JP4413961B2 - コネクタ - Google Patents

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本発明は、携帯電話やノートパソコンやデジタルカメラ等に使用されるコネクタに関するもので、特にフレキシブルプリント基板(以下「FPC」という)の挿入時にコネクタへロックする構造に関するものである。
携帯電話やCCDカメラ等に使用されるコネクタは、狭ピッチで極薄(所謂軽薄短小)であり、1つのタイプは主にハウジングとコンタクトとを備え、ハウジングにFPCを挿入し、コンタクトの接触部に接触させる構造のもの(所謂、ノンZIFタイプ)やまた違うタイプとしては主にハウジングとコンタクトとスライダーとを備え、ハウジングとスライダーとでFPCを挟持する構造のもの(所謂、ZIFタイプとピアノタッチタイプ)がある。ハウジングとスライダーとでFPCを保持する方法には、色々考えられるが、中でもハウジングにFPCを挿入した後にスライダーを挿入しFPCをコンタクトに押しつける構造のものが多い。また、客先の仕様や狭ピッチを図るためには、前記コンタクトの接続部を前記ハウジングの嵌合口側に配置しなければならないこともある。
ハウジングには、コンタクトが挿入される所要数の挿入孔が設けられるとともにFPCが挿入される嵌合口が設けられている。
コンタクトは主にFPCと接触する接触部と基板等に接続する接続部とハウジングに固定される固定部とを備えている。このコンタクトは、圧入等によってハウジングに固定されている。
下記にZIFタイプとしての特許文献1(実開平6−60983号)とピアノタッチタイプとしての特許文献2(特開平13−257020号)、を例示する。また、FFCをロックする構造として、特許文献3(実開平6−82783号)を例示する。
例えば、ゼロインサーションフォース構造としては、実開平6−60983号がある。実開平6−60983号の要約によると、その目的は、電子機器や通信機器内の狭いスペースに使用されるスライダー付プリント基板用コネクタに関するものであり、その構成は、コネクタのスライダーの両側端部にそのスライダーが挿入されるハウジングへの挿入ガイドとして手前側が固定されたU字形状のアーム部を形成し、そのU字形状のアーム部の開放端側に凸部を設けるとともに、U字形状のアーム部の開放端が挿入方向から目視できるように切欠部を設け、ハウジングの両側端部にはスライダーの凸部が係合する傾斜面を有する突出部を設け、スライダーをフレキシブル・プリント基板の接続端子部とともにハウジングに挿入されるとき、当該スライダーの凸部がハウジングの傾斜面を有する突出部を乗り越えることにより、そのU字形状のアーム部の開放端が一時的に外側に広げられ、かつ挿入完了時にその開放端が正常位置に復帰するようにしたコネクタが開示されている。 所謂、ピアノタッチ構造としては、特開平13−257020号に、コネクタのコンタクトとFPC叉はFFCのパターンとの位置合わせを確実に行うことを目的とし、該文献2には、FPC叉はFFCが挿入される開口側の、コネクタの端子ブロックの各コンタクト間の稜線上に突起を列設して、端子ブロックにFPC叉はFFCを挿入した後に、スライダを移動させることによってFPC叉はFFCを前記コンタクトに押圧させ、前記スライダでFPC叉はFFCをコンタクトに押しつけ電気接続させる際に、この突起がFPC又叉はFFCのパターン間の凹部に入ることにより、コネクタのコンタクトとFPC叉はFFCのパターンとの位置合わせを確実に行うものが開示されている。 フレキシブルフラットケーブルをロックする構造として、実開平6−82783号に、フレキシブルケーブルの裏面にリジットな補強板が取り付けられているフラットケーブルでも容易にスライダーの爪に係止させることを目的とし、該文献3にはコンタクトピンを内装し、フラットケーブルを差し込む嵌合空間を形成したハウジングの嵌合空間内に、スライダーを挿抜自在に且つ抜き出し時に外側に回動可能に取り付け、前記嵌合空間にフラットケーブルを差し込んでからスライダーを嵌合空間に押し込むと、フラットケーブルがコンタクトピンに電気的に接続されるコネクタにおいて、前記スライダーのフラットケーブル当接面に、フレキシブルケーブルの裏面に補強板があてがわれたフラットケーブルのフレキシブルケーブル及び補強板に形成された係止部に挿入係止される係止突子を突設したものが開示されている。
近年では、客先の仕様によって、4〜10芯と言った少芯数の要求も増えてきている。FPCの挿入力は小さい方が良いが、FPCの保持力は大きい方がよい。このようにFPCの挿入力と保持力には相反することが要求されている。上述した所謂ノンZIFタイプでは、FPCの挿入力と保持力は、前記コンタクトの接触圧(力)によって決まる。即ち、FPCの保持力は、コンタクトの芯数にコンタクト1芯当たりの接触圧を乗じた力になる。客先からの保持力5Nという要求に対して、10芯以下では、5Nという保持力を確保することができず、FPCが抜けてしまい接続不良になると言った解決すべき課題があった。
また、上述したZIFタイプの即ち、前記FPCを前記ハウジングに挿入した後に前記スライダーで前記FPCを前記コンタクトへ押しつけるものでも、スライダーを挿入した分の初期値が上がるだけで、依然としてコンタクトの接触圧の影響が大きく、客先からの保持力5Nという要求に対して、10芯以下では、5Nという保持力を確保することができず、FPCが抜けてしまい接続不良になると言った課題を解決出来なかった。
