JP4413889B2 - 鋼板組立柱の補強材配置用治具、鋼板組立柱の補強方法、および補強鋼板組立柱 - Google Patents

鋼板組立柱の補強材配置用治具、鋼板組立柱の補強方法、および補強鋼板組立柱 Download PDF

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本発明は、既設の鋼板組立柱、いわゆるパンザマスト(panzer mast)を補強する際の鋼板組立柱の補強材配置用治具、鋼板組立柱の補強方法、および補強鋼板組立柱に関する。
従来、鋼板組立柱の経年変化等に対する補強を行う際、鋼板組立柱の地際部分に対して補強を行うことが知られる。このような補強方法としては、鋼板組立柱の地際の基部中空円筒体から、それより上部中空円筒体を引き抜き、その基部中空円筒体の中空部内部に補強用充填材を投入して補強する方法がある(例えば、特許文献1を参照)。
また、コンクリート製電柱の場合には補強材配置用治具を用いて中空部内に補強用の棒状部材を配置し、その後、隙間充填材を注入することによって補強を行う技術も開示されている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2004−308145号公報 特開2006−138169号公報
上記特許文献1に記載の従来技術は、鋼板組立柱の地際を含む地中から地上部にわたって補強を行うに際して、基部中空円筒体より上部の中空円筒体を引き抜く必要があった。このため、鋼板組立柱の経年変化による変成状態、立設条件(立地状態、上部に取り付けられる照明やアンテナあるいは電線等の付設状態)等において、鋼板組立柱が引き抜き解体可能な状態に無ければならず、補強可能な鋼板組立柱が限定される可能性を否めない。また上記特許文献2に記載の従来技術は、使い勝手等において、さらなる改良の余地が見込まれた。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、鋼板組立柱の状態や立設条件によらない簡易で安価な鋼板組立柱の補強材配置用治具、鋼板組立柱の補強方法、および補強鋼板組立柱を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1の補強材配置用治具は、既設の鋼板組立柱を補強するために、当該鋼板組立柱の中空部内部に補強材として挿入される複数の棒状部材を前記中空部内に配置するときの鋼板組立柱の補強材配置用治具であって、軸棒と、この軸棒に軸方向に摺動自在に外嵌される可動連結部と、この可動連結部と離間して前記軸棒に固設される固定連結部と、一端が前記可動連結部に蝶着される2枚の板状体とこの2枚の板状体と接続される1枚の板状体からなる上腕部と、一端が前記固定連結部に蝶着される2枚の板状体とこの2枚の板状体と接続される1枚の板状体からなる下腕部と、前記上腕部の1枚の板状体からなる他端と前記下腕部の1枚の板状体からなる他端とを回動自在に連結する腕連結部とからなり、前記可動連結部が前記軸棒に沿って摺動することにより前記軸棒を中心に放射状に展開可能に前記可動連結部と前記固定連結部との間に構成される複数の腕部材と、この複数の腕部材のそれぞれに設けられ前記複数の棒状部材を保持するほぼ環状の保持部とを有することを要旨とする。
請求項1の鋼板組立柱の補強材配置用治具によれば、2枚の板状体で軸体の可動連結部に蝶着されることから、腕部材のぐらつきを防止し、棒状部材の位置決めを的確に行うことが可能となると共に、2枚の板状体で腕部材が構成されることから腕部材の自重で展開し易くなる。また腕連結部において上腕部の1枚の板状体からなる他端と下腕部の1枚の板状体からなる他端とを回動自在に連結することから摩擦抵抗を低減し腕部材の軽い力での展開を容易にすることが可能となる。
請求項2の補強材配置用治具は、請求項1記載の補強材配置用治具において、前記保持部は、ほぼ円形の環状に形成され、該環状体の一部には前記棒状部材を吊る紐を通すに十分な間隙が設けられてることを要旨とする。
