JP4414888B2 - 車両用ホイール - Google Patents

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Description

【技術分野】
本発明は、ホイール基体の外側に加飾キャップを装着してなる車両用ホイールに関するものである。
【背景技術】
例えば自動車用として用いられる車両用ホイールにあっては、車軸が接合されるディスク部と、タイヤを取り付けるリム部とから構成されており、スチール製ホイールやアルミニウム製ホイール等が存在する。近年、このような車両用ホイールは、その強度、繰安性、軽量化等の力学的な性能に加え、ホイールの外観がデザインされた意匠性への要求が高まっている。これにより、鋳造によって一体的に生産できるアルミニウム製のホイールが、外観形状の自由度が高いため、主流となっている。
一方、上記スチール製ホイールにあっては、アルミニウム製ホイールに比して安価であることから、汎用ホイールとして利用されている。このようなスチール製ホイールは、その外側に樹脂製の加飾キャップを装着して意匠性を高めるようにしたものが多い。ここで、加飾キャップは、ホイールの意匠性を単独で表現するものとしていることから、スチール製のホイール基体が外側から見えないように、ホイール表面のほぼ全体を覆うようにした構成が一般的である。しかし、この加飾キャップにより表面全体を覆うスチール製ホイールでは、放熱冷却性に問題が生じるため、ホイール基体の放熱孔を妨げないようにした加飾キャップを装着した構成(例えば、日本特開2001−10301号)が提案されている。さらに、アルミニウム製ホイールにあっても、加飾キャップを装着したホイールが存在する。このようなアルミニウム製ホイールとして、アルミニウム製のホイール基体に上記した力学的な性質を持たせ、加飾キャップに意匠性を持たせるというように、個々に役割分担させるようにした構成(例えば、日本特開平9−193601号)が提案されている。尚、この構成でも、前記スチール製ホイールと同様、加飾キャップがホイール基体の表面を覆い、該加飾キャップのみによってホイールの意匠面が構成されている。
また、このような加飾キャップを装着した車両用ホイールにあって、該加飾キャップがホイール基体に隙間無く接触するように、加飾キャップをホイール基体に装着する構成のものも存在する。
ところで、車両用ホイールは、自動車等の車両の走行中にあって、ディスク部の、車軸が接合されるハブ取付部とリム部との間に形成されたディスク径部で、半径方向外側からの負荷や曲げモーメント等の外力を負担することとなる。このため、走行中にはディスク径部が、この外力によって弾性変形を繰り返し、振動することとなる。ここで、スチール製やアルミニウム製等のホイール基体に、ABS等の樹脂製加飾キャップを装着してなる車両用ホイールにあっては、車両走行中に、前述したディスク径部が弾性変形を繰り返す振動に加え、該ホイール基体から伝わる負荷や変形によって加飾キャップも変形して振動することとなる。このようなホイール基体の振動と加飾キャップの振動とは、それぞれが異なる弾性率及び固有振動数等を有する材料であることから、振幅や強弱等の振動特性が異なっている。そのため、これら各振動によって加飾キャップとホイール基体とが互いに衝突と離間とを繰り返す衝接作用が生じることとなり、衝突時に発生する異音によって、走行中のホイールから騒音が発生するという問題がある。またここで、ホイール基体と加飾キャップとを隙間なく接触させるようにした場合には、ホイール基体の振動と加飾キャップの振動とによる衝接作用が顕著となり、走行中に発生する騒音が大きくなる。
本発明は、かかる問題点を解決し、意匠性を向上させつつ、走行時に発生する騒音を低減させ得る、ホイール基体に加飾キャップを装着してなる車両用ホイールを提案するものである。
【発明の開示】
本発明は、ディスク部とリム部とからなるホイール基体に、その外側から加飾キャップを加被してなる車両用ホイールにおいて、該加飾キャップが、ディスク部の、車軸と接合されるハブ取付部からリム部に連成されるディスク径部を、ホイール半径方向に沿って部分的に覆う易変形細杆部を備え、該易変形細杆部の外面と、ディスク径部の露出外表面とで、意匠面を構成するようにしたものであって、前記加飾キャップの易変形細杆部は、ディスク径部の略中央部分を覆う、相対的に薄厚状の変形容易部分を備えていることを特徴とする。ここで、ディスク径部の露出外表面とは、易変形細杆部によって覆われず、外側に露出する部位を示す。また、車両用ホイールにあって、自動車等の車両に取り付けた場合に、該車両の外側に向く面が、該ホイールの意匠面となる。