なお、文献3のように、フレキシブルケーブルの係止部に突設したスライダーの係止突子を挿入係止されるものでも、スライダーの挿入方向とフレキシブルケーブルの挿入方向が同一のため、依然として、コンタクトの接触圧の影響が大きく、客先からの保持力5Nという要求に対して、10芯以下では、5Nという保持力を確保することができず、FPCが抜けてしまい接続不良になると言った課題を解決出来なかった。
文献2と文献3とを組み合わせて、文献3のように、文献2に示した所謂ピアノタッチタイプのものに、FPCに係止部とスライダーに係止突子とを設けたロック構造にすると、FPCの挿入方向とスライダーの回転方向が違うために芯数が少なくてもFPCの保持力は確保できるが、スライダーには弾性がないので無理にFPCを保持力以上の力で引っ張るとスライダー若しくはFPCが破損してしまう。また、FPCがこじられる場合には、FPCを挿入方向と反対方向に引っ張るというよりは、斜め上方へ引っ張るのが一般的であるが、この場合にはスライダーの回転方向と同方向になるため、要求された保持力を得られないことがあった。
そこで、本出願人は、少芯数のコネクタでも、要求されたFPCの保持力を確保することができ、接続不良にも繋がらないコネクタとして、特願2002−373403を提案している。この特願2002−373403で、FPCと着脱自在に嵌合するコネクタであって、FPCと接触する接触部を有する所要数のコンタクトと、このコンタクトが保持・固定されるとともにFPCが挿入される嵌合口を有するハウジングとを備えるコネクタにおいて、FPCに係止部を設け、係止部と係合する係合部を有するロック部材をハウジングに装着し、ロック部材の係合部をFPCの係止部に係合させることによりFPCがハウジングから抜けないようにするコネクタを提案している。
しかしながら、本出願人が行った上記提案のようなロック構造では、ロック部材の係合部がFPCの係止部に係合した際に、前記係合部の先端がR形状をしているため、R形状部分が前記係止部にかかっているので、ロック部材が外れ易く、保持力が4Nしかもたないといった課題があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、少芯数のコネクタでも、要求されたFPCの保持力を確保することができ、接続不良にも繋がらないコネクタを提供せんとするものである。
少芯数のコネクタでも、要求されたFPCの保持力を確保することができ、接続不良にも繋がらないコネクタとしての上記目的は、FPC22と着脱自在に嵌合するコネクタ10であって、前記FPC22と接触する接触部30を有する所要数のコンタクト14と、このコンタクト14が保持・固定されるとともに前記FPC22が挿入される嵌合口24を有するハウジング12と、前記FPC22を挿入したあと前記コンタクト14に作用することにより前記コンタクト14と前記FPC22を接触させるための回動部材18とを備えるコネクタ10において、前記FPC22に係止部54を設け、該係止部54と係合するフラット部分59を有する係合部56と基板と接続する接続部60との間に弾性部66と支点部64とを設けるとともに前記接続部60を前記コンタクト14の接続部34とは逆方向に配置し、かつ、前記弾性部66から係合部56と反対方向に延設された押受部58を設け、前記係合部56と前記FPC22の係止部54とが係合した際に、前記係合部56のフラット部分59が前記係止部54に係合するような関係で、かつ、前記係合部56と対向する位置に溝部57を設けたロック部材20を前記ハウジング12に装着し、前記回動部材18に長手方向に連設した押圧部50を設け、前記押圧部50が前記ロック部材20の押受部58と前記ハウジング12との間で回動自在となるように前記回動部材18を前記ハウジング12の嵌合口24と反対側に装着し、前記回動部材18を回動させることにより、前記ロック部材20の係合部56を前記FPC22の係止部54に係合させ前記FPC22が前記ハウジング12から抜けないようにすることにより達成できる。
2種類の異なるコンタクトを千鳥に配置し、それぞれを第一コンタクト14と第二コンタクト16とし、前記第一コンタクト14には接触部30と接続部34との間に弾性部40と支点部38とを設けるとともに前記接触部30と前記弾性部40と前記支点部38と前記接続部34とを略クランク形状に配置し、かつ、前記接続部34と対向する位置に前記弾性部40から延設された押受部32を設け、前記第二コンタクトには接触部30と接続部34との間に弾性部40と支点部38とを設けるとともに前記接触部30と前記弾性部40と前記支点部38と前記接続部34とを略コ字状に配置し、かつ、前記弾性部40から接触部30と反対方向に延設された押受部32を設け、前記回動部材18を前記押圧部50が前記第一コンタクト14の前記押受部32と前記接続部34との間及び前記第二コンタクト16の前記押受部32と前記ハウジング12との間で回動自在となるように配置し、前記回動部材18を回動させることにより、前記前記第一コンタクト14及び前記第二コンタクト16と前記フレキシブルプリント基板22とを接触させるようにすることで、FPC22のこじりに対する影響もなく、確実に要求された保持力を満足することができる。
また、請求項3記載のコネクタ10は、前記第一コンタクト14のみを使用するコネクタ10においては、前記ロック部材20の係合部56と前記弾性部66と前記支点部64と前記接続部60とを略コ字状に配置するとともに前記ロック部材20を前記ハウジング12の嵌合口24側より挿入・配置することを特徴とする請求項1または2記載のコネクタ10にある。
