JP2002010358A - 携帯型補助端末及びハンズフリーヘッドセット - Google Patents

携帯型補助端末及びハンズフリーヘッドセット

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JP2002010358A
JP2002010358A JP2000191468A JP2000191468A JP2002010358A JP 2002010358 A JP2002010358 A JP 2002010358A JP 2000191468 A JP2000191468 A JP 2000191468A JP 2000191468 A JP2000191468 A JP 2000191468A JP 2002010358 A JP2002010358 A JP 2002010358A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、携帯電話機を視認することなく携帯
電話機の状態をユーザに容易に認識させて使い勝手を一
段と向上するようにする。 【解決手段】本発明は、携帯電話機5と直接無線接続し
た状態で互いに送受信を行うことにより当該携帯電話機
5を介して他の携帯電話機6との間で音声通話を行う頭
部装着型のハンズフリーヘッドセット7において、近距
離無線通信手段によって携帯電話機5から受信データを
直接受信し、当該受信データに基づいて携帯電話機5の
状態を認識し、その認識結果を所定の方法でユーザに通
知することにより、携帯電話機5の状態をハンズフリー
ヘッドセット7を介してユーザに容易に認識させること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯型補助端末及び
ハンズフリーヘッドセットに関し、例えば携帯電話機と
無線接続された音声通話用のハンズフリーヘッドセット
に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機を使用しているユーザ
が、例えば自動車を運転中に当該携帯電話機を保持する
ことなく通話を行うために開発されたものとしてハンズ
フリーヘッドセットと呼ばれるものがある。
【0003】このハンズフリーヘッドセットは、頭部に
装着された状態でユーザの耳部分にイヤーホンのスピー
カが配置されると共に、口元にマイクロフォンが配置さ
れるようになされており、当該ハンズフリーヘッドセッ
トと直接無線接続された携帯電話機を介して当該携帯電
話機を保持することなく、他の携帯電話機等と音声通話
を行い得るようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
ハンズフリーヘッドセットにおいては、当該ハンズフリ
ーヘッドセットに直接無線接続された携帯電話機と、基
地局とが呼を確立していない状態すなわち待ち受け状態
のとき、音声通話が行われているわけでもないので、携
帯電話機とハンズフリーヘッドセットとが正常に無線接
続されているか否かをユーザに対して認識させることが
困難であるという問題があった。
【0005】またハンズフリーヘッドセットにおいて
は、携帯電話機と直接無線接続されているので当該携帯
電話機を鞄やポケット等に入れた状態で使用されること
が多い。このためユーザは、携帯電話機のバッテリー残
量や着呼内容(音声通話、ショートメッセージ又はデー
タ通信のいずれであるか)を確認する際、携帯電話機を
鞄やポケット等から一々取り出して視認しなければなら
ず、煩雑な操作を要するという問題があった。
【0006】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、一段と使い勝手の優れた携帯型補助端末及びハンズ
フリーヘッドセットを提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、所定の電子機器本体から直接受信
した受信データに対して所定の処理を実行する携帯型補
助端末において、近距離無線通信手段によって電子機器
本体から直接受信データを受信し、当該受信データに基
づいて電子機器本体の状態を認識し、その認識結果を所
定の方法でユーザに通知することにより、電子機器本体
の状態を携帯型補助端末を介してユーザに容易に認識さ
せることができる。
【0008】また本発明においては、携帯電話機と直接
無線接続した状態で互いに送受信を行うことにより携帯
電話機を介して他の通信端末との間で音声通話を行う頭
部装着型のハンズフリーヘッドセットにおいて、近距離
無線通信手段によって携帯電話機から受信データを直接
受信し、当該受信データに基づいて携帯電話機の状態を
認識し、その認識結果を所定の方法でユーザに通知する
ことにより、携帯電話機の状態をハンズフリーヘッドセ
ットを介してユーザに容易に認識させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0010】(1)ディジタル携帯電話システムの全体
構成 図1において、1は全体としてセルラー方式のディジタ
ル携帯電話システムを示し、公衆回線網2に接続された
基地局3及び4を介して携帯電話機5及び6が互いに無
線通信し得るようになされている。
【0011】実際上、携帯電話機5から携帯電話機6へ
発呼する場合、携帯電話機5はユーザによって入力され
た相手の電話番号を基にダイヤル発信することにより基
地局3と無線接続する。基地局3は、公衆回線網2を介
して基地局4と接続し、当該基地局4を介して携帯電話
機6と無線接続することにより、携帯電話機5と携帯電
話機6との呼を確立させ、携帯電話機5及び6間で音声
通話、ショートメッセージの送受信あるいはパケットデ
ータによるデータ通信等を実行し得るようになされてい
る。
【0012】因みに公衆回線網2に接続されている有線
電話機についても、基地局3又は4を介して携帯電話機
5又は6と無線接続することにより、有線電話機と携帯
電話機5又は6との呼を確立するようになされている。
【0013】なお携帯電話機5は、無線通信規格である
Bluetooth(ブルートゥース:商標)に準拠した無線通
信方式によってハンズフリーヘッドセット7と無線接続
し得るようになされており、これによりユーザがハンズ
フリーヘッドセット7を介して携帯電話機6や有線電話
機との間で無線通信し得るようになされている。
【0014】ここでハンズフリーヘッドセット7は、ユ
ーザの頭部に装着された状態で耳部分にスピーカ7A及
