JP2006261140A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ピッチの狭小化に対応でき、接触部52が両面にあるFPC22にも対応可能なコネクタを提供せんとするものである。
【解決手段】FPC22と接触する接触部52を有する所要数のコンタクトと、コンタクトが保持・固定されるとともにFPC22が挿入される嵌合口24を有するハウジング12とを備えるコネクタ10において、FPC22の表裏両面に接触部52がある時に、2種類のコンタクト14、16を用い、一方のコンタクト14をハウジング12の嵌合口24の反対側から挿入するとともコンタクト14の接触部30がFPC22の表面の接触部52に接触し、もう一方のコンタクト16をハウジング12の嵌合口24側より挿入するとともにコンタクト16の接触部20がFPC22の裏面の接触部52に接触するようにする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、携帯電話やノートパソコンやデジタルカメラ等に使用されるコネクタに関するもので、特にフレキシブルプリント基板(以下「FPC」という)の少なくとも表裏の一方面に接触部がある場合にコネクタの狭小化を図ったものである。
携帯電話やCCDカメラ等に使用されるコネクタは、狭ピッチで極薄(所謂軽薄短小)であり、主にハウジングとコンタクトとを備え、ハウジングにFPCを挿入し、コンタクトの接触部に接触させう構造のものや主にハウジングとコンタクトとスライダーとを備え、ハウジングとスライダーとでFPCを挟持する構造である。ハウジングとスライダーとでFPCを保持する方法には、色々考えられるが、中でもハウジングにFPCを挿入した後にスライダーを挿入しFPCをコンタクトに押しつける構造のものが多い。また、客先の仕様や狭ピッチを図るためには、前記コンタクトの接続部を前記ハウジングの嵌合口側に配置しなければならないこともある。
ハウジングには、コンタクトが挿入される所要数の挿入孔が設けられるとともにFPCが挿入される嵌合口が設けられている。
コンタクトは主にFPCと接触する接触部と基板等に接続する接続部とハウジングに固定される固定部とから構成されている。このコンタクトは、圧入等によってハウジングに固定されている。
例えば、ゼロインサーションフォース構造としては、実開平6−60983号がある。実開平6−60983号の要約によると、その目的は、電子機器や通信機器内の狭いスペースに使用されるスライダー付プリント基板用コネクタに関するものであり、その構成は、コネクタのスライダーの両側端部にそのスライダーが挿入されるハウジングへの挿入ガイドとして手前側が固定されたU字形状のアーム部を形成し、そのU字形状のアーム部の開放端側に凸部を設けるとともに、U字形状のアーム部の開放端が挿入方向から目視できるように切欠部を設け、ハウジングの両側端部にはスライダーの凸部が係合する傾斜面を有する突出部を設け、スライダーをフレキシブル・プリント基板の接続端子部とともにハウジングに挿入されるとき、当該スライダーの凸部がハウジングの傾斜面を有する突出部を乗り越えることにより、そのU字形状のアーム部の開放端が一時的に外側に広げられ、かつ挿入完了時にその開放端が正常位置に復帰するようにしたコネクタが開示されている。 所謂、ピアノタッチ構造としては、特開平13−257020号に、コネクタのコンタクトとFPC叉はFFCのパターンとの位置合わせを確実に行うことを目的とし、FPC叉はFFCが挿入される開口側の、コネクタの端子ブロックの各コンタクト間の稜線上に突起を列設して、端子ブロックにFPC叉はFFCを挿入した後に、スライダを移動させることによってFPC叉はFFCを前記コンタクトに押圧させ、前記スライダでFPC叉はFFCをコンタクトに押しつけ電気接続させる際に、この突起がFPC叉はFFCのパターン間の凹部に入ることにより、コネクタのコンタクトとFPC叉はFFCのパターンとの位置合わせを確実に行うものが開示されている。 特開平5−326084号の要約によると、回路基板用コネクタに関し、端片に沿う信号入出力用端子の隣接間ピッチや該端子自体が特に狭小化した回路基板でも位置ずれ等を発生させることなく確実に接続させて生産性の向上を図ることを目的とし、文献3には回路基板端辺に数列して形成されている複数の信号入出力用端子と個々に接続するジャック端子が該各信号入出力用端子と対応する位置に植設されている絶縁体の該ジャック端子コンタクト側開口に回路基板をその信号入出力用端子形成辺側から挿入した後、該回路基板をジャック端子のコンタクト側に押圧移動させて対応するコンタクトと信号入出力用端子とを接続させる回路基板用コネクタであって、絶縁体の回路基板が挿入される領域に、所定位置まで挿入したときの回路基板を少なくともその信号入出力用端子形成領域の幅方向側辺で位置決めし得る手段を具えて構成するものが開示されている。
