JP4405784B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置、プロセスカートリッジおよび現像ユニットに関するものである。
従来、カラー画像形成装置として、複数の感光体上に形成された潜像を各色ごとの現像装置でトナー像化し、このトナー像を順次中間転写ベルトまたは転写材に転写してカラー画像を形成する、タンデム型画像形成装置がある。カラー画像を形成する方法としては、例えば、感光体上に形成されたブラック(Bk)・イエロー(Y)・マゼンタ(M)・シアン(C)の4色のトナー像を順次中間転写ベルトまたは転写材に重ね合わせることで実現している。
また、現像装置と感光体等の画像形成プロセスに用いられる装置とを一体としてプロセスカートリッジ化して、画像形成装置から一体的に着脱可能としたものが知られている。そして、上記タンデム型カラー画像形成装置の場合は、Y色、M色、C色、Bk色に対応した4つのプロセスカートリッジが装着されている。そして、装置本体のプロセスカートリッジが装着される部分(以下、ステーション)の構造を各色毎に異なる形状として、色の異なるプロセスカートリッジが装着されることを防止している。このため、プロセスカートリッジの構造自体も色毎に異なる構造としなければならない。この結果、色毎に異なる部品を製造する必要があり、プロセスカートリッジの製造ラインや型等をを色毎に設けなければならず製造コストが高くなってしまう。そこで、特許文献1には、プロセスカートリッジに色種に応じた数のピン穴を設け、このピン穴に差し込むピンの位置を変えることで、プロセスカートリッジの形状を色毎に異ならせることができるものが記載されている。これにより、部品が共通化でき、製造コストを削減することができるようになる。また、ステーションに、プロセスカートリッジに設けられたピンを挿入方向に案内するガイド溝を色に応じた位置に設けることで、プロセスカートリッジの誤装着を防止している。
特開2001−80090号公報
しかしながら、特許文献1では、装置本体の形状とプロセスカートリッジの形状との相違によって、プロセスカートリッジの誤装着を防止しているので、ユーザが色の異なるプロセスカートリッジと気づかずに、強引に装置本体に押し入れた場合、装置本体が破損したり、ピンが破損したりする場合があった。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、製造コストを下げることができるとともに、ユーザが誤装着しても、装置本体やプロセスカートリッジが破損することのないプロセスカートリッジ、画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、互いに異なるトナーを収容する複数の現像装置を有する画像形成装置において、現像装置が現像装置装着部に着脱可能に装着されており、ICタグと、一個の着脱部材と、トナー色にそれぞれ対応させて設けられた着脱部材が着脱される着脱部と、該着脱部を有する面と同一の面に設けられ、前記着脱部材が収納される着脱部材収納部とを前記現像装置に設け、前記現像装置装着部は、前記着脱部材の有無を検知する検知手段を有し、前記検知手段は、前記現像装置が前記現像装置装着部に装着されたときに、その現像装置装着部に装着されるべき現像装置が収容するトナーの色に対応した着脱部と対向し、ICタグと画像形成装置本体との通信が確立されてから、該着脱部についての前記着脱部材の有無を検知することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、前記着脱部材は、反射板であり、前記検知手段は、光学反射型センサであることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項の画像形成装置において、前記着脱部材は、遮蔽部材であり、前記検知手段は、透過型の光学センサであることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1の画像形成装置において、前記着脱部材は、ICタグであり、前記検知手段は、該ICタグと通信を行う通信手段であることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1の画像形成装置において、前記着脱部材は、導電部材であり、前記検知手段は、前記導電部材と接触する接続部材であることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、2、3、4または5の画像形成装置において、前記着脱部材の有無を検知して、その検知結果の基づき、現像装置装着部に装着されるべき現像装置が収容するトナー色と同色のトナー色が収容された現像装置が装着されているかどうかを検知し、同色トナー色が収容された現像装置が装着されていない場合、画像形成動作を禁止する制御手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1、2、3、4、5または6の画像形成装置において、前記ICタグと画像形成装置本体との通信が確立されない場合は、前記制御手段によって、画像形成動作を禁止することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は請求項1、2、3、4、5、6または7の画像形成装置において、前記ICタグに色IDが記録されていないとき、前記ICタグに色を記憶させる書き込み手段を設けることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7または8の画像形成装置において、前記現像装置装着部の現像装置挿入側の近傍に、その現像装置装着部に装着されるべき現像装置が収容するトナーの色と同一の色を有した色表示部を設けたことを特徴とするものである。
請求項1乃至12の発明によれば、着脱部材を着脱部に着脱することで、現像装置を色毎に非共通としている。これにより、現像装置本体および着脱部材を共通の部材とすることができる。この結果、製造コストを削減することができるという効果がある。また、現像装置を一旦、画像形成装置の現像装置装着部に装着してから、現像装置装着部に設けられた検知手段によって、現像装置装着部に対応するトナー色と同一の色に対応する着脱部に着脱部材があるかどうかを検知する。そして、この着脱部材の有無によって、現像装置装着部に対応するトナー色と同一のトナーが収納された現像装置が装着されているかどうかを検知することができる。この検知結果を利用して画像形成動作を禁止したり、ユーザに異なる現像装置が装着されていることを警告したりすることができる。この結果、現像装置の誤装着を検知することができる。よって、従来のように、ユーザが強引に装着してしまい、装置の破損等を引き起こすことがない。
以下、本発明を画像形成装置に適用した一の実施形態について説明する。図1は、本実施形態にかかる画像形成装置としての電子写真方式のフルカラープリンタを示す。図1において、箱状の装置本体1内には複数個の像担持体ユニットとしての感光体ユニット2Y、2M、2C、2Bkが、それぞれ装置本体1に着脱可能に装着されている。各符号の数字の後に付されたY,M,C,Bkは、言うまでもなく、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラック用の部材であることを示している(以下同様)。装置本体1内の中央部には記録材担持体としての転写ベルト3が、装置本体1の対角線方向に斜めに配置されている。転写ベルト3は、その一つに回転駆動力が伝達される複数のローラに架け渡されて矢印Aで示す方向に回転駆動可能に設けられている。
転写搬送ベルト装置20には、無端ベルト上の転写ベルト3が設けられている。この転写ベルト3は、駆動ローラ22、従動ローラ23及びテンションローラ24,25に張架されている。転写ベルト3の上部走行面の内側には、各色作像ユニット2M,2C,2Y,2Bkの感光体ドラム4M,4C,4Y,4Bkにそれぞれ対向する位置に、転写手段を構成する転写ブラシ28が接触している。この転写ブラシ28には、トナーの帯電極性(本実施形態ではマイナス極性)とは逆極性(プラス極性)の転写バイアスが印加される。また、従動ローラ23の上部には、転写ベルト3を挟んで紙吸着ローラ27が設けられている。記録紙は、従動ローラ23と吸着ローラ27の間から転写ベルト3上に送り出され、吸着ローラ27に印加されたバイアス電圧によって静電的に転写ベルト3上に吸着された状態で搬送される。本実施形態では、転写搬送ベルト装置20が斜めに延在させているので、水平方向での転写搬送装置20の占用スペースを小さくすることができる。
