JP4425713B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4425713B2
JP4425713B2 JP2004166712A JP2004166712A JP4425713B2 JP 4425713 B2 JP4425713 B2 JP 4425713B2 JP 2004166712 A JP2004166712 A JP 2004166712A JP 2004166712 A JP2004166712 A JP 2004166712A JP 4425713 B2 JP4425713 B2 JP 4425713B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
internal combustion
combustion engine
load
volume
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004166712A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005344642A (ja
Inventor
敏克 齋藤
雄治 岸本
敏 和知
有啓 浜田
倫和 牧野
浩治 永尾
弘道 津上
隆史 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2004166712A priority Critical patent/JP4425713B2/ja
Publication of JP2005344642A publication Critical patent/JP2005344642A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4425713B2 publication Critical patent/JP4425713B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)

Description

この発明は、内燃機関装置を制御する内燃機関の制御装置に関する。
従来においては、吸気集合管と、この吸気集合管に一端が接続され他端が各シリンダにそれぞれ接続された複数個の吸気管を備え、空気量を制御するバタフライ弁を回動することにより吸気管内の吸気通路面積を調整して各シリンダへの吸気量を電子的に制御する内燃機関の吸気装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記の内燃機関の吸気装置は、吸気集合管にバタフライ弁を設けた吸気装置と比較して、バタフライ弁を各吸気管にそれぞれ配置することで、バタフライ弁と各シリンダの吸気弁との間の吸気管(以下では「独立吸気管」という)内の容積が減少し、またその容積が独立吸気管毎に独立性を持つため、吸気行程終了後の独立吸気管内の圧力回復が早まる。そのため、ポンプ損失の低減効果が著しく、燃費効率が向上する。
特開平4−350324号公報
上記の内燃機関の吸気装置では、独立吸気管の容積が最適空間容積以下の場合、独立吸気管の容積不足のため、吸気行程開始時は最適空間容積と同様に略大気圧の状態からシリンダ内への吸気が行われるものの、ピストンの下動により吸気管側の負圧が大きくなるために、大気圧であるクランク側との間で、ピストンの下動を妨げる差圧が生じる結果、ポンプ損失が増大してしまう。
また、独立吸気管の容積が最適空間容積以上の場合でも、最適空間容積分だけの空気が独立吸気管内に供給されるため独立吸気管内の圧力が大気圧よりも初めから低下するため、吸気行程開始時から大気圧であるクランク側との間で、ピストンの下動を妨げる差圧が生じる結果、ポンプ損失が増大してしまう。
従って、ポンプ損失を低減するためには、独立吸気管の容積を最適空間容積で運転する必要性があるが、この最適空間容積は内燃機関の運転状態で変化するので、独立吸気管の容積が一定の内燃機関の吸気装置では、運転状況に応じてポンプ損失の低減効果が大きくなったり小さくなったりして、常に最適なポンプ損失低減効果を得ることが困難であり、特定の運転条件下でしか高いポンプ損失の低減効果が得られないという問題点がある。
一方、内燃機関の運転状態によっては、ポンプ損失低減効果による燃費向上よりも慣性過給および脈動効果による出力向上を優先するのが好ましい場合もある。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、内燃機関の運転状態が変化しても、ポンプ損失低減効果による燃費の向上と慣性過給および脈動効果による出力の向上とをバランス良く行える内燃機関の制御装置を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、内燃機関装置を制御する制御装置であって、前記内燃機関装置は、吸気集合管と、前記吸気集合管に一端が接続され他端が複数のシリンダそれぞれに接続された複数の吸気管と、前記複数の吸気管それぞれに設けられ、前記吸気集合管から前記吸気管を介し前記シリンダに設けられた吸気弁を通って前記シリンダ内に供給する空気量を制御する制御弁と、前記制御弁と前記吸気弁との間の空間容積を変更する容積変更手段とを備え、前記制御装置は、(a)前記内燃機関装置に関する負荷を検出する負荷検出手段と、(b)前記内燃機関装置に関する回転数を検出する回転数検出手段と、(c)前記負荷検出手段で検出される負荷と、前記回転数検出手段で検出される回転数とに基づき、前記容積変更手段を用いて前記空間容積を変更させる制御を行う制御手段とを備え、前記制御手段は、前記内燃機関装置の負荷の増加に従って前記空間容積を増加させることによりポンプ損失の低減を図る第1制御を行う第1制御手段と、前記回転数の増加に従って前記空間容積を減少させることにより慣性過給および脈動効果の向上を図る第2制御を行う第2制御手段と、前記内燃機関装置の運転状態に応じて、前記第1制御と前記第2制御とを切替える切替手段とを有する
