JP3516304B2 - 横型帯鋸盤の鋸刃自動交換装置 - Google Patents

横型帯鋸盤の鋸刃自動交換装置

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JP3516304B2 JP05210193A JP5210193A JP3516304B2 JP 3516304 B2 JP3516304 B2 JP 3516304B2 JP 05210193 A JP05210193 A JP 05210193A JP 5210193 A JP5210193 A JP 5210193A JP 3516304 B2 JP3516304 B2 JP 3516304B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は帯鋸盤の自動鋸刃交換
装置に係り、さらに詳しくは、例えば横型帯鋸盤の鋸刃
を自動交換する帯鋸盤の自動鋸刃交換装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】帯鋸盤は、一般に鋸刃ハウジングに設け
られた駆動ホイールと従動ホイールとに巻回された無端
状の帯鋸刃を備え、この帯鋸刃が前記二つのホイール間
を走行することにより、被削材の切断を行うものであ
る。
【0003】この場合、帯鋸刃には、駆動ホイールによ
り走行力が付与されるべく、従動ホイールの移動により
所定の張力が付与されなければならない。
【0004】従来より、帯鋸盤の鋸刃の交換は、作業者
の手により前記二つのホイールから鋸刃を取り外し、新
たな鋸刃を二つのホイールに装着するのが一般的であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鋸刃の
交換は非常に煩わしく、しかも危険を伴うことがあるた
め鋸刃交換の自動化が望まれている。また、帯鋸盤の自
動運転を連続的に行うためにも鋸刃交換の自動化が望ま
れている。
【0006】この発明の目的は、このような従来の技術
に着目してなされたものであり、鋸刃の自動交換により
作業者の負担を減らし作業の安全化を図ると共に、帯鋸
盤の連続自動運転を可能にする帯鋸盤の自動鋸刃交換装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の横型帯鋸盤の自動鋸刃交換装置
は、両側に離隔した駆動ホイールと従動ホイールとを内
装した両ハウジングの上部をビーム部材で連結した下方
に開口するC形状のカッティングヘッドをベース上に設
けたヒンジピンを中心として昇降回動可能に設けると共
に、前記駆動ホイールと従動ホイールとにエンドレス状
の帯鋸刃を巻回して設けた横型帯鋸盤において、前記カ
ッティングヘッドの上部フレームに固定鋸刃保持輪と該
固定鋸刃保持輪に対して接近離反可能な移動鋸刃保持輪
とを設けた板状体を有し、前記固定鋸刃保持輪と移動鋸
刃保持輪とに鋸刃をストック可能に設けたツールストッ
カを設け、該ツールストッカの前記固定鋸刃保持輪側の
板状体端部と前記移動鋸刃保持輪側の板状体端部とを回
転可能に軸支して、該ツールストッカを旋回可能に設け
ると共に、前記カッティングヘッドの前側位置へ昇降可
能に設け、前記ビーム部材に設けた一対の鋸刃案内装置
の両外側に前記駆動ホイールと従動ホイールとに巻回さ
れた帯鋸刃をクランプ可能なグリッパを上下端部に備え
た一対のアーム部材を前記カッティングヘッドの前側位
置に位置する前記ツールストッカの方向へ接近離反可能
に設けたチェンジャを設け、前記帯鋸盤に装着されてい
る帯鋸刃を取り外してツールストッカに格納し、該ツー
ルストッカに格納されている前記帯鋸刃を前記帯鋸盤に
装着可能としたことを要旨とするものである。
【0008】
【0009】請求項2に記載の横型帯鋸盤の自動鋸刃交
換装置は、請求項1に記載の横型帯鋸盤の自動鋸刃交換
装置において、前記板状体を3面または4面で構成し、
該3面または4面で構成した板状体に前記固定鋸刃保持
輪と移動鋸刃保持輪とをそれぞれ3組または4組設け、
3本または4本の鋸刃をストック可能に設けたツールス
トッカを設けたことを要旨とするものである。
【0010】
【0011】請求項3に記載の横型帯鋸盤の自動鋸刃交
換装置は、請求項1に記載の横型帯鋸盤の自動鋸刃交換
装置において、前記ツールストッカを並列に複数個配置
したことを要旨とするものである。
【0012】