近年、この種のコネクタでは、電気機器(電子機器)の小型化に伴い、より一層の小型化の要求が強くなり、かつ、狭ピッチ化の要求が強くなると同時に信号密度を高めるためにFPCの両面に接触部を設けることが必要になってきた。
しかしながら、上述した構造のコネクタでは、両面に接触部があるFPCに対応することができなく、狭ピッチ化にも対応することが出来ないといった課題があった。
即ち、文献1のようなZIFタイプのものでは、前記FPCを前記ハウジングに挿入後、前記スライダーにより前記FPCを一方に押しつけて、前記コンタクトに接触させる構造であり、接触部が表裏両面にあるFPCには対応出来ない(一方側の面にしか押しつけられない。)。また、文献2のような前記ハウジングの前記FPC挿入側で前記スライダーを回転させる所謂ピアノタッチタイプでも、ZIFタイプ同様に、前記スライダーにより前記FPCを一方に押しつけて、前記コンタクトに接触させる構造であり、接触部が表裏両面にあるFPCには対応出来ない(一方側の面にしか押しつけられない。)。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、ピッチの狭小化に対応でき、接触部が両面にあるFPCにも対応可能なコネクタを提供せんとするものである。
上記目的は、FPCと着脱自在に嵌合するコネクタであって、前記FPCと接触する接触部を有する所要数のコンタクトと、このコンタクトが保持・固定されるとともに前記FPCが挿入される嵌合口を有するハウジングとを備えるコネクタにおいて、前記FPCの少なくとも表裏の一方面に接触部がある時に、2種類のコンタクトを用いるとともに2種類の前記コンタクトを1対とし、1対の前記コンタクトを同一の挿入溝内に配置し、一方の前記コンタクトを前記ハウジングの嵌合口の反対側から挿入するとともにもう一方の前記コンタクトを前記ハウジングの嵌合口側より挿入するにより達成できる。
前記FPCを前記ハウジングの嵌合口に挿入するか、若しくは、前記FPCを挿入した後に前記嵌合口と反対側で回動部材を回動させる、ことにより前記FPCに1対の前記コンタクトを接触させる。
また、前記FPCの表裏両面に接触部がある時に、一方の前記コンタクトが表(上)面と接触し、もう一方の前記コンタクトが裏(下)面と接触し、前記FPCを1対の前記コンタクトで挟み込むようにする。このように1対のコンタクトの接触部で前記FPCを挟み込むことで、上側の前記コンタクトの接触部が前記FPCの表面側の接触部に接触し、下側の前記コンタクトの接触部が前記FPCの裏面側の接触部に接触する。
1対の前記コンタクトの接触部が長手方向で千鳥になるように配置する。このように千鳥に配置することで、より狭小ピッチ化が可能になる。
一方の前記コンタクトには接触部と接続部との間に弾性部と支点部とを設けるとともに前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略クランク形状に配置し、かつ、前記接続部と対向する位置に前記弾性部から延設された押受部を設け、もう一方の前記コンタクトは接触部と接続部とを有し、前記回動部材に長手方向に連設した押圧部を設け、該押圧部が一方の前記コンタクトの接続部と押受部との間で前記押圧部が回動自在に回動するように前記回動部材を前記ハウジングに装着する。このように前記ハウジングの嵌合口側と反対側で前記回動部材を回動することにより、前記FPCに前記コンタクトを押しつけているため、表裏両面に接触部があるFPCにも対応することができ、確実に接触することができる。
本願の作用としては、前記FPCが前記ハウジングの嵌合口内に挿入された後に、前記回動部材の押圧部が一方の前記コンタクトの接続部と押受部との間で回動すると、前記押受部が押圧部によって押し上げられることで一方の前記コンタクトの支点部を支点にし、一方の前記コンタクトの弾性部が前記接触部側に傾くことによって、一方の前記コンタクトの前記接触部が前記FPCの表面側に押圧され、前記FPCの裏面側にもう一方の前記コンタクトが押圧されることになる。
以上の説明から明らかなように、本発明のコネクタ10によると、次のような優れた顕著な効果が得られる。
(1)前記FPC22の少なくとも表裏の一方面に接触部52がある時に、2種類のコンタクト14、16を用いるとともに2種類の前記コンタクト14、16を1対とし、1対の前記コンタクト14、16を同一の挿入溝28内に配置し、一方の前記コンタクト14を前記ハウジング12の嵌合口24の反対側から挿入するととももう一方の前記コンタクト16を前記ハウジング12の嵌合口24側より挿入するようにしているので、より狭小化も図ることができ、信号密度を高めることができる。
