JP2003229802A - 短距離無線伝送装置 - Google Patents

短距離無線伝送装置

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JP2003229802A
JP2003229802A JP2002024292A JP2002024292A JP2003229802A JP 2003229802 A JP2003229802 A JP 2003229802A JP 2002024292 A JP2002024292 A JP 2002024292A JP 2002024292 A JP2002024292 A JP 2002024292A JP 2003229802 A JP2003229802 A JP 2003229802A
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JP
Japan
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high frequency
transmission
signal
power consumption
mode
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Application number
JP2002024292A
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English (en)
Inventor
Yuukou Sonoda
雄幸 其田
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声データがないことを検出すると、伝送モ
ジュールの動作モードを低消費電力モードに移行し、不
所望な電力消費を低減する短距離無線伝送装置を提供す
る。 【解決手段】 複数伝送モジュール間で音声データを含
む高周波無線信号を双方向伝送する際、周波数ホッピン
グにより高周波無線信号を複数高周波チャネルに規定順
序に指定するもので、各伝送モジュールは、規定順序に
指定した受信高周波チャネルの高周波無線信号をベース
バンド信号に変換し、ベースバンド信号を規定順序に指
定した高周波チャネルの送信高周波無線信号に変換する
高周波信号送受信部1と、音声データをコード化データ
に、コード化データを音声データに変換するベースバン
ド信号処理部3と、制御部7を備え、制御部7は、ベー
スバンド信号処理部3に到来した音声データが一定時間
以上変化しないことを検出すると、動作モードを通常モ
ードから低消費電力モードに移行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、短距離無線伝送装
置に係り、特に、2つの伝送モジュール間を無線伝送に
より音声データを送受信する際に、音声データが無音状
態にある期間だけ動作モードを通常動作モードから低消
費電力モードに切替え、不必要な消費電力を低減させる
ようにした短距離無線伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ(パソコ
ン)や携帯電話機等の通信機器間を無線伝送によるデー
タ伝送を行なう際に、これらの通信機器にそれぞれ伝送
モジュールを接続し、接続した伝送モジュールを介して
無線伝送によるデータ伝送を行う伝送方式として、ブル
ートゥース(BT)(登録商標)態様の伝送方式(以
下、この伝送方式を短距離無線伝送方式という)が注目
されるようになった。
【0003】この短距離無線伝送方式は、伝送周波数帯
として、認可を必要としないで自由に使用できるISM
(Industrial Scientific Me
dical)バンドの2.4GHz帯を利用しているも
ので、帯域幅1MHzの79または23の高周波チャネ
ルを有している。そして、この短距離無線伝送方式は、
送受信を行う無線伝送信号を、一定時間毎に周波数ホッ
ピングして複数のチャネルのいずれかに規定順序で割り
当てて伝送するもので、通常1秒間に1600回、62
5マイクロ秒(μS)毎に、周波数ホッピングによる高
周波チャネルの割り当て変更を行っている。この短距離
無線伝送方式は、無線伝送信号の有効伝達距離が10乃
至100メートル程度の短距離であるものの、低消費電
力特性を有し、低コストで利用できるという優れた特徴
を備えている。
【0004】図4は、既知の短距離無線伝送方式に用い
られる伝送モジュールの構成の一例を示すブロック図で
ある。