かかる構成にあって、易変形細杆部は、ホイール基体のディスク径部を被覆する被覆領域が小さく、部分的に覆う細形状としているものであることから、該易変形細杆部はディスク径部に比して剛性が低く、変形し易いものとなっている。このため、本発明の車両用ホイールにあっては、車両の走行中に受ける半径方向負荷や周方向負荷、捻り力、曲げモーメント等の外力によって、加飾キャップの易変形細杆部が、該易変形細杆部より剛性の高いディスク径部の弾性変形に追従して変形することとなり得る。而して、ディスク径部の振動と易変形細杆部の振動との特性差が小さくなり、これら振動によって生ずるディスク径部と易変形細杆部との繰り返し衝突、いわゆる衝接作用が減少し、異音の発生を低減させることができる。さらに、走行中に受ける捻り振動や横方向振れ等によって生ずる、易変形細杆部とディスク径部との摩擦作用も減少でき、これにより生ずる異音の発生を低減できる。尚、加飾キャップが、例えば樹脂材料のように、ホイール基体に比して弾性率が低い材料により形成されてなるものにあっては、易変形細杆部の剛性がディスク径部の剛性に比してさらに低くなるから、該易変形細杆部は、ディスク径部の弾性変形に対する追従性が一層良くなる。
また、この易変形細杆部は、ディスク径部を部分的に被覆する細形状であるため、加飾キャップの他の部位に比しても柔らかく、変形し易くなっている。したがって、この加飾キャップを、一般的な、ホイール基体にキャップ外周縁やキャップ中央部分等で接合された構成として、易変形細杆部を径方向の内外で変形を拘束した場合にあっても、上述のように車両の走行中に受ける力によって生ずるディスク径部の弾性変形に追従して変形し易く、衝接作用を減少できる。
従って、かかる本発明の車両用ホイールは、車両走行中において、優れた低騒音性を発揮できる。
このような本発明の加飾キャップとしては、易変形細杆部が、リムフランジ部を覆う外周縁部とホイール基体の中心部にあるハブ孔を覆うハブ孔被覆部と夫々に連成され、かつ、易変形細杆部が該外周縁部からバブ孔被覆部に向かって放射状に形成されてなる構成が好適に用い得る。また、本発明の加飾キャップは、コイルや板バネ等の付勢力を有する係止爪によってホイール基体に装着する方法や、ハブ取付部でハブと固定するボルトによって同時に装着する方法等、様々な装着方法によってホイール基体に装着させることができる。
また、かかる構成にあっては、易変形細杆部の外面と、該易変形細杆部により被覆されていない、ディスク径部の露出外表面とで、意匠面を構成するようにしたものであるから、該意匠面は、易変形細杆部とディスク径部とによって軸方向に奥行きを形成でき、立体感が強調される三次元形態となり得る。このように、車両用ホイールの意匠面を、加飾キャップとホイール基体の外表面との融合により構成することにより、近年、意匠性が積極的に求められるホイールにあって、これまでにないファッション性を生じさせ得るから、商品価値を一層向上させることができる。また、かかる車両用ホイールは、同じホイール基体であっても、加飾キャップを異なる形状のものに変更することによって、容易に、別の意匠面を構成するホイールとすることができるから、流行や使用者の好みに応じて様々な外観に変化させることができるという優れた利点もある。而して、本発明の車両用ホイールは、上述した低騒音性と意匠性とを高いレベルで両立することができるものである。尚、本発明の加飾キャップは、ホイール基体と共同してホイールの意匠面を形成するものであるから、上述した従来の、単独でホイールの意匠性を受け持つ加飾キャップとは異なる。
このような車両用ホイールでは、ホイール基体の外表面の露出部分が比較的多くなることから、ホイールの放熱性を高めることができ、ブレーキ等の冷却性が一層向上する。また、上記のようにホイール基体と加飾キャップとの融合によって意匠面が構成されることから、意匠性向上のために、ホイール基体及び加飾キャップの各外面形態を複雑な形状とする必要性も小さい。そのため、ホイール基体や加飾キャップの製造にあって、金型構造の簡素化やそれに伴う経費の削減等を行うことが可能となるから、各製造工程が一層効率化できるという利点もある。
