JP3642818B2 - 板材加工機における板材クランプ装置 - Google Patents

板材加工機における板材クランプ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、板材加工機における板材クランプ装置に係り、更に詳細には、板材加工機における板材移動位置決め装置に設けられた板材クランプ装置を改良した板材加工機における板材クランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばタレットパンチプレスのごとき板材加工機における板材移動位置決め装置に設けられた板材クランプ装置としては、板材加工機に設けた金型に対してある程度離れた位置にクランプ装置が直線式に移動して位置決めされるか、または、クランプ装置のクランプ部を回転させながら回避するタイプが採用されているのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の板材加工機における板材クランプ装置のうち、前者の直線式に移動位置決めする板材クランプ装置は、板材に加工できないデッドゾーン(加工不能領域)が発生する。また、後者の回転式の板材クランプ装置は、図8に示されているごとく、キャレッジ201に回転可能なクランプ部材203が設けられており、金型がX,Y軸のうち一軸方向へ移動するタイプのパンチプレスの金型ホルダ205に向かって移動する時は、図8の図中にL寸法で示されているごとく大きな余裕代をとらなければならず、この方式でもデッドゾーンが発生し、小さい板材をクランプすることができない。
【0004】
更に、前者、後者の板材クランプ装置では、再クランプ時に下部ジョーで板材を突き上げたりして加工精度に影響する。
【0005】
この発明の目的は、加工不能領域を無くし、簡単な構成で且つ高剛性化を図ると共に、再クランプの確実化を図った板材加工機における板材クランプ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、板材加工機におけるワークテーブル上の加工される板材を把持するための下部ジョーと上部ジョーとを備えてなるクランプ部材を、前後進自在な移動部材に固着した板材に装着して設け、前記クランプ部材によって加工される前記板材を把持する前進した把持位置とこの把持位置から後退した退避位置へ前記板材を案内する一対の位置決めブロックと、前記把持位置へ前進されたときに前記一対の位置決めブロックに形成したテーパ部に係合するように前記板材に形成された楔状部と、前記板材に上下に回動自在に装着され前記クランプ部材が後退しているときには前記下部ジョーの把持面よりも先端が下方に位置しているクランプガイド本体と、前記クランプ部材が前記把持位置へ前進されたときに前記先端でもって加工される板材をすくい上げるように前記クランプガイド本体と係合して前記クランプガイド本体を上下に回動するためのカム部材と、を備えていることを特徴とするものである。
【0011】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、板材加工機として本実施例ではプラズマ・パンチ複合加工機を対象として説明するが、この機種に限定するものでなく、板材クランプ装置を採用したすべての機種に適用が可能である。また、プラズマ・パンチ複合加工機とワーク移動位置決め装置については、既に公知のものであるため詳細な図示と説明を省略する。
【0012】
図7を参照するに、プラズマ・パンチ複合加工機1はベースフレーム3を備えており、このベースフレーム3における左右方向(図7において左右方向)の中央部には門型フレーム5が立設されている。上記ベースフレーム3の右部と左部には板材Wを支持するワークテーブル7がそれぞれ設けられており、各ワークテーブル7は左右方向へ回転自在なパイプローラ9を多数備えている。
【0013】
上記ワークテーブル7に支持された板材Wを左右方向へ移動位置決めするため、ベースフレーム3の後部(図7において右斜め上部)には板材移動位置決め装置11が設けられている。より詳細には、ベースフレーム3の後部には左右方向へ延伸したキャレッジガイド13が設けられており、このキャレッジガイド13には板材Wの端部を把持する複数の板材クランプ装置15を備えたキャレッジ17が左右方向へ移動自在に設けられている。このキャレッジ17を左右方向へ移動させるため、ベースフレーム3の後部にはサーボモータ(図示省略)に連動連結したボールねじ19が左右方向へ延伸して設けられており、このボールねじ19に螺合したナット部材(図示省略)がキャレッジ17に一体的に設けられている。
