JP4406152B2 - 感圧接着シ―ト - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水分散型アクリル系共重合体を使用した再剥離型感圧接着剤およびその感圧接着シ―トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
再剥離型感圧接着剤は、表面保護フイルム、塗装用マスキングテ―プ、粘着メモなどに広く用いられている。たとえば、表面保護フイルムは、金属製品やプラスチツク製品の運搬、貯蔵、加工時などに、傷付き、汚染、腐食などを防止するため、これらの製品表面に貼り付けて上記表面を一時的に保護し、運搬、貯蔵、加工などの目的を達したのちは、製品表面から再剥離される。
【0003】
このため、表面保護フイルムは、金属製品やプラスチツク製品の運搬、貯蔵、加工時などには被着体に接着して剥離することがなく、上記目的を達したのちは容易に再剥離できることが要求される。しかし、感圧接着シ―トは、通常貼り付け後の経時変化により感圧接着剤のぬれの進行が起こり、接着力の上昇が起こりやすい。その結果、表面保護フイルムを被着体から再剥離しにくく、剥離作業に時間がかかつたり、感圧接着剤の糊残りを生じたりする。
【0004】
また、再剥離型感圧接着剤には、環境衛生や耐溶剤性などの改善の観点より、水分散型アクリル系共重合体をベ―スとしたものが多く用いられている。この場合、上記共重合体の製造にあたり、乳化剤として適宜の界面活性剤を選択使用したり、また上記共重合体の合成後に適宜の架橋剤を加えて、凝集力を高めたり、基材との投錨性を高め、これらにより前記したような再剥離性の問題を改善し、また糊残りなどによる被着体の汚染を防ぐ試みがなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、表面保護フイルムを貼り付けた金属製品などは、その状態で屋外に長期間放置されることがあり、このような状況下では上記試みにもかかわらず、接着力の経時上昇を防げず、再剥離が困難となつたり、糊残りが多くなつて金属製品などの被着体を汚染させるという問題をさけられなかつた。
【0006】
本発明は、このような事情に照らして、屋外に長期間放置されるような苛酷な状況下でも接着力の経時上昇性が少なくて、再剥離が容易であり、糊残りなどによる被着体の汚染性の少ない、耐候性にすぐれた再剥離型感圧接着剤と、その感圧接着シ―トを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の目的を達成するために、鋭意検討した結果、特定の手法で得られる水分散型アクリル系共重合体をベ―スとして、これに特定の光安定剤またはこれと特定の紫外線吸収剤を配合したときに、再剥離型感圧接着剤に求められる高度の耐候性が得られ、屋外に長期間放置されるような苛酷な状況下でも接着力の経時上昇性が少なくて、再剥離が容易であり、糊残りなどによる被着体の汚染性の少ない再剥離型感圧接着剤とその感圧接着シ―トが得られるものであることを見い出し、本発明を完成するに至つた。
【0008】
すなわち、本発明は、基材の片面または両面に再剥離型感圧接着剤を架橋処理した層を有する感圧接着シートにおいて、上記の再剥離型感圧接着剤は、つぎのa,b成分またはこれとc成分;

a)一般式(1):CH2=CR1 COOR2 (式中、R1 は水素またはメチル基、
2 は炭素数2〜14のアルキル基である)で表されるアクリレ―ト系単量体50
〜99.9重量%

