JP4416228B2 - 光ピックアップおよび、それを用いた光学的情報再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学式情報記録媒体(以下、光ディスクと言う)上に光スポットを集光させて光学的に情報信号を読み取る光ピックアップに係わり、特にDVDとCD等のように互いに異なる種類の光ディスクを共に再生する事が出来る互換光ピックアップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在光ディスクには、CD−ROMやCD−Rの様にディスク基板厚さが1.2mmで記録再生に用いられる半導体レーザ光の波長が780nm帯のものや、DVD−ROMやDVD−RAMの様にディスク基板厚さが0.6mmで記録再生に用いられる半導体レーザ光の波長が650nm帯のものなどがある。この様に種々の光ディスクによって基板厚さや対応波長は異なるものの、これら光ディスクから情報信号を再生する光ピックアップ装置としては、同一の装置でCDとDVDの様な異なる種類の光ディスクを共に再生できるものが望ましい。従来、上記の要求を満足する光ピックアップ装置としては、同一筐体内に各ディスクに対応した少なくとも2個以上の半導体レーザ光源と各々別個の独立した対物レンズおよび光検出系を配置したものが用いられていたが、この様な光ピックアップ装置は通常の各ディスク専用の光ピックアップ装置に比べ大型化、複雑化、高価格化を免れない。
【0003】
一方、光ディスクの利用の拡大に伴い、光ピックアップ装置の小型化、簡略化、低価格化が進められているため、複数種類の光ディスクへの対応を可能とする光ピックアップ装置においては光学部品の共有化、並びに部品数の低減化が必要となる。この様な問題を解決する一例として特開平8−55363号公報や特開平9−54977号公報では2つの異なる波長のレーザ光源を備え、各光源から発した光ビームを途中の光路上で合成する事により1つの対物レンズで情報の再生を可能にする技術が開示されている。さらに光検出系も一系統に統合することにより、光ピックアップ装置のさらなる合理化を実現する技術も開示されている(1999年 応用物理学会秋期講演会予稿集p.991)。
【0004】
一方、上記の様な技術動向に応じて互いに発振波長の異なる2種類の半導体レーザを同一のパッケージ内に設けた2波長マルチレーザ光源が製品化されつつあり、この2波長マルチレーザ光源を用いて光ピックアップ装置のさらなる小型化、簡略化を目指す動きがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら複数種類の光ディスク対応の光ピックアップ装置において、2波長マルチレーザ光源を用い、かつ1つの対物レンズと1系統の光検出系で情報の再生を行う技術に関しては従来ほとんど開示されていなかった。この理由として、2波長マルチレーザ光源を用いると各レーザ光源における光源間の相対位置が既に決まっているため、一系統の光検出系の光検出面上において各光ビーム毎に光スポットの位置を独立に制御するのが難しい事が上げられる。
【0006】
そこで本発明では上記の問題を解決し、2波長マルチレーザ光源を用い、かつ1つの対物レンズと1系統の光検出系で複数種類の光ディスクの情報の再生を行うことのできる光ピックアップ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、一例として、特許請求の範囲に記載の発明により達成できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図を用いて説明する。図1は本発明の第1の実施形態である光ピックアップ装置の概略構成図である。レーザ光源1は互いに発振波長の異なる(発振波長650nm帯と780nm帯)2つの半導体レーザチップを同一のパッケージ内に設けた2波長マルチレーザ光源である。
【0014】
例えばDVD−ROMの様な高密度光ディスクを再生する場合は、波長650nm帯の光ビームを2波長マルチレーザ光源1から出射させる。この光ビームは3スポット用の回折格子9を通過し、光軸に対して45°の角度を成して配置されているハーフミラー3で反射され、立ち上げミラー4を経てコリメータレンズ5によって平行光束に変換されて対物レンズ6に到達する。この対物レンズ6はアクチュエータ7にて保持されており、光ディスク8上に光ビームを集光させて光スポットを形成する。光ディスク8を反射した光ビームは往路と同じ光路を逆にたどって対物レンズ6、コリメータレンズ5、立ち上げミラー4を経てハーフミラー3に入射する。そしてハーフミラー3を透過した光ビームはホログラム素子10に達する。
