JP4415925B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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本発明は一般家庭やレストラン及びオフィスなどで使用される複数の加熱部を有する加熱調理器に関するものである。
従来、この種の加熱調理器は、2つの加熱部に独立して設定した調理タイマの残時間の何れか一方を1つの表示器で表示するものであることが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−294777号公報
しかしながら、前記従来の構成では、2つの加熱部の調理タイマの残時間をカウントするタイマをそれぞれ独立して設けている構成であるため、調理タイマを設ける加熱部の数が2つ以上になれば、その加熱部の数だけ独立して動作するカウントタイマを設けなくてはならず、1つのマイクロコンピュータでこの加熱調理器の制御システムを構築したい場合等では、マイクロコンピュータ内部のカウントタイマ数をこの調理タイマのカウント用に占有されてしまい、他のシステムの制御に必要なカウントタイマが不足してしまったり、タイマカウントを実行するプログラム領域(ROM領域)が増加し、他のシステムの制御に必要なプログラム領域が不足するという課題を有していた。また、これを解決するには、新たにもう1つマイクロコンピュータを設けたり、更に上位のアーキテクチャを持った(カウントタイマをより多く、或いはプログラム領域をより多く持った)マイクロコンピュータに変更することが考えられるが、これによる部品のコストアップや既存システムからの変更等による機器開発コスト(開発パワー)の増大を招くという課題を有していた。
本発明は前記従来の課題を解決するもので、タイマ残時間を表示する表示器の数と使用するカウントタイマの数を増加させることなく、複数の加熱部に調理タイマ機能を搭載することを可能にし、制御部品のコストアップや機器開発コストの増大を抑制して、より安価で使い勝手の良い加熱調理器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の加熱調理器は、第1及び第2の加熱部と、前記第1及び第2の加熱部の各々の動作を独立して設定すると共に、この設定内容を表示する操作表示部とを有し、前記操作表示部は、前記第1及び第2の加熱部の動作時間を各々独立して設定し、それらの動作残時間の何れか1つを表示する残時間表示手段と、1つのタイマカウンタと、記憶手段とを備え、前記タイマカウンタは、前記第1及び第2の加熱部に対応した第1及び第2の動作残時間の中で大なる動作残時間をカウントし、前記記憶手段は、前記第1の動作残時間と前記第2の動作残時間との差を記憶し、前記残時間表示手段へは、前記大なる動作残時間はそのまま表示、小なる動作残時間は、前記大なる動作残時間と前記記憶手段で記憶している値との差分を表示するよう構成としたものである。
これによって、1つのタイマカウンタを用いて複数の加熱部に設定された動作時間の残時間を簡素な演算処理で算出し、1つの残時間表示手段にて表示することができる。
以上のように本発明の加熱調理器は、タイマ残時間を表示する表示器の数と使用するカウントタイマの数やマイクロコンピュータ等を増加させることなく、複数の加熱部に調理タイマ機能を搭載することを可能にし、制御部品のコストアップや機器開発コストの増大を抑制することができる。
第1の発明は、複数の加熱部と、前記複数の加熱部の各々の動作を独立して設定すると共に、この設定内容を表示する操作表示部とを有し、前記操作表示部は、前記複数の加熱部の動作時間を各々独立して設定し、それらの動作残時間の何れか1つを表示する残時間表示手段と、複数設定された動作設定時間の中の1つである第1の加熱部の第1の動作設定時間を選択してカウントする1つのタイマカウンタと、前記第1の動作設定時間を基準として、他の加熱部の動作設定時間との差を記憶する記憶手段とを備え、前記タイマカウンタが前記第1の動作設定時間をカウントすることで前記第1の加熱部の動作残時間とし、前記第1の加熱部の動作残時間に前記記憶手段で記憶している、各々の加熱部の動作設定時間と前記第1の動作設定時間との差を加算した値を前記他の加熱部の動作残時間として前記残時間表示手段に表示する構成としたものである。これにより、第1及び第2の加熱部は操作表示部部の設定による制御信号によって各加熱部で独立した設定で動作可能で、各々独立した設定状態、例えば、手動調理の強・中・弱といった火力設定で別々の被加熱対象となる調理物あるいは調理物の入った容器等を同時に加熱できると共に、操作表示部にそれぞれの設定状態に対応した表示を行うことができる。
