JP4407559B2 - カラオケ装置 - Google Patents

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この発明は、カラオケ曲の音量を適量にコントロールするカラオケ装置に関する。
従来のカラオケ装置では、マイクの音量とカラオケ曲の音量を装置本体に備えられたボリュームつまみなどで手動調整していた。しかし、カラオケ曲の音量は曲毎に異なるので、このようなカラオケ装置では、カラオケ曲が変わるたびにボリューム調整をしなければならないといった問題があった。
そこで各曲の音量に合わせてマイクまたは楽音の音量を自動調整するカラオケ装置用ボリューム自動調整装置が提案されている(特許文献1を参照)。
特開平9−214266号公報
特許文献1に記載のカラオケ装置用ボリューム調整装置は、スピーカ直前の最終段でマイクとカラオケ曲(楽音)の音声信号のレベルを調整するものである。このような装置の場合、カラオケ装置に専用の音量調整回路を組み込む必要があり、後付で組み込むには非常に手間がかかる問題があった。また、基準の音量となるように、演奏中に常時レベル調整処理を行うので、CPUに負担がかかるという問題もあった。
この発明は、各カラオケ曲の音量を簡略に調整できるようにしたカラオケ装置を提供することを目的とする。
この発明のカラオケ装置は、カラオケ曲の楽音を発生するための楽曲データを複数記憶する記憶手段と、前記楽曲データを読み出し、カラオケ曲の音量を決定する情報であるボリューム情報に基づいた音量でカラオケ曲の楽音を発生する演奏手段と、複数のカラオケ曲のボリューム情報をそれぞれ記載したボリュームリストをダウンロードして記憶手段に記憶させるボリュームリストダウンロード手段と、を備え、前記演奏手段は、カラオケ曲の演奏を開始するときにボリュームリストを検索し、そのカラオケ曲のボリューム情報がボリュームリストに存在する場合には、ボリュームリストに記載された音量でカラオケ曲を演奏し、ボリュームリストに存在しない場合には、前記楽曲データに含まれているボリューム情報に基づいた音量でカラオケ曲を演奏することを特徴とする。
この発明において、カラオケ曲の楽曲データとは別に、各カラオケ曲の音量を決定する情報が記載されたボリュームリストをダウンロードする。演奏手段(シーケンサ)は、このボリュームリストを参照することで、楽音の音量を変更し、カラオケ曲を再生する。
この発明は、さらに、前記ボリュームリストは、楽音トラック、コーラストラック、およびガイドボーカルトラック、のそれぞれのボリューム情報を記載したリストであることを特徴とする。
この発明において、シーケンサは、楽音トラック、コーラストラック、ガイドメロディトラックのそれぞれについて音量を変更する。これにより、各トラックの音量バランスを調整することができる。
この発明は、さらに、前記ボリュームリストは、コーラストラック、ガイドボーカルトラックの音量を楽音トラックの音量の変更に連動して変更するか否かのフラグが記載され、前記演奏手段は、前記フラグがオンであれば楽音トラックの音量を変更するとき、連動して他のトラックの音量も楽音トラックのボリューム情報に基づいて音量変更することを特徴とする。
この発明において、ボリュームリストに、楽音トラックの音量を変更したときは、コーラストラックとガイドメロディトラックの音量も変更するフラグを設定しておく。当該フラグが記載されたカラオケ曲を演奏するときは、楽音トラックの音量変更の割合で他のトラックの音量も変更する。これにより、全トラックの音量バランスを変更せずに全体音量を変更することができる。
この発明によれば、カラオケ曲の楽曲データとは別に、カラオケ曲の音量を決定する情報を記載したボリュームリストをダウンロードし、演奏時にはボリュームリストに記載された音量でカラオケ曲を演奏するので各カラオケ曲の音量を簡略に調整することができる。
この実施形態のカラオケ装置は、各カラオケ曲の音量を決定する情報であるボリューム情報が記載されたボリュームリストを、カラオケ曲とは別にダウンロードする。このボリュームリストに記載されたボリューム情報は、曲ごとの音量が均一になるように調整されており、カラオケ曲の演奏時にこのボリュームリストのボリューム情報を読み出して音量を決定することで、連続して複数のカラオケ曲を演奏しても、それぞれ同じ程度の音量で演奏することができる。
