JP3441091B2 - 切断装置 - Google Patents

切断装置

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JP3441091B2
JP3441091B2 JP12317592A JP12317592A JP3441091B2 JP 3441091 B2 JP3441091 B2 JP 3441091B2 JP 12317592 A JP12317592 A JP 12317592A JP 12317592 A JP12317592 A JP 12317592A JP 3441091 B2 JP3441091 B2 JP 3441091B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、新規な切断装置に係
り、更に詳細には例えばワークを支持部に収納しておく
複数段、複数列からなる棚の前側に切断機を備えて、こ
の切断機を棚における各支持部の前側に移動せしめると
共にワークを支持部から取り出し切断機にて切断するよ
うにした切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、切断機としての例えば横型帯鋸盤
や竪型帯鋸盤のごとき帯鋸盤でワークに切断加工を行な
う場合には、まずワークの材質,径並びに長さなど毎に
管理されている複数段、複数列からなる棚から、フォー
クなどからなるワーク取出し装置によって取出した後、
帯鋸盤の例えば後側に立設されたワーク供給用棚に持ち
運ばれる。
【0003】次いで、ワーク供給用棚に持ち運ばれたワ
ークから加工すべきワークを選択して送材装置に送られ
た後、送材装置によって帯鋸盤に送材されて、ワークを
必要長さに切断される。切断された切断材は帯鋸盤の前
側に設けられた製品棚に一旦貯留された後、フォークな
どで最終製品棚に運ばれて保管されるのが一般的に知ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の切断システムでは、ワークを収納しておくワーク
棚、一時的にワークを収納するワーク供給用棚,送材装
置,切断機並びに製品棚が別個に設置されているため、
トータル的な設置面積が大となっていて、スペース的に
問題があった。
【0005】また、ワークはワーク棚,一時的なワーク
供給棚,送材装置を経て切断機にて切断されているた
め、切断までの段取り作業に相当の手間がかかっている
と共に段取り時間も相当かかっていて、ワークを切断す
る際のトータル的な切断効率が非常に悪いという問題が
あった。
【0006】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ため、設置スペースの省スペース化を図ると共に、切断
作業の能率化、効率化を図った切断装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前述のごとき従
来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明
は、ワークを支持する棚ボックスを左右方向に複数列、
上下方向に複数段備えてなる棚の前側にフレームを左右
方向へ移動自在に設け、このフレームに上下動自在に支
持された支持ベースに切断機を備えると共に、当該切断
機を前記各棚ボックスに対応した位置へ位置決め自在か
つ各棚ボックスから送材されるワークを前記切断機によ
って切断自在に構成してある。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
切断装置において、前記切断機によって切断された切断
片を支持自在かつ搬出自在の切断片搬出コンベアを、前
記切断機の前側において前記フレームに個別に上下動自
在に備えた構成である。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0015】図1を参照するに、切断装置1は、ワーク
Wを支持部に収納しておく複数段、例えばN段,複数列
例えばM列からなる棚3と、この棚3の前側に左右方向
(X軸方向)および上下方向(Z軸方向)へ移動自在な
切断機としての例えば竪型帯鋸盤5を備えた門型フレー
ム7などで構成されている。
【0016】前記棚3は例えば直方体からなっていて、
N段,M列からなる複数の棚ボックス9を備えている。
この各棚ボックス9の奥行方向には、図2に示されてい
るように、適宜な間隔でワークWを支持する支持部とし
ての、複数のワーク支持装置11が設けられている。こ
のワーク支持装置11は図2において左右方向へ延伸
し、かつ複数の溝を有した支持プレート11Aと、この
支持プレート11Aの右端に基準プレート11Bとで構
成されている。ワークWの径が変っても基準位置を変え
ず、ワークWを安定して載置されるようになっている。
【0017】上記構成により、各棚ボックス9内のワー
ク支持装置11の支持プレート11A上に載ってワーク
Wが収納されるが、ワークWの先端部には図1に示すよ
うに、予め一定の距離Lだけ突出して収納されるのが望
ましいものである。
【0018】前記棚3の前側には図示省略のサイドフレ
ームが立設されており、このサイドフレームの上部には
一部省略した上部フレーム13が連結されている。ま
た、棚3の前側における床上にはY軸方向へ適宜な間隔
をあけてX軸方向へ延伸した平行な複数のガイドレール
15が敷設されている。このガイドレール15上には前
記門型フレーム7が設けられている。
【0019】この門型フレーム7は、下部フレーム7
