JP4416154B2 - 遊技機用電装基板アッセンブリー - Google Patents

遊技機用電装基板アッセンブリー Download PDF

Info

Publication number
JP4416154B2
JP4416154B2 JP2003272759A JP2003272759A JP4416154B2 JP 4416154 B2 JP4416154 B2 JP 4416154B2 JP 2003272759 A JP2003272759 A JP 2003272759A JP 2003272759 A JP2003272759 A JP 2003272759A JP 4416154 B2 JP4416154 B2 JP 4416154B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case cover
case
substrate
board assembly
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003272759A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005027989A (ja
Inventor
明 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Original Assignee
Sammy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2003272759A priority Critical patent/JP4416154B2/ja
Publication of JP2005027989A publication Critical patent/JP2005027989A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4416154B2 publication Critical patent/JP4416154B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Description

本発明は、遊技機用電装基板アッセンブリーに関し、さらに詳しくは、パチンコ遊技機、スロットマシンあるいは雀球機さらにはパチスロマシンやゲームセンタで用いられるゲーム機などの箱形遊技機に用いられる制御回路基板を対象とする遊技機用電装基板アッセンブリーに関する。
周知のように、遊技機、特に箱型遊技機の一つであるスロットマシンにおいては、スタートレバーあるいはスタートボタンを操作することにより複数個のリールを回転させ、ストップボタンを操作させることで各リールの回転を順次停止させ、停止した際のリールの図柄の組み合わせによりメダルあるいは球を払い出す構成を用いたものがある。
スロットマシンでは、ゲーム過程において入賞や特別入賞などに応じてメダルや球の配当数が異なるようにしてあることから、入賞あるいは特別入賞等の成立時でのメダルの払い出し制御や効果音あるいはディスプレイ表示などの制御が行われるようになっており、各制御に用いられる構成としては、プリント基板を用いた制御基板に各種電装部品を設けて電気的な制御装置を構成するようになっている。
プリント基板からなる制御基板は、これを実装する位置に応じて配置構造が設定されているが、その一例として、遊技機の前面操作パネルの裏側に設けてある空間内に制御対象となる電装品、例えば、液晶などの電装品と一体に設けられている。
近年、遊技機での演出機能の多様化などにより制御用データの量も飛躍的に増加する傾向にあり、このため、メイン制御部を構成するCPUも高性能化および高能率化を実現する構成のものが採用されるようになってきている。このため、CPU自体も複数組み合わせて制御を分散処理することで処理の遅延などが発生しない構成が用いられている。
メイン制御部をなすCPUを複数組み合わせる場合には、これに伴う入出力部や電源部などの電装品も増加し、この結果としてプリント基板サイズが大きく必要となる。
しかし、プリント基板サイズを闇雲に大きくすることは、これが実装される遊技機内の設置スペースが限られている関係上、殆ど不可能である。
そこで、プリント基板を複数に分けて各プリント基板を遊技機内での設置スペース内に収まるように積層したり、あるいは、プリント基板に取り付けられる電装部品の丈の違いにより、丈の小さい電装部品を取り付けたプリント基板をこれらプリント基板を収納するケースの外殻外表面に取り付けることで遊技機の奥行き方向で占有するケースのスペースを限定するようにした構成(例えば、特許文献1)がある。