請求項4記載のコネクタ10は、前記第二コンタクト16のみを使用するコネクタ10においては、前記ロック部材20の係合部56と前記弾性部66と前記支点部64と前記接続部60とを略クランク形状に配置するとともに前記ロック部材20を前記ハウジング12の嵌合口24と反対側より挿入・配置することを特徴とする請求項1または2記載のコネクタ10にある。
さらに、請求項5記載のコネクタ10は、前記第一コンタクト14と前記第二コンタクト16を千鳥に配置するコネクタ10においては、前記ロック部材20の係合部56と前記弾性部66と前記支点部64と前記接続部60とを略コ字状に配置するとともに前記ロック部材20を前記ハウジング12の嵌合口24側より挿入・配置することを特徴とする請求項1または2記載のコネクタ10にある。
前記ハウジング12には前記嵌合口24側に前記FPC22を誘う凹部26を設け、前記第二コンタクト16の接続部34及び前記ロック部材20の接続部60前記ハウジング12の凹部26内から突出しないように配置する。このように第二コンタクト16を配置することで、確実にFPC22を前記ハウジング12の嵌合口24に案内することができる。
本コネクタの作用としては、図1(A)の状態で前記FPC22を前記ハウジング12の嵌合口24内に挿入した後、前記回動部材18を矢印「イ」方向に回動させると、前記回動部材18の前記押圧部50が前記ロック部材20の前記押受部58と前記ハウジング12(実施例では前記延設部68)との間で回動することで、前記ロック部材20の弾性により前記ロック部材20の前記押受部58が上方に持ち上げられると同時に前記ロック部材20の前記係合部56が下方に下がることにより、前記ロック部材20の前記係合部56と前記FPC22の前記係止部54とを係合させることができる。
以上の説明から明らかなように、本発明のコネクタ10によると、次のような優れた顕著な効果が得られる。
(1)前記FPC22と着脱自在に嵌合するコネクタ10であって、前記FPC22と接触する接触部30を有する所要数のコンタクト14と、このコンタクト14が保持・固定されるとともに前記FPC22が挿入される嵌合口24を有するハウジング12と、前記FPC22を挿入したあと前記コンタクト14に作用することにより前記コンタクト14と前記FPC22を接触させるための回動部材18とを備えるコネクタ10において、前記FPC22に係止部54を設け、該係止部54と係合するフラット部分59を有する係合部56と基板と接続する接続部60との間に弾性部66と支点部64とを設けるとともに前記接続部60を前記コンタクト14の接続部34とは逆方向に配置し、かつ、前記弾性部66から係合部56と反対方向に延設された押受部58を設け、前記係合部56と前記FPC22の係止部54とが係合した際に、前記係合部56のフラット部分59が前記係止部54に係合するような関係で、かつ、前記係合部56と対向する位置に溝部57を設けたロック部材20を前記ハウジング12に装着し、前記回動部材18に長手方向に連設した押圧部50を設け、前記押圧部50が前記ロック部材20の押受部58と前記ハウジング12との間で回動自在となるように前記回動部材18を前記ハウジング12の嵌合口24と反対側に装着し、前記回動部材18を回動させることにより、前記ロック部材20の係合部56を前記FPC22の係止部54に係合させ前記FPC22が前記ハウジング12から抜けないようにしているので、少ない芯数でも要求される保持力を満足することができ、かつ、0.9mm以下といった低背位化しても、確実に前記係合部56が前記係止部54に係合し、保持力が5Nを確保でき、前記ロック部材20が外れることがなく、さらに、前記ロック部材20も基板に固定する固定具としての役割を持たせているため、FPC22のこじりに対する影響もなく、前記ロック部材20がより強固になり、ゼロ インサーション フォース(ZIF)構造が可能で、接続不良に繋がらない。
(2)前記係合部56と対向した位置に溝部57を設けているので、0.9mm以下といった低背位化しても、確実に前記係合部56が前記係止部54に係合し、保持力が5Nを確保でき、前記ロック部材20が外れることがなく、接続不良に繋がらない。
(3)前記ロック部材20に基板との接続部60を設けるとともに前記接続部60を前記コンタクト14の接続部34とは逆方向に配置し、基板へ固定するための固定具としての役割を持たせているので、前記ロック部材20がより強固になり、確実に要求される保持力を満足することができ、バランスよく保持することができる。
)前記ロック部材20の係合部56と前記FPC22の係止部54とが係合した際に、前記係合部56のフラット部分59が前記係止部54に係合するような関係に前記溝部57を設けているので、確実にロック部材20が前記FPC22に係合し、5N以上の安定した保持力を確保することができ、前記ロック部材20が外れ難くなる。
)前記ハウジング12には前記嵌合口24側に前記FPC22を誘う凹部26を設け、前記第二コンタクト16の接続部34及び前記ロック部材20の接続部60を前記ハウジング12の凹部26内から突出しないように配置しているので、確実にFPC22を前記ハウジング12の嵌合口24に案内することができる。