D、サイドフレーム7R,7Lおよび上部フレーム7U
とで構成されており、この門型フレーム7には前記竪型
帯鋸盤5が設けられている。門型フレーム7における下
部フレーム7Dが図示省略の駆動モータ,ボールねじな
どによって、ガイドレール15に案内されてX軸方向へ
移動されるようになっている。
【0020】前記門型フレーム7Rと7Lとの間には支
持ベース17がZ軸方向へ移動自在に設けられている。
この支持ベース17の右端には図示省略のナット部材が
設けられており、このナット部材に螺合したボールねじ
19が前記上,下部フレーム7U,7Dに回転自在に支
承されている。しかも、ボールねじ19の上端は上部フ
レーム7Uに設けられた駆動モータ21に連動連結され
ている。
【0021】上記構成により、駆動モータ21を駆動せ
しめると、ボールねじ19が回転されて、ナット部材を
介して支持ベース17がZ軸方向へ移動されることにな
る。
【0022】前記支持ベース17上には、図3に示され
ているように、箱形状のベッド23が設けられている。
このベッド23上には本体バイス25と前バイス27と
が設けられている。本体バイス25は固定バイス25F
と可動バイス25Mとで構成されており、しかも、可動
バイス25Mは流体シリンダ29に装着されたピストン
ロッドの先端に取付けられている。前バイス27も本体
バイス25と同様に、固定バイス27Fと可動バイス2
7Mとで構成されており、しかも、可動バイス27Mは
流体シリンダ31に装着されたピストンロッドの先端に
取付けられている。
【0023】上記構成により、本体バイス25、前バイ
ス27において、固定バイス25F,27Fに対して可
動バイス25M,27Mを流体シリンダ29,31の作
動で接近、離反せしめることによって、ワークWをクラ
ンプしたり、アンクランプしたりすることができる。
【0024】前記本体バイス25の固定バイス25F
と、前バイス27の固定バイス27Fの側にはC形状の
鋸刃ハウジング33がX軸方向へ移動自在に設けられて
いる。この鋸刃ハウジング33の上,下部には回転自在
な従動ホイールと駆動ホイールが支承されている。この
従動ホイールと駆動ホイールとには帯鋸刃35が巻回さ
れている。なお、鋸刃ハウジング33のX軸方向におけ
る移動機構並びに駆動ホイールの回転機構はすでに公知
であるから詳細な説明を省略する。
【0025】上記構成により、駆動ホイールを回転せし
めると、駆動ホイールと従動ホイールとに巻回された帯
鋸刃35が例えば上方向から下方向へ向けて走行される
ことになる。そして帯鋸刃35を走行回転させると共
に、鋸刃ハウジング33をX軸方向の右側から左側へ移
動せしめることによって、本体バイス25、前バイス2
7にクランプされたワークWに切断加工が行なわれるこ
とになる。なお、鋸刃ハウジング33の上,下部には鋸
刃ガイド36が設けられていて、帯鋸刃35を90度に
捻って歯先の向きを左側に指向させている。しかも、こ
の鋸刃ガイド36は、一方または両方が、上下動される
ようになっている。
【0026】前記ベッド23の図3において左側の中央
部には、送りバイス37が設けられている。この送りバ
イス37は固定バイス37Fと可動バイス37Mとで構
成されており、可動バイス37は流体シリンダ39の先
端に取付けられたピストンロッドの先端に取付けられて
いる。
【0027】上記構成により、固定バイス37Fに対し
て、流体シリンダ39を作動させて可動バイス37Mを
接近、離反せしめることによって、ワークWをクランプ
したり、あるいはアンクランプさせたりすることができ
る。
【0028】この送材バイス37のベース41はすでに
公知の例えば流体シリンダなどによってY軸方向へ移動
自在に設けられている。したがって、棚ボックス9に収
納されているワークW側へ送材バイス37を移動せしめ
ることにより、棚ボックス9に収納されているワークW
の突出部をクランプし、次いで送材バイス37を竪型帯
鋸盤5側に移動せしめることによって、ワークWは竪型
帯鋸盤5に棚ボックス9から送材されることとなる。
【0029】ワークWの先端が各棚ボックス9の前側に
突出されずに各棚ボックス9内に入り込まれている場合
には、前記送材バイス37における固定バイス37F,
可動バイス37Mの図3において左端にそれぞれ補助バ
イスを取付けて、この補助バイスを各棚ボックス9内に
入り込むようにしてワークWをクランプして送材するよ
うにして対応せしめることができる。
【0030】前記ベッド23の前側(図3において右
側)における支持ベース17上には、箱形状の支持ボッ
クス43が設けられている。この支持ボックス43と前
記ベット23のX軸方向におけるほぼ中央部には、Y軸
方向へ沿って適宜な間隔で複数の回転可能なローラコン
ベア45が設けられている。このローラコンベア45の
途中にはワークWの先端を位置決めするための先端位置
決め装置47が設けられている。この先端位置決め装置
47はすでに公知のもので、上方位置と水平位置との間
を回動されるようになっていると共に、Y軸方向へ移動
されるようになっているものである。
【0031】前記門型フレーム7における下部フレーム
7Dの右側には四角柱状からなるガイド部材49が立設
されており、このガイド部材49の上部は前記上部フレ
ーム7Uの前側に一体化されている。このガイド部材4
9内には回転自在なボールねじ51が支承されており、
このボールねじ51の上部には駆動モータ53が連動連
結されている。ボールねじ51にはナット部材が螺合さ
れており、このナット部材には切断片搬出コンベア55