(2)前記FPC22を前記ハウジング12の嵌合口24に挿入するか、若しくは、前記FPC22を挿入した後に前記嵌合口24と反対側で回動部材18を回動させる、ことにより前記FPC22に1対の前記コンタクト14、16を接触させているので、より狭小化も図ることができ、信号密度を高めることができる。
(3)前記FPC22の表裏両面に接触部52、52がある時に、一方の前記コンタクト14が表(上)面と接触し、もう一方の前記コンタクト16が裏(下)面と接触し、前記FPC22を1対の前記コンタクト14、16で挟み込むようにしているので、表裏両面に接触部52、52を有する前記FPC22にも容易に対応でき、狭小化も図ることができ、信号密度を高めることができる。
(4)前記FPC22の接触部52、52が長手方向で千鳥に配置されている場合に、1対の前記コンタクト14、16の接触部30、20が長手方向で千鳥になるように配置しているので、より狭小ピッチ化が可能になり、信号密度を高めることができ、容易にFPC22の接触部52、52の位置に対応できる。
(6)一方の前記コンタクト14には接触部30と接続部34との間に弾性部40と支点部38とを設けるとともに前記接触部30と前記弾性部40と前記支点部38と前記接続部34とを略クランク形状に配置し、かつ、前記接続部34と対向する位置に前記弾性部40から延設された押受部32を設け、もう一方の前記コンタクト16は接触部20と接続部34とを有し、前記回動部材18に長手方向に連設した押圧部50を設け、該押圧部50が一方の前記コンタクト14の接続部34と押受部32との間で前記押圧部50が回動自在に回動するように前記回動部材18を前記ハウジング12に装着しているので、前記ハウジング12の嵌合口24側と反対側で前記回動部材18を回動することにより、前記FPC22に前記コンタクト14を押しつけているため、表裏両面に接触部52、52があるFPC22にも対応することができ、確実に前記FPC22の接触部52、52に接触することができる。
(7)前記回動部材18をハウジング12のコンタクト接続部34側で回動させることで、2種類のコンタクト14、16の接触部30、20をFPC22に接触させる構造にしているので、ハウジング12の嵌合口24にスライダーを挿入することがなく、スライダーの厚み分だけコネクタの低背位化が可能になった。
本発明の重要な特徴は、「前記FPCの少なくとも表裏の一方面に接触部がある時に、2種類のコンタクト用いるとともに2種類の前記コンタクトを1対とし、1対の前記コンタクトを同一の挿入溝内に配置し、一方の前記コンタクトを前記ハウジングの嵌合口の反対側から挿入するとともにもう一方の前記コンタクトを前記ハウジングの嵌合口側より挿入する」点にある。この特徴を活かした形態には、2つタイプがある。2つのタイプとも、FPCをコンタクトに接触させる構造である点では同じであるが、FPCをコンタクトに接触させる仕方に相違がある。
第一の構造のコネクタは、主にハウジングとコンタクトと回動部材とを備えており、前記回動部材が回動してFPCをコンタクトに押しつけるタイプのものであり、所謂ピアノタッチ方式と称するタイプのコネクタである。前記回動部材を回動させる位置としては、コンタクト接続側(テール側)である。以下の実施例では、このタイプのものを詳細に説明する。
第二の構造のコネクタは、主にハウジングとコンタクトとを備えており、前記FPCを前記ハウジングの嵌合口へ挿入して、前記FPCを前記コンタクトに接触させる(押しつける)タイプのものであり、スライダーや前記回動部材を使用しない所謂NON ZIFタイプのコネクタと称されるものである。即ち、前記FPCの厚さより狭い、前記コンタクト接触部間や前記コンタクトと前記ハウジングとの間に、前記FPCを無理に挿入して、前記コンタクトに接触させる(押しつける)ものである。
上述した2つの構造とも、2種類のコンタクト用い、一方のコンタクトの接触部が前記FPCの表面の接触部に接触し、もう一方のコンタクトの接触部が前記FPCの裏面の接触部に接触するようにしたことは言うまでもない。
