JPH08112631A - ワーク保持装置 - Google Patents

ワーク保持装置

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JPH08112631A
JPH08112631A JP6249334A JP24933494A JPH08112631A JP H08112631 A JPH08112631 A JP H08112631A JP 6249334 A JP6249334 A JP 6249334A JP 24933494 A JP24933494 A JP 24933494A JP H08112631 A JPH08112631 A JP H08112631A
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JP
Japan
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work
frame
holder
axis
clampers
Prior art date
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Application number
JP6249334A
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English (en)
Inventor
Shigeji Yokomichi
茂治 横道
Kazushi Tanemura
一志 種村
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水平状態あるいは垂直状態に保持可能なワー
クに板材加工を行う際に、ワークの変形を極力少なくし
て加工精度の向上を図ったワーク保持装置を提供するこ
とにある。 【構成】 矩形枠状のワークホルダ67を設け、このワ
ークホルダ67の各枠にワークWの四辺をクランプする
クランパ83,85,87,89を単独で駆動すべく設
けてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、板材加工機において
垂直状態あるいは水平状態に保持可能なワークに板材加
工を行う際のワークをクランプするワーク保持装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、板材加工機としての例えばタレッ
トパンチプレス機では、ワークを水平状態に保持すべく
ワークの一辺を複数のクランパでクランプしてワークを
X軸,Y軸方向へ移動せしめるようにしている。また、
例えば特開平5−169152号公報などで知られてい
る縦型パンチプレス機では、ワークを垂直状態に保持す
べく、ワークの上,下片を各複数のクランパでクランプ
し、ワークをX軸方向へ、一対のパンチ,ダイをY軸方
向へ移動せしめるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のタレットパンチプレス機では、ワークを水平状態に
保持するのにワークの一辺を複数のクランパでクランプ
してプレス加工してもワークの下面がワークテーブルで
支持されているので加工に何ら支障をきたしていない。
【0004】しかしながら、ワークを垂直状態に保持す
べくワークの上,下片を複数のクランパでクランプして
プレス加工する際には、ワークの変形(ダレ)が生じて
加工精度がよくないという問題がある。したがって、垂
直状態あるいは水平状態に保持可能なワークに板材加工
を行う際にも、上述と同様の問題がある。
【0005】この発明の目的は、水平状態あるいは垂直
状態に保持可能なワークに板材加工を行う際に、ワーク
の変形を極力なくして加工精度の向上を図ったワーク保
持装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のワーク保持装置は、矩形枠
状のワークホルダを設け、このワークホルダの各枠にワ
ークの四辺をクランプするクランパを単独で駆動すべく
設けてなることを特徴とするものである。
【0007】請求項2によるワーク保持装置は、請求項
1によるワーク保持装置において、前記各クランパがワ
ークの隣接する二辺をクランプし、残りのワークの隣接