【0005】図4に示されるように、伝送モジュール
(BTモジュール)は、高周波信号送受信部(RF送受
信部)31と、変復調部32と、ベースバンド信号処理
部33と、音声信号入出力部34と、ホッピングパター
ン形成部35と、周波数シンセサイザ36と、制御部
(CPU)37と、送受信アンテナ38と、音声信号伝
送端子39と、高周波信号伝送端子40とを備えてい
る。この他に、伝送モジュールには、音声信号伝送端子
39に音声装置41が接続される。
【0006】そして、高周波信号送受信部31は、第1
入出力端が高周波信号伝送端子40を通して送受信アン
テナ38に接続され、第2入出力端が変復調部32の第
1入出力端に接続される。変復調部32は、第2入出力
端がベースバンド信号処理部33の第1入出力端に接続
され、入力端が周波数シンセサイザ36の出力端に接続
される。音声信号入出力部34は、第1入出力端がベー
スバンド信号処理部33の第2入出力端に接続され、第
2入出力端が音声信号伝送端子39を通して音声装置4
1の入出力端に接続される。ホッピングパターン形成部
35は、出力端が周波数シンセサイザ36の入力端に接
続される。制御部37は、各制御端がそれぞれ高周波信
号送受信部31、変復調部32、ベースバンド信号処理
部33、ホッピングパターン形成部35、周波数シンセ
サイザ36の各制御端にそれぞれ接続される。
【0007】この場合、ベースバンド信号処理部33
は、音声信号入出力部34から供給されたアナログ音声
信号をコード化データに変換し、そのコード化データを
変復調部32に供給するとともに、変復調部32から供
給されたコード化データをアナログ音声信号に変換し、
音声信号入出力部34に供給する。ホッピングパターン
形成部35は、送受信伝送信号の周波数ホッピング状態
を指定するホッピングパターンを、周波数ホッピング情
報として格納しているもので、伝送開始前に相手側伝送
モジュールとの間で使用するホッピングパターンの指定
を行う。周波数シンセサイザ36は、ホッピングパター
ン形成部35から順次供給される周波数ホッピング情報
に対応した周波数の局部発振信号を合成するもので、得
られた局部発振信号を変復調部32に供給する。制御部
37は、高周波信号送受信部31、変復調部32、ベー
スバンド信号処理部33、ホッピングパターン形成部3
5、周波数シンセサイザ36の各動作を統括的に制御す
る。また、音声装置41は、動作時に音声信号を発生し
たり、音声信号を再生する装置であって、この伝送モジ
ュールと相手側伝送モジュール(図示なし)を通して他
の音声装置(同じく図示なし)との間で音声信号の送受
信が行われる。
【0008】前記構成を備えた伝送モジュールは、次の
ように動作する。
【0009】音声装置41から音声信号が音声信号伝送
端子39に供給されると、音声信号入出力部34は、こ
の音声信号をベースバンド信号処理部33に供給する。
ベースバンド信号処理部33は、供給された音声信号を
コード化データに変換し、変換したコード化データの中
の1高周波チャネル分を選択して順次変復調部32に供
給する。変復調部32は、送信用高周波チャネルが到来
して1高周波チャネル分のコード化データが供給される
と、そのコード化データを用い、周波数シンセサイザ3
6から供給されるこの送信用高周波チャネルに指定され
た局部発振信号を変調し、送信信号を形成して高周波信
号送受信部31に供給する。高周波信号送受信部31
は、変復調部32から供給された送信信号を所定レベル
に変換し、変換した送信信号を高周波信号伝送端子40
を通して送受信アンテナ38に供給し、送受信アンテナ
38から無線伝送信号として送信する。
【0010】また、受信用高周波チャネルが到来して送
受信アンテナ38が相手側伝送モジュールが送信した高
周波無線信号を捉えると、その高周波無線信号に基づい
た受信信号が高周波信号伝送端子40を通して高周波信
号送受信部31に供給される。高周波信号送受信部31
は、この受信信号を所定レベルに変換し、変換した受信
信号を変復調部32に供給する。変復調部32は、供給
された受信信号を、周波数シンセサイザ36から供給さ
れるこの受信用高周波チャネルに指定された局部発振信
号を用いて復調し、コード化データを形成してこのコー
ド化データをベースバンド信号処理部33に供給する。
ベースバンド信号処理部33は、供給された1高周波チ
ャネル分のコード化データを音声信号に変換し、変換し
た音声信号を音声信号入出力部34に供給する。音声信
号入出力部34は、順次供給される音声信号を連続した