び7Bが配置されると共に、口元部分にマイクロフォン
7Cが配置されるようになされており、ユーザが携帯電
話機5を保持することなく音声通話を行い得るようにな
されている。
【0015】因みに Bluetoothは、標準化団体である B
luetooth SIG(Special Interest Group)によって標準
化された近距離無線データ通信規格であり、2.4[GHz]帯
のISM(Industrial Scientific Medical )バンドに
帯域幅1[MHz] のチャネルを79個設定し、1秒間に1
600回チャネルを切り換える周波数ホッピング方式の
スペクトラム拡散通信方式を用い、データ伝送速度1[M
bit/秒] (実効 721[kbit/秒] )で約10[m] 程度の距
離を無線でデータ通信し得るようになされたものであ
る。
【0016】実際上、携帯電話機5は、例えば携帯電話
機6から着呼があった場合、着信通知をハンズフリーヘ
ッドセット7を介してユーザに送信するようになされて
おり、これによりユーザはハンズフリーヘッドセット7
を介して他の携帯電話機6と通話を開始する。
【0017】また携帯電話機5は、ハンズフリーヘッド
セット7のマイクロフォン7Cを介してユーザから音声
で入力された相手先名又は相手先電話番号を音声認識手
段によって認識することにより自動的に発呼処理を行う
ようになされている。これによりユーザは、携帯電話機
5を直接操作することなくハンズフリーヘッドセット7
を介して発呼処理を制御し得るようになされている。
【0018】(2)携帯電話機及びハンズフリーヘッド
セットの回路構成 次に、携帯電話機5及びハンズフリーヘッドセット7の
回路構成について具体的に説明する。まず図2に示すよ
うに携帯電話機5は、受信時、アンテナ11で受信した
基地局3からの受信信号S1をセレクタ12を介して受
信RF(Radio Frequency) 部13に入力する。
【0019】受信RF部13は、受信信号S1に対して
帯域制限及びゲインコントロールを行うことにより適正
な信号レベルの受信信号S2を生成し、これをミキサー
14に送出する。
【0020】ミキサー14は、受信RF部13から供給
された受信信号S2と、局部発信回路15から供給され
る所定周波数の局部発信信号S15とを乗算することに
より、所定周波数の受信信号S3に周波数変換し、これ
を受信インターフェース部16に送出する。
【0021】受信インターフェース部16は、受信信号
S3をアナログ/ディジタル変換することによりディジ
タルの受信データD4を生成し、これを復調部17に送
出する。
【0022】復調部17は、受信データD4に対して復
調処理を施すと共に、デインターリーブ処理及びエラー
訂正処理等を行うことによりフェージングの影響を除去
した後、その結果得られるデータの種類判別を行い、復
調結果の種類が音声データD5であった場合には当該音
声データD5を音声復号部18に送出し、復調結果の種
類が通信データD6であった場合には、当該通信データ
D6を通信データ復号部21に送出する。
【0023】音声復号部18は、音声データD5を伸長
し復号処理した後、ディジタルアナログ変換することに
よりアナログの音声信号S6を復元し、これをアンプ1
9を介して所定レベルに増幅した後、スピーカ5Aを介
して出力する。
【0024】通信データ復号部21は、通信データD6
を復号処理することにより最終的な元の通信データD7
を復元し、これをデータバス29、CPUバス30及び
I(In)/O(Out) コントローラ31からデータインター
フェース34を介して例えばコンピュータ等の外部装置
(図示せず)へ出力するか、もしくはI/Oコントロー
ラ31から表示部32を介して通信データD7に基づく
ショートメッセージを表示する。
【0025】これに対して携帯電話機5は、送信時、マ
イクロフォン5B(図1)を介して集音した音声信号S
7をアンプ22によって所定の信号レベルに増幅するこ
とにより音声信号S8を生成し、これを音声符号化部2
3へ送出する。
【0026】音声符号化部23は、音声信号S8を所定
のサンプリング周波数で符号化した後に圧縮し、所定ブ
ロック毎に区分けすることによりディジタルの音声デー
タD9を生成し、これを変調回路24へ送出する。
【0027】因みに音声符号化部23は、音声データD
9を音声復号部18にも送出するようになされており、
相手の音声だけではなくユーザ自身の音声についてもス
ピーカ5Aを介して出力するようになされている。
【0028】ところで通信データ符号化部28は、外部
装置(図示せず)からデータインターフェース34、I
/Oコントローラ31、CPUバス30を介して通信デ
ータD8が入力されると、これを圧縮符号化することに
より符号化通信データD10を生成し、これを変調回路
24に送出する。
【0029】変調回路24は、音声データD9又は符号
化通信データD10に対してインターリーブ処理及び変
調処理を施すことにより送信データD11を生成し、こ
れを送信インターフェース部25へ送出する。送信イン
ターフェース部25は、送信データD11をディジタル
/アナログ変換することによりアナログの送信信号S1
2を生成し、これをミキサ26に送出する。
【0030】ミキサ26は、送信インターフェース部2
5から供給された送信信号S12と、局部発信回路15
から供給される所定周波数の局部発信信号S15とを乗
算することにより、所定周波数の送信信号S13に周波
数変換し、これを送信RF部27に送出する。
【0031】送信RF部27は、送信信号S13を電力
増幅することにより所定の送信電力でなる送信信号S1
4を生成し、これをセレクタ12を介してアンテナ11
から電波として放射するようになされている。
【0032】一方、CPUバス30に接続されたCPU
(Central Processing Unit )37は、ROM(Read O
nly Memory)40に予め記憶された各種プログラムに基
づく所定の処理をRAM(Random Access Memory)39
をワークエリアとして用いることにより実行し、その処
理結果をI/Oコントローラ31を介して表示部32に
表示するようになされている。
【0033】またCPU37は、操作キー33の入力操
作に応じた命令をI/Oコントローラ31を介して受け
ると、命令に従って例えば発呼処理や終話処理、着信履
歴表示処理等の種々の処理を行うと共に、その処理結果
を表示部32に表示するようになされている。