また、本発明にあって、ディスク径部をホイール半径方向に沿って部分的に覆う加飾キャップの易変形細杆部は、ディスク径部の略中央部分を覆う、相対的に薄厚状の変形容易部分を備えている。
ここで、ディスク径部は、ハブ取付部とリム部との間に連成され、これら連成部で拘束されていることから、一般的にディスク径部の径方向に沿った略中心部分が最も大きく変形することとなる。このため、ディスク径部の略中央部分で、上述した衝接作用が最も大きく発生する。そこで、本発明にあっては、易変形細杆部に、このようなディスク径部の略中央部分を少なくとも被覆するようにした変形容易部分が形成されている。ここで、変形容易部分は易変形細杆部の他の部分に比して薄厚状としているため、該易変形細杆部で最も剛性が低く、変形し易い部分となっている。したがって、車両走行中にディスク径部の略中央部分で生ずる最も大きな弾性変形に、変形容易部分が追従して変形することができる。而して、走行中の振動により生ずる衝接作用を減少させることができ、異音の発生を効率的に低減することができる。このように、変形容易部分を備えた構成にあっても、易変形細杆部は全体として、上述した衝接作用を減少させる機能を有するものとなっている。
上述のような車両用ホイールにあって、加飾キャップの易変形細杆部が、ディスク径部の外表面の、該易変形細杆部に覆われる被覆面と整一に密接するようにした内面形状を備えている構成が提案される。易変形細杆部がディスク径部を部分的に覆うようにした本発明の車両用ホイールにあっては、加飾キャップに被覆されていない、ホイール基体の露出部分から、易変形細杆部とディスク径部との境界が視認可能であり、仮に、該境界に隙間があると、意匠面の美観を損なうこととなり得る。そのため、ディスク径部の被覆面と易変形細杆部との境界をほぼ隙間無く密接させることにより、該境界の見た目をより良くし、当該ホイールの意匠性を向上させることができる。尚、易変形細杆部とディスク径部とは、例えば、加飾キャップが、ホイール中心に近い部位と、リムフランジ部に近い部位との両方でホイール基体に固定されるような構成とすることにより、両者を適正に密接させることが可能である。
このようにホイール基体と加飾キャップとを密接した車両用ホイールにあって、上述した従来構成では、走行中に発生する外力によって生じる、該ホイール基体と加飾キャップとの衝接作用による干渉が大きな問題である。ところが、本発明の車両用ホイールにあっては、柔らかく変形し易い易変形細杆部を備える加飾キャップを装着してなるものである。これにより、易変形細杆部とディスク径部とが密接した構成にあっても、上述のように、走行中に受ける力によって弾性変形するディスク径部に、該易変形細杆部が追従し、両者の衝接作用を減少できる。而して、走行中に発生する異音を減少でき、総じて、低騒音性を発揮することが可能となる。
ここで、易変形細杆部としては、ディスク径部を被覆する内面形状が、該ディスク径部の外表面と整一面となっている構成とすることができる。この場合には、内面のほぼ全域、または所定領域をディスク径部の被覆面と隙間無く密接させるようにしている。このような易変形細杆部には、例えば、中実の断面形状である構成や、中空の断面形状である構成等が好適である。
またここで、易変形細杆部が、ディスク径部の被覆面と整一に密接する側辺端を備えた構成も提案される。かかる構成にあっては、ディスク径部の外表面との境界部分に該外表面と整一な側辺端が形成されているものであり、上述と同様に、ホイール基体の露出部分からの見た目を良くでき、車両用ホイールの意匠性を高め得る。このような易変形細杆部としては、例えば、側辺端を開口辺端とする断面形状が略コ字型の構成とすることができる。この構成では、ディスク径部の外表面を被覆し、かつ該外表面と接触する開口辺端、すなわち両側片端が外表面と整一に密接することとなる。また、加飾キャップの形態により、一方の開口辺端のみが外表面と接触するようにした場合にあっては、この一方が側辺端となる。
尚ここで、易変形細杆部が略コ字型の断面形状である構成の場合には、上述したように易変形細杆部に、ディスク径部の略中央部分を覆うように変形容易部分が形成されている構成が好適である。すなわち、変形容易部分を、例えば、略コ字型断面の両側壁の高さを低くすることにより相対的に薄厚状として、ディスク径部の最も大きい弾性変形に充分に追従できるようにする。
