JP4411652B2 - 水栓装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水栓装置に係わり、特に、開閉弁の開閉により止水状態と吐水状態を切り替える水栓装置に関する。
従来から、押し釦を押し込み操作することにより、弁体の開閉を止水状態と吐水状態の2状態に切り替え制御するようにした水栓装置が知られている。
例えば、特開2001−304443号公報(特許文献1)には、パイロット式の開閉弁を使用した水栓装置が開示されている。具体的には、パイロット弁をパイロット孔に対して押ボタン側に配設し、そのパイロット弁を押ボタンの押し込みと一体に押込移動させてパイロット孔の弁座に押し付け、閉弁運動させることにより、閉弁操作開始後速やかにパイロット弁を閉弁完了させるようにしたものである。また、この水栓装置においては、パイロット弁等の開閉弁がハウジング内に収納されている。
特開2001−304443号公報
上述した特許文献1に開示された水栓装置においては、押し込み操作される押ボタンとハウジングとの間の水密性が十分でないため、シャワーの掛かり水などが押ボタンにかかった場合、その水が、開閉弁とハウジングの間の隙間や開閉弁内部空間に浸入し、この隙間や空間に水が溜まると、操作性が悪化するという問題が発生する。さらに、水が長期間溜まると、水あかやスケールが付着したり、水が腐敗して、不衛生となり、好ましくない。
また、押し釦が中空構造を有し、その中にシャワーの掛かり水などが浸入する構造の水栓装置では、押し釦自体の中に水が溜まって水あかやスケールが付着したり、水が腐敗して、不衛生となり、好ましくない。さらに、この構造の水栓装置では、押し釦を操作して押し釦が動いたとき、押し釦の中に溜まっていた水が飛び散ることがあり、その場合は使用者に水が飛び散り不快感を与えてしまう。
そこで、本発明は、外部から水が浸入しても、押し釦の操作性が悪化することなく、さらに、衛生性を維持することができる水栓装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、開閉弁の開閉により止水状態と吐水状態を切り替える水栓装置であって、開閉弁を収納する水栓本体と、この水栓本体又は水栓本体に取り付けられた部材に取り付けられ押圧操作するごとに開閉弁を閉じて止水状態とすると共に開閉弁を開いて吐水状態とする押し釦と、この押し釦の周りから水が浸入する開閉弁の外周部及び/又は開閉弁の内部に形成され隙間の下方位置に設けられたシール部材と、このシール部材の上方側の水栓本体の部位に隙間と連通し且つ下方向きに形成された水抜き部と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、押し釦と水栓本体の間の隙間から、水が水栓本体の内部に浸入したとき、この水は、さらに、開閉弁の外周部や開閉弁の内部に形成された隙間内に浸入するが、この隙間の内部の水は、隙間の下方位置に設けられたシール部材によりシールされているので、この隙間と連通し且つ下方向きに形成された水抜き部から、水栓本体の外部に放出される。その結果、本発明によれば、外部から水が浸入しても、水栓本体に形成された水抜き部から、外部に確実に放出されるので、操作性の悪化を防止でき、さらに、衛生性を維持することができる。
本発明において、好ましくは、水栓本体に取り付けられた部材は、水栓本体の少なくとも表面及び前面に設けられたカバーであり、このカバーの最下端部に水落下用開口が形成されており、水抜き部から抜かれた水がこの水落下用開口から下方に落下するように構成されている。
このように構成された本発明によれば、水栓本体の少なくとも表面及び前面にカバーが設けられた水栓装置であっても、カバーの最下端部に水落下用開口が形成されているので、水抜き部から抜かれた水がこの水落下用開口から下方に落下するので、操作性の悪化を防止でき、さらに、衛生性を維持することができる。
本発明において、好ましくは、押し釦は、予めベースプレートに取り付けられ、これらの押し釦及びベースプレートにより押ボタンユニットが形成され、この押ボタンユニットが水栓本体に取り付けられ、この押ボタンユニットは、その内部に浸入した水の一部が水栓本体との間に形成された隙間から水が落下するように構成されている。
このように構成された本発明によれば、押し釦及びベースプレートにより押ボタンユニットが形成された場合であっても、押ボタンユニットの内部に浸入した水の一部が水栓本体との間に形成された隙間から水が落下するので、操作性の悪化を防止でき、さらに、衛生性を維持することができる。
また、本発明は、開閉弁の開閉により止水状態と吐水状態を切り替える水栓装置であって、開閉弁を収納する水栓本体と、この水栓本体又は水栓本体に取り付けられた部材に揺動可能に取り付けられ、押圧操作するごとに開閉弁を閉じて止水状態とすると共に開閉弁を開いて吐水状態とする押し釦と、を有し、押し釦は、周りから水が浸入する中空部を備え、且つこの中空部の底面が、浸入した水を排出する水抜き部において最も高さが低くなるように配置されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、押し釦の外部から中空部に浸入した水は、中空部の底部から水抜き部へ流れて押し釦の外へ排出される。このため、本発明によれば、外部から押し釦の内部に水が浸入しても、水抜き部から、外部に確実に放出されるので、操作性の悪化を防止でき、衛生性を維持することができ、さらに押し釦の内部に溜まった水が飛び散るのを防ぐことができる。
本発明において、好ましくは、底面は、その一つの辺が開放されており、水抜き部は、開放された一つの辺の上の最も高さが低い点である。
このように構成された本発明においては、底面に落ちた水が水抜き部の一点に集められて排出されるので、底面に落ちた水を効率良く排出することができる。
本発明において、好ましくは、底面は、水抜き部を通る接線が、水平面に対して2゜以上下方に傾斜するように形成されている。
このように構成された本発明においては、底面に落ちた水を確実に排出することができる。
また、本発明において、好ましくは、水抜き部は、押し釦が押圧操作によって何れの位置に配置された場合にも、底面の中で最も高さが低い位置にある。
このように構成された本発明においては、押し釦が揺動して何れの位置にある場合でも、水を排出することができる。
以上説明したように、本発明の水栓装置によれば、外部から水が浸入しても、押し釦の操作性が悪化することなく、さらに、衛生性を維持することができる。
以下に添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
先ず、図1乃至図7により、本発明の第1実施形態による水栓装置を説明する。図1は本発明の第1実施形態である湯水混合水栓を示す全体斜視図である。
図1に示すように、符号1は、湯水混合水栓を示し、この湯水混合水栓1は、湯水混合水栓1の設置面である壁面から突出して設けられている。この湯水混合水栓1は、水栓本体3を覆うように設けられた板状の断熱カバー4を備え、この断熱カバー4の上面側4aに、温度調整用ダイヤル6、カラン吐水用のカラン用押し釦8、シャワー吐水用のシャワー用押し釦10がそれぞれ設けられている。