請求項1の発明によれば、負荷検出手段で検出される負荷と回転数検出手段で検出される回転数とに基づき吸気管に係る制御弁と吸気弁との間の空間容積を変更させるため、内燃機関の運転状態が変化しても、ポンプ損失低減効果による燃費の向上と慣性過給および脈動効果による出力の向上とをバランス良く行える。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る内燃機関システム1Aの要部構成を示す図である。
内燃機関システム1Aは、例えば自動車に搭載されており、エンジン2と、エンジン2を制御する制御部4とを備えている。
エンジン2は、4気筒の内燃機関装置として働き、各シリンダ20に対応してスロットル弁21と燃料噴射弁22とエアフローセンサ23とがそれぞれ4つ設けられている。なお、図1では、4気筒のうちの1気筒分を表しているが、他の3気筒も同様の構成を有している。
また、エンジン2には、各シリンダ20に接続する吸気管部3と、シリンダ20の底部に取付けられたクランク角センサ24とが設けられている。
スロットル弁21は、バタフライ弁として構成されており、シリンダ20内に供給する空気量を制御する制御弁として機能する。
エアフローセンサ23は、スロットル弁21の上流に配設されており、通過する空気量を検出し、吸気量検出信号を出力する。
クランク角検出センサ24は、エンジン2の回転数を検出するための部位で、クランク角検出信号を出力する。このクランク角検出信号に基づくエンジン2の回転数と、エアフローセンサ23からの吸気量検出信号に基づく吸気量とからシリンダ20内の充填効率を算出して、エンジン2に関する負荷検出が行われる。
吸気管部3は、吸気集合管30と、吸気集合管30に一端が接続され他端が各シリンダ20にそれぞれ接続された4つの独立吸気管31とを備えている。
独立吸気管31は、スロットル弁21からシリンダ20の吸気弁20aまでの間に設けられた容積可変部32を備えている。
容積可変部32は、円筒形状のケース33と、このケース33の中心軸線に沿って延びた回動軸34と、回動軸34に固定され回動軸34を中心に回動自在となっている可動板35とを備えている。
この容積可変部32においては、制御部4から送信される制御信号に基づき、可動板35が回動軸34を中心に回動することにより、スロットル弁21と吸気弁20aとの間の独立吸気管31の容積Voを変更できる。そして、センサにより例えば可動板35の角度を検出して、容積Voの検出信号が制御部4に送信される。
制御部4は、例えばCPUおよびメモリを有しており、エンジン2を制御する制御装置として機能する。この制御部4は、後述する容積可変制御方式選択用マップなどのデータテーブルを記憶するマップ記憶部41を有している。
また、制御部4は、エアフローセンサ23からの吸気量検出信号や、クランク角センサ24からのクランク角検出信号、容積可変部32からの容積値信号、アクセルポジション(図示省略)からのアクセル位置検出信号を受信し、後で詳述する独立吸気管31の容積可変制御などのエンジン2の制御に利用する。
以下では、独立吸気管31の容積可変制御を説明する。
容積可変部32により独立吸気管31の容積Voが変化するが、この容積Voを各シリンダ20の充填効率の増減に応じて増減させることで、ポンプ損失(ポンピングロス)の低減による燃費向上が図れる。しかしながら、充填効率に応じて独立吸気管31の容積Voを変更すれば、ポンプ損失低減が図れるものの、エンジン2の中〜高回転域の高負荷時には慣性過給および脈動効果が悪化することとなる。したがって、独立吸気管31の容積Voは、ポンプ損失低減効果と慣性過給および脈動効果との両面から、最適な値を決定する必要がある。
そこで、内燃機関システム1Aでは、ポンプ損失低減効果と慣性過給および脈動効果とのバランスを取るために、ポンプ損失低減を重視して燃費の向上を図る容積可変制御方式(以下では「燃費重視制御方式」という)と、慣性過給および脈動効果を重視して出力向上を図る容積可変制御方式(以下では「出力重視制御方式」という)とを選択的に切り替えるための容積可変制御方式選択マップを作成して、制御部4のマップ記憶部41に格納する。このマップにより、簡易で確実に2つの制御方式の切替えが可能となる。
図2は、上記の容積可変制御方式選択用マップを示す図である。
容積可変制御方式選択用マップは、2次元マップであり、エンジン回転数およびシリンダの充填効率をパラメータ(入力値)とし、2つの容積可変制御方式を選択する選択値γを参照値(出力値)として構成されている。この選択値γは、「0」または「1」の2値データであり、γ=1では燃費重視制御方式が選択され、γ=0では出力重視制御方式が選択される。すなわち、γは燃費重視制御(第1制御)と出力重視制御(第2制御)との切替えに関する情報として働く。
この容積可変制御方式選択用マップは、図3に示すグラフに基づいて作成されるが、このグラフを簡単に説明する。