感光体ユニット2Y、2M、2C、2Bkは、像担持体としてのドラム状の感光体4Y、4M、4C、4Bkを有し、各感光体の表面が転写ベルト3と接触するように、同ベルトの上方に配設されている。感光体4Y、4M、4C、4Bkとしては、ベルト上の感光体等を用いてもよい。感光体ユニット2Y、2M、2C、2Bkは、感光体4Y、4M、4C、4Bk上にY、M、C、Bk各色のトナー像を形成するためのユニットであり、装置本体1に配置される場所を除いては同一構成となっている。以下、イエロー用の感光体ユニット2Yについてのみ説明する。現像装置5Yは、感光体4Yと対向配置されている。現像装置5Yは、イエロートナーとキャリアを有する2成分現像剤を感光体4Y上の静電潜像に供給して各静電潜像を現像するものである。
感光体ユニット2Y等の上方には露光手段としての書き込み装置6が配置され、感光体ユニット2Y等の下方には両面ユニットが配置されている。両面ユニットの下方には、サイズの異なる転写材が収納可能な給紙ユニット7、8が配設されている。転写ベルト3の下流側には定着装置30が配置されている。
図2は、上記感光体ユニット2Y、2M、2C、2Bkのうち、マゼンタの感光体ユニット2Mの概略構成を示す拡大図である。他の感光体ユニット2Y,2C,2Bkについてもそれぞれ同じ構成となっているので、それらの説明は省略する。
図2において、感光体ユニット2Mは、装置本体1に着脱可能に取付けられるプロセスカートリッジ40Mを構成している。すなわち、感光体4Mと、感光体4Mに当接する帯電手段としての帯電ローラ11Mと、感光体4Mの表面をブラシローラ12M及びクリーニングブレード13Mでクリーニングするクリーニング装置14Mと現像装置5Mとを一体に構成している。このようにプロセスカートリッジ40Mを装置本体に対して着脱可能に構成することにより、感光体4等を個別に交換可能とし、メンテナンス性を向上するようにしている。このプロセスカートリッジ40Mには、ICタグ41Mが取り付けられている。このICタグ41Mには、不揮発性メモリが搭載されており、各色のプロセスカートリッジの制御に必要な情報、プロセスカートリッジの色、カートリッジID、製造年月日、使用開始年月日、リサイクル回数、コピー枚数、現在の年月日等が記録されている。上記プロセスカートリッジは、感光体4Mと、帯電ローラ11Mと、クリーニング装置14Mと現像装置5Mとを一体に構成したものであるが、これに限られず、例えば、図3に示すように感光体4M、帯電ローラ11M、クリーニング装置14Mからなる、感光体ユニット2Mと、現像ユニット5Mとにわけ、それぞれが装置本体内から着脱可能としてもよい。この場合、現像ユニット5MにICタグ41Mが取り付けられる。
上記構成の感光体ユニットにおいて、まず、帯電ローラ11Mにより感光体4Mの表面が一様帯電される。そして、その表面上に上記光書込ユニット6で変調及び偏向されたレーザ光Lが走査されながら照射されることで、感光体4Mの表面に静電潜像が形成される。感光体ドラム4M上の静電潜像は、後述の現像装置5Mで現像されてイエローのトナー像となる。転写ベルト3上の記録紙が通過する転写位置では、感光体4M上のトナー像が転写ローラ28Mから印加される転写バイアスによって記録紙に転写される。トナー像が転写された後の感光体4Mの表面は、ブラシローラ12Mで所定量の潤滑剤が塗布された後、クリーニングブレード13Mでクリーニングされる。その後、除電され、次の静電潜像の形成に備えられる。
上記現像装置5Mは、磁性キャリア及びマイナス帯電のトナーを含む二成分現像剤を使用している。この現像装置5Mには、現像ケース5aの感光体側の開口から一部露出するように現像スリーブ31Mが配設されている。また、現像装置5Mには、搬送スクリュー5b,5c、現像ドクタ5d、トナー濃度センサ5e、粉体ポンプ270等も設けられている。トナー濃度センサ5eは、現像剤の透磁率を検知する透磁率センサ(Tセンサ)から構成されている。
現像装置5M内に収容された現像剤は、搬送スクリュー5b,5cによって撹拌搬送されることにより、トナーと磁性キャリアが互いに逆極性に摩擦帯電される。そして、この現像剤の一部が現像スリーブ31の表面に担持され、現像ドクタ5dで層厚が規制された後、感光体4Mと対向する現像位置に搬送される。現像位置では、感光体4M上の静電潜像と、現像スリーブ5dに印加される現像バイアスとで形成される現像電界によって、現像スリーブ31上の現像剤中のトナーが静電潜像に向かって移動する。これにより、感光体4M上の静電潜像が現像される。
一方、給紙カセット7、8のうち選択された方の給紙カセットからは、1枚の記録媒体としての記録紙が分離されて、感光体ユニット2Yよりも給紙側に配置されたレジストローラ15に突き当たる。そして、記録紙は、各色トナー像の転写タイミングに同期するようにして、転写ベルト3上の裏面側により搬送され、各感光体4Y,4M,4C,4Bkに対向する転写位置に至る。この転写位置には、転写ベルト3の裏面側に配置された転写ブラシ28に印加されるバイアスの作用により転写電界が形成される。この転写電界により、各感光体ドラム4Y,4M,4C,4Bk上の各色トナー像は、記録材上に互いに重ね合わさるように順次転写される。なお、モノクロ画像をプリントする場合は、黒用の作像ユニット2Bkの感光体ドラム4Bkにのみ黒トナーによるトナー像を形成する。そして、このトナー像の転写タイミングに同期するようにして転写ベルト3により記録紙を搬送して、黒トナー像のみ転写を行う。
このようにして、各色トナー像が転写された記録紙は、駆動ローラ22の位置で転写ベルト3から曲率分離され定着装置30に送られる。そして、定着装置30の定着ニップを通過する際、熱と圧力により、各色トナー像が記録紙上に定着される。定着を終えた記録紙は、装置本体の上面に設けられた排紙トレイ10に排紙されるか、図2中で示すように両面装置90へ受け渡される。
画像形成装置本体内には、図4に示すように、Y、M、C、Bkの各プロセスカートリッジ40がそれぞれ挿入されるためのステーション108Y、108M、108C、108Bkがそれぞれ設けられている。各ステーション108Y、108M、108C、108Bkの開口部付近には、各トナー色に対応した色表示部107Y、107M、107C、107Bkがそれぞれ設けられている。また、図5に示すように、各ステーション108Y、108M、108C、108Bkの奥側側面には、反射型フォトセンサ109Y、109M、109C、109Bkとプロセスカートリッジに取り付けられたICタグの情報を受信するアンテナ110Y、110M、110C、110Bkがそれぞれ備えられている。図6は、装置本体のM色のステーション108Mから、M色のプロセスカートリッジを引き出した状態を示す概略構成図である。他のY,C,Bkについてもそれぞれ同じ構成となっているので、それらの説明は省略する。図6に示すように、プロセスカートリッジ40Mの手前側側面42Mには、引き出しレバー43Mがついている。引き出しレバー43Mは、プロセスカートリッジが装置本体内に取り付けられている場合は、図6中矢印Aに示されるように上部に折り曲げられており、プロセスカートリッジ40Mを装置本体から、引き出すときは、レバー43Mを手前側に倒して、プロセスカートリッジ40Mを引き出し易いようにしている。
