JP4413345B2 - 竪型帯鋸盤 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は竪型帯鋸盤に係り、さらに詳細には構成が簡単でエンドレス状の帯鋸刃の着脱交換を容易に行うことのできる竪型帯鋸盤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、箱状の架台の上部に設けたベースプレート上に、ワークを支持するワークテーブルを左右方向へ往復動自在に設けた竪型帯鋸盤において、前記ベースプレートの下方に位置する駆動ホイールと上方に位置する従動ホイールとに掛回したエンドレス状の帯鋸刃の着脱交換は、前記ベースプレートの後端部から前後方向に設けたスリット内を帯鋸刃を通過せしめることによって行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のごとき従来の構成においては、ベースプレート上に設けたワークテーブル用左右方向のガイドを前記スリットが前後方向に横切るので、このスリットの部分でのワークテーブルの円滑な移動が阻害されないように、前記ガイド部分のスリットを栓によって塞ぐことや、ガイド部分のスリットを斜めにするなどの工夫をしなければならず、構成が複雑化し製造コストの面でさらに改善すべき問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前述のごとき従来の問題に鑑みて、本発明は、箱状の架台の上部に設けたベースプレート上に、ワークを支持するワークテーブルを左右方向へ往復動自在に設け、前記ベースプレートの下方位置に設けた駆動ホイールと上方位置に設けた従動ホイールとにエンドレス状の帯鋸刃を掛回してなる竪型帯鋸盤において、前記ベースプレートの左右の一端側から中央付近に亘って前記帯鋸刃を通過自在のスリットを設け、このスリットによって前後に区画された前記ベースプレートの後側部分の下側領域に、前記帯鋸刃の着脱交換時に前記スリットに沿ってベースプレートの一端側から前記駆動ホイールとの間を帯鋸刃が左右方向に移動自在の通路を設けてなり、前記ベースプレートの前記スリットに対応するスリットを前記ワークテーブルに設けて、ワークテーブルを前テーブルと後テーブルとに分割して備え、上記後テーブルに、ワークの前後方向の位置決めを行うためのバックゲージを前後方向へ移動位置決め自在に設けると共に、前後のテーブルに、ワークを左右方向から挟持固定するための固定クランプジョーと可動クランプジョーとをそれぞれ備えているものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1,図2を参照するに、本発明の一実施の形態に係る竪型帯鋸盤1は、箱状の架台3を備えており、この架台3上には左右方向に長いベースプレート5が設けてある。そして、上記ベースプレート5上には左右方向に長い複数のガイド部材7が設けてあり、このガイド部材7には例えば端材のごとき短いブロックなどのごときワーク(図示省略)を支持するワークテーブル9が左右方向へ往復動自在に支持されている。このワークテーブル9の左右方向への往復動は、例えば油圧シリンダあるいはサーボモータによって回転されるボールネジ機構のごときテーブル作動装置(図示省略)の作動によって自動的に行われるものである。
【0006】
前記架台3の後側にはコラム11が立設してあり、このコラム11の上部にはホイールハウジング13が設けられており、このホイールハウジング13内には従動ホイール15が回転自在に支承されており、前記ベースプレート5の下方位置で前記架台3内には従動ホイール15と上下に対向した駆動ホイール17が回転自在に設けられている。そして、上記駆動ホイール17と従動ホイール15にはエンドレス状の帯鋸刃19が掛回してある。
【0007】
なお、前記ホイールハウジング13には、帯鋸刃19を着脱するときに開平自在の扉21が設けてあり、また前記架台3の左右の一側端部(本例においては左側端部)にも扉23が開閉自在に設けてある。また前記ホイールハウジング13の下側には帯鋸刃19を挟持案内する鋸刃ガイド25が上下調節自在に設けられている。
【0008】
前記ワークテーブル9と前記帯鋸刃19との干渉を回避するために、前記ワークテーブル9には左右方向のスリット27が設けてある。このスリット27の一端(左端)はワークテーブル9の左端に達しており、このスリット27によってワークテーブル9は前テーブル9Fと後テーブル9Rとに分割してある。
【0009】
上記前テーブル9Fと後テーブル9Rは前記ガイド部材7にそれぞれ移動自在に支持されており、かつ上記前テーブル9Fと後テーブル9Rの他端部(右端部)は連結ブラケット29によって一体的に連結してある。そして、上記連結ブラケット29には前後のクランプシリンダ31F,31Rが取付けてあり、この前後のクランプシリンダ31F,31Rに左右方向に往復動自在に備えた各ピストンロッドには、前記スリット27を間にして前後に位置する前後の可動クランプジョー33F,33Rが設けられている。
【0010】
したがって、前記ワークテーブル9における前後テーブル9F,9Rの一端部に設けた前後の固定クランプジョー35F,35Rと前記可動クランプジョー33F,33Rとによってワークの切断部を間にして前後両側でワークを挟持固定することができるものである。
【0011】
切断すべきワークの前後方向の位置決めを行うために、前記後テーブル9Rの一端側にはバックゲージ37が前後方向へ移動位置決め自在に設けられている。
【0012】
このバックゲージ37は、ボールネジケーシング39内に前後方向に長くかつ回転自在に設けたボールネジ(図示省略)に移動自在に螺合してあり、上記ボールネジは、ボールネジケーシング39の後側に設けたモータハウジング41内に内装した位置決め用サーボモータ(図示省略)によって回転される構成である。
【0013】
したがって、前記バックゲージ37は前後方向に自動的に移動位置決め自在なものである。
【0014】