図1から図7に基づいて、本発明のコネクタの一実施例について説明する。図1(A)は回動部材が開いた状態の嵌合口側からみた本発明のコネクタの斜視図であり、(B)はFPCが挿入され、回動部材が閉じた状態の嵌合口側からみた本発明のコネクタの斜視図である。図2(A)は回動部材が開いた状態のあるコンタクト部分で切断した本発明のコネクタの斜視図であり、(B)はFPCが挿入され回動部材が閉じた状態のあるコンタクト部分で切断した本発明のコネクタの斜視図である。図3(A)はFPCの接触部が千鳥に配列された場合の回動部材が開いた状態の図2(A)とは別のあるコンタクト部分で切断した本発明のコネクタの斜視図であり、(B)はFPCの接触部が千鳥に配列された場合のFPCが挿入され回動部材が閉じた状態の図2(B)とは別のあるコンタクト部分で切断した本発明のコネクタの斜視図である。図4(A)は一方のコンタクトの斜視図であり、(B)はもう一方のコンタクトの斜視図である。図5は2種類のコンタクトがFPCに接触した状態の斜視図である。図6は部分的なFPCの斜視図であり、図7は回動部材の斜視図である。
一実施例の本発明のコネクタ10は、主にハウジング12と回動部材18とコンタクト14、16とを備えている。該コネクタ10は、2種類のコンタクト14、16をハウジング12への挿入方向を変えて配列しており、挿入方向を変えて配列することによってFPCの表裏両面にある接触部に対応するようにしたものである。また、場合によっては、前記FPCの表裏両面にある接触部が千鳥に配列されている際には、2種類のコンタクト14、16の接触部の位置を変えたものを使用し、接触部が相違する各コンタクトを千鳥に配置している。
構成部品を説明する前に、FPC22について説明する。前記FPC22には、主にコンタクト14、16の接触部30と接触する接触部52と該接触部52から回路へ繋がるパターンとを備えている。図6のように、本実施例では前記FPC22の接触部52は表裏両面に配置されている。
まず、ハウジング12について説明する。このハウジング12は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。
前記ハウジング12には、所要数のコンタクト14、16が装着される挿入溝28が設けられており、圧入や引っ掛け(ランス)や溶着等によって固定されている。また、前記ハウジング12には前記FPC22が挿入される嵌合口24が設けられ、前記嵌合口24側に前記FPC22を誘う凹部26が設けられている。該凹部26の大きさは、前記ハウジング12の強度や前記コンタクト16の接続性(半田付け性)や前記FPC22の誘い易さを考慮し、前記コンタクト16の接続部34が前記ハウジング12の凹部26内から突出しないように適宜設計されている。前記嵌合口24の大きさは前記FPC22が挿入でき、前記FPC22が挿入された際に前記回動部材18で前記コンタクト14、16に押圧できるように適宜設計されている。前記ハウジング12の長手方向両側には、前記回動部材18の軸46が回動可能に装着される軸受部が設けられている。この軸受部の形状や大きさは、前記回動部材18の軸46が回動できるように装着されていれば如何なるものでもよく、この役割やハウジング12の強度や大きさ等を考慮して適宜設計する。さらにまた、長手方向両側には、前記回動部材18のロック部に対応した位置に係止部が設けられている。
次に、本発明のポイント部分である2種類のコンタクト14、16について説明する。この2種類のコンタクト14、16は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記コンタクト14、16の材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。2種類の前記コンタクト14、16を1対とし、1対の前記コンタクト14、16を図2及び図3のように前記ハウジング12の同一の挿入溝28内に挿入している。
一方の前記コンタクト14は、図4(A)のように倒略h形状をしており、主にFPC22と接触する接触部30と基板に接続する接続部34とハウジング12に固定する固定部36と前記接触部30と前記接続部36との間に設けられた弾性部40及び支点部38と前記接続部36と対向する位置に前記弾性部40から延設された押受部32とを備えている。前記接触部30と前記弾性部40と前記支点部38と前記接続部34とは、略クランク形状に配置されている。前記接触部30は、FPC22と接触し易いように凸部形状にしており、前記接続部34は本実施例では図1のように表面実装タイプ(SMT)にしているが、ディップタイプでも良い。即ち、一方の前記コンタクト14の接触部30は、前記FPC22の表面側の接触部52に接触することになる。