【0014】
前記門型フレーム5の一部を構成する上部フレーム21の右側にはガイド部材23が前後方向へ延伸して設けられており、このガイド部材23には板材Wに対してプラズマガスを噴射するプラズマトーチ25を備えたプラズマ加工ヘッド27が前後方向へ移動自在に設けられている。このプラズマ加工ヘッド27を前後方向へ移動させるため、上部フレーム21の右側には前後方向へ延伸したボールねじ29が設けられており、プラズマ加工ヘッド27はこのボールねじ29に螺合したナット部31を備えている。そして、このボールねじ29は、上部フレーム21の適宜位置に設けたサーボモータ33に駆動ギヤ35、従動ギヤ37を介して連動連結されている。
【0015】
上記上部フレーム21の左側には上部ガイド39が前後方向へ延伸して設けられており、この上部ガイド39にはパンチ金型ヘッド41が前後方向へ移動自在に設けられている。上記パンチ金型ヘッド41を前後方向へ移動させるため、上部フレーム21には金型ヘッド用サーボモータ(図示省略)に連動連結した上部ボールねじ43が前後方向へ延伸して設けられており、パンチ金型ヘッド41にはこの上部ボールねじ43に螺合するナット部45が設けられている。上記パンチ金型ヘッド41は複数のパンチ金型47、ラムシリンダ49、このラムシリンダ49によって昇降されるラム(図示省略)等を備えており、ラムは公知の適宜手段を介して複数のパンチ金型47の中の所定のパンチ金型47を打圧することができる。
【0016】
前記ベースフレーム3における一対のワークテーブル7の間には下部ガイド51が前後方向へ延伸して設けられており、この下部ガイド51には複数のダイ金型53を備えたダイ金型ヘッド55が前後方向へ移動自在に設けられている。上記ダイ金型ヘッド55を前後方向へ移動させるため、一対のワークテーブル7の間には下部ボールねじ57が前後方向へ延伸して設けられており、ダイ金型ヘッド55にはこの下部ボールねじ57に螺合したナット部59が設けられている。なお、この下部ボールねじ57を前記上部ボールねじ43と同期して回転させるため、下部ボールねじ57は上部ボールねじ43にタイミングベルト(図示省略)、プーリ(図示省略)を介して連動連結されている。
【0017】
上記構成により、ワークテーブル7に支持せしめた板材Wを板材クランプ装置15により把持した後に、キャレッジ用サーボモータの駆動制御によりボールねじ19を回転させてキャレッジ17を左右方向へ移動させる。これによって、板材クランプ装置15を左右方向に移動させて、板材Wをプラズマ加工ヘッド27(又は金型ヘッド41,55)に対して左右方向へ移動位置決めすることができる。
【0018】
また、プラズマヘッド用サーボモータ33の駆動制御によりボールねじ29を回転させてプラズマ加工ヘッド27を前後方向へ移動位置決めする。これによって、板材Wをプラズマ加工ヘッド27に対して相対的に前後方向へ移動位置決めすることができる。そして、プラズマトーチ25から板材Wに対してプラズマガスを照射することにより、板材Wに対して所望のプラズマ切断加工を行うことができる。
【0019】
或いは、金型ヘッド用サーボモータ33の駆動制御により上部ボールねじ43、下部ボールねじ57を同期して回転させることにより、上下に対向したパンチ金型ヘッド41とダイ金型ヘッド55を前後方向へ移動位置決めすることができる。これによって、板材Wを金型ヘッド41,55に対して相対的に前後方向へ移動位置決めすることができる。そして、ラムシリンダ49の作動によりラムを下降させて所定のパンチ金型47を打圧することにより、所定のパンチ金型47と所定のダイ金型53により板材Wに対して所望のパンチング加工を行うことができる。
【0020】
本実施例の複合加工機1は、板材Wの移動位置決め範囲を広げる等のため、前記板材クランプ装置15による把持換え作業(リポジショニング)を行うときに、板材Wをワークテーブル7に固定せしめるリポジショニング用ワーク固定装置61を備えており、このワーク固定装置61は板材Wの端部を把持する上部ジョー63、下部ジョー65を備えている。
【0021】
なお、符号67は板材Wを把持する把持用エアシリンダであり、符号69はシリンダ保持部材であり、このシリンダ保持部材69を前後方向へ移動させるため、移動用エアシリンダ71が設けられている。
【0022】