以下、本実施形態のカラオケ装置について図面を参照して詳細に説明する。図1はカラオケ店舗の機器配置を説明する図である。このカラオケ店舗には、この発明の実施形態であるカラオケ装置およびリモコンが複数台設置されている。センタ1は、インターネット2を介してカラオケ店舗3のルータ4に接続されている。カラオケ店舗3には、店舗内のLAN5を介してルータ4、管理装置6、複数台のカラオケ装置7が接続されている。
ルータ4および管理装置6は、カラオケ店舗の管理室内に設置される。複数台のカラオケ装置7は、それぞれ個室(カラオケボックス)に1台ずつ設置される。また、リモコン9は、各個室に1台ないし複数台が設置される。
センタ1は、楽曲データや各楽曲データの音量を決定する情報を記載したボリュームリスト等を蓄積記憶している。各カラオケ装置7は、LAN5、ルータ4およびインターネット2を介してセンタ1にアクセスし、楽曲データのダウンロードやボリュームリストのダウンロード等の通信を行う。ボリュームリストについては後ほど詳細に述べる。
管理装置6は、このカラオケ店舗3の係員が操作する端末装置であり、各カラオケ装置7(個室)の利用時間の管理や、各個室からの飲食物等の注文を受け付ける。
リモコン9は、ユーザがカラオケ曲をリクエストするためのリクエスト機能を有している。
各個室に設置されたリモコン9は、その個室に設置されているカラオケ装置7と通信する。ユーザがそのリモコン9を操作して行ったリクエストは、カラオケ装置7に送信され、カラオケ装置7は、受信したリクエストのカラオケ曲を演奏する。
図2は各個室に設置されるカラオケ装置7のブロック図である。カラオケ装置7は、装置全体の動作を制御するCPU10と、このCPU10に接続された各種機器で構成されている。CPU10には、ハードディスク11、RAM12、音源13、ミキサ(エフェクタ)14、MPEGデコーダ20、合成回路21、操作部23、LANインタフェース24、赤外線通信部25等が接続されている。
ハードディスク11は、カラオケ曲を演奏するための楽曲データ、モニタ22に背景映像として表示するための映像データ、および各楽曲データの音量を決定する情報を記載したボリュームリストを記憶している。映像データは動画、静止画の両方を記憶している。ボリュームリストは、各カラオケ曲を演奏(再生)するときに参照するデータである。詳細は後述する。
RAM12には、プログラムを実行するために読み出すエリア、カラオケ曲を演奏するために楽曲データを読み出すエリアなどが設定される。
CPU10は、ハードディスク11に記憶されているプログラムに基づいて、シーケンサ30、背景映像再生処理33、および操作入力処理34等の処理を実行する。シーケンサ30は、曲シーケンサ31、歌詞シーケンサ32からなっている。
曲シーケンサ31は、HDD11に記憶されている楽曲データに基づいてカラオケ曲の演奏を実行するプログラムである。楽曲データは図3(A)に示すようにヘッダ、ボリューム情報、トラック群、音声データ部で構成されている。
曲シーケンサ31は、このうちの楽音トラック等のデータに基づいて音源13を制御し、カラオケ曲の楽音を発生する。また、歌詞シーケンサ32は、図3に示す楽曲データのうち、歌詞トラックに基づいて曲の進行に同期して歌詞の文字パターンを合成し、この文字パターンを映像信号に変換して合成回路21に入力する。
また、シーケンサ30は、図3(B)に示すように、MP3(MPEG AudioLayer-3)で構成される楽曲データのMP3楽音トラック等のデータに基づいてMP3データを読み出す。読み出されたMP3データはCPU10でデコードされてカラオケ曲の楽音として発音される。
音源13は、曲シーケンサ31の処理によってCPU10から入力されたデータ(楽音トラックのノートイベントデータ)に応じて楽音信号を形成する。MP3で構成される楽曲データの場合、CPU10がMP3データをデコードして楽音信号を形成する。形成した楽音信号はミキサ14に入力される。ミキサ14は、音源13が発生した複数の楽音信号(またはCPU10でデコードした楽音信号)、および、マイク17−A/Dコンバータ18を介して入力された歌唱者の歌唱音声信号に対してエコーなどの効果を付与するとともに、これらの信号を適当なバランスでミキシングする。ミキシングされたデジタルの音声信号はサウンドシステム15に入力される。サウンドシステム15はD/Aコンバータおよびパワーアンプを備えており、入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換して増幅し、スピーカ16から放音する。ミキサ14が各音声信号に付与する効果およびミキシングのバランスはCPU10によって制御される。