【0015】
ホログラム素子10は、後述するように波長780nm帯の光ビームに対して+1次回折光ビームまたは−1次回折光ビームを分離発生させ、これら回折光ビームのどちらか一方を光検出器2内の所定の検出領域に集光させる機能を持つよう格子溝パターンが設計されている素子であるが、当然、波長650nm帯の光ビームが入射しても0次光ビームおよび±1次回折光ビームが生じる。
【0016】
しかしながら本実施例では、このうちホログラム素子10をまっすぐ透過した0次光ビームだけが検出レンズ11を経て光検出器2内の所定の検出領域に入射する様に設計されている。なお検出レンズ11はシリンドリカルレンズと凹レンズを組み合わせたレンズであり、前記0次光ビームを光検出器2内の所定の検出領域に集光させる機能とハーフミラー3によって該0次光ビーム内に付加されたコマ収差並びに図1のy方向とx方向に関する非点収差をキャンセルし、なおかつxy平面内においてy軸方向に対して45°傾いた方向に所定量の非点収差を発生させる機能を有している。
【0017】
次にCD−ROMの様な従来の光ディスクを再生する場合は、2波長マルチレーザ光源1から波長780nm帯の光ビームを出射する。この光ビームは上記と同様に3スポット用の回折格子9を通過し0次回折光と±1次回折光に回折分離するが、その際各々の光ビームは例えば光ディスク8上において4分の1トラックピッチずつディスク半径方向にずれて光スポットを形成するように回折分離する。回折格子9を通過した光ビームは光軸に対して45°の角度を成して配置されているハーフミラー3で反射され、立ち上げミラー4を経てコリメータレンズ5によって平行光束に変換され対物レンズ6に到達する。対物レンズ6はアクチュエータ7にて保持されており、前述したようにDVDディスク上に波長650nm帯の光ビームを集光する機能と共に、CD−ROMの様な光ディスク8上に波長780nm帯の光ビームを集光させて光スポットを形成する機能を同時に有する。
【0018】
光ディスク8を反射した光ビームは往路と同じ光路を逆にたどって対物レンズ6、コリメータレンズ5、立ち上げミラー4を経てハーフミラー3に入射し、このハーフミラー3を透過した後、ホログラム素子10に達する。このホログラム素子10は前述したように所定の格子溝パターンを備えており、入射した波長780nm帯の光ビームを所定の回折効率で回折分離し±1次回折光ビームを発生させるが、この際ハーフミラー3及び検出レンズ11を透過することによって前記+1次回折光ビームまたは−1次回折光ビーム内に生じる非点収差およびコマ収差をキャンセルし、この回折光ビームを、検出レンズ11を経て光検出器2内の波長650nm帯の光ビームが到達する所定の検出領域とは異なる位置にある所定の検出領域にほぼ収差なく集光させる機能を持つ。
【0019】
続いて図2は第1の実施形態において前述したようにDVDディスクを再生する場合、つまり2波長マルチレーザ光源1から波長650nm帯の光ビームが出射している場合における、光検出器2面上の光スポットと光検出面との位置関係を示したものである。ここでは、3スポット用回折格子9およびホログラム素子10によって回折分離したいくつかの光束の内、これら光学素子をそのまま通過した0次光100aが4分割フォトディテクタ2aに入射するように光検出面が配置されており、光ディスク再生時における情報信号、フォーカス誤差信号,トラッキング誤差信号は、この4分割フォトディテクタ2a内の各検出領域からの出力値を演算する事によって検出される。なお3スポット用回折格子9およびホログラム素子10によって生じる100a以外の回折光については特に図示しないが、これらの回折光が4分割フォトディテクタ2aの出力値に影響を与えないように光検出面は配置されている。
【0020】