このような車両用ホイールにあって、ホイール基体のディスク径部が、軸方向外側に隆起する形状となっている構成が提案される。かかる構成にあっては、車両走行中に生じる半径方向負荷や曲げモーメント等の外力を、ディスク径部の隆起形状が比較的大きく弾性変形することによって、充分に負担できるようにしたものであるから、当該車両用ホイールの耐久性を一層向上させることができる。このように、ディスク径部が比較的大きく弾性変形する隆起形状とした構成であっても、本発明の易変形細杆部はその弾性変形に追従することができる。而して、ディスク径部と易変形細杆部との各振動により生ずる衝接作用を減少できるから、異音の発生を低減でき、総じて、低騒音性を発揮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明にかかる車両用ホイール1の平面図である。図2は、車両用ホイール1の斜視図である。図3は、車両用ホイール1の、図1のA−A’断面の断面図である。図4は、車両用ホイール1の、図1のB−B’断面の断面図である。図5は、車両用ホイール1の、ホイール基体2を表す斜視図である。図6は、車両用ホイール1の、加飾キャップ3を表す斜視図である。図7は、加飾キャップ3をホイール基体2に装着した状態を表す断面図である。図8は、本発明にかかる他の加飾キャップ3’を表す斜視図である。図9は、加飾キャップ3’をホイール基体2に装着した状態を表す断面図である。図10は、本発明にかかる他の車両用ホイール51の斜視図である。
【発明を実施するための最良の形態】
本発明の実施形態例を添付図面に従って説明する。
図1は、スチール製のホイール基体2にABS樹脂製の加飾キャップ3が装着された、自動車用として用いられる車両用ホイール1を外側から見た平面図である。また、図2はこの車両用ホイール1の斜視図である。この車両用ホイール1は、ホイール基体2に、ディスク径部7の外表面の両側域(被覆面25)を半径方向に沿って覆う、一対の易変形細杆部20,20が各ディスク径部7毎に構成された加飾キャップ3が装着されてなる。
この車両用ホイール1を構成するホイール基体2を、図3の車両用ホイール1の縦断面図(図1のA−A’断面)及び、図5のホイール基体2の斜視図によって説明する。このホイール基体2は、リム部4となるホイールリムと、ディスク部5となるホイールディスクからなる、いわゆる2ピースタイプである。かかるホイール基体2は、ホイールリム(リム部4)のドロップ部14の内周面に、ホイールディスク(ディスク部5)のディスクフランジ部10を内嵌した後、隅肉溶接によって、ディスクフランジ部10の先端領域をドロップ部14に溶接して一体化されてなる。なお、隅肉溶接には、アーク溶接、レーザー溶接等の公知技術を用いることができる。
ここで、ディスク部5は、中心にハブ孔6を有し、その半径方向外側に位置し周方向に互いに均等間隔で五個のボルト孔8が形成されている。さらに、各ボルト孔8の半径方向外側から、外方向に向かって隆起する形状となるディスク径部7が放射状に五箇所設けられており、互いに隣り合うディスク径部7の間に、熱放射孔9が形成されている。そして、これらディスク径部7及び熱放射孔9の半径方向外側には、ディスク部5の軸方向と略平行となるディスクフランジ部10が形成されている。一方、このディスク径部7の半径方向内側がハブ取付部11であり、該ハブ取付部11の裏面に、車軸のハブと連結するハブ取付面17が形成されている。
一方、リム部4は、両側の開口縁にタイヤのサイドウォール部を支持するリムフランジ部12a,12bが形成されており、自動車に取り付けた際に外側となるリムフランジ部12aには、タイヤのビードを着座させるビードシート部13aが連成され、内側のリムフランジ部12bにはビードシート部13bが連成されている。さらに、外側のビードシート部13aのホイール内側方向にはタイヤ装着時にタイヤのビードを落とすためのドロップ部14が、該ドロップ部14からホイール径方向に立ち上がったウエル部15aを介して設けられている。そして、このドロップ部14のホイール内側方向には、ウエル部15bを介してレッジ部16が連成されており、このレッジ部16は、内側のビードシート部13bに連成されている。ここで、ビードシート部13a,13b、及びレッジ部16はホイール軸方向とほぼ平行となるように設けられている。また、外側のビードシート部13aとウエル部15aとの連成部位には、ホイール径方向外側に凸形状としたハンプ部19が周成されている。そして、このハンプ部19の内周側には、凹溝が周成されている(図7参照)。