また、1つの加熱部、例えば第1の加熱部に調理タイマとして動作時間(例えば30分)を設定すると、カウントタイマはこの第1の加熱部に対する第1の動作残時間をカウントし、残時間表示手段には第1の動作残時間が減じる度(例えば1分毎)にその表示を更新しながら表示する。加えて、もう一方の第2の加熱部に対しても調理タイマとして動作時間(例えば40分)を設定すると、この時点で先にタイマ動作している第1の加熱部の現時点の第1の動作残時間(例えば5分経過後に第2の加熱部への調理タイマが設定されたとして、25分)と第2の加熱部での第2の動作残時間、この時は設定された動作時間そのもの、とを比較して大きい方をカウントタイマはカウントする。これと同時に2つの動作残時間差を演算してその値を記憶手段で記憶する。例えば、この場合第2の動作残時間の方が他の残時間より大きいので、記憶手段に記憶される値は15分となる。
これにより、この時点の各動作残時間は、第2の動作残時間はカウントタイマがカウント開始する初期値で40分、第1の動作残時間は、第2の動作時間の40分から、記憶手段に記憶している値15分との差で25分と算出され、残時間表示手段に、第2の動作残時間を表示する場合は、カウントタイマの値そのままの40分を表示し、第1の動作残時間を表示する場合は、上記で算出した40分−15分=25分を表示する。同様に、1分経過後には、カウントタイマが1分をカウントしているので、第2の動作残時間は39分、第1の動作残時間は、第2の動作残時間39分と記憶手段に記憶している値15分との差で24分と算出され、残時間表示手段に、第2の動作残時間を表示する場合は、カウントタイマの値そのままの39分を表示し、第1の動作残時間を表示する場合は、上記で算出した39分−15分=24分を表示する。この動作を繰り返すことで、1つのカウントタイマでのカウントであっても、2つの動作残時間を求め、所望の加熱部での動作残時間を残時間表示手段に表示することができる。全表示領域面積を増加させることなく、且つ、これらの動作をカウントタイマを1つと一方の加熱部の調理残時間と、記憶手段に記憶した2つの動作残時間の差との演算処理により、マイクロコンピュータ等の内部タイマの増加或いはタイマカウントによるプログラム領域の占有量増加を抑制しつつ、タイマ機能を所望の全ての加熱部に搭載できる。更に、複数の所望の加熱部に調理タイマを付与しつつ、操作表示領域の増加やそれを構成する表示素子やスイッチ等の電子部品や、それに付随する構造部品の増加をも抑制できる。
第2の発明は、特に第1の発明において、残時間表示手段に表示している動作残時間がどの加熱部のものであるかを示す選択表示手段を有する構成としたものである。これにより、選択表示手段が残時間表示手段で表示している動作残時間が第1または第2の加熱部のどちらの加熱部のものかを特定して明確にできる。
第3の発明は、特に第1または第2の発明において、操作表示部が選択手段を有し、前記選択手段にて選択された加熱部の動作残時間を残時間表示手段に表示する構成としたものである。これにより、使用者が選択手段を操作することで、所望の加熱部に対する動作残時間を選択して残時間表示手段に表示させることができる。
第4の発明は、特に第3の発明において、選択手段はスイッチから成り、前記スイッチの押下動作の繰り返しで加熱部の選択を行う構成としたものである。これにより、使用者はスイッチの押下動作という単純な操作の繰り返しで、所望の加熱部に対する動作残時間を選択して残時間表示手段に表示させることができる。
第5の発明は、特に第1または第2の発明において、第1及び第2の加熱部が動作時間を設定されている場合に、各々の動作残時間を時系列で残時間表示手段に順次表示する構成としたものである。これにより、使用者は操作表示部に触れることなく、各加熱部の動作残時間を容易に認識することができる。
第6の発明は、特に第1〜第5のいずれか1つの発明において、加熱動作を実行している加熱部を優先して動作時間の設定ができる構成としたものである。これにより、動作時間を設定する際に、非動作の加熱部への動作時間設定よりも、動作中の加熱部への動作時間設定を優先して行えるようにしているので、使用者が、一方の加熱部のみが動作しているときに、この加熱部に動作時間設定を行うつもりが、他方の非動作の加熱部に対して動作時間設定をしてしまい、実質意図した加熱調理結果にならなかった、例えば、調理物を焦がす等の失敗を防止することができる。また、選択手段のスイッチ等を繰り返し押下して選択するという場合は単一動作の繰り返し回数を削減できる。
