JP4421403B2 - 磁気記録媒体、磁気記録装置、および磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体、磁気記録装置、および磁気記録媒体の製造方法 Download PDF

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本発明は、ディスクリートトラックを有する磁気記録媒体、この磁気記録媒体を組み込んだ磁気記録装置、およびこの磁気記録媒体の製造方法に関する。
近年、ハードディスクドライブのトラック密度の向上に伴い、隣接トラック間の干渉という問題が顕在化している。特に、記録ヘッド磁界のフリンジ効果による書きにじみの低減は重要な技術課題である。
記録トラック間を物理的に分離するディスクリートトラック型パターン媒体は、記録時におけるサイドイレース現象、再生時に隣接トラックの情報が混合してしまうサイドリード現象などを低減できるため、トラック方向の密度を大幅に高めることが可能となり、高密度化を実現できると期待されている。
従来、ディスクリートトラック型パターン媒体を製造するには以下のような方法が知られている(たとえば特許文献1参照)。この方法では、非磁性基板上に下地層(軟磁性下地層、結晶配向制御層)を形成し、レジストを塗布して記録トラックに相当するパターンに加工し、レジストのパターンをマスクとして下地層をエッチングして凹部を形成し、レジストのパターンを除去し、凹部を非磁性層で充填し、非磁性層を平坦化し、全面に垂直磁気記録層および保護層を形成する。この方法では、下地層を分離する凹部内の非磁性層上に成膜された垂直磁気記録層は磁気特性が悪いので、ガードバンドとして機能する。
特開2003−16622号公報
近年の記録再生ヘッドの低浮上化に伴い、ヘッドの接触による保護膜損傷がSNR低下の原因になっている。特に、ディスクリートトラック型パターンド媒体に通常の保護膜を形成した場合、凸部にヘッドが接触して磁性層上の保護膜損傷が生じやすいという問題があった。しかし、従来技術では、このような問題点は何ら考慮されていなかった。
本発明の目的は、保護膜損傷の影響を大幅に低減し、磁性層の劣化によるSNR低下を抑制できる磁気記録媒体を提供することにある。
本発明の一態様に係る磁気記録媒体は、直径が1.8インチ以下の非磁性体基板上に形成された、記録トラックに相当する凸部をなす磁性層パターンおよび記録トラックを分離する溝を埋め込む非磁性層と、前記磁性層パターンおよび非磁性層上に形成されたカーボン保護膜とを有し、前記溝に埋め込まれた非磁性層の厚さが前記磁性層パターンの厚さよりも薄く、前記磁性層パターン上のカーボン保護膜はフッ素を5%以下含む第1カーボン保護膜とフッ素を含まない第2カーボン保護膜とからなり、前記非磁性層上のカーボン保護膜は前記第2カーボン保護膜からなり厚さが2nm以上であり、前記磁性層パターン上のカーボン保護膜の厚さ前記非磁性層上のカーボン保護膜の厚さよりも厚いことを特徴とする。
本発明の他の態様に係る磁気記録媒体は、上記の磁気記録媒体と、磁気ヘッドとを具備したことを特徴とする。
本発明のさらに他の態様に係る磁気記録媒体の製造方法は、直径が1.8インチ以下の非磁性体基板上に磁性層および第1カーボン保護膜を成膜し、その上にスピンオングラス膜を塗布し、前記スピンオングラス膜に、記録トラックに相当する磁性層パターンに対応する凹凸が形成されたスタンパをインプリントしてパターン転写し、フッ素系ガスを用いた反応性イオンエッチングにより前記スピンオングラス膜の凹部に残るインプリント残渣を除去し、かつ前記第1カーボン保護膜に5%以下のフッ素を含ませ、前記スピンオングラス膜のパターンをマスクとしてイオンミリングにより前記第1カーボン保護膜および磁性層をエッチングして磁性層パターンを形成し、スピンオングラス膜を塗布して、前記エッチングにより形成された凹部にスピンオングラス膜を埋め込み、前記スピンオングラス膜をエッチバックし、前記磁性層上の第1カーボン保護膜を露出させ、かつ前記凹部に埋め込まれたスピンオングラス膜からなる非磁性層の厚さを前記磁性層パターンの厚さよりも薄くし、表面に第2カーボン保護膜を形成することにより、前記磁性層パターン上にフッ素を5%以下含む第1カーボン保護膜とフッ素を含まない第2カーボン保護膜とからなるカーボン保護膜を形成し、前記非磁性層上に前記第2カーボン保護膜からなる厚さが2nm以上のカーボン保護膜を形成して、前記磁性層パターン上のカーボン保護膜の厚さを前記非磁性層上のカーボン保護膜の厚さよりも厚くすることを特徴とする。