する他の二辺をクランプする際、ワークに張力を与えな
がらクランプするように構成されていることを特徴とす
るものである。
【0008】請求項3によるワーク保持装置は、請求項
1によるワーク保持装置において、前記ワークホルダを
移動可能なワークホルダフレームに、ワークを垂直状態
あるいは水平状態に保持すべく回転可能に設けてなるこ
とを特徴とするものである。
【0009】
【作用】以上のような請求項1によるワーク保持装置で
は、ワークの四辺がワークホルダの各枠に設けられた単
独で駆動されるクランパでクランプされて板材加工され
るので、ワークに板材加工される際にワークに変形(ダ
レ)が極力少なくなり、加工精度が向上される。
【0010】また、請求項2によるワーク保持装置で
は、ワークの隣接する二辺を各クランパでクランプし、
残りのワークの隣接する二辺をクランパでクランプする
際、ワークに張力を与えながらクランプすることによ
り、ワークが正確に保持され、ワークの変形(ダレ)が
なお一層極力少なくなるので、加工精度がより一層向上
される。
【0011】請求項3によるワーク保持装置ではワーク
ホルダがワークホルダフレームに対して回転可能となっ
ているので、ワークを水平状態あるいは垂直状態に位置
させることができるので、ワークの保持を容易かつ正確
に行われる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0013】図6および図7を参照するに、板材加工機
1は、ほぼ半球状のカバー3内に設けられている。前記
カバー3には図示を省略したが天井に開閉自在な開閉式
天井が設けられ、適宜位置に透明なプラスチックなどか
らなる窓が備えられていて、内部を覗けるようになって
いる。また、ワークWを搬入するワーク搬入口と製品を
搬出する製品搬出口が設けられている。
【0014】前記カバー3内には図8に示されているよ
うに、搬送路の両側に左手ロボット5,右手ロボット7
が配置されていると共に、この左手ロボット5,右手ロ
ボット7に装着された工具を交換するツールマガジン9
が設けられている。また、搬送路に近接してレーザ加工
機11が配置されている。
【0015】このレーザ加工機11は、X1 ,Y1 ,Z
1 の直線3軸とA1 ,B1 の回転2軸およびCのギャッ
プセンサ1軸を備えている。また、左手、右手ロボット
5,7も同様にX2 ,X3 :Y2 ,Y3 :Z2 ,Z3
直線3軸、A2 ,A3 の回転1軸とを備えていて、
2 ,A3 の回転軸にはグリッパG1 とG2 が設けられ
ている。さらに、ワーク保持装置13にはX5 の直線軸
とAQ の回転軸を備え、ツールマガジン9にはYT の直
線軸が備えられ、機械全体では合計17軸で構成されて
いる。
【0016】上述した図8における軸構成を具体化した
ものが図6および図7に示されている。すなわち、板材
加工機1は、コモンベース15上に四角枠状に形成され
た本体フレーム17により構成され、コモンベース15
上にはX軸方向(図6において図面に直交する方向、図
7において左右方向)へ移動自在な前記ワーク保持装置
13が設けられている。すなわち、コモンベース15上
にX軸方向へ延伸して敷設されたレール19上に、車輪
21を介して前記ワーク保持装置13が駆動モータ23
の駆動によりX軸方向へ移動自在に設けられ、ワーク保
持装置13に立設されたワークホルダフレーム25に詳
細を後述するワークWをクランプする複数のクランパを
保持したワークホルダが回動可能に設けられ、このクラ
ンパにてワークWを把持し、ワークWは水平あるいは垂
直状態に保持されることとなる。
【0017】前記コモンベース15上に立設された本体
フレーム17は4本の支柱17Aと、この支柱17Aの
上面に四角枠状の上部梁17Bが一体的に設けられて構
成されている。そして、上部梁17Bの上面に例えばリ
ニアガイド27のレール27A上にリニアガイド27等
を介してレーザ加工機用X軸キャレッジ29が架設さ
れ、このレーザ加工機用X軸キャレッジ29は、図示を
省略したがモータ等の駆動源よりX軸方向へ延伸して設
けられたネジ部材31を回転し、このネジ部材31に螺
合するナット部材(図示省略)がレーザ加工機用X軸キ
ャレッジ29に装着されている。
【0018】上記構成により、図示を省略した駆動源を