請求項2の補強材配置用治具では、棒状部材を保持部で保持させる際に予め棒状部材を吊る紐を、保持部の環内に通しておく必要がある。本願発明では保持部に間隙が設けられていることから、この間隙から環内に紐を任意の位置で挿入することが可能となり、従来のように紐の端部から通す必要が無くなり、作業効率を高めることが可能となる。
請求項3の補強材配置用治具は、請求項1または2記載の鋼板組立柱の補強材配置用治具において、前記可動連結部と前記固定連結部との間に上腕部の摺動位置の下端を規制するストッパが前記軸棒に固設されることを要旨とする。
請求項3の補強材配置用治具では、軸棒にストッパが固設されることから、上腕部の最下端位置を規制することができ、補強材配置用治具自身の強度を保持することができると共に、上腕部の円滑な動きを助けることができる。
請求項4の補強材配置用治具は、請求項1または2記載の鋼板組立柱の補強材配置用治具において、前記保持部は、所定長の連結部材を介して前記腕部材に設けられていることを要旨とする。
請求項4の補強材配置用治具では、連結部材の長さを調整することで、保持部の位置、すなわち棒状部材の配置位置の調整を行うことが可能となる。
請求項5の補強材配置用治具は、既設の鋼板組立柱を補強するために、当該鋼板組立柱の中空部内部に補強材として挿入される複数の棒状部材を前記中空部内に配置するときの鋼板組立柱の補強方法であって、前記鋼板組立柱の開口部から前記複数の棒状部材を前記中空部に挿入するステップと、このステップで挿入した前記複数の棒状部材を配置するための請求項1乃至4に記載の補強材配置用治具を前記開口部から前記中空部へ挿入するステップと、このステップで挿入した補強材配置用治具を用いて補強材としての複数の棒状部材を前記中空部内に配置するステップと、前記中空部内側面と前記複数の棒状部材の隙間を充填する隙間充填材を前記中空部に注入するステップとを少なくとも行うことを要旨とする。
請求項6に記載の補強鋼板組立柱は、請求項5に記載した鋼板組立柱の補強方法によって補強されたことを要旨とする。
以上の説明からも明らかなように、本発明によれば鋼板組立柱の状態や立設条件によらない簡易で安価な鋼板組立柱の補強材配置用治具、鋼板組立柱の補強方法、および補強鋼板組立柱を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明に係る一実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る鋼板組立柱Pの補強材配置用治具10の概略構成を示す斜視図であり、図2は本発明の一実施形態に係る鋼板組立柱Pの補強材配置用治具10の腕部材、詳しくは端部上腕部105と端部下腕部107とを連結する腕部連結部106周辺の構成を示す拡大斜視図である。
図1に示す補強材配置用治具10は、補強材配置用治具本体と、この補強材配置用治具本体を支持する軸棒11により構成され、鋼板組立柱Pの中空部に挿入される補強材としての棒状部材であるアラミドロッド15を中空部内でほぼ均等に、すなわち複数のアラミドロッド15の全てが鋼板組立柱Pの内壁に沿った環状にそれぞれほぼ等間隔となるように配置するためのものである。
補強材配置用治具13は、中心軸をなす軸棒11の長さ方向の任意の位置にあってアラミドロッド15を保持し、それら複数のアラミドロッド15の位置を鋼板組立柱Pの中空部内で固定するものである。
アラミドロッド15はアラミド繊維製であり、図4に示すように、その下側の端部には重りとして機能する異型鉄筋153が留め具155により連結される。また、このアラミドロッド15の異型鉄筋53が連結されない上側の端部には、アラミドロッド15を鋼板組立柱Pの外部から懸吊するためにステンレス製ワイヤからなるロッドひも151が締結されている。このロッドひも151の直径は1mm〜3mm程度であり、一例として、アラミドロッド15上部に通し穴を有するアルミまたは鉄製のワイヤ締結部を装着し、この通し穴にロッドひも151を挿通することによってアラミドロッド15にロッドひも151を締結してある。