次に、このようなホイール基体2の外側に装着される加飾キャップ3について、図1〜図3及び図6により説明する。この加飾キャップ3の中心には、ホイール基体2のハブ孔6を覆うハブ孔被覆部22が形成され、外周縁には、ホイール基体2のリムフランジ部12aを覆う外周被覆部23が周成されている。そして、ホイール基体2のディスク径部7の両側域(被覆面25)を半径方向に沿って被覆する、一対の易変形細杆部20,20が前記ハブ孔被覆部22から外周被覆部23に向かって放射状に配設されている。尚、この一対の易変形細杆部20,20は、互いの中間(ディスク径部7の中心)に在る半径線に対し鏡面対称となるように設けられている。ここで、易変形細杆部20,20には、上記したディスク径部7のほぼ中央に位置する最も隆起した部分を被覆するように、変形容易部分20a,20aが夫々に形成されている。また、ホイール基体2の熱放射孔9の孔縁を覆うように、隣り合うディスク径部7,7をそれぞれ被覆する二つの易変形細杆部20,20と、外周被覆部23と、ハブ孔被覆部22とから該熱放射孔9の孔内側方向に延成され、かつ、該熱放射孔9の開孔形状を略形成した開孔周壁24が、各熱放射孔9毎に形成されている。この開孔周壁24は、ホイール基体2の熱放射孔9による放熱性を妨げず、当該加飾キャップ3を装着した場合にあっても、車両用ホイール1が優れた冷却性を発揮できるようにしている。
ここで、易変形細杆部20は、図4(図1のB−B’断面)のように、略コ字型の断面形状となっている。そして、ホイール基体2に装着された場合に、ディスク径部7の被覆面25上に密接される側辺端26が、該ディスク径部7の内側となる一方のコ字開口辺端に形成されている。ここで、側辺端26は、被覆面25と整一な端面形状に形成されている。また、本実施形態例にあっては、易変形細杆部20の、側辺端26と反対側のコ字開口辺端は、上述した開孔周壁24に連成されており、該コ字開口辺端から開孔周壁24に連成する付近の裏面が、ディスク径部7の側辺に接触するようにしている。
本実施形態例にあっては、上述したように、ディスク径部7を覆う易変形細杆部20,20に、該ディスク径部7のほぼ中央に位置する最も隆起した部分を被覆するように変形容易部分20a,20aが形成されている。これは、上述したように、ホイール軸方向外側に隆起するディスク径部7にあって、ほぼ中央に位置する最も隆起した部分が、自動車の走行中に受ける振動によって最も大きく変形することから、この略中央部分を、最も変形し易い変形容易部分20aで被覆したものである。ここで、変形容易部分20a,20aは、易変形細杆部20,20の半径方向に沿った略中央部分に形成されており、図4のように略コ字型の断面形状となっている。この変形容易部分20a,20aは、ディスク径部7の最も隆起する部分を被覆しているため、易変形細杆部20の他の部分に比して、断面コ字型の側壁高さを低くした薄厚状に形成されている(図3、図7参照)。このため、変形容易部分20aは、易変形細杆部20にあって最も剛性が低く、かつ変形し易くなっている。
この加飾キャップ3には、図7のように、外周被覆部23の内側面から内側方向に、外周装着片30が、周方向に均等間隔で五個形成されている。この外周装着片30の先端部には、ホイール基体2のハンプ部19の裏側凹溝に係止する係止爪31が形成されている。この外周装着片30は、加飾キャップ3が装着された状態で、外周被覆部23がホイール基体2のリムフランジ部12aと接触しないような長さに設定されており、該リムフランジ部12aに装着されるバランスウエイト(図示省略)と外周被覆部23とが接触し干渉することを防止している。さらに、加飾キャップ3の、ハブ孔被覆部22の内側には、ハブ孔6の開孔縁40に係止される孔係止爪33が先端部に形成された孔装着片32が、内側方向に突成されている。そして、前記外周装着片30の係止爪31をハンプ部19の裏側凹溝に係止すると共に、孔装着片32の孔係止爪33を開孔縁40に係止することにより、当該加飾キャップ3がホイール基体2に装着される。ここで、外周装着片30と孔装着片32とがそれぞれ、径方向に付勢された状態で係止されるようにしていることから、その付勢力によって加飾キャップ3がホイール基体2にしっかりと固定されると共に、易変形細杆部20,20の側辺端26、26をディスク径部7の被覆面25に密接される。尚、このような外周装着片30及び孔装着片32は、図1〜図4及び図6では省略している。
