JP4418095B2 - 空気調和機 - Google Patents

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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は空気調和機に係り、特にその室内機に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
一般に、空気調和機における室内ユニットの筺体内には逆V字状に設置された複数の熱交換器が配設されており、その熱交換器の後方下部に上記熱交換器の幅寸法とほぼ同じ軸方向の寸法を有する室内ファンが設けられている。上記室内ファンの軸方向一端部にはファンモータが連結されており、その軸方向外側部に電機部品箱が設けられている。一方、上記熱交換器の幅方向一端面には、これらの熱交換器の冷却管を連結するとともに室外ユニットの熱交換器の冷却管と接続する補助配管が設けられている。
【0003】
ところが、上記従来の空気調和機における室内ユニットのファンモータは、上述のように室内ファンと熱交換器との間に位置し、しかも、そのファンモータの前面部及び上方には熱交換器の補助配管が位置しているため、上記ファンモータの保守点検に際しては、上記熱交換器を取り外しそのファンモータを前方側に引き出さねばならず、ファンモータの保守点検が極めて面倒である等の問題がある。
【0004】
本発明は、このような点に鑑み熱交換器を取り外すことなくファンモータを容易に組み込み或いは取り外しができるようにした空気調和機を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、左右方向に設けられた室内ファンと、この室内ファンと同軸に配設されたファンモータと、前記室内ファンの前側に配設された第1の室内熱交換器と、この第1の室内熱交換器の後方に配設された第2の室内熱交換器と、前記室内ファン、前記ファンモータ、前記第1および第2の室内熱交換器を収納する筐体および前面パネルとをその室内ユニットに備える空気調和機であって、
前記筐体は、後板と、前記第1の室内熱交換器で発生したドレンを受ける前側ドレンパンと、前記第2の室内熱交換器で発生したドレンを受ける後側ドレンパンと、前記室内ファンの下方において吹出口に連通する通風路と、前記ファンモータを収納するファンモータ収納部とが、合成樹脂により一体に成型されており、
前記ファンモータ収納部は、
前記室内ファンと同軸に配設されるとともに前記室内ファンと反対の側が開口端部となっている筒状部分と、
この筒状部分の内部と前記通風路とを区画するとともに、前記ファンモータの主軸が挿通される穴を有し、かつ前記筒状部分の外側に延設されて前記第1および第2の室内熱交換器を位置決めしつつ載置し、さらにその前側の下端部が前記前側ドレンパンに連なり、加えてその後側下端部が前記後側ドレンパンに連なっている第1の仕切板と、
前記筒状部分の外側表面のうち前記開口端部の側に立設されて前記第1および第2の室内熱交換器と前記開口端部とを区画するとともに、前記前側ドレンパンおよび前記後側ドレンパンの前記ファンモータ側の側壁を兼ねる第2の仕切板と、を有しており、
前記ファンモータは、前記開口端部を介して前記室内ファンの軸線方向に着脱可能に前記筒状部分に装着されていることを特徴とする。
【0006】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記ファンモータは、籠状のケーシングに収納されるとともに、前記第2の仕切板に前記ケーシングを固着することにより前記筐体に固定されていることを特徴とする。
【0007】
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記ファンモータは、その主軸側及び軸受け側の外面に設けられた弾性部材を介して支持されるように前記ケーシングに収納されていることを特徴とする。
【0008】
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかに係る発明において、前記ファンモータ収納部は、前記第1および第2の室内熱交換器の端部から前記筒状部分の外側表面に滴下したドレンが、前記第1および第2の仕切板にそれぞれ案内されて前記前側ドレンパンおよび前記後側ドレンパンに流れ落ちるように構成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに係る発明において、前記筒状部分の外側表面には、前記第1および第2の室内熱交換器の端部から前記筒状部分の外側表面に滴下したドレンが前記前側ドレンパンおよび前記後側ドレンパンに流れ出るように案内するリブが設けられていることを特徴とする。
【0010】
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載した発明において、前記ファンモータ収納部が、前記前面パネルが取り外されたときに前記ファンモータの端部が露出するように構成されていることを特徴とする。