前記支点部38と前記弾性部40と前記押受部32とは、前記FPC22が挿入された際に、次のような作用を果たすための部分である。前記FPC22が前記ハウジング12の嵌合口24内に挿入された後に、前記回動部材18の押圧部50が前記コンタクト14の接続部34と押受部32との間で回動すると、前記押受部32が押圧部50によって押し上げられることで前記コンタクト14の支点部38を支点にし、前記コンタクト14の弾性部40が前記接触部30側に傾くことによって、前記接触部30が前記FPC22側に押圧される。前記支点部38と前記弾性部40と前記押受部32の大きさや形状は、このような作用を果たすために、適宜設計されている。また、前記コンタクト14の押受部32の先端に突出部44を設け、前記回動部材18の押圧部50をコンタクト14の押受部32と接続部34との間で回動させるとき、前記回動部材18の係止孔48に係合させることで、前記回動部材18の回動に対する強い反発力に対抗し、前記回動部材18の中央部が図1(A)の矢印「ロ」方向に膨れてしまうことを防ぐようにすることが望ましい。前記突出部44の大きさは、このような役割を果たすことが出来れば如何なる大きさでもよく、前記回動部材18の係止孔48が引っ掛かる程度に適宜設計する。
もう一方のコンタクト16について説明する。もう一方の前記コンタクト16は図4(B)のように倒略I字形状をしており、主にFPC22と接触する接触部20と基板に接続する接続部34とハウジング12に固定する固定部36とを備え、前記接触部20と一方の前記コンタクト14の接触部30とで、前記FPC22を挟持するようにしている。即ち、もう一方の前記コンタクト16の接触部20は、前記FPC22の裏面の接触部52に接触することになる。このように一方の前記コンタクト14ともう一方の前記コンタクト16を配置することにより、前記FPC22の挿入方向に対して、前記FPC22の表裏両面に接触部30、20が配置されることで、前記FPC22を2つの接触部30、20で挟持することになり、確実に前記FPC22の表裏両面の接触部52、52と接触できるようになる。前記接続部34は、一方の前記コンタクト14と同様に表面実装タイプ(SMT)にしているが、ディップタイプでも良い。
上述のように、一方の前記コンタクト14の接触部30は前記FPC22の表面側の接触部52と接触し、もう一方の前記コンタクト16の接触部20は前記FPC22の裏面側の接触部52と接触することになり、2種類のコンタクト14、16を1対とし、1対の前記コンタクト14、16の接触部30、20を対向するように配置し、前記FPC22を1対の前記コンタクト14、16で挟み込むようしたもので
あり、2種類の前記コンタクト14、16の接触部30、20は前記FPC22の接触部52、52に対応するように適宜設計される。図6のように前記FPC22の表裏両面に設けられた接触部52、52が長手方向で千鳥に配置されている場合には、図4に示した2種類の前記コンタクト14、16とは別に接触部30、20の位置を変えたものを用意し、図5のように接触させている。すなわち、接触部30、20の位置を変えるとは、一方の前記コンタクト14においては弾性部40から接触部30までの長さを変えることであり、もう一方の前記コンタクト16においては固定部36から接触部20までの長さを変えることである。
最後に、前記回動部材18について説明する。この前記回動部材18は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記回動部材18は主にハウジング12に回動可能に装着される軸46部分と前記コンタクト14、16の押受部32を押圧する押圧部50と前記コンタクト14、16の突出部44が係合する係止孔48とを備えている。前記軸46は、前記回動部材18を回動するための支点であり、ハウジング12の長手方向両側に前記回動部材18が回動可能に適宜装着されている。また、長手方向両側には、前記コンタクト14、16の押受部32を押圧した際に前記回動部材18が高さ(図面の上)方向に持ち上がらないようにするためにハウジング12と係合するロック部が設けられている。ロック部の形状や大きさ等は、ハウジング12に係合できれば如何なるものでもよく、上述の役割やコネクタ10の大きさや強度等を考慮して適宜設計する。
前記回動部材18の前記押圧部50は、コンタクト14、16の押受部32に押し付ける部分であり、その形状としては細長形状にすることが望ましく、本実施例では楕円形状をしている。このように楕円形状にすることによって、図1(A)のように前記回動部材18を矢印「イ」方向に回動させ、コンタクト14の押受部32と接続部34との間で回転させることで、押圧部50の大きさの変化によりコンタクト14の押受部32が持ち上げられ、FPC22をコンタクト14の接触部30側に押し付けている。押圧部50の形状としては、コンタクト14の押受部32と接続部34との間で回転でき、長軸と短軸といった大きさの違いによりコンタクト14の押受部32を押し上げられれば、如何なるものでもよい。
