JP4409459B2 - プラズマ処理装置およびその部品と部品の寿命検出方法 - Google Patents

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本発明は,プラズマ処理装置に関し,更にプラズマ処理装置の処理容器内に配置される部品と,その寿命検出方法に関する。
半導体装置や液晶表示装置等の電子デバイスの製造プロセスなどにおいては,例えば基板上に所定の回路パターンを形成するために,基板上の膜を所定の形状に蝕刻するエッチング処理が行われている。そして,このエッチング処理には,プラズマ処理装置が広く用いられている。プラズマ処理装置は,例えば処理室内に,基板を載置する下部電極と,当該下部電極上の基板に対して所定のガスを噴出する上部電極となるシャワーヘッドを有している。エッチング処理は,例えばシャワーヘッドから処理室内に所定の混合ガスを噴出した状態で,上下の両電極間に高周波を印加し,処理室内にプラズマを生成することによって,基板上の膜をエッチングしている。
ここで,上述したように処理室内にプラズマを生成して,処理室内の基板をエッチング処理する場合,エッチング速度,エッチング選択比などといったエッチング特性が,基板の中央部と外周部においてばらつくという問題があった。この一因として,処理室内に生成されるプラズマ密度が中央部付近と外周部付近との間で不均一になることが考えられる。そこで,下部電極に載置される基板の周囲にいわゆるフォーカスリングを配置し,プラズマの生成範囲を基板の周囲にまで広げることで,基板上のプラズマ密度を平均化させてエッチング処理を均一化させることが提案されている(例えば,特許文献1,2参照)。
特開平9−45624号公報 特開2002−184764号公報
ところで,プラズマ処理装置の処理容器内に配置されるフォーカスリングやその他の部品には,部品管理のために製造番号などの識別標識が付されているものがある。そして,この識別標識によって管理することにより,部品の交換時期を判定したり,あるいは,欠陥等の生じた部品について製造過程などの追跡調査を可能にさせている。従来,プラズマ処理装置の部品について識別標識を付す場合,いわゆるレーザマーキング法が利用され,部品の表面に連続した溝を刻印することにより,数字や文字などの識別標識を形成している。
しかしながら,プラズマ処理装置の処理容器内に配置された部品は処理時に高温に晒されるため,このように識別標識を付した部品については,プラズマ処理の度に加わる熱応力により,識別標識を起点とする割れを生ずることがあった。特にフォーカスリングなどのようにSiからなる部品や,石英,アルミナセラミックス,イットリアセラミックス,SiCなどといったいわゆる脆性材料からなる部品について,識別標識を起点とする割れが発生しやすかった。
本発明は,かかる点に鑑みてなされたものであり,プラズマ処理装置において,識別標識を起点とする割れが発生しにくい部品を提供し,あわせて,この識別標識を利用して部品の寿命を検出できる方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため,本発明によれば,基板を収納した処理容器内にてプラズマを生成して,基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置において,前記処理容器内に配置される部品であって,前記部品の表面には,平面視で略円形状を有し,縦断面形状が略U字形状のドット穴を複数並べることにより示された記号を1または2以上組合わせてなる識別標識が付され,前記ドット穴の直径Dが,0.1mm以下でありプラズマ処理時のシース厚よりも狭く,前記ドット穴の中心軸同士の最短距離Lが前記直径Dの3倍以上であることを特徴とする,プラズマ処理装置の部品が提供される。
この部品において,前記記号を示すにあたり,複数のドット穴を線状に並べて配置されたドット列と,複数のドット穴を線状に並べて配置された他のドット列とが接する場合,当該接する位置において,それらドット列同士のなす角が,25°未満とならないようにしても良い。
また,前記部品の処理容器内に露出する表面に,2以上の記号を組合わせた識別標識が付されており,前記2以上の記号において,各記号ごとに,ドット穴の深さが異なっていてもよい。また,前記部品の処理容器内に露出しない表面に,前記識別標識が付されていても良い。
なお,前記部品は,Si,石英,アルミナセラミックス,イットリアセラミックス,SiCのいずれかからなるものであっても良い。
また,前記ドット穴は例えばレーザ加工で形成することができる。また,前記ドット穴は,例えばウェットエッチングで形成することができる。
