トルクのスライドモータ41への伝達を断つトルクリミッタ46を含むスライド動力伝達機構と、このスライド動力伝達機構を構成する少なくとも1個の平歯車に当接してその平歯車に回転負荷を与えるスライド負荷機構45とを有する。チルト機構は、チルトモータ42に順次に噛合連結される複数の平歯車471〜475、およびディスプレイ本体10から伝達される所定値以上の回転トルクのチルトモータ42への伝達を断つトルクリミッタ49を含むチルト動力伝達機構と、このチルト動力伝達機構を構成する少なくとも1個の平歯車に当接してその平歯車に回転負荷を与えるチルト負荷機構48とを有する。
ディスプレイ本体10にスライド方向の大きな外力が作用すると、スライド機構を構成するトルクリミッタ46は、ディスプレイ本体10からスライド動力伝達機構に伝達される回転トルクのスライドモータ41への伝達を断ち、これによりディスプレイ本体10のスライドを許容する。またスライド負荷機構は、スライド動力伝達機構を構成する少なくとも1個の平歯車に回転負荷を与えることにより、ディスプレイ本体10を所定のスライド位置で保持するとともに、例えばディスプレイ本体10が手でスライド方向に押された場合にスライドモータ41を回転させつつディスプレイ本体10のスライド方向の移動を許容する。一方、ディスプレイ本体10に回動方向の大きな外力が作用すると、チルト機構を構成するトルクリミッタ49は、ディスプレイ本体10からチルト動力伝達機構に伝達される回転トルクのチルトモータ42への伝達を断ち、これによりディスプレイ本体10の回動を許容する。またチルト負荷機構は、チルト動力伝達機構を構成する少なくとも1個の平歯車に回転負荷を与えることにより、ディスプレイ本体10を所定の回動位置で保持するとともに、例えばディスプレイ本体10が手で回動された場合にチルトモータ42を回転させつつディスプレイ本体10の回動を許容する。
請求項2の発明は、上述した各機構を次のように構成したものである。
スライド負荷機構は、ディスプレイ本体10からスライド動力伝達機構に伝達される回転トルクが第1の所定値未満のときには各平歯車431〜434を当該回転位置で保持し、ディスプレイ本体10から伝達される回転トルクが第1の所定値以上のときにはスライド動力伝達機構の各平歯車431〜434がスライドモータ41を回転させつつ回転するのを許容し、スライド動力伝達機構のトルクリミッタ46は、ディスプレイ本体10からスライド動力伝達機構に第1の所定値よりも大きい第2の所定値以上の回転トルクが伝達されたときにその回転トルクのスライドモータ41への伝達を断ってディスプレイ本体10のスライドを許容する。チルト負荷機構は、ディスプレイ本体10からチルト動力伝達機構に伝達される回転トルクが第3の所定値未満のときには各平歯車471〜475を当該回転位置で保持し、ディスプレイ本体10からチルト動力伝達機構に伝達される回転トルクが第3の所定値以上のときにはチルト動力伝達機構の各平歯車471〜475がチルトモータ42を回転させつつ回転するのを許容し、チルト動力伝達機構のトルクリミッタ49は、ディスプレイ本体10からチルト動力伝達機構に第1の所定値よりも大きい第2の所定値以上の回転トルクが伝達されたときにその回転トルクのチルトモータ42への伝達を断ってディスプレイ本体10の回動を許容する。
請求項3の発明は、スライド負荷機構およびチルト負荷機構がスライドモータ41およびチルトモータ42の出力軸に直接噛合された平歯車431,471にそれぞれ当接されるよう構成したものである。
請求項4の発明は、スライド負荷機構およびチルト負荷機構の各々は、各平歯車に当接される当接部材451と、各当接部材451を各平歯車に対して摺動可能に押圧する押圧部材452,453とを含むものである。
【0006】
なお、本発明の構成を説明する上記課題を解決するための手段の項では、本発明を分かり易くするために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1〜図13により本発明の一実施の形態を説明する。
