JP4423522B2 - ハンズフリーヘッドセット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はハンズフリーヘッドセットに関し、例えば携帯電話機と無線接続された音声通話用のハンズフリーヘッドセットに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機を使用しているユーザが、例えば自動車を運転中に当該携帯電話機を保持することなく通話を行うために開発されたものとしてハンズフリーヘッドセットと呼ばれるものがある。
【0003】
このハンズフリーヘッドセットは、頭部に装着された状態でユーザの耳部分にイヤーホンのスピーカが配置されると共に、口元にマイクロフォンが配置されるようになされており、当該ハンズフリーヘッドセットと直接無線接続された携帯電話機を介して当該携帯電話機を保持することなく、他の携帯電話機等と音声通話を行い得るようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところでかかる構成のハンズフリーヘッドセットにおいては、当該ハンズフリーヘッドセットに直接無線接続された携帯電話機と、基地局とが呼を確立していない状態すなわち待ち受け状態のとき、音声通話が行われているわけでもないので、携帯電話機とハンズフリーヘッドセットとが正常に無線接続されているか否かをユーザに対して認識させることが困難であるという問題があった。
【0005】
またハンズフリーヘッドセットにおいては、携帯電話機と直接無線接続されているので当該携帯電話機を鞄やポケット等に入れた状態で使用されることが多い。このためユーザは、携帯電話機のバッテリー残量や着呼内容(音声通話、ショートメッセージ又はデータ通信のいずれであるか)を確認する際、携帯電話機を鞄やポケット等から一々取り出して視認しなければならず、煩雑な操作を要するという問題があった。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、一段と使い勝手の優れたハンズフリーヘッドセットを提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、携帯電話機から所定の信号を受信する近距離無線通信手段と、近距離無線通信手段を介して、携帯電話機から所定間隔毎に送信されているポーリング信号を受信したとき、当該携帯電話機と無線接続状態にあることを検出する無線接続状態検出手段と、無線接続状態検出手段によって無線接続状態にあることを検出し、携帯電話機が通話中であることを認識したとき、携帯電話機から近距離無線通信手段を介して受信した電池残量警告信号に基づいて当該携帯電話機の電池残量が規定量以下であるか否かを判定する携帯側電池残量判定手段と、自身のバッテリの電池残量が規定量以下であるか否かを判定する自身電池残量判定手段と、携帯側電池残量判定手段により当該携帯電話機の電池残量が規定量以下であることを判定したとき所定の携帯側警告音を出力し、又は自身電池残量判定手段によりバッテリの電池残量が規定量以下であることを判定したとき所定の自身側警告音を出力する警告音出力手段とを設けるようにする。
【0008】
これにより、携帯電話機と無線接続状態にあって、かつ携帯電話機が通話中であるときに、携帯電話機の電池残量又は自身のバッテリの電池残量が規定量以下であることを検出すると、携帯側警告音又は自身側警告音を出力することにより、通話中に電池切れが生じる可能性があることを予め通知することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0010】
(1)ディジタル携帯電話システムの全体構成
図1において、1は全体としてセルラー方式のディジタル携帯電話システムを示し、公衆回線網2に接続された基地局3及び4を介して携帯電話機5及び6が互いに無線通信し得るようになされている。
【0011】
実際上、携帯電話機5から携帯電話機6へ発呼する場合、携帯電話機5はユーザによって入力された相手の電話番号を基にダイヤル発信することにより基地局3と無線接続する。基地局3は、公衆回線網2を介して基地局4と接続し、当該基地局4を介して携帯電話機6と無線接続することにより、携帯電話機5と携帯電話機6との呼を確立させ、携帯電話機5及び6間で音声通話、ショートメッセージの送受信あるいはパケットデータによるデータ通信等を実行し得るようになされている。
【0012】
因みに公衆回線網2に接続されている有線電話機についても、基地局3又は4を介して携帯電話機5又は6と無線接続することにより、有線電話機と携帯電話機5又は6との呼を確立するようになされている。
【0013】
なお携帯電話機5は、無線通信規格である Bluetooth(ブルートゥース:商標)に準拠した無線通信方式によってハンズフリーヘッドセット7と無線接続し得るようになされており、これによりユーザがハンズフリーヘッドセット7を介して携帯電話機6や有線電話機との間で無線通信し得るようになされている。
【0014】
ここでハンズフリーヘッドセット7は、ユーザの頭部に装着された状態で耳部分にスピーカ7A及び7Bが配置されると共に、口元部分にマイクロフォン7Cが配置されるようになされており、ユーザが携帯電話機5を保持することなく音声通話を行い得るようになされている。
【0015】
因みに Bluetoothは、標準化団体である Bluetooth SIG(Special Interest Group)によって標準化された近距離無線データ通信規格であり、2.4[GHz]帯のISM(Industrial Scientific Medical )バンドに帯域幅1[MHz] のチャネルを79個設定し、1秒間に1600回チャネルを切り換える周波数ホッピング方式のスペクトラム拡散通信方式を用い、データ伝送速度1[Mbit/秒] (実効 721[kbit/秒] )で約10[m] 程度の距離を無線でデータ通信し得るようになされたものである。