が設けられている。
【0032】上記構成により、駆動モータ53を駆動せ
しめると、ボールねじ51が回転され、ナット部材を介
して切断片搬出コンベア55がZ軸方向へ移動されるこ
とになる。
【0033】切断片搬出コンベア55は、図4に示され
ているように、枠体フレーム57を備え、この枠体フレ
ーム57内にはY軸方向へ沿って適宜な間隔で複数の回
転可能なローラコンベア59が支承されている。前記枠
体フレーム57には切断片Gを送材する送材バイス61
が備えられている。送材バイス61は固定バイス61F
と可動バイス61Mとで構成されており、可動バイス6
1Mは図示省略の流体シリンダによって、固定バイス6
1Fに対して接近,離反自在にX軸方向に移動されて、
切断片Gをクランプしたり、あるいはアンクランプした
りするものである。
【0034】また、送材バイス61は例えば図示省略の
流体シリンダなどによってY軸方向へ移動されるように
なっていると共に、切断片Gの先端を位置決めする先端
位置決め装置63が例えば図示省略の流体シリンダなど
によってZ軸方向へ移動されるようになっている。
【0035】前記門型フレーム7におけるサイドフレー
ム7Rの側壁には、図4に示されているように、ワーク
供給装置65が備えられている。このワーク供給装置6
5はY軸方向へ延伸した支持フレーム67を備えてお
り、この支持フレーム67が前記門型フレーム7におけ
るサイドフレーム7Rの側壁に設けられている。
【0036】この支持フレーム67にはY軸方向へ沿っ
て適宜な間隔で複数のローラコンベア69が回転可能に
支承されていると共に、送材バイス71がY軸方向へ適
宜な間隔で複数設けられている。各送材バイス71は固
定バイス71Fと可動バイス71Mとで構成されてお
り、この可動バイス71Mは固定バイス71Fに対して
図示省略の流体シリンダによって接近、離反せしめてワ
ークWをクランプしたり、あるいはアンクランプしたり
することができる。また、前記各送材バイス71は例え
ば図示省略のボールねじ,ナット部材などの駆動機構に
よってY軸方向へ移動されるようになっている。
【0037】前記門型フレーム7の前側には、図1に示
されているように、ワーク供給兼切断片整列用コンベア
73が配置されている。このワーク供給兼切断片整列用
コンベア73としては、Y軸方向へ沿って適宜な間隔で
複数(本実施例では2個)のベルトコンベア75が設け
られている。この各ベルトコンベア75は駆動ローラ7
7と従動ローラ79をX軸方向へ適宜な間隔でもって備
えられており、この駆動ローラ77と従動ローラ79と
にはベルト81が巻回されている。各駆動ローラ77の
出力軸には図示省略の駆動モータが連動連結されてい
る。また、前記ベルト81上には切断片GやワークWを
載置して整列するため、複数の整列受け83が設けられ
ている。
【0038】上記構成により、駆動モータを駆動せしめ
て駆動ローラを回転せしめると、ベルト81が例えば図
1において反時計方向回りに走行回転されることにな
る。
【0039】前記ベルトコンベア75の図1において左
端にはロボットハンド85を先端に備え、例えば矢印で
示したごとく各アームが回動し得るロボット87が設け
られている。このロボット87の各アームが回動する具
体的な機構はすでに公知であるから、詳細な説明を省略
する。また、ロボット87の近傍には切断片Gを整列し
た収納する収納ケース89が設けられている。
【0040】上記構成から一連の動作を説明する。まず
竪型帯鋸盤5を稼働せずに、棚3の各棚ボックス9にワ
ークWを収納する場合には、ベルトコンベア75の各整
列受け83に、ワークWをクレーンなどによって他の収
納場所から運んできて順次載置する。この際、ワークW
の先端はベルトコンベア75のベルト83の左端より突
出した状態に載置する。次いで各整列受け83に載置さ
れているワークWの位置に、門型フレーム7をX軸方向
に移動せしめてワーク供給装置65を位置決めする。
【0041】ワーク供給装置65の送材バイス71をY
軸方向の手前側へ移動せしめてワークWの先端をクラン
プした後、送材バイス71をY軸方向の奥側へ移動せし
めることによってワークWを棚3における指定の棚ボッ
クス9に供給して支持ローラ11上に支持せしめて収納
する。このようにして、順次、棚3における各棚ボック
ス9内に必要なワークWが収納されることになる。した
がって、各棚ボックス9内には材質,大きさ,長さなど
が予め判った状態で収納されて制御装置のメモリに記憶
されて管理される。
【0042】棚3における各棚ボックス9のすべてにワ
ークWが収納されている状態において、このすべてのワ
ークWの中から特定のワークWを指定すると、門型フレ
ーム7がX軸方向およびZ軸方向に移動し、指定された
ワークWすなわち棚ボックス9の前側に竪型帯鋸盤5が
位置決めされる。
【0043】送材バイス37をY軸方向の棚ボックス9
側へ移動せしめて送材バイス37で指定されたワークW
の先端をクランプした後、送材バイス37を竪型帯鋸盤
5側へ移動せしめる。ワークWは送材バイス37により
送材されてローラコンベア45上に載り、先端位置決め
装置47に当接してワークWの先端が位置決めされる。
【0044】次いで、本体バイス25並びに前バイス2
7を作動させてワークWをクランプし、竪型帯鋸盤5で
ワークWに切断加工が開始される。切断加工が終了する
と、先端位置決め装置47が回動して退避すると共に前
バイス27を作動せしめて切断された切断片Gを切断片
搬出コンベア55上へ送材する。なお、切断片搬出コン
ベア55は予め竪型帯鋸盤5と同じ高さ位置に設定され