特開2001−157765号公報(段落「0013」欄。図3)
しかし、複数のプリント基板を積層配置した場合には、遊技機内での設置スペースによっては、積層間隔が狭くなり、これによってハーネスの取り回しが難しくなったり積層間隔を規定するためのスペーサなどの取付が必要となり、組み立て作業性がきわめて悪くなる。
一方、ケースの外殻外表面にプリント基板の一つを取り付ける構成においては、ピン端子などが外部に露出することになり、これにより組み立て作業時に指などが触れると危害を生じたり、あるいは、基板が外殻に触れると実装されている電装部品を破壊する危険もある。
ところで、プリント基板に実装されている電装部品は発熱源となりうる部品がある。このため、プリント基板同士を積層した場合には放熱空間が不十分となる虞がある。そこで、発熱源となる電装部品への放熱対策としてヒートシンクや冷却ファンを設けることが考えられるが、これら装置や部品を設けた場合には組み立て工数の増加やコスト上昇さらにはプリント基板同士が近接している空間内での熱放散空間が不十分となるなどの不具合がある。
組み立て工数やコスト上昇を抑える目的で特許文献1に示されているように放熱穴をケースに多数設けることもあるが、ケース表面に対する放熱穴面積の比率によっては放熱効果が得られる反面、熱気の自然対流による外部への排熱を利用しているために外部からの塵や埃等の異物の侵入が容易となり、電装部品への付着により動作不良や短絡などの危険がある。
一方、上述したケースは、軽量化や大量生産の際の製造コストなどにおいて有利となる樹脂成型品で構成されることが多い。
しかし、プリント基板を複数配置した場合にそれらプリント基板が占有する空間を覆うことができるサイズのケースを樹脂成形した場合には、収縮現象を意味するひけが発生しやすいことによる寸法精度の確保が難しく、プリント基板との干渉や組み付け精度の低下を招く虞がある。
つまり、ケースは、例えば、一面を解放した箱形状とした場合、上述したプリント基板の占有空間を覆うことができる容積をもたせることで比較的深底形状を有する構造となる。
このような構造を対象とした成形時には、成形金型に対して樹脂の充填部の設定にもよるが、箱形状をなす周壁面を始めとする各面に対して均等に樹脂を行き渡らせることが比較的難しく、一部では厚さが異なってしまうようなことがある。しかも、樹脂には、冷却硬化後に収縮現象であるひけが起こりやすいことから、形状寸法の確保や歪みによる変形なども起こりやすく、成形時にはこのような事後現象を防止する対策が必要となる。
そこで、樹脂の充填圧力を高めて充填効率を低下させないようにするには、成型金型の耐圧強度や充填構造を工夫しなければならず、成型金型自体の製品コストが高くなる虞がある。しかも、深底の箱形状であると、成形後、成型金型から製品を抜きやすくするための抜け勾配を付ける関係上、周壁面の勾配量が大きくなり、極端な場合には、箱の開口部面積と底部面積とが大きく異なることになる。このため、ケース内部の容積も限定されて基板設置のためのスペースを大きく採れなくなることがあるばかりでなく、上述した形状寸法が変化したり変形などにより、収容される基板との干渉等が起こりやすくなる。上述した収縮現象は、一様な壁面とは違って、一部に放熱用の開口やスリットを形成したような場合には特に顕著となる。
また、基板はコネクタなどの接続部材に差し込まれて電気的導通状態を設定されるようになっているが、コネクタに差し込むことで組み込みが完了した後、振動などにより抜けるのを防止する必要がある。そこで、従来では、コネクタに差し込まれた基板をケースに締結して固定保持することにより抜け止めする構成が考えられるが、この構成では、組み立ての際に基板とケースとの締結作業やケース側に締結の際のネジを挿通できる箇所等が必要となり、加工コストや組み立て工数の増加を招く。
さらに加えて、深底の箱形状をケースの構成として用いる場合、深さがある関係で基板の抜き差し時での位置決めが不安定になることがある。そこで、従来では、図8に示すようにケースKの内面にリブ(図中、符号R1,R1’で示す)など基板ガイドを設けて基板Bを摺動ガイドさせる構成がある。
しかし、このような構成はケース成形時に用いられる金型構造が複雑となったり上述したように樹脂の行き渡りにくくなる問題がある。しかも、ケースの組立時には基板と基板ガイドとの位置合わせや抜き差し状態を確認しながら行うことになり基板装填作業が困難となるばかりでなく、成形歪みにより装填された基板の上面と干渉して基板の破損を招く虞がある。
本発明の目的は、上記従来の電装基板アッセンブリー、特に基板を収容するケースにおける問題に鑑み、加工コストの上昇を抑えて内部に収容される電装基板との干渉や組み付け精度の低下を防止できるとともに電装基板の安定した保持が行える構成のケースを備えた遊技機用電装基板アッセンブリーを得ることにある。