)2種類の異なるコンタクト、第一コンタクト14と第二コンタクト16を千鳥に配置し、第一コンタクト14の接続部34を前記ハウジング12の嵌合口24と反対側に配置し、第二コンタクト16及び前記ロック部材20の接続部34、60を、嵌合口24側に前記ハウジング12の凹部26内から突出しないように配置しているので、確実にFPC22を前記ハウジング12の嵌合口24に案内することができ、かつ、FPC22のこじりに対して強固になり、要求された保持力を満足できる。
第一コンタクト14には接触部30と接続部34との間に弾性部40と支点部38とを設けるとともに前記接触部30と前記弾性部40と前記支点部38と前記接続部34とを略クランク形状に配置し、かつ、前記接続部34と対向する位置に前記弾性部40から延設された押受部32を設け、第二コンタクト16には接触部30と接続部34との間に弾性部40と支点部38とを設けるとともに前記接触部30と前記弾性部40と前記支点部38と前記接続部34とを略コ字状に配置し、かつ、前記弾性部40から接触部30と反対方向に延設された押受部32を設けるとともに前記支点部38から押受部32と対向するように延設部42を設け、前記接続部34が前記ハウジング12の凹部26内に入るように配置し、前記回動部材18に長手方向に連設した押圧部50を設け、該押圧部50が第一コンタクト14の接続部34と押受部32との間及び第二コンタクト16の押受部32と延設部42との間で前記押圧部50が回動自在に回動するように前記回動部材18を前記ハウジング12に装着しているので、回動部材18は前記ハウジング12の嵌合側と反対側で回動することになり、FPC22のこじりに対する影響もなく、確実に要求された保持力を満足することができる。
)前記ロック部材20と第二コンタクト16と同一構造にしているので、前記ロック部材20でもZIF構造を実現でき、FPC22のロックも確実にすることができる。
2種類の異なるコンタクトである第一コンタクト14と第二コンタクト16を準備し、第一コンタクト14を嵌合口24と反対側から挿入し、第二コンタクト16を嵌合口24側から挿入し、回動部材18をハウジング12の嵌合口24と反対側で回動させることで、第一コンタクト14及び前記第二コンタクト16の接触部30をFPC22の接触部52に接触させる構造にしているので、ハウジング12の嵌合口24にスライダーを挿入することがなく、スライダーの厚み分だけコネクタの低背位化が可能になった。
(10)請求項3記載のコネクタ10は、前記第一コンタクト14のみを使用するコネクタ10においては、前記ロック部材20の係合部56と前記弾性部66と前記支点部64と前記接続部60とを略コ字状に配置するとともに前記ロック部材20を前記ハウジング12の嵌合口24側より挿入・配置することを特徴とする請求項1または2記載のコネクタ10にしているので、前記ロック部材20がより強固になり、確実に要求される保持力を満足することができ、バランスよく保持することができる。
(11)請求項4記載のコネクタ10は、前記第二コンタクト16のみを使用するコネクタ10においては、前記ロック部材20の係合部56と前記弾性部66と前記支点部64と前記接続部60とを略クランク形状に配置するとともに前記ロック部材20を前記ハウジング12の嵌合口24と反対側より挿入・配置することを特徴とする請求項1または2記載のコネクタ10にしているので、前記ロック部材20がより強固になり、確実に要求される保持力を満足することができ、バランスよく保持することができる。
(12)請求項5記載のコネクタ10は、前記第一コンタクト14と前記第二コンタクト16を千鳥に配置するコネクタ10においては、前記ロック部材20の係合部56と前記弾性部66と前記支点部64と前記接続部60とを略コ字状に配置するとともに前記ロック部材20を前記ハウジング12の嵌合口24側より挿入・配置することを特徴とする請求項1または2記載のコネクタ10にしているので、前記ロック部材20がより強固になり、確実に要求される保持力を満足することができ、バランスよく保持することができる。
本発明の重要な特徴は、「前記FPC22に係止部54を設け、該係止部54に前記ロック部材20の係合部56を係合させ、前記FPC22が前記ハウジング12から抜けないようにした」点と「前記ロック部材20の係合部56と対向した位置に溝部57を設けた」にある。この特徴を活かした形態のコネクタは、主にハウジングとコンタクトとロック部材と回動部材とを備えており、前記FPCを前記ハウジングの嵌合口へ挿入したあと、前記ハウジングの嵌合口と反対側に備えた回動部材を回動させて、前記コンタクト及び前記ロック部材と前記FPCとを接触及び係合させるものであり、所謂ZIF構造(ゼロ インサーション フォース タイプ)のコネクタと称するものである。この構造のものは、前記FPCに係止部を設け、該係止部に前記ロック部材の係合部を係合させ、前記FPCが前記ハウジングから抜けないようにしていることは言うまでもない。
図1から図に基づいて、本発明のコネクタの一実施例について説明する。図1(A)は回動部材が開いた状態の嵌合口側からみた本発明のコネクタの斜視図であり、(B)は回動部材が開いた状態の逆側からみた本発明のコネクタの斜視図である。図2(A)は回動部材が開いた状態のロック部材部分で切断した本発明のコネクタの斜視図であり、(B)はFPCが挿入され回動部材が閉じた状態のロック部材部分で切断した本発明のコネクタの斜視図である。図3はロック部材の斜視図である。図4(A)は部分的なFPCの斜視図であり、(B)は(A)とは別のFPCの斜視図である。図5(A)は回動部材が開いた状態のある第一コンタクト部分で切断した本発明のコネクタの斜視図であり、(B)は回動部材が開いた状態のある第二コンタクト部分で切断した本発明のコネクタの斜視図である。図6は回動部材の斜視図である。図7(A)はFPCが挿入される前のロック部材部分で断面した断面図であり、(B)はFPCが挿入されロック部材がFPCにロックされた状態の断面図である。