次に、本実施例の主要部である前記板材クランプ装置15について、更に詳細に説明する。
【0023】
図1,図2及び図3を参照するに、ベースフレーム3に設けられた例えばLMガイドであるキャレッジガイド13にはキャレッジ17が左右方向(図1において図面に直交する方向、図2において上下方向、図3において左右方向)へ移動自在に設けられている。このキャレッジ17を左右方向へ移動させるため、ベースフレーム3に設けたサーボモータ(図示省略)に連動連結したボールねじ19を介して移動自在に設けられている。
【0024】
前記キャレッジ17の上面には下板73を介して板材クランプ装置15が設けられている。この板材クランプ装置15は、上部ジョー75と下部ジョー77とで構成されたクランプ部材79と、このクランプ部材79を水平移動させるクランプ部材前後進用駆動装置81と上部ジョー75を上下に揺動するための上部ジョー開閉用駆動装置83と、クランプ部材79を固定する固定機構85と、板材Wを下部ジョー77の把持面へ押し上げるクランプガイド87とで構成されている。
【0025】
前記キャレッジ17上に立設されたブロック体89の内部に前後進自在に移動部材91が設けられ、この移動部材91の上面にコ字形状をした板材93が固着されていて、このコ字形状をした板材93の内部に前記クランプ部材79が装着されている。そして、移動部材91の上面には前記クランプ部材79である下部ジョー77の基部が固着され、下部ジョー77の先端側に設けた軸95に上部ジョー75が回動自在に装着されている。なお、下部ジョー77の先端には板材Wを把持する把持面77aが形成され、上部ジョー75の先端にも前記下部ジョー77の把持面77aに相対して把持面75aが形成されている。
【0026】
前記移動部材91に設けたコ字形状の板材93の先端には、板材Wが当接する突当て板97が固着されている。そして、この突当て板97の当接面99は、前述したクランプ部材79である上部ジョー75と下部ジョー77の先端より所定量凹んだ位置にある。
【0027】
移動部材91は、図4を合せて参照するに、前記上部ジョー75を旋回上下させる上部ジョー開閉用駆動装置83として例えば流体圧作動のシリンダの外筒となっていて、この外筒内にピストン101が内蔵され、このピストン101に一体的に設けたピストンロッド103の先端にホークエンド105が設けられている。このホークエンド105に垂直状に長穴107が形成され、長穴107内にピン109を介してL字形状のリンク板111が装着され、リンク板111は回動軸113を支点として回動自在となっている。
【0028】
前記リンク板111の他側には軸115が設けられ、この軸115に前記上部ジョー75の後端に形成されたスライド溝117が係合されている。そして、前記移動部材91内には右圧力流体室119と左圧力流体室121が形成されている。なお、符号123は流路を示し、前記ピストンロッド103を貫通して設けられている。また、符号91A,91Bはエンドプレートであり、スナップリング125によりエンドプレート91A,91Bは移動部材91に一体的に固着されている。
【0029】
上記構成により、流路123を通り右圧力流体室119に圧力流体を供給すると、ピストン101は前進し、ピストンロッド103、ホークエンド105も前進して、ホークエンド105に形成した長穴107に係合したピン109を介してリンク板111は回動軸113を回動支点として時計廻りに回動する。そして、リンク板111の回動により軸115は上部ジョー75に形成したスライド溝117を押し上げ、上部ジョー75を軸95を回動支点として反時計廻りに回動し、下部ジョー77の把持面77aと上部ジョー75の把持面75aとの間に板材Wをクランプすることができる。
【0030】
なお、板材Wのクランプを解除するには、上述した逆の動作、すなわち、左圧力流体室121へ圧力流体を供給するとピストン101は後退してリンク板111を介して上部ジョー75は時計廻りに回動してクランプを解除することができる。
【0031】
前記クランプ部材前後進用駆動装置81として例えば流体圧作動のシリンダは、前記下板73と一体的に設けられた支持部73aに設けられている。より詳細には、図5を併せて参照するに、前記支持部73a内にシリンダの外筒127が装着され、この外筒127の内部にピストン129が内蔵され、ピストン129と一体的に設けたピストンロッド131の先端は、前記移動部材91に装着されたエンドプレート91Aに締結部材133により固着されている。