図3に示すグラフについては、横軸をエンジン回転数とし、縦軸を充填効率にとっている。このグラフでは、実機の試験データに基づいて求められ、燃費重視制御方式と出力重視制御方式との切替え基準の指標となる充填効率曲線BDが設定されており、充填効率曲線BDより下側の領域Bでは燃費重視制御方式を実施し、充填効率曲線BDより上側の領域Aでは出力重視制御方式を実施する。この充填効率曲線BDは、エンジン2の回転数に応じて変化、具体的には回転数の増加に従って充填効率(負荷)が減少する特性を有している。そして、この充填効率曲線BDより充填効率が大きい場合には、エンジン2の回転数に基づき独立吸気管31の容積が変更される。これにより、出力向上を図るために有効な独立吸気管31の容積に設定でき、出力向上を図る出力重視制御を適切に行える。
この充填効率曲線BDで分割される領域Aおよび領域Bに対応して、図2に示すγ=0の領域とγ=1の領域とが設定される。すなわち、充填効率(負荷)において低・中・高負荷域の3段階の負荷域に分けると、低〜中負荷域(低〜中の充填効率)ではエンジン2の負荷の増加に従って独立吸気管31の容積を増加させるためのγ=1に、高負荷域ではエンジン2の回転数の増加に従って独立吸気管31の容積を減少させるためのγ=0に設定されるとともに、エンジン2の回転数が高くなるにつれ、γ=0の領域が低負荷側に広くなる。このように領域A、Bを分けることにより、低負荷域および中負荷域で有効なポンプ損失低減効果による燃費の向上を図れるとともに、高負荷域での出力を確保できる。
以上のような容積可変制御方式選択用マップのγに応じて燃費重心制御方式または出力重視制御方式が実施されるが、これらの制御方式を実施する際には、それぞれポンプ損失低減を狙った燃費重視制御用マップと、慣性過給および脈動効果を狙った出力重視制御用マップとを参照し、独立吸気管31の容積目標値を求めて容積可変制御が行われることとなる。これらの2種類のマップは、容積可変制御方式選択用マップと同様に、制御部4のマップ記憶部41に格納されている。
上記の燃費重視制御用マップは、1次元マップであり、シリンダの充填効率をパラメータとし、独立吸気管31の容積値を参照値として構成されている。ポンプ損失の低減効果は、エンジン2の回転数に依存せず、シリンダ20の充填効率と独立吸気管31の容積とに応じて変化するため、燃費重視制御用マップでは、エンジン2での充填効率が増加(減少)すれば、独立吸気管31の容積値も増加(減少)するように設定されている。なお、燃料重視制御用マップにおける充填効率と容積値との関係は、実機試験データに基づき求められる。
出力重視制御用マップは、1次元マップであり、エンジン回転数をパラメータとし、独立吸気管31の容積値を参照値として構成されている。慣性過給および脈動効果は、充填効率に依存せず、エンジン2の回転数と独立吸気管31の容積とに応じて変化するため、燃費重視制御用マップでは、エンジン2の回転数が増加(減少)すれば、独立吸気管31の容積値も減少(増加)するように設定されている。なお、出力重視制御用マップにおけるエンジン回転数と容積値との関係は、実機試験データに基づき求められる。
次に、上記の独立吸気管31の容積可変制御の動作について説明する。
図4は、独立吸気管31の容積可変制御の動作を示すフローチャートである。この制御ロジックは、制御部4によって実行される。
まず、ステップS1では、クランク角センサ24から送信されるクランク角検出信号に基づきエンジン2の回転数を算出するとともに、エアフローセンサ23から送信される吸気量検出信号に基づき各シリンダ20の充填効率を算出する。
ステップS2では、ステップS1で算出したエンジン回転数と充填効率とをパラメータとして、図2に示す容積可変制御方式選択用マップを参照して、選択値γを求める。
ステップS3では、ステップS2で求めた選択値γが0であるかを判定する。ここで、γが0である場合には、ステップS4に進み、γが1である場合には、ステップS5に進む。
ステップS4では、エンジン回転数をパラメータに出力重視制御用マップを参照して独立吸気管31の容積目標値を求める。これにより、慣性過給および脈動効果を重視して出力の向上を図る出力重視制御方式が実施されることとなる。
ステップS5では、充填効率をパラメータに燃費重視制御用マップを参照して独立吸気管31の容積目標値を求める。これにより、ポンプ損失の低減効果を重視して燃費の向上を図る燃費重視制御方式が実施されることとなる。
ステップS6では、ステップS4またはステップS5で求められた独立吸気管31の容積目標値と、容積可変部32から送信される容積検出信号に基づく現在の容積値との偏差を算出する。
ステップS7では、ステップS6で算出された偏差に基づき、容積可変部32に制御信号を送信する。これにより、容積可変部32の可動板35の角度が変更されて、独立吸気管31の容積Voが変化することとなる。
以上の内燃機関システム1Aの動作により、エンジン2の運転状態に応じて制御方式を切り替える、具体的にはエンジンの低〜中負荷時には燃費向上のために最適なポンプ損失低減効果が得られるような独立吸気管の容積可変制御を行うとともに、高負荷時には出力向上のために最適な慣性過給および脈動効果が得られるような独立吸気管の容積可変制御を行うため、運転状態が変化しても燃費向上と出力向上とをバランス良く行える。すなわち、充填効率(負荷)とエンジン回転数とに基づき独立吸気管の容積を変更させる独立吸気管の容積可変制御を適切に切替えることで、燃費効率が優れ、かつ高出力を実現できる。
この内燃機関システム1Aの効果について、図5を参照し簡単に説明する。図5に示す曲線Ga、Gb、Gcは、それぞれ燃費重視制御のみ行う場合、独立吸気管の容積が一定である従来の制御を行う場合、および本実施の形態1の独立吸気管の容積可変制御を行う場合に対応する。