図1および図2は本発明に係る車載用ディスプレイ装置の外観を示す斜視図であり、図1はディスプレイ本体10が車体のコンソール部分に収納された収納状態を、図2はディスプレイ本体10がコンソール部分から突出された使用状態をそれぞれ示している。ディスプレイ本体10は、TV放送あるいはナビゲーションシステムにおける地図情報などを映し出す液晶などの画面11と、種々の操作ボタンから成る操作部12とを有している。図1のBTは、ディスプレイ装置を図1の状態と図2の状態とで切換えるためのオープン/クローズボタンである。
【0008】
本実施の形態におけるディスプレイ装置の大まかな構成および動きを図3および図4の概略図により説明する。
図3において、20は車体のコンソール部分に埋設されるアッパーケース、30はアッパーケース20に対して車両前後方向(図示A,B方向)にスライド可能に支持される一対のサイドスライダ、40はサイドスライダ30に対してA,B方向に移動可能に支持されるメカベースであり、メカベース40の両端に固着された一対のサイドアーム50の先端にディスプレイ本体10が回動可能に支持される。
【0009】
図1および図3(a)に示す収納状態でオープン/クローズボタンBTが操作されると、メカベース40,サイドアーム50およびディスプレイ本体10が一体にA方向に移動し、図3(b)の状態に達するとサイドスライダ30も一体に移動を開始し、図3(c)の状態(ディスプレイ本体10がコンソールから完全に突出した状態)で停止する。次いで図4に示すようにディスプレイ本体10が上方に回動し、図2に示す使用状態になると停止する。使用状態でオープン/クローズボタンBTが操作されると、上述と逆の動作で収納状態に戻る。
【0010】
上述した動作を実現するための機構を図5〜図13により詳細に説明する。
図5(a)はアッパーケース20および一対のサイドスライダ30を車両下方から見た図、図5(b)はそのb−b線矢視図、図6は図5(a)のVI−VI線拡大矢視図である。
【0011】
アッパーケース20は、上板21,後板22および一対の側板23が一体化されて成り、上板21の内面には左右一対のラック21aが形成されている。各側板23には、図6に示すように一対の長手方向のガイド孔23aと、同じく長手方向の矩形の長孔23bが形成され、長孔23bの上下にレール23cが形成されている。各サイドスライダ30には、一対のローラ31が回転可能に取付けられるとともに、一対のガイドピン32が植設されている。サイドスライダ30は、そのローラ31が側板23の長孔23bを貫通して上下レール23c間に挿通され、かつ一対のガイドピン32が一対のガイド孔23aにそれぞれ係合するよう側板23の内面に沿って配置される。これにより各サイドスライダ30は、アッパーケース20に対してA,B方向にスムーズにスライド可能とされる。
【0012】
各サイドスライダ30にはまた、ローラ33を保持するレバー34が回動可能に支持され、このレバー34はねじりばね35により常に図示時計回り方向、すなわちローラ33が一方のレール23cに押圧される方向に付勢されている。図6(a)のようにサイドスライダ30が最も後方に位置しているときには、ローラ33がばね35の付勢力によりレール23cの切欠23dに落込んでおり、この位置からサイドスライダ30が前方(A方向)に移動するときには、図6(b)に示すようにローラ33がばね35の付勢力に抗してレール23c上に乗り上げる。一方、アッパーケース20の上板21に突設された左右一対のばね掛け21bと、一対のサイドスライダ30のガイドピン32に固着されたばね掛け部材36とには引張ばね37の両端がそれぞれ係止され、このばね37の付勢力により各サイドスライダ30は常に後方に付勢される。
【0013】
図7はメカベース40およびその両端に固着されたサイドアーム50を示す平面図である。メカベース40にはスライドモータ41およびチルトモータ42が固定され、スライドモータ41の回転は減速歯車機構43およびピニオンギア43aを介してピニオンギア43bに伝達される。ピニオンギア43bの回転は、ピニオンシャフト44を介して反対側のピニオンギア43cに伝達される。
【0014】
減速歯車機構43は図8(a)に示すように、スライドモータ41の出力軸に噛合される平歯車431と、この平歯車431に順次に噛合連結される平歯車432〜434とから構成され、平歯車434が図7のピニオンギア43aに噛合される。平歯車431および433はシャフトSH1により、平歯車432および434はシャフトSH2により一方のサイドアーム50とメカベース40に立設された立壁40aとにそれぞれ支持され、またピニオンギア43a,43bは一方のサイドアーム50に、ピニオンギア43cは他方のサイドアーム50にそれぞれ支持される。