一実施例の本発明のコネクタ10は、主にハウジング12と回動部材18と2種類の異なるコンタクトである第一コンタクト14及び第二コンタクト16とロック部材20を備えている。前記コネクタ10は、第一コンタクト14と第二コンタクト16とをハウジング12への挿入方向を変えて千鳥に配列しており、挿入方向を変えて千鳥に配列することによってピッチの狭小化と低背位化に対応させたものであり、また、ロック部材20によりFPC22の保持力をアップしたものである。
構成部品を説明する前に、FPC22について説明する。前記FPC22には、主に2種類の異なるコンタクトである第一コンタクト14及び第二コンタクト16の接触部30と接触する接触部52と該接触部52から回路へ繋がるパターンとロック部材20の係合部56と係合する係止部54とを備えている。図4のように、本実施例では前記FPC22の接触部52は千鳥に配置した。前記係止部54の形状としては、前記ロック部材20の係合部56に係合できれば如何なるものでも良いが、本実施例では図4(A)のようにコ字形状の切り欠きにしてもよく、(B)のように貫通孔にしてもよい。仕様によっては(B)の貫通孔を止め孔にしてもよい。
まず、本発明のポイントであるロック部材20について説明する。このロック部材20は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記ロック部材20の材質としては、バネ性や成型性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。
本実施例では、前記ロック部材20は前記第二コンタクト16と同様構造にし、倒略H字形状をしており、主にFPC22の係止部54に係合する係合部56と基板に接続する接続部60とハウジング12に固定する固定部62と前記係合部56と前記接続部60との間に設けられた弾性部66及び支点部64と前記弾性部66から延設された押受部58と前記支点部64からも前記接続部60と反対方向に延設された延設部68とを備え、前記係合部56と前記弾性部66と前記支点部64と前記接続部60とは略コ字形状に配置されている。また、前記ロック部材20には、図7(B)のように前記係合部56が前記FPC22の係止部54に係合した際の前記係合部56に対応した位置に溝部57が設けられている。該溝部57の形状、大きさは前記ロック部材20の係合部56と前記FPC22の係止部54とが係合した際に、前記係合部56のフラット部分59が前記係止部54に係合するような関係になり、かつ、前記ロック部材20の強度を考慮して適宜設計する。また、同様な関係になり、かつ、強度を考慮して、前記係合部56の先端のR(アール)の大きさも適宜設計する。本実施例では前記溝部57の深さを0.08mmにし、前記係合部56のRの大きさを0.05mmにし、前記溝部57の形状は凹んだ湾曲状にした。前記接続部60は、本実施例では、表面実装タイプ(SMT)にしているが、ディップタイプでも良い。
前記弾性部66と前記支点部64と前記押受部58と前記延設部68については、第二コンタクト16と同様の作用・効果を有するため、第二コンタクト16の説明を参照願います。
前記ロック部材20の係合部56は、前記FPC22の係止部54に対応した位置に設けられ、かつ、前記ロック部材20は前記係合部56と前記係止部54とが係合できるように前記ハウジング12に圧入や引っ掛け(ランス)等により前記ロック部材20の接続部60が前記ハウジング12の嵌合口24側になるように固定する。前記係合部56の大きさは要求される保持力を満足するように適宜設計し、また、形状は前記FPC22の係止部54に係合できれば如何なるものでもよいが、保持力等を考慮し、本実施例では略直角三角形にし、垂直の面が前記FPC22の係止部54の面に接するようにする。即ち、前記ロック部材20の係合部56と前記FPC22の係止部54とが係合した際に、前記係合部56のフラット部分59が前記係止部54に係合するような関係に前記溝部57を設けることで、確実にロック部材20が前記FPC22に係合し、5N以上の安定した保持力を確保することができ、前記ロック部材20が外れ難くしている。
本実施例では、前記係合部56は前記FPC22を前記ハウジング12の嵌合口24に挿入する時は前記係止部54に係合しないが、前記スライダー18により前記第一コンタクト14及び前記第二コンタクト16を前記FPC22に押圧する時に係合するようになっている。
次に、ハウジング12について説明する。このハウジング12は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。
