JP4412057B2 - 内燃機関の二次空気供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の二次空気供給装置に関するものである。
自動車等の車両に搭載される従来の内燃機関には、該内燃機関が暖機未完了の状態であるときに排ガス中に混じり込む一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)を浄化すべく、排気通路に空気を供給する二次空気供給装置が設けられたものがある。このような従来の二次空気供給装置は、排気通路に接続された供給路と、同供給路内の空気の流通を許可又は禁止すべく開閉する開閉弁と、供給路に空気を供給するエアポンプ・内燃機関の吸気系等のような空気供給体とを備えている。そして、開閉弁を開いた状態で空気供給体が駆動されることにより、排気通路に空気が供給される。すると、排気触媒において、前記一酸化炭素や前記炭化水素が空気中の酸素(O2)によって酸化されて二酸化炭素(CO2)や水(H2O)となり、一酸化炭素や炭化水素が浄化されることとなる。
一方、内燃機関であるV型エンジンは、複数の気筒が第1及び第2のバンクに割り振られることにより、気筒群を2つ有している。このV型エンジンにおいては、各気筒群毎に排気通路(排気マニホールド)がそれぞれ設けられており、2つの排気通路を有している。このように2つの排気通路を有するV型エンジンでは、排ガス中に混じり込む一酸化炭素や炭化水素を浄化するため、各排気通路へ空気を供給する必要がある。そこで、特許文献1に示す二次空気供給装置は、吸気管等の空気供給体から空気を各排気通路へ分岐して供給する多岐供給路(二次空気供給管及び分岐管)を有している。また、特許文献1の二次空気供給装置は、多岐供給路から各排気通路へ空気を交互に供給するよう構成されている。
特開平5−86848号公報
ところが、上記従来の二次空気供給装置をV型エンジンに設ける場合、各排気通路に対する空気の供給圧はそれぞれ等しくなるものの、各排気通路の内圧はそれぞれ等しくなってはいない。このため、各排気通路へ空気が均等に供給され難く、一部の排気通路或いは多岐供給路で空気又は排ガスが逆流等することにより、空気同士、排ガス同士又は空気と排ガスの干渉(排気干渉)が生じる蓋然性が高い。そして、このような排気干渉が生じた場合、排気マニホールド、二次空気供給装置を構成する管体等が振動したり、排気干渉によって生じた音波(干渉波)が共鳴したり等することにより、耳障りな異音が発生していた。
一方、特許文献1のように、各排気通路へ空気を交互に供給した場合、一部の排気通路へ空気が供給されている間、他の排気通路に空気は供給されておらず、前述の排気干渉が生じにくく、耳障りな異音は発生し得ないと推測される。だがしかし、各排気通路へ空気を交互に供給する構成は、各排気通路への空気の供給量を半分以下とする構成とも捉えられる。一般に、排気通路への空気の供給は始動直後にトータルで約80秒程度という非常に短い時間しか行われない。従って、各排気通路へ空気を交互に供給する場合、限られた短い供給時間がさらに半分となり、一酸化炭素や炭化水素に対する十分な浄化能力を発揮し得る程度に十分な量の空気が各排気通路へそれぞれ供給されるとは限らず、浄化能力を低下させる蓋然性が高い。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、排気干渉に起因する異音の発生を抑制しつつ、排ガスに対する浄化能力の低下を抑制することが可能な内燃機関の二次空気供給装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の内燃機関の二次空気供給装置の発明は、複数の気筒群毎にそれぞれ排気通路を設けた内燃機関に適用され、それぞれの排気通路に分岐して繋がる多岐供給路と、当該多岐供給路を介してそれぞれの排気通路へ空気の供給を行う空気供給体と、当該空気供給体からそれぞれの排気通路への前記空気の供給を許可又は禁止すべく開閉する複数の開閉弁とを備える内燃機関の二次空気供給装置であって、各排気通路への空気の供給の開始時期に一部の排気通路で当該空気の供給に制限を加えるよう前記各開閉弁を開閉駆動するとともに、前記空気の供給に制限を加えた後、前記空気供給体から各排気通路へ供給される単位時間当たりの空気量の総和が前記制限時の総和よりも大きくなるように前記各開閉弁を開閉駆動する供給制限手段を備えることを要旨とする。