本発明の磁気記録媒体によれば、磁性層パターン上のカーボン保護膜が厚いため、保護膜損傷の影響が大幅に低減され、磁性層の劣化によるSNR低下が抑制される。
図1(A)〜(H)を参照して本実施例の磁気ディスク(DTR媒体)の製造方法を説明する。
図1(A)に示すように、ガラス基板11上に、約120nmの軟磁性層(図示せず)、約20nmのRu配向制御層(図示せず)、約20nmの垂直磁気記録層12、約4nmの第1カーボン保護層13を順次成膜した。垂直磁気記録層12としてはCoCrPtに微量のSiO2を添加し、保磁力を4kOe程度に調整したものを用いた。
基板としては、例えばガラス基板、Al系合金基板、セラミック、カーボンや、酸化表面を有するSi単結晶基板、及びこれらの基板にNiPなどのメッキが施されたものなどを用いることができる。ガラス基板としては、アモルファスガラス、結晶化ガラスがある。アモルファスガラスとしては汎用のソーダライムガラス、アルミノシリケートガラスを使用できる。結晶化ガラスとしては、リチウム系結晶化ガラスを用いることができる。セラミック基板としては、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、窒化珪素などを主成分とする焼結体や、これらの繊維強化物などが使用可能である。基板としては、上記金属基板、非金属基板の表面にメッキ法やスパッタ法を用いてNiP層が形成されたものを用いることもできる。また,基板上への薄膜の形成方法として以下ではスパッタリング法のみを取り上げたが,真空蒸着法や電解メッキ法などでも同様の効果を得ることができる。
軟磁性下地層(SUL)は、垂直磁気記録層を磁化するための磁気ヘッド例えば単磁極ヘッドからの記録磁界を、水平方向に通して、磁気ヘッド側へ還流させるという磁気ヘッドの機能の一部を担っており、記録層に急峻で充分な垂直磁界を印加させ、記録再生効率を向上させる役目を果たす。軟磁性下地層には、Fe、Ni、Coを含む材料を用いることができる。このような材料として、FeCo系合金例えばFeCo、FeCoVなど、FeNi系合金例えばFeNi、FeNiMo、FeNiCr、FeNiSiなど、FeAl系合金、FeSi系合金例えばFeAl、FeAlSi、FeAlSiCr、FeAlSiTiRu、FeAlOなど、FeTa系合金例えばFeTa、FeTaC、FeTaNなど、FeZr系合金例えばFeZrNなどを挙げることができる。また、Feを60at%以上含有するFeAlO、FeMgO、FeTaN、FeZrNなどの微結晶構造、あるいは微細な結晶粒子がマトリクス中に分散されたグラニュラー構造を有する材料を用いることができる。また、軟磁性下地層の他の材料として、Coと、Zr、Hf、Nb、Ta、Ti、及びYのうち少なくとも1種とを含有するCo合金を用いることができる。Coは、好ましくは80at%以上含まれる。このようなCo合金は、スパッタ法により成膜した場合にアモルファス層が形成されやすい。アモルファス軟磁性材料は、結晶磁気異方性、結晶欠陥および粒界がないため、非常に優れた軟磁性を示す。また、アモルファス軟磁性材料を用いることにより、媒体の低ノイズ化を図ることができる。好適なアモルファス軟磁性材料として、例えばCoZr、CoZrNb、及びCoZrTa系合金などを挙げることができる。
軟磁性下地層の下に、軟磁性下地層の結晶性の向上あるいは基板との密着性の向上のためにさらに下地層を設けることができる。下地層材料としては、Ti、Ta、W、Cr、Pt、あるいはこれらを含む合金、あるいはこれらの酸化物、窒化物を用いることができる。軟磁性下地層と記録層との間に、非磁性体からなる中間層を設けることができる。中間層の役割は、軟磁性下地層と記録層との交換結合相互作用を遮断することと、記録層の結晶性を制御することの二つがある。中間層材料としては、Ru、Pt、Pd、W、Ti、Ta、Cr、Si、あるいはこれらを含む合金、あるいはこれらの酸化物、窒化物を用いることができる。スパイクノイズ防止のために軟磁性下地層を複数の層に分け0.5〜1.5nmのRuを挿入することで反強磁性結合させてもよい。また、CoCrPtやSmCo、FePtなどの面内異方性を持った硬磁性膜、あるいはIrMn、PtMnなどの反強磁性体からなるピン層と軟磁性層とを交換結合させてもよい。その際に、交換結合力を制御するために、Ru層の前後に磁性膜(たとえばCo)あるいは非磁性膜(たとえばPt)を積層させてもよい。