【0015】
図8(a)の45は、スライドモータ41の出力軸に直接噛合された平歯車431に回転負荷を与えるロック機構であり、シャフトSH1に外挿された円盤状のフェルト451および押さえ板452と、押さえ板452と立壁40aとの間に介装された押圧ばね453とから成る。押さえ板452は、図8(b)に示すように押圧部452aと腕部452bとから成り、腕部452bがシャフトSH2に支持されている。ばね453の付勢力により押さえ板452がフェルト451を平歯車431に押圧し、平歯車431に回転負荷を与える。これにより、平歯車432側から平歯車431に伝達される回転トルクがばね453のばね力で決る所定値以下の状態では平歯車431は回転しない。
【0016】
図9は上述した平歯車433を含むトルクリミッタ46の構成を示している。平歯車433は大径ギア433aと、この大径ギア433aとは別体の小径ギア433bとから構成され、小径ギア433bの一端が大径ギア433aに設けられた凹部に挿通されている。46aはシャフトSH1に外挿された筒体であり、この筒体46aの一端が大径および小径ギア433a,433bを摺動可能に貫通している。筒体46aの他端に設けられたばね受け46bと小径ギア433bとの間には圧縮ばね46cが介装され、このばね46cの付勢力により小径ギア433bが大径ギア433aに押圧されている。したがって、通常は大径および小径ギア433a,433bは一体に回転するが、小径ギア433bにかかる回転トルクが所定値(ばね46cのばね力で決る)以上になると、小径ギア433bは大径ギア433aに対して回転する。
【0017】
図7において、チルトモータ42の駆動力は、複数の平歯車471〜475から成る減速歯車機構47およびピニオンギア51a,51bを介してディスプレイギア52aに伝達される。またピニオンギア51aの回転は、シャフト53を介して反対側のピニオンギア51cに伝達され、ピニオン51cの回転はピニオンギア51dを介してディスプレイギア52bに伝達される。
【0018】
減速歯車機構47を構成する複数の平歯車471〜475は、サイドアーム50と立壁40aとに支持され、ピニオンギア51a,51bおよびピニオンギア51c,51dは両サイドアーム50の外面にそれぞれ支持されている。ディスプレイギア52a,52bは、両サイドアーム50の先端に形成された孔部に回転可能に嵌合され、その一方の面(ディスプレイ本体10に取付けられる面)がサイドアーム50の内側に露出している。シャフト54の一端側にはねじりばね54が外挿され、このばね54の付勢力によりシャフト53が回転方向に付勢される。
【0019】
図7の48は、図8で説明したロック機構45と同様のロック機構であり、チルトモータ52に直接噛合する平歯車471に回転負荷を与える。また平歯車474は、図9で説明したトルクリミッタ46と同様のトルクリミッタ49を構成する。
【0020】
図10は図7のX−X線矢視図である。一対のサイドアーム50の外面には、前後の角部に各一対のローラ55がそれぞれ回転可能に軸支されるとともに、ローラ56を有する板部材57が軸57a回りに回動可能に取付けられ、板部材57はばね58により図示時計回り方向に付勢されている。これらのローラ55,56,板部材57およびばね58は、サイドアーム50のガタを防止するためのものであり、その詳細な機能は後述する。
【0021】
メカベース40は、図7に示す一対のピニオンギア43b,43cが上述したアッパーケース20(図5)の上板21に形成された一対のラック21aにそれぞれ噛合されるように一対のサイドスライダ30の間に挿通される。このピニオンギア43b,43cとラック21aとの噛合により、メカベース40は図3(a)の位置と図3(c)の位置との間でアッパーケース20に対して移動可能とされる。メカベース40の両端のサイドアーム50は、両サイドスライダ30の内面に沿ってそれぞれ配置され、図11に示すようにサイドアーム50の4つのローラ55がサイドスライダ30の上下レール38に当接される。
【0022】
次に、一対のサイドアーム50にディスプレイ本体10を取付けるための取付構造を説明する。