燃費重視制御のみ、すなわち充填効率だけに基づく独立吸気管の容積可変制御を行う場合、曲線Gaに示すようにエンジン回転数が低回転数の時には、従来の曲線Gbに対して充填効率が高く十分な出力が得られるが、エンジン回転数が中〜高回転数の時には、従来技術の曲線Gbに対して充填効率が低くなり、出力が低下してしまう。
そこで、本実施の形態1の内燃機関システム1Aでは、エンジン回転数に応じても独立吸気管の容積を変更させている。すなわち、上述したように燃費重視制御と出力重視制御とを適切なタイミングで切替えるハイブリッド制御により、曲線Gcに示すように、従来の曲線Gbに対してエンジンの低回転域はもちろん、中〜高回転域についても充填効率が大きくなり、燃費と出力とのバランスをとることが可能となる。
なお、内燃機関システム1Aでは、図2に示す容積可変制御方式選択用マップを作成する際に、γ=1の領域を広くすれば燃費性能を重視したシステムとなり、γ=0の領域を広くすれば加速性能を重視したシステムとなる。これにより、ユーザの要求に応じた車両に設定できる。また、γ=0とγ=1との領域の広さが異なる複数の容積可変制御方式選択用マップを保持し、これらのマップをスイッチ等で切替えれば、燃費と加速とのどちらをより重視するかを容易に選択できるようになる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る内燃機関システム1Bについては、図1に示す実施の形態1の内燃機関システム1Aと類似の構成を有しているが、制御部4のマップ記憶部41に記憶されるマップが異なっている。この内燃機関システム1Bのマップについて、以下で説明する。
図6は、内燃機関システム1Bで使用する容積可変制御方式選択用マップを示す図である。
容積可変制御方式選択用マップは、2次元マップであり、エンジン回転数およびシリンダの充填効率をパラメータ(入力値)とし、独立吸気管31の容積値を参照値(出力値)として構成されている。
この容積可変制御方式選択用マップは、実施の形態1の容積可変制御方式選択用マップ(図2)のγ=1の領域に実施の形態1で使用する燃費重視制御用マップの参照値を、γ=0の領域に実施の形態1で使用する出力重視制御用マップの参照値を設定することで作成されている。
すなわち、図6に示す容積可変制御方式選択用マップでは、図3に示す領域Aおよび領域Bに相当する燃費重視制御方式の選択領域と出力重視制御方式の選択領域とに分けられるとともに、各選択領域には参照値として独立吸気管31の容積値が設定されている。
そして、ポンプ損失低減を図る燃費重視制御時の容積値が記述される下側領域(図3の領域Bに相当)については、充填効率が同値ならば、エンジン回転数に拘わらず容積値が同値であり、また充填効率が大きくなれば、独立吸気管31の容積値も大きくなるように設定されている。
一方、慣性過給および脈動効果を図る出力重視制御時の容積値が記述される上側領域(図3の領域Aに相当)については、エンジン回転数が同値ならば、充填効率に拘わらず容積値が同値であり、エンジン回転数が大きくなれば、独立吸気管31の容積値が小さくなるように設定されている。
図7は、独立吸気管31の容積可変制御の動作を示すフローチャートである。この制御ロジックは、制御部4によって実行される。
まず、ステップS11では、図4のフローチャートに示すステップS1と同様に、クランク角センサ24から送信されるクランク角検出信号に基づきエンジン2の回転数を算出するとともに、エアフローセンサから送信される吸気量検出信号に基づき各シリンダ20の充填効率を算出する。
ステップS12では、ステップS11で算出したエンジン回転数と充填効率とをパラメータとして、図6に示す容積可変制御方式選択用マップを参照して、独立吸気管31の容積目標値を求める。この場合、実施の形態1の内燃機関システム1Aのように、容積値が記述される燃費重視制御用マップや出力重視制御用マップを参照しなくとも、容積可変制御方式選択用マップに直接記述している独立吸気管31の容積値を参照すれば、容積目標値が決定できる。
ステップS13およびステップS14では、図4のフローチャートに示すステップS1と同様の動作を行う。
以上の内燃機関システム1Bの動作により、実施の形態1の内燃機関システム1Aと同様の効果を奏する。さらに、容積可変制方式選択用マップのみを参照すれば独立吸気管31の容積値が求まるため、簡単に適切な容積値を得られるとともに、容積可変制御方式を選択する工程など(図4のステップS3〜S5)を省略でき、処理動作を単純化できる。また、独立吸気管31の容積値を求めるためのマップは、図6に示す容積可変制御方式選択用マップのみとなるため、実施の形態1と比べてマップを記憶するために必要なメモリの容量が少なくて良い。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3に係る内燃機関システム1Cについては、図1に示す実施の形態1〜2の内燃機関システム1A〜Bと類似の構成を有しているが、制御部4のマップ記憶部41に記憶されるマップが異なっている。この内燃機関システム1Cのマップについて、以下で説明する。
図8は、内燃機関システム1Cで使用する容積可変制御方式選択用マップを示す図である。
容積可変制御方式選択用マップは、2次元マップであり、図6に示す実施の形態2のマップと同様に、エンジン回転数およびシリンダの充填効率をパラメータとし、独立吸気管31の容積値を参照値として構成されている。ただし、この容積可変制御方式選択用マップは、2つつの領域に分割されている図6のマップに比べて、3つの領域に分かれている点が異なっている。