【0016】
実際上、携帯電話機5は、例えば携帯電話機6から着呼があった場合、着信通知をハンズフリーヘッドセット7を介してユーザに送信するようになされており、これによりユーザはハンズフリーヘッドセット7を介して他の携帯電話機6と通話を開始する。
【0017】
また携帯電話機5は、ハンズフリーヘッドセット7のマイクロフォン7Cを介してユーザから音声で入力された相手先名又は相手先電話番号を音声認識手段によって認識することにより自動的に発呼処理を行うようになされている。これによりユーザは、携帯電話機5を直接操作することなくハンズフリーヘッドセット7を介して発呼処理を制御し得るようになされている。
【0018】
(2)携帯電話機及びハンズフリーヘッドセットの回路構成
次に、携帯電話機5及びハンズフリーヘッドセット7の回路構成について具体的に説明する。まず図2に示すように携帯電話機5は、受信時、アンテナ11で受信した基地局3からの受信信号S1をセレクタ12を介して受信RF(Radio Frequency) 部13に入力する。
【0019】
受信RF部13は、受信信号S1に対して帯域制限及びゲインコントロールを行うことにより適正な信号レベルの受信信号S2を生成し、これをミキサー14に送出する。
【0020】
ミキサー14は、受信RF部13から供給された受信信号S2と、局部発信回路15から供給される所定周波数の局部発信信号S15とを乗算することにより、所定周波数の受信信号S3に周波数変換し、これを受信インターフェース部16に送出する。
【0021】
受信インターフェース部16は、受信信号S3をアナログ/ディジタル変換することによりディジタルの受信データD4を生成し、これを復調部17に送出する。
【0022】
復調部17は、受信データD4に対して復調処理を施すと共に、デインターリーブ処理及びエラー訂正処理等を行うことによりフェージングの影響を除去した後、その結果得られるデータの種類判別を行い、復調結果の種類が音声データD5であった場合には当該音声データD5を音声復号部18に送出し、復調結果の種類が通信データD6であった場合には、当該通信データD6を通信データ復号部21に送出する。
【0023】
音声復号部18は、音声データD5を伸長し復号処理した後、ディジタルアナログ変換することによりアナログの音声信号S6を復元し、これをアンプ19を介して所定レベルに増幅した後、スピーカ5Aを介して出力する。
【0024】
通信データ復号部21は、通信データD6を復号処理することにより最終的な元の通信データD7を復元し、これをデータバス29、CPUバス30及びI(In)/O(Out) コントローラ31からデータインターフェース34を介して例えばコンピュータ等の外部装置(図示せず)へ出力するか、もしくはI/Oコントローラ31から表示部32を介して通信データD7に基づくショートメッセージを表示する。
【0025】
これに対して携帯電話機5は、送信時、マイクロフォン5B(図1)を介して集音した音声信号S7をアンプ22によって所定の信号レベルに増幅することにより音声信号S8を生成し、これを音声符号化部23へ送出する。
【0026】
音声符号化部23は、音声信号S8を所定のサンプリング周波数で符号化した後に圧縮し、所定ブロック毎に区分けすることによりディジタルの音声データD9を生成し、これを変調回路24へ送出する。
【0027】
因みに音声符号化部23は、音声データD9を音声復号部18にも送出するようになされており、相手の音声だけではなくユーザ自身の音声についてもスピーカ5Aを介して出力するようになされている。
【0028】
ところで通信データ符号化部28は、外部装置(図示せず)からデータインターフェース34、I/Oコントローラ31、CPUバス30を介して通信データD8が入力されると、これを圧縮符号化することにより符号化通信データD10を生成し、これを変調回路24に送出する。
【0029】
変調回路24は、音声データD9又は符号化通信データD10に対してインターリーブ処理及び変調処理を施すことにより送信データD11を生成し、これを送信インターフェース部25へ送出する。送信インターフェース部25は、送信データD11をディジタル/アナログ変換することによりアナログの送信信号S12を生成し、これをミキサ26に送出する。
【0030】
ミキサ26は、送信インターフェース部25から供給された送信信号S12と、局部発信回路15から供給される所定周波数の局部発信信号S15とを乗算することにより、所定周波数の送信信号S13に周波数変換し、これを送信RF部27に送出する。
【0031】
送信RF部27は、送信信号S13を電力増幅することにより所定の送信電力でなる送信信号S14を生成し、これをセレクタ12を介してアンテナ11から電波として放射するようになされている。
【0032】
一方、CPUバス30に接続されたCPU(Central Processing Unit )37は、ROM(Read Only Memory)40に予め記憶された各種プログラムに基づく所定の処理をRAM(Random Access Memory)39をワークエリアとして用いることにより実行し、その処理結果をI/Oコントローラ31を介して表示部32に表示するようになされている。
【0033】