以下、フォーカス誤差信号の検出方法を説明する。前述したように検出レンズ11はxy平面内においてy軸方向に対して45°傾いた方向に非点収差を発生させる役割を果たしている。したがって、フォーカス誤差信号は従来からよく用いられる非点収差方式によって検出することができる。すなわち、いま光ディスク8の記録面に光スポットが合焦されている時、図3(a)に示したように4分割フォトディテクタ2a上では円形の光スポットが形成される様に検出レンズ11もしくは光検出器2の位置を調整すれば、光ディスク8が対物レンズ6から遠ざかったデフォーカス状態では図3(b)に示したように細長い光スポットが、また光ディスク8が対物レンズ6に近づいたデフォーカス状態では図3(c)に示したように、図3(b)における細長い光スポットが90°傾いた形で4分割フォトディテクタ2a上に形成される。よって4分割フォトディテクタ2aの各検出領域における出力値を各検出領域の符号で表わすとすると、《数1》の演算を行うことによりフォーカス誤差信号FEを検出できる。
【0021】
【数1】
【0022】
一方、トラッキング誤差信号については、4分割フォトディテクタ2aの各検出領域からの出力信号の位相差を検出するいわゆる位相差検出方式(Differential Phase Detection方式)またはプッシュプル方式を用いて検出することができる。
【0023】
次に図4は第1の実施形態において前述したようにCD−ROMディスクを再生する場合、つまり2波長マルチレーザ光源1から波長780nm帯の光ビームが出射している場合における光検出器2面上の光スポットと光検出面との位置関係を示したものである。ここでは、3スポット用回折格子9をそのまま通過したメインビーム(0次回折光)の光束断面ががホログラム素子10によって半円状に二分割され、それぞれ異なる回折角で回折される。そしてその+1次回折光200aが4分割フォトディテクタ2bの分割境界線上に図のように集光される。
【0024】
また3スポット用回折格子9によって生じたサブビーム(±1次回折光)もホログラム素子10によって回折かつ半円状に二分割され、各々の+1次回折光200b、200cがそれぞれフォトディテクタ2c、2dに入射するように光検出面が配置されている。光ディスク再生時における情報信号、フォーカス誤差信号は4分割フォトディテクタ2b内の各検出領域からの出力値を演算する事によって得られ、トラッキング誤差信号はフォトディテクタ2c及び2dの各検出領域からの出力値を演算する事によって得られる。なおホログラム素子10によって生じる200a、200b、200c以外の回折光については特に図示しないが、これらの回折光が4分割フォトディテクタ2b及びフォトディテクタ2c、2dの出力値に影響を与えないように光検出面は配置されている。
【0025】
上記ではCD−ROMディスクを再生する場合、ホログラム素子10により分離発生した回折光のうち+1次回折光を用いて所定の信号を検出したが、ホログラム素子10により分離発生した回折光のうち−1次回折光を用いて所定の信号を検出しても一向に構わない。
【0026】
以下、CD再生時のフォーカス誤差信号の検出方法を説明する。CD再生時はいわゆるダブルナイフエッジ方式によりフォーカス誤差信号が検出される。すなわち、いま光ディスク8上に光スポットが合焦状態で集光されている時、4分割フォトディテクタ2b上における光スポット200aが図5(a)に示したように4分割フォトディテクタ2bの分割境界線上に合焦点されるようにホログラム素子10または光検出器2の位置を調整すれば、光ディスク8が対物レンズ6から遠ざかったデフォーカス状態では図5(b)に示したように、また光ディスク8が対物レンズ6に近づいたデフォーカス状態では図5(c)に示したように、4分割フォトディテクタ2b上に形成される。よって4分割フォトディテクタ2bの各検出領域における出力値を各検出領域の符号で表わすとすると、《数2》の演算を行うことによりフォーカス誤差信号FEを検出出来る。
【0027】
【数2】
【0028】
一方、トラッキング誤差信号の検出方法としてはフォトディテクタ2c,2dにおける出力値を、その符号で表わすとすると、《数3》の演算を行う事により3スポット方式を利用してトラッキング誤差信号TEを検出できる。
【0029】
【数3】
【0030】
以上のようにして、第1の実施形態の光ピックアップ装置においてフォーカス誤差信号,及びトラッキング誤差信号の検出を行う事が出来る。
【0031】