図6に示すマップにおいて、シリンダ20の充填効率に応じて独立吸気管31の容積を変化させる燃費重視制御を行う領域と、エンジン2の回転数に応じて独立吸気管31の容積を変化させる出力重視制御を行う領域とでは、これらの境界付近、つまり図3に示す充填効率曲線BDの直上・直下の充填効率において独立吸気管31の容積値に差が生じており、この差はエンジン回転数が高くなるほど大きくなる。
このため、図3に示す領域Aから領域Bへの移行、または領域Bから領域Aへの移行を行う場合、つまり領域A、Bの境界線である充填効率曲線BDを跨いで燃費重視制御方式と出力重視制御方式とを切替える場合には、瞬間的に独立吸気管31の容積値が不連続に増減する。この容積値を目標値として独立吸気管31の容積可変制御を行うと、シリンダ20に吸引される吸気量が急変し燃料噴射制御の精度悪化やドラビリの悪化などの可能性がある。
そこで、図3に示す領域Aと領域Bとを分割する充填効率曲線BDの近傍において、図9に示すような緩衝領域(切替制御領域)Cを新たに設けて、この領域Cで出力重視制御(領域A)と燃費重視制御(領域B)との中間的な制御(以下では「中間制御」ともいう)を行うこととする。
この領域Cは、燃費重視制御と出力重視制御との切替えの際に独立吸気管31の容積を連続的に変更するために充填効率(負荷)とエンジン回転数とによって定められる領域である。そして、領域Cは、エンジン回転数の増加に従って充填効率の範囲が拡大するように設定されている。これにより、燃費重視制御と出力重視制御との独立吸気管の容積差が大きくなる高回転数において、独立吸気管31の容積をスムーズに変更できる。
そして、この図9に示す領域A〜Cに相当する領域を、図8に示す容積可変制御方式選択用マップに設けて、各領域には出力重視制御時の容積値、燃費重視制御時の容積値、および中間制御時の容積値を記述する。ここで、中間制御時の容積値については、燃費重視制御方式と出力重視制御方式との切替えをスムーズにするために、これらの制御方式切替え時の容積変化を緩和するような値、つまり連続的に変化する容積値が設定される。
内燃機関システム1Cにおける独立吸気管31の容積可変制御の動作については、図7に示す実施の形態2のフローチャートと同様の動作を行う。ただし、図7のフローチャートに示すステップS12では、図8に示す容積可変制御方式選択用マップを参照して独立吸気管31の容積目標値を求めることとなる。
以上の内燃機関システム1Cの動作により、容積可変制御方式を切替える際の独立吸気管の容積変化においてシリンダの充填効率とエンジン回転数とに応じて目標値まで連続的に独立吸気管容積を変更するため、各シリンダに供給される吸気量の急変を抑制してスムーズな容積変化を実現でき、燃料噴射制御の精度悪化、ドラビリの悪化などを回避することができる。
なお、内燃機関システム1Cで使用する容積可変制御方式選択用マップについては、図9に示すA〜Cの領域分けに対応したものに限らず、図9の領域Cに対して領域B側を縮小して領域A側を拡大させた燃費向上重視の領域分けに対応したマップでも良い。また、図9の領域Cに対して領域A側を縮小して領域B側を拡大させた出力向上重視の領域分けに対応したマップであっても良い。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4に係る内燃機関システム1Dについては、図1に示す実施の形態1の内燃機関システム1Aと同様の構成を有しているが、制御部4で行う容積可変制御が異なっている。この内燃機関システム1Dの制御方法について、以下で説明する。
内燃機関システム1Dにおいては、実施の形態1の内燃機関システム1Aで行う容積可変制御方式選択用マップ(図2)に従った独立吸気管31の容積可変制御(以下では「切替制御」という)をベースにして、所定時間当たり(単位時間当たり)のアクセル踏み込み量が大きい場合には、燃費重視または出力重視のいずれの制御方式が選択されているかに拘わらず、慣性過給および脈動効果による出力重視制御(以下では「急加速制御」という)を行うこととする。この急加速制御が行われることより、運転者が急加速や高トルクを必要とする場合に対処して、速やかな出力上昇が図れる。そして、急加速制御に切替えられた後は、単位時間当たりのアクセル戻し量が大きい場合に、容積可変制御方式選択用マップに従う切替制御に復帰する。
以下では、具体的に内燃機関システム1Dの制御方法を説明する。
図10および図11は、内燃機関システム1Dの容積可変制御を説明するための図である。図10は、図3に対応しており、横軸がエンジン回転数を示し、縦軸がシリンダの充填効率を示している。また、図11において、横軸は時間を示し、図11(a)〜(c)の縦軸はそれぞれアクセル位置、充填効率および制御方式の選択を示している。そして、図10および図11の符号ε1〜7は、エンジン2の運転履歴εにおける各時点(ε1→ε2→・・・→ε7)を表している。
運転時点ε1では、運転状態が図10に示す領域Bに属しており、ポンプ損失低減効果による燃費重視制御方式が選択されている(図11(c)参照)。
次に、運転時点ε1からε2に移行しても、運転状態は図10に示す領域Bに属している。このような場合、実施の形態1では引き続き燃費重視制御が行われることとなるが、図11(a)に示すように単位時間当たりのアクセル踏み込み量Daが大きい(後述の閾値αを超える)ので、内燃機関システム1Dでは、急加速制御を行うため図11(c)に示すように出力重視制御方式に切替えられる。