また本発明によれば,基板を収納した処理容器内にてプラズマを発生させ,基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置であって,前記処理容器内に,上記部品を配置したことを特徴とする,プラズマ処理装置が提供される。
また本発明によれば,基板を収納した処理容器内にてプラズマを発生させ,基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置において,前記処理容器内に配置される部品の寿命を検出する方法であって,前記部品の,前記処理容器内に露出する表面に,平面視で略円形状を有し,縦断面形状が略U字形状のドット穴を複数並べることにより示された記号を1または2以上組合わせてなる識別標識を付しておき,前記ドット穴の直径Dが,0.1mm以下でありプラズマ処理時のシース厚よりも狭く,前記ドット穴の中心軸同士の最短距離Lが前記直径Dの3倍以上であり,前記識別標識の状態により,前記部品の寿命を検出することを特徴とする,プラズマ処理装置における部品の寿命検出方法が提供される。
この場合,前記部品に,各記号ごとにドット穴の深さが異なる2以上の記号を組合わせた識別標識を付しておき,深さが浅い記号から段階的に消滅することにより,前記部品の寿命を検出するようにしても良い。
本発明によれば,プラズマ処理装置の処理容器内に配置される部品について,識別標識を起点とする割れの発生を抑制できるようになる。また本発明によれば,部品の表面に付された識別標識を利用して当該部品の寿命を検出できるようになる。
以下,本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は,本実施の形態にかかるプラズマ処理装置1の概略的な構成を説明するための縦断面図である。このプラズマ処理装置1は,Siウェハなどの基板Wに対して,例えばプラズマエッチング処理を行うものとして構成されている。
プラズマ処理装置1は,いわゆる平行平板型電極構造の容量結合型に構成されている。このプラズマ処理装置1は,内部に処理室Sを形成する例えば略円筒形状の処理容器10を有している。処理容器10は,例えばアルミニウム合金により形成され,内壁面がアルミナ膜又はイットリウム酸化膜により被覆されている。また,処理容器10は,接地されている。
処理容器10内の中央の底部には,絶縁板11を介在して円柱状のサセプタ支持台12が設けられている。サセプタ支持台12上には,基板Wを載置する載置部としてのサセプタ13が支持されている。サセプタ13は,平行平板型電極構造の下部電極を構成している。サセプタ13は,例えばアルミニウム合金により形成されている。
サセプタ13の上部には,基板Wを保持する静電チャック14が設けられている。静電チャック14は,内部に電極15を有している。電極15には,直流電源16が電気的に接続されている。直流電源16から電極15に直流電圧を印加することによって,クーロン力を発生させ,サセプタ13の上面に基板Wを吸着できる。
静電チャック14の周囲のサセプタ13の上面には,フォーカスリング17が,サセプタ13の上面に吸着された基板Wの周りを囲むように配置されている。フォーカスリング17は,基板Wと同じSiからなる。サセプタ13及びサセプタ支持台12の外周面には,例えば石英からなる円筒状のインシュレータ部材18が貼り付けられている。フォーカスリング17は,これらサセプタ13及びインシュレータ部材18の上に載せられており,フォーカスリング17の上面が処理容器10内に露出し,フォーカスリング17の下面が処理容器10内に露出しない状態となっている。また,フォーカスリング17の上面の高さが,サセプタ13の上面に吸着された基板Wの上面の高さと同じになるように設定されている。
図2,3は,このプラズマ処理装置1において用いられるフォーカスリング17の上面図と下面図である。これら図2,3に示されるように,フォーカスリング17の上面に所定の識別標識20が付されており,同様に,フォーカスリング17の下面に別の所定の識別標識21が付されている。この実施の形態では,フォーカスリング17の上面に付された識別標識20は,3つの記号20a,20b,20cを組合わせた構成であり,同様に,フォーカスリング17の下面に付された識別標識21も,3つの記号21a,21b,21cを組合わせた構成である。
図4は,フォーカスリング17の上面に付された識別標識20の拡大図であり,図5は,フォーカスリング17の下面に付された識別標識21の拡大図である。図4に示すように,フォーカスリング17の上面に付された識別標識20は,数字の「1」を表す記号20aと,数字の「2」を表す記号20bと,数字の「3」を表す記号20cを並べることにより,全体として3桁の数字の「123」を示している。また図5に示すように,フォーカスリング17の下面に付された識別標識21は,数字の「4」を表す記号21aと,数字の「5」を表す記号21bと,数字の「6」を表す記号21cを並べることにより,全体として3桁の数字の「456」を示している。