プロセスカートリッジが寿命となり、プロセスカートリッジを交換する際、Y、M、C、Bkそれぞれの色に対応した交換用のプロセスカートリッジを用いていた。このため、ユーザの管理や保管、工場の製造管理等に負担がかかっていた。そこで、本実施形態では、プロセスカートリッジの形状を同一として、各色共通のプロセスカートリッジとし、ユーザまたは、工場出荷時にプロセスカートリッジの色を決めるようにしている。また、プロセスカートリッジの形状を各色同一としてしまうと、ユーザがプロセスカートリッジを誤装着する場合があり、現像装置内に色の異なるトナーが混ざる場合があった。そこで、本実施形態では、ユーザがプロセスカートリッジを誤装着した場合、装置の画像形成動作を禁止して、現像装置内に色の異なるトナーが混ざらないような手段を設けた。その具体的構成を図7に示す。図7は、M色のプロセスカートリッジについて示すが他のY,C,Bkについてもそれぞれ同じ構成となっている。図7に示す、M色のプロセスカートリッジは、少なくとも現像装置と他の画像形成プロセス手段とを備えている。プロセスカートリッジの奥側側面44Mには、Y、M、C、Bkの被検知部が設けられている。この被検知部には、それぞれC色、Y色、M色、Bk色の反射板45C、45M、45C、45Bkがそれぞれ設けられており、これらの反射板45C、45M、45Y、45Bkに着脱部材としての半透明のシール46がそれぞれ貼り付けられている。また、プロセスカートリッジの奥側側面44Mには、ICタグ41Mが設けられている。このICタグ41Mは、上述したように、不揮発性メモリを搭載しており、プロセスカートリッジの情報を画像形成装置に送受信できるようになっている。また、プロセスカートリッジの手前側側面42Mには、引き出しレバー43Mが備えられている。
ここで、上述のプロセスカートリッジの交換方法について説明する。例えば、M色のプロセスカートリッジ40Mに寿命がきた場合、ユーザが装置本体の扉を開き、交換すべきプロセスカートリッジをステーション108Mから抜き出す。このとき、ユーザは、図4に示す、ステーション108Mの開口部付近に設けられた色表示部107Mによって、交換すべき色を確認する。そして、図7に示す交換すべきプロセスカートリッジの奥側側面に貼り付けた半透明のシールのうち、M色の反射板45Mに位置するシール46を剥がして、M色の反射板45Mを露出させる。そして、このプロセスカートリッジを装置本体内のステーション108Mに挿入する。このとき、ユーザは、ステーション108Mの開口部付近に設けられたM色の色表示107Mによって、反射板の色がM色であることを確認する。ユーザが、剥がしたシールの反射板がM色でなかった場合は、再び取り出し、剥がしたシールをもとの場所に貼り直して、色表示部107に示された色と同じ色の反射板に位置するシールを剥がして、ステーション108Mにプロセスカートリッジを再び挿入する。プロセスカートリッジ40Mをステーション108Mに挿入したら装置本体の扉をしめて、図5に示すような状態とする。図5に示すように、プロセスカートリッジ40Mがステーション108Mに装着されると、M色のステーション108Mの奥側に取り付けられたM色の反射型フォトセンサ109Mが反射板45Mと対向する。すると、LEDからの光は、反射板45Mにより反射され、フォトセンサ109Mに多くの光が検出される。これにより、M色のステーション108MにM色のプロセスカートリッジ40Mが取り付けられていることが検知される。もし、シールを剥がさずに装置に装着されたり、間違った色のところのテープを剥がして装着したりした場合、センサに対向する部分は、シールが貼り付けられており、反射板が露出していないので、LEDからの光はほとんど反射されないため、フォトセンサに光がほとんど検知されない。これにより、装置本体に正しい色のプロセスカートリッジが取り付けられていないことが判断され、警告表示をしてユーザに知らせる。
図8は、各プロセスカートリッジの色検知手段の回路である。図8には、M色のプロセスカートリッジの色検知部材を検出する回路を具体的に示すが、他のC、Y、Bkの回路も同じ構成を有している。LEDからの光がプロセスカートリッジ40Mの反射板45Mにより反射され、その光がフォトトランジスター(HTr)に入射される。フォトトランジスター(HTr)には、反射光の強さにより、異なる光電流が流れ、その出力電圧は抵抗(R)を通してオペアンプ(OPA)の非反転入力端子に入力される。この入力電圧はオペアンプ(OPA)により増幅され、CPUのA/Dコンバータの入力端子に入力される。CPUのメモリには、予めM色の反射板45Mの反射光に対応した電圧が記憶されており、この予め記憶された電圧とA/Dコンバーター入力電圧との比較を行い、ステーション108MにM色のプロセスカートリジ40Mが挿入されたか確認する。比較した結果、電圧値が異なる場合には、シール46を剥がす場所を間違えていること、あるいは、プロセスカートリッジが異なるステーションに装着されていることを警告表示する。A/Dコンバーター入力電圧が予め記憶した電圧値と2倍以上差がある場合は、シール46を2箇所以上剥がしたことになるので、確認の警告表示を行う。シール46を剥がしていない場合は、フォトトランジスター(HTr)に入射される光は、半透明のシールによって半分くらいとなるため、予め記憶された電圧値よりも半分の電圧値が検出される。この場合は、装着されたステーションの色に対応したシールを剥がすよう警告表示を行う。また、プロセスカートリッジが正しく装置本体に装着されていない場合もフォトトランジスター(HTr)に入射される光は、少なくなるので予め記憶された電圧値よりも低い電圧値が検出される。この場合は、プロセスカートリッジが正しく装着されていないことを警告表示する。
図7に示すプロセスカートリッジは、それぞれの反射板45Y、45M、45C、45Bkに半透明のシール46がそれぞれ貼り付けているが、これに限られない。例えば、反射板45を鏡体として、C色、Y色、M色、Bk色のシール46をそれぞれの反射板に貼り付けることで、ユーザに色を認識させるようにしてもよい。この場合、交換する色のシールを剥がして、反射板を露出させる。ユーザがこのプロセスカートリッジをステーション108に挿入する際、ステーション108の開口部付近に設けられた色表示107と剥がしたシールを確認することで、挿入するプロセスカートリッジが同じ色のステーション内に挿入されていることを確認することができる。また、反射板を鏡体としているので、LEDからの光の反射量が多くなり、確実な検知を行うことが可能となる。
M色のプロセスカートリッジに取り付けられたICタグ41Mは、装置本体と非接触で通信を行うようになっている。図9は、M色のプロセスカートリッジに取り付けられたICタグのブロック図を示す。なお、他のC、Y、Bkも同じ構成を有している。図9に示す画像形成装置の本体側に設けられた受信装置は、装置本体内I/Oボード513に収納されており、CPU517と非接触通信手段516とを備えている。CPU517と非接触手段516とは、シリアルインターフェイスで接続されている。一方、ICタグ41Mは、CPU530、System ControlLogic531、ROM532、RAM533、EEPROM534、E−EEPROM535、非接触通信手段536、送受信兼用アンテナ537、送受信兼用アンテナ537の電磁波を整流して電源を供給するPower spply538を備えている。CPU530は、内部に記憶されたROM532(プログラム)により、装置本体側の受信装置との通信及び、受信装置からの指令により、EEPROM534の読み書きを行うものである。System ControlLogic531は、このICタグ41Mの内部を制御する回路である。EEPROM534は、プロセスカートリジの制御に必要な情報を記憶する不揮発性メモリであり、このメモリには、露光量、帯電量、現像バイアスなどの作像条件、カートリッジロット、製造年月日、種類、保存期間、認識番号、使用開始年月日、コピー枚数、カートリッジの構成部品の交換時期、トナーロット、充填量、充填時期、メーカ名等を記憶している。また、このメモリに、プロセスカートリッジを再使用するときのチェツクや、プロセスカートリッジの部品交換検討に使用できるよう、Tセンサー異常、帯電異常等のユニット異常を記憶しておいてもよい。また、E−EEPROM535は、EEPROM534へ書き込む専用命令を記憶したメモリである。
本体側のCPU517から出力された信号は、本体側の非接触通信手段516によって伝送用の所定の信号に変調されて、送受信兼用アンテナ110に送られる。本体側のアンテナ110から送られた信号は、プロセスカートリッジ側の送受信兼用アンテナ537で受けられる。そして、この信号は、プロセスカートリッジ側の非接触通信手段536によって、伝送用の所定信号から復調した後パラレル信号に変化されCPU530に送られる。また、プロセスカートリッジ側のICタグ41MのCPU530から非接触通信手段536によって、本体側に送信する場合も同じ動作を行う。