【0011】
これにより、ファンモータが熱交換器を取り外すことなく筺体側面から取り付け取り外し可能となり、保守点検を極めて容易に行うことができる。
【0012】
筒状のファンモータ収納部にファンモータを軸線方向から挿入することで、ファンモータの収納が可能となり取り付け作業が簡単になるとともに、ファンモータ収納部の外面がドレンパンに連なっているため、ファンモータ収納部の外面に落下した熱交換器の端部のドレン水をドレンパンに回収することができる。
【0013】
前面パネルを取り外すだけでファンモータの端部が露出するため、ファンモータを取り外す前に外さなければならない部品が極めて少なくてすみ、しかもファンモータの端部の状況を前面パネルを取り外すだけで確認することができる。
【0014】
第1の仕切板によって送風路側とファンモータ収納部が区画されるため、熱交換器で生じたドレン水が送風路内に落ちることがない。
【0015】
第2の仕切板によってファンモータ収納部とその外側端部が区画されるため、熱交換器側部の配管部分で生じたドレン水が筺体外側に落ちることがない。
【0016】
ドレンパンとファンモータ収納部の間に隙間がないように形成でき、ファンモータ収納部の外面に落下した熱交換器の端部のドレン水を確実にドレンパンに回収でき、他の部分にドレン水が流れ出ることがない。
【0017】
ドレン水の外部への流れを防止する部品間の隙間を無くすることができ、ドレン水が外部に流れ出すことを確実に防止することができる。
【0018】
ファンモータで生じる振動は全て弾性部材で吸収され、筺体に伝わる事が無く、騒音発生を防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係わる空気調和機の室内ユニット10の縦断面図であり、その室内ユニット10の筺体11の前面部にはその前面及び側面の一部を覆う前面パネル12が設けられており、その前面パネル12の前面側にはグリル13aが設けられた前部吸込口14aが開口され、上面にはグリル13bが設けられた上部吸込口14bが開口されている。また、上記室内ユニットの筺体11内には、その前面側に前方に突出するように湾曲した第1の室内熱交換器15aが配設され、上面側には上記第1の室内熱交換器15aに連結され背面側に向かって下方に傾斜した第2の室内熱交換器15bが配設されている。そして、上記第1の室内熱交換器15aと第2の室内熱交換器15bとの間には、絞り付き二方弁16が設けられている。さらに、上記第2の室内熱交換器15bの上方には、その第2の室内熱交換器15bとほぼ平行状態に除湿運転時に凝縮器として作用する第3の室内熱交換器17が設けられている。一方、上記第1の室内熱交換器15aの後方には横流ファンからなる室内ファン18が配設されており、その室内ファン18の下方には通風路19に連通する吹出口20が形成されている。
【0020】
しかして、室内ファン18により前部吸込口14a及び上部吸込口14bから吸い込まれた室内空気は室内熱交換器15a、15b、17において熱交換された後、通風路19を通って吹出口20から調和空気として室内に吹き出される。
【0021】
上記室内ユニットの筺体11は、後板21とドレンパン22,23を合成樹脂により一体成型した成型品として構成されており、上記ドレンパン22が第1の室内熱交換器15aの下方に配設され、ドレンパン23が第2の室内熱交換器15bの下方に配設されており、第1の室内熱交換器15a及び第2の室内熱交換器15b、第3の室内熱交換器17で発生したドレンが上記ドレンパン22及び23で集められ、室外に排出される。
【0022】
図2は、上記筺体11の室内ファン18及び各室内熱交換器15a、15b、17を取り除いた状態を示す斜め上方から見た斜視図、図3は各室内熱交換器15a、15b、17を載置した状態で斜め上方から見た斜視図である。図3においては各室内熱交換器15a、15b、17の端部にある一部の接続配管を省略して示している。筺体11の一側端部にはファンモータ収納部24が筺体11と合成樹脂により一体成型されている。上記ファンモータ収納部24は室内ファン18の長手軸線と同一軸線を有し、外側端部が開放された外側開放端部25を有する筒状に形成されており、背面側にわずかに複数の冷却用空気穴26のみが開口されている。そして、そのファンモータ収納部24の内側面部である熱交換器側側面には第1の仕切板27が設けられ、その中央部にはファンモーター28の主軸28aが挿通される穴27aが開口されている。この第1の仕切板27は、筒状のファンモータ収納部24の室内ファン側の壁面になるとともに、ファンモータ収納部24の内側面部から第1,第2の室内熱交換器15a、15bの設置方向に立ち上がっている。この第1の仕切板27は第1,第2の室内熱交換器15a、15bを位置決めし、載置するとともに室内ファン18側の通風路19とファンモータ収納部24とを区画する仕切として機能する。この第1の仕切板27も筺体11と一体成型されている。
【0023】