またCPU37は、操作キー33の入力操作に応じた命令をI/Oコントローラ31を介して受けると、命令に従って例えば発呼処理や終話処理、着信履歴表示処理等の種々の処理を行うと共に、その処理結果を表示部32に表示するようになされている。
【0034】
さらにCPU37は、操作キー33の入力操作に応じた各種設定条件を書換可能なEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory )38に格納するようになされており、電源がオフ状態になったときでも各種設定条件を記憶しておき、再度電源がオン状態になったときに同一の設定条件に設定し得るようになされている。
【0035】
さらにCPU37は、RTC(Real Time Clock )回路36から供給されるシステムクロックCLK1に基づいて年月日及び時刻を計時し、その計時結果をI/Oコントローラ31を介して表示部32に表示したり、通信データのタイムスタンプやアラームのために用いるようになされている。
【0036】
ところで携帯電話機5は、ハンズフリーヘッドセット7を介して携帯電話機6との間で音声通話を行うために、アンテナ11で受信した後に復調部17で復調処理した相手の携帯電話機6からの音声データD5をコーデック41に送出する。
【0037】
コーデック41は、復調部17、音声復号部18、通信データ復号部21、音声符号化部23及び変調部24で構成される部分と同様な機能を有しており、CPU37の制御の基に再度音声データD5を変調処理し、その結果得られる送信データD15を送受信部42に送出する。
【0038】
送受信部42は、受信RF部13、ミキサ14、受信インターフェース部16、局部発信回路15、送信インターフェース部17、ミキサ26及び送信RF部27で構成される部分と同様な機能を有しており、送信データD15をディジタル/アナログ変換し、周波数変換した後に所定の送信電力の送信信号S16を生成し、これを近距離無線通信規格として定められている Bluetoothに準拠した無線通信方式の電波としてアンテナ43からハンズフリーヘッドセット7へ放射するようになされている。
【0039】
なお携帯電話機5のCPU37は、ハンズフリーヘッドセット7を介して他の携帯電話機6との間で音声通話を行うために、ハンズフリーヘッドセット7の電源がユーザによって投入されると、まず最初にアンテナ43を介してハンズフリーヘッドセット7との間でポーリング信号の交換を行った後、携帯電話機5からハンズフリーヘッドセット7へ送信信号S16を直接送信するようになされている。
【0040】
図3に示すようにハンズフリーヘッドセット7は、携帯電話機5のアンテナ43から送信された送信信号S16をアンテナ51で受信信号S17として受信し、これをセレクタ52を介して受信RF部53に入力する。
【0041】
受信RF部53は、受信信号S17に対して帯域制限及びゲインコントロールを行うことにより適正な信号レベルの受信信号S18を生成し、これをミキサー54に送出する。
【0042】
ミキサー54は、受信RF部53から供給された受信信号S18と、局部発信回路55から供給される所定周波数の局部発信信号S55とを乗算することにより、所定周波数の受信信号S19に周波数変換し、これを受信インターフェース部56に送出する。
【0043】
受信インターフェース部56は、受信信号S19をアナログ/ディジタル変換することによりディジタルの受信データD20を生成し、これを復調部57に送出する。
【0044】
復調部57は、受信データD20に対して復調処理を施すと共に、デインターリーブ処理及びエラー訂正処理等を行うことによりフェージングの影響を除去した後、その結果得られるデータの種類判別を行い、復調結果の種類が音声データD21であった場合には当該音声データD21を音声復号部58に送出し、復調結果の種類が通信データD22であった場合には、当該通信データD22を通信データ復号部60に送出する。
【0045】
音声復号部58は、音声データD21を伸長し復号処理した後、ディジタルアナログ変換することによりアナログの音声信号S23を復元し、これをアンプ59を介して所定の信号レベルに増幅した後、スピーカ7A及び7Bを介して出力する。かくしてユーザは、ハンズフリーヘッドセット7のスピーカ7A及び7Bを介して携帯電話機6から送られてくる相手ユーザの声を聞くことができる。
【0046】
通信データ復号部60は、通信データD22を復号処理することにより最終的な元の通信データD23を復元し、これを音声生成部61に送出する。音声生成部61は、通信データD22がショートメッセージ用のテキストデータであった場合に、通信データD22の内容に応じた音声信号S24を合成し、これをアンプ59に送出する。
【0047】
これによりユーザは、ハンズフリーヘッドセット7のスピーカ7A及び7Bを介して携帯電話機6から送られてくるショートメッセージの内容をコンピュータによって合成された音声で聞くことができる。因みに音声生成部61は、通信データD22がパケットデータであった場合には、何ら処理を行うことはない。
【0048】
これに対してハンズフリーヘッドセット7は、マイクロフォン7Cを介して集音したユーザの音声信号S25をアンプ62によって所定の信号レベルに増幅することにより音声信号S26を生成し、これを音声符号化部63へ送出する。
【0049】
音声符号化部63は、音声信号S26を所定のサンプリング周波数で符号化した後に圧縮し、所定ブロック毎に区分けすることによりディジタルの音声データD27を生成し、これを変調回路64へ送出する。
【0050】
因みに音声符号化部63は、音声データD27を音声復号部58にも送出するようになされており、相手の音声だけではなくユーザ自身の音声についてもスピーカ7A及び7Bを介して出力するようになされている。