音声信号に変換し、得られた音声信号を音声信号伝送端
子39を通して音声装置41に供給する。
【0011】次いで、図5は、既知の伝送モジュールに
おいて送受信用高周波チャネルに指定される高周波無線
信号の周波数ホッピングの一例を示す説明図である。
【0012】図5において、縦軸は送受信信号の電力を
示し、横軸は送受信信号周波数を示している。
【0013】図5に示されるように、この伝送モジュー
ルの送受信信号周波数は、最初の受信用高周波チャネル
の到来時に伝送される信号周波数がf(x)であった場
合、次の送信用高周波チャネルの到来時に伝送される信
号周波数がf(x+1)に周波数ホッピングされ、それ
に続く次の受信用高周波チャネルの到来時に伝送される
信号周波数がf(x+2)に周波数ホッピングされ、そ
れに続く次の送信用高周波チャネルの到来時に伝送され
る信号周波数がf(x+3)に周波数ホッピングされる
もので、以下、同様に、次の受信用高周波チャネルの到
来時に伝送される信号周波数がf(x+4)に、次の送
信用高周波チャネルの到来時に伝送される信号周波数が
f(x+5)に、次の受信用高周波チャネルの到来時に
伝送される信号周波数がf(x+6)に、次の送信用高
周波チャネルの到来時に伝送される信号周波数がf(x
+7)に、次の受信用高周波チャネルの到来時に伝送さ
れる信号周波数fが(x+8)に、次の送信用高周波チ
ャネルの到来時に伝送される信号周波数fが(x+9)
にそれぞれ周波数ホッピングされるものである。
【0014】そして、このような信号周波数f(x)乃
至f(x+9)への周波数ホッピングは、制御部37の
制御により、それぞれの送受信高周波チャネルが到来し
たときに、その高周波チャネルに対応する周波数ホッピ
ング情報がホッピングパターン形成部35から出力さ
れ、その周波数ホッピング情報によって周波数シンセサ
イザ36から出力される所定周波数の局部発振信号が合
成され、合成された局部発振信号によって送受信される
高周波無線信号の各高周波チャネルの指定が行われる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前記既知の短距離無線
通信方式に用いられる伝送モジュールは、本来的に無線
伝送信号の有効伝達距離が10乃至100メートル程度
の短距離であるため、使用時における消費電力の少ない
低消費電力特性を有し、かつ、低コストで利用できると
いう利点を有している。
【0016】しかるに、前記既知の伝送モジュールは、
音声データが高周波無線信号によって送信される際に、
音声データの有無に係わりなく、ベースバンド信号処理
部33が一定周期のコード化データを形成し、形成した
コード化データを高周波無線信号によって高周波信号送
受信部31から送信する処理が行われている。
【0017】図6は、既知の伝送モジュールにおいて高
周波信号送受信部31から送信されるコード化データの
配置例を示す構成図である。
【0018】図6において、縦軸はコード化データ(S
CO)であり、横軸は時間(t)である。
【0019】図6に示されるように、コード化データ
は、一定周期毎に形成され、送信されるもので、コード
化データが音声データを含んでいる場合、その音声デー
タに対応した内容のコード化データが形成され、一方、
コード化データが音声データを含んでいない場合、音声
データなしを表すコード化データが形成される。そし
て、形成された各コード化データは、送信用高周波チャ
ネルが到来したとき、高周波無線信号によって高周波信
号送受信部31から送受信アンテナ38を通して送信さ
れる。
【0020】このように、前記既知の伝送モジュール
は、送信される音声データの有り無しに係わりなく、ベ
ースバンド信号処理部33が一定周期でコード化データ
を形成し、高周波信号送受信部31がこれらのコード化
データを高周波無線信号によって送信する処理を行なっ
ているので、特に、送信される音声データがない場合、
形成されたコード化データは、音声データを含まないの
で、意味のあるコード化データであるということができ
ない。すなわち、前記既知の伝送モジュールは、音声デ
ータを含んでいる意味のあるコード化データに加え、意
味のないコード化データも形成し、それらのコード化デ
ータをともに送信しているので、意味のないコード化デ
ータが形成され、その意味のないコード化データが送信
される分だけ、不所望な電力消費が行なわれることにな
る。
【0021】本発明は、このような技術的背景に鑑みて
なされたもので、その目的は、送信される音声データが
一定期間以上ない場合、伝送モジュールの動作モードを