【作用】この発明に係る帯鋸盤の自動鋸刃交換装置によ
れば、カッティングヘッドに内装された駆動ホイールお
よび従動ホイールとに巻回された鋸刃を走行させること
により被削材を切断する帯鋸盤の交換鋸刃をツールスト
ッカに複数格納し、カッティングヘッドまたはツールス
トッカに設けられたチェンジャが、帯鋸盤に装着されて
いる鋸刃を取り外してツールストッカに格納したり、ツ
ールストッカに格納されている鋸刃を帯鋸盤に自動的に
装着する。このため、同じ鋸刃を複数格納しておけば、
長時間の切断加工を連続運転することができるし、種々
の鋸刃を格納しておけば、種々の切断加工を連続して行
うことができる。
【0013】ここで、鋸刃交換時にはツールストッカを
昇降または昇降、旋回移動させることによりカッティン
グヘッドの正面に位置させることができるので、カッテ
ィングヘッドに設けられているチェンジャによる鋸刃交
換の動作が単純化され、また、鋸刃の移動スペースや交
換スペースが必要でなくなる。このため、交換工数の削
減および装置全体の省スペース化が図れる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の好適な一実施例を図面に基
づいて説明する。
【0015】図1を参照するに、横型帯鋸盤1は、箱状
のベース3と全体略C形状のカッティングヘッド5等か
ら構成されており、カッティングヘッド5は垂直を保持
した状態で、水平なヒンジピン7を介してベース3に昇
降自在に枢支されている。すなわち、カッティングヘッ
ド5は昇降用シリンダ9によってヒンジピン7を中心と
して昇降回動するように構成されており、この昇降用シ
リンダ9の作用によって被削材Wに対する鋸刃BSの切
り込みや上昇離反を行うものである。
【0016】前記ベース3の上部には、被削材Wを移動
自在に載置する多数のローラ11を備えたワークテーブ
ル13が設けられており、このワークテーブル13には
被削材Wを挟持固定自在の送材バイス(図示せず)と本
体バイス15が設けられている。この本体バイス15は
固定バイスジョ15Fと固定バイスジョ15Fに対して
接近離反自在な可動バイスジョ15Mとで構成されてい
る。
【0017】前記カッティングヘッド5は、両側に離隔
してハウジング17,19を備えており、ハウジング1
9の上部には制御装置(図示せず)が設けられている。
また、ハウジング17,19はビーム部材21によって
連結されている。
【0018】カッティングヘッド5のハウジング17,
19には駆動ホイール23、従動ホイール25がそれぞ
れ軸27,29を介して内装されており、この駆動ホイ
ール23と従動ホイール25にエンドレス状の鋸刃BS
が巻回されている。
【0019】駆動ホイール23の軸27は固定された位
置において図示しない駆動モータが連動連結されてお
り、この駆動モータにより回転力が付勢されている。ま
た、従動ホイール25は回転フリーとなっており、この
従動ホイール25の軸29には鋸刃BSの張力を調整す
る張力付与装置としてのテンションシリンダ(図示せ
ず)が取付けられていて、駆動ホイール23に対して接
近離反自在となっている。
【0020】すなわち、このテンションシリンダによっ
て従動ホイール25を駆動ホイール23から離反させる
ことで鋸刃BSに所定の張力を付与するものである。
【0021】前記ビーム部材21には鋸刃案内装置31
が設けられている。この鋸刃案内装置31は固定側ガイ
ド33および可動側ガイド35が装着されており、この
固定側ガイド33と可動側ガイド35により、鋸刃BS
が被削材Wを切削する切削領域において、鋸刃BSの歯
先部が垂直下方を向けるべく例えば90度ひねり起した
状態で鋸刃BSを案内支持している。
【0022】すなわち、固定側ガイド33および可動側
ガイド35は、いずれも下端部に鋸刃ひねり起し機構
(図示せず)およびインサート37を備えている。そし
て、この鋸刃ひねり起し機構は、ひねり起さない状態で
装着された鋸刃BSを装着後に例えば90度ひねり起し
て鋸刃BS方向を切り込み方向へ向けるためのものであ
り、また、インサート37は、鋸刃BS装着時には邪魔
にならないように退避可能であると共に、ひねり起した
状態の鋸刃BSを走行自在にガイドするためのものであ
る。このインサート37の近傍には、被削材Wを切断加
工した際に生ずる切粉を鋸刃BSから除去するための切
粉落し用ワイヤブラシ(図示せず)が退却可能に設けら
れている。