上記構成の発明においては、供給制限手段によって一部の排気通路で空気の供給に制限を加えている。このため、供給の開始時期に空気は他の排気通路へ流通しやすくなっており、多岐供給路内における分岐抑制されている。即ち、当該開始時期に空気は、一部の排気通路に比べて他の排気通路へと優先して供給されることから、一部の排気通路と他の排気通路との間で空気や排気ガス等による排気干渉が生じにくく、異音の発生を抑制することが可能となる。また、空気の供給に制限を加えた後、空気供給体から各排気通路へ供給する単位時間当たりの空気量の総和が上記制限時の総和よりも大きくなるようにしているため、空気の供給量の大幅な低下を抑制することが可能である。これらの結果、排気干渉に起因する異音の発生を抑制しつつ、排ガスに対する浄化能力の低下を抑制することが可能となる。
請求項2に記載の内燃機関の二次空気供給装置の発明は、複数の気筒群毎にそれぞれ排気通路を設けた内燃機関に適用され、それぞれの排気通路に分岐して繋がる多岐供給路と、当該多岐供給路を介してそれぞれの排気通路へ空気の供給を行う空気供給体と、当該空気供給体からそれぞれの排気通路への前記空気の供給を許可又は禁止すべく開閉する複数の開閉弁とを備える内燃機関の二次空気供給装置であって、各排気通路への空気の供給の開始時期に限って一部の排気通路で当該空気の供給に制限を加えるよう前記各開閉弁を開閉駆動する供給制限手段を備えることを要旨とする。
上記構成の発明においては、各排気通路への空気の供給の開始時期に限って一部の排気通路で空気の供給に制限を加えている。このため、供給の開始時期に限って空気は他の排気通路へ流通しやすくなっており、多岐供給路内における分岐が抑制されている。即ち、当該開始時期に空気は、一部の排気通路に比べて他の排気通路へと優先して供給されることから、一部の排気通路と他の排気通路との間で空気や排気ガス等による排気干渉が生じにくく、異音の発生を抑制することが可能となる。また、空気の供給に制限を加える時期を当該開始時期に限ることにより、空気の供給量の大幅な低下を抑制することが可能である。これらの結果、排気干渉に起因する異音の発生を抑制しつつ、排ガスに対する浄化能力の低下を抑制することが可能となる。
請求項3に記載の内燃機関の二次空気供給装置の発明は、複数の気筒群毎にそれぞれ排気通路を設けた内燃機関に適用され、それぞれの排気通路に分岐して繋がる多岐供給路と、当該多岐供給路を介してそれぞれの排気通路へ空気の供給を行う空気供給体と、当該空気供給体からそれぞれの排気通路への前記空気の供給を許可又は禁止すべく開閉する複数の開閉弁とを備える内燃機関の二次空気供給装置であって、各排気通路への空気の供給の開始時期に、一部の排気通路で当該空気の供給に制限を加えるよう前記各開閉弁を開閉駆動する供給制限手段を備え、前記供給制限手段は前記空気の供給に制限を加えるに際して、一部の排気通路へ空気の供給を行うべく開弁する一部の開閉弁の開弁開始時を、他の排気通路へ空気の供給を行うべく開弁する他の開閉弁の開弁開始時よりも遅らせることを要旨とする。
また、請求項4に記載の内燃機関の二次空気供給装置の発明は、複数の気筒群毎にそれぞれ排気通路を設けた内燃機関に適用され、それぞれの排気通路に分岐して繋がる多岐供給路と、当該多岐供給路を介してそれぞれの排気通路へ空気の供給を行う空気供給体と、当該空気供給体からそれぞれの排気通路への前記空気の供給を許可又は禁止すべく開閉する複数の開閉弁とを備える内燃機関の二次空気供給装置であって、各排気通路への空気の供給の開始時期に、一部の排気通路で当該空気の供給に制限を加えるよう前記各開閉弁を開閉駆動する供給制限手段を備え、前記供給制限手段は前記空気の供給に制限を加えるに際して、一部の排気通路へ空気の供給を行うべく開弁する一部の開閉弁の開度を、他の排気通路へ空気の供給を行うべく開弁する他の開閉弁の開度よりも小さくすることを要旨とする。
上記請求項3及び4に記載の構成を備える発明においては、供給制限手段によって一部の排気通路で空気の供給に制限を加えている。このため、供給の開始時期に空気は他の排気通路へ流通しやすくなっており、多岐供給路内における分岐が抑制されている。即ち、当該開始時期に空気は、一部の排気通路に比べて他の排気通路へと優先して供給されることから、一部の排気通路と他の排気通路との間で空気や排気ガス等による排気干渉が生じにくく、異音の発生を抑制することが可能となる。また、例えば、空気の供給に制限を加える時期を当該開始時期に限ることにより、空気の供給量の大幅な低下を抑制することが可能である。これらの結果、排気干渉に起因する異音の発生を抑制しつつ、排ガスに対する浄化能力の低下を抑制することが可能となる。
特に、請求項3に記載の構成を備える発明においては、一部の開閉弁と他の開閉弁との間で開弁開始時がずれており、空気の供給の開始時期において、一部の排気通路では空気が供給されない状態とされる一方、他の排気通路では空気が供給される。このため、当該開始時期において空気は、一部の排気通路へ流通されることなく、他の排気通路へ収束して供給される。従って、一部の排気通路と他の排気通路との間で排気干渉が生じ得ず、異音の発生を抑制することが可能となる。
また、請求項4に記載の構成を備える発明においては、空気の供給の開始時期において、一部の開閉弁と他の開閉弁との間で開度に差が生じることから、一部の排気通路における空気の供給圧は、他の排気通路における空気の供給圧に比べて低くなる。この場合、当該開始時期において、例えば他の排気通路から多岐供給路へ空気又は排ガスの逆流等が発生しようとも、他の排気通路から逆流した空気等の圧力は一部の排気通路へ流通する空気の圧力よりも高く、一部の排気通路へ流通する空気は圧し負けることとなる。従って、多岐供給路の内部で排気干渉が生じにくく、異音の発生を抑制することが可能となる。
(第1の実施形態)
以下、本発明に係る二次空気供給装置を自動車用のエンジンに適用した第1の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すエンジン11は、第1バンク12及び第2バンク13のそれぞれに気筒が割り振られて配列された2つの気筒群を備えるV型気筒配列のものであり、各気筒群毎に吸気通路及び排気通路が設けられている。このエンジン11においては、吸気通路を形成する第1吸気管マニホールド14a及び第2吸気マニホールド14bを介して吸気管15から吸入された空気(新気)と、燃料とからなる混合気が気筒の燃焼室内に送り込まれ、燃焼されるようになっている。尚、吸気管15内にはスロットルバルブ16が配置されている。一方、燃焼後の混合気は、排気通路を形成する第1排気管17a及び第2排気管17bへ送られ、第1触媒装置18a及び第2触媒装置18bで浄化されるとともに、第3排気管19へと送り出されるようになっている。
当該エンジン11には二次空気供給装置として、空気供給体21と、この空気供給体21に接続された供給管22と、供給管22に連結された第1開閉弁23及び第2開閉弁24とが設けられている。
前記空気供給体21は、エアクリーナ等から空気(二次空気)を引き込む引込管31と、この引込管31に接続された電動式のエアポンプ32と、このエアポンプ32に一端が接続された導入管33と、この導入管33の他端に接続された弁体34とを備えている。この弁体34は、電気式のバキュームスイッチングバルブ(VSV)であり、エアポンプ32から前記供給管22への空気の供給を許可又は禁止すべく開閉するものである。そして、当該空気供給体21は、弁体34が開かれた状態でエアポンプ32が駆動されることにより、このエアポンプ32から吐出された空気を前記供給管22へと送り込むよう構成されている。なお、当該弁体34は、供給管22から引込管31への空気等の逆流を規制する逆止弁としての機能を備えている。
前記供給管22は、その中間部で第1供給管22a及び第2供給管22bの二股に分岐されることにより、前記エンジン11の各気筒群毎に設けられた排気通路に分岐して繋がる多岐供給路を形成している。即ち、供給管22は、一端が前記弁体34に接続され、他端となる第1供給管22a及び第2供給管22bが前記第1排気管17a及び前記第2排気管17bにそれぞれ接続されている。この供給管22は、前記空気供給体21から送り込まれた空気を第1供給管22a及び第2供給管22bで分岐させ、同空気を第1供給管22a及び第2供給管22bから第1排気管17a及び第2排気管17bへ供給するよう構成されている。そして、第1排気管17a及び第2排気管17bへ供給された当該空気は、第1触媒装置18a及び第2触媒装置18bにおいて排気中の一酸化炭素及び炭化水素を酸化し、二酸化炭素及び水とすることで排気を浄化する。尚、第1供給管22a及び第2供給管22bは、第1排気管17a及び第2排気管17bのそれぞれに対し、第1触媒装置18a及び第2触媒装置18bよりもエンジン11側、換言すれば排気通路の上流側から空気を供給するように接続されている。
前記第1開閉弁23は、供給管22において第1供給管22aに連結されており、第2開閉弁24は、供給管22において第2供給管22bに連結されている。第1開閉弁23及び第2開閉弁24は、負圧式のエアースイッチングバルブ(ASV)である。これら第1開閉弁23及び第2開閉弁24は、前記第1供給管22a及び前記第2供給管22bから前記第1排気管17a及び前記第2排気管17bへの空気の供給を許可又は禁止すべく、伝わる負圧に応じて開閉する。また、第1開閉弁23及び第2開閉弁24の周囲には、第1調整弁41及び第2調整弁42がそれぞれ設けられている。第1調整弁41及び第2調整弁42は、バキュームスイッチングバルブ(VSV)である。これら第1調整弁41及び第2調整弁42は、第1開閉弁23及び第2開閉弁24に伝わる負圧を調整し、第1開閉弁23及び第2開閉弁24を開閉駆動すべくそれぞれ作動する。尚、当該二次空気供給装置においては、第1供給管22a、第2供給管22b等に逆止弁が設けられておらず、第1排気管17aから第1供給管22a又は第2排気管17bから第2供給管22bへの排ガス等の逆流は規制されていない。
当該エンジン11には、その運転状態を検出するために各種のセンサが設けられている。例えば、エンジン11には、スロットルバルブ16の開度(スロットル開度)を検出するためのスロットルセンサ51や、クランク軸の回転速度(エンジン回転速度)を検出するための回転速度センサ52が設けられている。また、前記空気供給体21において導入管33には、この導入管33の内部の圧力(内圧)を検出するための圧力センサ53が設けられている。尚、弁体34が開弁された状態であれば、同圧力センサ53によって多岐供給路の内圧を検出することが可能となる。その他にも、アクセルペダル54の近傍には、その踏み込み量(アクセル開度)を検出するためのアクセル開度センサ55が設けられている。
次に、当該二次空気供給装置の電気的構成を説明する。
この二次空気供給装置は、自動車に搭載されて前記エンジン11の各種運転制御を行う電子制御装置(ECU)61を備えている。
電子制御装置61は、前記エアポンプ32の駆動を通じて前記導入管33へ空気を送るとともに、前記弁体34の開閉駆動を通じて導入管33から供給管22へ空気を送り込む。また、電子制御装置61は、前記第1調整弁41及び前記第2調整弁42の作動を通じて前記第1開閉弁23及び前記第2開閉弁24の開閉駆動する。そして、電子制御装置61は、第1開閉弁23及び第2開閉弁24の開閉駆動を通じて前記第1供給管22a及び前記第2供給管22bから前記第1排気管17a及び前記第2排気管17bへの空気の供給を行う。加えて、電子制御装置61には、前記スロットルセンサ51、前記回転速度センサ52、前記圧力センサ53及び前記アクセル開度センサ55からの検出信号が入力される。
この電子制御装置61は、エンジン11の機関始動後、同エンジン11の運転状況に応じて、第2排気管17bに対する空気の供給を制限すべく供給制限処理を行う。ここで、同供給制限処理について、図2のタイムチャートを併せ参照して説明する。なお、ここで実施される供給制限処理は供給制限手段を構成している。
図2に示されるように、まず時刻t0において機関始動が行われると、回転速度センサ52によってエンジン回転速度が検出され、スロットルセンサ51によってスロットル開度が検出される。この後、時刻t1においてエンジン回転速度が所定値まで高まり、スロットル開度が0(ゼロ)であるとき、エンジン11は暖機運転等の運転状況にあり、排気中の一酸化炭素量及び炭化水素量が増大する。このため、第1排気管17a及び第2排気管17bに対する空気の供給を許可すべく、弁体34(電気式VSV)が開弁(ON)され、エアポンプ32が駆動(ON)される。尚、機関始動直後、暖機運転等の運転状況にあるエンジン11においては、気筒の燃焼室内が低温且つ低圧の状態となっていることから、混合気の空撚比をリッチとすることでエンジン性能を維持している。このように、混合気の空撚比をリッチとした場合、同混合気が完全燃焼されにくく、排気中の一酸化炭素量及び炭化水素量が増大する。
この時刻t1においては、機関始動の直後であることから、エンジン回転速度が高められたり、ファンが回転したり等することにより、エンジン11から様々な音が発生する。このとき第1排気管17a及び第2排気管17bから第1供給管22a及び第2供給管22bへ排ガスが逆流し、排ガスや空気等の干渉が生じて耳障りな異音が発生しようとも、当該異音はエンジン11から発生した音によって打ち消される。このため、機関始動直後は、空気の供給に起因して生じた耳障りな異音が聞こえにくいことから、当該異音を抑制することより、むしろ排ガスを浄化することが重要視される。従って、時刻t1では空気の供給制限が行われず、第1開閉弁23(第1ASV)及び第2開閉弁24(第2ASV)が全開状態へと同時に開弁(ON)される。そして、第1排気管17a及び第2排気管17bへの空気の供給が行われ、排気中の一酸化炭素量及び炭化水素量が空気中の酸素によって酸化され、排気の浄化が行われる。
ここで、時刻t2において、アクセルペダル54を操作する等してスロットル開度が高まったとき、このまま第1排気管17a及び第2排気管17bへ空気を供給し続けると、一酸化炭素量及び炭化水素量のみならず、空気中の窒素まで酸化され、排気中の窒素酸化物(NOx)量が増大してしまう虞がある。このため、第1排気管17a及び第2排気管17bに対する空気の供給を一時的に禁止すべく、弁体34(電気式VSV)、第1開閉弁23(第1ASV)及び第2開閉弁24(第2ASV)が閉弁(OFF)された後、エアポンプ32が停止(OFF)される。尚、エンジン11においては、気筒の燃焼室内が低温且つ低圧の状態では窒素の酸化反応は起こりにくいものの、燃焼室内が高温、或いは高圧となるにつれ、窒素の酸化反応が起こりやすくなり、排気中の窒素酸化物量が増大する。
その後、時刻t3において、アクセルペダル54の操作を止める等してスロットル開度の増大が停止したとき、第1排気管17a及び第2排気管17bに対する空気の供給を再び許可すべく、弁体34(電気式VSV)が開弁(ON)され、エアポンプ32が駆動(ON)される。この時刻t3においては、スロットル開度が増大した直後であり、各気筒群からの排気量が不均一であることから、第1排気管17a及び第2排気管17bの内部では流量、圧力等が不安定な状態のまま排気が流通している。この状態で第1排気管17a及び第2排気管17bへ等量且つ等圧の空気を同時に供給しようとも、当該空気が第1排気管17a及び第2排気管17bの内部を流通する排ガスに圧し負けたり等してしまう。すると、第1排気管17a又は第2排気管17bから第1供給管22a又は第2供給管22bへ排ガスや空気等が逆流したり等する。そして、供給管22等の内部で空気同士、排ガス同士、或いは空気と排ガスの干渉(排気干渉)が生じてしまう。また、時刻t3では、エンジン回転速度が高まって大きな音が発生した後にエンジン回転速度が低下した直後であることから、エンジン11から発生する音が静まっている。従って、排気干渉によって生じた異音は、エンジン11から発生する音によって打ち消されず、はっきりと聞こえるようになり、耳障りなものとなる。
そこで本実施形態では、第1排気管17a及び第2排気管17bへの空気の供給を一時的に禁止した後に再び許可したことを条件として、供給制限処理を行うことにより、排気干渉に起因する耳障りな異音の発生を抑制する。即ち、第1開閉弁23(第1ASV)は、時刻t3を開弁開始時として、全開状態へと開弁(ON)されるよう、前記電子制御装置61によって駆動される。一方、第2開閉弁24(第2ASV)は、時刻t3よりも遅れた時刻t4を開弁開始時として、全開状態へと開弁(ON)されるよう、供給制限手段である前記電子制御装置61によって駆動される。
空気の供給が再び許可される(再供給段階)ときの開始時となる時刻t3では、第1排気管17aにのみ空気が供給される。その後、再供給段階の開始時期となる時刻t3から時刻t4までの間では、第2排気管17bには空気が供給されず、空気の供給という行為が制限される。そして、再供給段階の制限解除時となる時刻t4では、第1開閉弁23及び第2開閉弁24の双方が全開状態へと開弁され、第1排気管17a及び第2排気管17bの双方に等量且つ等圧の空気が供給される。
このように耳障りな異音がはっきりと聞こえるようになる再供給段階においては、第1排気管17a及び第2排気管17b内で排気の流通が不安定となる開始時期に第2排気管17bへの空気の供給が制限される。これにより、供給管22等の内部における排気干渉の発生、或いは排気干渉による干渉波の発生等が起こりにくく、耳障りな異音の発生が抑制される。また、再供給段階においては、第1排気管17a及び第2排気管17b内で排気の流通が安定する制限解除時から第1排気管17a及び第2排気管17bの双方に空気を供給することにより、排ガスに対する浄化能力の低下が抑制される。
尚、時刻t4よりも後にアクセルペダル54の操作等が行われた場合には、上記の時刻t2で述べたように空気の供給が禁止される。さらに後、アクセルペダル54の操作等を止め、且つエンジン11が未だ暖機運転等の運転状況(混合気の空撚比がリッチ)である場合には、供給制限処理を行いつつ空気の供給が行われる。また、混合気の空撚比がストイキ、或いはリーンの運転状況となった後は、排気通路への空気の供給が停止される。
以上詳述した本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)第1排気管17a及び第2排気管17bへの空気の供給を一時的に禁止した後に再び許可するとき、第1開閉弁23のみが開弁されて第2開閉弁24は閉弁されたままとされる。これにより、第2排気管17bに対する空気の供給という行為が制限されるため、排気干渉が起こりにくく、異音の発生を抑制することができる。また、この空気の供給の制限は排気干渉の虞が低減した時点で解除されるため、第1排気管17a及び第2排気管17bへ十分な空気を送り込むことができ、一酸化炭素や炭化水素に対する十分な浄化能力を維持することができる。
(2)制限解除時からは第1開閉弁23及び第2開閉弁24の双方を全開状態として、第1排気管17a及び第2排気管17bの双方へ空気が供給される。これにより、空気の供給の制限を開始時期のみに留め、該供給の制限による第1排気管17a及び第2排気管17bへの空気の供給量の低下を極僅かなものに抑えることができる。
(第2実施形態)
以下、本発明に係る二次空気供給装置の第2実施形態を図面に基づいて説明する。尚、第2実施形態においては、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態で電子制御装置61は、再供給段階の開始時期において、第2調整弁42をデューティ制御し、このデューティ制御された第2調整弁42の作動を通じ、開度を徐変させるように第2開閉弁24を開閉駆動する。具体的には、電子制御装置61からデューティ信号が出力され、そのデューティ信号に基づいて、第2調整弁42に供給される電力が調節される。そして、第2調整弁42は電力に応じて開閉し、第2開閉弁24に伝わる負圧を適宜変化させることにより、第2開閉弁24の開度を変化させる。デューティ信号は、予め定められたごく短い単位時間にあって、第2調整弁42に電力が供給される時間と同電力が供給されない時間との比(デューティ比)を規定する信号であり、同デューティ比が高くなるほど、第2調整弁42に供給される電力が多くなり、第2開閉弁24の開度が大きくなる。
ここで、デューティ制御を用いて第2開閉弁24の開度を徐変させる空気供給制限処理について、図4のタイムチャートを併せ参照して説明する。なお、ここで実施される空気供給制限処理は供給制限手段を構成している。
電子制御装置61は、時刻t1において、弁体34(電気式VSV)を開弁(ON)し、エアポンプ32を駆動(ON)する。そして、第1開閉弁23(第1ASV)及び第2開閉弁24(第2ASV)を、その開度が全開となるように開弁し、第1排気管17a及び第2排気管17bへの空気の供給を行う。
一方、時刻t2において、スロットル開度が高まったとき、第1排気管17a及び第2排気管17bに対する空気の供給を一時的に禁止すべく、電子制御装置61は、弁体34(電気式VSV)を閉弁(OFF)し、その後、電子制御装置61は、エアポンプ32を停止(OFF)する。また、電子制御装置61は、第1開閉弁23(第1ASV)及び第2開閉弁24(第2ASV)を、その開度が全閉となるように、弁体34(電気式VSV)と同時に閉弁する。
その後、時刻t3において、スロットル開度の増大が停止したとき、第1排気管17a及び第2排気管17bに対する空気の供給を再び許可すべく、弁体34(電気式VSV)が開弁(ON)され、エアポンプ32が駆動(ON)される。この再供給段階で本実施形態の電子制御装置61は、第1開閉弁23(第1ASV)及び第2開閉弁24(第2ASV)の開弁開始時を同時としつつ、供給制限処理を行うことにより、第1開閉弁23(第1ASV)に比べ、第2開閉弁24(第2ASV)を遅れて全開とする。
即ち、第1開閉弁23(第1ASV)及び第2開閉弁24(第2ASV)は、再供給段階の開始時となる時刻t3で開度が全閉の状態から開閉駆動される。この後、第1開閉弁23は、再供給段階の開始時期となる時刻t3から時刻t4までの間で開度が全開となり、この状態のまま保持される。一方、第2開閉弁24は、開始時期となる時刻t3から時刻t4までの間で開度が半開となり、この状態のまま保持されることにより、第2排気管17bへの空気の供給量が制限される。この後、第2開閉弁24(第2ASV)は、第1開閉弁23(第1ASV)に遅れて、再供給段階の制限解除時となる時刻t4で全開となる。つまり、第2開閉弁24(第2ASV)は、時刻t3から時刻t4までの間にその開度を全閉、半開、全開と徐変させる。そして、時刻t4からは、第1開閉弁23及び第2開閉弁24の双方の開度が全開とされ、第1排気管17a及び第2排気管17bの双方に等量の空気が供給される。
次に、供給制限処理の手順を図3に示す。なお、本処理は、電子制御装置61を通じ、空気の供給を再び許可する際の開始時期にて実行される。
本処理が開始されると、まず第2開閉弁24(第2ASV)が作動される(ステップS101)。次いで、第2調整弁42(第2VSV)がデューティ比50%となるようにデューティ制御され(ステップS102)、第2排気管17bへの空気の供給量を減量させるように第2開閉弁24(第2ASV)の開度を調節する。
次いで、弁体34が開弁されていることから、多岐供給路の内圧を監視する監視手段となる圧力センサ53からの検出信号により導入管33の内圧が読み込まれ、同導入管33の内圧変化ΔPが算出されるとともに、内圧変化ΔPが判定値以上か否かが判定される(ステップS103)。この判定値は、内圧変化ΔPが排気干渉を起こすか、或いは排気干渉を起こさないかを判定するための値であり、排気干渉を起こさないときの内圧変化ΔPを超える値(数kPa程度)が予め設定されている。
まず、内圧変化ΔPが判定値以上である場合には(ステップS103:NO)、排気干渉を起こすと診断され、第2調整弁42(第2VSV)がデューティ比50%のまま保持される。その後、所定時間が経過した後、内圧変化ΔPが判定値以上か否かが再び判定される(ステップS103)。一方、内圧変化ΔPが判定値未満である場合には(ステップS103:YES)、排気干渉を起こさないと診断され、第2調整弁42(第2VSV)がデューティ比100%となるようにデューティ制御される(ステップS104)。そして、第2調整弁42により、第2排気管17bへの空気の供給量を増量させるように、第2開閉弁24(第2ASV)が全開状態で開弁され(ステップS105)、本処理が終了される。
以上詳述した本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(3)第1排気管17a及び第2排気管17bへの空気の供給を一時的に禁止した後に再び許可するとき、第1開閉弁23及び第2開閉弁24は、開弁開始時を同時としつつ、第1開閉弁23が全開とされ、第2開閉弁24は第1開閉弁23との間で開度に差が生じるよう開度が絞られる。そして、第2開閉弁24は排気干渉を起こさないと診断されたときに第1開閉弁23に遅れて全開とされる。これにより、第2排気管17bに対する空気の供給量が制限されるため、供給管22、第1供給管22a及び第2供給管22bの内部で排気干渉が起こりにくく、異音の発生を抑制することができる。
(4)また、再供給段階の開始時に第1排気管17a及び第2排気管17bの双方へ空気を供給することができ、排気の浄化に必要且つ十分な量の空気を供給することが可能である。さらに、導入管33の内圧変化の大きさに応じて第2排気管17bへの空気の供給量を制限することができ、排気干渉による異音の発生を抑制しつつも、空気の供給量を制限することによる当該供給量の低下を極僅かに留めることが可能である。
(変更例)
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・各実施形態において、スロットル開度に限らず、アクセル開度センサ55によって検出されたアクセル開度が増大したとき、第1排気管17a及び第2排気管17bに対する空気の供給を一時的に禁止してもよい。
・各実施形態で二次空気の供給終了時において、第1排気管17aへの空気の供給量と、第2排気管17bへの空気の供給量とを、必ずしも同じとする必要はない。
・各実施形態で圧力センサを導入管33に限らず、第1排気管17a、第2排気管17b、供給管22、第1供給管22a及び第2供給管22bのうち少なくとも何れか1つに設けてもよい。そして、これらのうち少なくとも何れか1つの内圧変化に基づき第2開閉弁24の開度調節を行ってもよい。
・図3に示す供給制限処理の手順において、内圧変化ΔPが判定値以上である場合(ステップS103:NO)、S102で第2調整弁42(第2VSV)を再びデューティ制御し、内圧変化ΔPの大小に応じてデューティ比を適宜調整するように構成してもよい。例えば、内圧変化ΔPが増大している旨判定される場合、第2排気管17bへの空気の供給量を減量させるように、S102で第2調整弁42(第2VSV)をデューティ比50%未満となるようにデューティ制御してもよい。或いは、内圧変化ΔPが減少している旨判定される場合、第2排気管17bへの空気の供給量を増量又は維持するように、S102で第2調整弁42(第2VSV)をデューティ比50%以上、100%未満となるようにデューティ制御してもよい。このように内圧変化ΔPの値に応じて第2開閉弁24の開度調節を行う場合、空気の供給量を適宜調整することができ、空気の供給量の低下を極僅かなものとすることができる。
・第2実施形態では、第2開閉弁24の開度を徐変させずとも、内圧変化ΔPが判定値未満か否かで第2開閉弁24を全開又は全閉してもよい。
・各実施形態において、排気の浄化に十分な量の空気を供給することが可能であれば、エアポンプ32を省略して空気供給体21を構成してもよい。
・内燃機関は車両用のエンジンに限らず、船舶用、飛行機用のエンジンであってもよい。また、複数の気筒群を有するものであれば、W型であってもよい。
次に、上記実施の形態及び変更例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記供給制限手段は、前記空気の供給の終了時期にそれぞれの排気通路で当該空気の供給量が同じとなるよう前記各開閉弁を駆動制御することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の内燃機関の二次空気供給装置。
(ロ)前記供給制限手段は、前記開閉弁によりそれぞれの排気通路への前記空気の供給を一時的に禁止した後に再び許可したことを条件として、前記空気の供給に制限を加えることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の二次空気供給装置。
二次空気供給装置を備える実施形態のエンジン全体を示す概略図。 第1実施形態における空気供給制限処理に伴うエンジン回転速度の変化態様、スロットル開度の変化態様、エアポンプの駆動態様、弁体の開閉態様、第1及び第2開閉弁の開閉態様を示すタイムチャート。 第2実施形態の空気供給制限処理の実行手順を示すフローチャート。 第2実施形態における空気供給制限処理に伴うエンジン回転速度の変化態様、スロットル開度の変化態様、エアポンプの駆動態様、弁体の開閉態様、第1及び第2開閉弁の開閉態様を示すタイムチャート。
符号の説明
11…内燃機関であるエンジン、17a…排気通路を形成する第1排気管、17b…排気通路を形成する第2排気管、21…空気供給体、22a…多岐供給路を形成する第1供給路、22b…多岐供給路を形成する第2供給路、23…第1開閉弁、24…第2開閉弁、53…監視手段を構成する圧力センサ。

Claims (4)

  1. 複数の気筒群毎にそれぞれ排気通路を設けた内燃機関に適用され、それぞれの排気通路に分岐して繋がる多岐供給路と、当該多岐供給路を介してそれぞれの排気通路へ空気の供給を行う空気供給体と、当該空気供給体からそれぞれの排気通路への前記空気の供給を許可又は禁止すべく開閉する複数の開閉弁とを備える内燃機関の二次空気供給装置であって、
    各排気通路への空気の供給の開始時期に一部の排気通路で当該空気の供給に制限を加えるよう前記各開閉弁を開閉駆動するとともに、前記空気の供給に制限を加えた後、前記空気供給体から各排気通路へ供給される単位時間当たりの空気量の総和が前記制限時の総和よりも大きくなるように前記各開閉弁を開閉駆動する供給制限手段を備える
    ことを特徴とする内燃機関の二次空気供給装置。
  2. 複数の気筒群毎にそれぞれ排気通路を設けた内燃機関に適用され、それぞれの排気通路に分岐して繋がる多岐供給路と、当該多岐供給路を介してそれぞれの排気通路へ空気の供給を行う空気供給体と、当該空気供給体からそれぞれの排気通路への前記空気の供給を許可又は禁止すべく開閉する複数の開閉弁とを備える内燃機関の二次空気供給装置であって、
    各排気通路への空気の供給の開始時期に限って一部の排気通路で当該空気の供給に制限を加えるよう前記各開閉弁を開閉駆動する供給制限手段を備える
    ことを特徴とする内燃機関の二次空気供給装置。
  3. 複数の気筒群毎にそれぞれ排気通路を設けた内燃機関に適用され、それぞれの排気通路に分岐して繋がる多岐供給路と、当該多岐供給路を介してそれぞれの排気通路へ空気の供給を行う空気供給体と、当該空気供給体からそれぞれの排気通路への前記空気の供給を許可又は禁止すべく開閉する複数の開閉弁とを備える内燃機関の二次空気供給装置であって、
    各排気通路への空気の供給の開始時期に、一部の排気通路で当該空気の供給に制限を加えるよう前記各開閉弁を開閉駆動する供給制限手段を備え、
    前記供給制限手段は前記空気の供給に制限を加えるに際して、一部の排気通路へ空気の供給を行うべく開弁する一部の開閉弁の開弁開始時を、他の排気通路へ空気の供給を行うべく開弁する他の開閉弁の開弁開始時よりも遅らせる
    ことを特徴とする内燃機関の二次空気供給装置。
  4. 複数の気筒群毎にそれぞれ排気通路を設けた内燃機関に適用され、それぞれの排気通路に分岐して繋がる多岐供給路と、当該多岐供給路を介してそれぞれの排気通路へ空気の供給を行う空気供給体と、当該空気供給体からそれぞれの排気通路への前記空気の供給を許可又は禁止すべく開閉する複数の開閉弁とを備える内燃機関の二次空気供給装置であって、
    各排気通路への空気の供給の開始時期に、一部の排気通路で当該空気の供給に制限を加えるよう前記各開閉弁を開閉駆動する供給制限手段を備え、
    前記供給制限手段は前記空気の供給に制限を加えるに際して、一部の排気通路へ空気の供給を行うべく開弁する一部の開閉弁の開度を、他の排気通路へ空気の供給を行うべく開弁する他の開閉弁の開度よりも小さくする
    ことを特徴とする内燃機関の二次空気供給装置。
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