JP4417484B2 - 帯処理装置及び紙葉類処理装置 - Google Patents

帯処理装置及び紙葉類処理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、有価証券などの紙葉類把群から大帯を除去する帯処理装置及び大帯が除去された重合紙葉類から紙葉類を1枚ずつ取り出して検査し、その検査結果に基づいて紙葉類の区分集積を行う紙葉類処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の紙葉類処理装置は紙葉類を100枚重ね合わせて小帯で把束することにより紙葉類把とし、この紙葉類把を10個重ね合わせて大帯で結束することにより紙葉類束として搬送するようになっている。紙葉類束は一対の挟持体により挟持されて搬送される。
【0003】
紙葉類を処理する場合には、搬送されくる紙葉類束を取り込んで、まず、その大帯を除去してバラ状態の紙葉類把群とし、ついで、紙葉類把群から把を一把ずつ切り出して搬送する。ついで、この紙葉類把から小帯を除去してバラ状態の把として搬送し、このバラ状態の把から紙葉類を一枚ずつ取出して検査などの所定の処理が行われる。
【0004】
ところで、大帯を除去する場合には、大帯をカッタによりカットしたのち、大帯を取り除くが、大帯の結束の仕方により、その一部が紙葉類把群の内部に残留したり、紙葉類把群の表面に残留する。
【0005】
これら残留する大帯が紙葉類把群ととともに、後工程に搬送されてしまうと、ジャムなどの原因となってしまう。
【0006】
そこで、この残留帯を回収ローラ或いは回収ベルトに接触させてその摩擦力により、巻き取って回収するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、紙葉類把群を結束する大帯が所定位置からずれた位置にあると、一対の挟持体により紙葉類把群とともに残留帯も一緒にクランプしてしまい、残留帯の回収を失敗するという問題があった。
【0008】
また、回収するべき残留帯の表面状態などにより、十分な摩擦力が得られず、回収ローラや回収ベルトによる回収を失敗するという問題もある。
【0009】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、残留帯が重合紙葉類とともに、一対の挟持体により挟持されても、また、残留帯の表面状態に関係なく、確実に残留帯を回収できるようにした帯処理装置及び紙葉類処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、複数枚集合される紙葉類を帯材で結束してなる把を複数個集合し、これを結束帯で結束してなる束を一対の挟持体により挟持して帯処理位置へ搬送する搬送手段と、この搬送手段により帯処理位置に搬送された前記束の結束帯を切断するとともに、この切断された結束帯をその一部を前記把と把の間に残留帯として残して除去する帯処理手段と、この帯処理手段による結束帯の除去後に、前記残留帯が存在する前記把と把の間に差込部材を差し込んで前記残留帯を外部に押し出す押出手段と、この押出手段により押し出された残留帯を取り込んで回収する回収手段とを具備してなる。
【0016】
請求項記載の発明は、複数枚集合される紙葉類を帯材で結束してなる把を複数個集合し、これを結束帯で結束してなる束を一対の挟持体により挟持して帯処理位置へ搬送する搬送手段と、この搬送手段により帯処理位置に搬送された前記束の結束帯を切断するとともに、この切断された結束帯をその一部を前記把と把の間に残留帯として残して除去する帯処理手段と、この帯処理手段による結束帯の除去後に、前記残留帯が存在する前記把と把の間に差込部材を差し込んで前記残留帯を外部に押し出す押出手段と、この押出手段により押し出された残留帯を取り込んで回収する回収手段と、この回収手段により残留帯が回収されたのち、前記から紙葉類を一枚ずつ取出して検査しその検査情報に応じて区分集積する処理手段とを具備してなる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す一実施の形態を参照して説明する。