背景映像再生処理33は、上記シーケンサ30による楽音の発生、歌詞テロップの生成と同期して、HDD11に記憶されている映像データ41を読み出して背景映像を再生する。動画の映像データは、MPEG2形式にエンコードされている。背景映像再生処理33は、読み出した映像データをMPEGデコーダ20に入力する。MPEGデコーダ20は、入力されたMPEGデータをNTSCの映像信号に変換して合成回路21に入力する。合成回路21には、背景映像の映像信号以外に上記歌詞テロップの文字パターン等が入力される。合成回路21は、背景映像の映像信号の上に歌詞テロップなどのOSDを合成してモニタ22に出力する。モニタ22は、合成回路21から入力された映像信号を表示する。
操作部23は、操作パネル面に設けられた各種のキースイッチおよびこのキースイッチの操作を検出するパネルスイッチインタフェースを有している。
また、LANインタフェース24は、LAN5を介した通信を制御するためのインタフェースである。カラオケ装置7は、LAN5を介してセンタ1、管理装置6と通信する。
また、赤外線通信部25は、リモコン9から赤外線信号を受信する回路である。この赤外線通信部25を介してリモコン9からの操作を受け付ける。
なお、赤外線通信部25に代えて、LAN5を介してリモコン9からの操作を受け付けることも可能である。この場合、図1に示すLAN5に複数台の無線アクセスポイントを接続し、無線アクセスポイントを介した無線通信によってリモコン9がLAN5に接続される構成とすればよい。各個室に設置されたリモコン9は、店員の操作によってその個室に設置されているカラオケ装置7と対応づけられるものとする。
カラオケ装置7の操作パネル面には、曲番号を入力するためのテンキー、曲のテンポを変更するためのテンポコントロールスイッチ、曲を早送り、巻き戻しするための早送りスイッチ、巻き戻しスイッチ、および、曲を移調するためのキーコントロールスイッチ等が設けられている。
リモコン9は、曲番号を入力するためのテンキー等を備えている。また、曲の演奏前および演奏中に曲のテンポを変更するためのテンポコントロールスイッチ、曲を早送り、巻き戻しするための早送りスイッチ、巻き戻しスイッチ、および、曲を移調するためのキーコントロールスイッチ等も備えている。なお、これらのボタン、スイッチは、リモコン9にLCDとタッチパネルを備え、LCDに表示されるボタン、スイッチで実現してもよい。
操作部23は、パネルスイッチが操作されたことを検出して対応する操作信号をCPU10に出力する。
また、リモコン9は、各種スイッチ操作を検出し、この操作に対応する操作信号を赤外線通信でカラオケ装置7に送信する。赤外線通信部25は、リモコン9から受信した操作信号をCPU10に入力する。
CPU10は、操作部23または赤外線通信部25から入力された操作信号に基づいて対応する処理を実行する。
たとえば、パネルスイッチやリモコン9からリクエストの曲番号が入力されると、この曲番号がシーケンサ30に入力され、各プログラムは以下の処理を実行する。
シーケンサ30は、これに応じて、この曲番号で識別されるカラオケ曲の曲データをハードディスク11の曲データ記憶エリア40から読み出す。曲シーケンサ31は曲データ中の楽音トラックなどのトラックのデータを読み出し、このデータで音源13を制御することによってカラオケ曲の演奏音を発生させる。この曲番号で識別されるカラオケ曲の楽曲データがMP3で構成される場合、CPU10がこのMP3データをデコードしてカラオケ曲の楽音を発生させる。
また、歌詞シーケンサ32は、曲データ中の歌詞トラックのデータを読み出し、このデータに基づいて歌詞テロップの画像パターンを作成して合成回路21に出力する。また、背景映像再生処理33は、シーケンサ30からの指示に応じて所定の映像データを読み出してMPEGデコーダ20に入力する。
また、パネルスイッチやリモコン9からテンポコントロール信号や早送り、巻き戻しの信号が入力されると、この曲番号がシーケンサ30に入力され、演奏のテンポや歌詞表示の進行がこの信号の内容に応じて設定変更される。
次に、楽曲データの構成について詳細に述べる。
図3は、ハードディスク11に記憶されている楽曲データの構成を示す図である。