b)カルボキシル基含有単量体0.1〜5重量%

c)上記a,b成分と共重合可能な単量体0〜49.9重量%

からなる単量体混合物を、この単量体混合物100重量部あたり、

d)上記単量体混合物と共重合可能なエチレン性二重結合を有するノニオン系および
/またはアニオン系の界面活性剤0.1〜6重量部

を用いて、水媒体中で重合して得られる水分散型アクリル系共重合体に、この共重合体100重量部あたり、ヒンダ―ドアミン系光安定剤0.1〜3重量部およびベンゾトリアゾ―ル系紫外線吸収剤0.1〜3重量部を配合し、さらにオキサゾリン基を含有する水溶性架橋剤を、上記共重合体に含まれるカルボキシル基1当量あたり、オキサゾリン基が0.1〜5当量となるように配合してなる再剥離型感圧接着剤であり、この接着剤を架橋処理した層は、耐候性試験(サンシヤインカ―ボンア―ク灯式ウエザ―メ―タに500時間)後の再剥離力がSUS430BAからなる被着体に対し8N/20mm幅以下であることを特徴とする感圧接着シートに係るものである。
【0010】
なお、上記の「再剥離力」とは、SUS430BAからなる被着体上に、再剥離型感圧接着剤から作製した幅20mm、長さ100mmの感圧接着シ―トを、2Kgロ―ラを1往復させる方法で圧着し、耐候性試験後に、引張速度300mm/分(23℃,65%RHの雰囲気下)で180度剥離し、このときに要した力を測定したものである。また、本発明における「感圧接着シ―ト」には、通常広幅となる感圧接着シ―トだけでなく、通常幅狭の感圧接着テ―プなども含まれるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明におけるa成分としてのアクリレ―ト系単量体とは、一般式(1)中のR2 がエチル基、プロピル基、ブチル基、イソブチル基、イソアミル基、ヘキシル基、ヘプチル基、2−エチルヘキシル基、イソオクチル基、イソノニル基、イソデシル基などの炭素数2〜14のアルキル基であるアクリル酸またはメタクリル酸のアルキルエステルである。このアクリレ―ト系単量体は、単量体混合物中、50〜99.9重量%、好適には67〜99重量%の割合で用いられる。50重量%未満では、初期接着性の低下を招くことになり、また99.9重量%を超えると、b成分のカルボキシル基含有単量体が不足して基材に対する密着性の低下などの不都合が起こり、好ましくない。
【0012】
本発明におけるb成分のカルボキシル基含有単量体は、基材への密着性を向上させ、また被着体への初期接着性を良くするためのものであり、1分子中にカルボキシル基と炭素−炭素不飽和結合を有する単量体として、たとえば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、クロトン酸などが用いられる。このカルボキシル基含有単量体は、単量体混合物中、0.1〜5重量%、好ましくは0.5〜3重量%の割合で用いられる。0.1重量%未満では、基材に対する密着性の低下などの問題があり、また5重量%を超えると、接着力の経時上昇を招くなどの不都合が起こり、好ましくない。
【0013】
本発明におけるc成分の単量体は、上記のa,b成分と共重合可能な単量体であればよく、具体的には、シクロヘキシル(メタ)アクリレ―ト、ベンジル(メタ)アクリレ―ト、イソボルニル(メタ)アクリレ―ト、t−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレ―ト、酢酸ビニル、スチレン、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸メチル、N−(メタ)アクリロイルモルホリン、N−(メタ)アクリロイルピロリドン、N,N−ジメチル(メタ)アクリアミド、N−ビニル−2−ピロリドンなどが用いられる。これらc成分の単量体は、初期接着力や経時接着力の調整、さらには凝集力の調整などの目的で、必要に応じて用いられるものであり、単量体混合物中、0〜49.9重量%、好ましくは0〜30重量%の割合で用いられる。49.9重量%を超えると、初期接着性の低下を招きやすく、好ましくない。
【0014】
なお、上記a〜c成分の単量体混合物のほかに、再剥離型感圧接着剤の凝集力をさらに向上させるために、内部架橋剤として、メチレンビスアクリルアミド、1,6−ヘキサンジオ―ルジ(メタ)アクリレ―ト、トリメチロ―ルプロパントリ(メタ)アクリレ―トなどの多官能性アクリレ―ト系単量体を用いてもよい。この多官能性アクリレ―ト系単量体は、上記a〜c成分の単量体混合物100重量部に対して、通常2重量部以下の使用量とするのがよい。あまり多く使用しすぎると、共重合体粒子の融着性が損なわれて造膜性が劣るようになり、基材上でのはじきや投錨性に問題が生じてくるため、好ましくない。
【0015】
本発明においては、上記のa,b二成分またはこれとc成分とからなる単量体混合物、さらにはこれに上記の内部架橋剤としての多官能性アクリレ―ト系単量体を加えたものを、水媒体中で重合する。水媒体中の重合によると、有機溶剤の使用に伴う環境衛生や火災の危険性などの問題を回避できるし、溶剤タイプのものに比べて耐溶剤性やさらに被着体汚染の問題を低減することができる。また、被着体汚染の問題は、水媒体中での重合に際し、d成分としての特定の界面活性剤を使用することにより、一段と改善することができる。そのうえ、この特定の界面活性剤の使用は、接着特性の改善や接着力の経時上昇を阻止して剥離を容易にするという観点からも、好ましいものである。