低消費電力モードに移行させ、音声データがないときの
不所望な電力消費を可能な限り低減させるようにした短
距離無線伝送装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、複数の伝送モジュール間で音声データを
含む高周波無線信号を双方向伝送する際に、周波数ホッ
ピングによって高周波無線信号を複数の高周波チャネル
のいずれかに規定順序により指定する短距離無線伝送装
置であって、各伝送モジュールは、規定順序により指定
した高周波チャネルの高周波無線信号を受信してベース
バンド信号に変換し、ベースバンド信号を規定順序によ
り指定した高周波チャネルの高周波無線信号に変換して
送信する高周波信号送受信部と、音声データをコード化
データに、コード化データを音声データにそれぞれ変換
するベースバンド信号処理部と、全体動作を統括制御す
る制御部とを備え、制御部は、ベースバンド信号処理部
に到来した音声データが一定時間にわたって変化しない
ことを検出した場合に、動作モードを通常モードから低
消費電力モードに移行し、低消費電力モード時に、ベー
スバンド信号処理部に到来した音声データが変化したこ
とを検出した場合に、動作モードを低消費電力モードか
ら通常モードに復帰する手段を具備する。
【0023】前記手段によれば、ベースバンド信号処理
部に音声データが供給されたとき、制御部が、送信され
る音声データの変化しない状態が一定時間以上持続して
いること、すなわち送信される音声データのない状態が
一定時間以上持続していることを検出すると、伝送モジ
ュールの動作モードを通常モードから低消費電力モード
に移行させるようにし、それにより同一内容のコード化
データを何回となく繰り返し形成し、形成したコード化
データを同じように繰り返し送信処理することをなくし
たので、その分、伝送モジュールの電力消費を低減させ
ることができるだけでなく、伝送モジュールの動作モー
ドが低消費電力モードに移行しているとき、制御部が、
ベースバンド信号処理部に供給される送信される音声デ
ータが変化したことを検出すると、伝送モジュールの動
作モードを低消費電力モードから通常モードに復帰させ
ているので、その後の伝送モジュールの各部の動作に何
等影響を与えることなく、通常の送受信処理動作を実行
することができる。
【0024】また、前記手段における低消費電力モード
は、スニフモードであり、しかも、ベースバンド信号処
理部の音声出力回路をオフにすることが好ましい。
【0025】このような構成にすれば、動作モードを低
消費電力モードに移行する際に、低消費電力モードとし
てスニフモードを選択し、その上に、ベースバンド信号
処理部の音声出力回路をオフにするようにしているの
で、消費電力を確実に低減させることが可能になる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0027】図1は、本発明による短距離無線伝送装置
の一つの実施の形態を示すもので、その要部構成を示す
ブロック図である。
【0028】図1に示されるように、この実施の形態に
よる伝送モジュール(BTモジュール)は、高周波信号
送受信部(RF送受信部)1と、変復調部2と、ベース
バンド信号処理部3と、音声信号入出力部4と、ホッピ
ングパターン形成部5と、周波数シンセサイザ6と、制
御部(CPU)7と、送受信アンテナ8と、音声信号伝
送端子9と、高周波信号伝送端子10とを備える。この
他に、伝送モジュールは、音声信号伝送端子9に接続さ
れる音声装置11を備えている。
【0029】そして、高周波信号送受信部1は、第1入
出力端が高周波信号伝送端子10を通して送受信アンテ
ナ8に接続され、第2入出力端が変復調部2の第1入出
力端に接続される。変復調部2は、第2入出力端がベー
スバンド信号処理部3の第1入出力端に接続され、入力
端が周波数シンセサイザ6の出力端に接続される。ベー
スバンド信号処理部3は、出力端が第2入出力端が音声
信号入出力部4の第1入力端に接続される。音声信号入
出力部4は、第2入出力端が音声信号伝送端子9を通し
て音声装置11の入出力端に接続される。ホッピングパ
ターン形成部5は、出力端が周波数シンセサイザ6の入
力端に接続される。制御部7は、各制御端がそれぞれ高
周波信号送受信部1、変復調部2、ベースバンド信号処
理部3、音声信号入出力部4、ホッピングパターン形成
部6、周波数シンセサイザ7の各制御端にそれぞれ接続
される。
【0030】この場合、ベースバンド信号処理部3は、
音声信号入出力部4から供給されたアナログ音声信号を