請求項1記載の発明は、カバーベース部と、上記カバーベース部に揺動開閉可能に装着されるケースカバー部とを備え、上記カバーベース部に上記ケースカバー部を閉止状態で装着して形成される収容空間内に電装部品が実装された第1基板を含む3枚以上の基板を収する遊技機用電装基板アッセンブリーであって、上記第1基板は上記カバーベース部に取り付けられ、他の少なくとも2枚の基板が上記第1基板を基準として電装部品実装面を互いに対向させた状態で垂直に設けられると共に対向する他の基板同士が離隔されて通風空間を構成するように配置され上記ケースカバー部は、周壁および天井面により一面が開口した箱形状に形成され、上記周壁および上記天井面がそれぞれ二分されて第1および第2のケースカバー部を構成し、上記第1のケースカバー部が上記カバーベース部の一側部を支点にして上記カバーベース部に対して揺動開閉可能に支持されると共に、上記第2のケースカバー部が上記カバーベース部の上記一側部と対向する側部を支点にして上記カバーベース部に対して揺動開閉可能に支持され、上記第1および第2のケースカバー部の閉状態時において、上記天井面が上記他の少なくとも2枚の基板を覆うように設けられ、上記第1および第2のケースカバー部の上記周壁および上記天井面の縁部が合致可能な観音開き構造とされていることを特徴としていする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明に加えて、上記第1および第2のケースカバー部の閉状態時において、上記第1のケースカバー部の上記周壁の下部に形成された段部により上記第1基板の側縁上面を係止することを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明に加えて、上記ケースカバー部の上記天井面には衝止部が設けられ、記第1基板に対して垂直に設けられている上記他の基板の抜け止め部として用いられることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3記載の発明に加えて、上記第1および第2のケースカバー部の閉状態時に、上記第2のケースカバー部の上記天井面の縁部の端縁と、上記端縁近傍に位置する上記第1のケースカバー部の角部に形成された凹状壁部の内面とにより上記他の基板上部を挟持することを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、箱形状のケースカバー部が第1基板を基準として垂直に設けられている他の少なくとも2枚の基板を収容可能な容積を有した深底形状でありながら、二分されて対向する縁部が合致可能な観音開き構造であるので、深底形状そのものを成形する場合に比べて各ケースカバー部毎に成形でき、しかも、箱形状と違って樹脂の充填箇所に迂回箇所がないので樹脂充填時での流動性を低下させないことにより樹脂の充填効率を下げないようにして充填効率が悪い場合に発生しやすいひけの発生を抑えることができるとともに、形状寸法の変化や変形などを防止することができる。これにより、特別な成形金型を準備する必要がなくなり、加工コストの低減が可能となる。しかも、基板およびケースの組立時には、基板上方から被せる従来構造と違って、各ケースカバーの縁部が合致するように閉じるだけで済むので、従来構造において基板ガイドを設けた場合のように、基板とガイドとの位置合わせや挿通状態の確認作業などが不要となり組み立て作業性を改善することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に示す実施例により説明すると次の通りである。なお、以下の説明する最良の形態は、メダルの払い出しを行う構成を備えたスロットマシンを対象として説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るスロットマシン1の外観図であり、同図において、スロットマシン1は、内部に各種制御板等が配置されている中空の筐体1Aと、筐体1Aに対して開閉自在に支持されて前面が遊技操作面として構成されている前面扉1Bとで機体が構成されている。
図2は、機体の筐体1Aおよび前面扉1Bを開放した状態を模式的に示した図であり、同図において、筐体1A側には、高さ方向ほぼ中央部にリールブロック2が設けられ、下段位置には多数枚のメダルを貯蔵可能なホッパー3Aを有する払い出し機構3が配置され、上段位置には主制御用の回路基板が収納された回路ブロック4が配置されている。