温度調整用ダイヤル6により所望の水温が設定され、湯水の混合比が調整されて、適温の吐水がなされる。また、カラン用押し釦8を操作することでカラン吐水口から吐水され、シャワー吐水用押し釦10を操作することでシャワーヘッド(図示せず)からシャワー吐水がなされる。
湯水混合水栓1の前方下面側付近には、カラン吐水口16及びシャワー吐水口18がそれぞれ設けられている。シャワー吐水口18には図示しないシャワーヘッドに連通したシャワーホース20が接続されている。
また、湯水混合水栓1の右側面及び左側面には、図2にそれらの一部が示されているが、止水栓22の調整部、並びに、フィルター(図示せず)及び逆止弁24のメンテナンス口が設けられている。右側面のものは湯水混合水栓1に流入する水用のものであり、左側面のものは湯用のものである。
湯水混合水栓1の壁固定面には、給水管26(図2参照)及び給湯管を接続する接続部がそれぞれ設けられている。
使用者は、温度調整用ダイヤル6により所望の温度を設定するとともに、カラン吐水を得たい場合はカラン用押し釦8を、シャワー吐水を得たい場合はシャワー用押し釦10を押すことにより、所望の温度の混合水の吐水を得ることができる。そして、各押し釦8、10を再度押すと、止水されるようになっている。
このときの湯水混合水栓1内における湯水の流れを説明すると、先ず、給水管26、給湯管から湯水混合水栓1内に流入した湯水は、湯用、水用それぞれに設けられた止水栓22により適当な流量に絞られ、湯用、水用それぞれに設けられたフィルターおよび逆止弁24を通過し、温度調節弁に流入する。温度調節弁はサーモスタット式の湯水混合弁であり、湯と水は所望の設定された温度に自動調整され、湯水混合水が温度調節弁から流出する。その後、湯水混合水はカラン用、シャワー用それぞれに設けられた開閉弁ユニット30,32(図2には開閉弁ユニット32のみが示されている)を経て、カラン吐水口およびシャワーヘッドから吐水される。なお、開閉弁ユニット30,32の詳細構造は、図15乃至図18により後述する。
次に、図2により、本実施形態の湯水混合水栓の内部構造を説明する。図2は、本発明の第1実施形態の湯水混合水栓を示す一部断面斜視図である。
図2に示すように、開閉弁ユニット30,32(図2には開閉弁ユニット32のみが示されている)が、それぞれ、湯水混合水栓1のカラン用押し釦8及びシャワー用押し釦10の下面側に接触して設けられている。これらの開閉弁ユニット30,32は、それぞれ、開閉弁ユニット取付用ナット34により、湯水混合水栓1の水栓本体3の内部に形成された収納空間内に取り付けられている。この開閉弁ユニット取付用ナット34は、その上端に延長部34aが形成されており、開閉弁ユニット30,32内に水が浸入するのを防止している。
次に、図3乃至図5により、湯水混合水栓のカラン用押し釦及びシャワー用押し釦の構造を具体的に説明する。
図3は、図2に示された湯水混合水栓1の部品である板状の断熱カバー4a、カラン用押し釦8及びシャワー用押し釦10の組立体のシャワー用押し釦10を押した場合を示す表側から見た斜視図であり、図4は、図3に示す組立体を裏側から見た斜視図である。図5は、シャワー用押し釦10を表側から見た斜視図である。ここで、カラン用押し釦8とシャワー用押し釦10は同じ構造であるため、ここでは、シャワー用押し釦10を例として説明する。
図3乃至図5に示すように、シャワー用押し釦10は、釦操作部80と、水栓本体3の一部である断熱カバー4aに取り付けるためのアーム部82と、断熱カバー4aに対して付勢した状態にする付勢手段である板ばね部84とから構成されている。これらの釦操作部80、アーム部82及び板ばね部84は、一体的に形成され、材質はポリプロピレンである。
シャワー用押し釦10のアーム部82の先端の両側には、それぞれ取付用の突起82aが形成され、これらの突起82aが、断熱カバー4aに設けられた取付用のフランジ4bの凹部に嵌め込まれ、組み付けられるようになっている。組み付けた状態で、シャワー用押し釦10は、断熱カバー4aのフランジ4bの凹部及びそれ自身のアーム82の突起82aにより形成される軸線Aを中心にして揺動可能となっている。
シャワー用押し釦10の板ばね部84は、基端側がアーム部82に結合された一対の弾性変形可能な変形部84aと、この変形部84aの先端に設けられた当接部84bとにより構成されている。また、この板ばね部84のアーム部82への結合位置84cは、揺動中心であるアーム部82の突起82a(軸線A)から所定距離離れた位置に設定されている。これにより、板ばね部84が断熱カバー4の裏面側に押しつけられた際に、変形部84aが弾性変形し、必要な押し付け力を得ることができるようになっている。
次に、このシャワー用押し釦10の操作の仕方を説明する。図2に示すように、開閉弁ユニット30,32(図2は開閉弁ユニット32のみを示す)が、それぞれ、湯水混合水栓1のカラン用押し釦8及びシャワー用押し釦10の下面側に接触して設けられている。
また、後述する図16に示すように、開閉弁ユニット32は、止水状態(閉状態)では、シャワー用押し釦10の下面側に接触する操作部36の頂部36aの位置は、パイロット弁切替保持機構62により、レベルL0となっている。このレベルL0は、図2に示すように、シャワー用押し釦10の上面と、断熱カバー4aの上面(表面)とは同じレベルとなる位置である。なお、レベルL0の状態は、図6(a)に示された位置である。
次に、後述する図17に示すように、開閉弁ユニット32は、吐水状態(開状態)では、シャワー用押し釦10の下面側に接触する操作部36の頂部36aの位置は、パイロット弁切替保持機構62により、レベルL1となっている。このレベルL1の位置は、図2に示されたレベルL0よりも、h1だけ、高い位置となっている。レベルL1の状態は、図6(c)に示された位置である。
図6は、使用者がシャワー用押し釦10を操作するときの各レベルを示す側面図である。図6(a)は、止水状態(閉状態)を示しており、このとき、シャワー用押し釦10の上面と、断熱カバー4aの上面(表面)は同じレベルとなっている。
この状態において、板ばね部84の当接部84bは、断熱カバー4の裏面と非接触又は僅かに接触した状態となっている。これにより、止水状態では、板ばね部84には付勢力が発生しないようにし、永久変形の発生を防止している。
図6(b)は止水状態から吐水状態に切り替える際に使用者が押圧したときの状態を示しており過渡的な状態である。図6(c)は、使用者が、図6(b)の状態から吐水操作を終了したときの状態を示している。この場合、シャワー用押し釦10の上面が、断熱カバー4aよりh1だけ高い位置となっている。このとき、シャワー用押し釦10は、断熱カバー4aの裏面側に押しつけられるので、板ばね部84の変形部84aが弾性変形し、それにより、シャワー用押し釦10と断熱カバー4との間で、シャワー用押し釦10に対し下向きの力が作用する。この結果、使用者が、止水状態から吐水状態とするための吐水操作をした時、シャワー用押し釦10は、板ばね部84により、下方に押し付けられるので、釦自体が振動する(暴れる)ことを防止することができる。
次に、図2により、本発明の第1実施形態の湯水混合水栓1による水抜き構造を説明する。シャワー用押し釦10と断熱カバー4aとの間には、隙間S1が形成され、この隙間S1から、例えば、シャワーの掛かり水が、水栓本体3の内部に浸入する。この隙間S1から浸入した水は、開閉弁ユニット32の外周面及び開閉弁ユニット32の内部にそれぞれ形成された隙間S2,S3,S4,S5に浸入する。具体的には、開閉弁ユニット32(開閉弁ユニット取付用ナット34)の外周面及び水栓本体3の内周面との間に形成された螺子部での微小な隙間S2、開閉弁ユニット取付用ナット34の内周面と後述する組付ナット60(図16参照)の外周面との間に形成された微小な隙間S3,開閉弁ユニット32(組付ナット60)の外周面と水栓本体3の内周面との間に形成された微小な隙間S4、及び、組付ナット60の内周面と後述する操作部36(図16参照)の外周面との間に形成された微小な隙間S5に、水が浸入する。
ここで、隙間S1から浸入した水の一部は、隙間S2及びS3を経由して、隙間S4に至り、この隙間(空間)S3内に長期にわたり滞留した場合には、その水が腐敗し、不衛生となる。
また、隙間S1から浸入した水の一部が、隙間S5を経由して、空間S6及びこの空間S6の下方に形成された隙間S7内に滞留すると、同様にその水の腐敗し、不衛生となり、さらに、この空間S6内に設けられた後述するパイロット弁切換保持機構(ハートカム機構)62(図16,図18参照)の操作性が悪化し、それにより、カラン用押し釦8及びシャワー用押し釦10の操作性が悪化する。
このような操作性の悪化を防止し不衛生とならないようにするために、本実施形態では、開閉弁ユニット32の外周面と水栓本体3の内周面との間に形成された微小な隙間S4及び隙間S7の下方位置に、図2及び図16に示すように、Oリングであるシール部材86を設け、このシール部材86により、隙間S4及び隙間S7に浸入した水が、水路88内に浸入しないようにしている。
また、本実施形態では、このシール部材の上方側の近傍に位置する水栓本体3の部位に、隙間S4及び隙間S7の最下方位置に連通し且つ下方向き(斜め下向き及び真下向きを含む)の水抜き孔90が形成されている(S3〜S7は、図16参照)。
ここで、開閉弁ユニット32は、水栓本体3に対して傾斜して設けられているので、隙間S4とS7は、それぞれ、円筒形状であり、それぞれの最下方位置に浸入した水が1箇所に集まり、この集まった水が、まとめて、水抜き孔90から外部に放出されるようになっている。
さらに、本実施形態では、断熱カバー4の下部側を形成する断熱カバー4cの下方位置には、シャワー吐出口18が貫通し、且つ、断熱カバー4cとシャワー吐出口18との間に水落下用開口92が形成されている。
このように構成された本実施形態の湯水混合水栓1の水抜き構造によれば、シャワー用押し釦10と断熱カバー4aとの間の隙間S1から、例えば、シャワーの掛かり水が、水栓本体3の内部に浸入したとき、この水は、さらに、上述した隙間S2及びS3を経由して、隙間S4内に浸入する。また、隙間S5に侵入した水は、空間S6を経由して、隙間S7に浸入する。これらの隙間S4及びS7の内部の水は、シール部材86によりシールされているので、水抜き孔90から、水栓本体3の外部に放出される。この放出された水は、さらに、断熱カバー4cとシャワー吐出口18との間に形成された水落下用開口92から、下方に落下する。
この結果、本実施形態の湯水混合水栓によれば、外部から水が浸入しても、水栓本体3に形成された水抜き孔90及び断熱カバー4cに形成された水落下用開口92から、外部に確実に放出されるので、上述した操作性の悪化を防止でき、さらに、衛生性を維持することができる。
次に、図7乃至図14により、本発明の第2実施形態による湯水混合水栓を説明する。
図7は、本発明の第2実施形態による湯水混合水栓を示す全体斜視図であり、図8は、図7に示す湯水混合水栓の部品を展開して示す展開図である。
図7及び図8に示すように、符号101は、第2実施形態による湯水混合水栓を示し、この湯水混合水栓101は、湯水混合水栓101の設置面である壁面から突出して設けられている。
この湯水混合水栓101は、水栓本体102を備え、この水栓本体102内に、開閉弁ユニット130,132が収納され、開閉弁ユニット取付用ナット134により、水栓本体102に固定されるようになっている。ここで、開閉弁ユニット130,132は、第1実施形態における開閉弁ユニット30,32と同一構造であり、その詳細構造は、図15乃至図17により後述する。
また、水栓本体102に、温度調整用ダイヤル106及び押ボタンユニット107が取り付けられている。
この押ボタンユニット107は、カラン吐水用のカラン用押し釦108、シャワー吐水用のシャワー用押し釦110、及び、これらの押し釦108,110が取り付けられるベースプレート111から構成されている。この押ボタンユニット107も、固定用ビス135により、水栓本体102に固定されるようになっている。
ここで、カラン用押し釦108及びシャワー用押し釦110のそれぞれの操作面を水栓本体102の表面とほぼ同一面上に設けることにより、操作性を向上させている。
カラン用押し釦108の取付け位置の水栓本体102の前方下面側には、カラン吐水口116が設けられ、また、シャワー用押し釦110の取付け位置の水栓本体102の後方下面側には、シャワー吐水口118(図2参照)が設けられている。カラン吐水口116には、カラン吐水管117が接続され、また、シャワー吐水口118には図示しないシャワーヘッドに連通したシャワーホース120が接続されている。
使用者は、温度調整用ダイヤル106により所望の温度を設定するとともに、カラン吐水を得たい場合はカラン用押し釦108を、シャワー吐水を得たい場合はシャワー用押し釦110を押すことにより、所望の温度の混合水の吐水を得ることができる。そして、各押し釦108、110を再度押すと、止水されるようになっている。
このときの湯水混合水栓101内における湯水の流れを説明すると、先ず、給水管、給湯管から湯水混合水栓101内に流入した湯水は、湯用、水用それぞれに設けられた止水栓により適当な流量に絞られ、湯用、水用それぞれに設けられたフィルターおよび逆止弁を通過し、温度調節弁に流入する。温度調節弁はサーモスタット式の湯水混合弁であり、湯と水は所望の設定された温度に自動調整され、湯水混合水が温度調節弁から流出する。
その後、湯水混合水はカラン用、シャワー用それぞれに設けられた開閉弁ユニット130,132を経て、カランおよびシャワーノズルから吐水される。
次に、図9乃至図13により、押ボタンユニット107の詳細構造を説明する。図9は押ボタンユニット107の部品を展開して示す展開図、図10は押し釦108(110)を裏側から見た斜視図、図11は押ボタンユニット107の正面図、図12は図11のB−B線に沿って見た断面図、図13は使用者が押し釦108(110)を操作するときの押し釦の各レベルを示す湯水混合水栓の部分断面図である。
図9に示すように、押ボタンユニット107は、上述したように、ベースプレート111と、このベースプレート111に取り付けられるカラン用押し釦108及びシャワー用押し釦110を備えている。押ボタンユニット107は、さらに、これらの押し釦108,110をベースプレート111に取り付けたとき、押し釦108,110をベースプレート111に押し付けるための付勢手段であるコイルばね140、及び、押し釦108,110を操作しても、止水状態を保持して吐水状態とならないようにするための誤操作防止用のロック機構142を備えている。
次に、図10に示すように、押し釦108(110)は、その一端側に一対の支持軸144(144a,144b)が設けられ、この支持軸144のうちの長い方の支持軸144aには、コイルばね140が取り付けられている(図12参照)。また、押し釦108(110)の裏面側には、開閉弁ユニット130(132)の操作部36と当接して使用者の押圧力を伝達する操作用突起146が一体的に設けられている。
図12に示すように、取付時には、先ず、押し釦108(110)の支持軸144aに、コイルばね140を装着し、次に、ベースプレート111に取り付ける。具体的には、シャワー用押し釦108の支持軸144aは、ベースプレート111の取付用溝148を形成する突起150(150a,150b)に当接し、弾性変形して内側にたわみ、突起150を乗り越えて、取付用溝148内に回動可能に取り付けられる。
図13(a)は、止水時の押し釦の状態(閉状態)を示しており、このとき、押し釦108(110)の上面と、水栓本体102の上面(表面)は同じレベルとなっている。この止水状態(閉状態)時、開閉弁ユニット130(132)において、押し釦108(110)の裏面側(下面側)の操作用突起146に接触する操作部36の位置は、パイロット弁切替保持機構(ハートカム機構)62により、レベルL0となっている。なお、この止水時、パイロット弁切替保持機構(ハートカム機構)62は、そのピン64の下端部64aが、図18に示すa位置(止水状態)に保持された状態となっている。
次に、止水状態から吐水状態に切り替えるときは、図13(b)に示すように、押し釦108(110)は、パイロット弁切替保持機構(ハートカム機構)62が解除されるため、一旦、最下方位置まで下がる。なお、このとき、パイロット弁切替保持機構(ハートカム機構)62は、そのピン64の下端部64aが、図18に示すb位置(釦押込み状態)まで下がった状態となっている。
次に、図13(b)の状態から吐水操作を終了したときは、図13(c)に示す状態となり、このとき、押し釦108(110)の上面が、水栓本体102よりh1だけ高い位置となっている。具体的には、この吐水状態時、開閉弁ユニット130(132)において、押し釦108(110)の操作用突起146に接触する操作部36の位置は、パイロット弁切替保持機構62により、レベルL1となっている。このレベルL1の位置は、レベルL0よりも、h1だけ、高い位置となっており、その結果、押し釦108(110)が、水栓本体102の表面よりも、上方に位置するようになっている。なお、この吐水時、パイロット弁切替保持機構(ハートカム機構)62は、そのピン64の下端部64aが、図18に示すc位置(吐水状態)に保持された状態となっている。
次に、ロック機構142を説明する。ロック機構142は、図9に示すように、一体的に形成された4つのロック用突起152を備えている。また、押し釦108(110)は、図10に示すように、それぞれ、一体的に形成された2つのロック用リブ154を備えている。このロック機構142は、使用者が操作することにより、ぞれぞれ、右方向R及び左方向Lに移動可能となっている(図11参照)。
使用者が、湯水混合水栓101を使用しないときには、ロック機構142を右方向Rに移動させて、4つのロック用突起152を、ロック用リブ154にぞれぞれ当接させて、押し釦108(110)をロックして、押圧しても下降しないようにして、誤操作を防止している。
一方、湯水混合水栓101の使用時には、使用者は、ロック機構142を左方向Lに移動させて、4つのロック用突起152を、ロック用リブ154から離し、押し釦108(110)のロックを解除し、押圧すると下降して、吐水状態に切り替わるようになっている。
このロック機構142により、湯水混合水栓101を使用しないとき、使用者が誤って、押し釦108(110)を操作しても、押し釦がロックされているため、吐水状態とはならず、湯水が高温の場合に生じる危険を回避することができる。
次に、図14により、第2実施形態の湯水混合水栓101による水抜き構造を説明する。シャワー用押し釦110と水栓本体102の間には、隙間S11,S12,S13が形成されている。例えば、シャワーの掛かり水のうち、この隙間S12から浸入した水は、水栓本体102内には浸入せず、そのまま、隙間S13から外部に放出されるので、問題はない。
一方、隙間S11から侵入した水は、水栓本体102の内部に浸入する。具体的には、隙間S11から浸入した水は、第1実施形態のものと同様に、隙間及び空間S2,S3,S4,S5,S6,S7に浸入する(図14には、S2,S3,S4のみが示され、S5,S6,S7は、図2及び図16に示されている。)
ここで、第2実施形態においても、上述した第1実施形態と同様に、隙間S11から侵入した水の一部は、隙間S2及びS3を経由して、隙間S4に至り、この隙間(空間)S3内に長期にわたり滞留した場合には、その水が腐敗し、不衛生となる。
また、隙間S11から浸入した水の一部が、隙間S5を経由して、空間S6及びこの空間S6の下方に形成された隙間S7内に滞留すると、同様にその水の腐敗し、不衛生となり、さらに、この空間S6内に設けられた後述するパイロット弁切換保持機構(ハートカム機構)62(図16,図18参照)の操作性が悪化し、それにより、カラン用押し釦8及びシャワー用押し釦10の操作性が悪化する。
このような操作性の悪化を防止し不衛生とならないようにするために、第2実施形態では、開閉弁ユニット132の外周面と水栓本体102の内周面との間に形成された微小な隙間S4及び隙間S7の下方位置に、図14及び図16に示すように、Oリングであるシール部材86を設け、このシール部材86により、隙間S4及び隙間S7に浸入した水が、水路88内に浸入しないようにしている。
さらに、本実施形態では、このシール部材86の上方側の近傍に位置する水栓本体102の部位に、隙間S4及び隙間S7の最下方位置と連通し且つ下向きの水抜き孔148が形成されている。
ここで、開閉弁ユニット132は、水栓本体102に対して傾斜して設けられているので、隙間S4とS7は、それぞれ、円筒形状であり、それぞれの最下方位置に浸入した水が1箇所に集まり、この集まった水が、まとめて、水抜き孔148から外部に放出されるようになっている。
このように構成された本実施形態の湯水混合水栓101の水抜き構造によれば、シャワー用押し釦110と水栓本体102の間の隙間S11から、例えば、シャワーの掛かり水が、水栓本体102の内部に浸入したとき、この水は、さらに、上述した隙間S2及びS3を経由して、隙間S4内に浸入する。また、隙間S5に侵入した水は、空間S6を経由して、隙間S7に浸入する。これらの隙間S4及びS7の内部の水は、シール部材86によりシールされているので、水抜き孔148から、水栓本体102の外部に放出される。
この結果、本実施形態の湯水混合水栓によれば、外部から水が浸入しても、水栓本体102に形成された水抜き孔148から、外部に確実に放出されるので、上述した操作性の悪化を防止でき、さらに、衛生性を維持することができる。
次に、図15により、上述した第1実施形態及び第2実施形態に使用される開閉弁ユニット30,32,130,132の基本構造を説明する。開閉弁ユニット30,32,130,132は同一構造であるため、ここでは、第1実施形態のシャワー用の開閉弁ユニット32を説明する。
図15に示すように、開閉弁ユニット32は、使用者がシャワー用の押し釦10を押すとこの押圧操作により下方に押される操作部36と、操作部36にその基端が結合された押し棒38と、この押し棒38の先端に設けられたパイロット弁40とを備えている。ここで、押し棒38の先端(下端)とパイロット弁40との間には緩衝手段であるコイルばね42が設けられている。開閉弁ユニット32は、更に,パイロット弁40の下方に、パイロット弁口(圧力開放穴)44を備えパイロット弁40がこのパイロット弁口44に当接及び解離するダイヤフラム式の主弁46と、この主弁46の背面に形成され押し棒38、パイロット弁40及びコイルばね42を収納する圧力室48を形成するためのハウジング50と、主弁46の表面が着座及び離座する弁座52とを備えている。また、ハウジング50の押し棒38が挿通される部分には、シール部材54が設けられている。さらに、主弁46の外周側には、小穴(一次圧流入口)56が形成されている。
次に、開閉弁ユニット32の基本動作を説明する。この開閉弁ユニット32においては、圧力室48内に設けられたパイロット弁40を、主弁46のパイロット弁口44に当接及び解離させることで、パイロット弁40を開閉し、止水と吐水を切り替えるようになっている。
先ず、吐水状態から止水状態に切り替えるときは、押し棒38によりパイロット弁40をパイロット弁口44に当接する方向に押さなければならない。このとき、押し棒38は、その断面積に相当する面積に作用する水圧により上向きの力を受け、さらに、シール部材54による摺動摩擦抵抗があり、これらに抗して操作部36を押す必要があるが、この力(操作力)は小さな値である。
次に、パイロット弁40が主弁46のパイロット弁口44に当接すると、一次側通水路の一次圧の水が小穴56を通って圧力室48内に流入し、これに伴い、主弁46が遅い速度で、弁座52に向って移動する。これにより、主弁46が弁座52に着座し、止水状態に切り替わる(図16参照)。
さらに、この開閉弁ユニット32では、緩衝手段であるコイルばね42を、押し棒38とパイロット弁40との間、即ち、圧力室48内に設けたので、このコイルばね42には、パイロット弁40がパイロット弁口44に当接するまでは力は作用せず、さらに、詳細は後述するように、パイロット弁40がパイロット弁口44に当接した以降も小さな力を作用させればよい。
また、止水状態から吐水状態に切り替えるときは、操作部36を押せば、後述するパイロット弁切替保持機構62及び付勢用ばね69により、パイロット弁40が主弁46のパイロット弁口(圧力開放穴)44から解離し、それにより、圧力室48が開放され、主弁46が弁座52から離座し、吐水状態となる(図17参照)。
なお、開閉弁ユニット32では、上述したように、主弁46の移動速度を意図的に小さくしているが、これは、主弁46の閉止時のウォーターハンマーの発生を抑えるためである。即ち、主弁46に設けられた小穴56から圧力室48に一次側の水が流入することで圧力室48内が一次圧の水で満たされ、主弁46が弁座52の方向に移動するが、小穴56を通常非常に小さな径としているので、圧力室48への水の流入速度が抑えられ、これにより、主弁46の移動速度(閉止速度)を抑え、主弁閉止時のウォーターハンマーの発生を抑えるようにしている。
次に、図16及び図17により、開閉弁ユニット32の構造をより具体的に説明する。
図16は開閉弁ユニットにおける止水状態(閉状態)を示す断面図であり、図17は開閉弁ユニットにおける吐水状態(開状態)を示す断面図である。
先ず、図16に示すように、開閉弁ユニット32は、図15により既に説明した、操作部36、押し棒38、パイロット弁40、緩衝手段であるコイルばね42、パイロット弁口(圧力開放穴)44を備えたダイヤフラム式の主弁46、圧力室48を形成するためのハウジング50(50a,50b)、弁座52、シール部材54、小穴56を備えている。
次に、上述した小穴(一次圧流入口)56には、クリーニング用のピン58が挿入されており、小穴56の一次圧流入口の通水面積を絞っている。これにより、上述したように、一次圧の圧力室への流入速度を抑制することで主弁46の閉止速度を緩やかにし、閉止時に発生するウォーターハンマーを低減できるようにしている。
圧力室48を形成するハウジング50は、主にパイロット弁40が配置された空間を取り囲む第1ハウジング50aと、主弁46の背面側の空間を取り囲む第2ハウジング50bから構成されている。
また、最外周側には、操作部36、第1ハウジング50a、第2ハウジング50b、弁座52の4つの部品を組み付けることにより、開閉弁ユニット32を組み立てるための組付ナット60が配置されている。
開閉弁ユニット130(132)は、さらに、パイロット弁切替保持機構62を備えている。このパイロット弁切替保持機構62は、上述したカラン用押し釦108及びシャワー用押し釦110に連動しており、これらの押し釦108,110を押す毎に、即ち、操作部36が押される毎に、パイロット弁40の吐水状態位置と止水状態位置の切り替えを繰り返すと共にパイロット弁40を吐水状態位置及び止水状態位置に保持する機能を有する。
このパイロット弁切替保持機構62は、一般にノック式ボールペンのノック機構などで使用される機構でもよいが、本実施形態では、図16及び図17に示すように、操作部36と連動して移動するピン64と、第1ハウジング50aの外周面に形成されピン64の下方側が弾性変形しながらこれに沿って移動する逆ハート形状のカム溝66と、止水状態(閉状態)でピン64を保持する保持用突起68から形成されたハートカム機構である。
ここで、図18により、パイロット弁切替保持機構(ハートカム機構)62の詳細構造及び動作を説明する。図18は、開閉弁ユニットに使用されるパイロット弁切替保持機構(ハートカム機構)を示す拡大図である。図18に示すように、使用者が押し釦108,110の押圧操作をするごとに、ピン64の下端部64aは、a位置(止水状態)、b位置(押込み状態)、c位置(吐水状態)、d位置(押込み状態)の順序で,移動する。即ち、a位置(止水状態)においては、ピン64の下端部64aが、保持用突起64により保持されており、止水状態が保持されている。次に、止水状態から吐水状態に吐水操作すると、ピン64の下端部64aは、カム溝66の形状に沿って移動し、b位置(押込み状態)まで下がり、その後、c位置(吐水状態)まで移動し、この位置で、吐水状態が保持される。次に、吐水状態から止水状態に止水操作すると、ピン64の下端部64aは、c位置(吐水状態)から、カム溝66の形状に沿って移動し、d位置(押込み状態)まで下がり、その後、a位置(吐水状態)まで移動し、この位置で、止水状態が保持される。