また、前記回動部材18を回動した際に、前記回動部材18の回動に対する反発力が強く、回動部材の中央部が図1(A)の矢印「ロ」方向に膨れてしまうことを防ぐようにする為に、前記コンタクト14の突出部44が係合する係止孔48が別個独立に設けられている。前記係止孔48を別個独立に設けることで、前記回動部材18の強度アップや回動時の変形を防止している。
上述した前記回動部材18は前記ハウジング12の嵌合口24と反対側(一方の前記コンタクト14の接続部34側)に回動自在に装着されている。
本発明は、携帯電話やノートパソコンやデジタルカメラ等に使用されるコネクタに関するもので、特にFPC22の少なくとも表裏の一方面に接触部がある場合にコネクタの狭小化を図ったものである。
(A) 回動部材が開いた状態の嵌合口側からみた本発明のコネクタの斜視図である。(B) FPCが挿入され、回動部材が閉じた状態の嵌合口側からみた本発明のコネクタの斜視図である。 (A) 回動部材が開いた状態のあるコンタクト部分で切断した本発明のコネクタの斜視図である。(B) FPCが挿入され回動部材が閉じた状態のあるコンタクト部分で切断した本発明のコネクタの斜視図である。 (A) FPCの接触部が千鳥に配列された場合の回動部材が開いた状態の図2(A)とは別のあるコンタクト部分で切断した本発明のコネクタの斜視図である。(B) FPCの接触部が千鳥に配列された場合のFPCが挿入され回動部材が閉じた状態の図2(B)とは別のあるコンタクト部分で切断した本発明のコネクタの斜視図である。 (A) 一方のコンタクトの斜視図である。(B) もう一方のコンタクトの斜視図である。 2種類のコンタクトがFPCに接触した状態の斜視図である。 部分的なFPCの斜視図である。 回動部材の斜視図である。
符号の説明
10 コネクタ
12 ハウジング
14、16 コンタクト
18 回動部材
22 FPC
24 嵌合口
26 凹部
28 挿入溝
30、20、52 接触部
32 押受部
34 接続部
36 固定部
38 支点部
40 弾性部
44 突出部
46 軸
48 係止孔
50 押圧部

Claims (6)

  1. フレキシブルプリント基板(FPC)と着脱自在に嵌合するコネクタであって、該フレキシブルプリント基板と接触する接触部を有する所要数のコンタクトと、このコンタクトが保持・固定されるとともに前記フレキシブルプリント基板が挿入される嵌合口を有するハウジングとを備えるコネクタにおいて、
    前記フレキシブルプリント基板の表裏両面に接触部がある時に、2種類のコンタクト用い、一方のコンタクトを前記ハウジングの嵌合口の反対側から挿入するととも該コンタクトの接触部が前記フレキシブルプリント基板の表面の接触部に接触し、もう一方のコンタクトを前記ハウジングの嵌合口側より挿入するとともに該コンタクトの接触部が前記フレキシブルプリント基板の裏面の接触部に接触するようにしたことを特徴とするコネクタ。
  2. 2種類のコンタクトを1対とし、1対のコンタクトの接触部を対向するように配置し、前記フレキシブルプリント基板を1対のコンタクトで挟み込むようにしたことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 1対のコンタクトの接触部が長手方向で千鳥になるように配置したことを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記ハウジングには前記嵌合口側に前記フレキシブルプリント基板を誘う凹部を設け、もう一方の前記コンタクトの接続部を前記ハウジングの凹部内から突出しないように配置したことを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
  5. 前記フレキシブルプリント基板を前記ハウジングの嵌合口へ挿入する際に力の掛からないゼロ インサーション フォース(ZIF)構造にするために、前記フレキシブルプリント基板を挿入してから前記コンタクトに押しつけるスライダーを用いたことを特徴とする請求項4記載のコネクタ。
  6. 一方のコンタクトには接触部と接続部との間に弾性部と支点部とを設けるとともに前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略クランク形状に配置し、かつ、前記接続部と対向する位置に前記弾性部から延設された押受部を設け、もう一方のコンタクトは接触部と接続部とを有するとともに該接続部が前記ハウジングの凹部内に入るように配置し、前記スライダーに長手方向に連設した押圧部を設け、該押圧部が一方のコンタクトの接続部と押受部との間で前記押圧部が回動自在に回動するように前記スライダーを前記ハウジングに装着したことを特徴とする請求項5記載のコネクタ。
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