各記号20a,20b,20c,21a,21b,21cは,いずれもフォーカスリング17の表面(上面もしくは下面)に形成されたドット穴22を複数並べた構成である。図6は,ドット穴22を上もしくは下から見た状態を示す拡大平面図である。この図6に示されるように,各ドット穴22は,平面視で略円形状を有している。図7は,ドット穴22の箇所においてフォーカスリング17の表面(上面もしくは下面)を切断して示した拡大縦断面図である。この図7に示されるように,各ドット穴22は,縦断面において底部が半球状に形成され,フォーカスリング17の表面近傍の入口部分が円柱状に形成れている。これにより,各ドット穴22の縦断形状は略U字形状になっている。
また,これら各ドット穴22の直径Dは,プラズマ処理装置1におけるプラズマ処理時に処理容器10内に発生するプラズマのシース厚よりも狭く形成されている。プラズマのシース厚は,プラズマの発生条件や処理ガス等の種々の要因によって変動するが,具体的には,各ドット穴22の直径Dは,例えば0.1mm以下であり,好ましくは,各ドット穴22の直径Dは,0.05mm以下である。
また,各記号20a,20b,20c,21a,21b,21cを表すために線状に並べられた複数のドット穴22同士は,互いに所定の距離を隔てて配置されている。隣接するドット穴22同士においては,ドット穴22の中心軸同士の最短距離Lは,例えばドット穴22の直径Dの3倍以上(即ち,L≧3D)に設定されている。具体的には,この最短距離Lは,例えば0.15mm以上である。
また,各記号20a,20b,20c,21a,21b,21cを示すにあたり,複数のドット穴22を線状に並べて配置されたドット列と,複数のドット穴を線状に並べて配置された他のドット列とが接する場合は,それらドット列同士が接する位置において,ドット列同士のなす角が,25°未満とならないように設定される。即ち,例えば図5に示した識別標識21において数字の「4」を表している記号21aに基いて説明すると,この記号21aは,複数のドット穴22をL字型に線状に並べて配置された第1のドット列22aと,複数のドット穴22を縦軸方向に直線状に並べて配置された第2のドット列22bとで構成されている。そして,L字型に並べられた第1のドット列22aの一端部を,縦一列に並べられた第2のドット列22bのほぼ中央に接続した構成である。この記号21aを例にすれば,第1のドット列22aと第2のドット列22bとが接する位置22c(即ち,L字型に並べられた第1のドット列22aの一端部の位置22c=縦一列に並べられた第2のドット列22bのほぼ中央の位置22c)において,第1のドット列22aと第2のドット列22bとのなす角θa,θbは,いずれも25°未満とならないように設定される。この記号21aの例では,位置22cにおける第1のドット列22aと第2のドット列22bとのなす角θa,θbは,いずれもほぼ90°になっている。なお,数字の「4」を表す記号21aについて説明したが,他の記号20a,20b,20c,21b,21cにおいても,ドット列同士が接する箇所においては,それらドット列同士のなす角は,いずれの場合も25°未満とならないように設定されている。
また,各ドット穴22の深さdについては,数段階に深さが異なるものが用意されている。即ち,この実施の形態では,図8(a)に示すように,比較的浅い深さd1のドット穴22と,図8(b)に示すように,中程度の深さd2のドット穴22と,図8(c)に示すように,比較的深い深さd3のドット穴22がある。そして,フォーカスリング17の上面に付された識別標識20については,各記号20a,20b,20cごとに,ドット穴22の深さが異なるように設定されている。
この実施の形態では,図4に示した識別標識20において,数字の「1」を表す記号20aは,比較的浅い深さd1のドット穴22を用いて示されている。また,数字の「2」を表す記号20bは,中程度の深さd2のドット穴22を用いて示されている,また,数字の「3」を表す記号20cは,比較的深い深さd3のドット穴22を用いて示されている。
一方,フォーカスリング17の下面に付された識別標識21については,各記号21a,21b,21cは,いずれも等しい深さのドット穴22を用いて示されている。この場合,各記号21a,21b,21cは,例えば比較的浅い深さd1のドット穴22のみによって構成されている。