【0034】さらにCPU37は、操作キー33の入力
操作に応じた各種設定条件を書換可能なEEPROM
(Electrically Erasable Programmable Read-Only Mem
ory )38に格納するようになされており、電源がオフ
状態になったときでも各種設定条件を記憶しておき、再
度電源がオン状態になったときに同一の設定条件に設定
し得るようになされている。
【0035】さらにCPU37は、RTC(Real Time
Clock )回路36から供給されるシステムクロックCL
K1に基づいて年月日及び時刻を計時し、その計時結果
をI/Oコントローラ31を介して表示部32に表示し
たり、通信データのタイムスタンプやアラームのために
用いるようになされている。
【0036】ところで携帯電話機5は、ハンズフリーヘ
ッドセット7を介して携帯電話機6との間で音声通話を
行うために、アンテナ11で受信した後に復調部17で
復調処理した相手の携帯電話機6からの音声データD5
をコーデック41に送出する。
【0037】コーデック41は、復調部17、音声復号
部18、通信データ復号部21、音声符号化部23及び
変調部24で構成される部分と同様な機能を有してお
り、CPU37の制御の基に再度音声データD5を変調
処理し、その結果得られる送信データD15を送受信部
42に送出する。
【0038】送受信部42は、受信RF部13、ミキサ
14、受信インターフェース部16、局部発信回路1
5、送信インターフェース部17、ミキサ26及び送信
RF部27で構成される部分と同様な機能を有してお
り、送信データD15をディジタル/アナログ変換し、
周波数変換した後に所定の送信電力の送信信号S16を
生成し、これを近距離無線通信規格として定められてい
る Bluetoothに準拠した無線通信方式の電波としてアン
テナ43からハンズフリーヘッドセット7へ放射するよ
うになされている。
【0039】なお携帯電話機5のCPU37は、ハンズ
フリーヘッドセット7を介して他の携帯電話機6との間
で音声通話を行うために、ハンズフリーヘッドセット7
の電源がユーザによって投入されると、まず最初にアン
テナ43を介してハンズフリーヘッドセット7との間で
ポーリング信号の交換を行った後、携帯電話機5からハ
ンズフリーヘッドセット7へ送信信号S16を直接送信
するようになされている。
【0040】図3に示すようにハンズフリーヘッドセッ
ト7は、携帯電話機5のアンテナ43から送信された送
信信号S16をアンテナ51で受信信号S17として受
信し、これをセレクタ52を介して受信RF部53に入
力する。
【0041】受信RF部53は、受信信号S17に対し
て帯域制限及びゲインコントロールを行うことにより適
正な信号レベルの受信信号S18を生成し、これをミキ
サー54に送出する。
【0042】ミキサー54は、受信RF部53から供給
された受信信号S18と、局部発信回路55から供給さ
れる所定周波数の局部発信信号S55とを乗算すること
により、所定周波数の受信信号S19に周波数変換し、
これを受信インターフェース部56に送出する。
【0043】受信インターフェース部56は、受信信号
S19をアナログ/ディジタル変換することによりディ
ジタルの受信データD20を生成し、これを復調部57
に送出する。
【0044】復調部57は、受信データD20に対して
復調処理を施すと共に、デインターリーブ処理及びエラ
ー訂正処理等を行うことによりフェージングの影響を除
去した後、その結果得られるデータの種類判別を行い、
復調結果の種類が音声データD21であった場合には当
該音声データD21を音声復号部58に送出し、復調結
果の種類が通信データD22であった場合には、当該通
信データD22を通信データ復号部60に送出する。
【0045】音声復号部58は、音声データD21を伸
長し復号処理した後、ディジタルアナログ変換すること
によりアナログの音声信号S23を復元し、これをアン
プ59を介して所定の信号レベルに増幅した後、スピー
カ7A及び7Bを介して出力する。かくしてユーザは、
ハンズフリーヘッドセット7のスピーカ7A及び7Bを
介して携帯電話機6から送られてくる相手ユーザの声を
聞くことができる。
【0046】通信データ復号部60は、通信データD2
2を復号処理することにより最終的な元の通信データD
23を復元し、これを音声生成部61に送出する。音声
生成部61は、通信データD22がショートメッセージ
用のテキストデータであった場合に、通信データD22
の内容に応じた音声信号S24を合成し、これをアンプ
59に送出する。
【0047】これによりユーザは、ハンズフリーヘッド
セット7のスピーカ7A及び7Bを介して携帯電話機6
から送られてくるショートメッセージの内容をコンピュ
ータによって合成された音声で聞くことができる。因み
に音声生成部61は、通信データD22がパケットデー
タであった場合には、何ら処理を行うことはない。
【0048】これに対してハンズフリーヘッドセット7
は、マイクロフォン7Cを介して集音したユーザの音声
信号S25をアンプ62によって所定の信号レベルに増
幅することにより音声信号S26を生成し、これを音声
符号化部63へ送出する。
【0049】音声符号化部63は、音声信号S26を所
定のサンプリング周波数で符号化した後に圧縮し、所定
ブロック毎に区分けすることによりディジタルの音声デ
ータD27を生成し、これを変調回路64へ送出する。
【0050】因みに音声符号化部63は、音声データD
27を音声復号部58にも送出するようになされてお
り、相手の音声だけではなくユーザ自身の音声について
もスピーカ7A及び7Bを介して出力するようになされ
ている。
【0051】ところで音声認識部69は、音声信号S2
6に基づいて音声認識したショートメッセージの内容を
テキストデータ化し、このテキストデータD28を通信
データ符号化部68に送出する。通信データ符号化部6
8は、テキストデータD28を圧縮符号化することによ
り符号化通信データD29を生成し、これを変調回路6
4に送出する。
【0052】変調回路64は、音声データD27又は符
号化通信データD29に対してインターリーブ処理及び
変調処理を施すことにより送信データD30を生成し、
これを送信インターフェース部65へ送出する。送信イ
ンターフェース部65は、送信データD30をディジタ
ル/アナログ変換することによりアナログの送信信号S
31を生成し、これをミキサ66に送出する。