【0016】
本発明におけるd成分としての界面活性剤は、上記の単量体混合物と共重合可能なエチレン性二重結合を有するノニオン系および/またはアニオン系の界面活性剤であり、重合時に乳化剤としての機能を果たすとともに、単量体混合物との共重合によつて重合体分子内に一体的に取り込まれ、これにより上記したような効果を発揮するものである。このような界面活性剤としては、ノニオン系では、下記の(N1)〜(N4)の界面活性剤が、アニオン系では、下記の(A1)〜(A5)の界面活性剤が、それぞれ挙げられる。
【0017】
Figure 0004406152
(式中、R3 は炭素数6〜14のアルキル基、Aは炭素数2〜4のアルキレン基または置換アルキレン基、Phはフエニレン基、nは5〜100の数である)
【0018】
【化1】
Figure 0004406152
【0019】
(N3): CH2 =CHCH2 O(AO)n 5
(式中、R5 は水素または炭素数1〜14のアルキル基、Aは炭素数2〜4のアルキレン基または置換アルキレン基、nは5〜100の数である)
【0020】
Figure 0004406152
(式中、R6 は水素またはメチル基、R7 は水素または炭素数1〜14のアルキル基、Aは炭素数2〜4のアルキレン基または置換アルキレン基、nは5〜100の数である)
【0021】
Figure 0004406152
(式中、R8 は炭素数6〜14のアルキル基、Aは炭素数2〜4のアルキレン基または置換アルキレン基、Phはフエニレン基、Mはアルカリ金属原子、NH4 またはアルカノ―ルアミン残基、nは5〜100の数である)
【0022】
【化2】
Figure 0004406152
【0023】
Figure 0004406152
(式中、R10は水素またはメチル基、Aは炭素数2〜4のアルキレン基または置換アルキレン基、Mはアルカリ金属原子、NH4 またはアルカノ―ルアミン残基、nは5〜100の数である)
【0024】
Figure 0004406152
(式中、R11は炭素数6〜16のアルキル基、Aは炭素数2〜4のアルキレン基または置換アルキレン基、Mはアルカリ金属原子、NH4 またはアルカノ―ルアミン残基、nは5〜100の数である)
【0025】
Figure 0004406152
(式中、R12は炭素数1〜16のアルキル基、R13は水素またはメチル基、Mはアルカリ金属原子、NH4 またはアルカノ―ルアミン残基、nは5〜100の数である)
【0026】
これらd成分としての界面活性剤は、ノニオン系のものだけを1種または2種以上使用してもよいし、またアニオン系のものだけを1種または2種以上使用してもよいが、前記の効果をより良く発現させるために、好ましくは、ノニオン系のもの1種または2種以上とアニオン系のもの1種または2種以上とを併用するのがよい。これらd成分の界面活性剤は、前記のa,b二成分またはこれとc成分とからなる単量体混合物100重量部あたり、0.1〜6重量部、好ましくは0.12〜5.8重量部、さらに好ましくは0.15〜5.5重量部の割合で用いられる。0.1重量部より少ないと、前記効果が十分に発現されなかつたり、重合中または重合後のエマルシヨンの機械的安定性に劣つて、特性の安定した水分散型アクリル系共重合体が得られない。また、6重量部より多くなると、接着剤としての耐湿性に劣り、接着性能などの低下を免れない。
【0027】
なお、本発明の効果を損なわない範囲内で、上記以外の界面活性剤として、分子中に単量体混合物と共重合可能なエチレン性二重結合が導入されていない、通常の界面活性剤を併用してもよい。たとえば、ポリオキシエチレンノニルフエニルエ―テルリン酸、ポリオキシエチレンオクチルフエニルエ―テルリン酸、ポリオキシエチレンジノニルフエニルエ―テルリン酸、ポリオキシエチレンジオクチルフエニルエ―テルリン酸、ポリオキシエチレンアルキルエ―テル、ポリオキシエチレンアルキルフエニルエ―テル、オキシエチレン−オキシプロピレンブロツクポリマ―、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸、アルキル硫酸エステル、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルジフエニルエ―テルジスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステルなどが挙げられる。
【0028】
本発明において、上記特定の界面活性剤を用いた水媒体中での重合に際しては、適宜の重合開始剤が用いられる。たとえば、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロライドなど、従来公知の各種の重合開始剤が通常の使用量で用いられる。本発明においては、このような水媒体中での重合、とくに乳化重合を行つたのち、通常、アンモニアなどの中和剤により中和処理して、所定のpHに調整することにより、安定性の良好な水分散型アクリル系共重合体とすることができる。
【0029】
本発明においては、このようにして得られる水分散型アクリル系共重合体に、ヒンダ―ドアミン系光安定剤を配合する。このような光安定剤を配合すると、屋外に長期間放置されるような苛酷な状況下でも、感圧接着剤の経時劣化とさらにこの光安定剤が基材中に移行し基材自体の経時劣化が抑えられるためか、接着力の経時上昇性が少なくて、再剥離が容易であり、糊残りなどによる被着体の汚染性の少ない、耐候性にすぐれた再剥離型感圧接着剤が得られる。