【0051】
ところで音声認識部69は、音声信号S26に基づいて音声認識したショートメッセージの内容をテキストデータ化し、このテキストデータD28を通信データ符号化部68に送出する。通信データ符号化部68は、テキストデータD28を圧縮符号化することにより符号化通信データD29を生成し、これを変調回路64に送出する。
【0052】
変調回路64は、音声データD27又は符号化通信データD29に対してインターリーブ処理及び変調処理を施すことにより送信データD30を生成し、これを送信インターフェース部65へ送出する。送信インターフェース部65は、送信データD30をディジタル/アナログ変換することによりアナログの送信信号S31を生成し、これをミキサ66に送出する。
【0053】
ミキサ66は、送信インターフェース部65から供給された送信信号S31と、局部発信回路55から供給される所定周波数の局部発信信号S55とを乗算することにより、所定周波数の送信信号S32に周波数変換し、これを送信RF部67に送出する。
【0054】
送信RF部67は、送信信号S32を電力増幅することにより所定の送信電力でなる送信信号S33を生成し、これをセレクタ52を介してアンテナ51から近距離無線通信規格として定められている Bluetoothに準拠した無線通信方式の電波として携帯電話機5へ放射するようになされている。
【0055】
これによりハンズフリーヘッドセット7は、ユーザによって入力された音声信号S25やショートメッセージ用のテキストデータD28を携帯電話機5へ送信することができる。
【0056】
携帯電話機5(図2)は、アンテナ43を介してハンズフリーヘッドセット7からの送信信号S33を受信し、これを送受信部42、コーデック41から変調部24、送信インターフェース部25、ミキサ26、送信RF部27、セレクタ12及びアンテナ11を介して基地局3へ送信することにより、ハンズフリーヘッドセット7のマイクロフォン7Cを介して入力したユーザの音声やショートメッセージを携帯電話機6へ送信することができる。
【0057】
ところでハンズフリーヘッドセット7においても、CPUバス70に接続されたCPU75は、ROM78に予め記憶された各種プログラムに基づく所定の処理をRAM77をワークエリアとして用いることにより実行するようになされている。
【0058】
またCPU75は、操作ボタン72の入力操作に応じた命令をI/Oコントローラ71を介して受けると、命令に従って例えば電源オンオフ処理やスピーカ7A及び7Bのボリューム調整処理等の種々の処理を行うようになされている。
【0059】
さらにCPU75は、操作ボタン72の入力操作に応じた例えばボリューム調整処理等の各種設定条件を書換可能なEEPROM76に格納するようになされており、電源がオフ状態になったときでも各種設定条件を記憶しておき、再度電源がオン状態になったときに同一の設定条件に設定し得るようになされている。
【0060】
さらにCPU75は、RTC回路74から供給されるシステムクロックCLK2に基づいて年月日及び時刻を計時し、その計時結果に基づいて通信データのタイムスタンプやアラームのために用いるようになされている。
【0061】
なおハンズフリーヘッドセット7は、バッテリ駆動するようになされており、I/Oコントローラ71によってバッテリ73の電池残量の検出結果を常時CPU75に出力する。CPU75は、バッテリ73の電池残量が所定量以下になったことを検出したときに、充電を促す所定のヘッドセット側警告音を生成し、スピーカ7A及び7Bを介して出力するようになされている。
【0062】
かかる構成に加えて携帯電話機5(図1)は、ハンズフリーヘッドセット7と同様にバッテリ駆動するようになされており、I/Oコントローラ31によってバッテリ35の電池残量の検出結果を常時CPU37に出力している。CPU37は、バッテリ35の電池残量が所定量以下になったことを検出したときに、その旨を表示部32に電池マークとして表示すると共に、充電を促すための警告信号S40を生成し、これをコーデック41に送出する。
【0063】
コーデック41は、CPU37の制御の基に警告信号S40を変調処理し、その結果得られる送信データD41を送受信部42に送出する。
【0064】
送受信部42は、送信データD41をディジタル/アナログ変換し、周波数変換した後に所定の送信電力の送信信号S42を生成し、これを近距離無線通信規格として定められている Bluetoothに準拠した無線通信方式の電波としてアンテナ43からハンズフリーヘッドセット7へ放射するようになされている。
【0065】
ハンズフリーヘッドセット7は、携帯電話機5のアンテナ43から送られてきた送信信号S42をアンテナ51で受信した後、セレクタ52、受信RF部53、ミキサ54、受信インターフェース部56、復調部57及び音声復号部58を介して所定の処理を実行することにより元の警告信号を復元し、CPU75によって当該警告信号に応じた所定の携帯側警告音を生成してアンプ59及びスピーカ7A及び7Bを介して出力するようになされている。
【0066】
これによりハンズフリーヘッドセット7を装着しているユーザは、携帯電話機5におけるバッテリ35の電池残量を当該携帯電話機5の表示部32を確認することなく認識し得るようになされている。
【0067】
また携帯電話機5は、CPU37が復調部17からコーデック41に音声データD5が供給されたことを検出すると、復調部17での復調結果の種類が音声データD5であったことを認識し、着呼の内容が音声通話であることを示す通話着信信号を生成し、当該通話着信信号と音声データD5とを多重化してコーデック41及び送受信部42を介してアンテナ43からハンズフリーヘッドセット7へ送信する。