図2において前面扉1Bには、筐体1A側のリールブロック2と対向する位置に、リールを外部から透視させる開口からなる表示部5が設けられ、下段位置には投入されたメダルをホッパー3Aに導入する通路および払い出されるメダルをメダル放出口に導く払い出し路とを有するメダル通路6が、そして上段位置には演出画面、ランプおよび効果音などの演出音を出力するための制御基板を備えた基板アッセンブリー8が設けられている。
図1において前面扉1Bの前面には、リールの前面を覆ってリールを外部から透視できる正面パネル9と下面パネル10とが高さ中央および下段位置に設けられ、上段位置にはディスプレイをなす液晶ユニット18が装備されている上面パネル11が設けられている。
下面パネル10の上部には、精算スイッチ12,リール始動レバー13,リール停止スイッチ14,メダル返却ボタン15およびメダル投入口16がそれぞれ設けてある。
下面パネル10の下部には、メダルが払い出されるメダル放出口17が設けられている。なお、図示しないが、正面パネル9には、上述したスイッチやボタンの他に、メダル貯留残留表示部や入賞役物の作動回数表示部さらには、獲得メダル枚数表示部が備えられている。
本形態における基板アッセンブリー8は、液晶を制御対象として設けられており、図3は、液晶本体8Aの構成を示す図である。
図3において、液晶本体8Aは、後述する構成を備えたケース20に装填されている。
図4は、ケース20の構成を説明するための外観図であり、同図においてケース20は、液晶本体8Aの取付部と複数の基板の一つであるメイン基板21の支持部に相当するケース基部をなすカバーベース部20Aと、これに対して分割可能なケースカバー部20Bとを備えている。
図3においてカバーベース部20Aは、液晶本体8Aの形状に合わせて正面形状を矩形とした樹脂成型品であり、液晶本体8Aを装填するための開口20A1と周辺部に前面扉1Bへの取付部20A2とが設けられている。
図4において、カバーベース部20Aに対して分割可能なケースカバー20Bは、後で詳細を説明するが、周壁および天井面がそれぞれ二分されて対向する縁部が合致可能な第1,第2のケースカバー20B1,20B2を備えており、各ケースカバー20B1,20B2は、周壁下部に位置する基部がカバーベース20Aにより揺動可能に支持されることにより周壁および天井面を含む揺動端側の縁部が合致可能な観音開き構造(図4において矢印F1,F2で示すように相対方向に揺動する構造)とされている。なお、図3乃至図5において符号30は、開封抑制リブを示しており、この開封抑制リブ30は、第1,第2のケースカバー20B1,20B2の双方で対向するように設けられ、ケース20の組み立て後に遊技場の管理者により図示しない結束バンドを通してケース20を不用意に開放できないように封止する目的で設けられている。これにより、ケース20が開封して不正行為を行うのを牽制するようになっている。
図5は、ケース20として第1,第2のケースカバー部20B1,20B2がカバーベース部20Aに組み込まれ、ケースカバー部同士の対向縁部を合致させて基板の収容空間を覆っている状態を示している。
同図において、ケースカバー部20Bの内部には、複数の基板のうちでメイン基板21に対して電気的接続される他の基板に相当するサブ基板22,22’が収容されるようになっている。
本実施例におけるサブ基板22,22’は、メイン基板21を基準として電装部品実装面が互いに対向するとともに離隔した状態でメイン基板21に対して垂直に設けられた基板であり、離隔した状態で対向することにより対向位置間での空間を通風空間AFとして構成している。つまり、対向するサブ基板22,22’がメイン基板21に対して衝立状に設けられているので、衝立の間が空気の流れる通風空間AFとして用いられ、さらに、この通風空間AF内にサブ基板22,22’の電装部品実装面が対面していることで電装部品が通風空間AF内に位置していることになる。
電装部品実装面には、発熱源となる電装部品の一つとしてCPUがあり、本実施形態ではソケットに装着されるCPU基板に放熱用ヒートシンクHSを備えた構成が用いられ、放熱用ヒートシンクHSおよびCPU本体が通風空間AF内に位置している配置構成とされている。なお、図4においては、メイン基板21に対してサブ基板22,22’が垂直に設けてある状態を二点鎖線で示されている。
第1,第2のケースカバー部20B1,20B2は、カバーベース部20Aによって観音開きができるように揺動可能に支持されており、その支持構造としては、図5に示すように、カバーベース20A側に形成されている突起20A3(図5では、第1のケースカバー部20B1側のみが示されているが、第2のケースカバー部20B2側も同様に形成されている)に対して下周面側に周回可能な蝶番受け20B1Aが設けてあり、突起20A3を支点として開閉することができる方向に揺動できるようになっている。