次に、ホログラム素子10の格子溝パターンの設計方法を図6(a)(b)を用いて以下説明する。いま光ディスク8上に波長780nm帯の光ビームの光スポットが合焦状態で集光されている時、光検出器2内の4分割フォトディテクタ2bにおいて波長780nm帯の光ビームが焦点を結ぶ点を点A及び点Bと置く。ここでホログラム素子10は波長780nm帯の光ビームの光束断面を2分割して光検出器2内の所定の検出領域に光スポットを形成するため、図6(b)に示すようにx軸に平行な線により2分割された(領域10aと領域10b)ホログラム素子となっており、領域10aにおけるホログラムパターンは例えば、xy平面内においてy軸に対して45度傾いた方向に非点収差を有する波長780nm帯の球面波300と図6(a)に示すように点Aに焦点位置を有する非点収差の無い波長780nm帯の球面波301とによってホログラム素子10の設置位置に生じる干渉縞のパターンに沿って格子を刻む事により得られ、領域10bにおけるホログラムパターンは例えば、球面波300と点Bに焦点位置を有する非点収差の無い波長780nm帯の球面波302とによってホログラム素子10の設置位置に生じる干渉縞のパターンに沿って格子を刻む事により得られる。
【0032】
図7にホログラム素子10の具体的な格子溝パターンの一例を示す。図に示す様に格子溝は不等間隔曲線状のパターンを有しており、かつ回折角度の違いから領域10aと領域10bの格子ピッチは互いに異なっている。
【0033】
ところで図1に示した光ピックアップ装置において、2波長マルチレーザ光源1内にある2つの半導体レーザ光源の相対距離が変化すれば650nm帯の光ビームと780nm帯の光ビームの焦点位置は変わってしまうが、ホログラム素子10を光軸方向に移動および光軸まわりに回転する事によって、光検出器2において光検出される650nm帯の光ビーム100aの焦点位置や検出面上位置を変えずに、光検出器2に入射される780nm帯の光ビーム200a、200b、200cの焦点位置や、検出面に対する相対位置をシフトさせる事が出来るため、780nm帯の光ビームのフォーカス誤差信号のディテクタ調整やオフセット調整を650nm帯の光ビームから独立して行うことが可能である。
【0034】
一方、上記の実施形態においては、ホログラム素子10は光検出に用いない無駄な回折光も回折分離してしまうので、結果的に信号検出に用いる光束に関しあまり高い光利用効率が得られない可能性がある。また信号検出に用いない不要な光が迷光成分になって検出面に飛び込み信号検出のS/N比を低下させる可能性もある。しかしながら、このような問題はホログラム素子10に刻んだ格子を鋸歯状化して信号検出に必要な回折光の回折効率を選択的に向上させることにより大幅に改善される。
【0035】
また、前記ホログラム素子10の回折効率に波長または偏光依存性を持たせることにより、信号光の光利用効率を改善することもできる。例えば本発明の第2の実施形態として、ホログラム素子10の格子溝深さを最適化して回折効率を波長の違いに応じて変化させることにより、上記の第1実施形態における光の利用効率の低下を改善させた例を説明する。すなわち、上記の第1実施形態において光検出器2で検出する光ビームは、波長650nm帯の光ビームに関してはホログラム素子10により回折分離した内の0次光であり、波長780nm帯の光ビームに関してはホログラム素子10により回折分離した内の+1次回折光または−1次回折光である。故にホログラム素子10の回折効率としては、650nm帯の光に対してはより多くの0次回折光が生じ、780nm帯の光に対してはより多くの±1次回折光が生じれば光の利用効率を上げる事が出来る。
【0036】
一般に、矩形状の格子溝断面を持つ回折格子の場合、図8に示したように回折格子30の格子溝幅をw、格子周期をp、格子溝深さをhと定義すると、0次光101aの光強度I0、+1次光101b(−1次光101c)の光強度I1はw、p、hに大きく依存し、入射光の光強度を1とした場合《数4》の様に表わせる。
【0037】
【数4】
【0038】
ただしnは回折格子が刻まれている透明部材30の屈折率、5λ/4は回折格子に入射した光ビームの波長である。よって《数4》より、650nm帯の入射光に関してはより多くの0次回折光を生じさせるために
【0039】
【数5】
【0040】