【0068】
これに対して携帯電話機5は、CPU37が通信データ復号部21からI/Oコントローラ31を介して表示部32に通信データD7が供給されたことを検出すると、復調部17での復調結果の種類がショートメッセージに相当する通信データD6であったことを認識し、着呼の内容がショートメッセージであることを示すショートメッセージ着信信号を生成し、当該ショートメッセージ着信信号をコーデック41及び送受信部42を介してアンテナ43からハンズフリーヘッドセット7へ送信する。
【0069】
さらに携帯電話機5は、CPU37が通信データ復号部21からI/Oコントローラ31を介してデータインターフェース34に通信データD7が供給されたことを検出すると、復調部17での復調結果の種類がコンピュータ等の外部装置で処理するためのパケットデータに相当する通信データD6であったことを認識し、着呼の内容が通信データであることを示すパケットデータ着信信号を生成し、当該パケットデータ着信信号をコーデック41及び送受信部42を介してアンテナ43からハンズフリーヘッドセット7へ送信する。
【0070】
ハンズフリーヘッドセット7は、携帯電話機5から直接送信されてきたバッテリー残量の警告信号S40、通話着信信号、ショートメッセージ着信信号又はパケットデータ着信信号を受信すると、警告信号S40、通話着信信号、ショートメッセージ着信信号又はパケットデータ着信信号にそれぞれ対応する携帯側警告音又は発信音をそれぞれ生成してスピーカ7A及び7Bから出力することにより、携帯電話機5を保持していないユーザに対して携帯電話機5の各種状態を容易に認識させ得るようになされている。
【0071】
(3)ハンズフリーヘッドセットによる携帯電話機の状態通知処理手順
続いて、ハンズフリーヘッドセット7による携帯電話機5の状態通知処理手順について図4のフロチャートを用いて説明する。すなわちハンズフリーヘッドセット7においては、ユーザによって電源が投入されると、図4に示すルーチンRT1の開始ステップから入って次のステップSP1に移る。
【0072】
ステップSP1においてハンズフリーヘッドセット7のCPU75は、近距離無線通信規格として定められている Bluetoothに準拠した無線通信方式の電波として携帯電話機5のアンテナ43から所定間隔毎に送信されているポーリング信号を受信したとき、ハンズフリーヘッドセット7と携帯電話機5とが直接無線接続されていると認識し得るようになされており、当該ポーリング信号に基づいて携帯電話機5との無線接続状態を検出し、次のステップSP2に移る。
【0073】
ステップSP2においてハンズフリーヘッドセット7のCPU75は、ハンズフリーヘッドセット7と携帯電話機5とが無線接続されているか否を判定する。ここで否定結果が得られると、このことは携帯電話機5からポーリング信号を受信しておらず、ハンズフリーヘッドセット7と携帯電話機5とが無線接続されていないことを表しており、このときハンズフリーヘッドセット7のCPU75は次のステップSP12に移る。
【0074】
ステップSP12においてハンズフリーヘッドセット7のCPU75は、携帯電話機5と無線接続されていないので、非接続状態を示す非接続状態信号を発生し、当該非接続状態信号に応じた所定の非接続状態発信音を生成してスピーカ7A及び7Bから出力することにより、ハンズフリーヘッドセット7と携帯電話機5とが無線接続されていないことをユーザに対して認識させた後、次のステップSP5に移る。
【0075】
これに対してステップSP2で肯定結果が得られると、このことは携帯電話機5からポーリング信号を受信し、ハンズフリーヘッドセット7と携帯電話機5とが無線接続されていることを表しており、このときハンズフリーヘッドセット7のCPU75は次のステップSP3に移る。
【0076】
ステップSP3においてハンズフリーヘッドセット7のCPU75は、当該ハンズフリーヘッドセット7を介して携帯電話機5により発呼又は着呼が行われたか否かの検出を行い、ステップSP4で発呼又は着呼が行われたか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは携帯電話機5により発呼又は着呼が行われなかったことを表しており、このときハンズフリーヘッドセット7のCPU75は次のステップSP5に移る。
【0077】
ステップSP5においてハンズフリーヘッドセット7のCPU75は、I/0コントローラ71を介してバッテリー73における電池残量の検出処理を行うと共に、携帯電話機5からアンテナ43を介して送信された送信信号S42を受信して復調することにより得られた警告信号に基づいて当該携帯電話機5のバッテリー35における電池残量の検出処理を行い、次のステップSP6に移る。
【0078】
ステップSP6においてハンズフリーヘッドセット7のCPU75は、当該ハンズフリーヘッドセット7のバッテリー73又は携帯電話機5のバッテリー35の電池残量が規定量以下であるか否かを判定する。
【0079】
ここで否定結果が得られると、このことはハンズフリーヘッドセット7のバッテリー73及び携帯電話機5のバッテリー35の電池残量共に規定量以下にはなっておらず、十分に電池残量があることを表しており、このときハンズフリーヘッドセット7のCPU75は次のステップSP10に移る。
【0080】
これに対してステップSP6で肯定結果が得られると、このことは少なくともハンズフリーヘッドセット7のバッテリー73又は携帯電話機5のバッテリー35のいずれかの電池残量が規定量以下になっていて、充電する必要があることを表しており、このときハンズフリーヘッドセット7のCPU75は次のステップSP7に移る。