突起20A3に対しては、突起20A3の上周面側に対向する蝶番受け20B1Aと軸方向の位相をずらして設けられている嵌合補助部20B1B(図5においては、第2のケースカバー20B2側を対象として符号20B2Bにより示してある)が周回可能に設けてあり、これら蝶番受け20B1Aと嵌合補助部20B1Bとにより突起20A3を囲繞することで第1のケースカバー部20Bの基部が突起20A3に対して、がたついたり不用意に抜けたりするのを防止されている。
図5において、第1のケースカバー部20Bは、周壁下部近傍に段部20B1Cが形成されており、段部20B1Cの下面によりメイン基板21の側縁上面を係止できるようになっている。
図4および図5において、第1のケースカバー部20B1と第2のケースカバー部20B2とは、メイン基板21の長手方向と直角な方向に相当する幅方向で周壁および天井面の長さを異ならせることにより基板が位置する収容空間の容積を異ならせてある。
本実施例では、図4および図5において符号L1で示す第1のケースカバー部20B1側の長さが、符号L2で示す第2のケースカバー20B2側の長さよりも短くされている。これにより、第1のケースカバー部20B1の揺動端側に位置する天井面を含めた揺動領域が第2のケースカバー部20B2に比べて小さくなっており、開放時でのスペースを第2のケースカバー部20B2に比べて小さくできるようになっている。なお、図4において符号SRは、排熱用のスリットを示している。
図5において第1のケースカバー部20B1の揺動端側に位置する天井面は、垂直方向の周壁上部において水平方向に折り曲げられてサブ基板22の上面を覆うことができるように形成されており、その縁部は第2のケースカバー20B2の開放を規制するようになっている。
つまり、図5において、第1のケースカバー部20B1と同様に、垂直な周壁の上部で水平方向の折り曲げられた天井面を有する第2のケースカバー部20B2は、天井面の縁部20B2Dを第1のケースカバー部20B1の縁部に対してオーバラップする構成とされ、そのオーバーラップする縁部20B2Dが第1のケースカバー部20B1の縁部下面に重なることができる段部で構成されている。
これにより、第2のケースカバー部20B2は、天井面の縁部20B2Dを第1のケースカバー部20B1の天井面の縁部で押さえられた状態とされることにより第1のケースカバー部20B1が不動状態とされることで不用意に開放するのが規制されるようになっている。
第1のケースカバー部20B1は、カバーベース部20Aに対して締結されることにより不動状態を維持できるようになっており、このため、第1のケースカバー部20B1には、図4に示すように、周壁の角部におけるカバーベース部20Aと対向する位置で角部を凹状壁部20B1E’とした底部にネジ挿通部20B1Eが形成されている。
ネジ挿通部20B1Eは、カバーベース20Aにおけるメイン基板21の載置部(図示されず)に対向して設けてあり、挿通されるネジによってメイン基板21と共に第1のケースカバー部20B1をカバーベース部20Aに対して締結保持できるようになっている。
一方、第1,第2のケースカバー部20B1,20B2は、メイン基板21に対して衝立状に設けてあるサブ基板22,22’の抜け止め部として用いられるようになっている。
つまり、図5において、第1のケースカバー部20B1および第2のケースカバー部20B2は、垂直な周壁の高さ、換言すれば、天井面の内面高さを、サブ基板22,22’の上面に近接させ若しくは軽く当接できる高さに設定されており、各ケースカバー部20B1,20B2を閉じた際に天井面の内面がサブ基板22,22’の上面に近接若しくは当接できるようになっている。
この高さとしては、サブ基板22,22’がコネクタから抜けるストローク内でサブ基板22,22’と天井面の内面とが当たることでサブ基板22,22’を衝止できる高さであれば多少の間隔を設けることも可能であり、要は、コネクタから抜けようとするサブ基板22,22’の抜け止めが行える高さであれば十分である。
さらに、図5において一部拡大した左側の図に示すように、第1のケースカバー部20B1の縁部にオーバーラップする第2のケースカバー部20B2側の縁部20B2Dにおける端縁(図5において符号20B20で示す)は、サブ基板22の表面に当接することができる状態で位置決めされており、これにより、第1のケースカバー部20B1側の天井面内側とでサブ基板22の揺れ止めおよび定置が可能となっている。
一方、第2のケースカバー部20B2には、その高さによりサブ基板22’の抜け止めを行うだけでなく、サブ基板22’に装備されている電装部品を衝止してサブ基板22’の抜け止めを行う構成が設けられている。