以上のような各ドット穴22は,例えば図9に示す如きレーザ加工装置23によって形成される。このレーザ加工装置23によれば,レーザ発振器24から出射したレーザ光を,スキャニング機構25,レンズ26等の光学手段を介してフォーカスリング17の表面に照射することにより,所望の直径Dと深さdをもったドット穴22を形成することが可能である。このレーザ加工装置23において,例えばスキャニング機構25によってレーザ光の照射範囲を調整することにより,ドット穴22の直径Dを任意の大きさとすることができる。また例えば,フォーカスリング17の表面に照射するレーザ光のショット数を調整することにより,ドット穴22の深さdを任意のものとすることができる,例えば,レーザ光のショット数を中程度の深さd2のドット穴22を形成する場合の回数よりも少なくすることにより,比較的浅い深さd1のドット穴22を形成することができる。また逆に,レーザ光のショット数を中程度の深さd2のドット穴22を形成する場合の回数よりも多くすることにより,比較的深い深さd3のドット穴22を形成することができる。
また,各ドット穴22は,例えば図10に示すように,フォーカスリング17の表面にエッチング液滴27を接触させるウェットエッチングにより,形成することができる。この場合,例えばエッチング処理時間を調節することにより,ドット穴22の直径Dや深さdを任意の大きさとすることができる。また,マスキングを用いてエッチング処理を行うことにより,ドット穴22を形成しても良い。なお,エッチング液として例えばフッ酸と硝酸の混合液などが利用できる。
図1に示すように,サセプタ支持台12の内部には,リング状の冷媒室28が形成されている。冷媒室28は,配管29a,20bを通じて,処理容器10の外部に設置されたチラーユニット(図示せず)に連通している。冷媒室28には,配管29a,29bを通じて冷媒又は冷却水が循環供給され,この循環供給によりサセプタ13上の基板Wの温度を制御できる。静電チャック14の上面には,サセプタ13及びサセプタ支持台12内を通るガス供給ライン29cが通じており,基板Wと静電チャック14との間にHeガスなどの伝熱ガスを供給できる。
サセプタ13の上方には,サセプタ13と平行に対向する上部電極30が設けられている。サセプタ13と上部電極30との間には,プラズマ生成空間が形成される。
上部電極30は,リング状の外側上部電極31と,その内側の円板形状の内側上部電極32を備えている。外側上部電極31と内側上部電極32との間には,リング状の誘電体33が介在されている。外側上部電極31と処理容器10の内周壁との間には,例えばアルミナからなるリング状の絶縁性遮蔽部材34が気密に介在されている。
外側上部電極31には,整合器40,上部給電棒41,コネクタ42及び給電筒43を介して第1の高周波電源44が電気的に接続されている。第1の高周波電源44は,40MHz以上,例えば60MHzの周波数の高周波電圧を出力できる。
給電筒43は,例えば下面が開口した略円筒状に形成され,下端部が外側上部電極31に接続されている。給電筒43の上面の中央部には,コネクタ42によって上部給電棒41の下端部が電気的に接続されている。上部給電棒41の上端部は,整合器40の出力側に接続されている。整合器40は,第1の高周波電源44に接続されており,第1の高周波電源44の内部インピーダンスと負荷インピーダンスを整合させることができる。給電筒43の外方は,処理容器10と同じ径の側壁を有する円筒状の接地導体10aにより覆われている。接地導体10aの下端部は,処理容器10の側壁の上部に接続されている。接地導体10aの上面の中央部には,上述の上部給電棒41が貫通しており,接地導体10aと上部給電棒41の接触部には,絶縁部材45が介在されている。
内側上部電極32は,サセプタ13に載置された基板W上に所定の混合ガスを噴出するシャワーヘッドを構成している。内側上部電極32は,多数のガス噴出孔50aを有する円形状の電極板50と,電極板50の上面側を着脱自在に支持する電極支持体52を備えている。電極支持体52は,電極板50と同じ径の円盤形状に形成され,内部に円形状のバッファ室53が形成されている。
バッファ室53内には,例えば図11に示すようにOリングからなる環状隔壁部材54が設けられ,バッファ室53を中心部側の第1のバッファ室53aと外周部側の第2のバッファ室53bに分割している。第1のバッファ室53aは,サセプタ13上の基板Wの中央部に対向し,第2のバッファ室53bは,サセプタ13上の基板Wの外周部に対向している。各バッファ室53a,53bの下面には,ガス噴出孔50aが連通しており,第1のバッファ室53aからは,基板Wの中央部に,第2のバッファ室53bからは,基板Wの外周部に向けて所定の混合ガスを噴出できる。なお,各バッファ室53に所定の混合ガスを供給するガスの供給系については後述する。
図1に示すように,電極支持体52の上面には,上部給電棒41に接続された下部給電筒60が電気的に接続されている。下部給電筒60には,可変コンデンサ61が設けられている。可変コンデンサ61は,第1の高周波電源44による高周波電圧により外側上部電極31の直下に形成される電界強度と,内側上部電極32の直下に形成される電界強度との相対的な比率を調整できる。