【0081】
ステップSP7においてハンズフリーヘッドセット7のCPU75は、規定量以下の電池残量になったものが携帯電話機5であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは携帯電話機5におけるバッテリー35の電池残量が規定量以下になっていることを表しており、このときハンズフリーヘッドセット7のCPU75は次のステップSP8に移る。
【0082】
ステップSP8においてハンズフリーヘッドセット7のCPU75は、携帯電話機5からアンテナ43を介して送信された送信信号S42を受信して復調することにより得られた警告信号に基づいて、携帯電話機5におけるバッテリー35の電池残量が少なく充電する必要があることを示す所定の携帯側警告音を発生し、これをスピーカ7A及び7Bを介して出力することにより、携帯電話機5のバッテリー35を充電する必要があることをユーザに対して認識させた後、次のステップSP10に移る。
【0083】
これに対してステップSP7で否定結果が得られると、このことは携帯電話機5のバッテリー35ではなく、ハンズフリーヘッドセット7におけるバッテリー73の電池残量が規定量以下になっていることを表しており、このとき当該ハンズフリーヘッドセット7のCPU75は次のステップSP9に移る。
【0084】
ステップSP9においてハンズフリーヘッドセット7のCPU75は、バッテリー73の電池残量が少なく充電する必要があることを示す所定のヘッドセット側警告音を発生し、これをスピーカ7A及び7Bを介して出力することにより、バッテリー73を充電する必要があることをユーザに対して認識させた後、次のステップSP10に移る。
【0085】
ステップSP10においてハンズフリーヘッドセット7のCPU75は、予め設定された所定の待機時間経過後まで上述のステップSP5以降の電池残量の検出処理を行わずに待機し、次のステップSP11に移る。
【0086】
ステップSP11においてハンズフリーヘッドセット7のCPU75は、待機時間が経過したか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは待機時間が未だ経過していないことを表しており、このときハンズフリーヘッドセット7のCPU75は待機時間が経過するまで待ち受ける。
【0087】
これに対してステップSP11で肯定結果が得られると、このことは待機時間が既に経過したことを表しており、このときハンズフリーヘッドセット7のCPU75は上述のステップSP5以降の電池残量の検出処理を再度繰り返した後、ステップSP21に移り、ユーザによる電源オフ操作に応じて電池残量の検出処理を終了する。
【0088】
このようにハンズフリーヘッドセット7のCPU75は、所定の待機時間毎にインターバルを設けて電池残量の検出処理を行うことにより、無駄に消費電力を増大することがないようになされている。
【0089】
一方、ステップSP4で肯定結果が得られると、このことはハンズフリーヘッドセット7に発呼又は着呼のいずれかがあったことを表しており、このときハンズフリーヘッドセット7のCPU75は次のステップSP13に移る。
【0090】
ステップSP13においてハンズフリーヘッドセット7のCPU75は、現在携帯電話機5を介して他の携帯電話機6や有線電話機と通話中であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは通話中であることを表しており、このときハンズフリーヘッドセット7のCPU75はステップSP5以降の電池残量の検出処理に移る。
【0091】
これによりハンズフリーヘッドセット7のCPU75は、携帯電話機5を介して他の携帯電話機6や有線電話機と通話中に電池切れが生じることのないように携帯側警告音又はヘッドセット側警告音を出力することができる。
【0092】
これに対してステップSP13で否定結果が得られると、このことは通話中ではなく携帯電話機5が待ち受け状態にあることを表しており、このときハンズフリーヘッドセット7のCPU75は次のステップSP14に移る。
【0093】
ステップSP14においてハンズフリーヘッドセット7のCPU75は、待ち受け状態において携帯電話機5に着呼があったか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは通話中でもなければ待ち受け状態でもないので、ユーザによって携帯電話機5の電源がオフされたことを表しており、このときハンズフリーヘッドセット7のCPU75はステップSP21に移って携帯電話機5の状態通知処理手順を終了する。
【0094】
これに対してステップSP14で肯定結果が得られると、このことは携帯電話機5からアンテナ51を介して受信信号S17を受信したことを表しており、このときハンズフリーヘッドセット7のCPU75は次のステップSP15に移る。
【0095】
ステップSP15においてハンズフリーヘッドセット7のCPU75は、携帯電話機5から受信した受信信号S17に対して受信RF部53、ミキサ54、受信インターフェース部56及び復調部57を介して所定の処理を実行することにより得た復調結果が音声データD21であるか否かを判定する。
【0096】
ここで否定結果が得られると、このことは復調結果が音声データD21ではないのでショートメッセージ又はパケットデータのいずれかであることを表しており、このときハンズフリーヘッドセット7のCPU75は次のステップSP17に移る。
【0097】
これに対してステップSP15で肯定結果が得られると、このことは復調結果が音声データD21であることを表しており、このときハンズフリーヘッドセット7のCPU75は次のステップSP16に移る。