また、第1の仕切板27の前面下端側は前側のドレンパン22に連なっている。そして第1の仕切板27の後側下端部は後側のドレンパン23に連なり、ファンモータ収納部24の外側面部の後側下端部も同様にドレンパン23に連なっている。また、ファンモータ収納部24の反熱交換器側の外側面部には立ち上がった第2の仕切板29が形成されている。この第2の仕切板29はファンモータ収納部24の熱交換器側の外側面部とファンモータ収納部24の外側開放端部25側とを区画するとともに2つのドレンパン22,23のファンモータ側の側壁も兼ねている。この第2の仕切板29第1の仕切板27と同様に筺体11と一体成型されている。すなわち、本実施の形態においては後板21、ドレンパン22、23、ファンモータ収納部24、第1の仕切板27、第2の仕切板29の全てが合成樹脂の一体成型品の一部で構成され、大幅な部品点数の削減となっている。
【0024】
しかして、上記ファンモータ収納部24にはその外側開放端部25からファンモーター28が軸線方向に挿入されてファンモータ収納部24に固着されるとともに、穴27aから突出された主軸28aが図示しない室内ファン18の軸に連結されるようにしてある。このような構成により、図2中で矢印aで示すように、第1の熱交換器15aの端部に位置する接続配管で生じたドレン水はファンモータ収納部24の前側外表面に滴下し、ドレンパン22に流れ落ちる。この際、第1の仕切板27があるため、ドレン水は通風路19に出ることはない。一方、第2の熱交換器15bの端部に位置する接続配管で生じた水は、図2中で矢印bで示すようにファンモータ収納部24の後側外表面に滴下し、ドレンパン23に流れ落ちる。この部分でも第1の仕切板27があるため、ドレン水は通風路19に出ることがなく、ファンモータ収納部24の外側端部でも第2の仕切板29があるため、ドレン水が外側に流れ出ることはない。また、ドレンパン22,23とファンモータ収納部24及び第1の仕切板27、第2の仕切板29は一体成型品となっているため、その接合部分に隙間がなく、各接合部分からドレン水が漏れ出るおそれがない。
【0025】
本実施の形態においては空気調和機の前側だけではなく、後方上部にも第2,第3の熱交換器15b、17を配置しているが、前側熱交換器だけの空気調和機の場合、後板と前側の熱交換器用のドレンパンとを別体に構成し、前側のドレンパンとファンモータ収納部24、第1の仕切板27、第2の仕切板29を一体成型すれば、ドレン水が流れる部分には接合部分が無くなるため、同様な効果を得ることができる。
【0026】
なお、ファンモータ収納部24の外表面には、上部が外側に下部が筺体11側に傾斜したリブ24aが設けられており、ファンモータ収納部24の外側表面に滴下したドレン水が極力ドレンパン22,23の中心方向に流れ出るようにして、ドレン水の流れがスムーズになるようにしてある。
【0027】
ところで、上記ファンモータ28自体は、図4に示すように、籠状のケーシング30に収納されている。上記ケーシング30は、図5に示すように、ファンモータ28の軸線を含む面で2分割された2個のケーシング部材30a及び30bによって構成されている。ケーシング部材30a及びケーシング部材30bはそれぞれ、ファンモータ28の外周の一部を覆う弧状部31a、31bと、ファンモータ28の外側面に係合する第1の側板32a,32bと、ファンモーター28の主軸28a側の側面に係合する第2の側板33a、33bにより構成されている。
【0028】
上記ケーシング部材30aの第1の側板32aはその両端部が周方向に若干延出されており、ケーシング部材32bの第1の側板32bの段部Aに重合係合し得るようにしてある。また、各第1の側板32a、32bの外側面にはそれぞれ径方向に延びる連結片34a、35a及び34b、35bが形成されており、その両連結片35a、35bが薄板状のヒンジ36によって連結されている。すなわち、ケーシング部材30a、30bはポリプロピレン材等の可とう性に優れた合成樹脂の一体成型品から構成され、部品点数を削減するとともに、後述するケーシング部材30a、30bを組み合わせる際の位置決めにもなっている。
【0029】
さらに、上記第1の側板32a及び32bの内周部にはファンモータ28の軸受け側の端面及び外周を覆う係止部37a、37bが一体に形成されている。
【0030】
一方、第2の側板33a、33bの内周側には、それぞれファンモータ28の主軸側の端面及び外周を覆う係止部38a,38bが形成されており、係止部38bの両端部には他方の係止部38aに設けられた爪39aに嵌合する係合穴39bが設けられている。
【0031】
しかして、ケーシング30を形成する場合には、ヒンジ36を折り畳み連結片34aと34b及び35aと35bをそれぞれ重ねて両者を結合するとともに、連結具である爪39aと係合穴39bにより係止部38aと38bとを結合することによって、図6に示すように、籠状のケーシングを得ることができる。
【0032】