【0023】上記構成により、駆動ホイール23と従動
ホイール25に鋸刃BSを巻回した状態で、テンション
シリンダの作動で従動ホイール25を駆動ホイール23
から離反せしめることにより、鋸刃BSに所定のテンシ
ョンがかけられる。そして、駆動モータ(図示せず)に
より駆動ホイール23を回転させ、鋸刃BSを走行駆動
させる。このとき、切削領域における鋸刃BSをインサ
ート37により例えば90度ひねり起した状態でガイド
するため、鋸刃BSの向きは切り込み方向と一致して被
削材Wを切断加工することができる。
【0024】前記固定側ガイド33は、前述の本体バイ
ス15および送材バイス(図示せず)の基準側バイス位
置に対応して、鋸刃案内装置31に固定的に取付けられ
ており、可動側ガイド35は被削材Wの大きさに対応す
べく位置調節自在に取付けられている。また、固定側ガ
イド33および可動側ガイド35の両外側には、チェン
ジャ39が取付けられている。このチェンジャ39は、
鋸刃BSをクランプする4個のグリッパ41と、このグ
リッパ41を両端に各々装着した二本のアーム部材4
3,43を備えている。
【0025】アーム部材43,43は、各々固定側ガイ
ド33および可動側ガイド35の両外側においてハウジ
ング17,19の前面に設けられていて、シリンダ45
により後述するツールストッカ47方向へ接近離反自在
に設けられている。さらに、このシリンダ45を挟んで
ハウジング17,19の上、下側には、アーム部材4
3,43を鉛直に保った状態で移動させるべく各々ガイ
ド棒49,49が設けられている。
【0026】さらに、アーム部材43,43の両端に設
けられているグリッパ41は、詳細な図示を省略してあ
るが、アーム部材43,43に沿って互いに接近離反自
在となっている。このため、鋸刃BSをクランプした状
態でグリッパ41が上下方向へ移動することにより、上
下の鋸刃BS間隔を拡大縮小することができる。
【0027】上記構成により、シリンダ45を作動せし
めることにより、アーム部材43,43をツールストッ
カ47側(図1において手前側)あるいは帯鋸盤1側
(図1において奥側)へ移動させることができる。これ
によって、グリッパ41がクランプしている鋸刃BSを
ツールストッカ47に格納したり、ツールストッカ47
から取り出した鋸刃BSを帯鋸盤1側へ移動させたりす
ることができる。
【0028】一方、複数(ここでは2個)の鋸刃BSを
ストックするツールストッカ47は、横長の板状体51
を中心軸(図示せず)を中心として回転位置決め自在に
設けたものである。すなわち、カッティングヘッド5の
上部フレーム5aの上に流体圧作動のシリンダ53が複
数個立設され、このシリンダ53より垂下したピストン
ロッド55の下端に、ツールストッカ回転用モータ(図
示せず)を内蔵したブロック57が連結されている。そ
して、このブロック57より突出したツールストッカ回
転用モータの出力軸59が前記板状体51の中心に係合
している。
【0029】また、前記板状体51の両面には鋸刃保持
輪61R,61Lが設けられ、板状体51の片端(図1
において左側)には位置が固定された鋸刃保持輪61L
が設けられ、板状体51の他端には移動自在な鋸刃保持
輪61Rが設けられ、この移動自在な鋸刃保持輪61R
の移動手段として、例えばシリンダあるいはバネ等の駆
動源を備えたテンション装置63が設けられている。
【0030】上記構成により、鋸刃保持輪61L,61
Rには交換用の帯鋸刃BSが掛回されテンション装置6
3により所定の張りが帯鋸刃BSに付与されていて、鋸
刃保持輪61L,61Rより帯鋸刃BSが抜け出さない
ように保持されている。そして、板状体51は図示省略
のツールストッカ回転用モータの駆動により、板状体5
1を180度旋回し鉛直状態に位置決めされている。更
に、鉛直状態にある板状体51はシリンダ53の作動に
より、昇降自在となり下降限では前記チェンジャ39の
正面に位置決めされ、チェンジャ39により鋸刃BSの
交換が可能な位置となる。
【0031】次に、鋸刃BS交換の動作について説明す
る。まず、帯鋸盤1から鋸刃BSを取り外す動作につい
て説明する。鋸刃BSの交換動作に入る前に予めツール
ストッカ47には所望の交換鋸刃BSを格納しておき、
片面には空の収納スペースを確保しておく。また、チェ
ンジャ39は、カッティングヘッド5の後方に待機させ
ておく。そして、ツールストッカ47を回転させて、鋸
刃BS回収のために空いている面を帯鋸盤1側へ位置決
めする。なお、図示を省略したワイヤブラシを後退させ
て、鋸刃BSの交換の邪魔にならないようにする。
【0032】カッティングヘッド5を最上昇端へ位置決
めし、ひねり起し機構(図示せず)を作動させて鋸刃B
Sのひねり起しを解除する。続いて、グリッパ41を開
状態にして、チェンジャ39を少し前進させて帯鋸盤1
に装着されている鋸刃BS位置まで移動する。その後グ
リッパ41を閉じて鋸刃BSをクランプさせると共に、
鋸刃ガイド33,35の先端にあるインサート37を開
く。
【0033】従動ホイール25をテンションシリンダ
(図示省略)の作動により駆動ホイール23側へ移動さ
せることにより、鋸刃BSの張力を解放し、グリッパ4
1を外側へ広げて、鋸刃BSを駆動ホイール23および
従動ホイール25から外し易くする。続いて、シリンダ
53を作動させ板状体51を下降させる。この状態でツ
ールストッカ47は駆動ホイール23と従動ホイール2
5の丁度正面に位置することになる。
【0034】グリッパ41が鋸刃BSをクランプした状
態でシリンダ45の作動によりチェンジャ39を伸長さ
せて、鋸刃BSを駆動、従動ホイール23,25から取
り出すと共に、ツールストッカ47位置へ移動させるこ
とにより鋸刃BSを鋸刃保持輪61R,61Lに係止さ
せる。
【0035】鋸刃保持輪61R,61Lに鋸刃BSが係
止されたらテンション装置63の作動により鋸刃保持輪
61Rを鋸刃保持輪61Lより離反させて、収納した鋸
刃BSに所定の張力を付与する。この張力により鋸刃B
Sはツールストッカ47に確実に保持されることにな
る。そして、グリッパ41を開いて鋸刃BSをアンクラ
ンプし、シリンダ45を作動させてチェンジャ39をツ
ールストッカ47から離脱させる。
【0036】シリンダ53を作動せしめて板状体51を
上昇させ、板状体51が回転可能な位置まで、すなわ
ち、上昇端にてシリンダ53を停止させて鋸刃BSの格
納を完了する。
【0037】次に、新しい鋸刃BSを帯鋸盤1へ装着す
る動作について説明する。なお、この動作は前述した帯
鋸盤1よりツールストッカ47に鋸刃BSを格納する動
作の逆動作となる。
【0038】すなわち、板状体51に格納された交換す
る新しい鋸刃BSが駆動、従動ホイール23,25の正
面へ位置するよう板状体51を回転位置決めして、シリ
ンダ53を作動させて板状体51を下降させる。そし
て、グリッパ41を開状態としシリンダ45を作動させ
て交換鋸刃BSをグリッパ41によりクランプする。
【0039】板状体51に設けた鋸刃保持輪61Rを鋸
刃保持輪61L側へ移動させて交換鋸刃BSの張力を解
放し、シリンダ45を作動させて交換鋸刃BSをツール
ストッカ47から取出すと共に、チェンジャ39を駆
動、従動ホイール23,25側へ移動させることによ
り、交換鋸刃BSを駆動、従動ホイール23,25へ掛
け、テンションシリンダ(図示省略)により従動ホイー
ル25を駆動ホイール23から離反させて、装着した鋸
刃BSに張力を付与する。
【0040】そして、グリッパ41を開いてシリンダ4
5を縮小し、チェンジャ39を後方へ退避させ、ひねり
機構(図示省略)により鋸刃BSを例えば90度ひねり
起して切込み方向へ向け、ワイヤブラシ(図示省略)を
所定位置に移動させて、ツールストッカ47の板状体5
1を上昇端へ復帰させて、鋸刃BSの装着が完了する。
【0041】上述したごとき構成と作用により、従来の
ごとく帯鋸盤の外部にツールストッカを設置するのでな
く、帯鋸盤1の内部にツールストッカ47を設けたた
め、装置全体の省スペース化が図れ、ツールストッカ4
7の機構がシンプルなので低コスト化を図ることができ
る。また、鋸刃の交換が自動的に行なえるため、作業者
の負担を減らし作業の安全化を図ると共に、帯鋸盤1の
連続自動運転を可能とすることができる。
【0042】図2には第2の実施例が示してある。この
実施例はツールストッカ47の鋸刃ストック面を3面と
したものである。すなわち、ツールストッカ47に設け
た回転自在な3面ブロック体65に鋸刃BSを格納した
ものであり、より多くの鋸刃BSが格納でき、前述した
第1の実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0043】図3には第3の実施例が示してある。この
実施例はツールストッカ47の鋸刃ストック面を4面と
したものである。すなわち、ツールストッカ47に設け
た回転自在な4面ブロック体67に鋸刃BSを格納した
ものであり、より多くの鋸刃BSが格納でき、前述した
第1の実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0044】図4および図5には第4の実施例が示して
ある。この実施例はチェンジャ39の設置場所が第1の
実施例と異なるものである。すなわち、第1の実施例で
はチェンジャ39をハウジング17,19に設けてある
が、この実施例はベース3上に帯鋸盤1とツールストッ
カ47との間に設けたものであり、チェンジャ39は、
ベース3上に設けられ帯鋸盤1に装着された駆動ホイー
ル23と従動ホイール25側とツールストッカ47に設
けられた鋸刃保持輪61L,61R側との間を往復移動
自在となっている。
【0045】この往復移動機構は公知の構成であり図示
を省略したが例えばベース3上にアリ溝等により係合
し、駆動、従動ホイール23,25とツールストッカ4
7との間を例えば流体圧作動のシリンダやモータよりネ
ジ部材を介して、チェンジャ39を支承するブロック6
9が往復動自在となっている。ブロック69はヒンジピ
ン71により回動自在となり、ブロック69に装着され
たチェンジャ39を被削材切断時には引上げておくこと
により、その駆動機構は公知の構成のものであるため図
示を省略したが、例えばモータ等のアクチュエータにて
前記ヒンジピン71を回動中心としてチェンジャ39は
旋回されるようになっている。
【0046】ブロック69にはツールストッカ旋回用モ
ータ73が装着され、このツールストッカ旋回用モータ
73の出力側軸75にチェンジャ39を支承する支持板
77が固着されている。支持板77には第1の実施例と
同一部品であるチェンジャ39が複数個設けられてい
る。すなわち、両端にグリッパ41を備えたアーム部材
43がガイド棒49を案内としてシリンダ45により前
進後退自在にもうけられている。
【0047】上記構成により、その作用としては、図5
を参照するに、帯鋸盤1の駆動、従動ホイール23,2
5に掛回された鋸刃BSを交換するには、垂直状態に位
置せしめたチェンジャ39を帯鋸盤1側へ移動せしめ、
シリンダ45の作動によりグリッパ41にて鋸刃BSを
クランプする。そして、従動ホイール25のテンション
をゆるめて、グリッパ41を後退させ帯鋸盤1とツール
ストッカ47のほぼ中央部にて停止させ、ツールストッ
カ旋回用モータ73を駆動せしめてグリッパ41の支持
板77を180度旋回させる。
【0048】支持板77が旋回したらチェンジャ39を
ツールストッカ47側へ移動させ、ツールストッカ47
の空の鋸刃保持輪61L,61R内へ鋸刃BSを組込
み、グリッパ41を解放して再び帯鋸盤1とツールスト
ッカ41の中間部へ移動して待機させ、鋸刃BSをツー
ルストッカ47へ格納する作業を終了する。また、ツー
ルストッカ47に格納された交換したい鋸刃BSを帯鋸
盤1に装着するには、前述した動作を逆に行なうことに
より希望する鋸刃BSを帯鋸盤1に装着することができ
る。而して、その効果は第1の実施例と同等な効果を発
揮することができる。
【0049】図6および図7には第5の実施例が示して
ある。この実施例はツールストッカ47の板状体51を
平行に離接して2面設け、第1の実施例のごとく板状体
51を回転せしめる機構を省き、複数の板状体51を垂
設し、シリンダ53を選択して作動せしめて鋸刃BSを
交換する。このため、前述した第1の実施例と同様な作
用効果を得ることができる。
【0050】図8には第6の実施例が示してある。この
実施例は、ツールストッカ47にチェンジャ39を設け
たもので、ツールストッカ47の板状体51の両面に第
1の実施例と全く同一構成のチェンジャ39を複数設け
たものであり、前述した第1の実施例と同様の作用効果
を得ることができる。
【0051】なお、この発明は、前述した各実施例に限
定されることなく、適宜な変更を行なうことにより、そ
の他の態様で実施し得るものである。
【0052】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、帯鋸盤の内部にツールス
トッカとチェンジャを設けたことにより、装置全体の省
スペース化が図れ、ツールストッカの機構がシンプルな
ので低コスト化を図ることができる。また、鋸刃の交換
が自動的に行なえるため、作業者の負担を減らし作業の
安全化を図ると共に、帯鋸盤の連続自動運転を可能とす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る帯鋸盤の自動鋸刃交換装置の一
実施例を示す斜視図である。
【図2】この発明に係る帯鋸盤の自動鋸刃交換装置にお
けるツールストッカの第2の実施例を示す斜視図であ
る。
【図3】この発明に係る帯鋸盤の自動鋸刃交換装置にお
けるツールストッカの第3の実施例を示す斜視図であ
る。
【図4】この発明に係る第4の実施例を示し、帯鋸盤の
自動鋸刃交換装置におけるチェンジャの斜視説明図であ
る。
【図5】図4における作用説明図である。
【図6】この発明に係る第5の実施例を示し、帯鋸盤の
自動鋸刃交換装置におけるツールストッカの断面図であ
る。
【図7】図6における斜視説明図である。
【図8】この発明に係る第6の実施例を示し、帯鋸盤の
自動鋸刃交換装置におけるチェンジャをツールストッカ
に組込んだ斜視説明図である。
【符号の説明】
1 横型帯鋸盤 3 ベース 5 カッティングヘッド 23 駆動ホイール 25 従動ホイール 39 チェンジャ 47 ツールストッカ BS 鋸刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−199718(JP,A) 特開 平1−199719(JP,A) 特開 平3−170221(JP,A) 特開 平3−251311(JP,A) 特公 昭47−14550(JP,B1) 特公 昭48−25355(JP,B1) 特公 昭50−27236(JP,B1) 特公 昭49−45547(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23D 55/00 - 55/08 B27B 13/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側に離隔した駆動ホイールと従動ホイ
    ールとを内装した両ハウジングの上部をビーム部材で連
    結した下方に開口するC形状のカッティングヘッドをベ
    ース上に設けたヒンジピンを中心として昇降回動可能に
    設けると共に、前記駆動ホイールと従動ホイールとにエ
    ンドレス状の帯鋸刃を巻回して設けた横型帯鋸盤におい
    て、前記カッティングヘッドの上部フレームに固定鋸刃
    保持輪と該固定鋸刃保持輪に対して接近離反可能な移動
    鋸刃保持輪とを設けた板状体を有し、前記固定鋸刃保持
    輪と移動鋸刃保持輪とに鋸刃をストック可能に設けたツ
    ールストッカを設け、該ツールストッカの前記固定鋸刃
    保持輪側の板状体端部と前記移動鋸刃保持輪側の板状体
    端部とを回転可能に軸支して、該ツールストッカを旋回
    可能に設けると共に、前記カッティングヘッドの前側位
    置へ昇降可能に設け、前記ビーム部材に設けた一対の鋸
    刃案内装置の両外側に前記駆動ホイールと従動ホイール
    とに巻回された帯鋸刃をクランプ可能なグリッパを上下
    端部に備えた一対のアーム部材を前記カッティングヘッ
    ドの前側位置に位置する前記ツールストッカの方向へ接
    近離反可能に設けたチェンジャを設け、前記帯鋸盤に装
    着されている帯鋸刃を取り外してツールストッカに格納
    し、該ツールストッカに格納されている前記帯鋸刃を前
    記帯鋸盤に装着可能としたことを特徴とする横型帯鋸盤
    の自動鋸刃交換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の横型帯鋸盤の自動鋸刃
    交換装置において、前記板状体を3面または4面で構成
    し、該3面または4面で構成した板状体に前記固定鋸刃
    保持輪と移動鋸刃保持輪とをそれぞれ3組または4組設
    け、3本または4本の鋸刃をストック可能に設けたツー
    ルストッカを設けたことを特徴とする横型帯鋸盤の自動
    鋸刃交換装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の横型帯鋸盤の自動鋸刃
    交換装置において、前記ツールストッカを並列に複数個
    配置したことを特徴とする横型帯鋸盤の自動鋸刃交換装
    置。
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