【0098】
ステップSP16においてハンズフリーヘッドセット7のCPU75は、復調結果が音声データD21なので着呼の内容が音声通話であることを示す通話着信信号を発生し、当該通話着信信号に基づいて通話着信用発信音を生成し、これをスピーカ7A及び7Bを介して出力することにより、携帯電話機5に音声通話の着呼があったことをユーザに対して認識させた後、次のステップSP17に移る。
【0099】
ステップSP17においてハンズフリーヘッドセット7のCPU75は、受信信号S17に対する復調結果が携帯電話機5を宛て先とするショートメッセージであるか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは復調結果がテキストデータのショートメッセージではないことを表しており、このときハンズフリーヘッドセット7のCPU75は次のステップSP19に移る。
【0100】
これに対してステップSP17で肯定結果が得られると、このことは復調結果がテキストデータのショートメッセージであることを表しており、このときハンズフリーヘッドセット7のCPU75は次のステップSP18に移る。
【0101】
ステップSP18においてハンズフリーヘッドセット7のCPU75は、着呼の内容がショートメッセージであることを示すショートメッセージ着信信号を発生し、当該ショートメッセージ着信信号に基づいてショートメッセージ用発信音を生成し、これをスピーカ7A及び7Bを介して出力することにより、携帯電話機5にショートメッセージの着呼があったことをユーザに対して認識させた後、次のステップSP19に移る。
【0102】
ステップSP19においてハンズフリーヘッドセット7のCPU75は、受信信号S17に対する復調結果が外部装置であるコンピュータを宛て先とするデータ通信用のパケットデータであるか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは復調結果がパケットデータではないことを表しており、このときハンズフリーヘッドセット7のCPU75は次のステップSP21に移って処理を終了する。
【0103】
これに対してステップSP19で肯定結果が得られると、このことは復調結果がパケットデータであることを表しており、このときハンズフリーヘッドセット7のCPU75は次のステップSP20に移る。
【0104】
ステップSP20においてハンズフリーヘッドセット7のCPU75は、着呼の内容がパケットデータであることを示すパケットデータ着信信号を発生し、当該パケットデータ着信信号に基づいてパケットデータ用発信音を生成し、これをスピーカ7A及び7Bを介して出力することにより、携帯電話機5にパケットデータの着呼があったことをユーザに対して認識させた後、次のステップSP21に移って処理を終了する。
【0105】
(4)実施の形態における動作及び効果
以上の構成において、ハンズフリーヘッドセット7は、 Bluetoothに準拠した近距離無線通信方式の電波によって携帯電話機5と無線接続されており、当該携帯電話機5からポーリング信号を受信したときに、認識手段としてのCPU75はハンズフリーヘッドセット7と携帯電話機5とが無線接続されていると認識することができる。
【0106】
従ってハンズフリーヘッドセット7は、携帯電話機5からポーリング信号を受信し得ない場合、非接続状態信号に応じた所定の非接続状態発信音を生成してスピーカ7A及び7Bを介して出力することにより、 Bluetoothに準拠した近距離無線通信方式の電波を携帯電話機5から受信し得ない程度に互いの距離が離れてしまっているか、もしくは携帯電話機5の電源が投入されていないかのいずれかであることをユーザに対して容易に認識させることができる。
【0107】
またハンズフリーヘッドセット7は、携帯電話機5とが無線接続された状態で、当該携帯電話機5から受信した受信信号S17を復調することにより得られた警告信号を検出したとき、携帯電話機5におけるバッテリ35の電池残量が規定量以下であることを促す携帯側警告音を生成して出力することにより、ユーザに対して充電する必要があることを認識させて通話中における電池切れを未然に防止することができる。
【0108】
さらにハンズフリーヘッドセット7は、携帯電話機5とが無線接続された状態で、当該携帯電話機5に対する着呼内容が音声通話、ショートメッセージ又はデータ通信用のパケットデータのいずれであるかを、携帯電話機5から受信した受信データS17の復調結果に基づいて認識し、その認識結果にそれぞれ対応する発信音をスピーカ7A及び7Bを介して出力することにより、ユーザに対して着呼内容を容易に認識させることができる。
【0109】
すなわちハンズフリーヘッドセット7は、携帯電話機5に対する着呼内容を当該携帯電話機5の表示部32を視認することなく発信音の種類によって直感的に認識することができ、携帯電話機5を取り出して表示部32を視認するような煩雑な操作をユーザに強いることがない。
【0110】
以上の構成によれば、ハンズフリーヘッドセット7は、携帯電話機5から Bluetoothに準拠した近距離無線通信方式の電波によって受信した受信データS17に基づいて携帯電話機5の状態を認識し、その認識結果を警告音や発信音によって通知することにより、ユーザに対して携帯電話機5の状態を容易に認識させることができる。
【0111】