図5において、第2のケースカバー部20B2における天井面には、サブ基板22’と対向する位置近傍に、サブ基板22’と対向する位置から第1のケースカバー部20B1の縁部に向けて基板の収容空間内側に向けて傾斜する傾斜凹部20B2Fが設けられている。
傾斜凹部20B2Fは、図6に示すように、第2のケースカバー部20B2が開放される方向に揺動する際にサブ基板22’と干渉しない傾斜深さを設定されている。
図5に示す構成においては、傾斜凹部20B2Fの傾斜始端位置(便宜上、図5において右側に示す一部拡大図において符号20B21で示す)がサブ基板22’の衝止位置とされている。これは、サブ基板22’の揺れ止めも兼ねるための措置である。
また基板の揺れ止めに関しては、図5において符号20B20で示した第2のケースカバー部20B2の部20B2Dの端縁およびこの端縁近傍に位置して第1のケースカバー部20B1の角部に形成されたネジ挿通部20B1Eを有する凹状壁部20B1E’(図4参照)の内面(便宜上、図5において左側に示す一部拡大図において符号20B10で示す)を用いることができ、部20B2Dと凹状壁部20B1E’の内面20B10とでサブ基板22を挟持することによりサブ基板22’の揺れを防止することができる。
傾斜凹部20B2Fは、サブ基板22’を直接抜け止めするのでなく、サブ基板22’に装備されている電装部品の一つであるヒートシンクHSに対向するようになっており、サブ基板22’が抜けようとするのをヒートシンクHSが傾斜凹部20B2Fに衝止されることで抜け止めを阻止するようになっている。
サブ基板22,22’の抜け止め部は、いずれも第1,第2のケースカバー部20B1,20B2における天井面における周壁近傍(図5では、右側に示す一部拡大図において第2のケースカバー部20B2の傾斜凹部20B2Fを対象としてではあるが、符号20B21で示す位置が周壁近傍に相当している)に位置し、換言すれば、周壁から片持ち梁状に延長された天井面の撓み変形が比較的少ない位置に位置決めされて設けられている。これにより、サブ基板22,22’あるいはヒートシンクHSが突き当たった際の撓み変形を少なくして衝止機能を発揮させることができるようになっている。
なお、上述した傾斜凹部20B2Fにおける傾斜始端位置20B21は、サブ基板22’の上面を衝止する位置とされているが、サブ基板22’は、上面だけでなく、その表面をケースカバー部20B2の内面の一部、例えば、内面に突出するリブ(便宜上、図5における右側に示す一部拡大図において符号20B22で示す)により当接規制することで抜け止め、揺れ止めさらには位置決めが行えるようになっている。
本実施例は以上のような構成であるから、基板アッセンブリーとしてのメイン基板21,およびサブ基板22,22’を組み込む場合には、カバーべース部20Aに対してケースカバー部20Bを構成する第1のケースカバー部20B1および第2のケースカバー部20B2をそれぞれカバーベース部20Aの突起部20A3に対して基部を装着することにより、図6および図7に示すように各ケースカバー部20B1,20B2が相対方向に揺動して観音開きができる状態に取り付ける。
ケースカバー部20Bは、二分された第1,第2のケースカバー部20B1,20B2で構成されているので、深底形状の箱として成形するのでなく、各ケースカバー部毎に成形することになる。このため、深底の箱形状を対象とした成形と違って、分割面を含む開口部が多いことで樹脂の充填部を設置しやすい形状を対象とするので樹脂が行き渡りにくくなることがなく充填効率の低下によるひけの発生が抑えられることになる。
しかも、観音開きによる内部空間の開放時には、二分されているケースカバー部の一つである第1のケースカバー部20B1が他方のケースカバー部である第2のケースカバー部20B2に比べて基板の幅方向での長さが短くなっているので、開放する際の揺動領域が他方のケースカバー部に対して小さくできることにより基板アッセンブリーの設置箇所近隣での開放スペースを少なくすることができる。
第1,第2のケースカバー部20B1,20B2は、その縁部同士(図5においては便宜上、第2のケースカバー部20B2側の縁部のみを符号20B2Dで示す)がオーバーラップし、かつ、第1のケースカバー部20B1により第2のケースカバー部20B2の開放を係止することができるので、個々のケースカバー部毎に開放を阻止するための構成を設ける必要がなく、例えば、開放を阻止するために固定する作業の一つである締結作業などの工数を減少させることができる。しかも、観音開き状態から双方のケースカバー部20B1,20B2を閉じることによりサブ基板22,22’が抜け止めおよび表面側への位置規制が行われるので、サブ基板22,22’の位置決めのための特別な作業を必要としないようにできる。