図12,図13に示すように、ディスプレイ本体10のケース13(樹脂により構成される)の両側面には、金属製の取付け板14が螺着されるとともに、この取付け板14からディスプレイ本体下端部にかけて取付け溝13bが形成されている。取付け板14には、ケース13に形成された複数のねじ孔13aと連通する複数の貫通孔141と、上記取付け溝13bに連通する位置決め孔142とが形成されている。位置決め孔142は幅の広い基端部142aと、幅の狭い先端部142bとから成り、それらの境界部分は緩やかな曲面とされている。ケース13の取付け溝13bは、図示の如く端部に至るほど幅が広くなるテーパー部を有している。
【0023】
一方、サイドアーム50の先端に設けられた上記ディスプレイギア52a,52bには、複数のねじ貫通孔521が形成されるとともに、その内面(ディスプレイ本体10側の面)に大径および小径のボス522,523が突設されている。小径のボス523はディスプレイギア52a,52bの回転中心に設けられ、大径のボス522は中心から偏心した位置に設けられる。大径ボス522の径は、位置決め孔142の基端部142aの幅と略同一とされ、小径ボス521の径は、位置決め孔142の先端部142bと略同一とされる。
【0024】
ディスプレイ本体10の取付けにあたり、ディスプレイ本体10の下部を一対のサイドアーム50間に挿通する。その際、両サイドアーム50のディスプレイギア52a,52bに突設されたボス522,533がディスプレイ本体10の取付け溝13b内を通過するようにディスプレイ本体10を移動させる。取付け溝13bの先端にはテーパー部が形成されているので、溝13b内にボス522,523を挿入させるのが容易に行えるとともに、挿入されたボス522,523を溝13bの中心側に容易に案内することができる。次いでボス522,523は溝13bから取付け板14の位置決め溝142に移動し、図示破線の如く溝142の基端部142aおよび先端部142bの先端に係合される。基端部142aの先端壁面は緩やかな曲面となっているので、小径ボス523を容易に溝先端部142bに案内することができる。
【0025】
ボス522,523が溝142にそれぞれ係合されたとき、図示の如くディスプレイギア52a,52bの複数のねじ貫通孔521と、取付け板14のねじ貫通孔141およびケース13のねじ孔13aとが重なり、ここにビスBSをそれぞれ貫通して螺合する。これにより一対のサイドアーム50にディスプレイ本体10が取付けられ、ディスプレイギア52a,52bの回転によりディスプレイ本体10がサイドアーム50に対して回動可能となる。
以上のように構成されたディスプレイ装置は、アッパーケース20がコンソール部分に埋設されることにより車体に設置される。
【0026】
次に、ディスプレイ装置の動作を詳細に説明する。
図1および図3(a)に示す収納状態では、各サイドスライダ30が最も後方に位置しており、図6(a)に示すように各ローラ33がばね35の付勢力によりレール23cの切欠23dに落込んで切欠23dの前後エッジ部を押圧している。これによりサイドスライダ30は、ローラ33を介して図示下方(車両搭載状態では上方)に付勢されることになり、車両の振動等に起因するサイドスライダ30のアッパーケース20に対する上下方向のガタが防止される。このとき、ばね37は最も緩んだ状態となっているが、上記ローラ33が切欠23dの前後エッジ部を押圧することによりサイドスライダ30の前後方向のガタも防止される。
【0027】
一方、図11(a)に示すように一対のサイドアーム50も最も後方に位置しており、ローラ56はばね58の付勢力によりサイドスライダ30のレール38に押し付けられている。これによりサイドアーム50は、ローラ56を介して図示上方(車両搭載状態では下方)に付勢されることになり、サイドアーム50のサイドスライダ30に対する上下方向のガタが防止される。
【0028】
オープン/クローズボタンBTが操作されると、スライドモータ41(図7)が所定方向に回転され、その回転は減速歯車機構43およびピニオンギア43aを介してピニオンギア43bに伝達されるとともに、ピニオンシャフト44を介してピニオンギア43cにも伝達される。したがって、ピニオンギア43b,43cがラック21a上を移動することによりメカベース40,サイドアーム50およびディスプレイ本体10が一体に図3のA方向にスライド移動する。その際、図11(a)に示す各4個のローラ55がサイドスライダ30のレール38上を摺動するので、各サイドアーム50はスムーズに移動できる。また、ローラ56はばね85の付勢力によりレール38に押し付けられたまま回転するので、移動中もサイドアーム50の上下方向のガタが防止される。
【0029】
図3(b)および図11(b)に示すように、左右一対のサイドアーム50の先端がサイドスライダ30の先端にほぼ一致したとき、左右のローラ56がばね58の付勢力によりレール38の切欠38aに同時に落込み、切欠38aの前後エッジ部に押圧される。またこのとき、ローラ56は後部下端のローラ55に当接し、両ローラ56,55の回転に負荷が加わる。この2つの作用により各サイドスライダ30は各サイドアーム50に引きずられるようにして一体に前方に移動を開始する。その際、図6(b)に示すように双方のサイドスライダ30のローラ33は、ばね35の付勢力に抗して切欠23dから同時にレール23c上に乗り上げる。このように左右のローラ56が切欠38aに同時に落込み、かつ左右のローラ33が切欠32dから同時に脱出するようにしたので、双方のサイドスライダ30を時間的にずれなく同時に移動開始することができ、スムーズな移動が達成される。
【0030】
また、ローラ33は、切欠23dから脱出した後もレール23cを押圧しつつ回転するので、移動中もサイドスライダ30の上下方向のガタが防止される。さらにサイドスライダ30はばね37の付勢力に抗して移動することになるので、ばね37の付勢力によりサイドスライダ30の前後方向のガタも防止される。
【0031】
図3(c)に示すように、ディスプレイ本体10がコンソールから完全に突出すると、スライドモータ41が停止され、代ってチルトモータ42が所定方向に回転される。チルトモータ42の回転は、上述した減速歯車機構47(図7)およびピニオンギア51a,51bを介してディスプレイギア52aに伝達されるとともに、シャフト53およびピニオンギア51c,51dを介してディスプレイギア52bに伝達され、両ディスプレイギア52a,52bが同期して回転する。これにより、ディスプレイギア52a,52bと一体化されたディスプレイ本体10が図4に示す如く回動し、所定位置(乗員が画面を視認可能な位置)に達するとチルトモータ42が停止される。ディスプレイ本体10は、図7のシャフト53に外挿されたねじりばね54の作用により常に回動方向に付勢されるので、ディスプレイ本体10の回動方向のガタが防止される。
なお、ディスプレイ本体10の前後位置および回動位置は、操作部12に設けられた操作部材を操作してスライド/チルトモータ41,42を回転させることにより適宜調節できる。
【0032】
ここで、上記スライドモータ41に直接噛合された平歯車431には、ロック機構45により負荷が与えられているので、車体の振動程度ではサイドアーム50、すなわちディスプレイ本体10が車両前後方向に不所望に移動することはない。一方、乗員がディスプレイ本体10の前後位置を調整すべく所定値以上の力でディスプレイ本体10を押した場合、各平歯車431〜434がロック機構45による負荷に抗してスライドモータ41を回転させつつ回転し、これによりディスプレイ本体10の移動が許容される。その際、平歯車431はロック機構45を構成するフェルト451に対して摺動しつつ回転することになる。
【0033】
同様にチルトモータ42に直接噛合された平歯車431には、ロック機構48により負荷が与えられているので、車体の振動程度ではディスプレイ本体10がサイドアーム50に対して不所望に回動することはない。したがって、ディスプレイ本体10の背面をコンソールに当接させることなく、所望の位置で保持することができる。一方、乗員がディスプレイ本体10の回動位置を調整すべく所定値以上の力でディスプレイ本体10を回動しようとした場合、各平歯車471〜475がロック機構48による負荷に抗してチルトモータ42を回転させつつ回転し、これによりディスプレイ本体10の回動が許容される。
【0034】