このように、加飾キャップ3を、ホイール径方向の中心域と外周域とでホイール基体2に固定することにより、該ホイール基体2から外れにくくすることができる。また、易変形細杆部20,20の側辺端26,26がディスク径部7の被覆面25と密接していることにより、ホイール基体2の露出部28から覗く、易変形細杆部20,20とディスク径部7との境界の見た目が良くなり、意匠面の美観を一層優れたものとすることができる。さらにまた、このように易変形細杆部20,20とディスク径部7とを隙間無く密接させることにより、雨水等の水分が略コ字型の断面形状である易変形細杆部20,20の内側に進入することを防止できることから、腐食等による劣化を適切に防ぎ得るという優れた利点も有する。
このようなホイール基体2に加飾キャップ3を装着した車両用ホイール1にあっては、加飾キャップ3と、該加飾キャップ3によって被覆されていないホイール基体2の露出部28とによって、意匠面が構成されることとなる。かかる意匠面では、加飾キャップ3の易変形細杆部20,20と、その間に露出するディスク径部7の露出部28とによって奥行きが生じ、立体感に優れた三次元形態が形成されている。また、加飾キャップ3の易変形細杆部20,20が、ハブ孔被覆部22から外周被覆部23に向かって、ホイール軸方向外側に傾斜する形状としており(図3参照)、当該車両用ホイール1の立体感を一層強調させている。而して、この車両用ホイール1は、従来の構成にはない、意匠面を複雑な三次元形態とした、優れた意匠性を発揮するものとなる。尚、本実施形態例にあっては、加飾キャップ3の一対の易変形細杆部20,20の間から覗く露出部28に、ボルト孔8も含まれている。
上述の車両用ホイール1に、タイヤを装着して、半径方向負荷耐久試験(JIS D 4103)と、回転曲げ耐久試験(JIS D 4103)を行った。ここで、半径方向負荷耐久試験は、一定速度で回転するタイヤを装着したホイールに半径方向負荷を加える試験であり、回転曲げ耐久試験は、一定速度で回転するホイールのハブ取付面に曲げモーメントを与える試験である。このような試験で、本実施形態例の車両用ホイール1は、充分な耐久性能を発揮することが確認された。これは、これら耐久試験によって車両用ホイール1に加わる外力により、タイヤが装着されるリム部4と、車軸が装着されるハブ取付部11との間に作用する負荷応力を、ホイール基体2の外方向に隆起するディスク径部7が弾性変形することにより、該負荷応力を充分負担することができるためである。
ここで、比較例として、上述のホイール基体2に、該ホイール基体2の外面を全て覆うようにした樹脂製加飾キャップを装着した、従来構成の車両用ホイール(図示省略)を用意した。そして、上記試験中における、比較例ホイールと本実施形態例の車両用ホイール1とから発生する音量をそれぞれ調べた。その結果、比較例に比べ、本実施形態例の車両用ホイール1から発生する音量は少なく、低騒音性を発揮するものであることが確認できた。これは、ホイール軸方向外側に隆起するディスク径部7の、最も変形量の大きい中央部分に、易変形細杆部20,20の中央部分に形成された低剛性かつ変形し易い変形容易部分20a,20aが密着しており、このため、ディスク径部7の、中央部分で生ずる弾性変形に対応して、易変形細杆部20,20の変形容易部分20a,20aが充分に追従して変形し、全体としてディスク径部7と易変形細杆部20,20とが繰り返し衝突する衝接作用が減少されることによるものである。而して、本実施形態例にあっては、衝接作用を減少でき、効率的に低騒音性を発揮できるようにしている。
ここで、本実施形態例のように、加飾キャップ3を、易変形細杆部20の側辺端26がディスク径部7の被覆部25に密接させるように固定した構成であっても、該易変形細杆部20のディスク径部7への追従性は充分に発揮され、異音発生の低減効果が生じている。