第1,第2のケースカバー部20B1,20B2は、サブ基板22,22’の抜け止めに加えて揺れ止めも行うことができるので、通常行われる揺れ止め措置としてのネジ止めなどの作業が不要となるばかりでなく揺れ止め構造を特別に設ける必要がなくなる。しかも、サブ基板22,22’をコネクタ対して抜き差しする場合には、従来構造のようなケース側に基板のガイド部などを設けていないので、ガイド部に対して基板の位置確認などを要することなくそのまま抜き差し操作ができ、基板の組み立て作業性を向上させることができる。
さらに、ケースの組立時には、従来のように、サブ基板に対してケースを上から被せるような作業を要することなく第1,第2のケースカバー部20B1,20B2を、お互いの縁部が合致するまで閉じるだけで済むので従来構造に見受けられた基板ガイド部へのサブ基板の挿入などが不要となり簡単な組み立てが可能となる。
第1,第2のケースカバー部20B1,20B2を開放する場合には、第1のケースカバー部20B1を不動状態に維持しているカバーベース部20Aとの締結状態を解除することにより第1のケースカバー部20B1を開放することで第2のケースカバー部20B2の押さえが解除されることで可能となる。これにより、第1のケースカバー部20B1の締結解除という作業のみで観音開きが行えることになり、円滑な開放作業が行えることになる。
なお、上述の形態において、本発明に係る基板アッセンブリーはスロットマシン1に設けられているが、これに限られたものでなく、たとえばアーケードゲーム機等、前面側に開口を有する箱型の筺体、あるいは、パチンコ遊技機に用いる事も可能である。
本発明による電装基板アッセンブリーを用いる装置の一例であるスロットマシンの外観図である。 図1に示したスロットマシンに用いられる筐体および前面扉を示す図である。 スロットマシンに用いられる液晶の設置構造を示す正面図である。 本発明による基板アッセンブリーに用いられるケースの外観図である。 図4中、符号(5)で示す方向の矢視断面図である。 図4に示したケースにおける第2のケースカバー部の開放過程の状態を説明するための断面図である。 図4に示したケースにおける第1のケースカバー部の開放過程の状態を説明するための断面図である。 従来の深底形状のケースに対する基板の装着状態を示す断面図である。
符号の説明
20 ケース
20A カバーベース部
20B ケースカバー部
20B1 第1のケースカバー部
20B2 第2のケースカバー部
21 基板の一つであるメイン基板
22,22’ 基板の他の一つであるサブ基板

Claims (4)

  1. カバーベース部と、上記カバーベース部に揺動開閉可能に装着されるケースカバー部とを備え、上記カバーベース部に上記ケースカバー部を閉止状態で装着して形成される収容空間内に電装部品が実装された第1基板を含む3枚以上の基板を収する遊技機用電装基板アッセンブリーであって、
    上記第1基板は上記カバーベース部に取り付けられ、他の少なくとも2枚の基板が上記第1基板を基準として電装部品実装面を互いに対向させた状態で垂直に設けられると共に対向する他の基板同士が離隔されて通風空間を構成するように配置され
    上記ケースカバー部は、周壁および天井面により一面が開口した箱形状に形成され、
    上記周壁および上記天井面がそれぞれ二分されて第1および第2のケースカバー部を構成し、
    上記第1のケースカバー部が上記カバーベース部の一側部を支点にして上記カバーベース部に対して揺動開閉可能に支持されると共に、上記第2のケースカバー部が上記カバーベース部の上記一側部と対向する側部を支点にして上記カバーベース部に対して揺動開閉可能に支持され、
    上記第1および第2のケースカバー部の閉状態時において、上記天井面が上記他の少なくとも2枚の基板を覆うように設けられ、
    上記第1および第2のケースカバー部の上記周壁および上記天井面の縁部が合致可能な観音開き構造とされている
    ことを特徴とする遊技機用電装基板アッセンブリー。
  2. 請求項1記載の遊技機用電装基板アッセンブリーにおいて、
    上記第1および第2のケースカバー部の閉状態時において、上記第1のケースカバー部の上記周壁の下部に形成された段部により上記第1基板の側縁上面を係止する
    ことを特徴とする遊技機用電装基板アッセンブリー。
  3. 請求項1または2記載の遊技機用電装基板アッセンブリーにおいて、
    上記ケースカバー部の上記天井面には衝止部が設けられ、