ている。
【0045】切断片搬出コンベア55上に送材された切
断片Gは送材バイス61でクランプされると共に送材バ
イス61によりY軸方向の手前側へ移動されて、切断片
Gの先端が先端位置決め装置63に当接して位置決めさ
れる。次いで、切断片搬出コンベア55が図3,図4に
2点鎖線で示しているように下降端まで下降する。すな
わち、切断片搬出コンベア55はベルトコンベア75と
同じ高さ位置に位置することになる。
【0046】先端位置決め装置63を作動せしめて下降
させると共に、送材バイス61をY軸方向の手前側へ移
動せしめることによって、切断片Gがベルトコンベア7
5上の整列受け83上に載せられる。切断片Gが整列受
け83上に載せられると、ベルトコンベア75が図1に
おいて矢印で示したごとく走行し、ロボット87のほぼ
直下にて停止される。ロボット87が作動しロボットハ
ンド85で切断片Gがクランプされて持ち上げられると
共に、収納ケース89に入り、ロボットハンド85をア
ンクランプせしめることによって、切断片Gは収納ケー
ス89内に収納されることになる。
【0047】このように、棚3における棚ボックス9に
収納されているワークWを順次指定して、上述した動作
を繰り返すことによって、必要なワークWにほとんど段
取り作業を行なうことなく、棚ボックス9からワークW
を取出して自動的に切断加工を行なうことができる。し
たがって、切断作業の能率化と効率化を図ることができ
る。
【0048】また、複数段,複数列からなる棚3の前側
に、X軸方向およびZ軸方向へ移動自在な竪型帯鋸盤5
を設けたことにより、従来よりも設置スペースにおいて
省スペース化を図ることができる。
【0049】門型フレーム7のサイドフレーム7Rの側
壁にワーク供給装置65を設けたことにより、棚3にお
ける各棚ボックス9の支持ローラ11上に自動的にワー
クWを収納させることができる。また、棚3における各
棚ボックス9内にワークWを収納させる際、予め一定の
距離LだけワークWの先端を突出して収納することによ
って送材バイス37でワークWをクランプする際に、容
易にかつ確実にクランプすることができる。
【0050】切断機としての竪型帯鋸盤5の前側にZ軸
方向へ移動自在な切断片搬出コンベア55を設けたこと
により、切断された切断片Gを自動的かつ容易に搬出さ
せることができる。
【0051】また、本実施例では切断機として竪型帯鋸
盤を例にとって説明したが、横型帯鋸盤、丸鋸盤あるい
は旋盤などの切断機でも対応することができる。また、
複数段、複数列からなる棚3における棚ボックス9内に
収納されたワークWを取り出して竪型帯鋸盤5で切断す
る例で説明したが、上下方向あるいは左右方向に設けた
棚3における棚ボックス9に収納されたワークWを取出
して切断することも容易に行なうことができる。
【0052】さらに、複数段,複数列からなる棚3にお
ける各棚ボックス9に前方からワークWを収納させる例
で説明したが、ワークWを後方から収納させるようにし
ても構わない。
【0053】上述した実施例においては、鋸刃ハウジン
グ33をZ軸方向へ移動せしめて複数段例えばN段の前
側に位置決めした後、X軸方向へ移動せしめてワークW
に切断加工を行なう例で説明したが、例えば、図5に示
したように鋸刃ハウジング33の高さを棚3の高さより
も高くして鋸刃ハウジング33をZ軸方向へ移動させず
に固定したまゝの状態でX軸方向へ移動させるだけで切
断加工を行なうことができる。
【0054】また、図1に示されているように、棚3の
右側には、帯鋸刃35を交換するための鋸刃交換装置9
1と帯鋸刃35を複数収納したツールタワー93が配置
されて、鋸刃ハウジング33を図1において右端の位置
に移動せしめた状態で帯鋸刃35を自動交換できるよう
になっている。
【0055】前記鋸刃交換装置91で竪型帯鋸盤5とツ
ールタワー93との間で帯鋸刃35を交換する具体的な
構成は当出願人がすでに出願した特願平3−20936
6号に詳細を示してあるが、本実施例においては概略的
に説明する。すなわち、図6に示されているように、竪
型帯鋸盤5は、ベース95を備えており、このベース9
5に設けられたガイドレール97に案内されるべく、図
6において左右方向(X軸方向)すなわち切込み方向に
移動可能な鋸刃ハウジング33が設けられている。この
鋸刃ハウジング33はホイール取付部33aとヨーク部
33bとを有しており、ホイール取付部33aには上下
方向(図6において紙面に対し直交する方向)に従動ホ
イール99と駆動ホイール101とが各々自身の中心軸
周りに回転可能に互いに離隔して取付けられている。
【0056】この従動ホイール99と駆動ホイール10
1とに無端状の帯鋸刃35が掛回されている。駆動ホイ
ール101にはホイール駆動用モータ103が連動連結
されている。
【0057】上記構成により、ホイール駆動用モータ1
03を駆動せしめると、駆動ホイール101が回転され
る。この駆動ホイール101の回転により、帯鋸刃35
が従動ホイール99と駆動ホイール101との間で走行
されることになる。
【0058】帯鋸刃35は、従動ホイール99と駆動ホ
イール101との間の一方のスパン部(図6において左
側)に設けられた上下一対の鋸刃ガイド36によって、
捻ねられて、各鋸刃ガイド36間では帯鋸刃35はワー
クWの側面に対して直角に向けられ切断を行なうように
なっている。なお、鋸刃ガイド36は鋸刃交換の際に帯
鋸刃35を阻害しないよう退避されるようになってい
る。
【0059】前記鋸刃ハウジング33にはナット部材1
05が取付けられており、このナット部材105には図
6において左右方向へ延伸したボールねじ107が螺合
されている。このボールねじ107の図6において右側
には例えばプーリ、ベルトからなる伝動装置109を介
して駆動モータ111が連動連結されている。
【0060】上記構成により、駆動モータ111を駆動
せしめると、伝動装置109を経てボールねじ107が
回転される。このボールねじ107の回転によりナット
部材105を介して鋸刃ハウジング33が図6において
左右方向へ前記ガイドレール97に案内されて走行され
ることになる。
【0061】駆動ホイール101は鋸刃ハウジング33
に対し不動の一つの位置にて回転可能に設けられている
のに対し、従動ホイール99は図示されていない流体圧
シリンダ装置により駆動ホイール101に対し離接する
方向、即ちホイール間距離を変化するる方向に移動可能
に設けられてあり、この従動ホイール99の移動によっ
て従動ホイール99と駆動ホイール101との間に掛け
渡されている帯鋸刃35に所定のテンションが与えら
れ、又その解除が行われるようになっている。
【0062】前記ベース95の後部(図6において下
部)には鋸刃交換装置91の一部である枢軸113が上
下方向(図6において紙面に対して直交する方向)へ延
伸して回転可能に支承されている。この枢軸113の上
部にはハンドリングアーム115の一端が枢動連結され
ていると共に、ハンドリングアーム115の他端には竪
軸117が自身の中心線周りに回転可能に設けられてい
る。この竪軸117は従動ホイール99と駆動ホイール
101との軸間方向に対し平行に延在しており、この竪
軸117はハンドリングホルダ119が所定量のみ上下
動可能に取付けられている。ハンドリングホルダ119
にはハンドリング部121が設けられている。
【0063】前記ハンドリングアーム115は枢軸11
3を回転中心として、図6において2点鎖線にて示され
ている如くその先端が後退位置にある鋸刃ハウジング3
3のホイール取付部33aに近接する鋸刃交換位置TS
と,図6において実線で示されている如く前記鋸刃交換
位置より離れた自動鋸刃装填回収位置ST1との間に回
動変位し得るようになっている。しかも、このハンドリ
ングアーム115は鋸刃ハウジング33のヨーク部33
bとの干渉を避けて先端部がホイール取付部33aに近
接し得るように例えば弓状に湾曲した形態をなしてい
る。前記自動鋸刃装填回収位置ST1には、ツールタワ
ー93が配置されている。ツールタワー93の具体的な
構成は、図7に示されているように、例えば床上に断面
が正方形状のボディ123が複数のアジャストボルト1
25で固定されている。前記ボディ123の軸心部には
回転可能な堅軸127が支承されている。この竪軸12
7には90度間隔でショットピン穴129を備えたリン
グ部材131が嵌着されている。また、前記ボディ12
3には図示省略の回動用流体シリンダが取付けられてお
り、この流体シリンダに装着されたピストンロッド13
5の先端がリング部材131の下部に取付けられてい
る。
【0064】前記竪軸127にはインデックス用リング
部材137がスベリキー139を介して上下動自在に設
けられている。このインデツクス用リング部材137の
下部には前記ショットピン穴129に係合されるショッ
トピン141が設けられていると共に、インデックス用
リング部材137の上部における前記ショットピン14
1と対応した位置には別のショットピン143が設けら
れている。
【0065】前記ボディ123にはショットピン143
が係合するショットピン用穴145が前記ショットピン
用穴129と対応した位置に設けられている。前記竪軸
127の上部には支持プレート147を介して例えば断
面が正8角形状の回転マガジン149が図7において上
下方向へ延伸して取付けられている。
【0066】この回転マガジン149の4辺における上
下には帯鋸刃35を装填して収納しておく帯鋸刃保持部
としてのホイール151U、151Dが設けられてい
る。また、前記回転マガジン149の下部には、図示省
略の、L字形状のブラケットが取付けられており、この
ブラケットにはインデックス用リング部材137を上下
動せしめるための図示省略の上下用流体シリンダが設け
られている。この上下用流体シリンダに装着されたピス
トンロッドの下端には前記インデックス用リング部材1
37に形成された溝137Gに係合した係合ピンが設け
られている。前記ボディ123には図示省略のセンサが
設けられている。
【0067】上記構成により、回転マガジン149を9
0度毎回動させるには、まず、上下用流体シリンダを作
動せしめてピストンロッドを上昇せしめると、インデッ
クス用リング部材137が竪軸127に対して上昇す
る。その結果、ショットピン141がリング部材131
のショットピン穴129から外れると共にショットピン
143がボディ123のショットピン穴145に係合さ
れる。この状態において回動用流体シリンダを作動せし
めてピストンロッド135をストローク端まで伸ばすと
竪軸127を介して回転マガジン149が例えば反時計
方向回りに90度回動されることになる。
【0068】前記上下用流体シリンダを作動せしめてピ
ストンロッドを下降せしめると、インデックス用リング
部材137が下降する。その結果、ショットピン143
がショットピン穴145から外れると共に、ショットピ
ン141がショットピン穴129に係合される。この状
態で回動用流体シリンダのピストン135を縮めること
によって回転マガジン149は回動されずにリング部材
131が元の状態に戻されることになる。したがって、
上記の動作を繰返すことによって、回転マガジン149
は90度毎に回動させることができる。
【0069】前記回転マガジン149は4角柱形状のも
ので説明したが、それ以外の3角柱、5角柱、6角など
の多角柱であっても構わない。
【0070】図6に示されているように、4つのホイー
ル151U,151Dのうち、例えば左側面が自動帯鋸
刃装填回収位置ST1を、上面が手動帯鋸刃装填回収位
置ST2を示している。この自動、手動帯鋸刃装填回収
位置ST1,ST2では帯鋸刃35をホイール151
U,151Dから取外したり、掛けたりする必要があ
る。その際には、帯鋸刃35のテンションを緩める必要
があるので、各ホイール151Uは回転マガジン149
に対して揺動自在となっているすなわち、図7に示され
ているように、自動、手動帯鋸刃装填回収位置ST1,
ST2側におけるボディ123の上部には流体シリンダ
165が取付けられている。この流体シリンダ165に
装着されたピストンロッド167の先端には、押圧ブロ
ック169が設けられている。
【0071】一方、回転マガジン149の各面おけるホ
イール151Uには図示省略の支持ブロックを介してス
プリング173の一端が取付けられていると共に、スプ
リング173の他端は図7に示されているように、回転
マガジン149に取付けられたブラケット175に固定
されている。さらに、ホイール151Uには支持ブロッ
ク177を介してプルロッド179の上端が取付けられ
ていると共に、プルロッド179の下端には図7に示さ
れているように、固定ブロック181が設けられてい
る。また、回転マガジン149の上部には支持ブロック
183が取付けられており、この支持ブロック183に
ヒンジピン185を介してホイール151Uが枢支され
ている。
【0072】上記構成により、流体シリンダ165を作
動せしめるとピストンロッド167が下降することによ
り、押圧ブロック169がプルロッド179の下部に設
けられた固定ブロック181に押圧しがら下方へ移動す
る。その結果、プルロッド179が下降することによっ
て、ヒンジピン185を支点として自動、手動帯鋸刃装
填回収位置ST1,ST2にあるホイール151Uが回
動されることにより、ホイール151Uと151Dに掛
回されている帯鋸刃35のテンションが緩められること
になる。したがって、帯鋸刃35のテンションか緩めら
れることにより、自動,手動帯鋸刃装填回収位置ST
1,ST2にある帯鋸刃35は容易に取外されたり、あ
るいは装着されたりすることができる。
【0073】前記ハンドリングアーム115には枢軸1
13を回転中心として鋸刃交換位置TSと自動鋸刃装填
回収位置ST1との間を回動し得るようになっていると
共に、ハンドリングアーム115の先端に設けられたハ
ンドリングホルダ119を回転せしめて、ハンドリング
部121を鋸刃交換位置TSあるいは自動鋸刃装填回収
位置ST1で鋸刃ハウジング33のホイール取付部33
a、ホイール121U,121Dに平行に対向する姿勢
となるようになっている。
【0074】前記ハンドリングホルダ119の具体的な
構成としては、図8,図9に示されているように、ハン
ドリングホルダ119の上下に4個のハンドリング部1
21を備えていると共に、ハンドリングホルダ119の
ほぼ中央部における図8において左側には帯鋸刃35を
捻り起す捻り起し装置229が設けられている。
【0075】前記ハンドリングホルダ119は図9にお
いて上下方向に2分割されている。すなわち、ハンドリ
ングホルダ119は上部ホルダ119Aと下部ホルダ1
19Bとが連結されていると共に、上部ホルダ119A
が竪軸117を支承した竪軸フレーム117Fに対して
適宜な隙間Sがあけられている。下部ホルダ119Bの
上部内には上下用シリンダ231が取付けられていると
共に、上下用シリンダ231に装着されたピストンロッ
ド233の先端は前記竪軸117の下部に取付けられて
いる。上部ホルダ119Aの下部には凸状の球面座23
5が設けられていると共にこの球面座235に対応した
前記下部ホルダ119Bの上面には凹状の球面座237
が設けられている。したがってハンドリングホルダ11
9が左右,前後にずれることを回避している。
【0076】上記構成により、上下用シリンダ231を
作動させてピストンロッド233を図9において縮ませ
ると、上部ホルダ119Aがスライド面119Sに案内
されて上部ストローク端(隙間S)まで上昇されること
によって、下部ホルダ119Bも上昇されることにな
る。なお、上部ホルダ119Aの上昇は上部ホルダ11
9Aに設けられた上センサ239で検出されるようにな
っている。
【0077】したがって、上部ホルダ119Aが上昇さ
れることによって、ハンドリング部121でクランプさ
れた帯鋸刃35が駆動ホイール101に保持される状態
となる。
【0078】また、上下用シリンダ231を作動させて
ピストンロッド233を伸ばすと上部ホルダ119Aは
スライド面119Sに案内されて下部ストローク端まで
下降されることになる。なお、上部ホルダ119Aの下
降は上部ホルダ119Aに設けられた下センサ241で
検出されるようになっている。したがって、下部ホルダ
119Bが図9の状態のごとく、下降されて、帯鋸刃3
5が駆動ホイール101から離れて、容易に取外すこと
ができる。
【0079】前記上部ホルダ119Aの図9において左
側上部にはガイド部材243が設けられていると共に、
このガイド部材243には上下方向へスライドするスラ
イド部材245が設けられている。このスライド部材2
45にはL字形状の上部鋸刃ホーマ247が取付けられ
ている。また、前記上部ホルダ119Aには上部鋸刃ホ
ーマ用の上下シリンダ249が取付けられていると共
に、この上下シリンダ249に装着されたピストンロッ
ド251の先端には前記スライド部材245が設けられ
ている。
【0080】上記構成により上下シリンダ249を作動
させピストンロッド251を上昇せしめると、スライド
部材245がガイド部材243に案内されて上昇される
ため、上部鋸刃ホーマ247が上昇されることになる。
その結果、帯鋸刃35が従動ホイール99から緩められ
た際に帯鋸刃35が上方へ例えば鋭角に折曲がって従動
ホイール99のフランジ部に干渉しないように回避され
ることになる。
【0081】上記と同様に、下部ホルダ119Bの下部
にはガイド部材253が取付けられており、このガイド
部材253には上下方向へスライドするスライド部材2
55が設けられている。このスライド部材255にはL
字形状の下部鋸刃ホーマ257が取付けられている。ま
た、下部ホルダ119Bには下部鋸刃ホーマ用の上下シ
リンダ259が取付けられていると共に、この上下シリ
ンダ259に装着されたピストンロッド261の下端に
は前記スライド部材255が設けられている。
【0082】上記構成により上下シリンダ259を作動
させピストンロッド261を下降せしめると、スライド
部材255がガイド部材253に案内されて下降される
ため、下部鋸刃ホーマ257が下降されることになる。
その結果、帯鋸刃35が駆動ホイール101から緩めら
れた際に帯鋸刃35が下方へ例えば鋭角に折曲がって駆
動ホイール101のフランジ部に干渉しないように回避
されることになる。
【0083】前記ハンドリングホルダ119には、上下
の両側に4ケのハンドリング部121が設けられてい
る。より詳細には、図8に示されているようにハンドリ
ングホルダ119の上下には上下方向(図8において紙
面に対して直交する方向)にスライド自在な図示省略の
スライド部材が設けられている。このスライド部材には
貫通して左右方向へ延伸した2本のホールド軸265が
装着されている。この各ホールド軸265の左右両側に
はクランプとしての外側クランプ片267と内側クラン
プ片269が装着されている。また、ホールド軸265
の左右両側の中間部には各々ばねりテーナ271が取付
けられており、このばねりテーナ1271と前記各内側
クランプ片269との間には開放用の弾機である圧縮コ
イルばね273が設けられている。この圧縮コイルばね
273は互いに遠去かる方向へ付勢している。この各
外,内側クランプ片267,269の協働作用によって
帯鋸刃35がクランプされたり、あるいはアンクランプ
される。
【0084】帯鋸盤にはプレートソーのごとく帯鋸刃3
5を捻らないで用いる場合があるが、一般的には鋸刃ガ
イド36に帯鋸刃35を捻り起した状態でガイドさせる
必要がある。そのために、前記ハンドリングホルダ33
には、図8,図9に示されているように、捻り起し装置
229が設けられている。この捻り起し装置229のう
ちのベース299が前記ハンドリングホルダ119のほ
ぼ中央に取付けられている。この捻り起し装置299に
よって帯鋸刃35が捻り起こされることになる。
【0085】前記鋸刃ハウジング33に設けられた従
動、駆動ホイール99,101にツールタワー93から
セレクトした帯鋸刃35を装着する動作を概略的に説明
すると、ハンドリングアーム115を回動させてハンド
リングホルダ119をツールタワー93の自動鋸刃装填
回収装置ST1に向かせる。このとき、ハンドリングホ
ルダ119は上方に上った状態に、下部鋸刃ホーマ25
7は下がった状態にある。また、捻り起し装置229は
逃がし位置に待期してある。しかも、4個の外側のクラ
ンプ片267と内側クランプ片269は開放した状態に
ある。
【0086】次に、ハンドリングアーム115をツール
タワー93側へ動かすと共に、外側,内側クランプ26
7,269を協働させることにより、外側,内側クラン
プ片267,269とがホイール151U,151Dに
掛け回された帯鋸刃35を挟んだ状態となる。
【0087】そこで、外側クランプ片267と内側クラ
ンプ片269で帯鋸刃35をクランプする。ホイール1
51Uと151Dに掛け回わされてある帯鋸刃35のテ
ンションを緩める。この状態で外側、内側クランプ片2
67,269を例えば15mm程度外側へ移動させる。ハ
ンドリングホルダ119全体を下げると共に、上,下部
鋸刃ホーマ247,257全体を下げる。この状態にお
いてハンドリングホルダ119を元の位置に戻すことに
よって、帯鋸刃35はホイール151U,151Dから
取外された状態となる。
【0088】ハンドリングアーム115を鋸刃ハウジン
グ33側へ回動させて鋸刃交換位置TSで停止させると
共にハンドリングホルダ119を鋸刃ハウジング33に
向かせる。この状態で、外側、内側クランプ片267,
269でクランプされた帯鋸刃35は従動、駆動ホイー
ル99,101に掛け回された状態となる。このときに
は帯鋸刃35はテンションがかかってない状態である。
この前に捻り起し装置229を作動させて帯鋸刃35を
60度捻ねっておく。
【0089】ハンドリングホルダ119全体を上方へ上
げると共に帯鋸刃35にテンションを張る。捻り起し装
置229を15mm程度後退させると共に、鋸刃ガイド3
6を閉める。捻り起し装置229をさらに例えば30mm
程度後方へ逃がすと共に、外側クランプ片267と内側
クランプ片269とを開かせて帯鋸刃35をアンクラン
プさせる。次いでハンドリングホルダ119を元へ戻す
ことによって帯鋸刃35が従動、駆動ホイール99,1
01に装着されたことになる。
【0090】帯鋸刃35を従動、駆動ホイール99,1
01から自動的に取外す際には上述した動作の逆の動作
を行えばよいので、詳細な説明を省略する。
【0091】このように、竪型帯鋸盤5の鋸刃ハウジン
グ33に設けられた従動、駆動ホイール99,101に
帯鋸刃35を装着したり、あるいは取外したりする際に
は、従動、駆動ホイール99,101に近接した位置の
対応した位置に複数クランプ(外側、内側クランプ片2
67,269)を有するハンドリング部121を備えた
ハンドリングホルダ119を設けることによって、帯鋸
刃35は揺動することなく、確実に、しっかりと複数の
クランプで保持されるため、自動的に能率よく鋸刃交換
を行なうことができる。
【0092】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜の変更を行なうことによって、そ
の他の態様で実施し得るものである。
【0093】
【発明の効果】上記説明より明らかなように、請求項1
に係る発明においては、ワークWを支持する棚ボックス
9を左右方向に複数列、上下方向に複数段備えてなる棚
3の前側にはフレーム7が左右方向へ移動自在に設けて
あり、このフレーム7に上下動自在に備えた支持ベース
17には切断機5が備えられている。そして、上下切断
機5は、前記各棚ボックス9に対応した位置へ位置決め
自在かつ各棚ボックス9から送材されるワークWを切断
自在である。したがって、各棚ボックス9から切断機5
に対応した位置へ例えばクレーン等の搬送装置によって
ワークWを搬送する必要がなく、簡単な構成でもって各
棚ボックス9に支持されているワークを切断することが
できるものである。そして、別個のワークの切断を行う
場合には、切断機5を上下左右に移動して、上記別個の
ワークが支持されている棚ボックス9に対応する位置へ
切断機5を位置決めすれば良いものであり、例えばクレ
ーン等によって残材を元の位置へ戻した後に、次に別個
のワークを切断機の位置へ搬送する場合に比較して、別
個のワークの切断を迅速に開始することができるもので
ある。さらに、棚3の前側において切断機5を上下左右
に移動することによって各棚ボックス9に支持されてい
るワークWを個別に切断することができるものであるか
ら、ワークを搬送するためのクレーン等が不用であっ
て、全体的構成の簡素化が容易であると共に省スペース
化を図ることができるものである。
【0094】請求項2に係る発明は、請求項1の従属項
であって、前記切断機5によって切断された切断片Gを
支持自在かつ搬出自在の切断片搬出コンベア55を、前
記切断機5の前側においてフレーム7に個別に上下動自
在に備えた構成であるから、高位置の棚ボックス9に支
持されているワークWを切断機5によって次々切断する
ような場合であっても、切断片Gを次々に下降して搬出
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る一実施例の切断装置の斜視図で
ある。
【図2】図1における棚の一部を拡大した正面図であ
る。
【図3】図1におけるIII 矢視部の拡大図である。
【図4】図3におけるIV矢視部の拡大図である。
【図5】鋸刃ハウジングを棚の高さより高くして上下方
向へ移動させない場合を示した他の実施例図である。
【図6】帯鋸刃とツールタワーとの間にこの発明に係る
鋸刃交換装置を配置した状態の平面図である。
【図7】ツールタワーの一例を示した正面断面図であ
る。
【図8】ハンドリングアームの先端に設けられたハンド
リングホルダの構成を示す拡大正面図である。
【図9】図8におけるIX矢視図である。
【符号の説明】
1 切断装置 3 棚 5 竪型帯鋸盤(切断機) 7 門型フレーム 9 棚ボックス 11 支持ローラ(支持部) 25 本体バイス 27 前バイス 33 鋸刃ハウジング 35 帯鋸刃 37 送材バイス 47 先端位置決め装置 55 切断片搬出コンベア 65 ワーク供給装置 73 ワーク供給兼切断片整列用コンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23D 45/00 - 47/12 B23D 53/00 - 55/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク(W)を支持する棚ボックス
    (9)を左右方向に複数列、上下方向に複数段備えてな
    る棚(3)の前側にフレーム(7)を左右方向へ移動自
    在に設け、このフレーム(7)に上下動自在に支持され
    た支持ベース(17)に切断機(5)を備えると共に、
    当該切断機(5)を前記各棚ボックス(9)に対応した
    位置へ位置決め自在かつ各棚ボックス(9)から送材さ
    れるワーク(W)を前記切断機(5)によって切断自在
    に構成してあることを特徴とする切断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の切断装置において、前
    記切断機(5)によって切断された切断片(G)を支持
    自在かつ搬出自在の切断片搬出コンベア(55)を、前
    記切断機(5)の前側において前記フレーム(7)に個
    別に上下動自在に備えたことを特徴とする切断装置。
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