このように、本実施形態例の車両用ホイール1にあっては、ホイール基体2に、ディスク径部7を覆う易変形細杆部20が形成された加飾キャップ3を装着してなるものであるから、自動車走行時において低騒音性を発揮できる。そして、加飾キャップ3の易変形細杆部20,20と、露出するホイール基体2の外面とにより構成された意匠面が、従来のホイールに無い、立体感に優れる高い意匠性を発揮できる。さらに、易変形細杆部20の側辺端26がディスク径部7の被覆面25に密接することにより、意匠面の美観が一層向上する。尚ここで、易変形細杆部20がディスク径部7と密接した構成にあっても、前記低騒音性が充足されている。さらにまた、ディスク径部7を隆起形状とし、ホイールの耐久性を向上させるようにした構成であっても、該ディスク径部7の大きな弾性変形に変形容易部分20aが充分に追従して変形することができる。
尚、かかる車両用ホイール1の意匠面は、加飾キャップ3とホイール基体2との融合によって構成されるものであるから、各個別の形態はそれほど複雑な形状とする必要が無い。そのため、加飾キャップ3とホイール基体2のそれぞれの製造工程を簡素化することも可能であり、車両用ホイール1の生産効率を一層向上させることができるという優れた利点もある。
上述したように本実施形態例にあっては、易変形細杆部20に、ディスク径部7のほぼ中心に位置する最も隆起する部分を覆うように変形容易部分20aを形成し、全体として易変形細杆部20の機能が発揮されるようにした構成である。ここで、薄厚状の変形容易部分20aとしては、上記のように略コ字型断面の側壁を低くした構成の他に、略コ字型を構成する各壁の板厚を薄肉化した構成や、略コ字型断面の側壁を両側に拡幅するようにした構成等とすることができる。
また、易変形細杆部を、中実の断面形状である構成することもできる。このように中実の断面形状の易変形細杆部を備えた加飾キャップにあっても、上述の実施形態例と同様の作用効果を発揮できる。尚、中実断面の易変形細杆部が、上述した変形容易部分を備えた構成とすることもできる。
また、本実施形態例のように変形容易部分を設けず、杆部全体がディスク径部7の弾性変形に対応して追従できるように、易変形細杆部が形成されている構成としても良い。例えば、ディスク径部7の隆起形状に倣うように、全体的に薄厚状とし、この易変形細杆部全体がディスク径部7に追従できるようにする。かかる構成によっても、衝接作用を減少することができ、低騒音性を発揮できる。
一方、上述した実施形態例の加飾キャップ3にあっては、外周装着片30と孔装着片32を、ホイール基体2のハンプ部19の内周側凹溝とハブ孔6の開孔縁40にそれぞれ係止することにより装着するようにした構成であるが、その他の構成として、図8ように、一対の易変形細杆部20,20の間の、ハブ孔被覆部22の半径方向外側に孔座面36が形成され、該孔座面36にホイール基体2のボルト孔8と連通するキャップ保持孔35が形成されてなる構成とした加飾キャップ3’とすることもできる。この加飾キャップ3’にあっては、上述の実施形態例と同様に、外周装着片30が形成されている(図8では省略)。かかる加飾キャップ3’は、図9のように、キャップ保持孔35とボルト孔8とが連通孔となるように、外周装着片30がハンプ部19の内周側凹溝に係止される。そして、この加飾キャップ3’が装着された車両用ホイール1’が自動車に取り付けられる場合に、自動車のハブから突成するボルト(図示省略)が該ホイール1’の内側からキャップ保持孔35の外側に突出する。そして、このボルトを所定のナット38によって孔座面36に締め付ける。これにより、車両用ホイール1’が車軸に固定されると共に、加飾キャップ3’がホイール基体2に固定され、易変形細杆部20の側辺端26がディスク径部7の被覆部25に密接されることとなる。かかる構成にあっても、上述の実施形態例と同様に、優れた意匠性と低騒音性とを発揮できる。
上述した実施形態例は、ホイール基体2に、ディスク径部7の両側域を覆う一対の易変形細杆部20,20を備えた加飾キャップ3を装着した構成であるが、その他の構成として、図10のように、ホイール基体52のディスク径部57の半径方向に沿った中心線域(被覆面)を覆う易変形細杆部50を備えた加飾キャップ53を装着する車両用ホイール51とすることもできる。ここで、易変形細杆部50には、上述した実施形態例と同様に、ディスク径部57の略中央部分に変形容易部分56が形成されている。かかる車両用ホイール51にあっても、上述の実施形態例と同様に、高い意匠性を有し、かつ、低騒音性を発揮することができる。