楽曲データは、同図(A)に示すように、ヘッダ、ボリューム情報、歌詞テロップを表示するための歌詞トラック、カラオケ曲を演奏するための楽音トラック、バックコーラスを発生するためのコーラス制御トラック、ガイドボーカルを発生するためのガイドボーカル制御トラック、音声データなどからなっている。
ヘッダには、曲番号やタイトルなどの書誌データが書き込まれている。楽音トラックは、MIDIフォーマットに従って記述され、同図(C)に示すように、ノートオンイベントデータ、ノートオフイベントデータなどのイベントデータと各イベントデータの読み出しタイミングを示すタイミングデータからなっている。ノートオンイベントデータは音高データを含み、このノートオンによって発生する楽音の音高や音量を指定する。この楽音は、対応するノートオフイベントデータが読み出されるまで継続する。
タイミングデータは、各イベントデータ間の時間的間隔を示すデュレーションデータや曲のスタート時刻からの絶対時間を示す絶対時間データなどで構成することができる。
楽音トラックのイベントデータは、上記のように楽音の音高、音量、オン/オフなどを示すMIDIイベントデータなどで構成され、このMIDIイベントデータを音源13に入力することにより、音源13はこのイベントデータに対応する楽音を発音したり消音したりする。楽音トラックは、多数の楽器の楽音を発生するために複数トラック(パート)で構成されている。
歌詞トラックは、カラオケ曲の曲名や歌詞を表示するための各種データをインプリメントしたシーケンスデータであり、イベントデータである文字表示データと各イベントデータの時間的間隔を示すタイミングデータで構成されている。
コーラス制御トラックおよびガイドボーカル制御トラックは、音声データ部に記憶されているバックコーラス(ガイドボーカル)の再生タイミングを制御するトラックであり、イベントデータである音声指定データおよびタイミングデータで構成されている。音声指定データは、どの音声データをどの周波数にピッチシフトして発音するかを指定する内容になっている。
音声データは、ADPCM(Adaptive Differential PulseCode Modulation)またはMP3などの圧縮データで構成され、CPU10は必要に応じてこれらをデコードする。なお、カラオケ曲の音声データ専用にハードウェアデコーダを備えていてもよい。
歌詞トラック、コーラス制御トラック、およびガイドボーカル制御トラックは、汎用のMIDIデータではないが、インプリメーションデータの統一をとり作業工程を容易にするため、全てMIDI形式で記述されている。
楽音トラック、コーラス制御トラック、およびガイドボーカル制御トラックにはボリューム情報が付加されている。ボリューム情報は、各トラックをどの音量で発音するかを指定するデータである。楽音トラックのイベントデータは、上記のように楽音の音量を示すMIDIイベントデータであるが、これは各トラック(パート)毎にインプリメント時に音量バランス調整されているものであり、楽音トラックに付されたボリューム情報は全てのトラック(パート)のマスターボリュームとしての情報である。カラオケ曲演奏時には、曲シーケンサ31がこのボリューム情報に従って音量を決定する。
コーラス制御トラック、およびガイドボーカル制御トラックにおいては、曲シーケンサ31が読み出してCPU10でデコードした楽音信号のレベルをこのボリューム情報に従って決定するものである。
同図(B)は、MP3データからなるカラオケ曲の楽曲データの構成を示した図である。この楽曲データはヘッダ、ボリューム情報、歌詞テロップを表示するための歌詞トラック、MP3楽音トラック、バックコーラスを発生するためのコーラストラック、ガイドボーカルを発生するためのガイドボーカルトラックなどからなっている。ヘッダ、歌詞トラック、は同図(A)に示した構成と同様であるが、この楽曲データは楽音トラックに代えてMP3楽音トラック(オーディオトラックデータ)、コーラス制御トラックに代えてコーラストラック、ガイドボーカル制御トラックに代えてガイドボーカルトラックが構成されている。
MP3楽音トラック、コーラストラック、およびガイドボーカルトラックは、カラオケ曲の楽音、コーラス音声、およびガイドボーカル音声を発生するオーディオデータトラックであり、CPU10がMP3楽音トラックをデコードしてカラオケ曲の楽音を発生する。