駆動せしめることにより、ネジ部材31は回転しナット
部材を介してX軸方向へ移動してレーザ加工機用X軸キ
ャレッジ29がX軸方向へ移動されることになる。
【0019】前記レーザ加工機用X軸キャレッジ29の
側面には、レーザ加工ヘッド33がY軸方向(図6にお
いて左右方向、図7において図面に直交する方向)およ
びZ軸方向(図6および図7において上下方向)へ移動
自在に設けられている。すなわち、レーザ加工機用X軸
キャレッジ29の側面に複数の案内部材である例えばリ
ニアガイド35のレール35AがY軸方向へ延伸して設
けられ、このリニアガイド35を介して前記レーザ加工
ヘッド33が設けられている。そして、図示を省略した
がモータ等の駆動源よりY軸方向へ延伸して設けられた
ネジ部材37を回転し、このネジ部材37に螺合するナ
ット部材(図示省略)がレーザ加工ヘッド33に装着さ
れている。
【0020】また、レーザ加工ヘッド33に設けたノズ
ル39は、図示を省略したが駆動モータあるいはシリン
ダ等によりZ軸方向へ移動位置決め自在に設けられてい
る。
【0021】なお、上述したレーザ加工機11はすでに
述べたごとくX1 ,Y1 ,Z1 の直線3軸、A1 ,B1
の回転2軸およびCのギャップセンサ1軸を備えている
が、その具体的な構成並びに動作はすでに公知であるか
ら説明を省略する。
【0022】前記本体フレーム17の片側にはレーザ発
振器41を支持した支持台41Aが立設されている。こ
の支持台41Aに支持されたレーザ発振器41から発振
されたレーザビームLBを前記レーザ加工機11へ通す
ため一部図示を省略したがレーザビームガイド43がレ
ーザ発振器41とレーザ加工機11との間に設けられて
いる。そして、レーザ発振器41より発振されたレーザ
ビームLBをノズル39よりワークWに照射して、所望
の切断あるいは溶接加工が行われることとなる。
【0023】次に、左手,右手ロボット5,7について
述べるが、左,右手ロボット5,7は左右対称に配置さ
れているだけで、ほぼ同じ構成であるから総称して説明
する。なお、すでに述べたごとくX2 ,X3 :Y2 ,Y
3 :Z2 ,Z3 の直線3軸と、A2 ,A3 の回転1軸と
を備えていて、A2 ,A3 の回転軸にはグリッパG1
2 が設けられているが、その具体的な構成並びに動作
はすでに公知であるから概略的な説明をする。
【0024】すなわち、左手,右手ロボット5,7を支
承する左右のフレーム45の下部は、前記コモンベース
15の側面に設けられたX軸方向へ延伸した案内部材で
ある例えばリニアガイド47のレール47Aに、リニア
ガイド47を介して装着されている。また、左右のフレ
ーム45の上部は、前記本体フレーム17の上部梁17
Bの側面に設けられたX軸方向へ延伸した案内部材であ
る例えばリニアガイド47のレール47Aに、リニアガ
イド47を介して装着されている。
【0025】更に、本体フレーム17の上部梁17Bの
側面には、X軸方向へ延伸したネジ部材49が設けられ
ていて、このネジ部材49に図示を省略したが前記フレ
ーム45に内蔵されたナット部材が螺合しフレーム45
はX軸方向へ移動自在となっている。駆動手段として
は、ネジ部材49の片端に回転伝達部材51が設けら
れ、上部梁17Bの側面に設けた駆動モータ53に連結
されている。
【0026】上記構成により、駆動モータ53を駆動せ
しめると回転伝達部材51を介してネジ部材49が回転
し、ナット部材(図示省略)を介して左,右手ロボット
5,7のフレーム45はX軸方向へ移動されることにな
り、所望の加工位置に左,右手ロボット5,7を位置決
めすることができる。
【0027】前記フレーム45に設けられた左,右手ロ
ボット5,7のロボット本体55は、フレーム45にZ
軸方向へ延伸して設けられたネジ部材57にZ軸キャレ
ッジ59が螺合し、Z軸方向へ移動自在となっている。
そして、Z軸キャレッジ59にはY軸方向へ移動自在な
Y軸キャレッジ61が設けられていると共に、詳細な図
示を省略したがA2 ,A3 の回転1軸を備え、この回転
軸にグリッパ63が設けられていて、グリッパ63に工
具65が把持されている。
【0028】したがって、左手,右手ロボット5,7は
2 ,X3 :Y2 ,Y3 :Z2 ,Z3 の直線3軸と、A
2 ,A3 の回転1軸とを備え、A2 ,A3 の回転軸には