図10は本画像形成装置の電気回路の一部を示すブロック図である。図において、コントローラボード501は、スキャナアプリケーション、ファクシミリアプリケーション、プリンタアプリケーション、コピーアプリケーション等の複数のアプリケーション機能を有し、システム全体の制御を行うものである。このコントローラボード501は、CPU、システムコントローラボードの制御を行うROM、CPUが使用する作業メモリであるSRAM、フレームメモリおよびワークメモリを備えている。また、上記SRAMのバックアップ機能を備え、時計およびリチウム電池を内蔵したNV−RAMや、コントローラボード501のシステムバス制御、フレームメモリ制御、FIFOなどCPUの周辺を制御するASIC、また、そのインターフェース回路等を備えている。コントローラボード501には、画像形成装置の操作部ボード502および画像データを記録するHDD503が接続されている。
操作部ボード502は、ユーザが画像形成装置のパネルを操作し、システム設定の入力を行う入力を制御したり、ユーザにそのシステムの設定内容や状態を表示する表示を制御したりするものである。この操作部ボード502には、CPU、CPUで使用する作業用メモリであるRAM、操作ボード502の制御プログラムが書き込まれ、操作ボードの入力読み込みおよび表示出力を制御するROM、設定内容や状態を表示するLCD、キー入力を制御するASIC(LCDC)等が搭載されている。
HDD503は、システムのアプリケーションプログラムならびにプリンタの作像プロセス機器の機器付勢情報を格納するアプリケーションデータベースとして用いられる。また、読取り画像や書込み画像のイメージデータ、すなわち画像データ、ならびにドキュメントデータを蓄える画像データベースとしても用いられるものである。HDD503とコントローラボード501とは、物理インターフェース、電気的インターフェース共に、ATA/ATAPI−4の準拠したインターフェースで接続されている。
また、コントローラボード501には、アナログ回線(電話回線)を使用して外部との通信を行う通信コントロール装置インターフェースボード504、LANインターフェースボード505が接続されている。管理システムとの通信は、上記通信コントロール装置インターフェースボード504やLANインターフェースボード505を経由して行われる。通信コントロール装置インターフェースボード504は、通信コントロール装置と、コントローラボード501との通信インターフェースボードであり、コントローラボード501との通信は、全二重非同期シリアル通信で接続されている。また、通信コントロール装置とは、RS−485インターフェース規格により、マルチドロップ接続されている。LANインターフェースボード505は、社内LAN(インターネット)とコントローラーとの通信インターフェースボードである。LANインターフェースボード505は、PHYチップI/F及びI2CバスI/Fの標準的な通信インターフェースで接続されている。
さらに、コントローラボード501には、汎用PCIバスが接続されており、PCIバスには、FAXのコントロールユニット(FCU)506や、IEEE1394ボード、無線LANボード、USBボード等が接続されている。PCIバスは画像データバス/制御コマンドバスで、画像データと制御コマンドが時分割で転送されるようになっている。
また、PCIバスには、エンジン制御ボード510が接続されており、このPCIバスを介して、エンジン制御ボード510とコントローラボード501とが接続されている。エンジン制御ボード510は、画像形成装置の作像作成制御を主として行うもので、CPU及び、画像処理を行うプログラマブルな演算処理手段であるIPP、複写およびプリントアウトを制御するため必要なプログラムを内蔵したROM、その制御に必要なSRAM、及びNV―RAMを搭載している。NV−RAMにはSRAMと、電源OFFを検知して、EEPROMにストアーするメモリを搭載している。また、エンジン制御ボード510は、他の制御を行うCPUとの信号の送受信を行う、シリアルインターフェースも備えている。さらに、エンジン制御ボード510には、エンジン制御ボードが実装された近くのI/O(カウンター、ファン、ソレノイド、モーター等)を制御するI/OASICも搭載している。
エンジン制御ボード510には、画像形成装置のI/Oを制御するI/O制御ボード513、及び、コピー原稿(画像)を読み込むスキャナ(SBU)ボード511、及び、画像データを感光体上に書き込むLDBボード512が接続されている。I/O制御ボード513は、アナログ制御も含む画像形成装置のI/Oを制御するI/OASIC、サブCPUを搭載している。また、I/O制御ボード513には、プロセスカートリッジに取り付けられているICタグと通信を行う、非接触通信手段516が接続されている。さらに、I/O制御ボード513には、プロセスカートリッジの色検知マークを検出する回路が接続されている。I/O制御ボード513とエンジン制御ボードとは、同期シリアルインターフェースで接続されている。
SBUボード511は、アナログASIC、CCD、アナログASICの駆動タイミングを発生させる回路を備えている。
また、これらの画像形成装置を制御する電源供給するPSU514が設けられている。このPSU514には、メインSWにより、商用電源が供給されている。
次に、画像形成の制御について説明する。カラーCCD520とSBUボード511を備えた原稿を光学的に読み取る読み取りユニット300に原稿をセットする。そして、この読み取りユニットに備えられた図示しない原稿照明光源の走査を行い、この原稿に対して光を照射する。この原稿に対する光の反射光をカラーCCD520で光電交換して画像信号を生成する。カラーCCD520は、3ラインカラーCCDであり、EVENch/ODDchのRGB画像信号を生成する。このR、G、B画像信号を、それぞれの画像信号に対応したSBUボード511のアナログASICにそれぞれ入力する。CCDから出力されたR、G、Bの画像信号は、アナログASIC内部のサンプリングホールド回路により、サンプリングホールドされた後、A/D変換され、R、G、Bのそれぞれの画像信号をそれぞれデータ信号に変換する。それとともに、R,G、BそれぞれのアナログASICでシェーディング補正され、出力I/F(インターフェース)520の画像データバスを介してエンジン制御ボード510の画像処理器IPPに送出する。SBUボード511からIPPに転送された画像データは、IPPにて光学系およびデジタル信号への量子化に伴う信号劣化(スキャナ系の信号劣化)を補正され、PCIバスの画像データバスを介してコントローラボード501のフレームメモリに書き込まれる。
コントローラボード501のワークメモリから出力されるブラック(B)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の各色の書き込み信号は、LDBボード512のB、Y、M、CのそれぞれのLD書き込み回路(LDB)にそれぞれ入力される。そして、この各色のLD書込み回路(LDB)でLD電流制御(変調制御)が行われ、各色のLDに出力されて、レーザ光により、各色の感光体表面に書込みを行う。
次に、プロセスカートリッジの色検知制御について説明する。新しいプロセスカートリッジと交換するために装置本体のドアの開閉が行われた場合、これに伴い、ドアに取り付けられたドアSWも開閉する。ドアSWは、I/Oボード515に接続されており、ドアSWの開閉が行われた場合、プロセスカートリッジの交換が行われたとI/Oボード515のサブCPUが認識して、上述のプロセスカートリッジの色検知マークを検出する回路を作動させる。そして、その結果をI/Oボード515からエンジン制御ボードに送信する。また、これと同時にプロセスカートリッジに取り付けられたICタグと非接触通信手段516を通じて、プロセスカートリッジの情報を取得する。この通信は、I/Oボードのインターフェース回路によって行われる。