前記ハウジング12には、所要数の第一コンタクト14及び所要数の第二コンタクト16が装着される挿入溝28が設けられており、圧入や引っ掛け(ランス)や溶着等によって固定されている。また、前記ハウジング12には前記FPC22が挿入される嵌合口24が設けられ、前記嵌合口24側に前記FPC22を誘う凹部26が設けられている。該凹部26の大きさは、前記ハウジング12の強度や前記第二コンタクト16及び前記ロック部材20の接続性(半田付け性)や前記FPC22の誘い易さを考慮し、前記第二コンタクト16及び前記ロック部材20の接続部34、60が前記ハウジング12の凹部26内から突出しないように適宜設計されている。前記嵌合口24の大きさは前記FPC22が挿入でき、前記FPC22が挿入された際に前記回動部材18で前記第一コンタクト14及び前記第二コンタクト16に押圧できるように適宜設計されている。前記ハウジング12の長手方向両側には、前記回動部材18の軸46が回動可能に装着される軸受部が設けられている。この軸受部の形状や大きさは、回動部材18の軸46が回動できるように装着されていれば如何なるものでもよく、この役割やハウジング12の強度や大きさ等を考慮して適宜設計する。さらにまた、長手方向両側には、前記回動部材18のロック部に対応した位置に係止部が設けられている。
次に、2種類の異なるコンタクトである第一コンタクト14及び第二コンタクト16について説明する。前記第一コンタクト14及び前記第二コンタクト16は前記ロック部材20同様に金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記第一コンタクト14及び前記第二コンタクト16の材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。
前記第一コンタクト14は、図5(A)のように倒略H形状をしており、主にFPC22と接触する接触部30と基板に接続する接続部34とハウジング12に固定する固定部36と前記接触部30と前記接続部36との間に設けられた弾性部40及び支点部38と前記接続部36と対向する位置に前記弾性部40から延設された押受部32と支点部38から延設した方向にも前記FPC22と接触するもう一つの接触部30とを備えている。上方側の前記接触部30(図5(A)の図面の上側)と前記弾性部40と前記支点部38と前記接続部34とは、略クランク形状に配置されている。前記接触部30は、FPC22と接触し易いように凸部形状にしており、前記接続部34は本実施例では図1のように表面実装タイプ(SMT)にしているが、ディップタイプでも良い。即ち、2つの接触部30、30を設けて、前記FPC22を挟持するようにする。前記FPC22の挿入方向に対して、直角方向両側に接触部30、30を設けることで、前記FPC22を2つの接触部30、30で挟持することになり、確実に前記FPC22と接触できるようになる。
前記支点部38と前記弾性部40と前記押受部32とは、前記FPC22が挿入された際に、次のような作用を果たすための部分である。前記FPC22が前記ハウジング12の嵌合口24内に挿入された後に、前記回動部材18の押圧部50が前記第一コンタクト14の接続部34と押受部32との間で回動すると、前記押受部32が押圧部50によって押し上げられることで前記第一コンタクト14の支点部38を支点にし、前記第一コンタクト14の弾性部40が前記接触部30側に傾くことによって、前記接触部30が前記FPC22側に押圧される。前記支点部38と前記弾性部40と前記押受部32の大きさや形状は、このような作用を果たすために、適宜設計されている。また、前記第一コンタクト14の押受部32の先端に突出部44を設け、回動部材18の押圧部50を第一コンタクト14の押受部32と接続部34との間で回動させるとき、前記回動部材18の係止孔48に係合させることで、回動部材18の回動に対する強い反発力に対抗し、回動部材18の中央部が図1(A)の矢印「ロ」方向に膨れてしまうことを防ぐようにすることが望ましい。前記突出部44の大きさは、このような役割を果たすことが出来れば如何なる大きさでもよく、回動部材18の係止孔48が引っ掛かる程度に適宜設計する。
第二コンタクト16について説明する。ここでは、上述した第一コンタクト14との相違部分についてのみ説明する。前記第二コンタクト16も前記第一コンタクト14と同様に倒略H字形状をしており、主にFPC22と接触する接触部30と基板に接続する接続部34とハウジング12に固定する固定部36と前記接触部30と前記接続部34との間に設けられた弾性部40及び支点部38と前記弾性部40から延設された押受部32と前記支点部38からも接続部34と反対方向に延設された延設部42とを備え、前記接触部30と前記弾性部40と前記支点部38と前記接続部34とは略コ字形状に配置されている。前記接続部34は、第一コンタクト14と同様に表面実装タイプ(SMT)にしているが、ディップタイプでも良い。
前記支点部38と前記弾性部40と前記押受部32とは、第一コンタクト14と同様に、前記FPC22が挿入された際に、前記回動部材18の押圧部50が前記第二コンタクト16の押受部32と延設部42との間で回動すると、前記押受部32が押圧部50によって押し上げられることで前記第二コンタクト16の支点部38を支点にし、前記第二コンタクト16の弾性部50が前記接触部30側に傾くことによって、前記接触部30が前記FPC22側に押圧される。前記支点部38と前記弾性部40と前記押受部32の大きさや形状は、このような作用を果たすために、適宜設計されている。また、前記第二コンタクト16の押受部32の先端に突出部44を設け、回動部材18の押圧部50を回動させるとき、前記回動部材18の係止孔48に係合させることで、回動部材18の回動に対する強い反発力に対抗し、回動部材18の中央部が図1(A)の矢印「ロ」方向に膨れてしまうことを防ぐようにすることが望ましいが、ピッチの狭小化による前記回動部材18の強度を考慮すると、第一コンタクト14及び第二コンタクト16の内、第一コンタクト14に設けておけば、十分である。前記突出部44の大きさは、このような役割を果たすことが出来れば如何なる大きさでもよく、回動部材18の係止孔48に引っ掛かる程度に適宜設計する。