【0023】
図1は紙葉類処理装置を示すもので、この紙葉類処理装置は束処理機1、コンベア2、前処理機3、及び検査機4により構成されている。
【0024】
束処理機1は、未検査束投入台5及び検査済束受入台6を備え、未検査束投入台5から投入される未検査束を束取出装置(図示しない)により取り出してコンベア2へと送り出し、また、検査機4で検査された検査済束を検査済束受入台6に受け入れるものである。
【0025】
コンベア2は束処理機1から送り出された未検査束を前処理機3へと搬送するものである。
【0026】
前処理機3はコンベア2によって搬送されてくる未検査束の帯を除去処理するものである。
【0027】
検査機4は前処理機3から送られてくる開封把を受け入れ、開封把からの紙葉類(例えば有価証券等)を一枚ずつ取り出してその良否等を検査し、その検査結果に基づいて区分集積する。そして、この区分集積した紙葉類を所定枚数ずつ帯で再び結束して検査済束としてコンベア2へと送り出し、束処理機1の検査済束受入台6へと搬送するものである。
【0028】
図2は前処理機3における紙葉類束T及び紙葉類把Hの流れを示す斜視図で、図3はその動作を示すフローチャート図である。
【0029】
紙葉類把Hは所定枚数(例えば、100枚)重ね合わされた紙葉類Pを施封帯としての小帯kによって施封したもので、束Tは把Hを所定個数(例えば、10個)重ね合わせて結束帯としての大帯Kで十文字に結束したものである。
【0030】
前処理機3には、コンベア2によって束Tが多数搭載されて送られてくる。この送られてくる束Tは束取込部7によって内部に取り込まれる(図3に示すステップS1)。この束取込部7により取り込まれた束Tは後で詳しく述べる搬送装置20により大帯処理部8へ搬送され(ステップS2)、束Tの大帯Kが切断される(ステップS3)その一部を残して除去される(ステップS4)。この大帯Kの除去により、束Tはバラ束T´となり、このバラ束T´は送出手段としての送出装置80によって搬送され(ステップS5)、切出部10へ送られる。この切出部10でバラ束T´から把Hを一把ずつ切り出される(ステップS6)。次いで、把群の残留の有無が判別され(ステップS7)、残留している場合には、把群を搬送する(ステップS8)。また、搬送される把群はその小帯kの位置が検出され(ステップS9)、その位置情報に基づいて小帯kに情報が印字される(ステップS10)。ついで、把は糊剥部12へ送られて小帯kの糊が剥がされたのち(ステップS11)、把搬送部18によって搬送され(ステップS12)、小帯処理部11へ送られる。この小帯処理部11で把Hの小帯kが切断されて(ステップS13)除去される(ステップS14)。このように小帯kが除去されたバラ把はバラ把搬送部19によって排出部へ搬送され(ステップS15)、一旦待機されたのち(ステップS16)、排出されて(ステップS17)、次工程へ送られる。
【0031】
図4は上記した束取込部7により取り込まれた束Tを大帯処理部8へ搬送する搬送手段としての搬送装置20を示す斜視図である。
【0032】
搬送装置20は束Tを挟持する第1及び第2の挟持片24,25を有している。第1の挟持片24は第1の伝達用タイミングベルト27にブロック22aを介して取付けられ、第2の挟持片25は第2の伝達用タイミングベルト28にブロック22bを介して取付けられている。ブロック22a,22bはスライドレール23にスライド自在に取付けられている。第1及び第2の伝達用タイミングベルト27,28は第1及び第2の駆動プーリ27a,28aと第1及び第2の従動プーリ(図示しない)との間に掛け渡されている。第1及び第2の駆動プーリ27a,28aには第1及び第2の駆動プーリ27a,28aを回転駆動するための第1及び第2の駆動モータ30a,30bが接続されている。
【0033】
次に、搬送装置20の動作について説明する。
【0034】