コード化データに変換し、そのコード化データを変復調
部32に供給するとともに、変復調部2から供給された
コード化データをアナログ音声信号に変換し、音声信号
入出力部4に供給する。ホッピングパターン形成部5
は、送受信伝送信号の周波数ホッピング状態を指定する
ホッピングパターンを、周波数ホッピング情報として格
納しているもので、伝送開始前に相手側伝送モジュール
との間で使用するホッピングパターンの指定が行われ
る。周波数シンセサイザ6は、ホッピングパターン形成
部5から順次供給される周波数ホッピング情報に対応し
た周波数の局部発振信号を合成するもので、得られた局
部発振信号を変復調部2に供給する。制御部7は、高周
波信号送受信部1、変復調部2、ベースバンド信号処理
部3、音声信号入出力部4、ホッピングパターン形成部
5、周波数シンセサイザ6の各動作を統括的に制御す
る。また、音声装置11は、動作時に音声信号を発生し
たり、音声信号を再生する装置であって、この伝送モジ
ュールと相手側伝送モジュール(図示なし)を通して他
の音声装置(同じく図示なし)との間で音声信号の送受
信が行われる。
【0031】この実施の形態による短距離無線伝送装置
に用いられる伝送モジュールは、次のように動作する。
【0032】始めに、伝送モジュールの動作モードが通
常モードを維持しているときの動作について説明する。
【0033】このときの動作は、基本的に図4に図示さ
れた伝送モジュールの動作と同じであって、音声装置1
1から出力されたアナログ音声信号が音声信号伝送端子
9に供給されると、音声信号入出力部4は、この音声信
号をベースバンド信号処理部3に供給する。ベースバン
ド信号処理部3は、供給された音声信号をコード化デー
タに変換し、変換したコード化データを1高周波チャネ
ル単位づつ選択し、変復調部2に供給する。変復調部2
は、送信用高周波チャネルが到来し、ベースバンド信号
処理部3から1高周波チャネル単位のコード化データが
供給されると、そのコード化データを用い、周波数シン
セサイザ6から供給されるこの送信用高周波チャネルに
指定された局部発振信号を変調し、送信信号を形成して
高周波信号送受信部1に供給する。高周波信号送受信部
1は、変復調部2から供給された送信信号を所定の送信
レベルに変換し、変換した送信信号を高周波信号伝送端
子10を通して送受信アンテナ8に供給し、送受信アン
テナ8から高周波無線信号として送信する。
【0034】次に、受信用高周波チャネルが到来し、送
受信アンテナ8において相手側通信モジュールが送信し
た高周波無線信号を捕捉すると、捕捉した高周波無線信
号に基づく受信信号が高周波信号伝送端子10を通して
高周波信号送受信部1に供給される。高周波信号送受信
部1は、供給された受信信号を所定レベルに変換し、変
換した受信信号を変復調部2に供給する。変復調部2
は、供給された受信信号を、周波数シンセサイザ6から
供給されるこの受信用高周波チャネルに指定された局部
発振信号を用いて復調し、1高周波チャネル単位のコー
ド化データを形成する。形成された1高周波チャネル単
位のコード化データは、変復調部2からベースバンド信
号処理部3に供給される。ベースバンド信号処理部3
は、順次供給された1高周波チャネル単位のコード化デ
ータをアナログ音声信号に変換し、変換した音声信号を
音声信号入出力部4に供給する。音声信号入出力部4
は、順次供給される音声信号を連続した音声信号に変換
し、得られた音声信号を音声信号伝送端子9を通して音
声装置11に供給する。
【0035】次に、この実施の形態による短距離無線伝
送装置に用いられる伝送モジュールの動作モードが、通
常モードから低消費電力モードに移行するときの動作及
び低消費電力モードから通常モードに復帰するときの動
作について図2及び図3を併用して説明する。
【0036】ここで、図2は、図1に図示された伝送モ
ジュールに供給される音声信号の時間的変移の一例を示
す特性図である。
【0037】図2において、縦軸は音声信号振幅であ
リ、横軸は時間である。また、黒丸で表している時間軸
上の位置t0、t1、t2、t3は1高周波チャネル単
位のコード化データの送信タイミングを表しており、平
行点線の範囲Δaは音声信号振幅の無音感知範囲を表し
ている。
【0038】また、図3は、図1に図示された伝送モジ
ュールにおいて、高周波信号送受信部1から送信される
コード化データの配置例を示す構成図であり、図6に図
示のコード化データの配置例に対応するものである。
【0039】音声装置11から出力されたアナログ音声