パイロット弁切替保持機構62がハートカム機構であるので、圧力室48をシールするシール部材54に、押し棒38の往復運動(上下運動)のみが作用し、上述したノック機構のように押し棒38の回転運動が作用しないため、シール部材54への負担が少なくなり、高い信頼性が得られる。
また、図16及び図17に示すように、符号69は、付勢用ばねであり、この付勢用ばね69により、止水状態から吐水状態に切替操作する際、即ち、押し釦8,10が押された際、パイロット弁切替保持機構62による止水状態位置における保持が解除され、操作部36が上方に付勢され、パイロット弁40が弁体42から解離し、容易に吐水状態に切り替えることができるようになっている。
次に、押し棒38とパイロット弁40の結合部について説明する。図16及び図17に示すように、押し棒38の先端(下端)であって圧力室48の内部には、上述したように、押し棒38のストローク方向の移動距離(変位量)を吸収する緩衝手段であるコイルばね42が設けられている。押し棒38の先端(下端)に大径部38aが形成され、さらに、パイロット弁40の先端には、パッキン40aが装着されている。パイロット弁40は、中空部40bを有し、この中空部40bにコイルばね42を内蔵している。パイロット弁40の上側には、押し棒38が摺動可能に挿入される挿入穴40cが形成されている。
パイロット弁40は、弾性変形可能な樹脂材料で作られており、組立て時は、パイロット弁40を変形させながら、押し棒38を挿入穴40cに挿入し、中空部40b内に押し棒38の大径部38aを収納するようにしている。ここで、コイルばね42は押し棒38とパイロット弁40とを引き離す方向に作用している。
これにより、止水状態から吐水状態に切り替える吐水操作時には、コイルばね42の付勢力により押し棒38の先端の大径部38aとパイロット弁40の上側が係合し、それにより、パイロット弁40は、押し棒38の動きと連動し、主弁46に形成されたパイロット弁口44から離座する(図17参照)。
吐水状態から止水状態に切り替える止水操作時には、パイロット弁40が主弁46に形成されたパイロット弁口44に当接するとき、押し棒38の大径部38aは、パイロット弁40の上側から離れて下降するが、押し棒38のストローク方向の移動距離(変位量)はコイルばね42により吸収される(図16参照)。
これにより、止水操作時において、(1) パイロット弁40がパイロット弁口44に当接するまでと、(2) パイロット弁40がパイロット弁口44に当接した以降の両方において、操作力に差(ムラ)がなくなり、操作感が好ましいものとなる。
次に、図19乃至図25Cを参照して、本発明の第3実施形態による水栓装置である湯水混合水栓を説明する。図19は本発明の第3実施形態による湯水混合水栓の一部を示す斜視図であり、図20は、図19のXX-XX線に沿って切断した側面断面図であり、図21は、図19のXXI-XXI線に沿って切断した側面断面図である。
図19乃至図22に示すように、本発明の第3実施形態による湯水混合水栓201は、水栓本体202と、この水栓本体202を覆うカバー204と、水栓本体202の前端部に取り付けられる取付プレート205と、水栓本体202に保持された開閉弁ユニット32と、を有する。さらに、湯水混合水栓201は、水栓本体202の前端部に取付プレート205を覆うように取り付けられる固定プレート206と、この固定プレート206に回動可能に取り付けられる押し釦208と、この押し釦208と固定プレート206との間に挟まれる抵抗部材210と、固定プレート206に取り付けられ、押し釦208を付勢する板ばね212と、を有する。
水栓本体202は、温度調整弁(図示せず)によって適温に調整された湯水混合水を、開閉弁ユニット32に導き、吐水口202aから吐水させるように構成されている。水栓本体202は、湯水混合水栓201を取り付ける壁面2からほぼ直角に突出するように配置され、その前端部には開閉弁ユニット32を受け入れるように構成されている。さらに、水栓本体202は、その下部に吐水口202aを備え、温度調整弁(図示せず)から水栓本体202に流入した湯水混合水を、開閉弁ユニットを介して吐水口202aから吐出させるように構成されている。
カバー204は、水栓本体202の周囲を覆うように形成された上下に分離可能なカバーであり、湯水混合水栓201を取り付ける壁面からほぼ直角に突出するように取り付けられる。また、カバー204の下部には、水栓本体202の吐水口202aを露出させるための穴が設けられている。
取付プレート205は、概ね半円形の金属板であり、4本のビス205a(1本のみ図示)で水栓本体202の前端部に取り付けられる。また、取付プレート205には、固定プレート206を取り付けるための取付座(図示せず)が形成されており、この取付座(図示せず)に固定プレート206がビス止めされる。
次に、図22乃至図24を参照して、固定プレート206及び押し釦208を説明する。図22(a)は、本発明の第3実施形態による湯水混合水栓201の押し釦208を固定プレート206に組み付けた状態を、押し釦208の背面側から見た立面図であり、図22(b)は、(a)において一点鎖線で囲んだ押し釦208と固定プレート206の組み付け部分を拡大して示す部分拡大展開斜視図である。さらに、図23(a)は押し釦208の背面図であり、図23(b)は側断面図である。また、図24は固定プレート206の背面図である。
固定プレート206は、概ね半円形板状の部材であり、その板面には補強用のリブが形成されている。固定プレート206の前面側の上方両端部には、押し釦208を回動可能に取り付けるための釦取付け部206aが形成されている。また、固定プレート206の背面側には、固定プレート206を取付プレート205に取り付けるための突起206b及び206cが形成されている。固定プレート206は、突起206cに形成された爪を取付プレート205の下端に係合させ、突起206bに形成された穴を通してビス(図示せず)を取付プレート205の取付座(図示せず)に螺合させることによって取付プレート205に固定される。さらに、固定プレート206には、水栓本体202に受け入れられている開閉弁ユニット32の操作部36を固定プレート206の前面側に露出させるための穴206dが形成されている。また、固定プレート206の上辺中央には、長方形状の切欠が形成されており、この切欠の底部から上方に向って延びるように、ステンレス製の板ばね212が取り付けられている。本実施形態においては、固定プレート206は、樹脂製である。
押し釦208は、正面から見ると概ね半円形、側面から見ると概ね扇形形状の、背面側が開放したカップ状の形状を有し、その中に中空部209を形成している。また、押し釦208の背面側は、取付プレート205及び固定プレート206を受け入れる大きさに形成されている。押し釦208の背面側には、その上方の両側面から内方に向けて、軸線である2つの回動軸208aが形成されている。この2つの回動軸208aが、固定プレート206の釦取付け部206aに形成された穴に受け入れられることによって、押し釦208が固定プレート206に揺動可能に支持される。また、各回動軸208aの基部の周囲には、放射状に延びる拡張部208bが形成されている。さらに、押し釦208の背面側下部中央には、当接部208cが形成されている。押し釦208が押圧操作されて押し込まれると、この当接部208cが固定プレート206に当接して、押し釦208の動きが規制される。また、押し釦208の背面側上部中央には、板ばね係合突起208dが形成されている。この板ばね係合突起208dが、固定プレート206に取り付けられた板ばね212の先端部と係合することによって、押し釦208は、押し釦208が押し込まれる方向(後方)に向って付勢される。さらに、押し釦208の背面側には、操作部押圧突起208eが形成されている。押し釦208を押圧操作すると、この操作部押圧突起208eが水栓本体202から取付プレート205及び固定プレート206を通って突出している開閉弁ユニット32の操作部36を押して、開閉弁ユニット32を開閉操作することができる。本実施形態においては、押し釦208は樹脂製であり、表面には金属のメッキが施されている。
押し釦208の内部の中空部209は底面209aを有し、この底面209aは、押し釦208の前側の壁面から、開放された背面側の辺209bまで延びている。また、底面209aは、側断面図においては、その背面側の端である辺209b上で最も高さが低くなっており、辺209bは、その中央の点である水抜き部209cにおいて最も高さが低くなっている。従って、底面209aにおいて、水抜き部209cの高さが最も低くなっている。
図22(b)に示すように、抵抗手段である抵抗部材210は、ドーナツ形の円板状であり、押し釦208と固定プレート206の間に挟み込まれる。即ち、押し釦208を固定プレート206に組み付ける際に、抵抗部材210を押し釦208の一方の回動軸208aに通し、各回動軸208aが固定プレート206の釦取付け部206aに形成された各穴に受け入れられるようにする。これにより、抵抗部材210は、図22(a)に示すように、回動軸208aの周囲の拡張部208bと釦取付け部206aの間に挟まれる。抵抗部材210は、その厚さが、釦取付け部206aと拡張部208bの間の隙間よりも僅かに大きく形成されているので、押し釦208を固定プレート206に組み付けると、押し釦208は僅かに弾性変形される。この弾性変形した押し釦208の復元力により、抵抗部材210は、押し釦208と固定プレート206の間に挟み付けられ、押し釦208に摩擦力が付与される。換言すれば、組み付けられる固定プレート206と押し釦208との間の隙間よりも僅かに厚い抵抗部材210を選択してそれらの間に挟み込むことにより、固定プレート206と押し釦208との間に適正な摩擦力が作用するようにする。固定プレート206と押し釦208との間の隙間が大きい場合には、両方の回動軸208aに抵抗部材210を取り付けても良い。組み付けるべき固定プレート206と押し釦208との間の隙間に合わせて抵抗部材210を選択することにより、固定プレート206及び押し釦208の成形誤差、又は押し釦208に施されたメッキの厚さのばらつきによらず、固定プレート206と押し釦208との間に適正な摩擦力を作用させる。
次に、図16乃至図18及び図25A乃至図25Cを参照して、本発明の第3実施形態による湯水混合水栓201の作用を説明する。図25Aは開閉弁ユニット32が止水状態にあるときの押し釦208の位置を示し、図25Bは開閉弁ユニット32の操作部36を最大に押し込んだときの押し釦208の位置を示し、図25Cは開閉弁ユニット32が吐水状態にあるときの押し釦208の位置を示す側面断面図である。即ち、揺動可能に取り付けられた押し釦208は、押圧操作によって図25A乃至図25Cの各位置に揺動(移動)する。
まず、開閉弁ユニット32が、図16に示すような止水状態にあるときは、開閉弁ユニット32のパイロット弁切換保持機構62は、図18におけるaの状態にある。また、このとき、押し釦208は、図25Aに示す位置にあり、操作部押圧突起208eが開閉弁ユニット32の操作部に当接している。さらに、固定プレート206に取り付けられた板ばね212は、押し釦208の板ばね係合突起208dに当接して僅かに湾曲されている。この板ばね212の復元力によって、押し釦208は後方に向って、即ち、押し釦208を押し込む方向に付勢されている。
押し釦208が図25Aに示す位置にあるとき、シャワー吐水からのかかり水等によって中空部209内に浸入した水は、中空部209の底面209aに落ち、高さが低い辺209bの方に流れ、辺209b上で最も高さが低い水抜き部209cに集められて押し釦208の外へ排出される。中空部209の底面209aに落ちた水は、辺209bの中央の水抜き部209c一箇所に集められるので、広い範囲に薄く広がった水が底面209aに付着したままになって多くの水が底面209a上に残ることがない。
次に、湯水混合水栓201の使用者が、押し釦208を押すと、押し釦208は、図25Bに示す位置に移動する。このとき、押し釦208の当接部208cが固定プレート206と当接して、押し釦208の動きを規制する。また、このとき、操作部押圧突起208eが操作部36を押し込んで、パイロット弁切換保持機構62を、図18におけるbの状態にする。一方、板ばね212の湾曲量は減じるので、板ばね212が押し釦208に作用させる付勢力は減少する。
押し釦208が最も後方に押し込まれ、図25Bに示す位置に移動したとき、底面209aは、最も水平に近い状態となる。本実施形態に使用されている押し釦208は、この状態において、水抜き部209cを通る接線と水平線の為す傾斜角θは、約3゜である。従って、底面209aが最も水平に近い状態となった場合にも、底面209aに落ちた水は、水抜き部209cに集まり、水抜き部209cを通って押し釦208の外部に流れ落ちる。好ましくは、水抜き部209cを通る接線と水平線の為す傾斜角θは、2゜以上にするのが良い。
次に、湯水混合水栓201の使用者が押し釦208を離すと、開閉弁ユニット32の付勢用ばね69の付勢力により、開閉弁ユニット32の操作部36が、図17に示す位置に押し戻され、吐水状態となる。このとき、パイロット弁切換保持機構62は、図18におけるcの状態になる。操作部36が図17に示す位置に押し戻されると、押し釦208は、操作部36によって前方に押され、図25Cの位置に移動される。一方、板ばね212は、押し釦208を押し込む方向に付勢しているが、板ばね212による付勢力は付勢用ばね69の付勢力よりも小さいので、付勢用ばね69の付勢力が板ばね212による付勢力に打ち勝って、押し釦208を図25Cの位置に移動させる。押し釦208が付勢用ばね69の付勢力によって前方に押されると、押し釦208に作用する慣性力により、押し釦208は図25Cの位置を通り越して前方に移動しようとする。しかしながら、押し釦208には、板ばね212による押し釦208を後方に押す付勢力が作用しているので、押し釦208の前方への行過ぎが防止される。さらに、押し釦208には抵抗部材210が取り付けられており、この抵抗部材210によって、押し釦208の動きに抵抗する摩擦力が及ぼされる。このため、押し釦208の慣性と、付勢用ばね69及び板ばね212による付勢力によって生起される振動は素早く減衰される。これにより、押し釦208は、振動することなく、図25Cに示す位置を殆ど通り過ぎることなく、図25Bの位置から図25Cの位置へ速やかに移動する。