垂直磁気記録層としては、たとえばCoを主成分とし、少なくともPtを含み、必要に応じてCrを含み、さらに酸化物を含んだ材料が挙げられる。酸化物としては、特に酸化シリコン,酸化チタンが好適である。垂直磁気記録層は、層中に磁性粒子(磁性を有した結晶粒子)が分散していることが好ましい。この磁性粒子は、垂直磁気記録層を上下に貫いた柱状構造であることが好ましい。このような構造を形成することにより、垂直磁気記録層の磁性粒子の配向および結晶性を良好なものとし、結果として高密度記録に適した信号/ノイズ比(S/N比)が得ることができる。このような構造を得るためには、含有させる酸化物の量が重要となる。酸化物の含有量は、Co、Cr、Ptの総量に対して、3mol%以上12mol%以下であることが好ましい。さらに好ましくは5mol%以上10mol%以下である。垂直磁気記録層中の酸化物の含有量として上記範囲が好ましいのは、層を形成した際、磁性粒子の周りに酸化物が析出し、磁性粒子を孤立化、微細化させることができるためである。酸化物の含有量が上記範囲を超えた場合、酸化物が磁性粒子中に残留し、磁性粒子の配向性、結晶性を損ね、さらには、磁性粒子の上下に酸化物が析出し、結果として磁性粒子が垂直磁気記録層を上下に貫いた柱状構造が形成されなくなるため好ましくない。また、酸化物の含有量が上記範囲未満である場合、磁性粒子の分離、微細化が不十分となり、結果として記録再生時におけるノイズが増大し、高密度記録に適した信号/ノイズ比(S/N比)が得られなくなるため好ましくない。垂直磁気記録層のCrの含有量は、0at%以上16at%以下であることが好ましい。さらに好ましくは10at%以上14at%以下である。Cr含有量が上記範囲であると、磁性粒子の一軸結晶磁気異方性定数Kuを下げすぎず、また、高い磁化を維持し、結果として高密度記録に適した記録再生特性と十分な熱揺らぎ特性が得られるため好適である。Cr含有量が上記範囲を超えた場合、磁性粒子のKuが小さくなるため熱揺らぎ特性が悪化し、また、磁性粒子の結晶性、配向性が悪化することで、結果として記録再生特性が悪くなるため好ましくない。垂直磁気記録層のPtの含有量は、10at%以上25at%以下であることが好ましい。Pt含有量が上記範囲であると、垂直磁性層に必要なKuが得られ、さらに磁性粒子の結晶性、配向性が良好であり、結果として高密度記録に適した熱揺らぎ特性、記録再生特性が得られるため、好適である。Pt含有量が上記範囲を超えた場合、磁性粒子中にfcc構造の層が形成され、結晶性、配向性が損なわれるおそれがあるため好ましくない。また、Pt含有量が上記範囲未満である場合、高密度記録に適した熱揺らぎ特性を与えるKuが得られないため好ましくない。垂直磁気記録層は、Co、Cr、Pt、酸化物のほかに、B、Ta、Mo、Cu、Nd、W、Nb、Sm、Tb、Ru、Reから選ばれる1種類以上の元素を含むことができる。上記元素を含むことにより、磁性粒子の微細化を促進、あるいは結晶性や配向性を向上させることができ、より高密度記録に適した記録再生特性、熱揺らぎ特性を得ることができる。上記元素の合計の含有量は、8at%以下であることが好ましい。8at%を超えた場合、磁性粒子中にhcp相以外の相が形成されるため、磁性粒子の結晶性、配向性が乱れ、結果として高密度記録に適した記録再生特性、熱揺らぎ特性が得られないため好ましくない。また、垂直磁気記録層としては、上記の他、CoPt系合金、CoCr系合金、CoPtCr系合金、CoPtO、CoPtCrO、CoPtSi、CoPtCrSi,およびPt、Pd、Rh、およびRuからなる群より選択された少なくとも一種を主成分とする合金とCoとの多層構造、さらに、これらにCr、BおよびOを添加したCoCr/PtCr、CoB/PdB、CoO/RhOなどを使用することができる。垂直磁気記録層の厚さは、好ましくは5ないし60nm、より好ましくは10ないし40nmである。この範囲であると、より高記録密度に適している。垂直磁気記録層の厚さが5nm未満であると、再生出力が低過ぎてノイズ成分の方が高くなる傾向があり、垂直磁気記録層の厚さが40nmを超えると、再生出力が高過ぎて波形を歪ませる傾向がある。垂直磁気記録層の保磁力は、237000A/m(3000Oe)以上とすることが好ましい。保磁力が237000A/m(3000Oe)未満であると、熱揺らぎ耐性が劣る傾向がある。垂直磁気記録層の垂直角型比は、0.8以上であることが好ましい。垂直角型比が0.8未満であると、熱揺らぎ耐性に劣る傾向がある。