図2を参照するに、補強材配置用治具10は、軸棒11に、軸棒11の軸心方向に摺動可能に外嵌される可動連結部101と、この可動連結部101と離間して固定して設けられる固定連結部113とを有している。また、可動連結部101と固定連結部113との間には、ストッパ115が軸棒11に固定して設けられており、腕部材が開拡した際に、軸棒11と基部上腕部103とがなす角度が、直角以上に大きくならないように規制する。これにより、腕部材を円滑に閉塞することが可能となる。
可動連結部101と固定連結部113との間には、4組の腕部材が軸棒11を対称軸として対称に配置される。
各腕部材は、2枚の板状体(103a,103b)からなる基部上腕部103と、この基部上腕部103と固定して接続され1枚の板状体からなる端部上腕部105と、この端部上腕部105と腕部連結部106を介して回動自在に連結される1枚の板状体からなる端部下腕部107と、この端部下腕部107と固定して接続され2枚の板状体(109a,109b)からなる基部下腕部109により構成される。
また、基部上腕部103の上端は、可動連結部101に蝶番のように回動自在に取り着けられ、すなわち蝶着されており、また各基部下腕部109の下端も同様に固定連結部113に蝶着されている。なお、基部上腕部103の2枚の板状体は、端部下腕部107の1枚の板状体を挟むように接続されていることから離間して平行に構成され、連結部101,109において2点で連結されることになる。
すなわち、腕部材の軸棒11に近い基部においては、2枚の板状体で構成されていることから、連結部101,109におけるガタつきを抑えることができると共に上腕の2枚の板状体の自重によって腕部材の開拡が自然に行われるようになる。また腕部材の腕部連結部106に近い端部においては、1枚の板状体同士が腕部連結部106で回動自在に連結されていることから回動が円滑に行われることになる。
なお、基部上腕部103の2枚の板状体と端部下腕部107の1枚の板状体の接続部分と、腕部連結部106の連結部分は通常はナットによって締結するが、本実施形態においてはスリーブ111a,b,c,d,eのかしめにより締結するようにしている。これにより振動等により外れることを防止することができ、さらに締結に要する時間を大幅に削減することができる。
また、この複数の腕部材のそれぞれにアラミドロッド15を保持する環状のロッド保持部13がナット133で締結される。このロッド保持部13はほぼ円形の環状に鉄等の棒状部材で形成された環状体であり、その環状体の一部には前記アラミドロッド15のロッドひも151を通すに十分な間隙、すなわち切り欠き131が設けられている。また、ロッド保持部13は施行現場において、適宜、数量、大きさ、形状が変更される可能性があるため、ボルトとナット133によって締結される。
また、ロッド保持部13が適宜、図示しない所定長の連結部材を介して締結されることから、連結部材の長さを調整することで、ロッド保持部13の位置、すなわちアラミドロッド15の配置位置の調整を行うことが可能となる。
以上の構成を有する補強材配置用治具10は、軸棒11の軸心方向と垂直な方向に展開・閉塞(開閉)可能であり、図示しない鋼板組立柱P上端の末口部または側面開口Hから挿入するときには、まず、可動連結部101を固定連結部113と反対側(上方)に移動させて肘部を伸長することによって補強材配置用治具10を軸棒11の軸心に垂直な方向に対して閉じた状態にする。この閉じた状態で鋼板組立柱Pの中空部内部に挿入し、中空部内部で補強材の位置を固定する際には肘部を屈曲させて水平方向に開いた状態にする。
ここで、補強材配置用治具1として好ましい寸法例を記載しておく。軸棒11の直径は、9mm〜20mm程度である。保持部13は、15mm〜25mmの直径を有するアラミドロッド15を保持可能であればよいことから、円環の直径が25mm〜30mm程度であればよい。
このような構成を取ることにより、可動連結部101を上昇させて補強材配置用治具10を閉じた状態では、その補強材配置用治具10の軸棒11と垂直な方向の幅が、最小で55mmよりも若干小さい程度の値になる。他方、補強材配置用治具10を開いたときの軸棒11に垂直な方向の径は腕部材の長さに依存するため任意の値とすることができる。