【0053】ミキサ66は、送信インターフェース部6
5から供給された送信信号S31と、局部発信回路55
から供給される所定周波数の局部発信信号S55とを乗
算することにより、所定周波数の送信信号S32に周波
数変換し、これを送信RF部67に送出する。
【0054】送信RF部67は、送信信号S32を電力
増幅することにより所定の送信電力でなる送信信号S3
3を生成し、これをセレクタ52を介してアンテナ51
から近距離無線通信規格として定められている Bluetoo
thに準拠した無線通信方式の電波として携帯電話機5へ
放射するようになされている。
【0055】これによりハンズフリーヘッドセット7
は、ユーザによって入力された音声信号S25やショー
トメッセージ用のテキストデータD28を携帯電話機5
へ送信することができる。
【0056】携帯電話機5(図2)は、アンテナ43を
介してハンズフリーヘッドセット7からの送信信号S3
3を受信し、これを送受信部42、コーデック41から
変調部24、送信インターフェース部25、ミキサ2
6、送信RF部27、セレクタ12及びアンテナ11を
介して基地局3へ送信することにより、ハンズフリーヘ
ッドセット7のマイクロフォン7Cを介して入力したユ
ーザの音声やショートメッセージを携帯電話機6へ送信
することができる。
【0057】ところでハンズフリーヘッドセット7にお
いても、CPUバス70に接続されたCPU75は、R
OM78に予め記憶された各種プログラムに基づく所定
の処理をRAM77をワークエリアとして用いることに
より実行するようになされている。
【0058】またCPU75は、操作ボタン72の入力
操作に応じた命令をI/Oコントローラ71を介して受
けると、命令に従って例えば電源オンオフ処理やスピー
カ7A及び7Bのボリューム調整処理等の種々の処理を
行うようになされている。
【0059】さらにCPU75は、操作ボタン72の入
力操作に応じた例えばボリューム調整処理等の各種設定
条件を書換可能なEEPROM76に格納するようにな
されており、電源がオフ状態になったときでも各種設定
条件を記憶しておき、再度電源がオン状態になったとき
に同一の設定条件に設定し得るようになされている。
【0060】さらにCPU75は、RTC回路74から
供給されるシステムクロックCLK2に基づいて年月日
及び時刻を計時し、その計時結果に基づいて通信データ
のタイムスタンプやアラームのために用いるようになさ
れている。
【0061】なおハンズフリーヘッドセット7は、バッ
テリ駆動するようになされており、I/Oコントローラ
71によってバッテリ73の電池残量の検出結果を常時
CPU75に出力する。CPU75は、バッテリ73の
電池残量が所定量以下になったことを検出したときに、
充電を促す所定のヘッドセット側警告音を生成し、スピ
ーカ7A及び7Bを介して出力するようになされてい
る。
【0062】かかる構成に加えて携帯電話機5(図1)
は、ハンズフリーヘッドセット7と同様にバッテリ駆動
するようになされており、I/Oコントローラ31によ
ってバッテリ35の電池残量の検出結果を常時CPU3
7に出力している。CPU37は、バッテリ35の電池
残量が所定量以下になったことを検出したときに、その
旨を表示部32に電池マークとして表示すると共に、充
電を促すための警告信号S40を生成し、これをコーデ
ック41に送出する。
【0063】コーデック41は、CPU37の制御の基
に警告信号S40を変調処理し、その結果得られる送信
データD41を送受信部42に送出する。
【0064】送受信部42は、送信データD41をディ
ジタル/アナログ変換し、周波数変換した後に所定の送
信電力の送信信号S42を生成し、これを近距離無線通
信規格として定められている Bluetoothに準拠した無線
通信方式の電波としてアンテナ43からハンズフリーヘ
ッドセット7へ放射するようになされている。
【0065】ハンズフリーヘッドセット7は、携帯電話
機5のアンテナ43から送られてきた送信信号S42を
アンテナ51で受信した後、セレクタ52、受信RF部
53、ミキサ54、受信インターフェース部56、復調
部57及び音声復号部58を介して所定の処理を実行す
ることにより元の警告信号を復元し、CPU75によっ
て当該警告信号に応じた所定の携帯側警告音を生成して
アンプ59及びスピーカ7A及び7Bを介して出力する
ようになされている。
【0066】これによりハンズフリーヘッドセット7を
装着しているユーザは、携帯電話機5におけるバッテリ
35の電池残量を当該携帯電話機5の表示部32を確認
することなく認識し得るようになされている。
【0067】また携帯電話機5は、CPU37が復調部
17からコーデック41に音声データD5が供給された
ことを検出すると、復調部17での復調結果の種類が音
声データD5であったことを認識し、着呼の内容が音声
通話であることを示す通話着信信号を生成し、当該通話
着信信号と音声データD5とを多重化してコーデック4
1及び送受信部42を介してアンテナ43からハンズフ
リーヘッドセット7へ送信する。
【0068】これに対して携帯電話機5は、CPU37
が通信データ復号部21からI/Oコントローラ31を
介して表示部32に通信データD7が供給されたことを
検出すると、復調部17での復調結果の種類がショート
メッセージに相当する通信データD6であったことを認
識し、着呼の内容がショートメッセージであることを示
すショートメッセージ着信信号を生成し、当該ショート
メッセージ着信信号をコーデック41及び送受信部42
を介してアンテナ43からハンズフリーヘッドセット7
へ送信する。
【0069】さらに携帯電話機5は、CPU37が通信
データ復号部21からI/Oコントローラ31を介して
データインターフェース34に通信データD7が供給さ
れたことを検出すると、復調部17での復調結果の種類
がコンピュータ等の外部装置で処理するためのパケット
データに相当する通信データD6であったことを認識
し、着呼の内容が通信データであることを示すパケット
データ着信信号を生成し、当該パケットデータ着信信号
をコーデック41及び送受信部42を介してアンテナ4
3からハンズフリーヘッドセット7へ送信する。
【0070】ハンズフリーヘッドセット7は、携帯電話
機5から直接送信されてきたバッテリー残量の警告信号
S40、通話着信信号、ショートメッセージ着信信号又
はパケットデータ着信信号を受信すると、警告信号S4