保護層は、垂直磁気記録層の腐食を防ぐとともに、磁気ヘッドが媒体に接触したときに媒体表面の損傷を防ぐ目的で設けられる。その材料としては、例えばC、SiO2、ZrO2を含むものが挙げられる。保護層の厚さは、1〜10nmとすることが好ましい。これにより、ヘッドと媒体の距離を小さくできるので、高密度記録に好適である。
カーボンは、sp2結合炭素(グラファイト)とsp3結合炭素(ダイヤモンド)に分類できる。耐久性、耐食性はsp3結合炭素のほうが優れる。表面平滑性はsp2結合炭素のほうが優れる。通常、カーボンはグラファイトターゲットを用いたスパッタリングにより成膜される。この方法では、sp2結合炭素とsp3結合炭素が混在したアモルファスカーボンが形成される。sp3結合炭素の割合が大きいものはダイヤモンドライクカーボン(DLC)と呼ばれる。DLCは、耐久性、耐食性に優れ、アモルファスであることから表面平滑性にも優れている。CVD(Chemical vapor Deposition)法によりDLCを成膜する場合、原料ガスをプラズマ中で励起、分解し、化学反応によってDLCを生成させるため、適切な条件を設定することにより、sp3結合炭素に富んだDLCを形成することができる。
図1(B)に示すように、第1カーボン保護層13上に、スピンオングラス(SOG)膜14をスピンコートした。その後、ガラス基板11をオーブンに入れ、100℃で20分間プリベークを行い、SOG中の溶媒を揮発させた。
SOGは、シロキサンの化学構造によって、シリカガラス、アルキルシロキサンポリマー、アルキルシルセスキオキサンポリマー(MSQ)、水素化シルセスキオキサンポリマー(HSQ)、水素化アルキルシロキサンポリマー(HOSP)などに分類される。市販材料としては以下のようなものが挙げられる。ハネウエル社からは、シリカガラスの第1世代無機SOG(無機SOG−1)、HSQの第2世代無機SOG(無機SOG−2;T−11,T−12,T−14)、アルキルシロキサンポリマーの第1世代有機SOG(有機SOG−1)、MSQおよびHOSPの第2世代有機SOG(有機SOG−2;それぞれT−18,T−24)などが入手できる。東京応化株式会社からは、OCD T−2(無機),T−7(有機),T−11(有機)などのOCDシリーズが入手できる。ダウコーニング社からは、HSQである商品名FOXが入手できる。
ここでは、東京応化株式会社製のT−7、またはダウコーニング社製のFOXをメチルイソブチルケトン(MIBK)で5倍に希釈したものを用いた。東京応化株式会社製のT−7(8000T)を用いた場合、スピンコータを500rpmで2秒間、1000rpmで3秒間回転させた後に回転数を4000rpmに上げ、SOG膜の均一性、平坦性を向上させた。SOG膜の膜厚はスピン回転数4000rpm振り切りで約150nmであった。ダウコーニング社製のFOXをメチルイソブチルケトン(MIBK)で5倍に希釈したものを用いた場合、SOG膜の膜厚はスピン回転数4000rpm振り切りで約90nmであった。
一方、別途に作製した、記録トラックとサーボ領域のパターンが形成されたインプリントスタンパ50を用意した。スタンパ50の凹凸面にフッ素系の剥離剤を塗布した。プレス機のダイセットの下板に、スタンパ50、ガラス基板11、バッファ層を載せた。このとき、スタンパ50の凹凸面とガラス基板11上のSOG膜14とを対向させた。バッファ層としては厚み0.1mmのPETシートを用いた。これらをダイセットの上板で挟み、2000barで60秒間プレスした。60秒間保持している間に、余剰のSOGを移動させて排除させた。
真空ピンセットを用いてスタンパ50を剥離することにより、図1(C)に示すようにSOG膜14にスタンパ50のパターンを転写した。スタンパ50にはフッ素系の剥離剤を塗布しているため、SOG膜がスタンパに付着することはない。インプリントによって形成されたSOG膜のパターンの凹凸高さは60〜70nmであるため、凹部の底に残るSOGの残渣は約120nmとなる。