第7の発明は、特に第1〜第6のいずれか1つの発明において、加熱動作を実行している加熱部に対してのみ動作時間の設定ができる構成としたものである。これにより、動作時間を設定する際に、非動作の加熱部への動作時間設定はできず、動作中の加熱部への動作時間設定をできるようにしているので、使用者が、一方の加熱部のみが動作しているときに、この加熱部に動作時間設定を行うつもりが、他方の非動作の加熱部に対して動作時間設定をしてしまい、実質意図した加熱調理結果にならなかった、例えば、調理物を焦がす等の失敗を防止することができる。
第8の発明は、特に第1〜第7のいずれか1つの発明において、報知手段を有し、残時間表示手段にて大なる動作残時間を表示中に、小なる動作残時間が0となれば、前記報知手段にて小なる動作残時間としている加熱部の動作を終了する旨の報知を行い該当する加熱部の動作を終了すると共に、前記残時間表示手段の表示を小なる動作残時間の表示に切り換え、前記報知を終了後は再度大なる動作残時間の表示に戻るよう構成としたものである。これにより、音声などで調理終了を使用者に報知できると共に、調理終了した加熱部がどれであるか、あるいは何の報知を行っているかを視覚的にも認識できる。
以下本発明の加熱調理器の実施の形態を誘導加熱調理器を例に取り上げ、図面に基づいて説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態の構成を示すブロック図である。
図1の誘導加熱調理器において、鍋等の被加熱物を誘導加熱する第1の加熱部1、第2の加熱部2を有し、操作表示部3は選択手段3aを含み、第1の加熱部1及び第2の加熱部2の動作設定状態を設定し、その設定状態に対応した表示をそれぞれ独立して表示する、スイッチ等、LEDやLCDで構成したものであり、スイッチ等で構成された選択手段3aとLCDまたはLEDから成りセグメント表示で数字を示す残時間表示手段11a、LEDで構成された選択表示手段12を含んでいる。タイマカウンタ4は第1の加熱部1及び第2の加熱部2の調理タイマ等の動作時間をカウントするものであり、記憶手段5は第1の加熱部1及び第2の加熱部2に設定された動作時間の差を記憶するものであり、報知手段13はスピーカまたはブザー等で構成されたものである。
上記構成において、その動作を説明する。使用者が操作部表示3のスイッチ等を操作することにより操作部表示3は第1の加熱部1または第2の加熱部2に動作開始あるいは設定火力の信号を出力する。これを受けた第1の加熱部1または第2の加熱部2は加熱動作を開始したり、あるいは加熱動作中のものに対しては火力の設定を変える等の動作を行う。これと同時に操作表示部3は設定した各加熱部の設定状態を表示している。この時、操作表示部3はLEDで構成された動作表示要素を各加熱部に対応して独立して有しているので、使用者はどの加熱部がどのような設定状態で動作しているのかを容易に視認することができる。
例えば、第1の加熱部1の動作を設定する場合には、図1に示す第1の操作領域6の「切/入」キー6a、「火力アップ」キー6b、「火力ダウン」キー6cで、第1の加熱部1の加熱開始と停止は「切/入」キー6aを押す毎に設定でき、加熱中に「火力アップ」キー6bまたは「火力ダウン」キー6cを押せば、第1の加熱部1の加熱火力を設定することができる。これと同時に第1の表示領域9内の加熱状態を示すLED9a、火力設定状態を示すLED9bに、設定されている状態を点灯・消灯によって表示する。加熱中であれば加熱状態を示すLED9aを点灯させ、加熱停止中であれば消灯させる。また、火力設定状態はLED9bの中の、設定されている火力、本実施の形態では「強」・「中」・「弱」といった火力、に対応したLEDを点灯させる。同様に第2の加熱部2の動作を設定する場合には、図1に示す第2の操作領域7の「切/入」キー7a、「火力アップ」キー7b、「火力ダウン」キー7cで、第2の加熱部2の加熱開始と停止は「切/入」キー7aを押す毎に設定でき、加熱中に「火力アップ」キー7bまたは「火力ダウン」キー7cを押せば、第2の加熱部2の加熱火力を設定することができる。これと同時に第2の表示領域10内の加熱状態を示すLED10a、火力設定状態を示すLED10bに設定されている状態を点灯・消灯によって表示する。加熱中であれば加熱状態を示すLED10aを点灯させ、加熱停止中であれば消灯させる。また、火力設定状態はLED10bの中の、設定されている火力、本実施の形態では「強」・「中」・「弱」といった火力、に対応したLEDを点灯させる。