を満たし、なおかつ780nm帯の入射光に関してはより多くの1次回折光を生じさせるために
【0041】
【数6】
【0042】
を同時に満たす様な格子溝深さにすれば良い。
【0043】
例えば (n−1)h = 1950[nm]となるように格子溝深さを設定すると、(n−1)h=3 ・650=2.5・780 となり、《数5》と《数6》を同時に満たすため、光の利用効率を改善する事が出来る。
【0044】
ところで、このような波長依存性もしくは波長選択性を有するホログラム素子は、前述したような格子溝深さのコントロールによって実現される素子に限定されるものではない。780nm帯の光に対しては±1次回折光の回折効率が充分高く、650nm帯の光に対しては0次光の効率が充分高くなるような素子であれば、どのような原理に基づく素子であっても一向に構わない。
【0045】
次に本発明の第3の実施形態として、偏光性素子を用いて信号検出光の光利用効率を改善させた例について図を用いて説明する。図9は本発明の第3の実施形態としての光ピックアップ装置の概略構成図である。なお図1に示した本発明の第1の実施形態と同じ部品には、同じ番号を付している。本実施形態は上記の第2実施形態と異なり、ホログラム素子10の代わりに偏光依存性ホログラム12を用い、かつ偏光変換素子13と組み合わせることにより、偏光を利用して光の利用効率を改善している。
【0046】
ここで偏光変換素子13としては、650nm帯の光ビームに対して5λ/4板として機能する波長板を用いている。また偏光依存性ホログラム12は例えばS偏光を有する光束のみ所定の回折効率で回折させ、それに垂直な偏光方向であるP偏光を有する光束は回折せずにそのまま透過させるよう機能する。
【0047】
例えばDVD−ROMの様な高密度光ディスクを再生する場合は、波長650nm帯のS偏光の光ビームを2波長マルチレーザ光源1から出射させる。この光ビームは3スポット用の回折格子9を通過して、光軸に対して45°の角度を成して配置されているダイクロハーフミラー3に入射する。ダイクロハーフミラー3において反射した光ビームは、立ち上げミラー4を経て偏光変換素子13に入射する。
【0048】
ここで偏光変換素子13は650nm帯の光ビームに対しては5λ/4板として働くため、S偏光で入射してきた光ビームは偏光変換素子13を通過後円偏光の光ビームとなりコリメータレンズ5によって平行光束に変換され対物レンズ6に到達する。対物レンズ6はアクチュエータ7にて保持されており、例えばDVD−ROMの様な光ディスク8上に光ビームを集光させて光スポットを形成する事が出来る。
【0049】
光ディスク8を反射した光ビームは往路を逆にたどって対物レンズ6、コリメータレンズ5を経て偏光変換素子13に入射し、円偏光で入射してきた光ビームは偏光変換素子13を通過後P偏光の光ビームとなって、立ち上げミラー4を経てダイクロハーフミラー3を透過して、偏光依存性ホログラム12に入射する。偏光依存性ホログラム12は、P偏光の光ビームに対しては回折機能は作用せず、単なる透明部材となるため、偏光依存性ホログラム12に入射したP偏光の光ビームは回折されず、そのまま素通りして検出レンズ11を経て光検出器2内の所定の検出領域に到達する。
【0050】
次にCD−ROMの様な従来の光ディスクを再生する場合は、2波長マルチレーザ光源1から波長780nm帯のS偏光の光ビームを出射する。2波長マルチレーザ1を出射した光ビームは3スポット用の回折格子9を通過し、光軸に対して45°の角度を成して配置されているダイクロハーフミラー3に入射する。ダイクロハーフミラー3において反射した光ビームは立ち上げミラー4を経て偏光変換素子13に入射する。ここで偏光変換素子13は前述したように650nm帯の光ビームに対しては5λ/4板として機能する素子であるため、波長780nm帯の光に対してはほぼλ板として働く。そのため波長780nm帯の光は偏光変換素子13を通過後もS偏光のままでコリメータレンズ5によって平行光束に変換され対物レンズ6に到達する。
【0051】