また、メインSWが投入された時にも、上述のプロセスカートリッジの色検知制御を行う。
次に、プロセスカートリッジの色検知の確認制御について図11に示すフロー図に基づき説明する。装置本体のドアの開閉が行われた場合または、メインSWが投入された場合にプロセスカートリッジの色検知の確認回路が作動する。まず、画像形成装置のCPUが装置本体のドアが開いているかチェックする(F1−1)。開いている場合(F1−1のYESの場合)は、ドアオープンフラグをセットする(F1−2)。次にプロセスカートリッジに取り付けられているICタグのメモリとの通信を停止する(F1−3)。そして、プロセスカートリッジへの電源供給を停止(F1−4)して、プロセスカートリッジの色検知の確認制御は実行しない。一方、装置本体のドアが開いていない場合(F1−1のNOの場合)、ドアオープンフラグがセットされていたかチェックする(F1−5)。ドアオープンフラグがセットされていた場合(F1−5のYESの場合)、色検知手段によって、Y、M、C、Bkのそれぞれのステーションに対応したプロセスカートリッジがそれぞれ正しく装着されているかどうかを予め記録した電圧値と、色検知手段によって検知された電圧値とを比較してチェックする(F1−7)。Y、M、C、Bk各色のステーションに対応した色のプロセスカートリッジが正しく装着されていた場合(F1−7のYESの場合)、既にICタグのメモリに色IDが記録されているかどうかチェックする(F1−13)記録されている場合(F1−13のYESの場合)、プロセスカートリッジが正しい位置に装着されているので、プロセスカートリッジの色検知の確認制御を終了する。一方、ICタグのメモリに色IDの記録がない場合は、ICタグのメモリに色IDを記憶させて(F1−15)、プロセスカートリッジの色検知の確認制御を終了する。ICタグのメモリに記憶されている色IDが本体に記憶されている色IDと異なる場合は、着脱部材の確認警告表示を行い(F1−14)、コピースタートボタンを赤表示にし、コピー動作を禁止する(F1−11)。次に、ドアフラグ、電源ONフラグをクリアーにし(F1−12)、プロセスカートリッジへの電源供給と、ICタグのメモリとの通信とを再開して(F1−13)、プロセスカートリッジの色検知の確認制御を終了する。
また、予め記録した電圧値と、色検知手段によって検知された電圧値とが異なる場合、すなわち、Y、M、C、Bk色のステーションに対応した色のプロセスカートリッジのうち少なくともひとつが正しく装着されていない場合(F1−7のNOの場合)は、予め記録した電圧値と、色検知手段によって検知された電圧値との差に応じて、プロセスカートリッジの装着箇所を確認する表示(F1−8)、剥離テープを剥がす場所の確認する表示(F1−9)を行う。そして、画像形成動作をできなくするため、コピースタートボタンを赤表示にし、コピー動作を禁止する(F1−11)。次に、ドアフラグ、電源ONフラグをクリアーにし(F1−12)、プロセスカートリッジへの電源供給と、ICタグのメモリとの通信とを再開して(F1−13)、プロセスカートリッジの色検知の確認制御を終了する。ドアオープンフラグがセットされて無い場合は(F1−5のNOの場合)、電源ON時のイニシャライズルーチンでセットされる電源ONフラグがセットされているかチェックする。セットされていた場合には、色検出手段により各プロセスカートリッジの色を読み込を行い、(F1−6)以降のフローを実施する。セットされてない場合は、制御は終了する。
また、プロセスカートリッジにおける、色検知の確認制御は、図11に示したフロー図の他に、図12に示すようなフロー図としてもよい。この色検知の確認制御は、図12に示すように、色検知手段によってプロセスカートリッジの装着位置を検知する前に、IDタグと通信を行い、プロセスカートリッジが装置本体内に装着されているかどうかを確認している。装置本体のドアの開閉が行われた場合または、メインSWが投入された場合にプロセスカートリッジの色検知の確認回路が作動する。まず、画像形成装置のCPUが装置本体のドアが開いているかチェックする(F2−1)。開いている場合(F2−1のYESの場合)は、ドアオープンフラグをセットする(F2−2)。次にプロセスカートリッジに取り付けられているICタグの不揮発性メモリとの通信を停止する(F2−3)。そして、プロセスカートリッジへの電源供給を停止(F2−4)して、プロセスカートリッジの色検知の確認制御は実行しない。一方、装置本体のドアが開いていない場合(F2−1のNOの場合)、ドアオープンフラグがセットされていたかチェックする(F2−5)。ドアオープンフラグがセットされていた場合(F2−5のYESの場合)、4色それぞれのICタグとIDの確認を行い、通信が確立しているかチェックする(F2−6)。通信が確立してない場合(F2−6のNO場合)は、プロセスカートリッジが装着されているか確認警告表示(F2−16)を行い、、コピースタートボタンを赤表示にし、コピー動作を禁止する(F2−9)。通信が確立している場合(F2−6のYESの場合)は、Y、M、C、Bkのステーション全てにプロセスカートリッジが装着されていることとなるので、色検知手段によって、Y、M、C、Bkのそれぞれのステーションに対応したプロセスカートリッジがそれぞれ正しく装着されているかどうかを予め記録した電圧値と、色検知手段によって検知された電圧値とを比較してチェックする(F1−7)。チェックした結果、プロセスカートリッジが全て正しい位置に装着されていた場合(F2−7のYESの場合)は、既にICタグのメモリに色IDが記録されているかどうかチェックする(F2−13)。記録されている場合(F2−13のYESの場合)、プロセスカートリッジが正しい位置に装着されているので、プロセスカートリッジの色検知の確認制御を終了する。一方、ICタグのメモリに色IDの記録がない場合は、ICタグのメモリに色IDを記憶させて(F2−15)、プロセスカートリッジの色検知の確認制御を終了する。ICタグのメモリに記憶されている色IDが本体に記憶されている色IDと異なる場合は、着脱部材の確認警告表示を行い(F2−14)、コピースタートボタンを赤表示にし、コピー動作を禁止する(F2−9)。次に、ドアフラグ、電源ONフラグをクリアーにし(F1−10)、プロセスカートリッジへの電源供給と、ICタグのメモリとの通信とを再開して(F2−11)、プロセスカートリッジの色検知の確認制御を終了する。
また、予め記録した電圧値と、色検知手段によって検知された電圧値とが異なる場合、すなわち、Y、M、C、Bk色のステーションに対応した色のプロセスカートリッジのうち少なくともひとつが正しく装着されていない場合(F2−7のNOの場合)は、予め記録した電圧値と、色検知手段によって検知された電圧値との差に応じて、プロセスカートリッジの装着箇所を確認する表示(F2−8)、剥離テープを剥がす場所の確認する表示(F2−9)を行う。そして、画像形成動作をできなくするため、コピースタートボタンを赤表示にし、コピー動作を禁止する(F2−11)。次に、ドアフラグ、電源ONフラグをクリアーにし(F2−12)、プロセスカートリッジへの電源供給と、ICタグのメモリとの通信とを再開して(F2−13)、プロセスカートリッジの色検知の確認制御を終了する。ドアオープンフラグがセットされて無い場合は(F2−5のNOの場合)、電源ON時のイニシャライズルーチンでセットされる電源ONフラグがセットされているかチェックする。セットされていた場合には、色検出手段により各プロセスカートリッジの色を読み込を行い、(F2−6)以降のフローを実施する。セットされてない場合は、制御は終了する。