また、MP3制御トラック、コーラストラック、およびガイドボーカルトラックにはボリューム情報が付加されている。ボリューム情報は、上述したように、各トラックをどの音量で発音するかを指定するデータであり、読み出してデコードした楽音信号のレベルをこのボリューム情報に従って決定するものである。
次に、図4は、ボリュームリストの構成を示す図である。このボリュームリストは、楽曲データ本体とは別にセンタ1からダウンロードするものである。
ボリュームリストは、楽曲データの曲番号を示す項目、上記各トラックの変更ボリューム情報を記載した項目、および追従フラグで構成されている。シーケンサ30は、リクエストの曲番号が入力されると、ボリュームリスト中この曲番号で識別される変更ボリューム情報および追従フラグを参照する。
変更ボリューム情報は、上述したカラオケ曲本体の各トラックに付されたボリューム情報に置き換えるための情報である。変更ボリューム情報は、各カラオケ曲の音量バランスが調整されたボリューム情報が記載されており、カラオケ曲演奏時にボリューム情報を変更ボリューム情報に置き換えることで、各カラオケ曲の音量差がなくなる。これにより連続して複数のカラオケ曲を演奏しても、それぞれ同じ程度の音量で演奏することができる。シーケンサ30はこのリストに記載された変更ボリューム情報に基づいて音量を決定する。リクエストの曲番号がこのリストに存在しない場合には、カラオケ曲本体のボリューム情報に基づいて音量を決定する。
変更ボリューム情報は具体的に、楽音トラック、MP3楽音トラック、コーラス制御トラック(コーラストラック)、およびガイドボーカル制御トラック(ガイドボーカルトラック)の変更ボリューム情報が記載されている。楽音トラックで構成されているカラオケ曲は、MP3楽音トラックが存在しないため、このボリュームリスト中にMP3楽音トラックの変更ボリューム情報は記載されていない。また、MP3楽音トラックで構成されるカラオケ曲は、楽音トラックの変更ボリューム情報は記載されていない。
追従フラグは、リスト中の各カラオケ曲毎に記載されている。この追従フラグがオンとして記載されているカラオケ曲は、楽音トラックまたはMP3楽音トラックの変更ボリューム情報だけが記載されている。コーラス制御トラックとガイドボーカル制御トラックは、楽音トラックまたはMP3楽音トラックの変更ボリューム情報に連動して音量変更される。例えば変更ボリューム情報に記載された音量が、カラオケ曲本体の楽音トラックに付されたボリューム情報に記載されている音量よりも10%大きい場合、コーラス制御トラックとガイドボーカル制御トラックについてもカラオケ曲本体のボリューム情報に記載されている音量よりも10%大きくする。
すなわち、追従フラグがオンとして記載されているカラオケ曲は、楽音、コーラス、およびガイドボーカルの音量バランスは変更されずに全体の音量が変更される。追従フラグがオフとして記載されているカラオケ曲については各トラック毎に記載されている変更ボリューム情報に従って音量を変更する。
以上のボリュームリストは、センタ1で予め作成しておくものであり、カラオケ曲毎の音量が聴覚上バランスがとれているように調整されているものである。
なお、メドレー曲の場合は上述したボリュームリストには記載されていないものとする。図5は、メドレー曲の楽曲データであるメドレー記述ファイルの構成を示す図である。メドレー記述ファイルは、ヘッダ、メドレー再生する楽曲データを指示する複数のメドレー区間設定データ、各メドレー区間をつなぐブリッジデータで構成されている。ヘッダにはこのメドレー曲の曲番号、タイトル(曲名)などが書き込まれている。
メドレー区間設定データは、楽曲データを指定する曲番号、その楽曲データ中のメドレー区間のスタートアドレス、このメドレー区間の楽音を発生したのち次のメドレー区間との間に楽音を発生するブリッジデータを指定するブリッジ番号、このメドレー区間のオリジナルのキーからどれだけキーを上下するかを指示するキーシフト量、およびこのメドレー区間のカラオケ曲本体の音量からどれだけ音量を変更するかを記載したボリューム情報からなっている。なお、カラオケ曲がMP3データである場合も同様である。
このように、メドレー曲の場合は、メドレー記述ファイルのボリューム情報に従って音量を決定するものである。
図6は、カラオケ装置の選曲動作を示すフローチャートである。選曲操作は、カラオケ装置7の操作パネル面、またはリモコン9に備えた曲番号を入力するためのテンキーで選択される。