【0030】
このような効果を発揮するヒンダ―ドアミン系光安定剤としては、低分子量タイプのものとして、デカン二酸ビス(2,2,6,6−テトラメチル−1(オクチルオキシ)−4−ビペリジニル)エステル、1,1−ジメチルエチルヒドロペルオキシドとオクタンの反応生成物(分子量:737)(これの70%とポリプロピレン30%との混合物として、市販品:「TINUVIN 123S」)、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)〔〔3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドリキシフエニル〕メチル〕ブチルマロネ―ト(分子量:685)(市販品:「TINUVIN 144」)、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)セバケ―トおよびメチル1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ビペリジニルセバケ―ト混合物(分子量:509)(市販品:「TINUVIN 765」)、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)セバケ―ト(分子量:481)(市販品:「TINUVIN 770」、「TINUVIN 770DF」、「TINUVIN 770FL」)などが挙げられる。上記の各市販品は、いずれも、チバ・スペシヤルテイ・ケミカルズ株式会社製のものである。
【0031】
また、上記の低分子量タイプのもののほか、高分子量タイプのものとして、コハク酸ジメチルと4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジンエタノ―ルの重合物(分子量:3,100〜4,000)(市販品:「TINUVIN 622LD」)、N,N′,N′′,N′′′−テトラキス−(4,6−ビス−(ブチル−(N−メチル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アミノ)−トリアジン−2−イル)−4,7−ジアザデカン−1,10−ジアミン(分子量:2,286)(これの90%と「TINUVIN 622」10%との混合物として、市販品:「CHIMASSORB 119FL」)、ジブチルアミン・1,3,5−トリアジン・N,N′−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル−1,6−ヘキサメチレンジアミン・N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ビペリジル)ブチルアミンの重縮合物(分子量:2,600〜3,400)(市販品:「CHIMASSORB 2020FDL」)、ポリ〔{6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)アミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ビペリジル)イミノ}〕(分子量:2,000〜3,100)(市販品:「CHIMASSORB 944FD」、「CHIMASSORB 944LD」)などが挙げられる。上記の各市販品は、いずれも、チバ・スペシヤルテイ・ケミカルズ株式会社製のものである。
【0032】
このようなヒンダ―ドアミン系光安定剤の配合量は、水分散型アクリル系共重合体100重量部あたり、0.1〜3重量部、好ましくは0.12〜2.8重量部、さらに好ましくは0.15〜2.5重量部とするのがよい。0.1重量部未満では、前記したような耐候性の改善効果が得られにくく、また3重量部を超えると、これが被着体側に移行して被着体を汚染させ、糊残りの低減による汚染性の改善効果が損なわれることになり、好ましくない。
【0033】
本発明において、上記のヒンダ―ドアミン系光安定剤とともに、ベンゾトリアゾ―ル系紫外線吸収剤を配合すると、上記の耐候性改善効果をより一段と高めることができる。このようなベンゾトリアゾ―ル系紫外線吸収剤は、水分散型アクリル系共重合体100重量部あたり、0.1〜3重量部、好ましくは0.12〜2.8重量部、さらに好ましくは0.15〜2.5重量部の割合で配合するのがよい。0.1重量部未満では、上記効果に乏しくなり、また3重量部を超えると、これが被着体側に移行して被着体を汚染させ、糊残りの低減による汚染性の改善効果が損なわれることになり、好ましくない。
【0034】
このようなベンゾトリアゾ―ル系紫外線吸収剤には、2−(2H−ベンゾトリアゾ―ル−2−イル)−p−クレゾ―ル(市販品:「TINUVIN P」、「TINUVIN P FL」)、2−(2H−ベンゾトリアゾ―ル−2−イル)−4,6−ビス(1−メチル−1−フエニルエチル)フエノ―ル(市販品:「TINUVIN 234」、「TINUVIN 234FF」)、2−ベンゾトリアゾ―ル−2−イル−4,6−ジ−tert−ブチルフエノ―ル(市販品:「TINUVIN 320」)、2−〔5−クロロ(2H)−ベンゾトリアゾ―ル−2−イル〕−4−メチル−6−(tert−ブチル)フエノ―ル(市販品:「TINUVIN 326」、「TINUVIN 326FL」)、2,4−ジ−tert−ブチル−6−(5−クロロベンゾトリアゾ―ル−2−イル)フエノ―ル(市販品:「TINUVIN 