上述の説明では、図7に示すプロセスカートリッジを例に説明したが、これに限られない。例えば、図13に示すように、着脱部材を導電性部材146として、センサの被検知部を兼ね備えるようにしてもよい。図13に示すように、プロセスカートリッジ140の手前側側面142には、Y、M、C、Bkの色がそれぞれ表示されている。各色の下側には、上記、導電性部材146が取り付けられる取り付け部145Y、145M、145C、145Bkがそれぞれ設けられている。取り付け部の導電性部材と接触する箇所には、導電性部材146をGNDに接続するための導線が設けられている。工場出荷時に、色毎の交換用のプロセスカートリッジとする場合、現像装置内に含有されているトナー(例えば、M色)と同色の表示色の下側に位置する取り付け部材145Mに導電性部材146を装着する(図13(b))。そして、導電性部材146が外れたり、ユーザによってむやみに移動されたりしないように、導電性部材を固定手段によって、取り付け部に固定する。一方、プロセスカートリッジ内の現像装置にトナーを含有させず、工場出荷時において交換用のプロセスカートリッジを各色共通とする場合は、上記取り付け部材145とは別に工場出荷時に導電性部材146を収納する収納部147を設ける。このプロセスカートリッジを寿命のきたプロセスカートリッジと交換する場合は、ユーザが収納部147に収納された導電性部材146を取り出して、図13(b)に示すように、交換するプロセスカートリッジ(例えば、M色)と同色の取り付け部145Mに導電性部材146を取り付けることで、交換すべきプロセスカートリッジと同色のプロセスカートリッジとする。
上述のような方法によって各色に対応したプロセスカートリッジとされた交換用プロセスカートリッジを寿命のきた例えば、M色のプロセスカートリッジと交換する方法を以下に示す。画像形成装置の扉を開いて、寿命のきたM色プロセスカートリッジをステーション108Mから取り外して、図13(b)に示すように、導電性部材146を取り付け部145Mに取り付けたM色の交換用プロセスカートリッジ140Mを挿入する。このとき、ユーザは、ステーション108Mの開口部近辺に表示されている色107Mと、導電性部材146が装着されている取り付け部145Mの上部に位置する色とが同じM色であることを確認する。異なっていると気づいたときは、ユーザが導電性部材146をステーション108Mの開口部近辺に表示されている色107Mと同一の色の下に位置する取り付け部145Mに取り付けて再挿入する。あるいは、導電性部材146がステーション108Mの開口部近辺に表示されている色107Mと同一の色の下に位置する取り付け部145Mに取り付けられているプロセスカートリッジと交換して再挿入する。プロセスカートリッジを挿入したら、装置本体の扉を閉める。
装置本体の扉には、図14(b)に示すように、固定板111が取り付けられており、この固定板111には、検知手段としての接続部112Y、112M、112C、112Bkが設けられている。これらの接部部は、図14(a)に示すように、各ステーション108Y、108M、108C、108Bkの開口部と対向する位置に、それぞれ設けられている。また、これらの接続部は、接続コネクタ113aと接続しており、接続コネクタ113aは、扉が閉まった状態で装置本体に形成されている本体側接続コネクタ113bと接続するようになっている。そして、プロセスカートリッジが正しく装着されている場合は、装置本体の扉が閉まった状態において、図14(a)に示すように、これらの接続部112Y、112M、112C、112Bkと各プロセスカートリッジの取り付け部に取り付けられた導電部材146とが接触するようそれぞれ構成されている。例えば、M色のステーションにY色のプロセスカートリッジが装着されるように、異なった色のプロセスカートリッジが挿入された場合、導電部材146と接続部112Mとは、接触することがない。これにより、異なった色のプロセスカートリッジが挿入されていることを検知することができる。このように異なる色のプロセスカートリッジが装着された場合は、そのことを警告表示するとともに、作像動作を禁止する。このような表示が出たら、ユーザは、装置本体の扉を開けて、プロセスカートリッジが装着された状態で、ステーション開口部の近辺に表示されている色107と、プロセスカートリッジの手前側側面142の取り付け部に取り付けられている導電性部材146の位置を確認して、正しい色のプロセスカートリッジと交換したり、導電性部材146を正しい取り付け部の位置に付け替えたりする。
図15は、図13に示したプロセスカートリッジの色検知手段の回路図である。プロセスカートリッジが正しいステーションに正しく装着されている場合は、図14(a)に示すように、接続部112と導電部材146とが接触する。導電部材146は、取り付け部145に設けられた導線と接触して、GNDと接続されている。すると、接続部112の上流側にある電圧源から流れる電流は、導電部材146を介してGNDに逃げるようになり、CPUポートに電流が流れなくなる。この結果、CPUポートの電圧値は0となり、プロセスカートリッジが正しく装着されていることを検知する。一方、ステーション108に異なった色のプロセスカートリッジが装着された場合は、導電性部材146と接続部112が接続されていないので、CPUポートには、Vccの電圧が印加されることとなり、異なった色のプロセスカートリッジが装着されていることを検知することができる。
図13に示したプロセスカートリッジにおいても、ICタグ141を設けている。そして、装置本体と通信を行い、装置本体に予め記憶してある色と、ICタグのメモリに記憶した色を比較して、異なる場合は、警告表示して作像動作を禁止するようにしている。また、ICタグのメモリに色の記録が無い場合は、ICタグのメモリに色を記録するようにしている。
また、図16に示すように、透過型センサを用いてプロセスカートリッジの色検知を行うようにしてもよい。図16(a)に示すプロセスカートリッジは、図12(a)に示したプロセスカートリッジ同様、プロセスカートリッジの手前側側面242に、Y、M、C、Bkの色がそれぞれ表示され、各色の下側には、取り付け部245Y、245M、245C、245Bkがそれぞれ設けられている。これらの取り付け部は、被検知部材としての遮蔽部材246が取り付けられるようになっている。工場出荷時に、色毎の交換用のプロセスカートリッジとする場合、現像装置内に含有されているトナーと同色の表示色の下側に位置する取り付け部に遮蔽部材246を装着する。そして、遮蔽部材が外れたり、ユーザによってむやみに移動されたりしないように、遮蔽部材246を固定手段によって、取り付け部に固定する。一方、プロセスカートリッジ内の現像装置にトナーを含有させず、工場出荷時において交換用のプロセスカートリッジを各色共通とする場合は、上記取り付け部とは別に工場出荷時に遮蔽部材246を収納する収納部247を設ける。このプロセスカートリッジを寿命のきたM色のプロセスカートリッジと交換する場合は、ユーザが収納部247に収納された遮蔽部材246を取り出して、交換するプロセスカートリッジと同色の取り付け部245Mに遮蔽部材246を取り付けることで、交換すべきプロセスカートリッジと同色のプロセスカートリッジとする。
このようにすることで、図12に示したプロセスカートリッジ同様、ユーザがプロセスカートリッジの手前側側面をみれば、このプロセスカートリッジがY、M、C、Bk色のうち、何色に対応しているプロセスカートリッジかが認識することが可能となる。また、図12に示したプロセスカートリッジ同様、ステーション108の開口部の近傍に設けた色表示部107を設ければ、ユーザがプロセスカートリッジ交換時にプロセスカートリッジの手前側側面242と上記表示部107を見てプロセスカートリッジが正しい位置に装着されているか確認することができる。
装置本体の扉には、図13(b)と同様に、固定板111が取り付けられており、この固定板には、接続部112Y、112M、112C、112Bkの代わりに、検知手段としての透過型センサ212Y、212M、212C、212Bkが取り付けられている。これらの透過型センサは、図16(b)に示す発光素子としてのLED212aと、受光素子としてのフォトトランジスタ(HTr)212bがそれぞれ設けられている。そして、これらの透過型センサ212Y、212M、212C、212Bkは、各ステーション108Y、108M、108C、108Bkの開口部と対向する位置に、それぞれ取り付けられている。また、これらの透過型センサは、図13同様に、接続コネクタ113aと接続しており、接続コネクタ113aは、扉が閉まった状態で装置本体に形成されている本体側接続コネクタ113bと接続するようになっている。そして、プロセスカートリッジが正しく装着されている場合は、装置本体の扉が閉まった状態において、図16(b)に示すように、この遮蔽部材246が透過型センサのLED212aから発する光を遮断して、フォトトランジスタ212bに光が届かなくする。一方、プロセスカートリッジを間違えて装着した場合は、透過型センサのLED212aから発する光は、遮蔽部材246によって遮断されずに、フォトトランジスタ212bに受光されるようになる。