また、何らかの原因でディスプレイ本体10に車両前後方向の大きな外力(乗員が手で押込もうとする力よりも大きな力)が作用すると、トルクリミッタ46を構成する歯車433bが歯車433aに対して回転し、これによりディスプレイ本体10からスライドモータ41への回転トルクの伝達が断たれた状態でサイドアーム50がスライドし、ディスプレイ本体10が移動する。同様にディスプレイ本体10に回動方向の大きな外力(乗員が手で回動させようとする力よりも大きな力)が作用すると、上述したトルクリミッタの作用により、ディスプレイ本体10からチルトモータ42への回転トルクの伝達が断たれた状態でディスプレイ本体10が回動する。
【0035】
ディスプレイ装置の使用状態でオープン/クローズボタンBTが操作されると、チルトモータ42が駆動されてディスプレイ本体10が図4の二点鎖線の位置まで回動し、次いでスライドモータ41が駆動されてディスプレイ本体10,サイドアーム50,メカベース40およびサイドスライダ30が図3(c)の状態から一体にB方向にスライド移動する。図3(b)の状態に達すると、サイドスライダ30の後端部がアッパーケース20の後板22に当接してその移動が停止し、以降はディスプレイ本体10,サイドアーム50およびメカベース40のみが移動することになる。その際、図6(a)に示すようにサイドスライダ30のローラ33がばね35の付勢力によりアッパーケース20の切欠23dに落込んで掛止される一方、サイドスライダ30の切欠38a(図11(c))に掛止されていたサイドアーム50のローラ56がばね58の付勢力に抗して切欠38aから外れてレール38上に乗り上げ、以降ローラ56はレール38上を回転しつつ移動する。その後、図3(a)の状態に達するとスライドモータ41が停止される。
【0036】
以上の実施例の構成において、減速歯車機構43,ピニオンギア43a〜43c,ピニオンシャフト44およびラック21aがスライド機構を、減速歯車機構47ピニオンギア51a〜51d,ディスプレイギア52a,52bおよびシャフト53がチルト機構を、ロック機構45がスライド負荷機構を、ロック機構48がチルト負荷機構をそれぞれ構成する。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、スライド/チルト負荷機構によりディスプレイ本体を所定のスライド位置および回動位置で保持でき、車体の振動などによりそれらの位置が不所望に変化するおそれがない。特にディスプレイ本体の背面をコンソールに当接させることなく所定の回動位置で保持できるので、コンソールを傷つけるおそれがない。加えてディスプレイ本体を手でスライド移動あるいは回動させようとすると、複数の平歯車がスライド/チルトモータを回転させることによりスライド移動または回動が許容されるので、手動操作によるスライド/チルト動力伝達機構の破損が防止できる。また、スライド/チルト動力伝達機構に設けたトルクリミッタは、ディスプレイ本体に大きな外力が作用した場合には、その力の各モータへの伝達を立ってディスプレイ本体をスライドあるいは回動させることができ、この場合もスライド/チルト動力伝達機構の破損を防止できる。しかもスライド/チルト動力伝達機構は複数の平歯車により構成されているので、ウォームを用いた機構と比べてトルクリミッタ(クラッチ機構)の構成を簡素化することができ、装置の小型化およびコストダウンが図れる。
スライドモータおよびチルトモータの出力軸に直接噛合された平歯車にスライド負荷機構およびチルト負荷機構を当接させるようにすれば、最小限の押圧力で所期の目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスプレイ装置の収納状態を示す斜視図。
【図2】上記ディスプレイ装置の突出状態(使用状態)を示す斜視図。
【図3】ディスプレイ装置のスライド動作を説明する図。
【図4】ディスプレイ装置の回動動作を説明する図。
【図5】アッパーケースの構成を示す平面図およびそのb−b線矢視図。
【図6】図5のVI−VI線から見た拡大図。
【図7】ディスプレイ本体のスライドおよび回動駆動機構を示す図。
【図8】図7の減速歯車機構の詳細を示す平面図およびそのb−b線矢視図。
【図9】トルクリミッタの構成を示す拡大図。
【図10】図7のX−X線拡大矢視図。
【図11】サイドアームのサイドスライダに対する動きを説明する図。
【図12】ディスプレイ本体の側面を示す図。