処理容器10の底部には,排気口70が形成されている。排気口70は,排気管71を通じて,真空ポンプなどを備えた排気装置72に接続されている。排気装置72により,処理容器10内の所望の真空度に減圧できる。
サセプタ13には,整合器80を介して第2の高周波電源81が電気的に接続されている。第2の高周波電源81は,例えば2MHz〜20MHzの範囲,例えば20MHzの周波数の高周波電圧を出力できる。
内側上部電極32には,第1の高周波電源44からの高周波を遮断し,第2の高周波電源81からの高周波をグランドに通すためのローパスフィルタ82が電気的に接続されている。サセプタ13には,第1の高周波電源44からの高周波をグランドに通すためのハイパスフィルタ83が電気的に接続されている。
プラズマ処理装置1には,直流電源16,第1の高周波電源44及び第2の高周波電源81などのエッチング処理を実行するための各種諸元の動作を制御する装置制御部90が設けられている。
次に,内側上部電極32に対する混合ガスの供給系について説明する。図12に示すように内側上部電極32は,処理容器10の外側に設定された2つのガスボックス100,101に接続されている。内側上部電極32の中央部側の第1のバッファ室53aは,第1のガス供給管102によって,第1のガスボックス100に接続されている。第1のガスボックス100には,3つのガス供給源103a,103b,103cが収容されている。第1のガス供給管102は,第1のバッファ室53aから第1のガスボックス100に向かって延伸し,途中で分岐して第1のガスボックス100の各ガス供給源103a〜103cに連通している。第1のガス供給管102の各分岐管には,それぞれマスフローコントローラ104が設けられている。このマスフローコントローラ104により,各ガス供給源103a〜103cのガスを所定の混合比で混合して第1のバッファ室53aに供給できる。第1のガス供給管102には,流量調節弁105が設けられており,第1のバッファ室53aには,所定の流量の混合ガスを供給できる。
本実施の形態においては,例えばガス供給源103aには,例えばフロロカーボン系のフッ素化合物,例えばCF,C,C,CなどのCガスが封入され,ガス供給源103bには,例えばCF系の反応生成物のデポをコントロールするガスとしての例えばOガスが封入されている。ガス供給源103cには,例えばキャリアガスとしての希ガス,例えばArガスが封入されている。
同様に内側上部電極32の外周部側の第2のバッファ室53bは,第2のガス供給管110によって,第2のガスボックス101に接続されている。第2のガスボックス101には,例えば3つのガス供給源111a,111b,111cが収容されている。第2のガス供給管102は,第2のバッファ室53bから第2のガスボックス101に向かって延伸し,途中で分岐して第2のガスボックス101の各ガス供給源111a〜111cに連通している。第2のガス供給管110の各分岐管には,それぞれマスフローコントローラ112が設けられている。このマスフローコントローラ112により,各ガス供給源111a〜111cのガスを所定の混合比で混合して第2のバッファ室53bに供給できる。第2のガス供給管110には,流量調節弁113が設けられており,第2のバッファ室53bには,所定の流量の混合ガスを供給できる。
本実施の形態においては,例えば第1のガスボックス100のガス供給源103a〜103cと同様に,ガス供給源111aには,例えばメインエッチングガスとしてのCガスが封入され,ガス供給源111bには,例えばCF系の反応生成物のデポの除去ガスとしてのOガスが封入されている。ガス供給源111cには,例えば希釈ガスとしてのArガスが封入されている。
第1のガス供給管102側のマスフローコントローラ104,流量調節弁105と,第2のガス供給管110側のマスフローコントローラ112,流量調節弁113の動作は,例えばプラズマ処理装置1の装置制御部90により制御されている。装置制御部90には,第1のバッファ室53aに供給される混合ガスの混合比及び流量と,第2のバッファ室53bに供給される混合ガスの混合比及び流量が設定されており,装置制御部90は,当該混合ガスの各種設定に従って各マスフローコントローラ104,112や流量調節弁105,113の動作を制御できる。
このプラズマ処理装置1には,第1のバッファ室53a,第2のバッファ室53bに供給される各混合ガスの設定を行うためのガス設定装置120が設けられている。ガス設定装置120は,例えば汎用コンピュータにより構成されている。ガス設定装置120は,例えば装置制御部90に対して通信可能であり,装置制御部90に対して設定情報を出力し,装置制御部90の混合ガスに関する各種設定を行うことができる。