0、通話着信信号、ショートメッセージ着信信号又はパ
ケットデータ着信信号にそれぞれ対応する携帯側警告音
又は発信音をそれぞれ生成してスピーカ7A及び7Bか
ら出力することにより、携帯電話機5を保持していない
ユーザに対して携帯電話機5の各種状態を容易に認識さ
せ得るようになされている。
【0071】(3)ハンズフリーヘッドセットによる携
帯電話機の状態通知処理手順 続いて、ハンズフリーヘッドセット7による携帯電話機
5の状態通知処理手順について図4のフロチャートを用
いて説明する。すなわちハンズフリーヘッドセット7に
おいては、ユーザによって電源が投入されると、図4に
示すルーチンRT1の開始ステップから入って次のステ
ップSP1に移る。
【0072】ステップSP1においてハンズフリーヘッ
ドセット7のCPU75は、近距離無線通信規格として
定められている Bluetoothに準拠した無線通信方式の電
波として携帯電話機5のアンテナ43から所定間隔毎に
送信されているポーリング信号を受信したとき、ハンズ
フリーヘッドセット7と携帯電話機5とが直接無線接続
されていると認識し得るようになされており、当該ポー
リング信号に基づいて携帯電話機5との無線接続状態を
検出し、次のステップSP2に移る。
【0073】ステップSP2においてハンズフリーヘッ
ドセット7のCPU75は、ハンズフリーヘッドセット
7と携帯電話機5とが無線接続されているか否を判定す
る。ここで否定結果が得られると、このことは携帯電話
機5からポーリング信号を受信しておらず、ハンズフリ
ーヘッドセット7と携帯電話機5とが無線接続されてい
ないことを表しており、このときハンズフリーヘッドセ
ット7のCPU75は次のステップSP12に移る。
【0074】ステップSP12においてハンズフリーヘ
ッドセット7のCPU75は、携帯電話機5と無線接続
されていないので、非接続状態を示す非接続状態信号を
発生し、当該非接続状態信号に応じた所定の非接続状態
発信音を生成してスピーカ7A及び7Bから出力するこ
とにより、ハンズフリーヘッドセット7と携帯電話機5
とが無線接続されていないことをユーザに対して認識さ
せた後、次のステップSP5に移る。
【0075】これに対してステップSP2で肯定結果が
得られると、このことは携帯電話機5からポーリング信
号を受信し、ハンズフリーヘッドセット7と携帯電話機
5とが無線接続されていることを表しており、このとき
ハンズフリーヘッドセット7のCPU75は次のステッ
プSP3に移る。
【0076】ステップSP3においてハンズフリーヘッ
ドセット7のCPU75は、当該ハンズフリーヘッドセ
ット7を介して携帯電話機5により発呼又は着呼が行わ
れたか否かの検出を行い、ステップSP4で発呼又は着
呼が行われたか否かを判定する。ここで否定結果が得ら
れると、このことは携帯電話機5により発呼又は着呼が
行われなかったことを表しており、このときハンズフリ
ーヘッドセット7のCPU75は次のステップSP5に
移る。
【0077】ステップSP5においてハンズフリーヘッ
ドセット7のCPU75は、I/0コントローラ71を
介してバッテリー73における電池残量の検出処理を行
うと共に、携帯電話機5からアンテナ43を介して送信
された送信信号S42を受信して復調することにより得
られた警告信号に基づいて当該携帯電話機5のバッテリ
ー35における電池残量の検出処理を行い、次のステッ
プSP6に移る。
【0078】ステップSP6においてハンズフリーヘッ
ドセット7のCPU75は、当該ハンズフリーヘッドセ
ット7のバッテリー73又は携帯電話機5のバッテリー
35の電池残量が規定量以下であるか否かを判定する。
【0079】ここで否定結果が得られると、このことは
ハンズフリーヘッドセット7のバッテリー73及び携帯
電話機5のバッテリー35の電池残量共に規定量以下に
はなっておらず、十分に電池残量があることを表してお
り、このときハンズフリーヘッドセット7のCPU75
は次のステップSP10に移る。
【0080】これに対してステップSP6で肯定結果が
得られると、このことは少なくともハンズフリーヘッド
セット7のバッテリー73又は携帯電話機5のバッテリ
ー35のいずれかの電池残量が規定量以下になってい
て、充電する必要があることを表しており、このときハ
ンズフリーヘッドセット7のCPU75は次のステップ
SP7に移る。
【0081】ステップSP7においてハンズフリーヘッ
ドセット7のCPU75は、規定量以下の電池残量にな
ったものが携帯電話機5であるか否かを判定する。ここ
で肯定結果が得られると、このことは携帯電話機5にお
けるバッテリー35の電池残量が規定量以下になってい
ることを表しており、このときハンズフリーヘッドセッ
ト7のCPU75は次のステップSP8に移る。
【0082】ステップSP8においてハンズフリーヘッ
ドセット7のCPU75は、携帯電話機5からアンテナ
43を介して送信された送信信号S42を受信して復調
することにより得られた警告信号に基づいて、携帯電話
機5におけるバッテリー35の電池残量が少なく充電す
る必要があることを示す所定の携帯側警告音を発生し、
これをスピーカ7A及び7Bを介して出力することによ
り、携帯電話機5のバッテリー35を充電する必要があ
ることをユーザに対して認識させた後、次のステップS
P10に移る。
【0083】これに対してステップSP7で否定結果が
得られると、このことは携帯電話機5のバッテリー35
ではなく、ハンズフリーヘッドセット7におけるバッテ
リー73の電池残量が規定量以下になっていることを表
しており、このとき当該ハンズフリーヘッドセット7の
CPU75は次のステップSP9に移る。
【0084】ステップSP9においてハンズフリーヘッ
ドセット7のCPU75は、バッテリー73の電池残量
が少なく充電する必要があることを示す所定のヘッドセ
ット側警告音を発生し、これをスピーカ7A及び7Bを
介して出力することにより、バッテリー73を充電する
必要があることをユーザに対して認識させた後、次のス
テップSP10に移る。
【0085】ステップSP10においてハンズフリーヘ
ッドセット7のCPU75は、予め設定された所定の待
機時間経過後まで上述のステップSP5以降の電池残量
の検出処理を行わずに待機し、次のステップSP11に
移る。
【0086】ステップSP11においてハンズフリーヘ
ッドセット7のCPU75は、待機時間が経過したか否
かを判定する。ここで否定結果が得られると、このこと
は待機時間が未だ経過していないことを表しており、こ