グリッパ1軸を備えることとなる。
【0029】前記工具65である左手ロボット5のパン
チPと右手ロボット7のダイDでワークWに曲げ加工が
行われる曲げ工程の一例が、図9に示されている。な
お、ワークWには全て図示の形状に前記レーザ加工機1
1にてスリットSが入れられている。そして、工具65
であるダイDがワークWに当って止まる。そして、パン
チPがワークWに当り、更にスリットSに囲まれた部分
が曲がるまで左方向に進む。この駆動には前述したY3
軸が使用される。而して、ワークWにパンチPとダイD
の協働によって、ワークWに曲げ加工が行われることに
なる。
【0030】ワークWに成形加工を行うに、一例が図1
0に示されている。図10に示されている例は、ワーク
Wを左右からはさみ込み、バーリング加工を行う場合
で、加圧力を発生する軸は、この例ではY3 軸が使用さ
れる。而して、ワークWにパンチPとダイDの協働によ
って、ワークWに成形加工が行われることになる。
【0031】前記ワーク保持装置13は、図1に示され
ているように、U字形状のワークホルダフレーム27を
備えており、このワークホルダフレーム27はX5 軸方
向へ延伸された水平フレーム27Aと、この水平フレー
ム27Aの前後に上下方向へ延伸された前フレーム27
B,後フレーム27Cとで構成されている。この前フレ
ーム27Bの上部と後フレーム27Cの上部とで、矩形
枠状のワークホルダ67が回転装置69で回転可能に設
けられている。
【0032】前記ワークホルダ67は下フレーム67
D,上フレーム67U,前フレーム67Fおよび後フレ
ーム67Bで構成され、矩形枠状となっている。前記回
転装置69の一部を構成する回転用駆動モータ71が前
記水平フレーム27Aの図1において右側に取付けられ
ている。前記回転用駆動モータ71の出力軸には前記水
平フレーム27A内にX5 軸方向へ延伸した駆動シャフ
ト73の一端が連結されている。この駆動シャフト73
の両側にはプーリ75F,75Bが嵌合されている。
【0033】前記ワークホルダ67のうちの前フレーム
67F,後フレーム67Bの長さにおけるほぼ中央部が
回転自在な回転シャフト77F,77Bの一端に一体化
されている。この回転シャフト77F,77Bにはプー
リ79F,79Bが嵌合されている。このプーリ79
F,79Bと前記プーリ75F,75Bとにはベルト8
1F,81Bが巻回されている。
【0034】上記構成により、回転用駆動モータ71を
駆動せしめると、出力軸を介して駆動シャフト73が回
転される。この駆動シャフト73の回転によりプーリ7
5F,75B,ベルト81F,81Bおよびプーリ79
F,79Bを介して回転シャフト77F,77Bが回転
されるから、ワークホルダ67が回転されることにな
る。
【0035】前記ワークホルダ67の前フレーム67F
には2セットの第1クランパ83が、上フレーム67U
には1セットの第2クランパ85が、後フレーム67B
には2セットの第3クランパ87が、および下フレーム
67Dには2セットの第4クランパ89が設けられてい
る。
【0036】前記各第1クランパ83は上下方向へ延伸
した回転シャフト91を備えており、この回転シャフト
91には複数のクランパ93が備えられている。この各
クランパ93を作動せしめるのに前記前フレーム67F
にはシリンダ95が備えられている。
【0037】前記第2クランパ85は前後方向(図1に
おいて左右方向)へ延伸した回転シャフト97を備えて
おり、この回転シャフト97には複数のクランパ99が
備えられている。この各クランパ99を作動せしめるの
に前記下フレーム67Dには複数のシリンダ101が備
えられている。
【0038】前記各第3クランパ87は上述した各第1
クランパ83とは左右対称に配置されている違いのみ
で、構造自体は同じなので、同じ部品に同一符号を符し
て説明を省略する。
【0039】同様にして、前記各第4クランパ89は前
後方向(図1において左右方向)へ延伸した回転シャフ
ト103を備えており、この回転シャフト103には複
数のクランパ105が備えられている。この各クランパ
105を作動せしめるのに下フレーム67Dにはシリン
ダ107が備えられている。
【0040】前記第1,第3クランパ83,87におけ