各連結片34a、34b、35a、35bにはファンモータ28をファンモータ収納部24内に固定するためのネジが貫通する貫通穴40がそれぞれ設けられ、ケーシング部材30a、30bを組み合わせ、籠状のケーシングに構成したときには連結片34a、34bの貫通穴40と連結片35a、35bの貫通穴40がそれぞれ一致して合わさるようになっている。このため、詳細は後述するが、各連結片34a、34b、35a、35bはネジによって共締めされる。
【0033】
続いて、ファンモータ28を室内ユニットの筺体11内への組み込みについて説明する。まず、ファンモータ28の主軸側及び軸受け側にそれぞれ筒状の弾性部材41を装着し、図7に示すように、そのファンモータ28をケーシング部材30a上に載置した後他方のケーシング部材30bをファンモータ28の上方に覆い被せ、両ケーシング部材30a、30bを爪39aと系合穴39bにより連結する。図4に上記ファンモータ28を籠状のケーシング30内に収納した状態を示す。図4,図7で、一部断面で示すようにファンモータ28の主軸側及び軸受け側の外面とケーシング部材30a、30bの係止部38aと38b、37aと37bとの間にはそれぞれ弾性部材41が介装され、その弾性部材41によりファンモータ28の振動が防止される。
【0034】
すなわち、ファンモータ28は、両端の弾性部材41がそれぞれ系止部37a、37b及び38a、38bに圧接保持されるのみで、他の部分においてケーシング部材30a、30bに保持される部分はない。したがって、ファンモータ28が振動しても全て弾性部材41によって吸収され、ケーシング30にはこの振動が伝わることはない。
【0035】
また、図8の断面図に示すようにファンモータ28とケーシング部材30a、30bとの間に所定の隙間を設けてファンモータ28が振動してもケーシング部材32a、32bと接触して音が発生することがないようになっている。
【0036】
このようにしてファンモータ28を籠状のケーシング30内に収納した後、図3に示すように、前面パネル12を取り除くことにより端面が露出しているモータ収納部24内に、図9に示すように、その開口端部25からファンモータ28をケーシング30とともに軸線方向に挿入し、上下に重ね合わせられた連結片34a、34a及び連結片35a、35bの端部に設けられた貫通穴40を介して、ファンモータ収納部24の周囲に位置する第2の仕切板29の外側面に設けられたネジ穴42a、42bにネジ43、43を挿入することでネジ止めされる。この結果、ケーシング部材30a、30bはそれぞれ強固に連結されるとともに、ファンモータ28を収納したケーシング30そのものも強固に筺体11に固定される。また、固定に用いた2つのネジ穴42a、42bは前上方に向く同一方向に穴が設けられているため、着脱の際はネジ43,43は同一方向からの取り付け、取り外しが可能となり、製造時及び保守作業時の作業効率の向上を得ることができる。その後、室内ファン18の軸とファンモータ28の主軸28aとを連結する。しかして、ファンモータ28の取付に際して前面側の熱交換器を取り除く必要は全くない。
【0037】
一方、ファンモータ収納部24は筺体11の一側端部に設けられているので、前面パネル12を取り外すと、ファンモータ収納部24に取り付けられているファンモータ28の端部にある軸受け44が露出する(図7、9)。したがって、この部分から軸受け44の軸のズレ、曲がり等を確認することができる。
【0038】
なお、従来の空気調和機の室内ユニットにおいては、ファンモータ28の側方には各種電気部品が収納され、前面パネル12を取り外してもファンモータ28は全く露出しない構造となっている。そこで、本実施の形態においては、図示していないが、これらの電気部品を第1の室内熱交換器15a及び/又はドレンパン22の前方に移動させ、電気部品をファンモータ28の側方から無くしている。
【0039】
続いて、ファンモータ28を筺体11から取り出す場合には、ファンモータ28を収納しているケーシング30の連結片34a、34b及び35a、35bをファンモータ収納部24に固着しているネジ43を取り外し、ケーシング30とともにファンモータ28を軸線方向に引き出すことによって、前面側の熱交換器を取り除くことなくファンモータ28を筺体11から容易に取り出すことができる。
【0040】
また、前述のように後板21,ドレンパン22,23及びファンモータ収納部24が一体成形によって形成されているので、それらの位置関係を常に一定にすることができる。さらに、ファンモータ収納部24は外側面部の熱交換器側に開口がないため、ドレン水がファンモータ収納部24の内側に浸入してくるおそれがなく、ドレン水が電気部品であるファンモータ28にかかることがなく、安全性を向上させることができる。また、ファンモータ28とケーシング30との間に弾性部材を介装したため、筺体の固定部とファンモータ28との間に直接弾性部材を介した場合に生じやすい、ファンモータ28取り外し時における弾性部材の筺体の固定部への取り残しが生じることもない。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、空気調和機における室内ユニットの筺体内の最外側端部に、上記筺体内に左右方向に設けられた室内ファンを駆動するファンモータを配設するとともに、そのファンモータを上記筺体に軸線方向に着脱可能に装着したので、ファンモータの装着或いは取り外し時に前面側にある熱交換器をその都度取り外すことなく、容易にその着脱を行うことができ、組立或いは保守を極めて容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の空気調和機の室内ユニットの縦断面図。