束取込部7により束Tが取り込まれてくると、第1及び第2の駆動モータ30a,30bの駆動により、第1及び第2の挟持片24,25が互いに近接する方向に移動して束Tをその両側から挟持する。この第1及び第2の挟持片24,25による束Tのクランプ後は、第1及び第2の従動プーリが図示しないクラッチにて接続されて同期され、第1及び第2の伝達用タイミングベルト27,28を第2の駆動モータ30bの回転駆動力のみで走行させる。この走行により束Tは大帯処理部8へ搬送される。
【0035】
図5は大帯処理部8に設けられ、大帯Kの切断除去時にバラ束T´内に一部残留した大帯(以下、残留帯Kaという)をバラ束T´内から押し出す押出装置30を示す斜視図である。
【0036】
この押出装置30は支持フレーム31を備え、この支持フレーム31の一面側には正逆回転する駆動モータ33が取付けられ、他面側には取付ボルト36…を介してカム板37が取り付けられている。カム板37には図6にも示すようにカム溝38が穿設され、このカム溝38は傾斜部38aと水平部38bからなる。
【0037】
駆動モータ33の駆動軸33aにはリンクアーム34が取り付けられ、このリンクアーム34には係合溝34aが形成されている。リンクアーム34の係合溝34aにはカムベアリング39がスライド自在に係合されている。カムベアリング39はブラケット40に取り付けられ、ブラケット40には差込部材としての捲り板45が取付けられている。ブラケット40はブロック42を介してガイドレール43に水平方向に沿ってスライド自在に支持されている。また、ブラケット40には垂直方向に沿ってガイドレール46が設けられ、このガイドレール46はブロック48によって上下方向にスライド自在にガイドされるようになっている。
【0038】
次に、押出装置30の動作について説明する。
【0039】
駆動モータ33が正方向に駆動されると、その駆動シャフト33aを介してリンクアーム34が回動される。このリンクアーム34の回動により、ベアリング39がカム板37のカム溝38に沿って移動し、この移動により、ブラケット40がガイドレール43に沿って水平方向に移動するとともに、ブロック48に沿って下方向に移動される。このブラケット40の水平及び下方向の移動により捲り板45が上方から下方に向って移動してバラ束T´内に挿入されるとともに、前方へ移動して後述する残留帯Kaを外部に押し出す。
【0040】
駆動モータ33が逆方向に駆動されると、その駆動シャフト33aを介してリンクアーム34が逆方向に回動される。このリンクアーム34の回動により、ベアリング39がカム板37のカム溝38に沿って移動し、この移動により、ブラケット40がガイドレール43に沿って水平方向に移動するとともに、ブロック48に沿って上方向に移動される。このブラケット40の水平及び上方向の移動により捲り板45が下方から上方に向って移動してバラ束T´内から抜け出されて待機する。
【0041】
図7は大帯処理部8に設けられ、捲り板45により押し出されてくる残留帯Kaを巻き取って回収する回収装置51を示す斜視図で、図8はその正面図である。
【0042】
回収装置51はベース52を備え、このベース52にはスライダ54がスライド自在に取付けられている。ベース52には支持部71により回動自在に揺動レバー72が取付けられ、この揺動レバー72にはベアリング73を介してスライダ54が接続されている。揺動レバー72には図示しない駆動機構が接続されている。ベース52にはガイドレール69が設けられ、スライダ54にはガイドレール69に沿ってガイドされるブロック68が設けられている。
【0043】
スライダ54の下部側には駆動モータ53が設けられ、上部側には支柱57を介して回収手段を構成する巻取部59及び回収部60が設けられている。巻取部59は一対の巻取シャフト65a,65bを備え、これら一対の巻取シャフト65a,65bにはその軸方向に亘って複数個の巻取ローラ66a…,66bが配設され、これら複数個の巻取ローラ66a…,66bは互いに転接されている。駆動モータ53の駆動シャフト53aには動力伝達シャフト55を介して駆動プーリ56が接続され、駆動プーリ56にはタイミングベルト62及び従動プーリ63を介して巻取部59の巻取シャフト65aが接続されている。動力伝達シャフト55は支柱7の内部に挿通されている。