本発明はこの形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な形態で実施しうるのものであり、上述した実施形態例のスチール製のホイール基体2に、ABS樹脂製の加飾キャップ3を装着する構成以外にも、アルミニウム製やマグネシウム製などのホイール基体2に、合成樹脂製やアルミプレート製などの加飾キャップ3を装着するようにした車両用ホイール1にも適宜実施し得る。
【産業上の利用可能性】
A 本発明の車両用ホイールは、ホイール基体の外側から、ディスク径部をホイール半径方向に沿って部分的に覆うようにした易変形細杆部を備える加飾キャップを装着してなり、該易変形細杆部の外面と、ディスク径部の露出外表面とで、意匠面を構成するようにしたものであるから、次の効果がある。
a 車両の走行中に受ける外力によって、易変形細杆部に比して剛性の高いディスク径部に生じる弾性変形に、易変形細杆部が追従して変形することができるため、該ディスク径部と易変形細杆部との衝接作用が減少し、異音の発生を低減できる。
b 意匠面が、加飾キャップとホイール基体の外表面との融合により立体感が強調される優れた意匠性を発揮し得るものとなるから、これまでにないファッション性を生じ、商品価値を一層向上させることができる。
c このように、本発明の車両用ホイールは、優れた低騒音性と、高い意匠性とを両立することができる。
B 易変形細杆部が、ディスク径部の略中央部分を覆う、相対的に薄厚状の変形容易部分を備えた構成にあっては、易変形細杆部で最も変形し易い変形容易部分が、ディスク径部の弾性変形に追従して変形することができるため、異音の発生を効率的に低減できる。
C 易変形細杆部が、ディスク径部の外表面の、該易変形細杆部に覆われる被覆面と整一に密接するようにした内面形状を備えた構成にあっては、ディスク径部の被覆面と易変形細杆部とがほぼ隙間無く密接することとなり、当該ホイールの意匠面の美観を高め得る。そして、かかる構成にあっても、上述した低騒音性を発揮できると共に、優れた意匠性を発揮できる。
D 易変形細杆部が、ディスク径部の被覆面と整一に密接する側辺端を備えた構成にあっては、上述と同様に、意匠面の美観を高め、車両用ホイールの意匠性を向上できる。
E ホイール基体のディスク径部が、軸方向外側に隆起する形状とした構成にあっては、車両走行中に生じる外力を、ディスク径部の隆起形状が比較的大きな弾性変形することによって負担でき、当該車両用ホイールの耐久性を一層向上させることができる。このようなディスク径部の弾性変形に対しても、易変形細杆部が追従して変形できるため、衝接作用を減少でき、低騒音性が発揮される。

Claims (4)

  1. ディスク部とリム部とからなるホイール基体に、その外側から加飾キャップを加被してなる車両用ホイールにおいて、
    前記加飾キャップが、
    中心には、ホイール基体のハブ孔を覆うハブ孔被覆部を備え、外周縁には、ホイール基体のリムフランジ部を覆う外周被覆部を備え、さらにハブ孔被覆部から外周被覆部に向かって放射状に配設されて、ディスク部の、車軸と接合されるハブ取付部からリム部に連成されるディスク径部を、ホイール半径方向に沿って部分的に覆う易変形細杆部を備え、該易変形細杆部の外面と、ディスク径部の露出外表面とで、意匠面を構成するようにしたものであって、前記加飾キャップの易変形細杆部は、ディスク径部のハブ取付部とリム部の中間部分を覆う、相対的に薄厚状の変形容易部分を備えていることを特徴とする車輌用ホイール。
  2. 加飾キャップの易変形細杆部が、ディスク径部の外表面の、該易変形細杆部に覆われる被覆面と整一に密接するようにした内面形状を備えていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ホイール。
  3. 易変形細杆部が、コ字形の断面形状をなし、ディスク径部に対する内側に、ディスク径部の被覆面と整一に密接する側辺端を備えていることを特徴とする請求項2に記載の車両用ホイール。
  4. ホイール基体のディスク径部が、軸方向外側に隆起する形状となっていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3のいずれか1項に記載の車両用ホイール。
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