【0032】
そして、前記ピストンロッド131の軸芯には貫通穴135が形成されていて、この貫通穴135に筒体137が挿入され、筒体137はシリンダを構成するエンドプレート81Aに固着されている。この筒体137の内部には前記流路123となる管材139が挿入され、管材139の内部には前記上部ジョー開閉用駆動装置83の一部材であるピストンロッド103が前後方向へ移動自在に挿入されている。なお、外筒127の前側にはエンドプレート81Bが設けられている。更に、符号141はマニホールドである(図2参照)。
【0033】
前記クランプ部材前後進用駆動装置81であるシリンダには、前記移動部材91を前後進させるために右圧力流体室143と左圧力流体室145が形成されている。なお、符号147はドグであり、このドグ147にてクランプ部材79の前後位置と検知する検出器149が設けられている。また、符号151はダイホルダであり、このダイホルダ151にダイDが装着されている。
【0034】
上記構成により、マニホールド141を介して圧力流体をクランプ部材前後進用駆動装置81に設けた右圧力流体室143内へ供給すると、ピストン129は前進し、ピストン129と一体的に設けたピストンロッド131が前進する。このピストンロッド131は移動部材91に係止されているので、移動部材91は前進し、板材Wを把持する把持位置Aにクランプ部材79を位置決めする(図1に実線で示した位置)。
【0035】
また、クランプ部材79を退避位置に位置決めするには、上述した動作を逆に行なう。すなわち、左圧力流体室145へ圧力流体を供給するとピストン129は後退し、ピストンロッド131を介して移動部材91は後退してクランプ部材79を退避位置に位置決めできる。
【0036】
前記固定機構85としては、図2および図4に詳細が示されているごとく、コ字形状の板材93は前記ブロック体89の上面に設けた位置決めブロック153,155に案内されて前後進する。この位置決めブロック153,155には図2に示されているごとくテーパ部153a,155aが形成され、このテーパ部153a,155aに係合する楔状部157が前記板材93に形成されている。
【0037】
上記構成により、クランプ部材前後進用駆動装置81であるシリンダを作動せしめ、移動部材91を前進させる。この移動部材91に一体的に設けた板材93は前進し、前進限であるクランプ部材79が把持位置Aに達すると同時に、板材93に形成した楔状部157が位置決めブロック153,155のテーパ部153a,155aに係合する。このため、クランプ部材79の横方向の剛性を高めることができる。
【0038】
前記クランプガイド87としては、図1,図2,図3に図6を併せて参照するに、クランプガイド87を構成するクランプガイド本体159はコ字形状を成し、前記板材93の外周に回動用締結部材161により回動自在に装着されている。そして、前記クランプガイド本体159の後部にはローラ163を備えたローラ支持板165が締結部材167により固着されている。
【0039】
一方、前記ブロック体89の上面に設けた位置決めブロック153,155をまたぎコ字形状をしたブロック169が締結部材171により固着されていて、このブロック169の下面には、下面がカム面173aとなったカム部材173が固着されている。
【0040】
上記構成により、クランプ部材79が後退している時は、ガイド本体159の先端は自重により下部ジョー77の把持面77aより下方に位置している。そして、クランプ部材79を前進せしめるとクランプガイド本体159に設けたローラ163が、カム部材173のカム面173aに当接して、押し下げられてクランプガイド本体159は回動用締結部材161を回動支点として時計廻りに回動して、クランプガイド本体159の先端上面は下部ジョー77の把持面77aと同一高さとなる。
【0041】
よって、一般に打抜きおよび複合加工により板材Wがひずみ、一度クランプを離すと再クランプが困難となるが、クランプ部材79を前進させると同時に板材Wをクランプガイド本体159にてすくい上げ、板材Wを下部ジョー77と上部ジョー75の中に導入することができるので、確実に再クランプが可能となる。
【0042】