以上のように構成されたプラズマ処理装置1におけるエッチング処理では,先ずサセプタ13上に基板Wが載置される。次に排気管90からの排気により,処理室Sが所定の圧力に調整される。そして,内側上部電極32からは,例えばCガス,Oガス及びArガスからなるエッチングガスとしての混合ガスが処理室S内に供給される。このとき,基板Wの中心部側に対しては,第1のバッファ室53aから混合ガスが供給され,基板Wの外周部側に対しては,第2のバッファ室53bから混合ガスが供給される。また,高周波電源81により,サセプタ13に高周波が印加され,処理室S内のガスがプラズマ化される。このプラズマの作用により,基板W上の膜が所定の形状にエッチングされる。
ここで,以上のように処理室Sにて基板Wをプラズマエッチング処理するに際しては,サセプタ13に載置された基板Wの周囲にフォーカスリング17が配置されているため,プラズマの生成範囲を基板Wの周囲にまで広げることができ,基板W上のプラズマ密度を平均化させてエッチング処理を均一化させることができる。そして,エッチング処理の終了後,こうして均一なエッチング処理が施された基板Wを,処理容器10内から搬出する。
ところで,このようなプラズマエッチング処理時には,処理容器10内に露出しているフォーカスリング17は高温に晒され,処理のたびにフォーカスリング17は膨張・収縮を繰り返す。そして,膨張・収縮を繰り返すごとにフォーカスリング17に熱応力が加わることとなる。
しかしながら,この実施の形態で説明したフォーカスリング17によれば,前述のようにフォーカスリング17の表面(上面と下面)に付された識別標識20,21が微細な円形状のドット穴22からなる記号20a,20b,20c,21a,21b,21cで構成されているため,識別標識を起点とする割れが発生しにくい。そのため,フォーカスリング17を従来よりも長期間使用できるようになる。この場合,例えばSiからなるフォーカスリング17についていえば,各ドット穴22の直径Dが0.1mm以下で,ドット穴22の中心軸同士の最短距離Lが直径Dの3倍以上であれば,識別標識を起点とする割れを効果的に防止できる。また,図5に示した記号21a(数字の「4」)に基いて説明したように,各記号20a,20b,20c,21a,21b,21cを示すにあたり,複数のドット穴22を線状に並べて配置されたドット列同士が接する場合,それらドット列同士のなす角がいずれも25°未満とならないように設定しておけば,特定の箇所に複数のドット穴22が集中することがないので,識別標識20,21を起点とする割れをより効果的に防止できる。なお,ドット穴22の直径Dを,プラズマ処理時のシース厚よりも狭い大きさとしておけば,プラズマ処理時にドット穴22の内部にプラズマが入り込むことがなく,プラズマ処理によってドット穴22が掘られるといった問題もほとんど回避できる。
また一方,このようなプラズマエッチング処理を繰り返し行うと,処理容器10内に露出しているフォーカスリング17の上面は,プラズマのイオンから受けるアタックによってスパッタリングされ,フォーカスリング17が次第に薄くなっていく。しかるに,この実施の形態で説明したフォーカスリング17によれば,前述のようにフォーカスリング17の上面に付された識別標識20については,各記号20a,20b,20cごとに,ドット穴22の深さが異なるように設定されているので,各記号20a,20b,20cが,フォーカスリング17の減り具合を示すインジケータとして作用し,各記号20a,20b,20cを用いてフォーカスリング17の寿命を知ることができる。
即ち,識別標識20を構成している各記号20aの深さd1,d2,d3が異なっているので,処理容器10内に露出しているフォーカスリング17の上面がプラズマのイオンアタックで次第に減っていくと,先ず最初に,比較的浅い深さd1のドット穴22を用いて示された記号20a(数字の「1」)が消滅するので,それにより,フォーカスリング17の上面がほぼ深さd1の分まで減ったことを検知できる。また,フォーカスリング17の上面がプラズマのイオンアタックで更に減り,次に中程度の深さd2のドット穴22を用いて示された記号20b(数字の「2」)が消滅した場合は,それにより,フォーカスリング17の上面がほぼ深さd2の分まで減ったことを検知できる。更にまた,フォーカスリング17の上面がプラズマのイオンアタックでより更に減り,次に比較的深い深さd3のドット穴22を用いて示された記号20c(数字の「3」)が消滅した場合は,それにより,フォーカスリング17の上面がほぼ深さd3の分まで減ったことを検知できる。このように,各記号20a,20b,20cをインジケータとすることにより,フォーカスリング17の寿命を段階的に知ることができるようになる。なお,ドット穴22の直径Dを,プラズマ処理時のシース厚よりも狭い大きさとしておけば,プラズマ処理時にドット穴22の内部にプラズマが入り込むことがない。このため,プラズマ処理によってドット穴22が掘られる問題が少ないので,各ドット穴22が正確なインジケータとしての役割を果すこととなる。