(5)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、本発明を電子機器本体としての携帯電話機5と無線接続されたハンズフリーヘッドセット7に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばノートブック型パーソナルコンピュータ、PDA又は車載用のカーナビゲーション装置と無線接続されたハンズフリーヘッドセット7に適用するようにしても良い。この場合にも、上述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0112】
また上述の実施の形態においては、携帯電話機5からハンズフリーヘッドセット7に対して送られるポーリング信号に基づいて携帯電話機5とハンズフリーヘッドセット7との接続状態を検出するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯電話機5からハンズフリーヘッドセット7に対して定期的に送られる信号であれば他の種々の信号に基づいて携帯電話機5とハンズフリーヘッドセット7との接続状態を検出するようにしても良い。
【0113】
さらに上述の実施の形態においては、ハンズフリーヘッドセット7が携帯電話機5の電池残量や着呼の内容を認識してユーザに通知するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯電話機5と基地局3との電波の受信状態が圏外であることを認識したときにユーザに通知するようにしても良い。
【0114】
さらに上述の実施の形態においては、ハンズフリーヘッドセット7が携帯電話機5の電池残量や着呼内容を認識して通知手段としてのスピーカ7A及び7Bを介してユーザに携帯側警告音やヘッドセット側警告音あるいは所定の発信音で通知するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、予め録音された音声や、コンピュータで合成された音声によって通知したり、あるいはマイクロフォン7Cの近傍に発光ダイオードを取り付けて点滅させることによって通知するようにしても良い。
【0115】
さらに上述の実施の形態においては、携帯電話機5とハンズフリーヘッドセット7とを Bluetoothに準拠した近距離無線通信方式の電波によって無線接続するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、赤外線通信方式等の他の種々の近距離無線通信方式で無線接続するようにしても良い。
【0116】
さらに上述の実施の形態においては、本発明の携帯型補助端末をハンズフリーヘッドセット7に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ヘッドマウントディスプレイ等の電子機器本体から受信した受信データに対して所定の処理を実行するものであれば他の種々の携帯型補助端末に本発明を適用するようにしても良い。
【0117】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、携帯電話機と無線接続状態にあって、かつ携帯電話機が通話中であるときに、携帯電話機の電池残量又は自身のバッテリの電池残量が規定量以下であることを検出すると、携帯側警告音又は自身側警告音を出力することにより、通話中に電池切れが生じる可能性があることを予め通知することができ、かくして使い勝手の優れたハンズフリーヘッドセットを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタル携帯電話システムの全体構成を示す略線的概略図である。
【図2】携帯電話機の回路構成を示すブロック図である。
【図3】ハンズフリーヘッドセットの回路構成を示すブロック図である。
【図4】ハンズフリーヘッドセットによる携帯電話機の状態通知処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……ディジタル携帯電話システム、2……公衆回線網、3、4……基地局、5、6……携帯電話機、7……ハンズフリーヘッドセット、37、75……CPU、5A、7A、7B……スピーカ、11、43、51……アンテナ、35、73……バッテリ、41……コーデック、42……送受信部。
Claims (2)
- 携帯電話機から所定の信号を受信する近距離無線通信手段と、
上記近距離無線通信手段を介して、上記携帯電話機から所定間隔毎に送信されているポーリング信号を受信したとき、当該携帯電話機と無線接続状態にあることを検出する無線接続状態検出手段と、
上記無線接続状態検出手段によって上記無線接続状態にあることを検出し、上記携帯電話機が通話中であることを認識したとき、上記携帯電話機から上記近距離無線通信手段を介して受信した電池残量警告信号に基づいて当該携帯電話機の電池残量が規定量以下であるか否かを判定する携帯側電池残量判定手段と、
自身のバッテリの電池残量が規定量以下であるか否かを判定する自身電池残量判定手段と、
上記携帯側電池残量判定手段により当該携帯電話機の電池残量が規定量以下であることを判定したとき所定の携帯側警告音を出力し、又は上記自身電池残量判定手段により上記バッテリの電池残量が規定量以下であることを判定したとき所定の自身側警告音を出力する警告音出力手段と
を具えるハンズフリーヘッドセット。 - 上記警告音出力手段は、
上記無線接続状態検出手段によって上記無線接続状態にあることを検出した後、上記携帯電話機が通話中ではなく、上記携帯電話機から上記近距離無線通信手段を介して所定の通信データを受信したことを認識したとき、その旨を通知するための通信データ警告音を出力する
請求項1に記載のハンズフリーヘッドセット。
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