【図2】 室内ユニットの筺体へのファンモータ組み込み状態を示す説明図。
【図3】 室内ユニットの各室内熱交換器を載置した状態で斜め上方から見た斜視図。
【図4】 ファンモータを籠状のケーシング内に収納した状態を示す一部断面図面。
【図5】 籠状のケーシングの展開状態を示す図。
【図6】 籠状のケーシングの外形を示す斜視図。
【図7】 ファンモータをケーシング部材に載置した状態を示す図。
【図8】 ファンモータを取付けたファンモータ収納部の縦断面図。
【図9】 室内ユニットの筺体に室内ファン及びファンモータを取り付けた状態を示す図。
【符号の説明】
10 室内ユニット
11 筺体
12 前面パネル
15a 第1の室内熱交換器
15b 第2の室内熱交換器
18 室内ファン
19 通風路
21 後板
22,23 ドレンパン
24 ファンモータ収納部
25 外側開放端部
27 第1の仕切板
28 ファンモータ
28a 主軸
29 第2の仕切板
30 ケーシング
30a,30b ケーシング部材
32a,32b 第1の側板
33a,33b 第2の側板
34a,34b,35a,35b 連結片
36 ヒンジ
41 弾性部材

Claims (6)

  1. 左右方向に設けられた室内ファンと、この室内ファンと同軸に配設されたファンモータと、前記室内ファンの前側に配設された第1の室内熱交換器と、この第1の室内熱交換器の後方に配設された第2の室内熱交換器と、前記室内ファン、前記ファンモータ、前記第1および第2の室内熱交換器を収納する筐体および前面パネルとをその室内ユニットに備える空気調和機であって、
    前記筐体は、後板と、前記第1の室内熱交換器で発生したドレンを受ける前側ドレンパンと、前記第2の室内熱交換器で発生したドレンを受ける後側ドレンパンと、前記室内ファンの下方において吹出口に連通する通風路と、前記ファンモータを収納するファンモータ収納部とが、合成樹脂により一体に成型されており、
    前記ファンモータ収納部は、
    前記室内ファンと同軸に配設されるとともに前記室内ファンと反対の側が開口端部となっている筒状部分と、
    この筒状部分の内部と前記通風路とを区画するとともに、前記ファンモータの主軸が挿通される穴を有し、かつ前記筒状部分の外側に延設されて前記第1および第2の室内熱交換器を位置決めしつつ載置し、さらにその前側の下端部が前記前側ドレンパンに連なり、加えてその後側下端部が前記後側ドレンパンに連なっている第1の仕切板と、
    前記筒状部分の外側表面のうち前記開口端部の側に立設されて前記第1および第2の室内熱交換器と前記開口端部とを区画するとともに、前記前側ドレンパンおよび前記後側ドレンパンの前記ファンモータ側の側壁を兼ねる第2の仕切板と、を有しており、
    前記ファンモータは、前記開口端部を介して前記室内ファンの軸線方向に着脱可能に前記筒状部分に装着されていることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記ファンモータは、籠状のケーシングに収納されるとともに、前記第2の仕切板に前記ケーシングを固着することにより前記筐体に固定されていることを特徴とする請求項1に記載した空気調和機。
  3. 前記ファンモータは、その主軸側及び軸受け側の外面に設けられた弾性部材を介して支持されるように前記ケーシングに収納されていることを特徴とする請求項2に記載した空気調和機。
  4. 前記ファンモータ収納部は、前記第1および第2の室内熱交換器の端部から前記筒状部分の外側表面に滴下したドレンが、前記第1および第2の仕切板にそれぞれ案内されて前記前側ドレンパンおよび前記後側ドレンパンに流れ落ちるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載した空気調和機。
  5. 前記筒状部分の外側表面には、前記第1および第2の室内熱交換器の端部から前記筒状部分の外側表面に滴下したドレンが前記前側ドレンパンおよび前記後側ドレンパンに流れ落ちるように案内するリブが設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載した空気調和機。
  6. 前記ファンモータ収納部は、前記前面パネルが取り外されたときに前記ファンモータの端部が露出するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載した空気調和機。
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