【図13】(b)はディスプレイ本体の取付け構造を示す側面図であり、(a)は(b)のa−a線断面図。
【符号の説明】
10 ディスプレイ本体
11 画面
12 操作部
13 ケース
13a ねじ孔
13b 取付け溝
14 取付け板
20 アッパーケース
21a ラック
23 側板
23c レール
23d 切欠
30 サイドスライダ
31,33 ローラ
34 レバー
35 ねじりばね
37 引張ばね
38 レール
38a 切欠
40 メカベース
41 スライドモータ
42 チルトモータ
43,47 減速歯車機構
43a〜43c ピニオンギア
44 ピニオンシャフト
45,48 ロック機構
46,49 トルクリミッタ
50 サイドアーム
51a〜51d ピニオンギア
52a,52b ディスプレイギア
53 シャフト
54 ねじりばね
55,56 ローラ
57板部材
58 引張ばね
141 ねじ貫通孔
142 位置決め溝
521 ねじ貫通孔
522,523 ボス

Claims (4)

  1. ディスプレイ本体と、スライドモータの駆動力により前記ディスプレイ本体を車体のコンソール部分にスライド式に挿脱するスライド機構と、チルトモータの駆動力により、前記コンソール部分から引出されている前記ディスプレイ本体を回動させるチルト機構とを備えた車載用ディスプレイ装置において、
    前記スライド機構は、前記スライドモータに順次に噛合連結される複数の平歯車、および前記ディスプレイ本体から伝達される所定値以上の回転トルクの前記スライドモータへの伝達を断つトルクリミッタを含むスライド動力伝達機構と、このスライド動力伝達機構を構成する少なくとも1個の平歯車に当接してその平歯車に回転負荷を与えるスライド負荷機構とを有し、
    前記チルト機構は、前記チルトモータに順次に噛合連結される複数の平歯車、および前記ディスプレイ本体から伝達される所定値以上の回転トルクの前記チルトモータへの伝達を断つトルクリミッタを含むチルト動力伝達機構と、このチルト動力伝達機構を構成する少なくとも1個の平歯車に当接してその平歯車に回転負荷を与えるチルト負荷機構とを有することを特徴とする車載用ディスプレイ装置。
  2. 前記スライド負荷機構は、前記ディスプレイ本体から前記スライド動力伝達機構に伝達される回転トルクが第1の所定値未満のときには前記各平歯車を当該回転位置で保持し、前記ディスプレイ本体から伝達される前記回転トルクが前記第1の所定値以上のときには前記スライド動力伝達機構の各平歯車が前記スライドモータを回転させつつ回転するのを許容し、前記スライド動力伝達機構のトルクリミッタは、前記ディスプレイ本体から前記スライド動力伝達機構に前記第1の所定値よりも大きい第2の所定値以上の回転トルクが伝達されたときにその回転トルクの前記スライドモータへの伝達を断って前記ディスプレイ本体のスライドを許容し、
    前記チルト負荷機構は、前記ディスプレイ本体から前記チルト動力伝達機構に伝達される回転トルクが第3の所定値未満のときには前記各平歯車を当該回転位置で保持し、前記ディスプレイ本体から前記チルト動力伝達機構に伝達される前記回転トルクが前記第3の所定値以上のときには前記チルト動力伝達機構の各平歯車が前記チルトモータを回転させつつ回転するのを許容し、前記チルト動力伝達機構のトルクリミッタは、前記ディスプレイ本体から前記チルト動力伝達機構に前記第1の所定値よりも大きい第2の所定値以上の回転トルクが伝達されたときにその回転トルクの前記チルトモータへの伝達を断って前記ディスプレイ本体の回動を許容することを特徴とする請求項1に記載の車載用ディスプレイ装置。
  3. 前記スライド負荷機構および前記チルト負荷機構は、前記スライドモータおよび前記チルトモータの出力軸に直接噛合された平歯車にそれぞれ当接されることを特徴とする請求1または2に記載の車載用ディスプレイ装置。
  4. 前記スライド負荷機構および前記チルト負荷機構の各々は、前記各平歯車に当接される当接部材と、前記各当接部材を前記各平歯車に対して摺動可能に押圧する押圧部材とを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車載用ディスプレイ装置。
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