以上説明した鋼板組立柱Pの補強材配置用治具を用いれば、既設の鋼板組立柱P中空部に補強材を均等に配置することが容易にできるため、鋼板組立柱Pの補強工事を短期間に、なおかつ立設場所によらずに行うことが可能となる。
次に、本実施形態に係る補強材配置用治具10を用いた鋼板組立柱Pの補強方法について説明する。
まず、図3に示すように鋼板組立柱Pの頂頭部に装着されたカバーを取り外すと共に側面に開口部(側面開口H)を形成する(ステップS1)。
その後、上端末口部または側面開口Hから、複数のアラミドロッド15を中空部内に挿入する(ステップS2)。図4を参照するに、中空部内に挿入された複数のアラミドロッド15は異形鉄筋153の重みもあり中空部内底部におかれた状態となる。またこのときアラミドロッド15のロッドひも151の端部は側面開口Hから外部に引き出されている。
次に続くステップS3では、補強材配置用治具10を挿入する。この挿入した補強材配置用治具10を用いることにより、ステップS2で挿入したアラミドロッド15を均等に配置する。
すなわち、ステップS2で挿入したアラミドロッド15のロッドひも151を保持部13の切り欠き131から環内に入れ、次にこの切り欠き131を任意の手法、例えばスリーブを用いた圧着や粘着テープの巻回により塞ぎ、そして個々の保持部13にロッドひも151が挿通した状態で、補強材配置用治具10を軸心と垂直な方向に対して閉じた状態で、末口部から中空部内に下降させていく。これにより補強材配置用治具10の保持部13は、ロッドひも151に続いてアラミドロッド15を挿通させることになり、そのためアラミドロッド15は保持部13により位置決めされる。
このとき補強材配置用治具10の腕部材は、基部上腕部103の2枚の板状体の自重によって腕部材の開拡が自然に行われ、その先端、すなわち腕部材の腕部連結部106端部が鋼板組立柱Pの内壁に接触するまで開拡する。つまり保持部13の位置間も最大径の位置となる。これにより図5に示すように、アラミドロッド15の下部は、後述する補強材配置用補助具17により位置が規制される上部よりも開拡され、鋼板組立柱Pの内壁に沿って配置されることとなる。
続いて補強材配置用補助具17を同様にアラミドロッド15にはめ込む。この補強材配置用補助具17は、図5及び図6からも明らかなように、円形のフレーム171に4つの半円形状のロッド保持部173を固設しただけの構成である。これら補強材配置用補助具17と補強材配置用治具10のアラミドロッド15の保持状態をそれぞれ図6と図7に示す。
次に、隙間充填材を側面開口Hから中空部へ注入する(ステップS5)。図5を参照するに、隙間充填材としては2種類のものが想定され、最初に砕石21(いわゆる砕石の他、砂またはモルタルまたは豆砂利等を含む)を中空部の下端部から異形鉄筋153が埋もれてアラミドロッド15が固定できる程度に注入し、その後、固化した後も収縮しない無収縮モルタル23を、アラミドロッド15の最上部からさらに10数センチ程度上まで注入する。
隙間充填材による充填を行った後、取り外していた頂頭部のカバーを末口部に装着、固定すると共に側面開口Hに開口閉塞具19をあて、側面開口Hを閉塞する。その後、鋼板組立柱Pを外見的に元の状態に戻す(ステップS8)。
以上の工程によって鋼板組立柱Pの補強が終了し、補強材配置用治具10で補強された鋼板組立柱Pが完成する。
なお、中空部に挿入する補強材の本数は、鋼板組立柱Pの径に応じて最適な本数が選択され、その本数に適合する補強材配置用治具10が用いられることもいうまでもない。挿入される本数としては、4本の他にも3本、5本、6本等を想定することができる。
以上説明した本発明の一実施形態によれば、鋼板組立柱Pの立設場所や状態に左右されること無く簡単に施工でき、かつその施工コストを低減することが可能となる。
加えて本実施形態によれば、補強材を中空部内で均等に配置し、鋼板組立柱Pの補強強度にムラができるのを防止することができる。
さらに、本実施形態によれば、傾斜して立設している鋼板組立柱Pの場合にも、鉛直方向に立設している鋼板組立柱Pと同様の補強効果を得ることができる。