のときハンズフリーヘッドセット7のCPU75は待機
時間が経過するまで待ち受ける。
【0087】これに対してステップSP11で肯定結果
が得られると、このことは待機時間が既に経過したこと
を表しており、このときハンズフリーヘッドセット7の
CPU75は上述のステップSP5以降の電池残量の検
出処理を再度繰り返した後、ステップSP21に移り、
ユーザによる電源オフ操作に応じて電池残量の検出処理
を終了する。
【0088】このようにハンズフリーヘッドセット7の
CPU75は、所定の待機時間毎にインターバルを設け
て電池残量の検出処理を行うことにより、無駄に消費電
力を増大することがないようになされている。
【0089】一方、ステップSP4で肯定結果が得られ
ると、このことはハンズフリーヘッドセット7に発呼又
は着呼のいずれかがあったことを表しており、このとき
ハンズフリーヘッドセット7のCPU75は次のステッ
プSP13に移る。
【0090】ステップSP13においてハンズフリーヘ
ッドセット7のCPU75は、現在携帯電話機5を介し
て他の携帯電話機6や有線電話機と通話中であるか否か
を判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは
通話中であることを表しており、このときハンズフリー
ヘッドセット7のCPU75はステップSP5以降の電
池残量の検出処理に移る。
【0091】これによりハンズフリーヘッドセット7の
CPU75は、携帯電話機5を介して他の携帯電話機6
や有線電話機と通話中に電池切れが生じることのないよ
うに携帯側警告音又はヘッドセット側警告音を出力する
ことができる。
【0092】これに対してステップSP13で否定結果
が得られると、このことは通話中ではなく携帯電話機5
が待ち受け状態にあることを表しており、このときハン
ズフリーヘッドセット7のCPU75は次のステップS
P14に移る。
【0093】ステップSP14においてハンズフリーヘ
ッドセット7のCPU75は、待ち受け状態において携
帯電話機5に着呼があったか否かを判定する。ここで否
定結果が得られると、このことは通話中でもなければ待
ち受け状態でもないので、ユーザによって携帯電話機5
の電源がオフされたことを表しており、このときハンズ
フリーヘッドセット7のCPU75はステップSP21
に移って携帯電話機5の状態通知処理手順を終了する。
【0094】これに対してステップSP14で肯定結果
が得られると、このことは携帯電話機5からアンテナ5
1を介して受信信号S17を受信したことを表してお
り、このときハンズフリーヘッドセット7のCPU75
は次のステップSP15に移る。
【0095】ステップSP15においてハンズフリーヘ
ッドセット7のCPU75は、携帯電話機5から受信し
た受信信号S17に対して受信RF部53、ミキサ5
4、受信インターフェース部56及び復調部57を介し
て所定の処理を実行することにより得た復調結果が音声
データD21であるか否かを判定する。
【0096】ここで否定結果が得られると、このことは
復調結果が音声データD21ではないのでショートメッ
セージ又はパケットデータのいずれかであることを表し
ており、このときハンズフリーヘッドセット7のCPU
75は次のステップSP17に移る。
【0097】これに対してステップSP15で肯定結果
が得られると、このことは復調結果が音声データD21
であることを表しており、このときハンズフリーヘッド
セット7のCPU75は次のステップSP16に移る。
【0098】ステップSP16においてハンズフリーヘ
ッドセット7のCPU75は、復調結果が音声データD
21なので着呼の内容が音声通話であることを示す通話
着信信号を発生し、当該通話着信信号に基づいて通話着
信用発信音を生成し、これをスピーカ7A及び7Bを介
して出力することにより、携帯電話機5に音声通話の着
呼があったことをユーザに対して認識させた後、次のス
テップSP17に移る。
【0099】ステップSP17においてハンズフリーヘ
ッドセット7のCPU75は、受信信号S17に対する
復調結果が携帯電話機5を宛て先とするショートメッセ
ージであるか否かを判定する。ここで否定結果が得られ
ると、このことは復調結果がテキストデータのショート
メッセージではないことを表しており、このときハンズ
フリーヘッドセット7のCPU75は次のステップSP
19に移る。
【0100】これに対してステップSP17で肯定結果
が得られると、このことは復調結果がテキストデータの
ショートメッセージであることを表しており、このとき
ハンズフリーヘッドセット7のCPU75は次のステッ
プSP18に移る。
【0101】ステップSP18においてハンズフリーヘ
ッドセット7のCPU75は、着呼の内容がショートメ
ッセージであることを示すショートメッセージ着信信号
を発生し、当該ショートメッセージ着信信号に基づいて
ショートメッセージ用発信音を生成し、これをスピーカ
7A及び7Bを介して出力することにより、携帯電話機
5にショートメッセージの着呼があったことをユーザに
対して認識させた後、次のステップSP19に移る。
【0102】ステップSP19においてハンズフリーヘ
ッドセット7のCPU75は、受信信号S17に対する
復調結果が外部装置であるコンピュータを宛て先とする
データ通信用のパケットデータであるか否かを判定す
る。ここで否定結果が得られると、このことは復調結果
がパケットデータではないことを表しており、このとき
ハンズフリーヘッドセット7のCPU75は次のステッ
プSP21に移って処理を終了する。
【0103】これに対してステップSP19で肯定結果
が得られると、このことは復調結果がパケットデータで
あることを表しており、このときハンズフリーヘッドセ
ット7のCPU75は次のステップSP20に移る。
【0104】ステップSP20においてハンズフリーヘ
ッドセット7のCPU75は、着呼の内容がパケットデ
ータであることを示すパケットデータ着信信号を発生
し、当該パケットデータ着信信号に基づいてパケットデ
ータ用発信音を生成し、これをスピーカ7A及び7Bを
介して出力することにより、携帯電話機5にパケットデ
ータの着呼があったことをユーザに対して認識させた
後、次のステップSP21に移って処理を終了する。
【0105】(4)実施の形態における動作及び効果 以上の構成において、ハンズフリーヘッドセット7は、
Bluetoothに準拠した近距離無線通信方式の電波によっ