327」、「TINUVIN 327FL」)、2−(2H−ベンゾトリアゾ―ル−2−イル)−4,6−ジ−tert−ベンチルフエノ―ル(市販品:「TINUVIN 328」)、2−(2H−ベンゾトリアゾ―ル−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フエノ―ル(市販品:「TINUVIN 329」、「TINUVIN 329FL」)、メチル3−(3−(2H−ベンゾトリアゾ―ル−2−イル)−5−tert−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオネ―ト/ポリエチレングリコ―ル300の反応生成物(市販品:「TINUVIN 213」)、2−(2H−ベンゾトリアゾ―ル−2−イル)−6−(直鎖および側鎖ドデシル)−4−メチルフエノ―ル(市販品:「TINUVIN 571」)などがある。上記の各市販品は、いずれもチバ・スペシヤルテイ・ケミカルズ株式会社製のものである。
【0035】
本発明の再剥離型感圧接着剤は、前記の水分散型アクリル系共重合体に上記のヒンダ―ドアミン系光安定剤を配合し、また好ましくは上記のベンゾトリアゾ―ル系紫外線吸収剤を配合してなり、通常はこれに適宜の水溶性架橋剤を配合して架橋処理し、これにより適度な凝集性を付与して、良好な再剥離性を得る。水溶性架橋剤としては、公知のものを広く使用できるが、とくに好ましくはオキサゾリン基を含有する水溶性架橋剤を使用するのがよい。
【0036】
オキサゾリン基を含有する水溶性架橋剤は、これを水分散型アクリル系共重合体に配合しても、常温下では共重合体と反応せず、長いポツトライフを示す。これは、共重合体に含まれるb成分に由来するカルボキシル基がアンモニアなどで中和されて塩の形態となつており、これとオキサゾリン基との反応が進行しにくいためである。一方、基材などに塗布し、約80℃程度に加熱すると、アンモニアなどの中和剤が揮散除去されて、遊離のカルボキシル基が生成し、これとオキサゾリン基とが、たとえば下記の反応式(2)で示すように速やかに反応して、共重合体を架橋構造化する。ここで、上記のような比較的低い温度で架橋反応が起こるため、基材として耐熱性の低いポリエチレンなどを用いたときでも、この基材の耐熱性について考慮する必要がなく、したがつて、架橋不十分となる心配がなく、所期の目的とする良好な架橋効果を期待できる。
【0037】
【化3】
Figure 0004406152
【0038】
オキサゾリン基を含有する水溶性架橋剤としては、分子内にオキサゾリン基を有するものであれば、とくに制限なく使用できる。オキサゾリン基は、2−オキサゾリン基、3−オキサゾリン基、4−オキサゾリン基のいずれでもよいが、通常、2−オキサゾリン基を有するものが好ましく用いられる。代表例としては、特公平7−68499号公報に開示されるオキサゾリン化合物として、2−位の炭素位置に不飽和炭素−炭素結合を持つた置換基を有する付加重合性2−オキザリン(たとえば、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン)と他の不飽和単量体との共重合体を挙げることができる。また、このような市販品としては、日本触媒(株)の商品名「エポクロスWS−500」(オキサゾリン基当量:220g・solid/eq.)などが挙げられる。
【0039】
このようなオキサゾリン基を含有する水溶性架橋剤は、水分散型アクリル系共重合体に対し、この共重合体に含まれるカルボキシル基1当量あたり、オキサゾリン基が0.1〜5当量、好ましくは0.15〜3当量、より好ましくは0.2〜1当量となるような割合で用いられる。上記比率が0.1当量未満となる配合量では、再剥離型感圧接着剤の凝集性に劣り、また5当量を超える配合量では、水分散型アクリル系共重合体との反応に関与しない未反応の水溶性架橋剤が多く残存して、被着体を汚染させる原因となり、好ましくない。
【0040】
本発明の再剥離型感圧接着剤には、上記のような成分のほかに、必要により、無機粉末、金属粉末などの充填剤、顔料、着色剤、老化防止剤などの公知の添加剤を、通常用いられている添加量で配合することができる。
【0041】
この再剥離型感圧接着剤は、被着体に対し適度な初期接着力を示すとともに、耐候性試験(サンシヤインカ―ボンア―ク灯式ウエザ―メ―タに500時間)後の再剥離力が8N/20mm幅以下、好ましくは7N/20mm幅以下(通常2N/20mm幅まで)となる、良好な再剥離性を示し、屋外に長期間放置したのちなどでも再剥離が容易で、糊残りなどによる被着体の汚染もほとんどみられない。
【0042】
本発明の感圧接着シ―トは、ポリエチレンフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリエステルフイルムなどのプラスチツクフイルム、金属箔、紙や不織布などの多孔性材料などからなる、厚さが通常10〜300μmの基材を使用し、この基材の片面または両面に上記の再剥離型感圧接着剤からなる層を通常1〜100μmの厚さに設けて、シ―ト状やテ―プ状の形態としたものである。基材上への設け方は任意であり、たとえば、基材上に再剥離型感圧接着剤を直接塗布し乾燥するか、剥離ライナに塗布し乾燥したのち基材上に転写すればよい。
【0043】
【実施例】
つぎに、本発明の実施例を記載して、より具体的に説明する。以下において、部とあるのは重量部を意味するものとする。