また、タイマ設定を行う場合には、図1に示す第3の操作領域8の中の選択手段3aの「選択」キーで所望の加熱部を選択する。この場合、「選択」キー3aを押す度に、選択する所望の加熱部を変更することができる。こうすることで、選択可能な加熱部の数だけスイッチを設けることなく、複数の加熱部から所望の加熱部を選択することができる。この後、第3の操作領域8の中の「分」キー8aを押すことによってタイマ調理の時間を設定する。本実施の形態では「分」キー8aを1回押す度にタイマ設定時間を1分づつ増加させている。タイマ調理をやめるときは「取消」キー8bを押す。これと同時に第2の表示部5の第3の表示領域11内に配置され選択された加熱部を表す「第1」LED5aまたは「第2」LED5bを点灯させ、「分」キー8aを押す毎に数字表示素子5cの表示を「0」から1刻みに増加させて表示している。
この時、例えば第1の加熱部1に調理タイマとして動作時間(30分)を設定すると、カウントタイマ4はこの第1の加熱部1に対する第1の動作残時間をカウントし、残時間表示手段11aには第1の動作残時間が減じる度(1分毎)にその表示を更新しながら表示する。加えて、もう一方の第2の加熱部2に対しても調理タイマとして動作時間(40分)を設定すると、この時点で先にタイマ動作している第1の加熱部1の現時点の第1の動作残時間(5分経過後に第2の加熱部2への調理タイマが設定されたとして、25分)と第2の加熱部2での第2の動作残時間、この時は設定された動作時間そのもの、とを比較して大きい方をカウントタイマ4はカウントする。これと同時に2つの動作残時間差を演算してその値を記憶手段5で記憶する。この場合第2の動作残時間が大きいので、記憶手段5に記憶される値は15分となる。
これにより、この時点の各動作残時間は、第2の動作残時間はカウントタイマ4がカウント開始する初期値で40分、第1の動作残時間は、第2の動作時間の40分から、記憶手段5に記憶している値15分との差で25分と算出され、残時間表示手段11aに、第2の動作残時間を表示する場合は、カウントタイマの値そのままの40分を表示し、第1の動作残時間を表示する場合は、上記で算出した(40分−15分=)25分を表示する。同様に、1分経過後には、カウントタイマ4が1分をカウントしているので、第2の動作残時間は39分、第1の動作残時間は、第2の動作残時間39分と記憶手段5に記憶している値15分との差で24分と算出され、残時間表示手段11aに、第2の動作残時間を表示する場合は、カウントタイマ4の値そのままの39分を表示し、第1の動作残時間を表示する場合は、上記で算出した(39分−15分=)24分を表示する。この動作を繰り返すことで、1つのカウントタイマ4でのカウントであっても、2つの動作残時間を求め、所望の加熱部での動作残時間を残時間表示手段11aに表示することができる。
また、第1の加熱部1及び第2の加熱部2が動作中でなく、第2の加熱部2にタイマ調理をさせる場合には、まず、選択手段3aの「選択」キーを2回押して、第2の加熱部2を選択し、次に「分」キー8aを、所望の調理時間になるまで押して、本実施の形態では3回押せば3分にというように、調理時間を設定する。その後「切/入」キー7aを押すことによって第2の加熱部2の加熱を開始させると、第2の加熱部2は設定した調理時間になるまで加熱を継続し、設定した調理時間に到達すると自動的に加熱を停止する。これと同時に第2の表示部5は、第2の加熱部2が選択されていることを示す「第2」LED5bを点灯させ、数字表示素子である残時間表示手段11aは「3」を表示する。その後、「切/入」キー7aが押されると、第2の表示領域10の加熱状態を示すLED10aを点灯させると共に、加熱火力は火力設定状態を示すLED10bの中の初期値である「強」の位置のLEDを点灯させている。また、調理時間の進行と共に残時間表示手段11aはその表示している数字を減じた値を「0」になるまで表示する。第2の加熱部2は設定された調理時間になると、報知手段13がブザー吹鳴等で報知しつつ自動的に加熱を停止すると共に、第2の表示領域10内のLEDを消灯し、第3の表示領域11の表示を消灯する。