対物レンズ6はアクチュエータ7にて保持されており、前述したようにDVDディスク上に光ビームを集光する機能とCD−ROMの様な光ディスク8上に光ビームを集光させて光スポットを形成する機能を同時に有する。光ディスク8を反射した光ビームは往路を逆にたどって対物レンズ6、コリメータレンズ5を経て偏光変換素子13に入射し、偏光変換素子13を通過後もS偏光の光ビームのままで、立ち上げミラー4を経てダイクロハーフミラー3を透過して、偏光依存性ホログラム12に入射する。偏光依存性ホログラム12はS偏光の光ビームに対しては回折させる機能を持っているため、偏光依存性ホログラム12において光ビームは所定の回折効率で回折され、検出レンズ11を経て光検出器2内の、波長650nm帯の光ビームが到達する所定の検出領域とは異なる位置にある所定の検出領域に到達する。
【0052】
このような構成にすると、DVD再生時、CD再生時いずれの場合においても信号検出に必要な光束だけを効率よく光検出器に導くことができ、光利用効率を大幅に改善させるとともに、不要な迷光成分を除去することができる。なお光検出器2の光検出面上の光スポットと光検出面との位置関係及び光ディスク再生時における情報信号、フォーカス誤差信号,トラッキング誤差信号の検出方法は、上記第1の実施形態と同じである。
【0053】
また、偏光依存性ホログラム12を光軸方向に移動並びに光軸まわりに回転する事によって、上記第1の実施形態と同様に光検出器2において光検出される650nm帯の光ビーム100aの焦点位置や検出面上位置を変えずに、光検出器2において光検出される780nm帯の光ビーム200a、200b、200cの焦点位置や検出面上位置を独立して変える事が出来るため、650nm帯光ビームと780nm帯光ビームに対するディテクタ調整やフォーカス誤差信号オフセット調整を独立に行う事が可能である。
【0054】
さらにダイクロハーフミラー3に対して、650nmの光に関してはS偏光がほぼ全反射、P偏光がほぼ100%透過し、780nmの光に関してはS偏光が反射・透過共に約50%となるような機能を持たせば、より光の利用効率を改善できる。
【0055】
次に本発明の第4の実施形態としての光ピックアップ装置について以下説明する。本実施形態の光ピックアップ装置の基本的構成は図1に示した第1の実施形態と同じであるが、本実施形態ではCD−ROMの様な従来の光ディスクを再生する場合、フォーカス誤差信号の検出にはビームサイズ方式を用い、トラッキング誤差信号の検出にはディファレンシャルプッシュプル方式(DPP方式)を用いる事を特徴としているため、光検出器2内の光検出面の配置並びにホログラム素子10のホログラムパターンが第1の実施形態と異なっている。まず本実施形態において光検出器2内の光検出面の配置は図10に示した様に施されている。
【0056】
図10は2波長マルチレーザ光源1から波長780nm帯の光ビームが出射している場合における光検出器面上の光スポットと光検出面との位置関係を示したものである。この時、3スポット用回折格子9をそのまま通過したメインビーム(0次回折光)がホログラム素子10によって二分割され、それぞれ異なる回折角で回折され、その+1次回折光201a及び201bが6分割フォトディテクタ2b’に図のように集光される。また3スポット用回折格子9によって生じたサブビーム(±1次回折光)もホログラム素子10によって回折かつ二分割され、各々の+1次回折光201c、201d、201e、201fがそれぞれ図のように2分割フォトディテクタ2c’、2d’に入射するように光検出面は配置されている。
【0057】
また本実施形態においてホログラム素子10は図11に示す様にy軸に平行な線により2分割された(領域10a’と領域10b’)ホログラム素子であり、領域10a’におけるホログラムパターンは例えば、この領域に入射した波長780nm帯の光ビームの+1次回折光201aを光検出面2b’の所定の位置に導く際、201aは光検出面2b’の手前の位置に焦点を持つように施されており、領域10b’におけるホログラムパターンは例えば、この領域に入射した波長780nm帯の光ビームの+1次回折光201bを光検出面2b’の所定の位置に導く際、201bは光検出面2b’より奥の位置に焦点を持つように施されている。
【0058】