第一コンタクト14及び第二コンタクト16ともに上述したような略倒H字形状にしたが、例えば、第一コンタクト14に代えて、図示はしないが、一方のコンタクトの支点部から延設した方向に設けたFPCとの接触部を削除した略逆h字形状にしたコンタクトを使用してもよい。
また、前記第二コンタクト16も同様に、図示はしないが、主にFPC22と接触する接触部と基板に接続する接続部とハウジングに固定する固定部と前記接触部と前記接続部との間に設けられた弾性部及び支点部と前記弾性部から延設された押受部を備えた、略逆h字形状のものでもよく、前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とが略コ字形状に配置されている。
最後に、回動部材18について説明する。この回動部材18は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記回動部材18は主にハウジング12の嵌合口24と反対側に回動可能に装着される軸46部分と前記第一コンタクト14及び前記第二コンタクト16の押受部32を押圧する押圧部50と前記第一コンタクト14及び前記第二コンタクト16の突出部44が係合する係止孔48とを備えている。前記軸46は、回動部材18を回動するための支点であり、ハウジング12の長手方向両側に回動部材18が回動可能に適宜装着されている。また、長手方向両側には、前記第一コンタクト14及び前記第二コンタクト16の押受部32を押圧した際に回動部材18が高さ(図面の上)方向に持ち上がらないようにするためにハウジング12と係合するロック部が設けられている。ロック部の形状や大きさ等は、ハウジング12に係合できれば如何なるものでもよく、上述の役割やコネクタ10の大きさや強度等を考慮して適宜設計する。
前記回動部材18の前記押圧部50は、第一コンタクト14及び第二コンタクト16の押受部32に押し付ける部分であり、その形状としては細長形状にすることが望ましく、本実施例では楕円形状をしている。このように楕円形状にすることによって、図1(A)のように回動部材18を矢印「イ」方向に回動させ、第一コンタクト14の押受部32と接続部34との間で回転させることで、押圧部50の大きさの変化により第一コンタクト14の押受部32が持ち上げられ、FPC22を第一コンタクト14の接触部30側に押し付けている。押圧部50の形状としては、第一コンタクト14の押受部32と接続部34との間で回転でき、長軸と短軸といった大きさの違いにより第一コンタクト14の押受部32を押し上げられれば、如何なるものでもよい。
また、前記回動部材18を回動した際に、回動部材18の回動に対する反発力が強く、回動部材の中央部が図1(A)の矢印「ロ」方向に膨れてしまうことを防ぐようにする為に、前記第一コンタクト14の突出部44が係合する係止孔48が別個独立に設けられている。前記係止孔48を別個独立に設けることで、回動部材18の強度アップや回動時の変形を防止している。
上述した前記回動部材18は前記ハウジング12の嵌合口24と反対側(一方のコンタクトの接続部側)に回動自在に装着されている。
上記のように、本実施例では、2種類の異なるコンタクト(第一コンタクト14と第二コンタクト16)及び前記ロック部材20については、前記延設部42、68を設けるものについて説明した。しかしながら、図示はしないが、2種類の異なるコンタクト(第一コンタクト14と第二コンタクト16)及び前記ロック部材20ともに、前記延設部42、68を設けないものであってもよい。上記で、前記回動部材18の押圧部50が前記押受部32、58と前記延設部42、68との間で回動(回転)すると説明したものは、前記押受部32、58と前記ハウジング12との間で回動(回転)することになる。
上記のように、本実施例では、2種類の異なるコンタクト(第一コンタクト14と第二コンタクト16)を千鳥に配置したコネクタ10について説明した。つまり、前記第一コンタクト14を前記嵌合口24側より挿入・配置し、前記第二コンタクト16を前記嵌合口24の反対側より挿入・配置したコネクタ10である。しかしながら、図示はしないが、コネクタ10としては、前記第一コンタクト14のみを使用するものもあれば、前記第二コンタクト16のみを使用するものもある。前記第一コンタクト14か前記第二コンタクト16のどちらか一方を使用するコネクタ10の場合、前記ロック部材20は、前記ロック部材20の接続部60と前記第一コンタクト14若しくは前記第二コンタクト16の接続部34と反対側になるように配置する。つまり、前記第一コンタクト14のみを使用するコネクタ10の場合、前記ロック部材20の接続部60は嵌合口24側に配置し、前記第二コンタクト16のみを使用するコネクタ10の場合、前記ロック部材20の接続部60は嵌合口24と反対側に配置することである。このように配置することで、保持強度をアップするとともに保持する部分のバランスを考慮できる。
本発明の活用例としては、携帯電話やノートパソコンやデジタルカメラ等に使用されるコネクタに活用され、特にFPCの挿入時にFPC用コネクタへ確実なロック構造に関するものである。