なお、以下に記載の「実施例1,2」のうち、「実施例2」が本発明の特許請求の範囲に含まれる感圧接着テープの例を示したものであり、「実施例1」は本発明の特許請求の範囲には含まれない参考例としての感圧接着テープを示したものである。
【0044】
実施例1
冷却管、窒素導入管、温度計、撹拌装置を備えた反応容器に、ブチルアクリレ―ト59部、ブチルメタクリレ―ト40部およびアクリル酸1部からなる単量体混合物と、重合開始剤として過硫酸アンモニウム0.2部と、乳化剤として前記した(N2)のノニオン系界面活性剤(R4 =ノニル基、A=エチレン基、n=20)0.4部および前記した(A2)のアニオン系界面活性剤(R9 =ノニル基、A=エチレン基、n=20、M=NH4 )0.2部と、水100部とを投入して、乳化重合した。その後、10重量%アンモニア水にてpH8に調整して、水分散型アクリル系共重合体を含むポリマ―エマルシヨンを得た。
【0045】
このポリマ―エマルシヨンに、その固形分(水分散型アクリル系共重合体)100部あたり、ヒンダ―ドアミン系光安定剤(前出の「TINUVIN 770」)2部、オキサゾリン基を含有する水溶性架橋剤(前出の「WS−500」)1部を配合して、再剥離型感圧接着剤を調製した。この再剥離型感圧接着剤を、厚さが60μmの低密度ポリエチレンフイルムの片面に、乾燥後の厚さが5μmとなるように塗布し、80℃で5分乾燥して、感圧接着テ―プを作製した。
【0046】
実施例2
実施例1で得たポリマ―エマルシヨンに、その固形分100部あたり、ヒンダ―ドアミン系光安定剤(前出の「CHIMASSORB 944FD」)0.2部、ベンゾトリアゾ―ル系紫外線吸収剤(前出の「TINUVIN 327」)0.5部,オキサゾリン基を含有する水溶性架橋剤(前出の「WS−500」)1部を配合して、再剥離型感圧接着剤とした。この再剥離型感圧接着剤を使用して、実施例1と同様にして、感圧接着テ―プを作製した。
【0047】
比較例1
ヒンダ―ドアミン系光安定剤を配合しなかつた以外は、実施例1と同様にして、再剥離型感圧接着剤を調製した。また、この再剥離型感圧接着剤を使用して、実施例1と同様にして、感圧接着テ―プを作製した。
【0048】
比較例2
ヒンダ―ドアミン系光安定剤の配合量を2部から5部に変更した以外は、実施例1と同様にして、再剥離型感圧接着剤を調製した。また、この再剥離型感圧接着剤を使用して、実施例1と同様にして、感圧接着テ―プを作製した。
【0049】
上記の実施例1,2および比較例1,2の感圧接着テ―プについて、下記の方法により、初期接着力試験および耐候性試験を行つた。これらの試験結果は、表1に示されるとおりであつた。
【0050】
<初期接着力試験>
幅20mm、長さ100mmの感圧接着テ―プを、被着体(SUS430BA)に2Kgのロ―ラを1往復させる方法で圧着し、23℃で20分放置したのち、引張速度300mm/分(23℃,65%RHの雰囲気下)の条件で180度剥離し、このときに要した力を初期接着力とした。
【0051】
<耐候性試験>
幅20mm、長さ100mmの感圧接着テ―プを、被着体(SUS430BA)に2Kgのロ―ラを1往復させる方法で圧着し、サンシヤインカ―ボンア―ク灯式ウエザ―メ―タに500時間投入後、引張速度300mm/分(23℃,65%RHの雰囲気下)の条件で180度剥離し、このときに要した力を再剥離力とした。また、剥離後の被着体表面につき、糊残りやその他の汚染物質による汚染の有無を評価した。
【0052】
表1
Figure 0004406152
【0053】
上記の表1の結果から明らかなように、実施例1,2の感圧接着テ―プは、適度な初期接着力を有するとともに、耐候性試験での再剥離力を満足し(特に実施例2では再剥離力の上昇がより低く)、再剥離後に糊残りやその他の汚染物質にて被着体を汚染させる心配がないこともわかる。これに対して、ヒンダ―ドアミン系光安定剤を用いなかつた比較例1の感圧接着テ―プは、耐候性試験で基材の著しい劣化を伴い、再剥離時に基材が破壊して剥離不能となつた。また、ヒンダ―ドアミン系光安定剤を多く用いすぎた比較例2の感圧接着テ―プは、再剥離後に被着体への糊残りはみられなかつたが、上記光安定剤の移行による白色汚染がみられ、汚染性に劣つていた。
【0054】
【発明の効果】
以上のように、本発明においては、アクリレ―ト系単量体混合物を、これと共重合可能なエチレン性二重結合を有するノニオン系および/またはアニオン系の界面活性剤を用いて、水媒体中で重合して得られる水分散型アクリル系共重合体をベ―スとして、これにヒンダ―ドアミン系光安定剤またはこれとベンゾトリアゾ―ル系紫外線吸収剤を配合したことにより、さらにはこれらにオキサゾリン基を含有する水溶性架橋剤を配合したことにより、屋外に長期間放置されるような苛酷な状況下でも接着力の経時上昇性が少なくて、再剥離が容易であり、糊残りなどによる被着体の汚染性の少ない、耐候性に非常にすぐれた再剥離型感圧接着剤とその感圧接着シ―トを提供することができる。