そして、運転時点ε3に移行した際には、運転状態が図10に示すように充填効率曲線BDを跨いで領域Aに入るが、既に運転時点ε2で急加速制御に切替えられているため、出力重視制御を継続する(図11(c)参照)。
その後、運転時点ε4を経て運転時点ε5に移行した際には、図11(a)に示すように単位時間当たりのアクセル戻し量Dbが大きい(後述の閾値βを超える)ため、図2の容積可変制御方式選択用マップに従う切替制御に復帰する。ただし、この運転時点ε5では、運転状態が図10に示す領域Aに属しているため、図11(c)に示すように出力重視制御を継続する。
運転時点ε6に移行した際には、運転状態が図10に示すように充填効率曲線BDを跨いで領域Bに入るが、この時には急加速制御が行われていないため、図10の領域Bで実施する燃費重視制御に切替えられる(図11(c)参照)。さらに時間が経過した運転時点ε7においても運転状態が図10に示す領域Bに属しているため、図11(c)のように燃費重視制御を継続する。
以上のような容積可変制御を行う内燃機関システム1Dの動作について説明する。
図12は、独立吸気管31の容積可変制御の動作を示すフローチャートである。この制御ロジックは、制御部4によって実行される。なお、本動作では、急加速フラグF(初期値は0)により、急加速制御への切替えの有無を判断する。
まず、ステップS21では、図4のフローチャートに示すステップS1と同様に、クランク角センサ24から送信されるクランク角検出信号に基づきエンジン2の回転数を算出するとともに、エアフローセンサから送信される吸気量検出信号に基づき各シリンダ20の充填効率を算出する。
ステップS22では、ステップS21で算出したエンジン回転数と充填効率とをパラメータとして、図2に示す容積可変制御方式選択用マップを参照して、選択値γを求める。
ステップS23では、アクセル位置検出信号(図1参照)に基づき、運転者が踏み込むアクセル位置を算出する。このアクセル位置の時間変化から、単位時間当たりのアクセル踏み込み量およびアクセル戻し量が求められる。なお、アクセル踏み込み量とはアクセルが踏み込み方向に移動する量であり、アクセル戻し量とはアクセルが戻し方向(上記の踏み込み方向と逆方向)に移動する量である。
ステップS24では、ステップS23で求められた単位時間当たりのアクセル踏み込み量が閾値(所定値)αより大きいという条件を満たすかを判定する。ここで、閾値αより大きい場合には、ステップS25に進み、閾値α以下の場合には、ステップS26に進む。
ステップS25では、急加速フラグFに1を代入する。これにより、切替制御がオフ(不能化)されて、急加速制御がオン(能動化)される。
ステップS26では、ステップS23で求められた単位時間当たりのアクセル戻し量が閾値(特定値)βより小さいかを判定する。ここで、閾値βより小さい場合には、ステップS27に進む。一方、単位時間当たりのアクセル戻し量が閾値β以上であるという条件を満たす場合には、ステップS28に進む。
ステップS27では、急加速フラグFが1であるかを判定する。ここで、急加速フラグFが1である場合には、ステップS30に進み、急加速フラグFが1でない場合には、ステップS29に進む。
ステップS28では、急加速フラグFに0を代入する。これにより、急加速フラグF=1によって急加速制御が行われている際に、急加速制御がオフ(不能化)されて、切替制御がオン(能動化)される。
ステップS29では、ステップS22で求めた選択値γが0であるかを判定する。ここで、γが0である場合には、ステップS30に進み、γが1である場合には、ステップS31に進む。
ステップS30では、実施の形態1と同様にエンジン回転数をパラメータに出力重視制御用マップを参照して独立吸気管31の容積目標値を求める。これにより、慣性過給および脈動効果を重視して出力の向上を図る出力重視制御方式が実施される。
ステップS31では、実施の形態1と同様に充填効率をパラメータとして燃費重視制御用マップを参照して独立吸気管31の容積目標値を求める。これにより、ポンプ損失の低減効果を重視して燃費の向上を図る燃費重視制御方式が実施される。
ステップS32では、ステップS30またはステップS31で求められた独立吸気管31の容積目標値と、容積可変部32から送信される容積検出信号に基づく現在の容積値との偏差を算出する。
ステップS33では、ステップS32で算出された偏差に基づき、容積可変部32に制御信号を送信する。これにより、容積可変部32の可動板35の角度が変更されて、容積Voが変化することとなる。
以上の内燃機関システム1Dの動作により、充填効率とエンジン回転数とに基づき容積可変制御方式選択用マップを参照して制御方式を切替えるだけでなく、単位時間当りのアクセル踏み込み量が大きくなる場合には強制的に出力重視制御方式(急加速制御)に切替えるため、適切なタイミングで急加速などの過渡応答時に速やかな出力向上を行える。また、急加速制御に設定される際に単位時間当たりのアクセル戻し量が大きくなる場合には、容積可変制御方式選択用マップを参照する切替制御に切替えるため、適切なタイミングで切替制御に復帰でき、燃費向上と出力向上とをバランス良く行える。
なお、内燃機関システム1Dのようにアクセル踏み込み量に応じて出力重視制御に切替える場合には、速やかな出力向上が要求される過渡時であるため、実施の形態3のような容積可変制御方式切替え時に独立吸気管の容積を緩やかに変化させる制御は行わないこととする。
変形例.