上記の操作でカラオケ曲が選曲されると、そのカラオケ曲の曲番号を含む選曲メッセージを受信する(s10)。カラオケ装置7が、選曲メッセージを受信すると、この選曲メッセージに含まれている曲番号を読み出して、予約リストに登録する(s11)。
ここで、予約リストとは、リモコン9またはカラオケ装置7本体のパネルスイッチから入力された曲番号を入力順に記憶しておくリストである。シーケンサ30は、先に入力された曲番号のカラオケ曲から順次演奏する。予約リストの先頭からカラオケ曲の曲番号を読み出し(s12)、その曲がメドレー曲か否かを判断する(s13)。メドレー曲であればそのメドレー記述ファイルを検索して読み出し(s14)、メドレー演奏処理に進む(s15)。メドレー記述ファイルについては、上述の通りであり、書き込まれているメドレー区間設定データから順に曲番号を読み出してこの曲番号で指定される楽曲データを読み出す。
一方、通常のカラオケ曲(メドレー曲でないカラオケ曲)の場合には、ボリュームリストを検索し(s16)、その曲番号で指定されるカラオケ曲がボリュームリストに存在するか否かを判断する(s17)。ボリュームリストに当該指定曲番号が存在する場合、このリストに記載された変更ボリューム情報に基づいて各トラックのボリューム情報を読みかえる(s18)。
このとき、ボリュームリストに上述した追従フラグがオンで記載されていれば、楽音トラックまたはMP3楽音トラックの音量変更割合でコーラス制御トラック(コーラストラック)とガイドボーカル制御トラック(ガイドボーカルトラック)の音量も変更する。その曲番号で指定されるカラオケ曲がボリュームリストに存在しない場合には、ボリューム情報の変更は行わずにカラオケ曲本体のボリューム情報によって音量を決定する。
その後、その曲番号で指定される楽曲データを読み出して(s19)、カラオケ曲の演奏を開始する(s20)。カラオケ演奏中には、音量の変更を行うものではなく、既存のカラオケ装置と同様の演奏動作を行う。以上の動作はMP3データで構成されたカラオケ曲も同様のものである。
以上のように、本発明のカラオケ装置は、カラオケ曲本体とは別にボリュームリストをダウンロードしておき、カラオケ曲のリクエスト時に、その曲番号がボリュームリストに存在するかを判断する。ボリュームリストに存在する場合はリストに記載された変更ボリューム情報を参照して、音量を決定する。これにより、各カラオケ曲の音量を簡略に調整することができる。
カラオケ店舗の機器配置を説明する図 各個室に設置されるカラオケ装置のブロック図 楽曲データの構成を示す図 ボリュームリストの構成を説明する図 選曲動作を示すフローチャート カラオケ装置7の曲演奏動作を示すフローチャート
符号の説明
1−センタ
7−カラオケ装置
9−リモコン
10−CPU
11−HDD

Claims (3)

  1. カラオケ曲の楽音を発生するための楽曲データを複数記憶する記憶手段と、
    前記楽曲データを読み出し、カラオケ曲の音量を決定する情報であるボリューム情報に基づいた音量でカラオケ曲の楽音を発生する演奏手段と、
    複数のカラオケ曲のボリューム情報をそれぞれ記載したボリュームリストをダウンロードして記憶手段に記憶させるボリュームリストダウンロード手段と、
    を備え、
    前記演奏手段は、カラオケ曲の演奏を開始するときにボリュームリストを検索し、そのカラオケ曲のボリューム情報がボリュームリストに存在する場合には、ボリュームリストに記載された音量でカラオケ曲を演奏し、ボリュームリストに存在しない場合には、前記楽曲データに含まれているボリューム情報に基づいた音量でカラオケ曲を演奏することを特徴とするカラオケ装置。
  2. 前記ボリュームリストは、楽音トラック、コーラストラック、およびガイドボーカルトラック、のそれぞれのボリューム情報を記載したリストであることを特徴とする請求項1に記載のカラオケ装置。
  3. 前記ボリュームリストは、コーラストラック、ガイドボーカルトラックの音量を楽音トラックの音量の変更に連動して変更するか否かのフラグが記載され、
    前記演奏手段は、前記フラグがオンであれば楽音トラックの音量を変更するとき、連動して他のトラックの音量も楽音トラックのボリューム情報に基づいて音量変更することを特徴とする請求項2に記載のカラオケ装置。
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