    上記第1基板に対して垂直に設けられている上記他の基板の抜け止め部として用いられる
    ことを特徴とする遊技機用電装基板アッセンブリー。
  4. 請求項1乃至3記載の遊技機用電装基板アッセンブリーにおいて、
    上記第1および第2のケースカバー部の閉状態時に、上記第2のケースカバー部の上記天井面の縁部の端縁と、上記端縁近傍に位置する上記第1のケースカバー部の角部に形成された凹状壁部の内面とにより上記他の基板上部を挟持する
    ことを特徴とする遊技機用電装基板アッセンブリー。
JP2003272759A 2003-07-10 2003-07-10 遊技機用電装基板アッセンブリー Expired - Fee Related JP4416154B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003272759A JP4416154B2 (ja) 2003-07-10 2003-07-10 遊技機用電装基板アッセンブリー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003272759A JP4416154B2 (ja) 2003-07-10 2003-07-10 遊技機用電装基板アッセンブリー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005027989A JP2005027989A (ja) 2005-02-03
JP4416154B2 true JP4416154B2 (ja) 2010-02-17

Family

ID=34210212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003272759A Expired - Fee Related JP4416154B2 (ja) 2003-07-10 2003-07-10 遊技機用電装基板アッセンブリー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4416154B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005027989A (ja) 2005-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5686387B2 (ja) 遊技機用基板ケース
JP2006102473A (ja) 遊技機
JP4468209B2 (ja) 基板ケース
JP2007048085A (ja) 電子機器
JP5055604B2 (ja) 遊技機
JP4416154B2 (ja) 遊技機用電装基板アッセンブリー
JP4844966B2 (ja) 基板ケース
JP4468214B2 (ja) コネクタ接続装置
JP4320470B2 (ja) 遊技機用の制御装置
JP2004303785A (ja) 遊技機用基板アッセンブリー
JP6186753B2 (ja) 基板ケースユニット
JP4896249B2 (ja) 遊技機
JP2009017962A (ja) 主制御基板と主制御基板を収納する基板ケース
JP2018102495A (ja) 遊技機
JP2002177598A (ja) 遊技機
JP2005296029A (ja) 遊技機
JP4350345B2 (ja) 箱形遊技機
JP4488442B2 (ja) 遊技機
JP7341050B2 (ja) 電子機器
JP5093312B2 (ja) 遊技機
JP4585841B2 (ja) 基板ケース
JP2008000627A (ja) 遊技機
JP5274640B2 (ja) 弾球遊技機
JP2005046360A (ja) 基板ケースの取り付け構造
JP2012040221A (ja) 遊技機用の配線基板ケース及びそれを用いた遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060703

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090709

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091113

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131204

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131204

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees