JP2005120596A - 水栓装置 - Google Patents

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Hideyuki Matsui
英之 松井
Keita Nakayama
圭太 中山
Kazufumi Araki
一文 荒木
Osamu Tokunaga
修 徳永
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Abstract

【課題】 押し釦が誤って操作された場合等においても衣服が濡れたり火傷を負ったりすることを確実に防止することができる水栓装置を提供する。
【解決手段】 本発明は、開閉弁の開閉により止水状態と吐水状態を切り替える水栓装置(101,201)であって、水栓本体(102,203)と、この水栓本体に取り付けられる開閉弁(130,132,230,232)と、水栓本体に取り付けられ、押圧操作するごとに開閉弁を閉じて止水状態とすると共に開閉弁を開いて吐水状態とする押し釦(108,110,208,210)と、この押し釦と水栓本体との間に設けられ、使用者の操作により押し釦をロックして止水状態を保持するロック機構(142,160,162,164,242)と、を有する。
【選択図】 図19

Description

本発明は、水栓装置に係わり、特に、開閉弁の開閉により止水状態と吐水状態を切り替える水栓装置に関する。
従来から、押し釦を操作することにより、弁体の開閉を止水状態と吐水状態の2状態に切り替え制御するようにした水栓装置が知られている。
例えば、特開平10−169801号公報(特許文献1)には、押し釦として、支軸を中心に揺動するシーソー式のレバーを設け、この押し釦を押圧操作することにより、ダイヤフラム式の開閉弁の弁体を開位置及び閉位置に位置させることにより、止水状態と吐水状態を切り替えるようにした水栓装置が知られている。
特開平10−169801号公報
上述した特許文献1のように押し釦により止水状態と吐水状態を切り替え制御するような水栓装置では、例えば、掃除のとき、不意に押し釦に触れてしまい、それにより吐水状態となり、衣服が濡れてしまうことがある。また、このとき、温度が高温にセットされていると、火傷を負うという問題もある。また、水栓装置を使用していないときでも、地震等により、落下物があり、その落下物により、押し釦が不意に作動し、吐水される場合もあり、このような状況でも押し釦が作動しなようにする必要がある。さらに、子供が誤って又はいたずらで押し釦を操作する場合もあり、この場合でも、上述したものと同様な問題が生じる。
そこで、本発明は、従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、押し釦が誤って操作された場合等においても衣服が濡れたり火傷を負ったりすることを確実に防止することができる水栓装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、開閉弁の開閉により止水状態と吐水状態を切り替える水栓装置であって、水栓本体と、この水栓本体に取り付けられる開閉弁と、水栓本体に取り付けられ、押圧操作するごとに開閉弁を閉じて止水状態とすると共に開閉弁を開いて吐水状態とする押し釦と、この押し釦と水栓本体との間に設けられ、使用者の操作により押し釦をロックして止水状態を保持するロック機構と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明によれば、例えば、掃除のとき、水栓を使用しないとき、子供に操作させたくないとき、誤操作を防止する必要がある等のときは、不意に押し釦が操作されても、押し釦がロック機構によりロックされて止水状態が保持されているため、吐水状態とはならない。その結果、本発明によれば、例えば、掃除のとき、不意に押し釦に触れてしまい、それにより吐水状態となり、衣服が濡れてしまうことがあるが、これを確実に防止でき、また、このとき、温度が高温にセットされていると、火傷を負うこともあるが、これも確実に防止でき、また、水栓装置を使用していないときでも、地震等により、落下物があり、その落下物により、押し釦が不意に作動し、吐水される場合もあるが、これも確実に防止でき、さらに、子供が誤って又はいたずらで押し釦を操作する場合であっても、子供のそのような操作を防止することが出来る。
本発明において、好ましくは、押し釦及びロック機構は、予めベースプレートに取り付けられ、これらの押し釦、ロック機構、及び、ベースプレートにより、押ボタンユニットが形成され、この押ボタンユニットが水栓本体に取り付けられている。
このように構成された本発明によれば、押し釦、ロック機構、及び、ベースプレートがユニット化されているので、ロック機構の取り付けが容易となり、さらに、この押ボタンユニットを単に水栓本体に取り付ければよいため、組立作業性が向上する。
本発明において、好ましくは、ロック機構は、ベースプレートに沿って移動することにより、押し釦をロックして止水状態を保持する。
このように構成された本発明によれば、ロック機構の操作が簡単であり、操作性が向上する。
本発明において、好ましくは、水栓装置は、温度調整用ダイヤルを備えた湯水混合水栓であり、開閉弁は、カラン吐水口及びシャワー吐水口に温度調整された湯水を吐水するカラン用開閉弁及びシャワー用開閉弁を有し、押ボタンユニットに、カラン用押し釦及びシャワー用押し釦が設けられている。
本発明において、好ましくは、ロック機構は、カラン用押し釦及びシャワー用押し釦を同時にロックして止水状態を保持する。
本発明において、好ましくは、ロック機構は、カラン用押し釦及びシャワー用押し釦の何れか一方をロックして止水状態を保持する。
本発明において、ロック機構は、カラン用押し釦をロックして止水状態を保持するカラン用ロック機構と、シャワー用押し釦をロックして止水状態を保持するシャワー用ロック機構を有する。
本発明において、好ましくは、水栓本体は、断熱カバーを含み、押し釦がこの断熱カバーに取り付けられ、ロック機構が押し釦と断熱カバーとの間に取り付けられている。
このように構成された本発明によれば、水栓本体が断熱カバーを含むタイプの水栓装置であっても、押し釦をこの断熱カバーに取り付け、ロック機構を押し釦と断熱カバーとの間に取り付けることにより、掃除等のとき、不意に押し釦が操作されても、押し釦がロック機構によりロックされて止水状態が保持されているため、吐水状態とはならない。
本発明において、好ましくは、水栓装置は、温度調整用ダイヤルを備えた湯水混合水栓であり、開閉弁は、カラン吐水口及びシャワー吐水口に温度調整された湯水を吐水するカラン用開閉弁及びシャワー用開閉弁を有し、押し釦は、カラン用押し釦及びシャワー用押し釦である。
本発明は、開閉弁の開閉により止水状態と吐水状態を切り替える水栓装置であって、水栓本体と、この水栓本体に取り付けられる開閉弁と、水栓本体に取り付けられ、押圧操作するごとに開閉弁を閉じて止水状態とすると共に開閉弁を開いて吐水状態とする押し釦と、使用者の操作により押し釦の動作を規制して止水状態を保持する釦動作規制手段と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明においても、不意に押し釦が操作されても、押し釦の動作が釦動作規制手段により規制されるので、止水状態が保持される。その結果、本発明によれば、例えば、掃除のとき、不意に押し釦に触れてしまい、それにより吐水状態となり、衣服が濡れてしまうことがあるが、これを確実に防止でき、また、このとき、温度が高温にセットされていると、火傷を負うこともあるが、これも確実に防止でき、また、水栓装置を使用していないときでも、地震等により、落下物があり、その落下物により、押し釦が不意に作動し、吐水される場合もあるが、これも確実に防止でき、さらに、子供が誤って又はいたずらで押し釦を操作する場合であっても、子供のそのような操作を防止することが出来る。
以上説明したように、本発明の水栓装置によれば、押し釦が誤って操作された場合等においても衣服が濡れたり火傷を負ったりすることを確実に防止することができる。
以下に添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
先ず、図1乃至図5により、本発明の実施形態の水栓装置である湯水混合水栓の基本構成を説明する。図1は、本発明の実施形態による湯水混合水栓を示す全体斜視図であり、図2は、図1に示された湯水混合水栓の平面図であり、図3は、図1に示す湯水混合水栓の部品を展開して示す展開図であり、図4は、本発明の実施形態の水栓本体を示す平面図であり、図5は図4のA−A線、B−B線及びC−C線に沿って見た断面図である。
図1及び図2に示すように、符号101は、本実施形態による湯水混合水栓を示し、この湯水混合水栓101は、湯水混合水栓101の設置面である壁面から突出して設けられている。この湯水混合水栓101は、水栓本体102を備え、この水栓本体102に、温度調整用ダイヤル104及び押ボタンユニット106が取り付けられている。この押ボタンユニット106は、カラン吐水用のカラン用押し釦108、シャワー吐水用のシャワー用押し釦110、これらの押し釦108,110が取り付けられるベースプレート112、及び、押し釦108,110をロックして止水状態を保持するロック機構142から構成されている。
温度調整用ダイヤル104により所望の水温が設定され、湯水の混合比が調整されて、適温の吐水がなされる。また、カラン用押し釦108を操作することでカランから吐水され、シャワー吐水用押し釦110を操作することでシャワーからシャワー吐水がなされる。
ここで、カラン用押し釦108及びシャワー用押し釦110のそれぞれ操作面を水栓本体102の表面とほぼ同一面上に設けることにより、操作性を向上させている。
カラン用押し釦108の取付け位置の前方下面側には、カラン吐水口116が設けられ、また、シャワー用押し釦110の取付け位置の下面側には、シャワー吐水口118(図3参照)が設けられている。カラン吐水口116には、カラン吐水管120が接続され、また、シャワー吐水口118には図示しないシャワーヘッドに連通したシャワーホース122が接続されている。
使用者は、温度調整用ダイヤル104により所望の温度を設定するとともに、カラン吐水を得たい場合はカラン用押し釦108を、シャワー吐水を得たい場合はシャワー用押し釦110を押すことにより、直ちに、所望の温度の混合水の吐水を得ることができる。そして、各押し釦108、110を再度押すと、止水されるようになっている。
本実施形態によれば、温度調整用ダイヤル104、カラン用押し釦108及びシャワー用押し釦110の順番で、水栓本体102上に配置され、さらに、カラン用押し釦108の位置及びカラン吐水口116の位置が上方から見てほぼ一致するようになっているので、使用者の使い勝手の良いものとなる。
次に、湯水混合水栓101内における湯水の流れを説明すると、先ず、給水管、給湯管から湯水混合水栓102内に流入した湯水は、湯用、水用それぞれに設けられた止水栓により適当な流量に絞られ、湯用、水用それぞれに設けられたフィルターおよび逆止弁を通過し、温度調節弁に流入する。温度調節弁はサーモスタット式の湯水混合弁であり、湯と水は所望の設定された温度に自動調整され、湯水混合水が温度調節弁から流出する。その後、湯水混合水はカラン用、シャワー用それぞれに設けられた開閉弁ユニット(パイロット式開閉弁装置)130,132を経て、カランおよびシャワーノズルから吐水される。
図3に示すように、開閉弁ユニット130,132は、それぞれ、開閉弁ユニット取付用ナット134により、水栓本体102に固定されるようになっている。ここで、開閉弁ユニット130,132の詳細構造は、図22乃至図26により後述する。
また、押ボタンユニット106は、ベースープレート112の上部に4つの係止片168(図6参照)及び2つの固定用フランジ170を備えており、押ボタンユニット106を水栓本体102に取り付けるときは、4つの係止片168を水栓本体102の係止孔(図示せず)に挿入して係止し、次に、水栓本体102の下方側から固定用フランジ170を固定用ビス136により水栓本体102に固定するようになっている。
このように、本実施形態では、押し釦108,110を押ボタンユニット106としてユニット化しているので、押ボタンユニット106を単に水栓本体102に取り付ければ良く、押し釦108,110を水栓本体102に組み付ける際の組立作業性が向上する。
また、開閉弁ユニット130,132をメンテナンスのために取り出すときも、押ボタンユニット106を水栓本体102から取り外すだけで、開閉弁ユニット130,132を水栓本体102から極めて簡単に取り外すことができるので、メンテナンス性も向上する。
ここで、図5(a)は、図4に示す水栓本体をA−A線に沿って見た断面図であり、図5(b)は水栓本体をB−B線に沿って見た断面図であり、図5(c)は水栓本体をC−C線に沿って見た断面図である。
図4及び図5に示すように、水栓本体102には、その背部から、湯及び水が供給されるが、その前方側では、ほぼ水及び温度調整された水(温調水)のみが流れるようになっている。そのため、断熱カバー等を設ける必要がない。
次に、図6乃至図11により、押ボタンユニット106の詳細構造を説明する。図6は押ボタンユニット106の部品を展開して示す展開図、図7は押し釦108(110)を裏側から見た斜視図、図8は押ボタンユニット106の正面図、図9は図8のD−D線に沿って見た断面図、図10はロック解除時に使用者が押し釦108(110)を操作するときの押し釦の各レベルを示す混合水栓の部分断面図、図11は押し釦による止水状態(図11(a))と吐水状態(図11(b))を示す側面図である。
図6に示すように、押ボタンユニット106は、上述したように、ベースプレート112と、このベースプレート112に取り付けられるカラン用押し釦108及びシャワー用押し釦110を備えている。
また、ベースプレート112は、カラン用押し釦108及びシャワー用押し釦110の間にこれらの押し釦を仕切る仕切り部138を一体的に備えている。これにより、使用者が、カラン用押し釦108及びシャワー用押し釦110を操作するときの誤操作を簡易な構造により防止することができる。
さらに、押ボタンユニット106は、これらの押し釦108,110をベースプレート112に取り付けたとき、押し釦108,110をベースプレート112に押し付けるための付勢手段であるコイルばね140、及び、押し釦108,110を操作しても、止水状態を保持して吐水状態とならないようにするための誤操作防止用のロック機構142を備えている。
次に、図7に示すように、押し釦108(110)は、その一端側に一対の支持軸144(144a,144b)が設けられ、この支持軸144のうちの長い方の支持軸144aには、コイルばね140が取り付けられている(図9参照)。また、押し釦108(110)の裏面側には、開閉弁ユニット130(132)の操作部36(図18参照)と当接して使用者の押圧力を伝達する操作用突起146が一体的に設けられている。
図9に示すように、取付時には、先ず、押し釦108(110)の支持軸144aに、コイルばね140を装着し、次に、ベースプレート112に取り付ける。具体的には、シャワー用押し釦108の支持軸144aは、ベースプレート112の取付用溝148を形成する突起150(150a,150b)に当接し、弾性変形して内側にたわみ、突起150を乗り越えて、取付用溝148内に回動可能に取り付けられる。
図10(a)は、ロック解除時の止水状態(閉状態)を示しており、このとき、押し釦108(110)の上面と、水栓本体102の上面(表面)は同じレベルとなっている。この止水状態(閉状態)時、開閉弁ユニット130(132)において、押し釦108(110)の裏面側(下面側)の操作用突起146に接触する操作部36(図23参照)の位置は、パイロット弁切替保持機構(ハートカム機構)62(図23参照)により、レベルL0となっている。
次に、止水状態から吐水状態に切り替えるときは、図10(b)に示すように、押し釦108(110)は、パイロット弁切替保持機構(ハートカム機構)62が解除されるため、一旦、最下方位置まで下がる。
次に、図10(b)の状態から吐水操作を終了したときは、図10(c)に示す状態となり、このとき、押し釦108(110)の上面が、水栓本体102よりh1だけ高い位置となっている。具体的には、この吐水状態時、開閉弁ユニット130(132)において、押し釦108(110)の操作用突起146に接触する操作部36の位置は、パイロット弁切替保持機構62により、レベルL1となっている。このレベルL1の位置は、レベルL0よりも、h1だけ、高い位置となっており、その結果、押し釦108(110)が、水栓本体103の表面よりも、上方に位置するようになっている。
図11(a)に示すように、止水状態のときは、押し釦108(110)は、押し釦108(110)とベースプレート112との間で作用するコイルばね140による比較的に小さな付勢力により、または、付勢力がほぼゼロの状態で、開閉弁ユニット130(132)の操作部36に対して、下方に押し付けられている。また、図11(b)に示すように、吐水状態のときは、押し釦108(110)は、コイルばね140による比較的に大きな付勢力により、下方に押し付けられている。
このため、使用者が、止水状態から吐水状態とするための吐水操作をした時、押し釦108(110)は、コイルばね140により、ベースプレート112、即ち、下方に押し付けられるので、釦自体が振動する(暴れる)ことを防止することができる。
次に、図12乃至図16により、ロック機構142の取付方法を説明する。図12は、ベースプレートを図6のF方向から見た図であり、図13は、図12のG−G線に沿って見た断面図であり、図14は,ロック機構を示す正面図であり、図15は、図14の側面図であり、図16は、ロック機構が取り付けられた状態を示す押ボタンユニット106の断面図である。
先ず、図12及び図13に示すように、ベースプレート112は、その中央部の底面に中央底面部172を有し、両側の底面の他の底面部174よりも高く形成されており、さらに、中央底面部172には、下方に突出する突起176が設けられている。
次に、図14及び図15に示されているように、ロック機構142は、その下部に、係止片178を備え、この係止片178により、係止口部180を形成している。また、係止片178の上面側には段差182が形成され、下面側には摘み部184が形成されている。
次に、ロック機構142をベースプレート112に取り付けるときは、図16に示すように、先ず、ロック機構142の係止口部180に、ベースプレート112の中央底面部172を挿入する。次に、ロック機構142の係止片178がベースプレート112の突起176を乗り越えて、突起176が段差182に収まり、その結果、ロック機構142をベースプレート112に取り付けられる。
なお、本実施形態では、ロック機構142をベースプレート112に沿って左右方向に移動させているが、これに限らず、ベースプレート112の仕切り部138にロック機構を取り付け、ロック機構を上下方向に移動させるようにしても良い。
次に、図6乃至図8及び図17乃至図21により、ロック機構142の動作を説明する。図17は図8のE‐E線に沿って見た押ボタンユニット(開閉弁ユニットを含む)のロック解除時(図17(a))及びロック時(図17(b))を示す部分断面図であり、図18は本実施形態の押ボタンユニット及びその近傍のロック解除時(図18(a))及びロック時(図18(b))を示す正面図であり、図19は本実施形態の押ボタンユニットのロック解除時(図19(a))及びロック時(図19(b))を示す斜視図である。
本実施形態によるロック機構142は、図6に示すように、一体的に形成された4つのロック用ツメ部152を備えている。また、押し釦108(110)は、図7に示すように、それぞれ、一体的に形成された2つのロック用リブ154を備えている。このロック機構142は、図8に示すように、使用者が操作することにより、ベースプレート112に沿って左方向L及び右方向Rに移動可能であり(図19参照)、左方向Lに移動したとき、カラン用押し釦108及びシャワー用押し釦110の両方が同時にロック解除状態となり、右方向Rに移動したとき、カラン用押し釦108及びシャワー用押し釦110の両方が同時にロック状態となる。
使用者が湯水混合水栓101を使用する場合には、ロック機構142が左方向Lに移動させる。このとき、図17(a)、図18(a)及び図19(a)に示すように、ロック機構142の4つのロック用ツメ部152はロック用リブ154から離れた位置となり、押し釦108及び110の両方のロックは同時に解除され、押し釦108(110)を押圧すると下降して、止水状態から吐水状態に切り替わるようになっている。
一方、使用者は、湯水混合水栓101を掃除するとき、水栓を使用しないとき、子供に操作させたくないとき、誤操作を防止する必要がある等のときは、ロック機構142を右方向Rに移動させる。このとき、図17(b)、図18(b)及び図19(b)に示すように、ロック機構142の4つのロック用ツメ部152はロック用リブ154にぞれぞれ当接し、それにより、カラン用押し釦108及びシャワー用押し釦110の両方が同時にロックされ、カラン用押し釦108及び/又はシャワー用押し釦110を押圧しても下降しないようになっている。
このように、本実施形態のロック機構142によれば、掃除のとき、水栓を使用しないとき、子供に操作させたくないとき、誤操作を防止する必要がある等のときは、不意に押し釦108(110)が操作されても、押し釦108(110)がロックされて止水状態が保持されているため、吐水状態とはならない。その結果、例えば、掃除のとき、不意に押し釦に触れてしまい、それにより吐水状態となり、衣服が濡れてしまうことがあるが、これを確実に防止でき、また、このとき、温度が高温にセットされていると、火傷を負うこともあるが、これも確実に防止できる。また、水栓装置を使用していないときでも、地震等により、落下物があり、その落下物により、押し釦が不意に作動し、吐水される場合もあるが、これも確実に防止できる。さらに、子供が誤って又はいたずらで押し釦を操作する場合であっても、子供のそのような操作を防止することも可能である。
次に、図20により、本実施形態によるロック機構の他の例を説明する。図20は本実施形態によるロック機構の他の例を使用した押ボタンユニット及びその近傍を示す正面図である。このロック機構160は、カラン用押し釦108及びシャワー用押し釦110の何れか一方のみをロックするようにしている。また、カラン用押し釦108及びシャワー用押し釦110の一方がロック時には他方はロック解除されている。
具体的には、図20(a)に示すように、ロック機構160を左方向Lに移動させると、カラン用押し釦108は、ロック機構160の2つのロック用ツメ部152と押し釦108の2つのロック用リブ154が当接してロックされ、このとき、シャワー用押し釦110は、ロック機構160の2つのロック用ツメ部152と押し釦108の2つのロック用リブ154が離れてロックが解除される。
また、図20(b)に示すように、ロック機構160を右方向Rに移動させると、カラン用押し釦108は、ロック機構160の2つのロック用ツメ部152と押し釦108の2つのロック用リブ154が離れてロックが解除され、このとき、シャワー用押し釦110は、ロック機構160の2つのロック用ツメ部152と押し釦108の2つのロック用リブ154とが当接してロックされる。
このように、この例では、ロック機構160により、カラン用押し釦108及びシャワー用押し釦110の何れか一方のみをロックすることができるので、不要な側の押し釦が不意に操作され吐水状態となることを確実に防止することができる。
次に、図21により、本実施形態によるロック機構の更なる他の例を説明する。図21は本実施形態によるロック機構の更なる他の例を使用した押ボタンユニット及びその近傍を示す正面図である。この例では、カラン用押し釦108をロックするためのカラン用ロック機構162及びシャワー用押し釦110をロックするためのシャワー用ロック機構164が設けられており、カラン用押し釦108及びシャワー用押し釦110が、それぞれ、独立してロック及びロック解除できるようになっている。
具体的には、図21(a)に示すように、カラン用ロック機構162及びシャワー用ロック機構164の両方を左方向Lに移動させると、カラン用押し釦108及びシャワー用押し釦110の両方は、各ロック機構162,164のそれぞれの2つのロック用ツメ部152が各押し釦108,110のそれぞれの2つのロック用リブ154から離れて、それぞれ、ロックが解除される。
また、図21(b)に示すように、カラン用ロック機構162を左方向Lに移動させ、シャワー用ロック機構164を右方向Rに移動させると、カラン用押し釦108は、カラン用ロック機構162の2つのロック用ツメ部152が押し釦108の2つのロック用リブ154から離れてロックが解除され、このとき、シャワー用押し釦110は、シャワー用ロック機構164の2つのロック用ツメ部152と押し釦108の2つのロック用リブ154とが当接してロックされる。
さらに、図示されていないが、カラン用ロック機構162及びシャワー用ロック機構164の両方を右方向Rに移動させることにより、カラン用押し釦108及びシャワー用押し釦110の両方をロックすることも出来るし、また、カラン用ロック機構162を右方向Rに移動させ、シャワー用ロック機構164を左方向Lに移動させると、カラン用押し釦108をロックし、シャワー用押し釦110をロック解除することも出来る。
このように、この例では、カラン用押し釦108及びシャワー用押し釦110が、それぞれ、独立してロック及びロック解除できるようになっているので、使用者は、任意に、カラン用押し釦108及びシャワー用押し釦110を、ロックし又はロック解除することができ、それにより、不要な側の押し釦が不意に操作され吐水状態となることを確実に防止することができる。
次に、図22により、パイロット式開閉弁装置である開閉弁ユニット130(132)の基本構造を説明する。
図22に示すように、開閉弁ユニット130(132)は、使用者がシャワー用の押し釦108(110)を押すとこの押圧操作により下方に押される操作部36と、操作部36にその基端が結合された押し棒38と、この押し棒38の先端に設けられたパイロット弁40とを備えている。ここで、押し棒38の先端(下端)とパイロット弁40との間には緩衝手段であるコイルばね42が設けられている。開閉弁ユニット32は、更に,パイロット弁40の下方に、パイロット弁口(圧力開放穴)44を備えパイロット弁40がこのパイロット弁口44に当接及び解離するダイヤフラム式の主弁46と、この主弁46の背面に形成され押し棒38、パイロット弁40及びコイルばね42を収納する圧力室48を形成するためのハウジング50と、主弁46の表面が着座及び離座する弁座52とを備えている。また、ハウジング50の押し棒38が挿通される部分には、シール部材54が設けられている。さらに、主弁46の外周側には、小穴(一次圧流入口)56が形成されている。
次に、開閉弁ユニット130(132)の基本動作を説明する。この開閉弁ユニット130(132)においては、圧力室48内に設けられたパイロット弁40を、主弁46のパイロット弁口44に当接及び解離させることで、パイロット弁40を開閉し、止水と吐水を切り替えるようになっている。
先ず、吐水状態から止水状態に切り替えるときは、押し棒38によりパイロット弁40をパイロット弁口44に当接する方向に押さなければならない。このとき、押し棒38は、その断面積に相当する面積に作用する水圧により上向きの力を受け、さらに、シール部材54による摺動摩擦抵抗があり、これらに抗して操作部36を押す必要があるが、この力(操作力)は小さな値である。
次に、パイロット弁40が主弁46のパイロット弁口44に当接すると、一次側通水路の一次圧の水が小穴56を通って圧力室48内に流入し、これに伴い、主弁46が遅い速度で、弁座52に向って移動する。これにより、主弁46が弁座52に着座し、止水状態に切り替わる。
さらに、この開閉弁ユニット130(132)では、緩衝手段であるコイルばね42を、押し棒38とパイロット弁40との間、即ち、圧力室48内に設けたので、このコイルばね42には、パイロット弁40がパイロット弁口44に当接するまでは力は作用せず、さらに、詳細は後述するように、パイロット弁40がパイロット弁口44に当接した以降も小さな力を作用させればよい。
また、止水状態から吐水状態に切り替えるときは、操作部36を押せば、後述するパイロット弁保持切替機構62及び付勢用ばね68により、パイロット弁40が主弁46のパイロット弁口(圧力開放穴)44から解離し、それにより、圧力室48が開放され、主弁46が弁座52から離座し、吐水状態となる(図24参照)。
なお、開閉弁ユニット32では、上述したように、主弁46の移動速度を意図的に小さくしているが、これは、主弁46の閉止時のウォーターハンマーの発生を抑えるためである。即ち、主弁46に設けられた小穴56から圧力室48に一次側の水が流入することで圧力室48内が一次圧の水で満たされ、主弁46が弁座52の方向に移動するが、小穴56を通常非常に小さな径としているので、圧力室48への水の流入速度が抑えられ、これにより、主弁46の移動速度(閉止速度)を抑え、主弁閉止時のウォーターハンマーの発生を抑えるようにしている。
次に、図23及び図24により、開閉弁ユニット(パイロット式開閉弁装置)130(132)の構造をより具体的に説明する。図23は開閉弁ユニット(パイロット式開閉弁装置)における止水状態(閉状態)を示す断面図であり、図24は開閉弁ユニット(パイロット式開閉弁装置)における吐水状態(開状態)を示す断面図である。
先ず、図23に示すように、開閉弁ユニット32は、図24により既に説明した、操作部36、押し棒38、パイロット弁40、緩衝手段であるコイルばね42、パイロット弁口(圧力開放穴)44を備えたダイヤフラム式の主弁46、圧力室48を形成するためのハウジング50(50a,50b)、弁座52、シール部材54、小穴56を備えている。
次に、上述した小穴(一次圧流入口)56には、クリーニング用のピン58が挿入されており、小穴56の一次圧流入口の通水面積を絞っている。これにより、上述したように、一次圧の圧力室への流入速度を抑制することで主弁46の閉止速度を緩やかにし、閉止時に発生するウォーターハンマーを低減できるようにしている。
圧力室48を形成するハウジング50は、主にパイロット弁40が配置された空間を取り囲む第1ハウジング50aと、主弁46の背面側の空間を取り囲む第2ハウジング50bから構成されている。
また、最外周側には、操作部36、第1ハウジング50a、第2ハウジング50b、弁座52の4つの部品を組み付けることにより、開閉弁ユニット32を組み立てるための組付ナット60が配置されている。
開閉弁ユニット130(132)は、さらに、パイロット弁切替保持機構62を備えている。このパイロット弁切替保持機構62は、上述したカラン用押し釦108及びシャワー用押し釦110に連動しており、これらの押し釦108,110を押す毎に、即ち、操作部36が押される毎に、パイロット弁40の吐水状態位置と止水状態位置の切り替えを繰り返すと共にパイロット弁40を吐水状態位置及び止水状態位置に保持する機能を有する。
このパイロット弁切替保持機構62は、一般にノック式ボールペンのノック機構などで使用される機構でもよいが、本実施形態では、図23に示すように、操作部36と連動して移動するピン64と、第1ハウジング50aの外周面に形成されピン64の下方側が弾性変形しながらこれに沿って移動する逆ハート形状のカム溝66と、止水状態(閉状態)でピン64を保持する保持用突起68から形成されたハートカム機構である。
パイロット弁切替保持機構62がハートカム機構であるので、圧力室48をシールするシール部材54に、押し棒38の往復運動(上下運動)のみが作用し、上述したノック機構のように押し棒38の回転運動が作用しないため、シール部材54への負担が少なくなり、高い信頼性が得られる。
また、符号69は、付勢用ばねであり、この付勢用ばね69により、止水状態から吐水状態に切替操作する際、即ち、押し釦8,10が押された際、パイロット弁切替保持機構62による止水状態位置における保持が解除され、操作部36が上方に付勢され、パイロット弁40が弁体42から解離し、容易に吐水状態に切り替えることができるようになっている。
次に、押し棒38とパイロット弁40の結合部について説明する。図23及び図24に示すように、押し棒38の先端(下端)であって圧力室48の内部には、上述したように、押し棒38のストローク方向の移動距離(変位量)を吸収する緩衝手段であるコイルばね42が設けられている。押し棒38の先端(下端)に大径部38aが形成され、さらに、パイロット弁40の先端には、パッキン40aが装着されている。パイロット弁40は、中空部40bを有し、この中空部40bにコイルばね42を内蔵している。パイロット弁40の上側には、押し棒38が摺動可能に挿入される挿入穴40cが形成されている。パイロット弁40は、弾性変形可能な樹脂材料で作られており、組立て時は、パイロット弁40を変形させながら、押し棒38を挿入穴40cに挿入し、中空部40b内に押し棒38の大径部38aを収納するようにしている。ここで、コイルばね42は押し棒38とパイロット弁40とを引き離す方向に作用している。
これにより、止水状態から吐水状態に切り替える吐水操作時には、コイルばね42の付勢力により押し棒38の先端の大径部38aとパイロット弁40の上側が係合し、それにより、パイロット弁40は、押し棒38の動きと連動し、主弁46に形成されたパイロット弁口44から離座する(図24参照)。
吐水状態から止水状態に切り替える止水操作時には、パイロット弁40が主弁46に形成されたパイロット弁口44に当接するとき、押し棒38の大径部38aは、パイロット弁40の上側から離れて下降するが、押し棒38のストローク方向の移動距離(変位量)はコイルばね42により吸収される(図23参照)。
これにより、止水操作時において、(1) パイロット弁40がパイロット弁口44に当接するまでと、(2) パイロット弁40がパイロット弁口44に当接した以降の両方において、操作力に差(ムラ)がなくなり、操作感が好ましいものとなる。
さらに、開閉弁ユニット130(132)において、押し棒38には、上述したように、圧力室48内の水圧により受ける上向きの力(押し棒38の断面積に相当する面積に作用する水圧)が作用するので、操作部36における操作力を小さくするためには、押し棒38の径は、出来る限り小さいのが好ましい。例えば、押し棒38を、主弁46のパイロット弁口44よりも小径に形成するようにしても良い(図示せず)。これにより、高水圧時にも、操作力(押し力)を低くすることができるとともに確実な止水性を確保できる。
さらに、パイロット弁40は、止水時、つまりパイロット弁40がパイロット弁口44に着座しているとき、パイロット弁40は、一次圧を受け、その結果、パイロット弁40がパイロット弁口44へ着座する方向に力が働き、止水機能が確実となる。
さらに、押し棒38は、ステンレス鋼にて形成されている。このため、押し棒38を小径とした場合であっても、水中の使用に対して十分な耐食性が得られ、信頼性が向上する。
次に、図25及び図26により、上述したパイロット式開閉弁装置(開閉弁ユニット)によれば、緩衝手段であるコイルばねに作用する荷重(ばね荷重)が小さくなり、それにより、ばね定数を小さくでき、その結果、良好な操作感を得ることができ、コンパクト化を図ることができるので、以下その理由を説明する。
ここでは、押し棒38の直径が2mm、水圧が0.75MPa(水道圧の最大値)、シール部材54の摺動摩擦抵抗に抗する力が0.6Nであるという条件を例として説明する。
図25は、本実施形態に使用される開閉弁ユニットによる止水操作時(吐水状態から止水状態への切替時)の操作部36の移動距離(変位量)(mm)と操作力F(N)との関係を示した線図である。図26は、本実施形態に使用される開閉弁ユニットによる止水操作時の操作部36の移動距離(変位量)(mm)とコイルばねに作用するばね荷重(N)との関係を示した線図である。ここで、d0は止水操作開始時の位置、d1はパイロット弁40がパイロット弁口44に当接する位置、d2は操作部36がパイロット弁切替保持機構62により移動(変位)可能な最下端の位置を示している。
先ず、本実施形態においては、コイルばね42は、組付け時にごく小さな荷重(例えば、0.1N)を作用させた状態でパイロット弁40の中空部40bに取り付けられている。
次に、d0の位置からd1の位置までの間、即ち、パイロット弁40がパイロット弁口44に当接するまでは、押し棒38には、上述した水圧により受ける力2.4N(=押し棒の断面積×水圧=3.14mm2 ×0.75MPa)及びシール部材54の摺動摩擦抵抗に抗する力0.6Nの合力に釣り合う操作力3N(=2.4N+0.6N)が作用している。この結果、図25に示すように、パイロット弁40がパイロット弁口44に当接するまでは、操作力Fは、3Nとなる。
一方、パイロット弁40がパイロット弁口44に当接するまで(d0の位置からd1の位置までの間)は、図6に示すように、コイルばね42には、荷重は作用していない、即ち、ばね荷重はゼロである。
次に、パイロット弁40がパイロット弁口44に当接した以降において、操作力によりコイルばね42をたわます必要があるが、このコイルばね42には、パイロット弁40がパイロット弁口44に当接するまで、ほとんど荷重が作用していないので、コイルばね42をたわませるために作用するばね荷重は、極めて小さな荷重(ほぼゼロ)で良い。それゆえ、本実施形態に使用されるパイロット式開閉弁装置では、操作部36が移動(変位)可能な最下端の位置d2において、ばね荷重が.0.4N程度の値となるような小さな値のばね定数を設定した。
具体的に説明すると、パイロット弁40がパイロット弁口44に当接した以降、即ち、操作部の移動距離がd1からd2まで変化するときのコイルばね42のたわみ量(δ)は、4mmである。ここで、組付け時のばね荷重をゼロとした場合、コイルばね42のばね定数は、0.1N/mm(=0.4N/4mm)となり、組付け時のばね荷重を0.1Nとした場合には、0.075N/mm(=(0.4‐0.1)N/4mm)となる。
ここで、本実施形態の開閉弁ユニットにおける緩衝手段であるコイルばねのばね定数の好ましい範囲を説明する。
先ず、本実施形態では、0.01〜2N/mmの範囲が好ましく、コイルばねのばね定数をこの範囲に設定することにより、止水操作時において、(1) パイロット弁40がパイロット弁口44に当接するまでと、(2) パイロット弁40がパイロット弁口44に当接した以降の両方において、操作力に差(ムラ)がなくなり、操作感が好ましいものとなる。
次に、パイロット弁40がパイロット弁口44に当接するまで(d0からd1の間)の操作力(3N)を初期操作力とした場合、パイロット弁40がパイロット弁口44に当接した以降に付加される操作力(ばね荷重)が、この初期操作力の値(3N)以下であれば、止水操作時において、(1) パイロット弁40がパイロット弁口44に当接するまでと、(2) パイロット弁40がパイロット弁口44に当接した以降の両方において、操作力に差(ムラ)がなくなり、操作感がより好ましいものとなる。この場合には、コイルばねのばね定数を、0.01〜P1d2π/(4δ)N/mmと設定すればよい。ここで、δはコイルばねのたわみ量(mm)、P1 は水圧(MPa)、dは押し棒部の直径(mm)である。
また、上述した場合についてより具体的に説明すると、押し棒の直径が2mm、水圧が0.75MPa(水道圧の最大値)、コイルばね42のたわみ量が4mmである場合には、コイルばねのばね定数は、0.01〜0.75N/mm(=3N/4mm)となる。
このため、本実施形態では、コイルばねのばね定数を、0.01〜0.75N/mmの範囲に設定するようにしても良く、それにより、(1) パイロット弁40がパイロット弁口44に当接するまでと、(2) パイロット弁40がパイロット弁口44に当接した以降の両方において、操作力に差(ムラ)がなくなり、操作感がより好ましいものとなる。
上述した本実施形態におけるコイルばねのばね定数の最少値は、コイルばねのばね定数を小さくするために必要な条件である、コイルばねのばね腺材の径を小さくする、コイルばねの巻数を少なくする、コイルばねの径を増やすという3つの条件に基づいて、0.01N/mmに設定した。
このように、本実施形態では、コイルばね42のばね定数を、小さく設定することができる。
その結果、図25から明らかであるが、上述したように、止水操作時において、(1) パイロット弁40がパイロット弁口44に当接するまでと、(2) パイロット弁40がパイロット弁口44に当接した以降の両方において、操作力に差(ムラ)がなくなり、操作感が好ましいものとなる。
さらに、本実施形態によれば、図26から明らかなように、ばねに作用するばね荷重が小さくなり、良好な操作感を得ることができ、さらに、コンパクト化することができる。
さらに、シャワー用押し釦10等を強く押してパイロット弁40をパイロット弁口44に急速に当接させて弁を閉じる場合、コイルばね42のばね定数を小さな値に設定し、それにより、ばね荷重を小さくしているので、主弁46の移動速度を遅くすることができ、その結果、主弁に作用する瞬間的な大きな負荷の発生が防止され、ダイヤフラムの寿命を長くすることができる。
次に、図27乃至図29により、本発明の他の実施形態である湯水混合水栓について説明する。図27は本発明の他の実施形態である湯水混合水栓の側面部を切り欠いて示す部分切欠斜視図であり、図28は図27に示す湯水混合水栓のロック解除時の正面部を切り欠いて示す部分切欠斜視図であり、図29は図27に示す湯水混合水栓のロック時の正面部を切り欠いて示す部分切欠斜視図である。
図27乃至図29に示すように、符号201は、湯水混合水栓を示し、この湯水混合水栓201は、湯水混合水栓201の設置面である壁面202から突出して設けられている。この湯水混合水栓201は、水栓本体203の一部である板状の断熱カバー204を備え、この断熱カバー204に、温度調整用ダイヤル206、カラン吐水用のカラン用押し釦208、シャワー吐水用のシャワー用押し釦210がそれぞれ設けられている。また、湯水混合水栓201は、下面側が水栓本体203の一部である板状の断熱カバー212で被われている。