本発明の一実施形態に係る鋼板組立柱の補強材配置用治具の概略構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る鋼板組立柱の補強材配置用治具要部(腕部材の連結部)の構成を表す拡大斜視図である。 鋼板組立柱の構成及び側面開口の位置を示す図である。 補強材を鋼板組立柱内部に挿入したときの鋼板組立柱の中空部最下端付近の状態を示す図である。 補強材配置用治具を用いて補強材を配置したときの鋼板組立柱の中空部最下端付近の状態を示す図である。 補強材配置用補助具の構成を示す平面図である。 補強材配置用治具の構成を示す平面図である。
符号の説明
10…補強材配置用治具
11…軸棒
13…ロッド保持部
15…アラミドロッド
17…補強材配置用補助具
19…開口閉塞具
21…砕石
23…無収縮モルタル
101…可動連結部
103…基部上腕部
105…端部上腕部
107…端部下腕部
109…基部下腕部
111…スリーブ
113…固定連結部
115…ストッパ
131…切り欠き
133…六角ナット
151…ロッドひも
153…異型鉄筋
155…留め具
171…フレーム
173…ロッド保持部
H…側面開口
P…鋼板組立柱

Claims (6)

  1. 既設の鋼板組立柱を補強するために、当該鋼板組立柱の中空部内部に補強材として挿入される複数の棒状部材を前記中空部内に配置するときの鋼板組立柱の補強材配置用治具であって、
    軸棒と、
    この軸棒に軸方向に摺動自在に外嵌される可動連結部と、
    この可動連結部と離間して前記軸棒に固設される固定連結部と、
    一端が前記可動連結部に蝶着される2枚の板状体とこの2枚の板状体と接続される1枚の板状体からなる上腕部と、一端が前記固定連結部に蝶着される2枚の板状体とこの2枚の板状体と接続される1枚の板状体からなる下腕部と、前記上腕部の1枚の板状体からなる他端と前記下腕部の1枚の板状体からなる他端とを回動自在に連結する腕連結部とからなり、前記可動連結部が前記軸棒に沿って摺動することにより前記軸棒を中心に放射状に展開可能に前記可動連結部と前記固定連結部との間に構成される複数の腕部材と、
    この複数の腕部材のそれぞれに設けられ前記複数の棒状部材を保持するほぼ環状の保持部と
    を有することを特徴とする鋼板組立柱の補強材配置用治具。
  2. 前記保持部は、ほぼ円形の環状に形成され、該環状体の一部には前記棒状部材を吊る紐を通すに十分な間隙が設けられていることを特徴とする請求項1記載の鋼板組立柱の補強材配置用治具。
  3. 前記可動連結部と前記固定連結部との間に上腕部の摺動位置の下端を規制するストッパが前記軸棒に固設されることを特徴とする請求項1または2記載の鋼板組立柱の補強材配置用治具。
  4. 前記保持部は、所定長の連結部材を介して前記腕部材に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の鋼板組立柱の補強材配置用治具。
  5. 既設の鋼板組立柱を補強するために、当該鋼板組立柱の中空部内部に補強材として挿入される複数の棒状部材を前記中空部内に配置するときの鋼板組立柱の補強方法であって、
    前記鋼板組立柱の開口部から前記複数の棒状部材を前記中空部に挿入するステップと、
    このステップで挿入した前記複数の棒状部材を配置するための請求項1乃至4に記載の補強材配置用治具を前記開口部から前記中空部へ挿入するステップと、
    このステップで挿入した補強材配置用治具を用いて補強材としての複数の棒状部材を前記中空部内に配置するステップと、
    前記中空部内側面と前記複数の棒状部材の隙間を充填する隙間充填材を前記中空部に注入するステップと
    を少なくとも行うことを特徴とする鋼板組立柱の補強方法。
  6. 請求項5に記載した鋼板組立柱の補強方法によって補強されたことを特徴とする補強鋼板組立柱。
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