図17は、図16に示したプロセスカートリッジの色検知手段の回路図である。フォトトランジスタ(HTr)は、一方の端子が電源に接続され、もう一方の端子がGNDに接続されている。プロセスカートリッジが正しく装着されている場合は、LEDからの光は、遮蔽部材により遮断されて、フォトトランジスタ(HTr)に光が入射されないので、電源−GND間の回路が閉じられた状態となっている。このため、CPUポートには、Vccの電圧がかかる。CPUポートは、この電圧を検知して、プロセスカートリッジが正しく装着されていることを検知する。一方、プロセスカートリッジが正しく装着されていない場合は、フォトトランジスタ(HTr)にLEDからの光が入射され、電源−GND間の回路が閉じられた状態となり、電源から流れる電流は、このフォトトランジスタ(HTr)から、GNDに流れるため、CPUポートの電圧は0となる。CPUポートは、この電圧値を検知して、プロセスカートリッジが正しく装着されていないことを検知する。
図16に示したプロセスカートリッジにおいても、ICタグ241を設けている。そして、装置本体と通信を行い、図15に示したフローチャート同様に、装置本体に予め記録してある色と、ICタグのメモリに記録した色を比較して、異なる場合は、警告表示して作像動作を禁止するようにしている。また、ICタグのメモリに色の記録が無い場合は、ICタグのメモリに色を記録するようにしている。
また、図18に示すように、プロセスカートリッジの着脱部材をICタグ346としてもよい。このプロセスカートリッジ340は、図18(a)に示すように、図12(a)、図16(a)に示すプロセスカートリッジと同様な構成としている。そして、図18(b)に示すように、ICタグ346を装着されるべき所定の色の取り付け部345に取り付けて、所定の色のプロセスカートリッジとする。ICタグ346を装着されるべき所定の色の取り付け部345に取り付けたことで、ユーザがこのプロセスカートリッジが何色のプロセスカートリッジであるかを認識できるようになる。これにより、上述同様、ユーザがステーション開口部近傍の色表示107と比較して、正しい位置にプロセスカートリッジが装着されているかどうかを確認することができる。
装置本体の扉には、図19に示すように、固定板111が取り付けられており、この固定板には、検知手段としてのアンテナ312Y、312M、312C、312Bkが取り付けられている。これらのアンテナ312Y、312M、312C、312Bkは、各ステーション108Y、108M、108C、108Bkの開口部と対向する位置に、それぞれ取り付けられている。また、これらのアンテナ312Y、312M、312C、312Bkは、接続コネクタ113aと接続しており、接続コネクタ113aは、装置本体のI/Oボード513と接続している。そして、扉が閉まった状態で装置本体に形成されている図示しない本体側接続コネクタ113bと接続するようになっている。そして、プロセスカートリッジが正しく装着されている場合は、装置本体の扉が閉まった状態において、図18(b)に示すように、ICタグ346とアンテナ312とが、対向して装置本体と通信することができる状態となる。一方、プロセスカートリッジを間違えて装着した場合は、ICタグ346とアンテナ312とは、対向しなくなるので、装置本体と通信することができなくなる。
また、図20に示すように、着脱部材を反射板446とし、検知部材を反射型フォトセンサ412としてもよい。また、本実施形態においては、現像装置と他の画像形成プロセス手段を備えたプロセスカートリッジについて、説明したが、これに限られない。図3に示すように、画像形成装置から着脱可能な現像装置やトナーカートリッジ、および現像装置やトナーカートリッジを備えた現像ユニット等にも適用することができる。
以上、本実施形態の画像形成装置によれば、着脱部材であるY、M、C、Bkに対応した4つのシールのうち、ひとつを剥がすことで、各色に対応したプロセスカートリッジとすることができる。これにより、プロセスカートリッジの部品を各色共通とすることができ、製造コストを削減することができる。また、シールを剥がす位置が異なっているので、ユーザは、シールの剥がした位置を確認するだけで、このプロセスカートリッジが何色に対応したプロセスカーとリッジであるのか確認することができる。そして、このプロセスカートリッジをステーション内に装着して、各ステーション内の反射型センサによって、それぞれトナー色に対応した位置におけるシールの有無を検出する。反射型センサによって、シールが無いことを検知した場合は、ステーションの色と同色のプロセスカートリッジが装着されていることが検知される。逆に、反射型センサがシールを検知した場合は、ステーションの色と異なる色のプロセスカートリッジが装着されていることとなり、誤装着を検知することができる。従来のように、ステーションの形状とプロセスカートリッジを各色毎に異ならせて、異なる色のプロセスカートリッジがステーション内に装着されないようにすることで誤装着を防止する方法では、ユーザが異なる色と気づかずに、強引にステーション内に装着しようとして、装置やプロセスカートリッジを破損する危険があった。しかし、本実施形態の場合は、一度、プロセスカートリッジをステーションに装着した後に、正しい色が装着されているかどうかを検知するため、装置や、プロセスカートリッジが破損することがない。
また、本実施形態の画像形成装置においては、着脱部材としての反射板445を収納する収納部447を設けている。これにより、プロセスカートリッジを交換するときに、ユーザが保管してあるプロセスカートリッジを交換するプロセスカートリッジと同じ形状とすることができる。よって、ユーザは、色毎にプロセスカートリッジを保管する必要がなくなり、ユーザの負担を軽減することができる。また、着脱部材を反射板445とし、検出手段を光学反射型センサ446としている。そして、着脱部材をプロセスカートリッジの取り付け部445Y、M、C、Bkの一箇所に取り付けて、各色に対応したプロセスカートリッジとすることができる。これにより、ユーザは、反射板の取り付け箇所を確認するだけで、このプロセスカートリッジが何色のプロセスカートリッジであるか認識することができる。よって、ステーションへの誤装着を抑制することができる。そして、この各色に応じたプロセスカートリッジをステーション108に装着して、ステーション108内の各反射型センサ446によって、反射板445が取り付けられた位置を検知する。ステーション108の色と同色に対応するプロセスカートリッジが装着された場合は、反射型センサが反射板を検知して、正しく装着されていることを検知し、無い場合は、異なる色のプロセスカートリッジが装着されたことを警告表示することができる。
また、着脱部材を遮蔽部材とし、検出手段を透過型センサとしてもよい。この場合、遮蔽部材によって、透過型センサへ光を遮断することで、プロセスカートリッジが同色のステーションに装着されていることを検知することができる。
また、着脱部材をICタグとし、検出手段をアンテナとしてもよい。この場合、アンテナによって、ICタグとの通信が行われることで、プロセスカートリッジが同色のステーションに装着されていることを検知することができる。
また、着脱部材を導電性部材とし、検出手段をこの導電性部材と接続される接続部としてもよい。この場合、導電性部材と接続部が接続されることで、プロセスカートリッジが同色のステーションに装着されていることを検知することができる。
また、本実施形態の画像形成装置においては、検知手段によって、検知した結果、正しい位置にプロセスカートリッジが装着されていないことを検知したら、コピー動作を禁止するようにしている。これにより、ユーザが誤って、コピースタートをしてしまい、現像装置に収納されているトナーと別の色のトナーが混ざってしまうことがない。