温度調整用ダイヤル206により所望の水温が設定され、湯水の混合比が調整されて、適温の吐水がなされる。また、カラン用押し釦208を操作することでカラン吐水口216から吐水され、シャワー吐水用押し釦210を操作することでシャワーヘッド(図示せず)からシャワー吐水がなされる。
また、カラン用押し釦208及びシャワー用押し釦210を、温度調整用ダイヤル206よりも使用者に近い位置に配置することにより、操作性を向上させている。
また、カラン用押し釦208及びシャワー用押し釦210のそれぞれ操作面を板状の断熱カバー204とほぼ同一面上に設けることにより、操作性を向上させている。
湯水混合水栓201の前方下面側付近には、カラン吐水口216及びシャワー吐水口218がそれぞれ設けられている。
また、湯水混合水栓201の右側面及び左側面には、図27にそれらの一部が示されているが、止水栓222の調整部、並びに、フィルター及び逆止弁224のメンテナンス口が設けられている。右側面のものは湯水混合水栓201に流入する水用のものであり、左側面のものは湯用のものである。
湯水混合水栓201の壁固定面には、給水管226及び給湯管を接続する接続部がそれぞれ設けられている。
使用者は、温度調整用ダイヤル206により所望の温度を設定するとともに、カラン吐水を得たい場合はカラン用押し釦208を、シャワー吐水を得たい場合はシャワー用押し釦210を押すことにより、直ちに、所望の温度の混合水の吐水を得ることができる。そして、各押し釦208、210を再度押すと、止水されるようになっている。
このときの湯水混合水栓201内における湯水の流れを説明すると、先ず、給水管226、給湯管から湯水混合水栓201内に流入した湯水は、湯用、水用それぞれに設けられた止水栓222により適当な流量に絞られ、湯用、水用それぞれに設けられたフィルターおよび逆止弁224を通過し、温度調節弁に流入する。温度調節弁はサーモスタット式の湯水混合弁であり、湯と水は所望の設定された温度に自動調整され、湯水混合水が温度調節弁から流出する。その後、湯水混合水はカラン用、シャワー用それぞれに設けられた開閉弁ユニット(パイロット式開閉弁装置)230,232(図27には開閉弁ユニット232のみが示されている)を経て、カラン吐水口およびシャワーヘッドから吐水される。なお、開閉弁ユニット(パイロット式開閉弁装置)230,232は、上述した開閉弁ユニット30,32と同様であるので説明は省略する。
図27に示されているように、開閉弁ユニット230,232(図27には開閉弁ユニット232のみが示されている)が、それぞれ、湯水混合水栓201のカラン用押し釦208及びシャワー用押し釦210の下面側に接触して設けられている。これらの開閉弁ユニット230,232は、それぞれ、開閉弁ユニット取付用ナット234により、湯水混合水栓201の本体側に取り付けられている。
本実施形態の湯水混合水栓201は、さらに、カラン用押し釦208及びシャワー用押し釦210をロックして止水状態を保持するロック機構242を備えている。
本実施形態によるロック機構242は、図27に示すように、押し釦208,210と断熱カバー212との間に取り付けられている。
また、ロック機構242は、図28及び図29に示すように、その中央部に突起部240を備え、左右方向の両側には突起部240と一体的に形成された4つのロック用ストッパー252を備えている。この突起部240により、ロック機構343の上下方向のガタツキを抑制している。さらに、突起部240の下方側には、摘み部244を備えている。この摘み部244は、断熱カバー212に形成された開口(図示せず)に挿通され、断熱カバー212の外部に露出され、使用者が操作できるようになっている。
一方、押し釦208,210は、それぞれ、その裏面側に一体的に形成された2つのロック用凸部254を備え、これらのロック用凸部254がストッパー252と当接して、押し釦208,210をロックするようになっている。
このロック機構242は、使用者が摘み部244を操作することにより、断熱カバー212に沿って左方向L及び右方向Rに移動可能であり、右方向Rに移動したとき、カラン用押し釦208及びシャワー用押し釦210の両方が同時にロック解除状態となり(図28参照))、左方向Lに移動したとき、カラン用押し釦208及びシャワー用押し釦210の両方が同時にロック状態となる(図29参照)。
具体的には、使用者が湯水混合水栓201を使用する場合には、図29のロック時から図28のロック解除時とするために、ロック機構242を右方向Rに移動させる。ロック機構142の4つのロック用ストッパー252は、ロック用凸部354から離れた位置となり、押し釦208及び210の両方のロックは同時に解除され、押し釦208,210を押圧すると下降して、止水状態から吐水状態に切り替わるようになっている。
一方、使用者は、湯水混合水栓201を掃除するとき、水栓を使用しないとき、子供に操作させたくないとき、誤操作を防止する必要がある等のときは、図28のロック解除時から図29のロック時とするために、ロック機構242を左方向Lに移動させる。このとき、ロック機構242の4つのロック用ストッパー252はロック用凸部354にぞれぞれ当接し、それにより、カラン用押し釦208及びシャワー用押し釦210の両方が同時にロックされ、カラン用押し釦208及び/又はシャワー用押し釦210を押圧しても下降しないようになっている。
このように、本実施形態のロック機構242によれば、掃除のとき、水栓を使用しないとき、子供に操作させたくないとき、誤操作を防止する必要がある等のときは、不意に押し釦208,210が操作されても、押し釦208,210がロックされて止水状態が保持されているため、吐水状態とはならない。その結果、本実施形態によれば、上述した実施形態(図1乃至図26)と同様に、押し釦が誤って操作された場合等においても衣服が濡れたり火傷を負ったりすることを確実に防止することができる。
また、本実施形態(図27乃至図29)の湯水混合水栓において、ロック機構として、図20及び図21に示すタイプのものを使用しても良い。
即ち、図20に示すロック機構のように、カラン用押し釦208及びシャワー用押し釦210の何れか一方のみをロックするようにして、即ち、カラン用押し釦208及びシャワー用押し釦210の一方がロック時には他方はロック解除されているようにしても良い。
また、図21に示すロック機構のように、カラン用押し釦208をロックするためのカラン用ロック機構及びシャワー用押し釦210をロックするためのシャワー用ロック機構を設け、カラン用押し釦208及びシャワー用押し釦210が、それぞれ、独立してロック及びロック解除できるようにしても良い。
本発明においては、上述したように、図1の湯水混合水栓101及び図27の湯水混合水栓201に、それぞれ、ロック機構を設けることにより、押し釦が不意に操作されることがないようにしている。
しかしながら、本発明においては、ロック機構に限らず、例えば、水栓本体の表面上にカラン用押し釦及び/又はシャワー用押し釦を覆うことができる釦カバーを設け、この釦カバーは、通常は、カラン用押し釦及びシャワー用押し釦を覆うことがないが、止水状態を保持させたいときは、使用者がこの釦カバーを移動させてカラン用押し釦及び/又はシャワー用押し釦を覆い、これにより、押し釦の動作を規制して止水状態を保持するようにしても良い。