て携帯電話機5と無線接続されており、当該携帯電話機
5からポーリング信号を受信したときに、認識手段とし
てのCPU75はハンズフリーヘッドセット7と携帯電
話機5とが無線接続されていると認識することができ
る。
【0106】従ってハンズフリーヘッドセット7は、携
帯電話機5からポーリング信号を受信し得ない場合、非
接続状態信号に応じた所定の非接続状態発信音を生成し
てスピーカ7A及び7Bを介して出力することにより、
Bluetoothに準拠した近距離無線通信方式の電波を携帯
電話機5から受信し得ない程度に互いの距離が離れてし
まっているか、もしくは携帯電話機5の電源が投入され
ていないかのいずれかであることをユーザに対して容易
に認識させることができる。
【0107】またハンズフリーヘッドセット7は、携帯
電話機5とが無線接続された状態で、当該携帯電話機5
から受信した受信信号S17を復調することにより得ら
れた警告信号を検出したとき、携帯電話機5におけるバ
ッテリ35の電池残量が規定量以下であることを促す携
帯側警告音を生成して出力することにより、ユーザに対
して充電する必要があることを認識させて通話中におけ
る電池切れを未然に防止することができる。
【0108】さらにハンズフリーヘッドセット7は、携
帯電話機5とが無線接続された状態で、当該携帯電話機
5に対する着呼内容が音声通話、ショートメッセージ又
はデータ通信用のパケットデータのいずれであるかを、
携帯電話機5から受信した受信データS17の復調結果
に基づいて認識し、その認識結果にそれぞれ対応する発
信音をスピーカ7A及び7Bを介して出力することによ
り、ユーザに対して着呼内容を容易に認識させることが
できる。
【0109】すなわちハンズフリーヘッドセット7は、
携帯電話機5に対する着呼内容を当該携帯電話機5の表
示部32を視認することなく発信音の種類によって直感
的に認識することができ、携帯電話機5を取り出して表
示部32を視認するような煩雑な操作をユーザに強いる
ことがない。
【0110】以上の構成によれば、ハンズフリーヘッド
セット7は、携帯電話機5から Bluetoothに準拠した近
距離無線通信方式の電波によって受信した受信データS
17に基づいて携帯電話機5の状態を認識し、その認識
結果を警告音や発信音によって通知することにより、ユ
ーザに対して携帯電話機5の状態を容易に認識させるこ
とができる。
【0111】(5)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、本発明を電子機器本
体としての携帯電話機5と無線接続されたハンズフリー
ヘッドセット7に適用するようにした場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、例えばノートブック型パ
ーソナルコンピュータ、PDA又は車載用のカーナビゲ
ーション装置と無線接続されたハンズフリーヘッドセッ
ト7に適用するようにしても良い。この場合にも、上述
の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0112】また上述の実施の形態においては、携帯電
話機5からハンズフリーヘッドセット7に対して送られ
るポーリング信号に基づいて携帯電話機5とハンズフリ
ーヘッドセット7との接続状態を検出するようにした場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯電話
機5からハンズフリーヘッドセット7に対して定期的に
送られる信号であれば他の種々の信号に基づいて携帯電
話機5とハンズフリーヘッドセット7との接続状態を検
出するようにしても良い。
【0113】さらに上述の実施の形態においては、ハン
ズフリーヘッドセット7が携帯電話機5の電池残量や着
呼の内容を認識してユーザに通知するようにした場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、携帯電話機5
と基地局3との電波の受信状態が圏外であることを認識
したときにユーザに通知するようにしても良い。
【0114】さらに上述の実施の形態においては、ハン
ズフリーヘッドセット7が携帯電話機5の電池残量や着
呼内容を認識して通知手段としてのスピーカ7A及び7
Bを介してユーザに携帯側警告音やヘッドセット側警告
音あるいは所定の発信音で通知するようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、予め録音された
音声や、コンピュータで合成された音声によって通知し
たり、あるいはマイクロフォン7Cの近傍に発光ダイオ
ードを取り付けて点滅させることによって通知するよう
にしても良い。
【0115】さらに上述の実施の形態においては、携帯
電話機5とハンズフリーヘッドセット7とを Bluetooth
に準拠した近距離無線通信方式の電波によって無線接続
するようにした場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、赤外線通信方式等の他の種々の近距離無線通信
方式で無線接続するようにしても良い。
【0116】さらに上述の実施の形態においては、本発
明の携帯型補助端末をハンズフリーヘッドセット7に適
用するようにした場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、ヘッドマウントディスプレイ等の電子機器本
体から受信した受信データに対して所定の処理を実行す
るものであれば他の種々の携帯型補助端末に本発明を適
用するようにしても良い。
【0117】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、近距離無
線通信手段によって電子機器本体から受信データを直接
受信し、当該受信データに基づいて電子機器本体の状態
を認識し、その認識結果を所定の方法でユーザに通知す
ることにより、電子機器本体の状態をユーザに容易に認
識させ得る使い勝手の優れた携帯型補助端末を実現する
ことができる。
【0118】また本発明においては、近距離無線通信手
段によって携帯電話機から受信データを直接受信し、当
該受信データに基づいて携帯電話機の状態を認識し、そ
の認識結果を所定の方法でユーザに通知することによ
り、携帯電話機の状態をユーザに容易に認識させ得る使
い勝手の優れたハンズフリーヘッドセットを実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタル携帯電話システムの全体構成を示す