る各クランパ93をシリンダ95でワークWをクラン
プ、アンクランプせしめる機構としては、図2に示され
ているように、シリンダ95に装着されたピストンロッ
ド109の先端(上端)には、ボルト111でラック1
13が取付けられている。このラック113にはピニオ
ン115が噛合されている。このピニオン115は前記
回転シャフト91に嵌合されている。
【0041】前記後フレーム67Bには下クランプジョ
117が固定されており、前記回転シャフト91には上
クランプジョ119の一部を構成する回転可能なレバー
121が嵌合されている。このレバー121の先端には
押え板123が設けられており、この押え板123とレ
バー121の先端との間には先端へ向けて付勢された皿
バネ125が介在されている。
【0042】上記構成により、シリンダ95を作動せし
めると、ピストンロッド109を介してラック113が
上下動されるからピニオン115が回転される。而し
て、回転シャフト91がピニオン115と同方向へ回転
される。その結果、レバー121が図2において2点鎖
線の位置から実線の位置まで回動し、ワークWは下クラ
ンプジョ117と押え板123との間でクランプされる
ことになる。
【0043】前記レバー121の回転中心すなわち回転
シャフト91の軸心はワークWを押える押え板123よ
り上方に位置しているので、ワークWを引込む方向に回
動し押え板123でワークWをクランプする。しかも押
え板123はクランプ力により皿バネ125が撓みワー
クWのクランプ全面をクランプすることができる。
【0044】前記第2クランパ85における各クランパ
99をシリンダ101でワークWをクランプ,アンクラ
ンプせしめる機構としては、図3に示されているよう
に、シリンダ101に装着されたピストンロッド127
の先端(下端)にはボルト129でラック131が取付
けられている。このラック131にはピニオン133が
噛合されている。このピニオン133は前記回転シャフ
ト97に嵌合されている。
【0045】前記上フレーム67Uには下クランプジョ
135が固定されており、前記回転シャフト97には上
クランプジョ137の一部を構成する回動可能なレバー
139が嵌合されている。このレバー139の先端には
押え板141が設けられており、この押え板141とレ
バー139の先端との間には先端へ向けて付勢された皿
バネ143が介在されている。
【0046】上記構成により、シリンダ101を作動せ
しめると、ピストンロッド127を介してラック131
が上下動されるからピニオン133が回転される。而し
て、回転シャフト97がピニオン131と同方向へ回転
される。その結果、レバー139が図3において2点鎖
線の位置から実線の位置まで回動し、ワークWは下クラ
ンプジョ135と押え板141との間でクランプされる
ことになる。
【0047】前記押え板141はクランプ力により皿バ
ネ143が撓みワークWの全面をクランプすることがで
きる。
【0048】前記第4クランパ89における各クランパ
105をシリンダ107でワークWをクランプ,アンク
ランプせしめる機構としては、図4に示されているよう
に、シリンダ107に装着されたピストンロッド145
の先端(左端)にはボルト147でラック149が取付
けられている。このラック149にはピニオン151が
噛合されている。このピニオン151は前記回転シャフ
ト103に嵌合されている。
【0049】前記下フレーム67Dには下クランプジョ
153が固定されており、前記回転シャフト103には
上クランプジョ155の一部を構成する回転可能なレバ
ー157が嵌合されている。このレバー157の先端に
は押え板159が設けられており、この押え板159と
レバー157の先端との間には先端へ向けて付勢された
皿バネ161が介在されている。
【0050】上記構成により、シリンダ107を作動せ
しめると、ピストンロッド145を介してラック147
が図4において左右動されるからピニオン151が回転
される。而して、回転シャフト103がピニオン151
と同方向へ回転される。その結果、レバー157が図4
において2点鎖線の位置から実線の位置まで回動し、ワ
ークWは下クランプジョ153と押え板159との間で
クランプされることになる。
【0051】前記レバー157の回転中心すなわち回転
シャフト103の軸心はワークWを押える押え板159
より下方に位置しているので、ワークWを引込む方向に
回動し押え板159でワークWをクランプする。しかも
押え板159はクランプ力により皿バネ161が撓みワ
ークWの全面をクランプすることができる。
【0052】ワークWをワークホルダ67に保持させる
動作としては、例えば図5(A)に示されているよう
に、ワークホルダ67を水平状態にしてワークWをワー
クホルダ67に載せる。次いで第1,第2クランパ8
3,85でワークWをクランプし、ワークWの2方向を
保持する。
【0053】ワークホルダ67を回転装置69により図
5(B)に示されているように、垂直状態にしてワーク
Wの変形(ダレ)をなくす。次いで、図5(C)に示さ
れているように、第3,第4クランパ87,89でワー
クWをクランプしてワークWに引っ張りを与えてワーク
Wの4方向を保持することができる。
【0054】したがって、ワークWを垂直状態にしてク
ランプするため、ワークWの変形(ダレ)を極力少なく
することができる。また、ワークWに張力が与えられて
いるため変形(伸び)が少ない。さらに4位置において
ワークWが正確に保持されるため加工精度の向上を図る
ことができる。
【0055】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。
【0056】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、請求項1による発明によれば、ワークに板材
加工される際にワークに変形(ダレ)が極力少なくな
り、加工精度の向上を図ることができる。また、請求項
2による発明によれば、ワークを保持する際にワークに
張力を与えながらクランプされるのでワークを正確に保
持することができ、ワークの変形(ダレ)がなお一層少
なくなるので、加工精度の向上をさらに一層図ることが
できる。
【0057】さらに、請求項3による発明によれば、ワ
ークを水平状態あるいは垂直状態に位置させることがで
きるので、ワークの保持を容易かつ正確に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のワーク保持装置の側面図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿った拡大図であ
る。
【図3】図1におけるIII−III線に沿った拡大図
である。
【図4】図1におけるIV−IV線に沿った拡大図であ
る。
【図5】このワーク保持装置でワークを保持せしめる動
作説明図である。
【図6】この発明を使用する板材加工機の正面図であ
る。
【図7】図6における側面図である。
【図8】図6における各加工機の軸構成図である。
【図9】ワークに曲げ加工が行われる曲げ工程の一例図
である。
【図10】ワークに成形加工が行われる成形工程の一例
図である。
【符号の説明】
1 板材加工機 5 左手ロボット 7 右手ロボット 11 レーザ加工機 15 コモンベース 29 レーザ加工機用X軸キャレッジ 45 フレーム 65 工具 67 ワークホルダ 69 回転装置 83 第1クランパ 85 第2クランパ 87 第3クランパ 89 第4クランパ W ワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形枠状のワークホルダを設け、このワ
    ークホルダの各枠にワークの四辺をクランプするクラン
    パを単独で駆動すべく設けてなることを特徴とするワー
    ク保持装置。
  2. 【請求項2】 前記各クランパがワークの隣接する二辺
    をクランプし、残りのワークの隣接する他の二辺をクラ
    ンプする際、ワークに張力を与えながらクランプするよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1記載のワ
    ーク保持装置。
  3. 【請求項3】 前記ワークホルダを移動可能なワークホ
    ルダフレームに、ワークを垂直状態あるいは水平状態に
    保持すべく回転可能に設けてなることを特徴とする請求
    項1記載のワーク保持装置。
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