・上記の各実施の形態については、エアフローセンサの出力に基づき負荷検出を行うのは必須でなく、スロットル弁の開度とエンジン回転数、軸トルク等によって負荷検出を行っても良い。
・上記の各実施の形態においては、容積可変部のケースは、円筒形状に限らず、球状などの形状であっても良い。
本発明の実施の形態1に係る内燃機関システム1Aの要部構成を示す図である。 容積可変制御方式選択用マップを示す図である。 容積可変制御方式選択用マップを説明するための図である。 独立吸気管31の容積可変制御の動作を示すフローチャートである。 内燃機関システム1Aの効果を説明するための図である。 本発明の実施の形態2に係る内燃機関システム1Bで使用する容積可変制御方式選択用マップを示す図である。 独立吸気管31の容積可変制御の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る内燃機関システム1Cで使用する容積可変制御方式選択用マップを示す図である。 容積可変制御方式選択用マップを説明するための図である。 本発明の実施の形態4に係る内燃機関システム1Dの容積可変制御を説明するための図である。 内燃機関システム1Dの容積可変制御を説明するための図である。 独立吸気管31の容積可変制御の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1A〜1D 内燃機関システム、2 エンジン、4 制御部、23 エアフローセンサ、24 クランク角検出センサ、31 独立吸気管、32 容積可変部、41 マップ記憶部。

Claims (14)

  1. 内燃機関装置を制御する制御装置であって、
    前記内燃機関装置は、
    吸気集合管と、
    前記吸気集合管に一端が接続され他端が複数のシリンダそれぞれに接続された複数の吸気管と、
    前記複数の吸気管それぞれに設けられ、前記吸気集合管から前記吸気管を介し前記シリンダに設けられた吸気弁を通って前記シリンダ内に供給する空気量を制御する制御弁と、
    前記制御弁と前記吸気弁との間の空間容積を変更する容積変更手段と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    (a)前記内燃機関装置に関する負荷を検出する負荷検出手段と、
    (b)前記内燃機関装置に関する回転数を検出する回転数検出手段と、
    (c)前記負荷検出手段で検出される負荷と、前記回転数検出手段で検出される回転数とに基づき、前記容積変更手段を用いて前記空間容積を変更させる制御を行う制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記内燃機関装置の負荷の増加に従って前記空間容積を増加させることによりポンプ損失の低減を図る第1制御を行う第1制御手段と、
    前記回転数の増加に従って前記空間容積を減少させることにより慣性過給および脈動効果の向上を図る第2制御を行う第2制御手段と、
    前記内燃機関装置の運転状態に応じて、前記第1制御と前記第2制御とを切替える切替手段と、
    を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関の制御装置において、
    前記負荷と前記回転数との入力に対して、前記第1制御と前記第2制御との切替えに関する情報を出力する第1のデータテーブルを記憶する手段、
    をさらに備え、
    前記切替手段は、
    前記第1のデータテーブルに基づき、前記第1制御と前記第2制御とを切替える手段、
    を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の内燃機関の制御装置において、
    前記負荷と前記回転数との入力に対して、前記空間容積を出力する第2のデータテーブルを記憶する手段、
    をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記第2のデータテーブルに基づき、前記容積変更手段を用いて前記空間容積を変更させる制御を行う手段、
    を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の内燃機関の制御装置において、
    前記内燃機関装置の負荷は、低負荷域と中負荷域と高負荷域との3段階の負荷域に分けられ、
    前記制御手段は、
    前記低負荷域および前記中負荷域では、前記第1制御を行う手段、
    を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の内燃機関の制御装置において、
    前記内燃機関装置の負荷は、低負荷域と中負荷域と高負荷域との3段階の負荷域に分けられ、
    前記制御手段は、
    前記高負荷域では、前記第2制御を行う手段、
    を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の内燃機関の制御装置において、
    前記制御手段は、
    前記負荷が所定の負荷より大きい場合には、前記容積変更手段を用いて前記回転数に基づき前記空間容積を変更させる制御を行う手段、
    を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  7. 請求項6に記載の内燃機関の制御装置において、
    前記所定の負荷は、前記回転数に応じて変化する所定の特性を有しており、
    前記所定の特性は、前記回転数の増加に従って前記負荷が減少する特性であることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の内燃機関の制御装置において、
    前記切替手段は、
    前記第1制御と前記第2制御との切替えの際には、前記空間容積を連続的に変更させる切替制御手段、
    を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  9. 請求項8に記載の内燃機関の制御装置において、
    前記切替制御手段は、
    前記第1制御と前記第2制御との切替えの際には、前記負荷と前記回転数とに応じて前記空間容積を連続的に変更させる連続変更手段、
    を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  10. 請求項9に記載の内燃機関の制御装置において、
    前記連続変更手段では、
    前記第1制御と前記第2制御との切替えの際に前記空間容積を連続的に変更させるために、前記負荷を縦軸に前記回転数を横軸として前記回転数に応じた前記負荷の領域幅が定められる切替制御領域が設定され、