略線的概略図である。
【図2】携帯電話機の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図3】ハンズフリーヘッドセットの回路構成を示すブ
ロック図である。
【図4】ハンズフリーヘッドセットによる携帯電話機の
状態通知処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……ディジタル携帯電話システム、2……公衆回線
網、3、4……基地局、5、6……携帯電話機、7……
ハンズフリーヘッドセット、37、75……CPU、5
A、7A、7B……スピーカ、11、43、51……ア
ンテナ、35、73……バッテリ、41……コーデッ
ク、42……送受信部。
フロントページの続き Fターム(参考) 5K027 AA11 AA16 BB01 CC08 FF01 FF02 FF12 FF14 FF25 GG03 HH03 JJ00 5K067 AA34 BB04 BB21 CC08 DD23 DD41 DD51 EE02 EE03 EE10 FF13 FF16 FF17 FF19 FF24 FF25 FF26 FF38 LL05

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の電子機器本体から受信した受信デー
    タに対して所定の処理を実行する携帯型補助端末におい
    て、 上記受信データを上記電子機器本体から直接受信する近
    距離無線通信手段と、 上記受信データに基づいて上記電子機器本体の状態を認
    識する認識手段と、 上記認識手段による認識結果を所定の方法でユーザに通
    知する通知手段とを具えることを特徴とする携帯型補助
    端末。
  2. 【請求項2】上記認識手段は、上記電子機器本体の状態
    として、当該携帯型補助端末と上記電子機器本体との無
    線接続状態を認識することを特徴とする請求項1に記載
    の携帯型補助端末。
  3. 【請求項3】上記認識手段は、上記電子機器本体の状態
    として、上記電子機器本体におけるバッテリーの電池残
    量が所定量以下であることを認識することを特徴とする
    請求項1に記載の携帯型補助端末。
  4. 【請求項4】上記電子機器は、携帯電話機であり、 上記認識手段は、上記携帯電話機の状態として、着呼の
    内容が音声通話であることを認識することを特徴とする
    請求項1に記載の携帯型補助端末。
  5. 【請求項5】上記電子機器は、携帯電話機であり、 上記認識手段は、上記携帯電話機の状態として、着呼の
    内容が当該携帯電話機を宛て先とするテキストデータの
    メッセージであることを認識することを特徴とする請求
    項1に記載の携帯型補助端末。
  6. 【請求項6】上記電子機器は、携帯電話機であり、 上記認識手段は、上記携帯電話機の状態として、着呼の
    内容が当該携帯電話機を介して接続された外部装置を宛
    て先とするデータ通信用のパケットデータであることを
    認識することを特徴とする請求項1に記載の携帯型補助
    端末。
  7. 【請求項7】上記電子機器は、携帯電話機であり、 上記認識手段は、上記携帯電話機の状態として、当該携
    帯電話機の電波受信状態が圏外であることを認識するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の携帯型補助端末。
  8. 【請求項8】上記通知手段は、上記認識手段によって認
    識された上記電子機器本体の状態にそれぞれ応じた所定
    の発信音を出力することにより、上記電子機器本体の状
    態をユーザに通知することを特徴とする請求項1に記載
    の携帯型補助端末。
  9. 【請求項9】携帯電話機と直接無線接続した状態で互い
    に送受信を行うことにより上記携帯電話機を介して他の
    通信端末との間で音声通話を行う頭部装着型のハンズフ
    リーヘッドセットにおいて、 上記携帯電話機から受信データを直接受信する近距離無
    線通信手段と、 上記受信データに基づいて上記携帯電話機の状態を認識
    する認識手段と、 上記認識手段による認識結果を所定の方法でユーザに通
    知する通知手段とを具えることを特徴とするハンズフリ
    ーヘッドセット。
  10. 【請求項10】上記認識手段は、上記携帯電話機の状態
    として、当該ハンズフリーヘッドセットと上記携帯電話
    機との無線接続状態を認識することを特徴とする請求項
    9に記載のハンズフリーヘッドセット。
  11. 【請求項11】上記認識手段は、上記携帯電話機の状態
    として、上記携帯電話機におけるバッテリーの電池残量
    が所定量以下であることを認識することを特徴とする請
    求項9に記載のハンズフリーヘッドセット。
  12. 【請求項12】上記認識手段は、上記携帯電話機の状態
    として、着呼の内容が音声通話であることを認識するこ
    とを特徴とする請求項9に記載のハンズフリーヘッドセ
    ット。
  13. 【請求項13】上記認識手段は、上記携帯電話機の状態
    として、着呼の内容が当該携帯電話機を宛て先とするテ
    キストデータのメッセージであることを認識することを
    特徴とする請求項9に記載のハンズフリーヘッドセッ
    ト。
  14. 【請求項14】上記認識手段は、上記携帯電話機の状態
    として、着呼の内容が当該携帯電話機を介して接続され
    た外部装置を宛て先とするデータ通信用のパケットデー
    タであることを認識することを特徴とする請求項9に記
    載のハンズフリーヘッドセット。
  15. 【請求項15】上記認識手段は、上記携帯電話機の状態
    として、当該携帯電話機の電波受信状態が圏外であるこ
    とを認識することを特徴とする請求項9に記載のハンズ
    フリーヘッドセット。
  16. 【請求項16】上記通知手段は、上記認識手段によって
    認識された上記携帯電話機の状態にそれぞれ応じた所定
    の発信音を出力することにより、上記携帯電話機の状態
    をユーザに通知することを特徴とする請求項9に記載の
    ハンズフリーヘッドセット。
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