上述したごとき構成により、直線的にクランプ部材前後進用駆動装置81と上部ジョー開閉用駆動装置83を設けたことにより、機構が簡素化できると共に、クランプ部材79の前後進動により板材Wの加工範囲のデッドゾーンを無くすことができる。また、クランプ部材79にて板材Wを把持した際、固定機構85である楔状部157により上部ジョー75を支持する板材93の横方向の移動が無くなり、高剛性化が図られる。更に、クランプガイド87を設けたことにより、板材Wをすくい上げ、確実に再クランプすることができる。
【0043】
なお、この発明は前述した実施例に限定されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その他の態様で実施し得るものである。
【0044】
【発明の効果】
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、板材加工機におけるワークテーブル(7)上の加工される板材(W)を把持するための下部ジョー(77)と上部ジョー(75)とを備えてなるクランプ部材(79)を、前後進自在な移動部材(91)に固着した板材(93)に装着して設け、前記クランプ部材(79)によって加工される前記板材(W)を把持する前進した把持位置(A)とこの把持位置(A)から後退した退避位置へ前記板材(93)を案内する一対の位置決めブロック(153,155)と、前記把持位置(A)へ前進されたときに前記一対の位置決めブロック(153,155)に形成したテーパ部(153a,155a)に係合するように前記板材(93)に形成された楔状部(157)と、前記板材(93)に上下に回動自在に装着され前記クランプ部材(79)が後退しているときには前記下部ジョー(77)の把持面(77a)よりも先端が下方に位置しているクランプガイド本体(159)と、前記クランプ部材(79)が前記把持位置(A)へ前進されたときに前記先端でもって加工される板材(W)をすくい上げるように前記クランプガイド本体(157)と係合して前記クランプガイド本体(157)を上下に回動するためのカム部材(173)と、を備えているものである。したがって、クランプ部材の横移動を防ぎ高剛性化を図ることができる。更に、クランプガイドを設けたことにより、板材をすくい上げ下部ジョーの把持面と同一面に板材を位置決めするので、板材の再クランプを確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、板材クランプ装置の側面断面図である。
【図2】図1における平面図である。
【図3】図1における正面図である。
【図4】図1におけるIV−IV線に沿った拡大断面図である。
【図5】図1におけるV−V線に沿った拡大断面図である。
【図6】図2におけるVI矢視部の拡大平面図である。
【図7】この発明を実施する一実施例のプラズマ・パンチ複合加工機の斜視説明図である。
【図8】従来例を示し、板材クランプ装置の作用説明図である。
【符号の説明】
1 プラズマ・パンチ複合加工機(板材加工機)
15 板材クランプ装置
75 上部ジョー
77 下部ジョー
79 クランプ部材
81 クランプ部材前後進用駆動装置
83 上部ジョー開閉用駆動装置
85 固定機構
87 クランプガイド
157 楔状(楔)
173 カム部材
W 板材
A 把持位置

Claims (1)

  1. 板材加工機におけるワークテーブル(7)上の加工される板材(W)を把持するための下部ジョー(77)と上部ジョー(75)とを備えてなるクランプ部材(79)を、前後進自在な移動部材(91)に固着した板材(93)に装着して設け、前記クランプ部材(79)によって加工される前記板材(W)を把持する前進した把持位置(A)とこの把持位置(A)から後退した退避位置へ前記板材(93)を案内する一対の位置決めブロック(153,155)と、前記把持位置(A)へ前進されたときに前記一対の位置決めブロック(153,155)に形成したテーパ部(153a,155a)に係合するように前記板材(93)に形成された楔状部(157)と、前記板材(93)に上下に回動自在に装着され前記クランプ部材(79)が後退しているときには前記下部ジョー(77)の把持面(77a)よりも先端が下方に位置しているクランプガイド本体(159)と、前記クランプ部材(79)が前記把持位置(A)へ前進されたときに前記先端でもって加工される板材(W)をすくい上げるように前記クランプガイド本体(157)と係合して前記クランプガイド本体(157)を上下に回動するためのカム部材(173)と、を備えていることを特徴とする板材加工機における板材クランプ装置。
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