図1(D)に示すように、フッ素系ガスを用いたRIE(反応性イオンエッチング)により、凹部の底のSOG残渣を除去した。エッチングガスにはSF6を用いるのが好適であるが、CF4、CHF3、C26またはこれらの混合ガスを用いてもよい。プラズマソースは、低圧で高密度プラズマが生成可能なICP(Inductively Coupled Plasma)が好適であるが、ECR(Electron Cyclotron Resonance)プラズマや、一般的な平行平板型RIE装置でもよい。ここではICPエッチング装置を用い、エッチングガスはSF6、チャンバー圧は2mTorrとし、コイルのRFパワーとプラテンのRFパワーをそれぞれ100Wとした。たとえば、T−7を用いた場合には2分40秒、FOXを用いた場合には50秒のエッチング時間でインプリントプロセスでの残渣を除去する。
このとき、垂直磁気記録層12の表面にある第1カーボン保護層13は剥離できない。SF6ガスにより形成されたF・(フッ素ラジカル)がカーボン保護層と反応し、F含有カーボン保護膜(フッ化カーボン)が形成される。F含有カーボン保護膜の生成量は、ICPプラズマ処理時間で制御可能であり、たとえばT−7を用いた場合には次にようになる。すなわち、処理時間が2分40秒以下では図2のようにF含有カーボン保護膜はほとんど生成しない。処理時間が3分以上では図3に示すように厚いF含有カーボン保護膜13’が形成される。処理時間が2分40秒〜3分の範囲であれば、図4に示すように、F含有カーボン保護膜13’を図2と図3の中間の厚さにすることができ、処理時間によって厚さを制御できる。
図1(E)に示すように、残存しているSOG膜14をエッチングマスクとして、第1カーボン保護層13および垂直磁気記録層12を加工する。垂直磁気記録層12の加工にはArイオンビームを用いたエッチング(Arイオンミリング)が好適であるが、Clガス、もしくはCOとNH3の混合ガスを用いたRIEでもよい。ここでは、いかなる材料でもエッチング可能なArイオンミリングで垂直磁気記録層12を加工した。加速電圧を400Vに設定し、イオン入射角度を30°から70°まで変化させてエッチングした。
図1(F)に示すように、基板表面にSOG膜15をスピンコートした。前工程におけるエッチングで形成された凹凸を完全に充填できるSOG膜15の膜厚が得られるように、スピンコータの回転数を調整する。ここでは、深さ約50nmの凹部を完全に充填し、表面Raを0.6nm以下にするように回転数4000rpmでSOG膜15をスピンコートした。
図1(G)に示すように、垂直磁気記録層12上の第1カーボン保護膜13が露出するまでエッチバックする。エッチバック後の表面ラフネス(Ra)は約0.6nmであった。このエッチバックプロセスは、Arイオンミリングを用いることが望ましいが、SOG膜の残渣除去と同様にSF6ガスを用いたRIEを用いて行うことも可能である。第1カーボン保護膜13はsp3結合炭素を多く含むDLCであるため、Arイオンミリングに対するエッチング耐性がSOG膜15よりも高い。このため、垂直磁気記録層12上の第1カーボン保護膜13よりも、凹部に埋め込まれたSOG膜15のほうが低くなる。この際、エッチバック時間を制御することにより、垂直磁気記録層12上の第1カーボン保護膜13の厚みを制御できる。ここでは、Arイオンミリングによりエッチバックした。加速電圧400V、イオン入射角度30°で10分間エッチバックした場合、厚さ4nmの第1カーボン保護膜13をすべて残すことができた。エッチバック時間を11分にすると、垂直磁気記録層12上の第1カーボン保護膜13の厚みは2nmになり、エッチバック時間を12分にすると、垂直磁気記録層12上の第1カーボン保護膜13が完全になくなった。
図1(H)に示すように、基板表面全面に第2カーボン保護層16を成膜した。第2カーボン保護層16は、凹凸のカバレッジを向上するためにCVDによって成膜することが望ましいが、スパッタリングまたは真空蒸着によって成膜してもよい。CVDによって第2カーボン保護層16を成膜した場合、sp3結合炭素を多く含むDLCが形成される。第2カーボン保護層16の膜厚が2nm以下だとカバレッジが悪くなり、10nm以上だと記録再生ヘッドと媒体との磁気スペーシングが大きくなってSNRが低下するので好ましくない。ここでは、厚さ約4nmの第2カーボン保護層16を形成した。
保護層上には潤滑剤が塗布される。使用される潤滑剤としては、従来公知の材料、例えばパーフルオロポリエーテル、フッ化アルコール、フッ素化カルボン酸などを用いることができる。
以上の方法により、ディスクリートトラック型パターンド媒体を製造した。図1(G)の工程で、10分間エッチバックした試料を断面TEM(透過型電子顕微鏡)により観察した。その結果、垂直磁気記録層12上に形成されたカーボン保護層の厚みaは6nm、凹部のSOG膜15上に形成されたカーボン保護層の厚みbは4nmであった。
上述したように、図1(D)におけるSF6によるエッチング処理時間を制御することによって、図2〜図4に示したように、垂直磁気記録層12上のF含有カーボン保護膜13’の厚さを制御できる。
また、図1(G)におけるエッチバックの処理時間を制御することによって、凹部内のSOG膜15の厚さを、垂直磁気記録層12の厚さよりも厚くすることもできるし薄くすることもできる。図5に凹部内のSOG膜15の厚さが垂直磁気記録層12の厚さよりも厚い媒体を示す。図6に凹部内のSOG膜15の厚さが垂直磁気記録層12の厚さよりも薄い媒体を示す。さらに、図1(G)におけるエッチバックの処理時間を制御することによって、垂直磁気記録層12上に残す第1カーボン保護膜13の厚さを制御することもできる。
図7を参照して、本発明の実施形態に係るディスクリートトラック媒体を用いた磁気記録装置を説明する。この磁気記録装置は、筐体70の内部に、磁気ディスク71と、磁気ヘッドを含むヘッドスライダ76と、ヘッドスライダ76を支持するヘッドサスペンションアッセンブリ(サスペンション75とアクチュエータアーム74)と、ボイスコイルモータ(VCM)77と、回路基板とを備える。
磁気ディスク71はスピンドルモータ72に取り付けられて回転され、垂直磁気記録方式により各種のディジタルデータが記録される。ヘッドスライダ76に組み込まれている磁気ヘッドはいわゆる複合型ヘッドであり、単磁極構造のライトヘッドと、シールド型MR再生素子(GMR膜、TMR膜など)を用いたリードヘッドとを含む。アクチュエータアーム74の一端にサスペンション75が保持され、サスペンション75によってヘッドスライダ76を磁気ディスク71の記録面に対向するように支持する。アクチュエータアーム74はピボット73に取り付けられる。アクチュエータアーム74の他端にはボイスコイルモータ(VCM)77が設けられている。ボイスコイルモータ(VCM)77によってヘッドサスペンションアッセンブリを駆動して、磁気ヘッドを磁気ディスク71の任意の半径位置に位置決めする。回路基板はヘッドICを備え、ボイスコイルモータ(VCM)の駆動信号、および磁気ヘッドによる読み書きを制御するための制御信号などを生成する。
以下、本発明の実施形態にディスクリートトラック型パターンド媒体について各種の実験を行った。
図2図示の構造を有する、直径3.5、2.5、1.8、1.0、0.85インチのディスクリートトラック型パターンド媒体を試作した。上述したように図2の構造を有するDTR媒体は図1(G)の工程で10分間エッチバックしたものであり、垂直磁気記録層12上のカーボン保護層の厚みがSOG膜15上のカーボン保護層の厚みよりも厚い。各DTR媒体について、AE(Acoustic Emission)センサーを取り付けたグライドヘッドを用いてAEセンサー出力を測定した。AEセンサー出力が100mVを超えた回数を異常突起個数とした。その結果を図8に示す。図8に示されるように、3.5インチのDTR媒体では異常突起数が100個以上であったが、1.0インチ以下のDTR媒体では異常突起数が10個以下であった。これは、図2のような構造では、カーボン保護膜に歪がたまり、ひび割れが生じて異常突起になるため、径が大きいほど異常突起が多くなると推測される。
ここで、データの記録などの高い信頼性が必要な磁気記録装置の場合、異常突起数が10個以下であることが好ましいため、図2の構造のDTR媒体では1.0インチ以下の大きさにする。一方、音楽、映像など、それほどの信頼性が要求されない場合には、異常突起数が20個以下でもよいため、1.8インチ以下の大きさであれば十分である。なお、媒体表面に凹凸のない媒体の場合、このような現象は観測されなかった。
次に、一般的なDTR媒体を作製した。具体的には、図1(G)の工程でエッチバック時間を12分とし、垂直磁気記録層12上の第1カーボン保護膜13を完全に剥離した後、CVDによって厚さ4nmの第2カーボン保護膜(DLC)16を成膜した。すなわち、図2においてa=b(カーボン保護膜の膜厚が一定)のDTR媒体を作製した。上記と同様に、直径の異なるDTR媒体を試作して異常突起数を調べた。その結果を図9に示す。図9に示されるように、全ての大きさのDTR媒体において異常突起数が20を超えていた。ヘッドの接触による保護膜の損傷が異常突起数を増加させていることがわかる。
次に、カーボン保護膜の膜厚が一定である一般的なDTR媒体を図7に示したような磁気記録装置に組み込み、記録再生試験を行った。その結果、数時間後にヘッドがクラッシュし、記録再生信号がまったく得られなくなった。
一方、図2の構造を有する1.0インチのDTR媒体を図7に示したような磁気記録装置に組み込み、記録再生試験を行った。その結果、1週間記録再生試験を行ってもヘッドクラッシュすることはなかった。ただし、SNRの低下が1dBほど見られた。
そこで、図1(D)の工程でSF6プラズマ処理を3分以上行い、図3図示の構造を有する直径1インチのDTR媒体を試作した。このDTR媒体について、AES(オージェ電子分光法)で媒体膜厚方向のプロファイルを測定した。図10に示したように表面6nm程度の深さまでフッ素が検出された。なお、AESに関しては、Co3ピークとF1ピークが重なるため、Co3が100%の試料を標準としてF1ピークを分離してある。このDTR媒体を図7に示したような磁気記録装置に組み込んだ。記録再生試験を1週間行ったところ、SNRの低下はまったくなかった。これは厚いF含有カーボン保護膜(フッ化カーボン)が形成されているため、保護膜がより強固になり剥離が生じにくくなったためであると思われる。
同様に、図1(D)の工程でSF6プラズマ処理を2分40秒行い、図4図示の構造を有する、直径1インチのDTR媒体を試作した。このDTR媒体について、AES(オージェ電子分光法)で媒体膜厚方向のプロファイルを測定した。図11に示したように表面から深さ約4〜5nmの領域に急峻なフッ素ピークが検出された。上記と同様に記録再生試験を1週間行ったところ、SNRの低下はまったくなかった。
さらに、図1(D)の工程でSF6プラズマ処理を変化させて、図3図示のF含有カーボン保護膜(フッ化カーボン)のフッ素含有量を変化させたDTR媒体を試作した。フッ素含有量はAESのF1ピークの積分値と、Cピークの積分値から見積もった。各DTR媒体についてグライドヘッドを用いてAEセンサー出力(最大値)を測定した結果を図12に示す。図12に示したようにフッ素含有量5%まではAEセンサー出力が50mV以下という良好な記録再生ヘッドの浮上が確認できた。しかし、フッ素含有量が多くなるとAEセンサー出力が100mVを超えるようになり、記録再生ヘッドが振動している様子が確認できた。これはフッ素含有量を増やすことで、媒体表面粗さが増大し、記録再生ヘッドが安定浮上しなくなるためだと思われる。
次いで、F含有カーボン保護膜の機械的強度を調べるために、直径の異なるDTR媒体を試作し、0.3atmという低圧でヘッドの摺動試験を行った。その結果を図13に示す。直径が1インチ以下のDTR媒体は100時間以上の摺動試験に耐えた。耐久時間は、直径が1.8インチでは50時間以上であったが、2.5インチ以上では10時間に達しなかった。これは、媒体直径が大きいと保護膜に歪みが生じ、保護膜剥離が生じやすいことを示している。携帯電話、カーナビなどに適用されるHDDは高地での使用を考慮して、0.3atmでの低圧摺動試験で100時間以上の耐久性が要求されるため、1.0インチ以下の大きさが好ましい。通常環境で使用されるHDDは50時間も耐えれば十分であるため、1.8インチの大きさでもよい。なお、通常のDTR媒体(F含有なし、保護膜の膜厚が一定)は、全ての直径で耐久性が10時間未満であった。これらの結果から、カーボン保護膜にFを含有させることにより、一般的なC保護膜に比べて機械的強度を大幅に向上できることがわかった。
