JP4419584B2 - 入力シートシステムおよびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の記入欄が配置された情報入力用の入力シートについて、当該入力シートのレイアウトと、記入後の入力シートの記入内容に応じて実行される処理内容とを表示画面上で作成する入力シート作成支援装置に関する。
情報処理システムへの入力方式の一つとして、複数の記入欄(チェックボックス等)が並べられた情報入力用の入力シートを利用する方式が知られている。
例えば、その一つとして、マークシート方式がある。このマークシート方式では、予め決められた位置に選択式の記入欄が並べられたマークシート用紙が用いられる。記入後のマークシート用紙は、OMR(Optical Mark Reader:光学式マーク読取装置)により、どの欄が塗り潰されているかが読み取られる。
また、情報入力用の入力シートとして、予め決められた位置に数字記入欄が並べられた用紙を使用する方式もある。この方式では、記入後の用紙は、OCR(Optical Character Reader:光学式文字読取装置)により、数字記入欄に記入された数字が文字認識により読み取られる。
これらの方式では、ユーザの用途に応じて、入力シートのレイアウトを自由に設計できることが望ましい。また、記入後の入力シートから入力データを抽出するための解析情報についても、自由に設計できることが好ましい。
そこで、入力シートのレイアウトおよび解析情報をコンピュータの表示画面上で作成するフォームエディタが利用されている。
図16は、従来のフォームエディタの画面を示す図である。このフォームエディタによれば、表示画面上の操作により、図16に示されるような入力シートのレイアウトと解析情報とを作成することができる。以下、図16に従って、従来のフォームエディタにおける、入力シートのレイアウトおよび解析情報の作成手順について説明する。
ユーザ(作成者)は、まず、12個のチェックボックスオブジェクト(以下、単にチェックボックスと称す)c1〜c12をエディタ画面上に一つずつ配置する。これにより、入力シートのレイアウトを構築することができる。
ついで、ユーザは、チェックボックスc1〜c4個々のプロパティ画面(図16参照)を開き、所属するグループ名「%A1」を設定する。同様に、2行目のチェックボックスc5〜c8個々のプロパティ画面を開き、所属するグループ名「%A2」を設定する。さらに、3行目のチェックボックスc9〜c12個々のプロパティ画面を開き、所属するグループ名「%A3」を設定する。この設定操作により、チェックボックスc1〜c4、c5〜c8、c9〜c12をグループ化することができ、チェックボックスc1〜c4、c5〜c8、c9〜c12をそれぞれ一まとまりの選択肢として機能させることができる。
ついで、ユーザは、各チェックボックスc1〜c12のプロパティ画面を開いて、選択項目(文字列)を設定する。これにより、各チェックボックスが塗り潰された場合に抽出される入力データ(分かり易く言えば回答内容)を設定することができる。
さらに、グループ間処理オブジェクトgをエディタ画面上に配置する。そして、このグループ間処理オブジェクトgのプロパティ画面を開き、グループ間処理名として「%A」を設定する。これにより、グループ間処理オブジェクトと、グループ名が「%A」で始まるグループとを関係付けることができる。ついで、プロパティ画面において、グループ間処理の内容として「文字列を連結する」を設定する。これにより、関係するグループから抽出された入力データを連結した文字列を、関係するグループ全体の入力データとして抽出することができる。
以上のとおり、上記のフォームエディタによれば、用途に応じて、入力シートのレイアウトおよび解析情報を表示画面上の操作によって自由に設計することができる。
しかし、上記フォームエディタでは、入力シートを作成するための操作、例えば、多くのチェックボックスオブジェクトをひとつのグループに所属させるための操作が、非常に複雑であり、入力シートの作成が容易でない。
そこで、本発明は、入力シートの作成が容易な入力シート作成支援装置を提供する。
本発明に係る入力シートシステムは、入力装置を介して受け付けられるユーザからのグループ作成要求に応じ、複数の記入欄で構成されるグループを表すグループアイコンを表示画面上に配置するグループアイコン配置手段と、前記グループアイコンに対する属性情報の設定操作によって、前記グループアイコンで表されるグループを構成する記入欄の個数および配置を示すグループレイアウト情報と、前記グループを構成する記入欄への記入内容に応じて実行される処理内容を示すグループ処理情報とを含むグループ定義情報の設定を、入力装置を介して受け付けるグループ定義情報受付手段と、入力装置を介して受け付けられるユーザからのグループ間処理作成要求に応じ、複数の前記グループから抽出された入力データに応じて実行される処理を表すグループ間処理アイコンを、前記複数のグループを表す複数のグループアイコンと関係付けられた態様で、前記表示画面上に配置するグループ間処理アイコン配置手段と、前記グループ間処理アイコンに対する属性情報の設定操作によって、前記複数のグループから抽出された入力データに応じて実行される処理内容を示すグループ間処理情報を、入力装置を介して受け付けるグループ間処理情報受付手段と、前記グループ間処理アイコンおよび当該アイコンに関係する複数のグループアイコンからなるアイコン群を、部品として記憶媒体に登録する部品登録手段と、前記登録された部品を配置すべき旨のユーザの要求に応じ、前記部品として登録されたアイコン群を前記記憶媒体から読み出し、前記表示画面上に配置する部品配置手段と、前記グループアイコンに設定されたグループ定義情報と、前記グループ間処理アイコンに設定されたグループ間処理情報とに基づいて、複数の記入欄で構成されるグループが一以上配置されてなる情報入力用の入力シートのレイアウトと、記入後の入力シートの記入内容に応じて実行される処理内容を示す処理情報とを定義する入力シート定義情報を生成する入力シート定義情報生成手段と、前記生成された入力シート定義情報に基づいて、定義された入力シートのレイアウトに基づくイメージを印刷して入力シートを生成する手段と、ユーザ記入後の前記入力シートから読み取られた画像データを取得し、前記生成された入力シート定義情報に基づいて、定義されたレイアウトと前記画像データとを照合して前記ユーザ記入後の入力シートの記入内容を認識し、定義された処理情報に従い、前記認識された記入内容に応じた処理を実行する手段と、を有することを特徴とする。