また、本実施形態の画像形成装置においては、プロセスカートリッジには、ICタグが取り付けられており、ICタグと装置本体との間で通信が確立されない場合は、画像形成動作を禁止している。ICタグとの通信が確立されていない場合は、ステーション内にプロセスカートリッジが装着されていないか、正しく装着されていない状態であり、このような状態で画像形成動作をした場合、装置に不具合を生じる場合がある。しかし、本実施形態では、画像形成動作を禁止しているので、装置に不具合が生じることがない。また、ICタグとの通信が確立してから、検出手段により検出された電圧値を予め装置本体に記憶された電圧値と比較して、プロセスカートリッジの装着状態を検知するようにしている。これにより、プロセスカートリッジがステーションに装着されていないのか、間違って場所に装着されているのかを検知することができ、より的確な警告表示をすることができる。
また、本実施形態の画像形成装置においては、ICタグに色IDが記憶されていない場合は、ICタグに色IDを記憶させる。これにより、このプロセスカートリッジに寿命がきて、リサイクルされた場合、ICタグに記憶された情報を読み込めば、現像装置に何色のトナーが収納されていたかを把握することができる。
また、本実施形態の画像形成装置においては、画像形成装置のステーション108の近傍に色表示部107を設けている。これにより、ユーザがプロセスカートリッジを装着するときに、プロセスカートリッジが正しいステーションに装着されることを確認することができ、誤装着を防止することができる。
また、本実施形態の画像形成装置においては、光学反射型センサによって、反射板の色を検知している。これにより、プロセスカートリッジがステーションと同色の位置に装着されることを検出することができ、誤装着を防止することができる。
また、本実施形態の画像形成装置においては、検出手段により検出された電圧値を予め装置本体に記憶された電圧値と比較して、プロセスカートリッジの装着状態を検知するようにしている。これにより、プロセスカートリッジがステーションと同色の位置に装着されているかどうかを検知するだけでなく、電圧値の差によって、プロセスカートリッジの装着状態等も検知することができる。例えば、検知手段から出力された電圧が装置本体内に予め記憶した電圧値と2倍以上差がある場合は、シール46を2箇所以上剥がしたことが検知できたり、電圧値がほとんど検知されない場合は、ステーション内にプロセスカートリッジが装着されていないことが検知できたりすることができる。これにより、ユーザに的確な警告表示をすることができる。
また、本実施形態の画像形成装置においては、検出手段により検出された電圧値が予め装置本体に記憶された電圧値と異なる場合は、画像動作を禁止するようにしている。これにより、ユーザが誤って、コピースタートをしてしまい、現像装置に収納されているトナーと別の色のトナーが混ざってしまうことがない。
また、本実施形態の画像形成装置においては、着脱部材としてのシールを半透明としている。これにより、反射板の色は透けて見えるので、ユーザは、どのテープを剥がすと、何色の反射板が露出されるかが認識することができる。よって、テープの剥がし間違いを抑制することができる。
本実施形態にかかる画像形成装置の概略構成図。 本実施形態にかかる現像装置を備えたプロセスカートリッジの概略構成図。 現像装置および感光体ユニットを備えた画像形成装置の概略構成図。 ステーション開口部と色表示部とを説明する概略構成図。 プロセスカートリッジを装着した状態の画像形成装置の概略図。 M色のプロセスカートリッジをステーションから引き出す説明図。 本実施形態の検知手段を備えたプロセスカートリッジの概略構成図。 M色のプロセスカートリッジの色を検出する検出回路を示す図。 ICタグの説明図。 画像形成装置の制御部のブロック図。 プロセスカートリッジの色を検知する制御フロー図。 他の検知手段を備えたプロセスカートリッジの概略構成図。 検知部材を備えた画像形成装置本体の扉の概略構成図 他の検知手段を備えたプロセスカートリッジの検知回路図 他の検知手段を備えたプロセスカートリッジの色を検知する制御フロー。 さらに他の検知手段を備えたプロセスカートリッジの概略構成図。 さらに他の検知手段を備えたプロセスカートリッジの検知回路図 さらに他の検知手段を備えたプロセスカートリッジの概略構成図。 さらに他の検知部材を備えた画像形成装置の扉の概略構成図。 さらに他の検知手段を備えたプロセスカートリッジの概略構成図。
符号の説明
1 プリンタ
2 帯電装置
4Y、4M、4C、4Bk 感光体
5Y、5M、5C、5Bk 現像装置
40、140、240、340 プロセスカートリッジ
41、141、241、346 ICタグ
45Y、45M、45C、45Bk 反射板
46 シール
100 扉
111 固定板
146 導電部材
147、247、347 収納部
246 遮蔽部材
501 コントローラボード
502 操作部制御ボード
510 エンジン制御ボード
513 I/Oボード

Claims (9)

  1. 互いに異なるトナーを収容する複数の現像装置を有する画像形成装置において、現像装置が現像装置装着部に着脱可能に装着されており、ICタグと、一個の着脱部材と、トナー色にそれぞれ対応させて設けられた着脱部材が着脱される着脱部と、該着脱部を有する面と同一の面に設けられ、前記着脱部材が収納される着脱部材収納部とを前記現像装置に設け、
    前記現像装置装着部は、前記着脱部材の有無を検知する検知手段を有し、
    前記検知手段は、前記現像装置が前記現像装置装着部に装着されたときに、その現像装置装着部に装着されるべき現像装置が収容するトナーの色に対応した着脱部と対向し、ICタグと画像形成装置本体との通信が確立されてから、該着脱部についての前記着脱部材の有無を検知することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、前記着脱部材は、反射板であり、前記検知手段は、光学反射型センサであることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項の画像形成装置において、前記着脱部材は、遮蔽部材であり、前記検知手段は、透過型の光学センサであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1の画像形成装置において、前記着脱部材は、ICタグであり、前記検知手段は、該ICタグと通信を行う通信手段であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1の画像形成装置において、前記着脱部材は、導電部材であり、前記検知手段は、前記導電部材と接触する接続部材であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1、2、3、4または5の画像形成装置において、前記着脱部材の有無を検知して、その検知結果の基づき、現像装置装着部に装着されるべき現像装置が収容するトナー色と同色のトナー色が収容された現像装置が装着されているかどうかを検知し、同色トナー色が収容された現像装置が装着されていない場合、画像形成動作を禁止する制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5または6の画像形成装置において、前記ICタグと画像形成装置本体との通信が確立されない場合は、前記制御手段によって、画像形成動作を禁止することを特徴とする画像形成装置
  8. 請求項1、2、3、4、5、6または7の画像形成装置において、前記ICタグに色IDが記録されていないとき、前記ICタグに色を記憶させる書き込み手段を設けることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6、7または8の画像形成装置において、前記現像装置装着部の現像装置挿入側の近傍に、その現像装置装着部に装着されるべき現像装置が収容するトナーの色と同一の色を有した色表示部を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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