【0044】
次に、回収装置51の動作について説明する。
【0045】
駆動モータ53が駆動されると、動力伝達シャフト55を介して駆動プーリ56が回転され、この回転により、タイミングベルト62、従動プーリ63を介して巻取シャフト65aが回転される。この巻取シャフト65aの回転により、巻取ローラ66a…が回転され、この巻取ローラ66a…の回転により、他方の巻取ローラ66b…が回転される。これら巻取ローラ66a…,66b…間には上記した捲り板45により押し出されてくる残留帯Kaが挿入され、この残留帯Kaは巻取ローラ66a…,66b…の回転により、巻き取れて回収部60内に回収される。
【0046】
図9は大帯処理部8に設けられ、残留帯Kaが回収されたのちのバラ束T´を大帯処理部8から送り出す送出装置80を示すものである。
【0047】
送出装置80はベース81を備え、このベース81の一側部にはガイドレール82が設けられ、このガイドレール82にはスライダ83がスライド自在に設けられている。スライダ83には支持アーム89を介して取付ブラケット90が取付けられている。取付ブラケット90の一端部側には保持体としての挟持用固定アーム92が固定的に取付けられ、他端部側には操作部材95を介して保持体としての挟持用移動アーム93が移動自在に取付けられている。
【0048】
ベース81の一端部側には正逆回転する駆動モータ97が設けられ、この駆動モータ97の駆動シャフト97aには揺動アーム98が接続されている。揺動アーム98の揺動端部には、ベアリング99を介して第1のリンク100が係合されている。
【0049】
第1のリンク100は支持部102の一面側に支持され、支持部102の他面側には第2のリンク103が支持されている。第1及び第2のリンク100,103はシャフト104を介して回動自在に接続され、同期して回動するようになっている。第2のリンク103はベアリング106を介して挟持用移動アーム93の操作部材95に接続されている。
【0050】
一方、ベース81の他端側にはスライダ83を駆動するための正逆回転する駆動モータ108が設けられている。この駆動モータ108の駆動シャフト108aには駆動プーリ110が取り付けられ、ベース81の一端側には従動プーリ111が設けられている。この従動プーリ111と駆動プーリ110との間にはタイミングベルト113が掛け渡され、このタイミングベルト113にスライダ83が連結されている。
【0051】
次に、送出装置80の動作について説明する。
【0052】
駆動モータ97が正方向に駆動すると、揺動アーム98が下方に揺動され、この揺動により第1及び第2のリンク100,103が同期して下方に回動される。第2のリンク103の回動により、ベアリング106を介して操作部材95が前進され、挟持用移動アーム93が移動してバラ束T´を挟持用固定アーム92に押し付けて挟圧保持する。
【0053】
このようにバラ束T´を挟圧保持したのち、スライダ用の駆動モータ108が正方向に駆動され、この駆動により、駆動プーリ110を介してタイミングベルト113が走行され、スライダ83がガイドレール82に沿って矢印a方向に移動されてバラ束T´が所定位置へ送り出される。
【0054】
バラ束T´が所定位置に送り出されると、駆動モータ97が逆方向に駆動され、揺動アーム98が上方に揺動され、この揺動により第1及び第2のリンク100,103が同期して上方に回動される。第2のリンク103の回動により、ベアリング106を介して操作部材95が後退され、挟持用移動アーム93がバラ束T´から離間する方向へ移動してバラ束T´の挟圧保持を解除する。
【0055】
このように挟圧保持が解除されたバラ束T´は切出部10へと送り出され、この送り出し後、スライダ用の駆動モータ108が逆方向に駆動され、この駆動により、駆動プーリ110を介して逆方向にタイミングベルト113が走行され、スライダ83がガイドレール82に沿って矢印b方向に移動されて初期位置に復帰される。