更に、第2の加熱部2が加熱中に選択手段3aの「選択」キーを1度押せばすぐに第2の加熱部2が選択された状態になり、第2の加熱部2が選択されたことを示す「第2」LED5bが点灯する。また、加熱動作中である加熱部のみタイマ設定できるようにすれば、第1の加熱部1及び第2の加熱部2が両方非動作であれば、タイマ調理したい加熱部を加熱動作に設定してから、「分」キー8aを押せば、直ぐに加熱動作中の加熱部のタイマ設定ができる状態、即ち動作している方の選択表示手段12の「第1」LED12aまたは「第2」LED12bが点灯して残時間表示手段11aは該当加熱部に対する動作設定時間を表示する。
このように、動作している加熱部を優先して選択或いは限定して選択できるようにすることで、使用者が選択手段3aの「選択」キーを押す動作数を低減すると共に、使用者が、一方の加熱部のみが動作しているときに、この加熱部に動作時間設定を行うつもりが、他方の非動作の加熱部に対して動作時間設定をしてしまい、実質意図した加熱調理結果にならなかった、例えば、調理物を焦がす等の失敗を防止している。
第2の加熱部2がタイマ調理中で、第3の表示領域11に、第2の加熱部2が選択されていることを示す「第2」LED5bが点灯し、第2の加熱部2に設定された調理時間あるいは調理終了までの時間を残時間表示手段11aで表示している時に、選択手段3aの「選択」キーを1回押すと、第2の加熱部2のタイマ調理に関する表示を一旦消灯すると共に第1の加熱部1が選択されていることを示す「第1」LED5aを点灯する。この時第2の加熱部2のタイマ調理動作は継続して進行している。そして、「分」キー8aを、所望の調理時間になるまで押して、本実施の形態では5回押せば5分にというように、調理時間を設定すると、残時間表示手段11aは「5」を表示する。その後「切/入」キー6aを押すことによって第1の加熱部1の加熱を開始させると、第1の表示部4の第1の表示領域9の加熱状態を示す「加熱」LED9aを点灯させると共に、加熱火力は火力設定状態を示すLED9bの中の初期値である「強」の位置のLEDを点灯させる。その後第1の加熱部1は設定した調理時間になるまで加熱を継続し、調理時間の進行と共に数字表示素子5cはその表示している数字を減じた値を「0」になるまで表示しながら、設定した調理時間に到達すると、報知手段13がブザー吹鳴等で報知しつつ第1の加熱部1は自動的に加熱を停止する。この後は、未だ第2の加熱部2でのタイマ調理が進行しているので、第3の表示領域11は自動的に、第2の加熱部2の動作残時間及び「第2」LED5bを点灯表示する。
第1の加熱部1がタイマ調理中で第3の表示領域11では第1の加熱部1のタイマ調理状態を表示し、且つ第2の加熱部2もタイマ調理中の時は、第2の加熱部2のタイマ設定状態の表示だけを停止しているので、選択手段3aの「選択」キーを1回押すと、第3の表示領域11では第1の加熱部1のタイマ調理状態を消灯して第2の加熱部2のタイマ調理状態を表示する。更に再び選択手段3aの「選択」キーを1回押すと、第2の表示部5は第2の加熱部2のタイマ調理状態を消灯して第1の加熱部1のタイマ調理状態を表示する。このようにすることで、1つの数字表示素子で複数の加熱部のタイマ調理状態を表示できるので、使用者が、所望の加熱部のタイマ調理の動作残時間を任意に視認できる。この第1の加熱部1のタイマ調理状態を表示している時に、先に第2の加熱部2の動作残時間が「0」になった場合は、一旦第3の表示領域11では第2の加熱部2のタイマ加熱状態の表示に切り換える(残時間表示手段11aは「0」、選択表示手段12は「第2」LEDをそれぞれ点灯表示)と共に、報知手段13がブザー吹鳴等で調理終了の報知をしつつ第2の加熱部2は自動的に加熱を停止した後、再び第1の加熱部1のタイマ加熱状態の表示を行う。このことにより、使用者にどちらの加熱部のタイマ調理が終了しているのかを視覚的に伝達することができる。
また、同様に第1の加熱部1がタイマ調理中で、且つ第2の加熱部2もタイマ調理中の時は、それぞれのタイマ設定状態を所定の時間間隔で交互に表示させることも可能である。この場合は、使用者が選択手段3aの「選択」キー等のキーを操作しなくても、1つの数字表示素子で複数の加熱部のタイマ調理状態を表示して使用者が所望の加熱部のタイマ調理の動作残時間を視認できる。