よって光ディスク8上に光スポットが合焦状態で集光されている時、図12(a)に示した様に6分割フォトディテクタ2b’上における光スポット201aと201bの断面積がほぼ等しくなる様にホログラム素子10または光検出器2の位置を調整すれば、光ディスク8が対物レンズ6から遠ざかったデフォーカス状態では図12(b)に示したように、また光ディスク8が対物レンズ6に近づいたデフォーカス状態では図12(c)に示したように、6分割フォトディテクタ2b’上に形成される。よって6分割フォトディテクタ2b’の各検出領域における出力値を各検出領域の符号で表わすとすると、フォーカス誤差信号の検出は《数7》の演算によって得られる。
【0059】
【数7】
【0060】
なお、この様なフォーカス誤差信号検出方式は一般にビームサイズ方式と呼ばれ、すでに公知の技術である。
【0061】
またトラッキング誤差信号TEの検出にはディファレンシャルプッシュプル方式(DPP方式)を用いる。すなわち光検出面2c’と2d’の各検出領域の符号でその出力値を表わすと、《数8》の演算によって得られる。
【0062】
【数8】
【0063】
さらに前記に示したように、ホログラム素子10に刻んだ格子を鋸歯状化して信号検出に必要な回折光の回折効率を選択的に向上させることにより、信号検出に用いる光束に関し高い光利用効率を得る事が出来、また信号検出に用いない不要な光が迷光成分になって検出面に飛び込み信号検出のS/N比を低下させる可能性を極力減らす事が出来る。
【0064】
また前記第2の実施形態及び前記第3の実施形態に示したように、ホログラム素子10の回折効率に波長または偏光依存性を持たせることにより、信号光の光利用効率をさらに改善することができる。
【0065】
ところで、本実施形態においてCD−ROMの様な従来の光ディスクを再生する場合、トラッキング誤差信号の検出にはDPP方式を用いているため、光ディスク8上における3スポットの間隔が情報トラックピッチの2分の1の長さである0.8μm程度となるように3スポット用回折格子9が設置されている。また一般にスポット間隔はほぼ波長に比例すると考えられるので、この時2波長マルチレーザ光源1を出射した波長650nm帯の光ビームは、光ディスク8上においてスポット間隔が0.67μm程度となり、この長さはDVD−RAMディスクの案内溝ピッチの約2分の1程度となっている。そのためDVD−RAMディスクのトラッキング誤差信号の検出としてもDPP方式を用いる事が出来るため、光検出器2内にDVD−RAMディスクのトラッキング誤差信号の検出領域を付け加える事によりDVD−RAMディスクの再生が可能となる。
【0066】
【発明の効果】
以上述べたように、光ピックアップ装置の光源に2波長マルチレーザを用い、かつ1つの対物レンズと1系統の光検出系で複数種類の光ディスクの情報の再生を行う事により光学部品数を低減し、光ピックアップ装置のさらなる小型化、簡略化、低価格化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示した光ピックアップ装置の概略構成図。
【図2】光検出面上における波長650nm帯の光ビームの光スポットと光検出面の配置図との位置関係を示した概略図。
【図3】本発明の第1の実施形態においてDVDの様な高密度光ディスクを再生する際 (a) 光ディスク上に光ビームが合焦している状態における光検出器の平面図。
(b) 光ディスクに対物レンズが近づいたデフォーカス状態における光検出器の平面図。
(c) 光ディスクに対物レンズが遠ざかったデフォーカス状態における光検出器の平面図。
【図4】光検出面上における波長780nm帯の光ビームの光スポットと光検出面の配置図との位置関係を示した概略図。
【図5】本発明の第1の実施形態においてCDの様な光ディスクを再生する際
(a) 光ディスク上に光ビームが合焦している状態における光検出器の平面図。
(b) 光ディスクに対物レンズが近づいたデフォーカス状態における光検出器の平面図。
(c) 光ディスクに対物レンズが遠ざかったデフォーカス状態における光検出器の平面図。
【図6】第1の実施形態におけるホログラム素子の設計方法を示した図。
【図7】第1の実施形態におけるホログラム素子のホログラムパターンを示す概略図。
【図8】矩形状の格子溝断面を持つ回折格子による光の回折を示した概略図。
【図9】本発明の第3の実施形態を示した光ピックアップ装置の概略構成図。
【図10】本発明の第4の実施形態における光検出器面上の光スポットと光検出面との位置関係を示した概略図。
【図11】本発明の第4の実施形態におけるホログラム素子の平面図。
【図12】本発明の第4の実施形態においてCDの様な光ディスクを再生する際
(a) 光ディスク上に光ビームが合焦している状態における光検出器の平面図。
(b) 光ディスクに対物レンズが近づいたデフォーカス状態における光検出器の平面図。
(c) 光ディスクに対物レンズが遠ざかったデフォーカス状態における光検出器の平面図。
【符号の説明】
1 ・・・・・ 2波長マルチレーザ、 2 ・・・・・ 光検出器、 5 ・・・・・ コリメートレンズ、 6 ・・・・・ 対物レンズ、 8 ・・・・・ 光ディスク、 9 ・・・・・ 3スポット用回折格子、10 ・・・・・ ホログラム素子、 11 ・・・・・ 検出レンズ、 12 ・・・・・ 偏光選択性ホログラム素子、13 ・・・・・ 偏光変換素子。
Claims (5)
- 光ピックアップであって、
互いに発振波長の異なる第1及び第2の少なくとも2個の半導体レーザ光源を同一パッケージ内に設けたマルチレーザ光源と、
該第1の半導体レーザ光源を発した第1の光ビーム及び該第2の半導体レーザ光源を発した第2の光ビームをそれぞれ約0.6mmの基板厚さを有する第1の光学的情報記録媒体上及び約1.2mmの基板厚さを有する第2の光学的情報記録媒体上の所定の位置に集光させる集光光学系と、
所定の検出面を有する光検出器と、
該光学的情報記録媒体を反射した前記第1および第2の光ビームを前記光検出器の所定の位置に導く光検出光学系と、を備え、
前記光検出光学系は前記マルチレーザ光源を発し前記光学的情報記録媒体を反射した前記第1の光ビームを前記光検出器の所定位置にある第1の検出面領域に導く機能と、前記光学的情報記録媒体を反射した前記第2の光ビームを前記光検出器内の前記第1検出面領域とは異なる位置にある第2の検出面領域に導く機能とを共に有し、
更に、3スポット用回折格子を備え、該3スポット用回折格子の格子溝は、片面にのみ形成されており、該3スポット用回折格子は、前記マルチレーザ光源を発した前記第2の光ビームを少なくとも3本の光ビームに回折分離させ、かつ該3本の光ビームのスポット間隔を前記第2の光学的情報記録媒体上の半径方向では該光学的情報記録媒体の情報トラックピッチのほぼ2分の1にし、更に、前記マルチレーザ光源を発した前記第1の光ビームを少なくとも3本の光ビームに回折分離させ、かつ該3本の光ビームのスポット間隔を前記第1の光学的情報記録媒体上の半径方向では該光学的情報記録媒体の案内溝ピッチのほぼ2分の1にするものであり、
前記マルチレーザ光源を発し、前記第1の光学的情報記録媒体であるDVD−RAMを反射した第1の光ビームからトラッキング誤差信号を検出する際はディファレンシャルプッシュプル方式を用い、
前記マルチレーザ光源を発し前記第2の光学的情報記録媒体を反射した第2の光ビームからトラッキング誤差信号を検出する際もディファレンシャルプッシュプル方式を用いることを特徴とする光ピックアップ装置。 - 前記集光光学系は前記第1の半導体レーザ光源から出射した第1の光ビームを集光して所定の基板厚さを有する第1の光学的情報記録媒体の所定の記録面上にほぼ回折限界まで良好に絞り込む機能を有し、かつ前記第2の半導体レーザ光源から出射した第2の光ビームを集光して第1の光学的情報記録媒体とは異なる基板厚さを有する第2の光学的情報記録媒体の所定の記録面上にほぼ回折限界まで良好に絞り込む機能を有する事を特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
- 請求項1又は2記載の光ピックアップ装置において、前記マルチレーザ光源を発した前記第1のレーザ光源は660nm以下の波長を有する半導体レーザ光源であり、かつ第1の光学的情報記録媒体は約0.6mmの基板厚さを有する光ディスクであり、また前記マルチレーザ光源を発した前記第2のレーザ光源は波長780nm乃至790nmを有する半導体レーザ光源であり、かつ第2の光学的情報記録媒体は約1.2mmの基板厚さを有する光ディスクであることを特徴とする光ピックアップ装置。
- 請求項1から3のいずれか記載の光ピックアップ装置を搭載した光学的情報再生装置。
- 請求項1から3のいずれか記載の光ピックアップ装置を搭載した光学的情報記録装置。
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