【0056】
ところで、搬送装置20の駆動モータ30a及び送出装置80の駆動モータ97は制御手段115によってその駆動が制御される。
【0057】
即ち、送出装置80によるバラ束T´の送出動作に先立って搬送装置20の第1の挟持片24及び送出装置80の移動アーム93がバラ束T´の側面部に交互に繰り返し接離するように駆動モータ30a及び駆動モータ97の駆動を制御するようになっている。
【0058】
次に、残留帯の処理動作について図10〜図24及び図25のフローチャートを参照して説明する。
【0059】
このときには、まず、巻取ローラ66a,66bが回転され(図25の第1のステップS1)、ついで、図10に示すように、第1及び第2の挟持片24,25によって挟持されたバラ束T´が第1及び第2の挟持片24,25の移動により搬送される(第2のステップS2)。そして、バラ束T´が残留帯の除去位置に到達したか否かが判別され(第3のステップS3)、到達していなければさらに搬送され、到達すると停止される。しかるのち、図11及び図14に示すように、押出装置30の捲り片45がバラ束T´の上方から下方に向って移動され、図12及び図15に示すようにバラ束T´内に差し込まれ(第4のステップS4)たのち前進されてバラ束T´内の残留帯Kaを押し出し巻取ローラ66a…と66b…との間に送り込む。このように、巻込ローラ66a…,66b…との間に送り込まれた残留帯Kaは巻込ローラ66a…,66b…の回転により、図13及び図16に示すように巻き取られて回収部60内に回収される(第5のステップS5)。この残留帯Kaの回収後、図17に示すようにバラ束T´をさらに移動させ(第6のステップS6)、所定位置に到達したか否かが判別される(第7のステップS7)。到達していなければ、バラ束T´をさらに搬送させ、到達した場合には停止させる。しかるのち、図18に示すように保持手段としての押さえガイド116によりバラ束T´の上面部を押圧保持する。ついで、図19に示すように、第1の挟持片24を移動させてバラ束T´の側面から離間させ(第8のステップS8)、この離間後、図20に示すように、挟持用移動アーム93を移動させてバラ束T´を挟圧保持する(第9のステップS9)。次に、再び、図21に示すように挟持用移動アーム93を離間させ、ついで、図22に示すよ第1の挟持片24を移動させてバラ束T´の側面を押圧保持する。そして、再び、図23に示すように第1の挟持片24をバラ束T´から離間させる。
【0060】
このように第1の挟持片24と挟持用移動アーム93を交互に繰り返しバラ束T´の側面に接離させることにより、バラ束T´の表面に残留帯Kbがある場合には、残留帯Kbが徐々に落下され、回収装置117に回収される。
【0061】
この残留帯Kbの回収後、バラ束T´は図24に示すように、挟持用移動アーム93によって挟圧保持されて(第10のステップS10)次工程に送り出される。
【0062】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように、帯処理手段により重合紙葉類の結束帯を除去したのちは、重合紙葉類の内部に差込部材を差込んで残留帯を外部に押し出して回収手段により回収するから、搬送手段の一対の挟持体により重合紙葉類とともに残留帯がクランプされた場合でも、また、残留帯の摩擦係数にも関係なく、確実に残留帯を回収することができる。
【0063】
さらに、結束帯の除去後で、重合紙葉類が送出装置の保持体により挟圧保持される前に、重合紙葉類だけを保持手段により保持して搬送装置の挟持体による重合紙葉類の挟持を解除するから、重合紙葉類の表面に残留帯がある場合には、残留帯を重合紙葉類の表面から離脱させて確実に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である紙葉類処理装置を示す斜視図。
【図2】紙葉類処理装置の前処理機における紙葉類の流れを示す斜視図。