なお,容器10内に直接露出していないフォーカスリング17の下面は,プラズマのイオンアタックを受けることが実質的にないので,フォーカスリング17の上面のように減ったことを検知する必要はない。フォーカスリング17の下面に付した識別標識21は,目視可能な必要最小限の大きさのドット穴22で示せば足りるので,比較的浅い深さd1のドット穴22のみによって構成されていても構わない。このように容器10内に直接露出しないフォーカスリング17の下面に付される識別標識21は,例えば部品管理のために利用される製造番号などに最適である。
以上,本発明の実施の形態の一例について説明したが,本発明はこの例に限らず種々の形態を採りうるものである。例えば,フォーカスリング17の上面に付された識別標識20について,各記号20a,20b,20cごとに,ドット穴22の深さが異らしめた例を説明したが,各記号20a,20b,20cのドット穴22の深さは等しくても良い。そのような場合でも,識別標識20の減り具合などの状態によって,フォーカスリング17の寿命を検出することが可能である。
また,この実施の形態では,フォーカスリング17の上面と下面に付した識別標識20,21を,いずれも3桁の数字で示したが,識別標識は,1つの記号のみで示しても良いし,あるいは3つ以外の複数の記号を組合わせて示しても良い。また,識別標識は,数字に限らず,文字,その他の任意の模様など,多種多様の記号を用いて示すことができる。
なお,フォーカスリング17などの表面に識別標識20,21を付するにあたり,図9で説明したレーザ加工や,図10で説明したウェットエッチングなどを利用してドット穴22を形成することができる。この場合,ウェットエッチングを利用すれば,シャープエッジなどのない底面が半球状の滑らかなドット穴22を形成しやすい。また,ウェットエッチングは結晶欠陥も発生させにくい点で有利である。
また,フォーカスリング17を例にして説明したが,本発明は,プラズマ処理装置の処理容器内に配置される各種部品について広く適用できる。本発明は,Si,石英,アルミナセラミックス,イットリアセラミックス,SiCなどといった脆性材料で構成された部品に特に有効である。本発明が適用される他の部品として,例えば上部電極,デポシールドなどが例示される。
また,プラズマ処理装置の一例としてプラズマエッチング処理を行うものについて説明したが,本発明は,プラズマエッチング処理の他,各種成膜処理,CVD処理などを行うプラズマ処理装置にも適用できる。
図13に,本発明の実施例として用いたテストピース200を示し,図14に,比較例として用いたテストピース210を示す。これらテストピース200,210は,いずれも30mm×30mmの正方形状の板材である。図13に示す実施例のテストピース200の表面には,先に図5で説明した記号21aと同じく複数のドットを並べて数字の「4」を表した記号201を横一列に形成した。一方,図14に示す比較例のテストピース210の表面には,レーザマーキング法で連続溝を刻印することにより,数字の「4」を表した記号211を横一列に形成した。図15に示すように,これらテストピース200,210の中央を,記号201,211と反対の面から押圧し,破壊強度Fを測定した。テストピース200,210の厚さt(mm)を変更し,厚さtと破壊強度Fの関係を調べたところ,図16を得た。本発明の実施例は,比較例に比べて破壊強度がはるかに向上した。
本発明は,プラズマ処理装置に適用できる。
本実施の形態にかかるプラズマ処理装置の概略的な構成を説明するための縦断面図である。 フォーカスリングの上面図である。 フォーカスリングの下面図である。 フォーカスリングの上面に付された識別標識の拡大図である。 フォーカスリングの下面に付された識別標識の拡大図である。 ドット穴を上もしくは下から見た状態を示す拡大平面図である。 ドット穴の箇所においてフォーカスリングの表面を切断して示した拡大縦断面図である。 ドット穴の深さの説明図である。 レーザ加工装置の説明図である。 ウェットエッチングの説明図である。 内側上部電極の横断面図である。 ガス供給形の概略的な構成を示す説明図である。 本発明の実施例のテストピースの説明図である。 比較例のテストピースの説明図である。 破壊試験の説明図である。 本発明の実施例のテストピースと比較例のテストピースについて,厚さと破壊強度の関係を示すグラフである。
符号の説明
S 処理室
W 基板
1 プラズマ処理装置
10 処理容器
11 絶縁板