前記ワークテーブル9に設けた左右方向のスリット27に対応して前記ベースプレート5に左右方向のスリット43が設けられている。このスリット43は前記ベースプレート5の左右方向のほぼ中央部から一端側(左端側)に亘って設けられており、このスリット43によって前後に区画されたベースプレート5の後側部分5R(図2参照)の下側領域は、前記帯鋸刃19の着脱交換時に前記スリット43に沿ってベースプレート5の一端側(左端側)から前記駆動ホイール17の位置へ帯鋸刃19が移動自在であるように通路が形成してある。
【0015】
換言すれば、ベースプレート5の前記後側部分5Rは、ベースプレート5の中央部付近から左方向へオーバーハングするように突出した態様すなわち片持式に支持された態様であって、後側部分5Rは主柱等によって支持されることなく宙に浮いた状態にあるものである。
【0016】
以上のごとき構成において、ワークの切断を行うには、先ずバックゲージ37を前後方向に位置決めし、このバックゲージ37に当接するようにワークをワークテーブル9上に載置した後、前後のクランプシリンダ31F,31Rを作動して、前後の固定クランプジョー35F,35Rと可動クランプジョー33F,33Rによってワークを左右方向から挟持固定する。その後に駆動ホイール17を上下方向に回転駆動すると共にワークテーブル9を右方向へ移動することにより、ワークに対して帯鋸刃19の相対的な切込みが行われてワークの切断が行われることになる。
【0017】
前記帯鋸刃19の着脱交換を行うときは、ワークテーブル9上からワークを取り除き、ホイールハウジング13の扉21を開くと共に架台3に設けた扉23を開いて、従動ホイール15及び駆動ホイール17の左側を開放する。その後に従動ホイール15及び駆動ホイール17から帯鋸刃19を取り外し、図1に仮想線で示すように、ワークテーブル9に設けたスリット27及びベースプレート5に設けたスリット43に沿って帯鋸刃19を左方向へ移動することにより、ワークテーブル9の後テーブル9R及びベースプレート5の後側部分5Rは帯鋸刃19の内側を相対的に通過して抜けることとなり、帯鋸刃19を外方へ取り出すことができる。そして、上述とは逆の動作を行うことにより、新しい帯鋸刃19を、従動ホイール15と駆動ホイール17とに掛回することができるものであります。
【0018】
【発明の効果】
以上のごとき説明より理解されるように、本発明においては、ワークテーブルおよび当該ワークテーブルを支持したベースプレートに左右方向のスリットが形成してあり、上記スリットによって前後に区画された後テーブル及びベースプレートの後側部分がエンドレスの帯鋸刃内を相対的に通過する態様でもって帯鋸刃の着脱交換を行うことができるものである。
【0019】
したがって、ベースプレート上においてワークテーブルを左右方向にガイドするガイド部を前記スリットが横切るようなことがなく、ワークテーブルの左右方向への移動が円滑に行われ得ると共にベースプレートやワークテーブルの製造も容易であり、前述したごとき従来の問題を改善し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る竪型帯鋸盤の斜視説明図である。
【図2】同上の左側面図である。
【符号の説明】
1 竪型帯鋸盤
3 架台
5 ベースプレート
5R 後側部分
9 ワークテーブル
9F 前テーブル
9R 後テーブル
15 従動ホイール
17 駆動ホイール
19 帯鋸刃
27 スリット
31 クランプシリンダ
33 可動クランプジョー
35 固定クランプジョー
37 バックゲージ
43 スリット
Claims (1)
- 箱状の架台の上部に設けたベースプレート上に、ワークを支持するワークテーブルを左右方向へ往復動自在に設け、前記ベースプレートの下方位置に設けた駆動ホイールと上方位置に設けた従動ホイールとにエンドレス状の帯鋸刃を掛回してなる竪型帯鋸盤において、前記ベースプレートの左右の一端側から中央付近に亘って前記帯鋸刃を通過自在のスリットを設け、このスリットによって前後に区画された前記ベースプレートの後側部分の下側領域に、前記帯鋸刃の着脱交換時に前記スリットに沿ってベースプレートの一端側から前記駆動ホイールとの間を帯鋸刃が左右方向に移動自在の通路を設けてなり、前記ベースプレートの前記スリットに対応するスリットを前記ワークテーブルに設けて、ワークテーブルを前テーブルと後テーブルとに分割して備え、上記後テーブルに、ワークの前後方向の位置決めを行うためのバックゲージを前後方向へ移動位置決め自在に設けると共に、前後のテーブルに、ワークを左右方向から挟持固定するための固定クランプジョーと可動クランプジョーとをそれぞれ備えていることを特徴とする竪型帯鋸盤。
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JP33339499A JP4413345B2 (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 竪型帯鋸盤 |
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JP2001150231A JP2001150231A (ja) | 2001-06-05 |
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Family Applications (1)
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JP33339499A Expired - Fee Related JP4413345B2 (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 竪型帯鋸盤 |
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- 1999-11-24 JP JP33339499A patent/JP4413345B2/ja not_active Expired - Fee Related
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