(A) 回動部材が開いた状態の嵌合口側からみた本発明のコネクタの斜視図である。(B) 回動部材が開いた状態の逆側からみた本発明のコネクタの斜視図である。 (A) 回動部材が開いた状態のロック部材部分で切断した本発明のコネクタの斜視図である。(B) FPCが挿入され回動部材が閉じた状態のロック部材部分で切断した本発明のコネクタの斜視図である。 ロック部材の斜視図である。 (A) 部分的なFPCの斜視図である。(B) (A)とは別のFPCの斜視図である。 (A) 回動部材が開いた状態のある第一コンタクト部分で切断した本発明のコネクタの斜視図である。(B) 回動部材が開いた状態のある第二コンタクト部分で切断した本発明のコネクタの斜視図である。 回動部材の斜視図である。 (A) FPCが挿入される前のロック部材部分で断面した断面図である。(B) FPCが挿入されロック部材がFPCにロックされた状態の断面図である。
符号の説明
10 コネクタ
12 ハウジング
14 第一コンタクト
16 第二コンタクト
18 回動部材
20 ロック部材
22 FPC
24 嵌合口
26 凹部
28 挿入溝
30、52 接触部
32、58 押受部
34、60 接続部
36、62 固定部
38、64 支点部
40、66 弾性部
42、68 延設部
44 突出部
46 軸
48 係止孔
50 押圧部
54 係止部
56 係合部
57 溝部
59 フラット部分

Claims (6)

  1. フレキシブルプリント基板(FPC)と着脱自在に嵌合するコネクタであって、
    前記フレキシブルプリント基板と接触する接触部を有する所要数のコンタクトと、このコンタクトが保持・固定されるとともに前記フレキシブルプリント基板が挿入される嵌合口を有するハウジングと、前記フレキシブルプリント基板を挿入したあと前記コンタクトに作用することにより前記コンタクトと前記フレキシブルプリント基板を接触させるための回動部材とを備えるコネクタにおいて、
    前記フレキシブルプリント基板に係止部を設け、
    該係止部と係合するフラット部分を有する係合部と基板と接続する接続部との間に弾性部と支点部とを設けるとともに前記接続部を前記コンタクトの接続部とは逆方向に配置し、かつ、前記弾性部から係合部と反対方向に延設された押受部を設け、前記係合部と前記フレキシブルプリント基板の係止部とが係合した際に、前記係合部のフラット部分が前記係止部に係合するような関係で、かつ、前記係合部と対向する位置に溝部を設け、前記回動部材により前記コンタクトと同一の作用を受けるロック部材を前記ハウジングに装着し、
    前記回動部材に長手方向に連設した押圧部を設け、前記押圧部が前記ロック部材の押受部と前記ハウジングとの間で回動自在となるように前記回動部材を前記ハウジングの嵌合口と反対側に装着し、
    前記回動部材を回動させることにより、前記ロック部材の係合部を前記フレキシブルプリント基板の係止部に係合させることにより前記フレキシブルプリント基板が前記ハウジングから抜けないようにすることを特徴とするコネクタ。
  2. 2種類の異なるコンタクトを千鳥に配置し、それぞれを第一コンタクトと第二コンタクトとし、
    前記第一コンタクトには接触部と接続部との間に弾性部と支点部とを設けるとともに前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略クランク形状に配置し、かつ、前記接続部と対向する位置に前記弾性部から延設された押受部を設け、
    前記第二コンタクトには接触部と接続部との間に弾性部と支点部とを設けるとともに前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略コ字状に配置し、かつ、前記弾性部から接触部と反対方向に延設された押受部を設け、
    前記回動部材を前記押圧部が前記第一コンタクトの前記押受部と前記接続部との間及び前記第二コンタクトの前記押受部と前記ハウジングとの間で回動自在となるように配置し、
    前記回動部材を回動させることにより、前記前記第一コンタクト及び前記第二コンタクトと前記フレキシブルプリント基板とを接触させることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記第一コンタクトのみを使用するコネクタにおいては、前記ロック部材の係合部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略コ字状に配置するとともに前記ロック部材を前記ハウジングの嵌合口側より挿入・配置することを特徴とする請求項1または2記載のコネクタ。
  4. 前記第二コンタクトのみを使用するコネクタにおいては、前記ロック部材の係合部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略クランク形状に配置するとともに前記ロック部材を前記ハウジングの嵌合口と反対側より挿入・配置することを特徴とする請求項1または2記載のコネクタ。
  5. 前記第一コンタクトと前記第二コンタクトを千鳥に配置するコネクタにおいては、前記ロック部材の係合部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略コ字状に配置するとともに前記ロック部材を前記ハウジングの嵌合口側より挿入・配置することを特徴とする請求項1または2記載のコネクタ。
  6. 前記ハウジングには前記嵌合口側に前記フレキシブルプリント基板を誘う凹部を設け、前記第二コンタクトの接続部及び前記ロック部材の接続部前記ハウジングの凹部内から突出しないように配置することを特徴とする請求項2、4または5記載のコネクタ。
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