12 サセプタ支持台
13 サセプタ
14 静電チャック
15 電極
16 直流電源
17 フォーカスリング
18 インシュレータ部材
20,21 識別標識
20a,20b,20c,21a,21b,21c 記号
22 ドット穴
23 レーザ加工装置
24 レーザ発振器
25 スキャニング機構
26 レンズ
27 エッチング液滴
28 冷媒室
29a29b 配管
29c ガス供給ライン
30 上部電極
31 外側上部電極
32 内側上部電極
33 誘電体
34 絶縁性遮蔽部材
40 整合器
41 上部給電棒
42 コネクタ
43 給電筒
44 1の高周波電源
45 絶縁部材
50 電極板
50a ガス噴出孔
52 電極支持体
53 バッファ室
54 環状隔壁部材
53a 第1のバッファ室
53b 第2のバッファ室
60 下部給電筒
61 可変コンデンサ
70 排気口
71 排気管
72 排気装置
80 整合器
81 第2の高周波電源
82 ローパスフィルタ
83 ハイパスフィルタ
90 装置制御部
100,101 ガスボックス
102 第1のガス供給管
104 マスフローコントローラ
105 流量調節弁
110 第2のガス供給管
112 マスフローコントローラ
113 流量調節弁
120 ガス設定装置

Claims (10)

  1. 基板を収納した処理容器内にてプラズマを生成して,基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置において,前記処理容器内に配置される部品であって,
    前記部品の表面には,平面視で略円形状を有し,縦断面形状が略U字形状のドット穴を複数並べることにより示された記号を1または2以上組合わせてなる識別標識が付され
    前記ドット穴の直径Dが,0.1mm以下でありプラズマ処理時のシース厚よりも狭く,
    前記ドット穴の中心軸同士の最短距離Lが前記直径Dの3倍以上であることを特徴とする,プラズマ処理装置の部品。
  2. 前記記号を示すにあたり,複数のドット穴を線状に並べて配置されたドット列と,複数のドット穴を線状に並べて配置された他のドット列とが接する場合,当該接する位置において,それらドット列同士のなす角が,25°未満とならないことを特徴とする,請求項1に記載のプラズマ処理装置の部品。
  3. 前記部品の処理容器内に露出する表面に,2以上の記号を組合わせた識別標識が付されており,前記2以上の記号において,各記号ごとに,ドット穴の深さが異なることを特徴とする,請求項1または2に記載のプラズマ処理装置の部品。
  4. 前記部品の処理容器内に露出しない表面に,前記識別標識が付されていることを特徴とする,請求項1〜3のいずれかに記載のプラズマ処理装置の部品。
  5. 前記部品は,Si,石英,アルミナセラミックス,イットリアセラミックス,SiCのいずれかからなることを特徴とする,請求項1〜4のいずれかに記載のプラズマ処理装置の部品。
  6. 前記ドット穴がレーザ加工で形成されることを特徴とする,請求項1〜5のいずれかに記載のプラズマ処理装置の部品。
  7. 前記ドット穴がウェットエッチングで形成されることを特徴とする,請求項1〜6のいずれかに記載のプラズマ処理装置の部品。
  8. 基板を収納した処理容器内にてプラズマを発生させ,基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置であって,
    前記処理容器内に,請求項1〜7のいずれかに記載された部品を配置したことを特徴とする,プラズマ処理装置。
  9. 基板を収納した処理容器内にてプラズマを発生させ,基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置において,前記処理容器内に配置される部品の寿命を検出する方法であって,
    前記部品の,前記処理容器内に露出する表面に,平面視で略円形状を有し,縦断面形状が略U字形状のドット穴を複数並べることにより示された記号を1または2以上組合わせてなる識別標識を付しておき,
    前記ドット穴の直径Dが,0.1mm以下でありプラズマ処理時のシース厚よりも狭く,前記ドット穴の中心軸同士の最短距離Lが前記直径Dの3倍以上であり,
    前記識別標識の状態により,前記部品の寿命を検出することを特徴とする,プラズマ処理装置における部品の寿命検出方法。
  10. 前記部品に,各記号ごとにドット穴の深さが異なる2以上の記号を組合わせた識別標識を付しておき,深さが浅い記号から段階的に消滅することにより,前記部品の寿命を検出することを特徴とする,請求項9に記載のプラズマ処理装置における部品の寿命検出方法。
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