    前記切替制御領域は、前記回転数の増加に従って前記負荷の領域幅が大きくなることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の内燃機関の制御装置において、
    前記制御手段は、
    第1の条件を満たす場合には、前記切替手段により前記第1制御または前記第2制御のいずれが選択されているかに拘わらず、前記第2制御に設定する設定制御手段、
    を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  12. 請求項11に記載の内燃機関の制御装置において、
    アクセルの踏み込み量を検出する踏み込み量検出手段、
    をさらに備え、
    前記第1の条件は、単位時間当たりのアクセル踏み込み量が所定値より大きくなる条件であることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  13. 請求項11または請求項12に記載の内燃機関の制御装置において、
    前記制御手段は、
    前記設定制御手段による前記第2制御が行われている際に、第2の条件を満たす場合には、前記切替手段による前記第1制御と前記第2制御との切替制御に復帰する手段、
    をさらに備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  14. 請求項13に記載の内燃機関の制御装置において、
    アクセルの戻し量を検出する戻し量検出手段、
    をさらに備え、
    前記第2の条件は、単位時間当たりのアクセル戻し量が特定値より大きくなる条件であることを特徴とする内燃機関の制御装置。
JP2004166712A 2004-06-04 2004-06-04 内燃機関の制御装置 Expired - Fee Related JP4425713B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004166712A JP4425713B2 (ja) 2004-06-04 2004-06-04 内燃機関の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004166712A JP4425713B2 (ja) 2004-06-04 2004-06-04 内燃機関の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005344642A JP2005344642A (ja) 2005-12-15
JP4425713B2 true JP4425713B2 (ja) 2010-03-03

Family

ID=35497245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004166712A Expired - Fee Related JP4425713B2 (ja) 2004-06-04 2004-06-04 内燃機関の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4425713B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5382541B2 (ja) * 2010-05-20 2014-01-08 株式会社デンソー レゾネータ
JP6115580B2 (ja) 2015-02-20 2017-04-19 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005344642A (ja) 2005-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2801847C (en) Control device for automatic transmission
JP4818337B2 (ja) 車両の制御装置
JP6287802B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2009215890A (ja) 車両用内燃機関の吸気制御装置
JP4449429B2 (ja) 内燃機関の吸気弁駆動制御装置
JP5979180B2 (ja) 車両制御装置
JP4425713B2 (ja) 内燃機関の制御装置
US7533645B2 (en) Variable length intake control devices and methods for a straddle type vehicle
JP2005188384A (ja) 電子制御式スロットル弁の制御装置
JP6090477B2 (ja) 車両用内燃機関の制御装置および制御方法
JPH0585229A (ja) パワートレーンの総合制御装置
JP4412047B2 (ja) 内燃機関の吸気制御装置
JP6447410B2 (ja) 可変圧縮比機構を備えた内燃機関の制御方法及び制御装置
CN110691900B (zh) 一种方法和使用这种方法的车辆系统
JP2014163317A (ja) 車両駆動システムの制御装置
JP2006144724A (ja) 内燃機関の吸気制御装置
CN109689418B (zh) 显示装置
JP4466342B2 (ja) 内燃機関の吸気制御装置
WO2011108444A1 (ja) 作業車両のエンジン制御装置及びエンジン制御方法
JP2005090328A (ja) 内燃機関の吸気弁駆動制御装置
JP4534705B2 (ja) 内燃機関の吸気制御装置
JP4246601B2 (ja) 車両の自動変速機の制御装置
JP4506449B2 (ja) 内燃機関の吸気制御装置
JP2005171793A (ja) 内燃機関の制御装置
CN104411954A (zh) 车辆综合控制装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061211

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090707

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090904

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131218

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees