JP2023039763A - 排気ガス浄化装置 - Google Patents

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Hiroya Okada
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Abstract

【課題】リーン燃焼中において、三元触媒による排気ガスの浄化率を向上する。【解決手段】エンジンに接続された排気流路に設けられた三元触媒と、排気流路における三元触媒の下流側に設けられたNOx吸蔵還元触媒と、排気流路における三元触媒の上流側に流入口が接続され、排気流路における三元触媒とNOx吸蔵還元触媒との間に流出口が接続されるバイパス流路と、バイパス流路に設けられた弁と、排気流路およびバイパス流路のうち少なくとも一方もしくは双方における、流入口の周辺に設けられた磁石と、弁を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、1つまたは複数のプロセッサと、プロセッサに接続される1つまたは複数のメモリと、を有し、プロセッサは、エンジンから排出された排気ガスの空燃比に応じて、弁を開閉することを含む処理を実行する、排気ガス浄化装置。【選択図】図2

Description

本発明は、排気ガス浄化装置に関する。
エンジンから排出された排気ガスが流れる排気流路に、三元触媒およびNOx吸蔵還元触媒をこの順に備えた車両が開発されている(例えば、特許文献1)。NOx吸蔵還元触媒は、エンジンにおいてリーン燃焼させているときに、排気ガス中のNOx(窒素酸化物)を吸蔵して除去する。そして、NOx吸蔵還元触媒におけるNOxの吸蔵量が飽和に到達したら、エンジンにおいてリッチ燃焼を行う。これにより、NOx吸蔵還元触媒に吸蔵されたNOxが脱離され、NOx吸蔵還元触媒においてNOxが還元される。
このように、NOx吸蔵還元触媒を備えた車両は、エンジンにおいてリーン燃焼とリッチ燃焼とを繰り返す。この結果、NOx吸蔵還元触媒は、リーン燃焼時のNOxの吸蔵と、リッチ燃焼時のNOxの還元とを繰り返す。
特開2005-351108号公報
エンジンにおいてリーン燃焼後の排気ガスには、リッチ燃焼後の排気ガスと比較して、酸素が多く含まれる。排気ガス中に含まれる酸素が多いと、三元触媒によるNOxの浄化率が著しく低下する。このため、リーン燃焼中において、三元触媒による排気ガスの浄化率が低下してしまうという問題がある。
本発明は、このような課題に鑑み、リーン燃焼中において、三元触媒による排気ガスの浄化率を向上することが可能な排気ガス浄化装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一実施の形態に係る排気ガス浄化装置は、
エンジンに接続された排気流路に設けられた三元触媒と、
前記排気流路における前記三元触媒の下流側に設けられたNOx吸蔵還元触媒と、
前記排気流路における前記三元触媒の上流側に流入口が接続され、前記排気流路における前記三元触媒と前記NOx吸蔵還元触媒との間に流出口が接続されるバイパス流路と、
前記バイパス流路に設けられた弁と、
前記排気流路および前記バイパス流路のうち少なくとも一方もしくは双方における、前記流入口の周辺に設けられた磁石と、
前記弁を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、1つまたは複数のプロセッサと、前記プロセッサに接続される1つまたは複数のメモリと、を有し、
前記プロセッサは、
前記エンジンから排出された排気ガスの空燃比に応じて、前記弁を開閉することを含む処理を実行する。
本発明によれば、リーン燃焼中において、三元触媒による排気ガスの浄化率を向上することが可能となる。
図1は、本発明の実施形態に係る車両の構成を示す概略図である。 図2は、本発明の実施形態に係る排気ガス浄化装置の構成を示す概略図である。 図3は、図2のIII矢視図である。 図4は、本発明の実施形態に係る制御装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図5は、本発明の実施形態に係る排気ガス浄化方法の処理の流れを示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す具体的な寸法、材料、数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両100の構成を示す概略図である。なお、図1中、破線の矢印は、信号の流れを示す。
図1に示すように、車両100は、エンジン110と、吸気流路120と、排気流路130と、排気ガス浄化装置150と、マフラ160とを含む。
車両100は、エンジン110のみを駆動源として備える。エンジン110は、ガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンである。ただし、本発明に係る車両は、この例に限定されず、例えば、エンジン110に加えてモータを駆動源として備えるハイブリッド車両であってもよい。
エンジン110の吸気ポートには、吸気マニホールドが連通される。吸気マニホールドの集合部には、吸気流路(吸気管)120が連通される。
エンジン110の排気ポートには排気マニホールドが連通される。排気マニホールドの集合部には、排気流路(排気管)130が連通される。排気流路130には、エンジン110から近い順に、後述する三元触媒210、NOx吸蔵還元触媒220、および、マフラ160が設けられる。
排気ガス浄化装置150は、エンジン110から排気される排気ガスを浄化する。排気ガス浄化装置150によって浄化された排気ガスは、マフラ160を通じて排気される。
[排気ガス浄化装置150]
続いて、本実施形態に係る排気ガス浄化装置150について説明する。図2は、本発明の実施形態に係る排気ガス浄化装置150の構成を示す概略図である。なお、図2中、磁石250をハッチングで示す。
排気ガス浄化装置150は、三元触媒(TWC:Three-Way Catalyst)210と、NOx吸蔵還元触媒(LNT:Lean NOx Trap)220と、バイパス流路230と、弁240と、磁石250と、第1差圧センサ260と、第2差圧センサ262と、制御装置280とを含む。
三元触媒210は、排気流路130に設けられる。三元触媒210は、例えば、プラチナ(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)、OSC材(例えば、セリア)を含む。三元触媒210は、エンジン110から排出された排気ガスに含まれる炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、NOx(窒素酸化物)を浄化(酸化還元)する。
NOx吸蔵還元触媒220は、排気流路130における三元触媒210の後段(排気ガスの流れ方向の下流側)に設けられる。換言すれば、NOx吸蔵還元触媒220は、排気流路130における三元触媒210とマフラ160との間に設けられる。NOx吸蔵還元触媒220は、例えば、バリウム(Ba)、カリウム(K)を含む。NOx吸蔵還元触媒220は、エンジン110がリーン燃焼を行っている場合に、NOxを吸蔵する。また、NOx吸蔵還元触媒220は、エンジン110がリッチ燃焼を行っている場合に、吸蔵したNOxを浄化(還元)する。
バイパス流路230は、排気流路130に設けられる。バイパス流路230は、三元触媒210をバイパスする。具体的に説明すると、バイパス流路230は、排気流路130における三元触媒210の上流側に流入口232が接続され、排気流路130における三元触媒210とNOx吸蔵還元触媒220との間に流出口234が接続される。本実施形態において、バイパス流路230の内径は、排気流路130の内径よりも小さい。
弁240は、バイパス流路230に設けられる。弁240は、例えば、バタフライ弁である。
磁石250は、排気流路130およびバイパス流路230における、流入口232の周辺、および、バイパス流路230における弁240の上流側に設けられる。
図3は、図2のIII矢視図である。なお、図3中、白抜き矢印は、排気ガスの流れを示す。また、図3中、磁石250をハッチングで示す。
図3に示すように、磁石250は、排気流路130の内壁における流入口232の上流側から流入口232に亘って設けられる。なお、磁石250は、排気流路130において、排気流路130の内壁全周に亘って設けられるわけではなく、流入口232の周辺にのみ設けられる。
また、磁石250は、バイパス流路230における、流入口232から所定距離に亘って設けられる。なお、磁石250は、バイパス流路230の内壁全周に亘って設けられる。
本実施形態において、磁石250は、永久磁石でなる。磁石250は、例えば、ネオジム磁石である。
図2に戻って説明すると、第1差圧センサ260は、三元触媒210の上流側と下流側との差圧を検出する。本実施形態において、第1差圧センサ260は、排気流路130における、バイパス流路230の流入口232および三元触媒210の間と、三元触媒210およびバイパス流路230の流出口234の間との差圧を検出する。
第2差圧センサ262は、弁240の上流側と下流側との差圧を検出する。本実施形態において、第2差圧センサ262は、バイパス流路230における流入口232および弁240の間と、排気流路130における、バイパス流路230の流出口234およびNOx吸蔵還元触媒220の間との差圧を検出する。
空燃比センサ270は、排気流路130におけるエンジン110と三元触媒210との間に設けられる。本実施形態において、空燃比センサ270は、排気流路130における磁石250の上流側に設けられる。空燃比センサ270は、エンジン110から排出された排気ガスの空燃比を検出する。
制御装置280は、1つまたは複数のプロセッサ282と、プロセッサ282に接続される1つまたは複数のメモリ284と、を有する。プロセッサ282は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含む。メモリ284は、例えば、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などを含む。ROMは、CPUが使用するプログラムおよび演算パラメータ等を記憶する記憶素子である。RAMは、CPUにより実行される処理に用いられる変数およびパラメータ等のデータを一時記憶する記憶素子である。
制御装置280は、車両100に設けられる各装置(例えば、エンジン110、第1差圧センサ260、第2差圧センサ262、空燃比センサ270等)と通信を行う。制御装置280と各装置との通信は、例えば、CAN(Controller Area Network)通信を用いて実現される。
図4は、本発明の実施形態に係る制御装置280の機能構成の一例を示すブロック図である。例えば、図4に示すように、制御装置280は、空燃比制御部290、および、弁制御部292を有する。なお、空燃比制御部290、および、弁制御部292により行われる以下で説明する処理を含む各種処理は、プロセッサ282によって実行され得る。詳細には、メモリ284に記憶されているプログラムをプロセッサ282が実行することにより、各種処理が実行される。
空燃比制御部290は、エンジン110における燃料の噴射量を調整して排気ガスの空燃比を制御する。空燃比制御部290は、ストイキモード、リーン燃焼モード、または、リッチ燃焼モードに運転モードを設定する。
なお、ストイキモードは、空燃比をストイキとするエンジン110の運転モードである。つまり、空燃比制御部290によって運転モードがストイキモードに設定されると、エンジン110において、ストイキ燃焼が行われる。
リーン燃焼モードは、空燃比をストイキよりリーンとするエンジン110の運転モードである。つまり、空燃比制御部290によって運転モードがリーン燃焼モードに設定されると、エンジン110において、リーン燃焼が行われる。
リッチ燃焼モードは、空燃比をストイキよりリッチとするエンジン110の運転モードである。つまり、空燃比制御部290によって運転モードがリッチ燃焼モードに設定されると、エンジン110において、リッチ燃焼が行われる。
弁制御部292は、エンジン110から排出された排気ガスの空燃比に応じて、弁240を開閉する。具体的に説明すると、弁制御部292は、エンジン110から排出された排気ガスの空燃比がストイキおよびリッチである場合に弁240を閉じ、エンジン110から排出された排気ガスの空燃比がリーンである場合に弁240を開く。また、弁制御部292は、エンジン110から排出された排気ガスの空燃比がリーンである場合に第1差圧センサ260によって検出された差圧(三元触媒210の前後における排気ガスの差圧)と、第2差圧センサ262によって検出された差圧(弁240の前後における排気ガスの差圧)とが、同程度となるように弁240の開度を制御する。
差圧ΔP1と差圧ΔP2とが同程度とは、差圧ΔP1と差圧ΔP2とが実質的に同一とみなせる程度に、差圧ΔP1と差圧ΔP2との差分が小さいことを意味する。この実質的に同一とみなせる程度の差圧ΔP1に対する差圧ΔP2の差分は事前に実験等で求められる。
[排気ガス浄化方法]
図5は、本発明の実施形態に係る排気ガス浄化方法の処理の流れを示すフローチャートである。
図5に示すように、排気ガス浄化方法は、運転モード判定工程S110と、閉工程S120と、開工程S130と、差圧取得工程S140と、第1差圧判定工程S150と、第2差圧判定工程S160と、第3差圧判定工程S170と、開度減工程S180と、開度増工程S190とを含む。以下、各工程について詳述する。
[運転モード判定工程S110]
弁制御部292は、空燃比制御部290によって設定されている運転モードがリーン燃焼モードであるか否かを判定する。その結果、リーン燃焼モードではない、すなわち、ストイキモードまたはリッチ燃焼モードであると判定した場合(S110におけるNO)、弁制御部292は、閉工程S120に処理を移す。一方、リーン燃焼モードであると判定した場合(S110におけるYES)、弁制御部292は、開工程S130に処理を移す。
[閉工程S120]
弁制御部292は、弁240を閉状態として、当該排気ガス浄化方法を終了する。これにより、ストイキモードまたはリッチ燃焼モードである場合、排気ガスは、すべて三元触媒210に導入されることになる。
[開工程S130]
弁制御部292は、弁240を開状態とする。
[差圧取得工程S140]
弁制御部292は、第1差圧センサ260によって検出された差圧ΔP1と、第2差圧センサ262によって検出された差圧ΔP2を取得する。
[第1差圧判定工程S150]
弁制御部292は、差圧ΔP1と差圧ΔP2とが同程度であるか否かを判定する。その結果、差圧ΔP1と差圧ΔP2とが同程度であると判定した場合(S150におけるYES)、弁制御部292は、当該排気ガス浄化方法を終了する。一方、差圧ΔP1と差圧ΔP2とが同程度ではないと判定した場合(S150におけるNO)、弁制御部292は、第2差圧判定工程S160に処理を移す。
なお、弁240が開弁されると、バイパス流路230の流入口232において排気ガスの流れ方向が変わる。このため、バイパス流路230の流入口232付近において圧力損失が生じ、バイパス流路230の流入口232付近において、排気ガスの圧力および流量が低下する。また、上記したように、バイパス流路230の内径は、排気流路130の内径よりも小さい。このため、バイパス流路230を流れる排気ガスは、排気流路130を流れる排気ガスよりも、管摩擦の影響を受けやすい。このため、バイパス流路230を流れる排気ガスの圧力および流量は、排気流路130を流れる排気ガスよりも低下する。
そこで、弁240の開弁直後において、下記第2差圧判定工程S160~開度増工程S190の処理を実行する。
[第2差圧判定工程S160]
弁制御部292は、下記式(1)を満たすか否かを判定する。
ΔP2 ≦ ΔP1-αt …式(1)
α = βt …式(2)
上記式(2)において、βは、1以下の値である。βは、運転状態毎に弁240が全開状態で排気圧力、排気流量の変化があった際にΔP1の変化にΔP2が追従するときの時間当たりの変化率を事前に実験等で求め記憶しておき、運転状態に基づいて決定される。tは、ストイキモードまたはリッチ燃焼モードからリーン燃焼モードに切り替わってからの経過時間である。
その結果、弁制御部292は、式(1)を満たさないと判定した場合(S160におけるNO)、第3差圧判定工程S170に処理を移す。一方、弁制御部292は、式(1)を満たすと判定した場合(S160におけるYES)、開度増工程S190に処理を移す。
[第3差圧判定工程S170]
弁制御部292は、下記式(3)を満たすか否かを判定する。
ΔP2 > ΔP1-αt …式(3)
その結果、弁制御部292は、式(3)を満たさないと判定した場合(S170におけるNO)、当該排気ガス浄化方法を終了する。一方、弁制御部292は、式(3)を満たすと判定した場合(S170におけるYES)、開度減工程S180に処理を移す。
[開度減工程S180]
弁制御部292は、弁240の開度を減少させて、当該排気ガス浄化方法を終了する。
[開度増工程S190]
弁制御部292は、弁240の開度を増加させて、当該排気ガス浄化方法を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る排気ガス浄化装置150は、排気流路130およびバイパス流路230における、流入口232の周辺に設けられた磁石250と、空燃比がリーンである場合に開かれ、バイパス流路230に設けられた弁240とを備える。
常磁性を有する物質である、酸素、NO(一酸化窒素)、および、NO(二酸化窒素)は、磁石250の磁力によって引き寄せられる。したがって、排気流路130およびバイパス流路230における流入口232の周辺に磁石250が設けられることにより、排気流路130を流れる排気ガスに含まれる酸素、NO、および、NOを流入口232に引き寄せることができる。
また、常磁性を有しない物質である、炭化水素、一酸化炭素、および、窒素は、磁石250に引き寄せられることなく、三元触媒210へ導入される。
そして、排気ガスの空燃比がリーンである場合に、弁240が開かれるため、排気ガスの空燃比がリーンである際に、酸素、NO、および、NOは、優先的にバイパス流路230に導入されることになる。
したがって、排気ガスの空燃比がリーンである場合、排気ガスに含まれる酸素、NO、および、NOの、三元触媒210への導入を抑制することができる。これにより、リーン燃焼中において、三元触媒210による排気ガスの浄化率、すなわち、三元触媒210によるNOxの浄化率を向上することが可能となる。
なお、バイパス流路230の流出口234は、NOx吸蔵還元触媒220の上流側に接続される。したがって、排気ガスの空燃比がリーンである場合、排気ガスに含まれる酸素、NO、および、NOは、バイパス流路230を通じて、NOx吸蔵還元触媒220に導入されることになる。これにより、排気ガスの空燃比がリーンである場合に、NO、および、NOは、NOx吸蔵還元触媒220によって吸蔵(浄化)されることになる。
したがって、本実施形態に係る排気ガス浄化装置150は、排気ガスの空燃比がリーンである場合に、NOxの低減率を向上させることができる。
また、上記したように、弁制御部292は、三元触媒210の前後の差圧と、弁240の前後の差圧とが、同程度となるように弁240の開度を制御する。これにより、三元触媒210またはバイパス流路230に過剰に排気ガスが導入されてしまう事態を回避することができる。三元触媒210に過剰に排気ガスが導入されると、三元触媒210を通過した後の排気ガスがバイパス流路230に逆流するおそれがある。また、バイパス流路230に過剰に排気ガスが導入されると、炭化水素および一酸化炭素の浄化率が低下してしまう。そこで、弁制御部292が、三元触媒210の前後の差圧と、弁240の前後の差圧とが、同程度となるように弁240の開度を制御することにより、三元触媒210およびバイパス流路230に偏りなく排気ガスを導入することができる。これにより、三元触媒210を通過した後の排気ガスがバイパス流路230に逆流する事態を回避することができる。また、三元触媒210による炭化水素および一酸化炭素の浄化率の低下を防止することが可能となる。
また、上記したように、磁石250は、永久磁石でなる。これにより、磁力の発生に要するコストを低減することができる。磁石250は、磁力を発生させるための制御が不要となる。
また、上記したように、弁240は、バタフライ弁で構成される。バタフライ弁は、バイパス流路230を流れる排気ガスの流量調整を容易に行うことができる。また、バタフライ弁は、操作性がよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また、上記実施形態において、弁制御部292が、エンジン110から排出された排気ガスの空燃比がリーンである場合に、弁240の開度を調整する場合を例に挙げた。しかし、弁制御部292は、エンジン110から排出された排気ガスの空燃比がリーンである場合に、弁240を開放してもよい。
また、上記実施形態において、弁240がバイパス流路230における相対的に下流側の位置に設けられる場合を例に挙げた。しかし、弁240は、バイパス流路230に設けられていれば、設置位置に限定はない。
また、上記実施形態において、弁240がバタフライ弁である場合を例に挙げた。しかし、弁240は、バイパス流路230を開閉できれば、構成に限定はない。また、弁240は、バタフライ弁に加えて、ソレノイド弁を含んでもよい。この場合、まず、弁制御部292は、空燃比がリーンに切り替わったら、バタフライ弁の開度を調整する。そして、バタフライ弁の開度の調整が完了した後、弁制御部292はソレノイド弁を開くとよい。
また、上記実施形態において、磁石250が、排気流路130およびバイパス流路230における、流入口232の周辺、および、バイパス流路230における弁240の上流側に設けられる場合を例に挙げた。しかし、磁石250は、排気流路130およびバイパス流路230のうち少なくとも一方における、流入口232の周辺に少なくとも設けられていればよい。
また、上記実施形態において、磁石250が永久磁石である場合を例に挙げた。しかし、磁石250は、電磁石であってもよい。磁石250が電磁石である場合、空燃比がリーンであると、電磁石へ電力を供給し、空燃比がストイキおよびリッチであると、電磁石への電力の供給を停止するとよい。これにより、磁力の発生に要する電力消費を削減することができる。
また、上記実施形態において、バイパス流路230の内径が、排気流路130の内径よりも小さい場合を例に挙げた。しかし、バイパス流路230の内径は、排気流路130の内径以上であってもよい。
また、上記実施形態において、空燃比制御部290が、ストイキモード、リーン燃焼モード、または、リッチ燃焼モードに運転モードを設定する場合を例に挙げた。しかし、空燃比制御部290は、リーン燃焼モード、または、リッチ燃焼モードに運転モードを設定してもよい。
また、上記実施形態において、弁制御部292が、設定されている運転モードに基づいて、エンジン110から排出された排気ガスの空燃比を判定する場合を例に挙げた。しかし、弁制御部292は、空燃比センサ270の検出値に基づいて、空燃比を判定してもよい。
110 エンジン
130 排気流路
150 排気ガス浄化装置
210 三元触媒
220 NOx吸蔵還元触媒
230 バイパス流路
232 流入口
234 流出口
240 弁
250 磁石
280 制御装置
282 プロセッサ
284 メモリ

Claims (4)

  1. エンジンに接続された排気流路に設けられた三元触媒と、
    前記排気流路における前記三元触媒の下流側に設けられたNOx吸蔵還元触媒と、
    前記排気流路における前記三元触媒の上流側に流入口が接続され、前記排気流路における前記三元触媒と前記NOx吸蔵還元触媒との間に流出口が接続されるバイパス流路と、
    前記バイパス流路に設けられた弁と、
    前記排気流路および前記バイパス流路のうち少なくとも一方もしくは双方における、前記流入口の周辺に設けられた磁石と、
    前記弁を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、1つまたは複数のプロセッサと、前記プロセッサに接続される1つまたは複数のメモリと、を有し、
    前記プロセッサは、
    前記エンジンから排出された排気ガスの空燃比に応じて、前記弁を開閉することを含む処理を実行する、排気ガス浄化装置。
  2. 前記プロセッサは、前記空燃比がストイキおよびリッチである場合に前記弁を閉じ、前記空燃比がリーンである場合に前記弁を開く処理を実行する、請求項1に記載の排気ガス浄化装置。
  3. 前記プロセッサは、前記三元触媒の前後における前記排気ガスの差圧と、前記弁の前後における前記排気ガスの差圧とに基づいて、前記弁の開度を制御する処理を実行する、請求項2に記載の排気ガス浄化装置。
  4. 前記プロセッサは、前記三元触媒の前後の差圧と前記弁の前後の差圧とが同程度となるように、前記弁の開度を制御する処理を実行する、請求項3に記載の排気ガス浄化装置。
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