以上のように本実施の形態によれば、第3の表示領域11内に配設された、1つの数字表示素子と2つのLEDで、複数の加熱部のタイマ調理等の動作残時間を、「選択」キーの操作等で、使用者の意図に合致させて所望の加熱部ものを表示したり、あるいはキー操作なしで、時系列的に交互に複数の加熱部の、複数の動作残時間を切り換えて表示させることができるので、全表示領域面積を増加させることなく、且つ、これらの動作をカウントタイマを1つと一方の加熱部の動作残時間と、記憶手段への2つの動作残時間の差との演算処理により、マイクロコンピュータ等の内部タイマの増加或いはタイマカウントによるプログラム領域の占有量増加を抑制しつつ、タイマ機能を所望の全ての加熱部に搭載できる。更に、複数の所望の加熱部に調理タイマを付与しつつ、操作表示領域の増加や第3の表示領域、第3の操作領域を構成する電子部品やそれに付随する構造部品の増加をも抑制できる。
尚、本実施の形態では加熱部が2つ存在する場合について述べているが、3つ以上存在する場合でも、例えば、3つの場合には大なる残時間を基準としてそのまま表示し、他の2つの残時間をその各差を記憶して演算して指定することによりそれぞれ表示可能となるので同様の効果を得られる。さらに、再設定等により今の大なる残時間より大きく設定されると、これが新たな大なる残時間として基準となり同様の効果を得られるものである。
また、本実施の形態では表示する動作残時間は2桁で分単位に表示しているものを示しているが、必要に応じて、3桁以上の表示器を用いて時分秒をきめ細かく表示しても良い。
本発明の加熱調理器は、マイクロコンピュータ等を用いたシステムで構築され、且つ複数の加熱部に調理タイマを付与した調理器のコストダウン或いは操作表示領域の削減等に寄与できるので、複数の加熱部を有した、誘導加熱調理器等の電気調理器、或いは電気以外の熱源を用いたガスコンロ等に適用できる。
本発明の実施の形態1における加熱調理器の略図及びブロック図
符号の説明
1 第1の加熱部
2 第2の加熱部
3 操作表示部
4 タイマカウンタ
5 記憶手段
3a 選択手段
11a 残時間表示手段
12 選択表示手段
13 報知手段

Claims (8)

  1. 第1及び第2の加熱部と、前記第1及び第2の加熱部の各々の動作を独立して設定すると共に、この設定内容を表示する操作表示部とを有し、前記操作表示部は、前記第1及び第2の加熱部の動作時間を各々独立して設定し、それらの動作残時間の何れか1つを表示する残時間表示手段と、1つのタイマカウンタと、記憶手段とを備え、前記タイマカウンタは、前記第1及び第2の加熱部に対応した第1及び第2の動作残時間の中で大なる動作残時間をカウントし、前記記憶手段は、前記第1の動作残時間と前記第2の動作残時間との差を記憶し、前記残時間表示手段へは、前記大なる動作残時間はそのまま表示、小なる動作残時間は、前記大なる動作残時間と前記記憶手段で記憶している値との差分を表示するよう構成した加熱調理器。
  2. 残時間表示手段に表示している動作残時間がどの加熱部のものであるかを示す選択表示手段を有する構成の請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 操作表示部が選択手段を有し、前記選択手段にて選択された加熱部の動作残時間を残時間表示手段に表示する構成の請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 選択手段はスイッチから成り、前記スイッチの押下動作の繰り返しで加熱部の選択を行う構成とした請求項3に記載の加熱調理器。
  5. 第1及び第2の加熱部が動作時間を設定されている場合に、各々の動作残時間を時系列で残時間表示手段に順次表示する構成の請求項1または2に記載の加熱調理器。
  6. 加熱動作を実行している加熱部を優先して動作時間の設定ができる構成の請求項1〜5のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  7. 加熱動作を実行している加熱部に対してのみ動作時間の設定ができる構成の請求項1〜6のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  8. 報知手段を有し、残時間表示手段にて大なる動作残時間を表示中に、小なる動作残時間が0となれば、前記報知手段にて小なる動作残時間としている加熱部の動作を終了する旨の報知を行い該当する加熱部の動作を終了すると共に、前記残時間表示手段の表示を小なる動作残時間の表示に切り換え、前記報知を終了後は再度大なる動作残時間の表示に戻るよう構成した請求項1〜7のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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