本発明の一態様では、前記グループ間処理アイコン配置手段は、前記グループ間処理アイコンと前記複数のグループアイコンとを、前記グループ間処理アイコンを上位階層として階層表示する。
また、本発明の一態様では、前記各グループアイコンに設定されたグループ定義情報に基づいて前記入力シートのレイアウトイメージを生成し、当該レイアウトイメージを、前記グループアイコンまたは前記グループ間処理アイコンとともに、前記表示画面上に表示させるレイアウト表示手段をさらに有する。
また、本発明の一態様では、前記レイアウト表示手段は、ユーザによって前記グループアイコンまたは前記グループ処理アイコンが選択された場合に、選択されたアイコンに関係する前記レイアウトイメージ上の記入欄オブジェクトを、他の記入欄オブジェクトと識別可能な態様で表示する。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、入力装置を介して受け付けられるユーザからのグループ作成要求に応じ、複数の記入欄で構成されるグループを表すグループアイコンを表示画面上に配置するグループアイコン配置手段、前記グループアイコンに対する属性情報の設定操作によって、前記グループアイコンで表されるグループを構成する記入欄の個数および配置を示すグループレイアウト情報と、前記グループを構成する記入欄への記入内容に応じて実行される処理内容を示すグループ処理情報とを含むグループ定義情報の設定を、入力装置を介して受け付けるグループ定義情報受付手段、入力装置を介して受け付けられるユーザからのグループ間処理作成要求に応じ、複数の前記グループから抽出された入力データに応じて実行される処理を表すグループ間処理アイコンを、前記複数のグループを表す複数のグループアイコンと関係付けられた態様で、前記表示画面上に配置するグループ間処理アイコン配置手段、前記グループ間処理アイコンに対する属性情報の設定操作によって、前記複数のグループから抽出された入力データに応じて実行される処理内容を示すグループ間処理情報を、入力装置を介して受け付けるグループ間処理情報受付手段、前記グループ間処理アイコンおよび当該アイコンに関係する複数のグループアイコンからなるアイコン群を、部品として記憶媒体に登録する部品登録手段、前記登録された部品を配置すべき旨のユーザの要求に応じ、前記部品として登録されたアイコン群を前記記憶媒体から読み出し、前記表示画面上に配置する部品配置手段、前記グループアイコンに設定されたグループ定義情報と、前記グループ間処理アイコンに設定されたグループ間処理情報とに基づいて、複数の記入欄で構成されるグループが一以上配置されてなる情報入力用の入力シートのレイアウトと、記入後の入力シートの記入内容に応じて実行される処理内容を示す処理情報とを定義する入力シート定義情報を生成する入力シート定義情報生成手段、前記生成された入力シート定義情報に基づいて、定義された入力シートのレイアウトに基づくイメージを印刷して入力シートを生成する手段、および、ユーザ記入後の前記入力シートから読み取られた画像データを取得し、前記生成された入力シート定義情報に基づいて、定義されたレイアウトと前記画像データとを照合して前記ユーザ記入後の入力シートの記入内容を認識し、定義された処理情報に従い、前記認識された記入内容に応じた処理を実行する手段、として機能させることを特徴とする。
なお、本段落の次の文から、段落[0023]までは、出願当初の[特許請求の範囲]に対応する記載である。
本発明は、複数の記入欄で構成されるグループが一以上配置されてなる情報入力用の入力シートについて、当該入力シートのレイアウトと、記入後の入力シートの記入内容に応じて実行される処理内容とを示す入力シート定義情報の作成を支援するための入力シート作成支援プログラムであって、コンピュータを、ユーザの要求に応じ、前記各グループを表す各グループアイコンを表示画面上に配置するグループアイコン配置手段、および、前記各グループのレイアウトと前記各グループの記入内容に応じて実行される処理内容とを示すグループ定義情報を、前記各グループアイコンに対する属性設定操作によって受け付けるグループ定義情報受付手段、として機能させることを特徴とする。
本発明の入力シート作成支援プログラムでは、コンピュータを、ユーザの要求に応じ、複数の前記グループから抽出された入力データに応じて実行される処理を表すグループ間処理アイコンを、前記複数のグループを表す複数のグループアイコンと関係付けられた態様で、前記表示画面上に配置するグループ間処理アイコン配置手段、および、前記複数のグループから抽出された入力データに応じて実行される処理内容を示すグループ間処理情報を、前記グループ間処理アイコンに対する属性設定操作によって受け付けるグループ間処理情報受付手段、としてさらに機能させることが好ましい。
望ましくは、前記グループ間処理アイコン配置手段は、前記グループ間処理アイコンと前記複数のグループアイコンとを、前記グループ間処理アイコンを上位階層として階層表示する。
また、望ましくは、コンピュータを、前記各アイコンに設定された属性情報に基づいて、前記入力シート定義情報を生成する入力シート定義情報生成手段としてさらに機能させる。
また、望ましくは、コンピュータを、前記各グループアイコンに設定されたグループ定義情報に基づいて前記入力シートのレイアウトイメージを生成し、当該レイアウトイメージを、前記グループアイコンまたは前記グループ間処理アイコンとともに、前記表示画面上に表示させるレイアウト表示手段としてさらに機能させる。
さらに、望ましくは、前記レイアウト表示手段は、ユーザによって前記グループアイコンまたは前記グループ処理アイコンが選択された場合に、選択されたアイコンに関係する前記レイアウトイメージ上の記入欄オブジェクトを、他の記入欄オブジェクトと識別可能な態様で表示する。
また、望ましくは、コンピュータを、前記グループ間処理アイコンおよび当該アイコンに関係する複数のグループアイコンからなるアイコン群を、部品として登録する部品登録手段、および、前記部品を配置すべき旨のユーザの要求に応じ、前記部品として登録されたアイコン群を前記表示画面上に配置する部品配置手段、としてさらに機能させる。
また、本発明は、複数の記入欄で構成されるグループが一以上配置されてなる情報入力用の入力シートについて、当該入力シートのレイアウトと、記入後の入力シートの記入内容に応じて実行される処理内容とを示す入力シート定義情報の作成を支援する入力シート作成支援装置であって、ユーザの要求に応じ、前記各グループを表す各グループアイコンを表示画面上に配置するグループアイコン配置手段と、前記各グループのレイアウトと前記各グループの記入内容に応じて実行される処理内容とを示すグループ定義情報を、前記各グループアイコンに対する属性設定操作によって受け付けるグループ定義情報受付手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、複数の記入欄で構成されるグループが一以上配置されてなる情報入力用の入力シートについて、当該入力シートのレイアウトと、記入後の入力シートの記入内容に応じて実行される処理内容とを示す入力シート定義情報の作成を支援する入力シート作成支援方法であって、入力シート作成支援装置が、ユーザの要求に応じ、前記各グループを表す各グループアイコンを表示画面上に配置するグループアイコン配置ステップと、前記各グループのレイアウトと前記各グループの記入内容に応じて実行される処理内容とを示すグループ定義情報を、前記各グループアイコンに対する属性設定操作によって受け付けるグループ定義情報受付ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の記入欄で構成されるグループを一つのグループアイコンで表すので、複数の記入欄オブジェクトをグループに所属させるための操作が不要となる。すなわち、複数の記入欄オブジェクトそれぞれにグループ名を設定する必要がなくなる。この結果、入力シートのレイアウトおよび処理情報の作成を簡易化することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、実施の形態に係る入力シート作成支援装置を含む入力シートシステムの全体構成を示すブロック図である。この入力シートシステム1では、マークシート用紙等の、OCRまたはOMR用の入力シートを生成する。そして、記入後の入力シートをOCRまたはOMRにより読み取って、読み取りの結果に従って所定の処理を実行する。
図1において、入力シート作成支援装置10は、GUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)環境により、入力シート定義情報の作成を支援するものである。
ここで、入力シート定義情報について説明する。図2は、入力シートの一例を示す図である。この入力シートでは、7個の記入欄(A1〜A7)で構成されるグループAと、4個の記入欄(B1〜B4)で構成されるグループBと、3個の記入欄(C1〜C3)で構成されるグループCとが、順に配置されている。このような記入欄の配置を入力シートのレイアウトと称す。
図3に、ユーザ記入後の入力シートの一例を示す。グループA、Bは、いわゆる選択型のマークシート欄であり、選択的に塗り潰された記入欄について予め設定されているデータが入力データとして抽出される。図3では、グループAから抽出される入力データは「030」となり、グループBから抽出される入力データは「報告書」となる。グループCは、複数の数字記入欄で構成され、各記入欄に記入された数字に相当する数値が入力データとして抽出される。図3では、グループCから抽出される入力データは「238」となる。ここでは、複数の数字記入欄で構成されるグループの型式を「数値型」と称することとする。
この入力シートにおいて、例えば、グループAにおいて「010」〜「070」のうちどれが選択されるかに応じて、様々な処理を実行する場合がある。また、グループA、B、Cから抽出された入力データを連結したデータ「030報告書238」を、グループA、B、C全体の入力データとして抽出する場合もある。さらに、グループA、B、Cから抽出された入力データに応じて、様々な処理を実行する場合もある。
このような記入後の入力シートの記入内容に応じて実行される処理内容を示す情報を処理情報と称す。ここで、記入内容に応じて実行される処理には、記入内容に基づいて入力データを抽出することも含まれるので、上記の処理情報には、記入後の入力シートから入力データを抽出するための解析情報も含まれる。
入力シート定義情報は、上記の入力シートのレイアウトおよび処理情報の両方を定義するものである。そして、入力シート作成支援装置10は、ユーザによる入力シート定義情報の作成を支援するものである。
入力シート生成装置20は、入力シート作成支援装置10により作成された入力シート定義情報に基づいて入力シートのレイアウトを認識し、当該レイアウトに基づくイメージを紙等の媒体に印刷することにより、入力シートを生成する。
入力シートのユーザ(記入者)は、入力シートの選択型マークシートの記入欄を選択的に塗り潰したり、数字記入欄に数字を記入したりする。
画像読取装置30は、ユーザ記入後の入力シートの画像を光学的に読み取って、入力シートの画像データを得る。
解析処理装置40は、入力シート作成支援装置10により作成された入力シート定義情報に基づいて、入力シートのレイアウトおよび処理情報を認識する。そして、解析処理装置40は、認識されたレイアウトと、記入後の入力シートから得られた画像データとを照合し、選択型マークシート欄の各記入欄が塗り潰されているか否かを判定し、また数値型マークシート欄の各記入欄に記入されている数字を文字認識する。そして、解析処理装置40は、処理情報に従い、判定結果および文字認識結果に応じた処理を実行する。この処理には、解析情報に基づいて、各グループから入力データを抽出する処理や、複数グループから一の入力データを抽出する処理も含まれる。
ここで、解析処理装置40による処理情報に基づく処理の一例を示す。ユーザは、図3に示される記入後の入力シートを表紙として一連の文書を画像読取装置30に読み取らせる。解析処理装置40は、入力シートのグループA、B、Cから入力データ「030」、「報告書」、「238」を抽出する。ついで、これらを連結し、グループA、B、C全体の入力データとして文字列「030報告書238」を抽出する。そして、抽出された文字列「030報告書238」をファイル名として、一連の文書から読み取られた画像データを所定のフォルダ(格納領域)に格納する。
なお、上記の入力シートシステム1において、入力シート定義情報等のデータの受け渡しは、どのような態様で行われてもよい。例えば、LAN等のネットワークを介して行われてもよいし、フレキシブルディスク等の記憶媒体を介して行われてもよい。また、各装置10〜40は、物理的に一体の装置となっていてもかまわない。
図4は、入力シート作成支援装置10の構成を示すブロック図である。入力シート作成支援装置10は、表示装置11、入力装置12、CPU13、ROM14、RAM15、およびハードディスク装置16を備えている。
表示装置11は、種々の情報を表示画面上に表示する液晶ディスプレイ等の表示デバイスである。入力装置12は、ユーザからの入力を受け付けるキーボードやマウス等の入力デバイスである。CPU13は、RAM15と協働して、ROM14やハードディスク装置16等の記憶媒体に格納された、本実施の形態に係る入力シート作成支援プログラムを実行するものである。ここで、CPU13が表示装置11と入力装置12とを制御することによって、GUI環境が提供される。なお、CPU13やROM14等の詳しい説明については省略する。
図5は、入力シート作成支援装置10の機能構成を示す機能ブロック図である。図5に示される各機能ブロックは、CPU13が入力シート作成支援プログラムを実行することによって実現される。図5において、入力シート作成支援装置10は、グループアイコン配置部10a、グループ定義情報受付部10b、グループ間処理アイコン配置部10c、グループ間処理情報受付部10d、レイアウト表示部10e、入力シート定義情報生成部10f、部品登録部10g、および部品配置部10hを有する。
ここで、図5の各機能ブロックについて説明する前に、図6を参照して、本実施の形態の考え方を説明する。図6の右側には、図2と同様の入力シートが示されている。本実施の形態では、複数の記入欄で構成されるグループA、B、Cを、それぞれ、表示画面上の一つのグループアイコンIA、IB、ICによって表すこととする。そして、各グループを定義するグループ定義情報を、各グループを表すグループアイコンの属性情報とする。ここで、グループ定義情報とは、グループのレイアウトを示すグループレイアウト情報と、グループの記入内容に応じて実行される処理内容を示すグループ処理情報とを含む情報である。グループレイアウト情報としては、グループの型式(選択型、数値型等)、グループを構成する記入欄の個数、記入欄の配置間隔、入力シート上でのグループの配置位置等が挙げられる。また、グループ処理情報としては、グループの型式(選択型、数値型等)、各記入欄から抽出される入力データ、いずれの記入欄にも記入されなかった場合の処理内容、選択型において複数選択された場合の処理内容、記入欄が選択されたときに実行される処理プログラム等が挙げられる。
また、本実施の形態では、入力シートにおけるグループA、B、Cの配置順を、グループアイコンIA、IB、ICの表示画面上の配置順によって表すこととする。ただし、配置順の表し方はこれに限定されず、グループレイアウト情報に各グループの配置位置や配置順を含ませることとしてもよい。
また、本実施の形態では、複数のグループA、B、Cから抽出された複数の入力データに応じて実行される処理(以下、グループ間処理と称す)を、表示画面上のグループ間処理アイコンIZによって表すこととする。そして、上記の処理を示すグループ間処理情報を、グループ間処理アイコンIZの属性情報とする。
したがって、本実施の形態では、ユーザは、表示画面上において、グループアイコンIA、IB、ICおよびグループ間処理アイコンIZを配置し、グループアイコンIA、IB、ICに属性情報としてグループ定義情報を設定し、グループ間処理アイコンIZに属性情報としてグループ間処理情報を設定することにより、入力シートのレイアウトと処理情報とを定義することができる。
ここで、グループアイコンIA、IB、ICに対するグループ定義情報の設定、および、グループ間処理アイコンIZに対するグループ間処理情報の設定は、各アイコンが表示画面上に配置された後に行われてもよいし、各アイコンが配置される前に行われてもよい。
アイコン表示後の設定は、例えば、次の手順で行われる。まず初めに、ユーザのアイコン作成操作に応じ、図6左側のように各種のアイコンを配置する。ついで、アイコンの右クリックメニューから「プロパティ」が選択された場合に、プロパティダイアログを開き、グループ定義情報等の設定を受け付ける。
アイコン表示前の設定は、例えば、次の手順で行われる。まず初めに、ユーザのアイコン作成操作に応じ、プロパティダイアログを開き、グループ定義情報等の設定を受け付ける。そして、設定終了後、グループ定義情報等が設定されたアイコンを表示画面上に配置する。
以下、図6を参照して、入力シート作成支援装置10の機能ブロックについて説明する。
グループアイコン配置部10aは、ユーザの要求に応じ、各グループA、B、Cを表す各グループアイコンIA、IB、ICを表示画面上に配置する。
グループ定義情報受付部10bは、各グループA、B、Cのグループ定義情報を、各グループアイコンIA、IB、ICに対する属性設定操作によってユーザから受け付ける。
グループ間処理アイコン配置部10cは、ユーザの要求に応じ、グループ間処理アイコンIZを、当該グループ間処理アイコンIZに関係する複数のグループアイコンIA、IB、ICと関係付けられた態様で、表示画面上に配置する。本実施の形態では、グループ間処理アイコンIZを上位階層とし、当該グループ間処理アイコンIZに関係する複数のグループアイコンIA、IB、ICを下位階層として階層表示する。ただし、上記態様は、階層表示に限られず、両者の対応関係を表示画面上で認識することができれば、他の態様であってもかまわない。
グループ間処理情報受付部10dは、複数のグループA、B、Cから抽出された入力データに応じて実行される処理内容を示すグループ間処理情報を、グループ間処理アイコンIZに対する属性設定操作によってユーザから受け付ける。
レイアウト表示部10eは、グループアイコンIA、IB、ICに設定されたグループレイアウト情報と、グループアイコンIA、IB、ICの配置順とに基づいて、入力シートのレイアウトイメージを生成し、生成されたレイアウトイメージを、グループアイコンIA、IB、ICおよびグループ間処理アイコンIZとともに表示画面上に表示させる。本実施の形態では、レイアウト表示部10eは、ユーザによってグループアイコンIA、IB、ICまたはグループ間処理アイコンIZが選択された場合に、選択されたアイコンに関係するレイアウトイメージ上の記入欄オブジェクトを、他の記入欄オブジェクトと識別可能な態様で表示する。ここで、記入欄オブジェクトとは、表示画面上に表示される記入欄を表す表示物を意味する。
入力シート定義情報生成部10fは、各アイコンに設定された属性情報に基づいて、入力シート定義情報を生成する。具体的には、グループアイコンIA、IB、ICに設定されたグループ定義情報と、グループ間処理アイコンIZに設定されたグループ間処理情報とに基づいて、入力シート定義情報を生成する。さらに、本実施の形態では、各アイコンのパス情報と配置順とを用いて、入力シート定義情報を生成する。
なお、部品登録部10gについては、後述する[アイコン群の部品としての登録]の欄で説明する。また、部品配置部10hについては、後述する[部品として登録されたアイコン群の利用]の欄で説明する。
以下、上記構成を有する入力シート作成支援装置10の動作手順について詳細に説明する。ここでは、図6右側に示される入力シートの入力シート定義情報を作成する場合を例にとって説明する。図7は、この場合における、入力シート作成支援装置10の動作手順の一例を示すフローチャートである。図7に示されるとおり、ここでは、アイコンの属性設定を受け付けた後にアイコンを配置する。
また、以下の説明では、主に、ユーザ(作成者)の操作手順、および、これに伴う表示装置11の画面遷移に沿って説明するが、表示装置11の画面は、入力シート作成支援プログラムおよびユーザの操作入力に基づいて、CPU13によって制御されるものであることは言うまでもない。
まず、ユーザが入力シート作成支援プログラムを起動させると、図8に示されるとおり、メイン画面100が表示される。メイン画面100は、画面左側の入力シート定義情報作成ビュー110と、画面右側のレイアウトビュー120とから構成されている。
入力シート定義情報作成ビュー110において、ルートアイコン111の右クリックメニュー(アイコンを右クリックした場合に表示されるフローティングメニュー)から「項目の作成」を選択すると、項目名の入力を促すダイアログ(不図示)が表示される。このダイアログにおいて、項目名として「タイトル」を設定すると、新規に項目アイコン112が作成され、ルートアイコン111の下位階層に配置される。
つぎに、本実施の形態では、グループA、B、Cから抽出された入力データに基づくグループ間処理を行いたいので、項目アイコン112の右クリックメニュー112mから「グループ間処理の作成」を選択する。すると、これに応じて、図9に示されるとおり、グループ間処理設定ダイアログ210が表示される。
このグループ間処理設定ダイアログ210において、まず、グループ間処理に用いられる3つのグループA、B、Cを作成すべく、「グループの作成」ボタン214を押下する。すると、図10に示されるグループ作成ダイアログ220が表示される。
[グループAのグループ定義情報の受付(S1)]
このグループ作成ダイアログ220において、まず、選択型であるグループAを作成するために、「選択型の作成」ボタン222を押下する。すると、これに応じて、図11に示される選択型グループ設定ダイアログ230が表示される。
この選択型グループ設定ダイアログ230において、テキストボックス231に選択項目(文字列)を入力して「追加」ボタン232を押下する操作を繰り返すと、順次、入力した選択項目(文字列)がリストボックス233に追加されていく。ここで追加された選択項目の数が、当該グループを構成する記入欄の個数となる。また、追加された各選択項目(文字列)が、対応する記入欄が選択された場合に抽出される入力データとなる。ここでは、選択項目として、記入欄A1〜A7に対応する「010」〜「070」を設定する。
ついで、ドロップダウンリストボックス234により、いずれの記入欄も選択されなかった場合の処理を選択する。ここで、選択肢は、「デフォルト文字列を使用する」と「エラーとする」とである。「デフォルト文字列を使用する」を選択した場合、テキストボックス236で設定されているデフォルト文字列が、当該グループの入力データとして抽出されることとなる。また、「エラーとする」を選択した場合、エラー処理が行われることとなる。ここでは、「エラーとする」を選択する。
また、ドロップダウンリストボックス235により、複数の記入欄が選択された場合の処理を選択する。ここで、選択肢は、「文字列を連結する」、「デフォルト文字列を使用する」、および「エラーとする」である。「文字列を連結する」を選択した場合、選択された複数の記入欄に設定された複数の選択項目(文字列)を連結したものが、当該グループの入力データとして抽出されることとなる。「デフォルト文字列を使用する」および「エラーとする」については、上記と同様である。ここでは、「エラーとする」を選択する。
上記グループAのグループ定義情報の設定終了後、「OK」ボタン237を押下すると、選択型グループ設定ダイアログ230が閉じる。そして、図10に示されるとおり、グループ作成ダイアログ220のグループ一覧リストボックス221にグループAとしての「選択型グループ」224が追加される。
[グループBのグループ定義情報の受付(S2)]
グループBについて、上記グループAと同様に設定すると、図10に示されるとおり、グループ一覧リストボックス221にグループBとしての「選択型グループ」225が追加される。
[グループCのグループ定義情報の受付(S3)]
ついで、図10のグループ作成ダイアログ220において、数値型であるグループCを作成するために、「数値型の作成」ボタン223を押下すると、図12に示される数値型グループ設定ダイアログ240が表示される。
この数値型グループ設定ダイアログ240では、数字記入欄の桁数を、テキストボックス241に設定することができる。ここで設定された桁数が、当該グループを構成する数字記入欄(6点ガイド式数値入力欄)の個数となる。また、数値型グループの場合、各記入欄から抽出される入力データは、各記入欄に記入され読み取られた数字に対応する数値である。そして、例えば、3桁の場合に、3つの記入欄から「3」、「8」、「5」が抽出された場合、数値「385」が、当該グループの入力データとして抽出されることとなる。ここでは、3桁に設定する。
ついで、ドロップダウンリストボックス242により、いずれの記入欄にも数字が記入されなかった場合の処理を選択する。選択肢の内容は、上記ドロップダウンリストボックス234と同様である。ここでは、「デフォルト値を使用する」を選択し、テキストボックス243には、デフォルト値として「0」を設定する。
上記グループCのグループ定義情報の設定終了後、「OK」ボタン244を押下すると、数値型グループ設定ダイアログ240が閉じる。そして、図10に示されるとおり、グループ作成ダイアログ220のグループ一覧リストボックス221にグループCとしての「数値型グループ」226が追加される。
そして、図10のグループ作成ダイアログ220の「OK」ボタン227を押下すると、グループ作成ダイアログ220が閉じ、図9に示されるグループ間処理設定ダイアログ210に戻る。
[グループ間処理情報の受付(S4)]
このグループ間処理設定ダイアログ210において、上記グループ作成ダイアログ220で作成された複数のグループから抽出された複数の入力データに基づいてどのような処理を実行するかを、ドロップダウンリストボックス211から選択する。ここで、選択肢は、「文字列を連結する」、「セパレータを使用する」、「デフォルト文字列を使用する」、および「エラーとする」である。「文字列を連結する」を選択した場合、3つのグループ224〜226から抽出された3つの文字列を連結した文字列が、3つのグループ全体の入力データとして抽出される。また、「セパレータを使用する」を選択した場合、3つのグループ224〜226から抽出された文字列を、テキストボックス213に設定されたセパレータ文字列によって区切った文字列が、3つのグループ全体の入力データとして抽出される。なお、「デフォルト文字列を使用する」および「エラーとする」については、上記と同様である。ここでは、「文字列を連結する」を選択する。
[アイコンの配置(S5)]
上記グループ間処理情報の設定終了後、グループ間処理設定ダイアログ210において、「OK」ボタン215を押下すると、当該ダイアログ210が閉じ、図13に示されるとおり、メイン画面100が更新される。
具体的には、入力シート定義情報作成ビュー110において、項目アイコン112の下位階層にグループ間処理アイコン113が配置され、その下位階層にグループアイコン114(グループA、選択型グループ224に対応)、グループアイコン115(グループB、選択型グループ225に対応)、およびグループアイコン116(グループC、数値型グループ226に対応)が、順に配置される。
ここで、グループ間処理アイコン113は、その属性情報として、ステップS4で設定されたグループ間処理情報を有する。グループアイコン114は、その属性情報として、ステップS1で設定されたグループ定義情報を有する。グループアイコン115は、その属性情報として、ステップS2で設定されたグループ定義情報を有する。そして、グループアイコン116は、ステップS3で設定されたグループ定義情報を有する。
[レイアウトイメージの表示(S6)]
また、レイアウトビュー120において、グループアイコン114に設定されたグループ定義情報に基づいて、選択型の7つの記入欄オブジェクト(チェックボックスオブジェクト)A1〜A7が配置される。また、グループアイコン115に設定されたグループ定義情報に基づいて、選択型の4つの記入欄オブジェクト(チェックボックスオブジェクト)B1〜B4が配置される。さらに、グループアイコン116に設定されたグループ定義情報に基づいて、3つの記入欄オブジェクト(6点ガイド式数値入力オブジェクト)C1〜C3が配置される。ここで、選択型の記入欄オブジェクトの右隣には、当該記入欄に設定された選択項目(文字列)が配置される。
このように、入力シートのレイアウトイメージが表示されるので、ユーザは、レイアウトを確認しながら入力シート定義情報を作成することができる。
[入力シート定義情報の生成(S7)]
入力シート定義情報生成部10fは、上記のとおりに配置された各アイコンのパス(アドレス)、配置順、および各アイコンに設定された属性情報に基づいて、入力シート定義情報を生成する。そして、作成された入力シート定義情報をハードディスク装置16の所定のフォルダに格納したり、入力シート生成装置20や解析処理装置40に送信したりする。図14に、入力シート定義情報の一例を示す。
以上、入力シート作成支援装置10の動作手順の一例を示したが、操作画面上において、ユーザは自由にアイコンを操作することができ、他の手順で作成することも可能であることは言うまでもない。例えば、図13において、最初に画面左側の階層構造のとおりにアイコンを配置し、ついで、各アイコンに対して属性情報を設定することにより、画面右側のような入力シートのレイアウトと処理情報とを作成することができる。
[入力シート定義情報の編集]
本実施の形態に係る入力シート作成支援装置10では、入力シート定義情報をハードディスク装置16等の記憶媒体から読み込んで、入力シート定義情報を表示画面上で編集することができる。入力シート作成支援装置10に、図14に示される入力シート定義情報を読み込ませると、表示画面上に図13に示されるメイン画面100が表示される。
このメイン画面100において、例えば次のような編集が可能である。グループアイコン114を削除することによってグループAを削除することができる。グループアイコン116をグループアイコン114と115との間にドラッグアンドドロップすることにより、グループの配置順をグループA、C、Bの順に変更することができる。
また、図15に示されるとおり、ルートアイコン111の右クリックメニューで「項目の作成」を選択することによって、新たな項目アイコン117、119を追加することができる。ここで、項目アイコン117の右クリックメニューから「選択型グループの作成」を選択することにより、項目アイコン117の下位階層に選択型のグループアイコン118を作成することができる。
また、各アイコンのプロパティ画面を開いて、グループ定義情報やグループ間処理情報を変更することができる。これらの他に、アイコンのコピーやペースト等の広く知られた操作が可能である。
さらに、図15に示されるとおり、メイン画面100において、グループアイコン115を選択すると(例えばクリックすると)、グループアイコン115に対応する4つの記入欄オブジェクトB1〜B4が、表示画面上の他のオブジェクトと識別可能な態様で表示される。ここで、識別可能な態様として表示する方法としては、ハイライト表示する方法、点滅表示する方法、反転表示する方法、枠線で囲む方法等が挙げられるが、特に限定されない。
これにより、ユーザは、各グループに所属する記入欄オブジェクトを容易に把握することができる。
また、グループ間処理アイコン113を選択すると、当該アイコンに関係する複数のグループアイコン114〜116に対応する記入欄オブジェクトA1〜A7、B1〜B4、C1〜C3が、表示画面上の他のオブジェクトと識別可能な態様で表示される。
これにより、ユーザは、グループ間処理アイコンに関係する記入欄オブジェクトを容易に把握することができる。
[アイコン群の部品としての登録]
本実施の形態に係る入力シート作成支援装置10では、グループ間処理アイコンと、これに関係する複数のグループアイコンとからなるアイコン群を、部品として登録しておき、これを部品として利用することができる。
部品登録部10gは、アイコン群を部品として登録する。具体的には、アイコン群の複製データをハードディスク装置16等に格納する。ここで、複製データには、アイコンの種類(グループアイコンかグループ間処理アイコンかの別)、アイコンの配置順、およびアイコンの属性情報が含まれる。
アイコン群の登録は、例えば、次の手順により行われる。図15のメイン画面100において、グループ間処理アイコン113の右クリックメニューで「部品登録」を選択すると、部品名の設定を促すダイアログ(不図示)が表示される。このダイアログで、部品名(例えば、「parts#1」)を入力してOKボタンを押下すると、アイコン113〜116がコピーされ、部品登録用のフォルダに格納される。
[部品として登録されたアイコン群の利用]
部品配置部10hは、部品登録部10gにより登録された部品を配置すべき旨のユーザの要求に応じ、部品として登録されたアイコン群を表示画面上に配置する。具体的には、記憶媒体から複製データを読み出し、表示画面上に配置する。
部品の利用は、例えば、次の手順により行われる。図15のメイン画面100において、項目アイコン119を右クリックすると、フローティングメニュー119mが表示される。このとき、部品登録用のフォルダに部品「parts#1」が格納されていると、フローティングメニュー119mには、「parts#1の利用」が追加されている。このとき、「parts#1の利用」を選択すると、項目アイコン119の下位階層にアイコン群113〜116が配置される。
以上のとおり、本実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)グループを構成する複数の記入欄を一つのグループアイコンで表すので、複数の記入欄オブジェクトをグループに所属させるための操作が不要となる。すなわち、複数の記入欄オブジェクトそれぞれにグループ名を設定する必要がなくなる。このため、入力シートのレイアウトおよび処理情報の作成を簡易化することができる。また、従来のフォームエディタでは、多くの記入欄オブジェクトを一つのグループに所属させるために必要な操作手順が複雑であり、各記入欄オブジェクトをグループに所属させるための設定操作にミスが生じやすかった。これに対し、本実施の形態によれば、このような定義ミスを回避することができる。
(2)グループを構成する複数の記入欄を一つのグループアイコンで表し、当該グループアイコンに対する属性設定操作によってグループ定義情報を受け付けるので、ユーザは、一つのアイコンに対する属性情報の設定により、グループのレイアウトと処理情報を定義することができる。このため、複数の記入欄オブジェクトのそれぞれに対する属性情報(選択されたときに抽出される入力データ等)の設定操作が不要となり、入力シートの作成が容易になる。
(3)グループ間処理アイコンを、当該アイコンに関係する複数のグループアイコンと関係付けられた態様で表示画面上に配置するので、グループ間処理とこれに関係する複数のグループとの相互関係を容易に把握することができる。これにより、入力シート定義情報の作成または編集を効率的に行うことができる。また、入力シート定義情報の構成の間違いの発見が容易となる。特に、グループ間処理アイコンと複数のグループアイコンとを階層表示することとしているので、両者の相互関係を非常に明確に把握することができる。
(4)階層表示されたアイコンで示される入力シート定義情報と、実際の入力シートの外観に即したレイアウトイメージとの両方を表示画面上に表示するので、レイアウトを確認しながら、入力シート定義情報を作成または編集することができる。
(5)グループアイコンまたはグループ処理アイコンが選択された場合に、選択されたアイコンに関係するレイアウトイメージ上の記入欄オブジェクトを、他のオブジェクトと識別可能な態様で表示するので、グループとレイアウトとの関係およびグループ処理とレイアウトとの関係を把握しやすい。また、グループに所属する記入欄オブジェクトを、レイアウト上から容易に把握することができるので、レイアウト変更が容易となり、また間違ったレイアウト変更を防止することができる。
(6)グループ間処理アイコンと当該アイコンに関係するグループアイコンとからなるアイコン群を部品として登録しておくので、一度作成したアイコン群を流用することができる。これにより、同じような仕様のアイコン群を容易に配置することができ、作業を簡易化することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明が上記の実施の形態に限定されないことは言うまでもない。
上記の実施の形態では、情報入力用の入力シートは紙に印刷されたものであるが、入力シートはディスプレイ上に表示されたものであってもよい。この場合、入力シートへの記入は、マウスやキーボード等の入力装置によって行われる。
また、グループの型式は、選択型や数値型に限られず、他のタイプのものであってもよい。例えば、1つのチェックボックスによって「真」または「偽」を得る、いわゆるブーリアン型とすることができる。また、記入欄をユーザが自由に記入できる枠とし、記入欄に記入されたものを読み取った画像データを入力データとして抽出してもよい。
実施の形態に係る入力シート作成支援装置を含む入力シートシステムの全体構成を示すブロック図である。 入力シートの一例を示す図である。 ユーザ記入後の入力シートの一例を示す図である。 入力シート作成支援装置の構成を示すブロック図である。 入力シート作成支援装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 本実施の形態の考え方を説明するための図である。 入力シート作成支援装置の動作手順の一例を示すフローチャートである。 メイン画面を示す図である。 グループ間処理設定ダイアログを示す図である。 グループ作成ダイアログを示す図である。 選択型グループ設定ダイアログを示す図である。 数値型グループ設定ダイアログを示す図である。 入力シート定義情報作成後のメイン画面を示す図である。 入力シート定義情報の一例を示す図である。 編集中のメイン画面を示す図である。 従来のフォームエディタの画面を示す図である。
符号の説明
1 入力シートシステム、10 入力シート作成支援装置、11 表示装置、12 入力装置、13 CPU、14 ROM、15 RAM、16 ハードディスク装置、10a グループアイコン配置部、10b グループ定義情報受付部、10c グループ間処理アイコン配置部、10d グループ間処理情報受付部、10e レイアウト表示部、10f 入力シート定義情報生成部、10g 部品登録部、10h 部品配置部、20 入力シート生成装置、30 画像読取装置、40 解析処理装置。

Claims (5)

  1. 入力装置を介して受け付けられるユーザからのグループ作成要求に応じ、複数の記入欄で構成されるグループを表すグループアイコンを表示画面上に配置するグループアイコン配置手段
    前記グループアイコンに対する属性情報の設定操作によって、前記グループアイコンで表されるグループを構成する記入欄の個数および配置を示すグループレイアウト情報と、前記グループを構成する記入欄への記入内容に応じて実行される処理内容を示すグループ処理情報とを含むグループ定義情報の設定を、入力装置を介して受け付けるグループ定義情報受付手段と、
    入力装置を介して受け付けられるユーザからのグループ間処理作成要求に応じ、複数の前記グループから抽出された入力データに応じて実行される処理を表すグループ間処理アイコンを、前記複数のグループを表す複数のグループアイコンと関係付けられた態様で、前記表示画面上に配置するグループ間処理アイコン配置手段と、
    前記グループ間処理アイコンに対する属性情報の設定操作によって、前記複数のグループから抽出された入力データに応じて実行される処理内容を示すグループ間処理情報を、入力装置を介して受け付けるグループ間処理情報受付手段と、
    前記グループ間処理アイコンおよび当該アイコンに関係する複数のグループアイコンからなるアイコン群を、部品として記憶媒体に登録する部品登録手段と、
    前記登録された部品を配置すべき旨のユーザの要求に応じ、前記部品として登録されたアイコン群を前記記憶媒体から読み出し、前記表示画面上に配置する部品配置手段と、
    前記グループアイコンに設定されたグループ定義情報と、前記グループ間処理アイコンに設定されたグループ間処理情報とに基づいて、複数の記入欄で構成されるグループが一以上配置されてなる情報入力用の入力シートのレイアウトと、記入後の入力シートの記入内容に応じて実行される処理内容を示す処理情報とを定義する入力シート定義情報を生成する入力シート定義情報生成手段と、
    前記生成された入力シート定義情報に基づいて、定義された入力シートのレイアウトに基づくイメージを印刷して入力シートを生成する手段と、
    ユーザ記入後の前記入力シートから読み取られた画像データを取得し、前記生成された入力シート定義情報に基づいて、定義されたレイアウトと前記画像データとを照合して前記ユーザ記入後の入力シートの記入内容を認識し、定義された処理情報に従い、前記認識された記入内容に応じた処理を実行する手段と、
    を有することを特徴とする入力シートシステム
  2. 請求項1に記載の入力シートシステムであって、
    前記グループ間処理アイコン配置手段は、前記グループ間処理アイコンと前記複数のグループアイコンとを、前記グループ間処理アイコンを上位階層として階層表示することを特徴とする入力シートシステム
  3. 請求項1または2に記載の入力シートシステムであって、
    前記各グループアイコンに設定されたグループ定義情報に基づいて前記入力シートのレイアウトイメージを生成し、当該レイアウトイメージを、前記グループアイコンまたは前記グループ間処理アイコンとともに、前記表示画面上に表示させるレイアウト表示手段をさらに有することを特徴とする入力シートシステム
  4. 請求項3に記載の入力シートシステムであって、
    前記レイアウト表示手段は、ユーザによって前記グループアイコンまたは前記グループ処理アイコンが選択された場合に、選択されたアイコンに関係する前記レイアウトイメージ上の記入欄オブジェクトを、他の記入欄オブジェクトと識別可能な態様で表示することを特徴とする入力シートシステム
  5. ンピュータを、
    入力装置を介して受け付けられるユーザからのグループ作成要求に応じ、複数の記入欄で構成されるグループを表すグループアイコンを表示画面上に配置するグループアイコン配置手段、
    前記グループアイコンに対する属性情報の設定操作によって、前記グループアイコンで表されるグループを構成する記入欄の個数および配置を示すグループレイアウト情報と、前記グループを構成する記入欄への記入内容に応じて実行される処理内容を示すグループ処理情報とを含むグループ定義情報の設定を、入力装置を介して受け付けるグループ定義情報受付手段、
    入力装置を介して受け付けられるユーザからのグループ間処理作成要求に応じ、複数の前記グループから抽出された入力データに応じて実行される処理を表すグループ間処理アイコンを、前記複数のグループを表す複数のグループアイコンと関係付けられた態様で、前記表示画面上に配置するグループ間処理アイコン配置手段、
    前記グループ間処理アイコンに対する属性情報の設定操作によって、前記複数のグループから抽出された入力データに応じて実行される処理内容を示すグループ間処理情報を、入力装置を介して受け付けるグループ間処理情報受付手段、
    前記グループ間処理アイコンおよび当該アイコンに関係する複数のグループアイコンからなるアイコン群を、部品として記憶媒体に登録する部品登録手段、
    前記登録された部品を配置すべき旨のユーザの要求に応じ、前記部品として登録されたアイコン群を前記記憶媒体から読み出し、前記表示画面上に配置する部品配置手段、
    前記グループアイコンに設定されたグループ定義情報と、前記グループ間処理アイコンに設定されたグループ間処理情報とに基づいて、複数の記入欄で構成されるグループが一以上配置されてなる情報入力用の入力シートのレイアウトと、記入後の入力シートの記入内容に応じて実行される処理内容を示す処理情報とを定義する入力シート定義情報を生成する入力シート定義情報生成手段、
    前記生成された入力シート定義情報に基づいて、定義された入力シートのレイアウトに基づくイメージを印刷して入力シートを生成する手段、および、
    ユーザ記入後の前記入力シートから読み取られた画像データを取得し、前記生成された入力シート定義情報に基づいて、定義されたレイアウトと前記画像データとを照合して前記ユーザ記入後の入力シートの記入内容を認識し、定義された処理情報に従い、前記認識された記入内容に応じた処理を実行する手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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