【図3】前処理機の処理動作を示すフローチャート図。
【図4】紙葉類束の搬送装置を示す斜視図。
【図5】残留帯の押出装置を示す斜視図。
【図6】押出装置の捲り片の駆動部を示す図。
【図7】残留帯の回収装置を示す斜視図。
【図8】回収装置を示す正面図。
【図9】大帯処理部からバラ束を送り出す送出装置を示す斜視図。
【図10】残留帯の処理動作を示すもので、バラ束が一対の搬送装置の挟持片により挟持されて搬送される状態を示す平面図。
【図11】残留帯の処理位置に送られてきたバラ束に向って捲り片が下降される状態を示す平面図。
【図12】捲り片がバラ束内に差し込まれて残留帯が押し出された状態を示す平面図。
【図13】捲り片により押し出された残留帯が巻取ローラにより巻き取られて回収される状態を示す平面図。
【図14】残留帯の処理位置に送られてきたバラ束に向って捲り片が下降される状態を示す側面図。
【図15】捲り片がバラ束内に差し込まれて残留帯が押し出された状態を示す側面図。
【図16】捲り片により押し出された残留帯が巻取ローラにより巻き取られて回収される状態を示す平面図。
【図17】残留帯の他の処理動作を示すもので、バラ束が残留帯の処理位置に送られてきた状態を示す正面図。
【図18】残留帯の処理位置に送られてきたバラ束が押圧ガイドにより押圧保持された状態を示す正面図。
【図19】押圧ガイドにより押圧保持されたバラ束から搬送装置の挟持片が離間された状態を示す正面図。
【図20】搬送装置の挟持片が離間されたバラ束に送出装置の保持片が押圧された状態を示す正面図。
【図21】バラ束から送出装置の保持片が離間された状態を示す正面図。
【図22】送出装置の保持片が離間されたバラ束に搬送装置の挟持片が押圧された状態を示す正面図。
【図23】搬送装置の挟持片がバラ束から離間された状態を示す正面図。
【図24】送出装置の保持片によりバラ束が保持されて送り出される状態を示す正面図。
【図25】残留帯の処理動作を示すフローチャート図。
【符号の説明】
P…紙葉類
K…大帯(結束帯)
8…帯処理手段
20…搬送手段
24,25…第1及び第2の挟持体
Ka,Kb…残留帯
30…押出装置(押出手段)
45…捲り片(差込部材)
51…回収装置(回収手段)
80…送出装置(送出手段)
92…挟持用固定アーム(保持体)
93…挟持用移動アーム(保持体)
115…制御手段
116…押さえガイド(保持手段)

Claims (2)

  1. 複数枚集合される紙葉類を帯材で結束してなる把を複数個集合し、これを結束帯で結束してなる束を一対の挟持体により挟持して帯処理位置へ搬送する搬送手段と、
    この搬送手段により帯処理位置に搬送された前記束の結束帯を切断するとともに、この切断された結束帯をその一部を前記把と把の間に残留帯として残して除去する帯処理手段と、
    この帯処理手段による結束帯の除去後に、前記残留帯が存在する前記把と把の間に差込部材を差し込んで前記残留帯を外部に押し出す押出手段と、
    この押出手段により押し出された残留帯を取り込んで回収する回収手段と
    を具備してなることを特徴とする帯処理装置。
  2. 複数枚集合される紙葉類を帯材で結束してなる把を複数個集合し、これを結束帯で結束してなる束を一対の挟持体により挟持して帯処理位置へ搬送する搬送手段と、
    この搬送手段により帯処理位置に搬送された前記束の結束帯を切断するとともに、この切断された結束帯をその一部を前記把と把の間に残留帯として残して除去する帯処理手段と、
    この帯処理手段による結束帯の除去後に、前記残留帯が存在する前記把と把の間に差込部材を差し込んで前記残留帯を外部に押し出す押出手段と、
    この押出手段により押し出された残留帯を取り込んで回収する回収手段と、
    この回収手段により残留帯が回収されたのち、前記から紙葉類を一枚ずつ取出して検査しその検査情報に応じて区分集積する処理手段と
    を具備してなることを特徴とする紙葉類処理装置。
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