本発明の実施形態による湯水混合水栓を示す全体斜視図である。 図1に示された湯水混合水栓の平面図である。 図1に示す湯水混合水栓の部品を展開して示す展開図である。 本発明の実施形態の水栓本体を示す平面図である。 図4のA−A線、B−B線及びC−C線に沿って見た断面図である。 本発明の実施形態による押ボタンユニットの部品を展開して示す展開図である。 本発明の実施形態による押し釦を裏側から見た斜視図である。 本発明の実施形態による押ボタンユニットを示す正面図である。 図8のD−D線に沿って見た断面図である。 ロック解除時に使用者が押し釦を操作するときの押し釦の各レベルを示す混合水栓の部分断面図である。 本発明の実施形態の押し釦による止水状態(図11(a))と吐水状態(図11(b))を示す側面図である。 本実施形態のベースプレートを図6のF方向から見た図である。 図12のG−G線に沿って見た断面図である。 本実施形態のロック機構を示す正面図である。 図14の側面図である。 本実施形態におけるロック機構が取り付けられた状態を示す押ボタンユニットの断面図である。 図8のE‐E線に沿って見た押ボタンユニット(開閉弁ユニットを含む)のロック解除時(図17(a))及びロック時(図17(b))を示す部分断面図である。 本実施形態の押ボタンユニット及びその近傍のロック解除時(図18(a))及びロック時(図18(b))を示す正面図である。 本実施形態の押ボタンユニットのロック解除時(図19(a))及びロック時(図19(b))を示す斜視図である。 本実施形態によるロック機構の他の例を使用した押ボタンユニット及びその近傍を示す正面図である。 本実施形態によるロック機構の更なる他の例を使用した押ボタンユニット及びその近傍を示す正面図である。 本発明の実施形態の開閉弁ユニットの基本構造を示す概略図である。 開閉弁ユニットにおける止水状態(閉状態)を示す断面図である。 開閉弁ユニットにおける吐水状態(開状態)を示す断面図である。 本実施形態による止水操作時の操作部の移動距離(変位量)と操作力Fとの関係を示した線図である。 本実施形態による止水操作時の操作部の移動距離(変位量)とコイルばねに作用するばね荷重(N)との関係を示した線図である。 本発明の他の実施形態である湯水混合水栓の側面部を切り欠いて示す部分切欠斜視図である。 図27に示す湯水混合水栓のロック解除時の正面部を切り欠いて示す部分切欠斜視図である。 図27に示す湯水混合水栓のロック時の正面部を切り欠いて示す部分切欠斜視図である。
符号の説明
101,201 湯水混合水栓
102,203 水栓本体
106 押ボタンユニット
108,208 カラン用押し釦
110,210 シャワー用押し釦
112 ベースプレート
116,216 カラン吐水口
118,218 シャワー吐水口
120 カラン吐水管
130,132,230,232 開閉弁ユニット
134,234 開閉弁ユニット取付用ナット
136 固定用ビス
138 仕切り部
140 コイルばね(付勢手段)
142,160,242 ロック機構
144 支持軸
146 操作用突起
148 取付用溝
150 突起
152 ロック用ツメ部
154 ロック用リブ
162 カラン用ロック機構
164 シャワー用ロック機構
168 係止片
170 固定用フランジ
172 中央底面部
174 他の底面部
176 突起
178 係止片
180 係止口部
182 段差
184 摘み部
204,212 断熱カバー
240 突起部
244 摘み部
252 ストッパー
254 凸部

Claims (10)

  1. 開閉弁の開閉により止水状態と吐水状態を切り替える水栓装置であって、
    水栓本体と、
    この水栓本体に取り付けられる開閉弁と、
    上記水栓本体に取り付けられ、押圧操作するごとに開閉弁を閉じて止水状態とすると共に開閉弁を開いて吐水状態とする押し釦と、
    この押し釦と上記水栓本体との間に設けられ、使用者の操作により押し釦をロックして止水状態を保持するロック機構と、
    を有することを特徴とする水栓装置。
  2. 上記押し釦及び上記ロック機構は、予めベースプレートに取り付けられ、これらの押し釦、ロック機構、及び、ベースプレートにより、押ボタンユニットが形成され、この押ボタンユニットが上記水栓本体に取り付けられている請求項1記載の水栓装置。
  3. 上記ロック機構は、上記ベースプレートに沿って移動することにより、上記押し釦をロックして止水状態を保持する請求項2記載の水栓装置。
  4. 上記水栓装置は、温度調整用ダイヤルを備えた湯水混合水栓であり、上記開閉弁は、カラン吐水口及びシャワー吐水口に温度調整された湯水を吐水するカラン用開閉弁及びシャワー用開閉弁を有し、上記押ボタンユニットに、カラン用押し釦及びシャワー用押し釦が設けられている請求項2記載の水栓装置。
  5. 上記ロック機構は、上記カラン用押し釦及びシャワー用押し釦を同時にロックして止水状態を保持する請求項4記載の水栓装置。
  6. 上記ロック機構は、上記カラン用押し釦及びシャワー用押し釦の何れか一方をロックして止水状態を保持する請求項4記載の水栓装置。
  7. 上記ロック機構は、上記カラン用押し釦をロックして止水状態を保持するカラン用ロック機構と、上記シャワー用押し釦をロックして止水状態を保持するシャワー用ロック機構を有する請求項4記載の水栓装置。
  8. 上記水栓本体は、断熱カバーを含み、上記押し釦がこの断熱カバーに取り付けられ、上記ロック機構が押し釦と断熱カバーとの間に取り付けられている請求項1記載の水栓装置。
  9. 上記水栓装置は、温度調整用ダイヤルを備えた湯水混合水栓であり、上記開閉弁は、カラン吐水口及びシャワー吐水口に温度調整された湯水を吐水するカラン用開閉弁及びシャワー用開閉弁を有し、上記押し釦は、カラン用押し釦及びシャワー用押し釦である請求項8記載の水栓装置。
  10. 開閉弁の開閉により止水状態と吐水状態を切り替える水栓装置であって、
    水栓本体と、
    この水栓本体に取り付けられる開閉弁と、
    上記水栓本体に取り付けられ、押圧操作するごとに開閉弁を閉じて止水状態とすると共に開閉弁を開いて吐水状態とする押し釦と、
    使用者の操作により押し釦の動作を規制して止水状態を保持する釦動作規制手段と、
    を有することを特徴とする水栓装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015155618A (ja) * 2014-02-21 2015-08-27 Toto株式会社 シングルレバー水栓
JP2016118041A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 株式会社Lixil 水栓装置
JP2017066610A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 株式会社ケーブイケー 水栓

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