信号が音声信号伝送端子9及び音声信号入出力部4をそ
れぞれ通してベースバンド信号処理部3に供給される
と、制御部7は、1高周波チャネル単位のコード化デー
タの送信タイミングを表す時間t0、t1、t2、t3
になる度に、供給された音声信号の振幅値を検出し、前
回検出した振幅値と今回検出した振幅値とを比較する。
この比較において、制御部7は、前回検出した振幅値と
今回検出した振幅値の少なくとも一方が無音感知範囲Δ
a外にあることを検出した場合、伝送モジュールの動作
モードをそれまでと同じ通常モードに維持し、前述のよ
うな通常モードによる送受信動作を実行する。すなわ
ち、図2において、時間t0−t1の間は、時間t0に
検出した振幅値と時間t1に検出した振幅値との双方が
無音感知範囲Δa外にあるので、時間t1における動作
モードはそれまでと同じ通常モードであり、時間t1−
t2の間は、時間t1に検出した振幅値と時間t2に検
出した振幅値との双方が無音感知範囲Δa外にあるの
で、時間t2における動作モードもそれまでと同じ通常
モードであり、時間t2−t3の間は、時間t2に検出
した振幅値と時間t3に検出した振幅値の中の時間t2
に検出した振幅値が無音感知範囲Δa外にあるので、時
間t3における動作モードもそれまでと同じ通常モード
である。
【0040】一方、前記比較において、制御部7は、前
回検出した振幅値と今回検出した振幅値がともに無音感
知範囲Δa内にあることを検出し、かつ、前回検出した
時点から一定時間Δtが経過したとき、未だに振幅値が
無音感知範囲Δa内にあることを検出した場合、伝送モ
ジュールの動作モードをそれまでの通常モードから低消
費電力モード、具体的には、一定周期のコード化データ
を間引いて送信するスニフモードに移行する。すなわ
ち、図2において、時間t3−t4の間は、時間t3に
検出した振幅値と時間t3から一定時間Δtが経過した
時間t4に検出した振幅値がともに無音感知範囲Δa内
にあるので、時間t4において動作モードがそれまでの
通常モードから低消費電力モードに移行する。また、制
御部7は、伝送モジュールの動作モードを低消費電力モ
ードに移行させるとともに、音声信号入出力部4に制御
信号を供給し、音声信号出力部の動作を停止させる。
【0041】その後、制御部7は、ベースバンド信号処
理部3に供給される音声信号に対して、前と同じ送信タ
イミング時にそれぞれ振幅値を検出しており、音声信号
の振幅値が無音感知範囲Δa外になったことを検出する
と、その検出時点に伝送モジュールの動作モードを低消
費電力モードから通常モードに復帰させ、それと同時
に、音声信号入出力部4への制御信号を供給を停止し、
音声信号出力部の動作を再開させる。
【0042】そして、伝送モジュールは、その動作モー
ドが通常モードに復帰すると、前述のような通常モード
による送受信動作が実行され、その間に、音声信号の振
幅値が一定時間Δtが経過してもなお無音感知範囲Δa
内にある状態になると、伝送モジュールの動作モードが
再度低消費電力モードに移行する。
【0043】この場合、図3に示されるように、伝送モ
ジュールの動作モードが通常モードから低消費電力モー
ドに移行し、低消費電力モードから通常モードに復帰す
る際のコード化データの形成状態は、動作モードが通常
モードから低消費電力モードに移行した場合、それまで
周期的に形成されていたコード化データが形成されなく
なり、動作モードが低消費電力モードから通常モードに
復帰した場合、再び、コード化データが周期的に形成さ
れるようになる。
【0044】このように、この実施の形態による伝送モ
ジュールによれば、制御部7は、送信される音声データ
のない状態が一定時間Δt以上持続していることを検出
した場合、伝送モジュールの動作モードを通常モードか
ら低消費電力モードに移行させるようにしたので、意味
のないコード化データの形成及びそのコード化データの
送信が行なわれることがなくなり、その分、伝送モジュ
ールの電力消費を低減させることができる。
【0045】また、制御部7は、伝送モジュールが低消
費電力モードにあるとき、送信される有意義な音声デー
タが到来すると、伝送モジュールの動作モードを低消費
電力モードから通常モードに復帰させるようにしたの
で、その後に通常の送受信処理動作を実行することがで
きる。
【0046】なお、実施の形態においては、低消費電力
モードがスニフモードである例を挙げて説明したが、本
発明による低消費電力モードはスニフモードである例に
限られるものでなく、スニフモードに類似した他のモー