また、中空部209の中に浸入した水は水抜き部209cを通って速やかに排出されているので、押し釦208が図25Cの位置へ移動する際、中空部209の中に溜まった水が飛び散ることはない。
湯水混合水栓201の使用者が再び押し釦208を押すと、開閉弁ユニット32は図4に示すような止水状態となり、パイロット弁切換保持機構62は、図6におけるaの状態に復帰し、押し釦208も図25Aに示す状態に復帰する。
本発明の第3実施形態の湯水混合水栓201によれば、水抜き部209cが、常に中空部209の底面209aの最も低い位置になるように配置されているので、押し釦208が揺動して何れの位置にあっても、中空部209に落ちた水を速やかに排出することができる。これにより、押し釦208に外部から水が浸入しても、押し釦の操作性が悪化することなく、さらに、衛生性を維持することができる。
本発明の第1実施形態である湯水混合水栓を示す全体斜視図である。 本発明の第1実施形態の湯水混合水栓を示す一部断面斜視図である。 図2に示された湯水混合水栓の部品である板状の断熱カバー、カラン用押し釦及びシャワー用押し釦の組立体のシャワー用押し釦を押した場合を示す表側から見た斜視図である。 図3に示す組立体を裏側から見た斜視図である。 シャワー用押し釦を表側から見た斜視図である。 使用者がシャワー用押し釦10を操作するときの各レベルを示す側面図である。 本発明の第2実施形態による湯水混合水栓を示す全体斜視図である。 図7に示す湯水混合水栓の部品を展開して示す展開図である。 第2実施形態による押ボタンユニットの部品を展開して示す展開図である。 第2実施形態による押し釦を裏側から見た斜視図である。 第2実施形態による押ボタンユニットを示す正面図である。 図24のB−B線に沿って見た断面図である。 使用者が押し釦を操作するときの押し釦の各レベルを示す混合水栓の部分断面図である。 本発明の第2実施形態の湯水混合水栓を示す一部断面斜視図である。 第1及び第2実施形態に使用される開閉弁ユニットの基本構造を示す概略図である。 開閉弁ユニットにおける止水状態(閉状態)を示す断面図である。 開閉弁ユニットにおける吐水状態(開状態)を示す断面図である。 開閉弁ユニットに使用されるパイロット弁切替保持機構(ハートカム機構)を示す拡大図である。 本発明の第3実施形態による湯水混合水栓の全体を示す斜視図である。 図29のXX-XX線に沿って切断した側面断面図である。 図29のXXI-XXI線に沿って切断した側面断面図である。 (a)本発明の第3実施形態による湯水混合水栓の押し釦を固定プレートに組み付けた状態を示す背面図、及び(b)押し釦と固定プレートの組み付け部分を拡大して示す部分拡大展開斜視図である。 (a)本発明の第3実施形態による湯水混合水栓の押し釦の背面図、及び(b)側面断面図である。 本発明の第3実施形態による湯水混合水栓の固定プレートの背面図である。 開閉弁ユニットが止水状態にあるときの押し釦の位置を示す側面断面図である。 開閉弁ユニットの操作部を完全に押し込んだときの押し釦の位置を示す側面断面図である。 開閉弁ユニットが吐水状態にあるときの押し釦の位置を示す側面断面図である。
符号の説明
1,101,201 湯水混合水栓
3,102,202 水栓本体
4,204 断熱カバー
8,108,208 カラン用押し釦
10,110 シャワー用押し釦
16,116,202a カラン吐水口
18,118 シャワー吐水口
30,32,130,132 開閉弁ユニット
34,134 開閉弁ユニット取付用ナット
86 シール部材
88 水路
90,148 水抜き孔
92 水落下用開口
107 押ボタンユニット
111 ベースプレート
117 カラン吐水管
135 固定用ビス
140 コイルばね
142 ロック機構
144 支持軸
146 操作用突起
209 中空部
209a 底面
209b 辺
209c 水抜き部
205 取付プレート
206 固定プレート
210 抵抗部材
212 板ばね

Claims (7)

  1. 開閉弁の開閉により止水状態と吐水状態を切り替える水栓装置であって、
    上記開閉弁を収納する水栓本体と、
    この水栓本体又は水栓本体に取り付けられた部材に取り付けられ押圧操作するごとに上記開閉弁を閉じて止水状態とすると共に上記開閉弁を開いて吐水状態とする押し釦と、
    この押し釦の周りから水が浸入する上記開閉弁の外周部及び/又は上記開閉弁の内部に形成され隙間の下方位置に設けられたシール部材と、
    このシール部材の上方側の上記水栓本体の部位に上記隙間と連通し且つ下方向きに形成された水抜き部と、
    を有することを特徴とする水栓装置。
  2. 上記水栓本体に取り付けられた部材は、上記水栓本体の少なくとも表面及び前面に設けられたカバーであり、このカバーの最下端部に水落下用開口が形成されており、上記水抜き部から抜かれた水がこの水落下用開口から下方に落下するように構成されている請求項1記載の水栓装置。
  3. 上記押し釦は、予めベースプレートに取り付けられ、これらの押し釦及びベースプレートにより押ボタンユニットが形成され、この押ボタンユニットが上記水栓本体に取り付けられ、この押ボタンユニットは、その内部に浸入した水の一部が上記水栓本体との間に形成された隙間から水が落下するように構成されている請求項1記載の水栓装置。
  4. 開閉弁の開閉により止水状態と吐水状態を切り替える水栓装置であって、
    上記開閉弁を収納する水栓本体と、
    この水栓本体又は水栓本体に取り付けられた部材に揺動可能に取り付けられ、押圧操作するごとに上記開閉弁を閉じて止水状態とすると共に上記開閉弁を開いて吐水状態とする押し釦と、を有し、
    上記押し釦は、周りから水が浸入する中空部を備え、且つこの中空部の底面が浸入した水を排出する水抜き部において最も高さが低くなるように配置されていることを特徴とする水栓装置。
  5. 上記底面は、その一つの辺が開放されており、上記水抜き部は、上記開放された一つの辺の上の最も高さが低い点である請求項4記載の水栓装置。
  6. 上記底面は、上記水抜き部を通る接線が、水平面に対して2゜以上下方に傾斜するように形成されている請求項5記載の水栓装置。
  7. 上記水抜き部は、上記押し釦が押圧操作によって何れの位置に配置された場合にも、上記底面の中で最も高さが低い位置にある請求項4乃至6の何れか1項に記載の水栓装置。
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