本発明の実施形態に係るディスクリートトラック型パターンド媒体(DTR媒体)の製造方法を示す断面図。 本発明の一実施形態に係るDTR媒体の断面図。 本発明の他の実施形態に係るDTR媒体の断面図。 本発明の他の実施形態に係るDTR媒体の断面図。 本発明の他の実施形態に係るDTR媒体の断面図。 本発明の他の実施形態に係るDTR媒体の断面図。 本発明の一実施形態に係る磁気記録装置の斜視図。 図2の構造を有するDTR媒体の直径と異常突起数との関係を示す図。 従来のDTR媒体の直径と異常突起数との関係を示す図。 図3の構造を有するDTR媒体の深さ方向AESプロファイルを示す図。 図4の構造を有するDTR媒体の深さ方向AESプロファイルを示す図。 本発明の実施形態に係るDTR媒体について、カーボン保護膜のフッ素含有量とAEセンサー出力との関係を示す図。 本発明の実施形態に係るF含有カーボン保護膜を有するDTR媒体について、媒体直径と0.3atmでの摺動時間との関係を示す図。
符号の説明
11…ディスク基板、12…垂直磁気記録層、13…第1カーボン保護層、13’…F含有カーボン保護層、14…SOG膜、15…SOG膜、16…第2カーボン保護層、70…筐体、71…磁気ディスク、72…スピンドルモータ、73…ピボット、74…アクチュエータアーム、75…サスペンション、76…ヘッドスライダ、77…ボイスコイルモータ(VCM)。

Claims (5)

  1. 直径が1.8インチ以下の非磁性体基板上に形成された、記録トラックに相当する凸部をなす磁性層パターンおよび記録トラックを分離する溝を埋め込む非磁性層と、前記磁性層パターンおよび非磁性層上に形成されたカーボン保護膜とを有し、前記溝に埋め込まれた非磁性層の厚さが前記磁性層パターンの厚さよりも薄く、前記磁性層パターン上のカーボン保護膜はフッ素を5%以下含む第1カーボン保護膜とフッ素を含まない第2カーボン保護膜とからなり、前記非磁性層上のカーボン保護膜は前記第2カーボン保護膜からなり厚さが2nm以上であり、前記磁性層パターン上のカーボン保護膜の厚さは前記非磁性層上のカーボン保護膜の厚さよりも厚いことを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 直径が1インチ以下であることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体。
  3. 請求項1または2に記載の磁気記録媒体と、磁気ヘッドとを具備したことを特徴とする磁気記録装置。
  4. 直径が1.8インチ以下の非磁性体基板上に磁性層および第1カーボン保護膜を成膜し、その上にスピンオングラス膜を塗布し、
    前記スピンオングラス膜に、記録トラックに相当する磁性層パターンに対応する凹凸が形成されたスタンパをインプリントしてパターン転写し、
    フッ素系ガスを用いた反応性イオンエッチングにより前記スピンオングラス膜の凹部に残るインプリント残渣を除去し、かつ前記第1カーボン保護膜に5%以下のフッ素を含ませ、
    前記スピンオングラス膜のパターンをマスクとしてイオンミリングにより前記第1カーボン保護膜および磁性層をエッチングして磁性層パターンを形成し、
    スピンオングラス膜を塗布して、前記エッチングにより形成された凹部にスピンオングラス膜を埋め込み、
    前記スピンオングラス膜をエッチバックし、前記磁性層上の第1カーボン保護膜を露出させ、かつ前記凹部に埋め込まれたスピンオングラス膜からなる非磁性層の厚さを前記磁性層パターンの厚さよりも薄くし、
    表面に第2カーボン保護膜を形成することにより、前記磁性層パターン上にフッ素を5%以下含む第1カーボン保護膜とフッ素を含まない第2カーボン保護膜とからなるカーボン保護膜を形成し、前記非磁性層上に前記第2カーボン保護膜からなる厚さが2nm以上のカーボン保護膜を形成して、前記磁性層パターン上のカーボン保護膜の厚さを前記非磁性層上のカーボン保護膜の厚さよりも厚くする
    ことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  5. フッ素系ガスを用いた反応性イオンエッチングにより前記スピンオングラス膜をエッチバックすることを特徴とする請求項4に記載の磁気記録媒体の製造方法。
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