ドであってもよいことは勿論である。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ベース
バンド信号処理部に音声データが供給されたとき、制御
部が、送信される音声データの変化しない状態が一定時
間以上持続していること、すなわち送信される音声デー
タのない状態が一定時間以上持続していることを検出す
ると、伝送モジュールの動作モードを通常モードから低
消費電力モードに移行させるようにし、それにより同一
内容のコード化データを何回となく繰り返し形成し、形
成したコード化データを同じように繰り返し送信処理す
ることをなくしたので、その分、伝送モジュールの電力
消費を低減させることができるだけでなく、伝送モジュ
ールの動作モードが低消費電力モードに移行していると
き、制御部が、ベースバンド信号処理部に供給される送
信される音声データが変化したことを検出すると、伝送
モジュールの動作モードを低消費電力モードから通常モ
ードに復帰させているので、その後の伝送モジュールの
各部の動作に何等影響を与えることなく、通常の送受信
処理動作を実行することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による短距離無線伝送装置の一つの実施
の形態を示すもので、その要部構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1に図示された伝送モジュールに供給される
音声信号の時間的変移の一例を示す特性図である。
【図3】図1に図示された伝送モジュールにおいて、高
周波信号送受信部から送信されるコード化データの配置
例を示す構成図である。
【図4】既知の短距離無線伝送方式に用いられる伝送モ
ジュールの構成の一例を示すブロック図である。
【図5】既知の伝送モジュールにおいて送受信用高周波
チャネルに指定される高周波無線信号の周波数ホッピン
グの一例を示す説明図である。
【図6】既知の伝送モジュールにおいて高周波信号送受
信部から送信されるコード化データの配置例を示す構成
図である。
【符号の説明】
1 高周波信号送受信部(RF送受信部) 2 変復調部 3 ベースバンド信号処理部 4 音声信号入出力部 5 ホッピングパターン形成部 6 周波数シンセサイザ 7 制御部(CPU) 8 送受信アンテナ 9 音声信号伝送端子 10 高周波信号伝送端子 11 音声装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の伝送モジュール間で音声データを
    含む高周波無線信号を双方向伝送する際に、周波数ホッ
    ピングによって高周波無線信号を複数の高周波チャネル
    のいずれかに規定順序により指定する短距離無線伝送装
    置であって、前記各伝送モジュールは、前記規定順序に
    より指定した高周波チャネルの高周波無線信号を受信し
    てベースバンド信号に変換し、ベースバンド信号を前記
    規定順序により指定した高周波チャネルの高周波無線信
    号に変換して送信する高周波信号送受信部と、音声デー
    タをコード化データに、コード化データを音声データに
    それぞれ変換するベースバンド信号処理部と、全体動作
    を統括制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記ベ
    ースバンド信号処理部に到来した音声データが一定時間
    にわたって変化しないことを検出した場合に、動作モー
    ドを通常モードから低消費電力モードに移行し、前記低
    消費電力モード時に、前記ベースバンド信号処理部に到
    来した音声データが変化したことを検出した場合に、動
    作モードを低消費電力モードから通常モードに復帰する
    ことを特徴とする短距離無線伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記低消費電力モードは、スニフモード
    であり、しかも、前記ベースバンド信号処理部の音声出
    力回路をオフにするものであることを特徴とする請求項
    1に記載の短距離無線伝送装置。
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CN112672409A (zh) * 2020-12-31 2021-04-16 深圳市移轩通信有限公司 一种5g模组降低功耗方法、系统及模组

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