Claims (1)

  1. 基材の片面または両面に再剥離型感圧接着剤を架橋処理した層を有する感圧接着シートにおいて、上記の再剥離型感圧接着剤は、つぎのa,b成分またはこれとc成分;

    a)一般式(1):CH2=CR1 COOR2 (式中、R1 は水素またはメチル
    基、R2 は炭素数2〜14のアルキル基である)で表されるアクリレ―ト系単
    量体50〜99.9重量%

    b)カルボキシル基含有単量体0.1〜5重量%

    c)上記a,b成分と共重合可能な単量体0〜49.9重量%

    からなる単量体混合物を、この単量体混合物100重量部あたり、

    d)上記単量体混合物と共重合可能なエチレン性二重結合を有するノニオン系お
    よび/またはアニオン系の界面活性剤0.1〜6重量部

    を用いて、水媒体中で重合して得られる水分散型アクリル系共重合体に、この共重合体100重量部あたり、ヒンダ―ドアミン系光安定剤0.1〜3重量部およびベンゾトリアゾ―ル系紫外線吸収剤0.1〜3重量部を配合し、さらにオキサゾリン基を含有する水溶性架橋剤を、上記共重合体に含まれるカルボキシル基1当量あたり、オキサゾリン基が0.1〜5当量となるように配合してなる再剥離型感圧接着剤であり、この接着剤を架橋処理した層は、耐候性試験(サンシヤインカ―ボンア―ク灯式ウエザ―メ―タに500時間)後の再剥離力がSUS430BAからなる被着体に対し8N/20mm幅以下であることを特徴とする感圧接着シート。
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