JP2017129811A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、カバー部材においてユーザーが情報記録媒体をかざすことができる対向面には、認証装置の本体(認証装置本体)に対向する範囲の他に、認証装置のケーブルに対向する範囲なども含まれてしまっていた。そのため、ユーザーが認証装置本体に対向する範囲で情報記録媒体をかざした場合には、情報記録媒体と認証装置(画像形成装置本体)との間で正常な情報のやり取りがおこなわれるのに対して、ユーザーが認証装置本体に対向する範囲とは異なる範囲やズレた範囲で情報記録媒体をかざした場合には、情報記録媒体と認証装置(画像形成装置本体)との間で正常な情報のやり取りがおこなわれない可能性があった。
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機、3は原稿セット部3a(原稿台)にセットされた原稿を原稿読込部4に搬送して原稿排出部3bに排出する原稿搬送部、4は原稿の画像情報を読み込む原稿読込部、5は画像が形成された後の記録媒体Pが画像形成装置本体1から排紙されて排紙面5a上に載置(スタック)される胴内排紙部(胴内開放部)、6は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部(露光部)、7は転写紙等の記録媒体Pが収納される給紙部(給紙カセット)、10Y、10M、10C、10BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する2次転写ローラ、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着部、28は各作像部10Y、10M、10C、10BKの現像部に各色のトナーを補給するためのトナー容器、30は画像形成装置1における種々の操作をユーザーが入力したり種々の情報を確認したりするためのタッチパネル方式の操作パネル、40は認証装置50を着脱可能に設置するための設置部、45は設置部40に設置された認証装置50を覆うカバー部材、を示す。
また、原稿セット部3a(原稿台)は、画像形成装置本体1の上方において原稿搬送部3の原稿送入口から側方に向けて突出するように形成されていて、そのセット面が上方に露呈するように形成されている。
なお、操作パネル30の近傍には、認証装置50を設置するための設置部40が設けられているが、これについては後で詳しく説明する。
まず、原稿セット部3a(原稿台)にセットされた原稿は、給送ローラによって原稿搬送部3の内部に送入されると、搬送ローラによって搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス上を通過する。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス上を通過する原稿の画像情報が光学的に読み取られる。
その後、原稿読込部4の位置で画像情報が読み取られた後の原稿は、搬送ローラによって搬送されて、原稿搬送部3の排出口から排出されて、原稿排出部3bの排出面上に載置(スタック)される。
書込み部6において、光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。レーザ光は、ポリゴンミラーに入射して反射した後に、複数のレンズを透過する。複数のレンズを透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11の表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように1次転写ローラ14が設置されている。そして、1次転写ローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(第1転写工程である。)。
その後、感光体ドラム11の表面は、除電部の位置を通過して、感光体ドラム11における一連の作像プロセスが終了する。
その後、中間転写ベルト17の表面は、中間転写ベルトクリーニング部の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部に回収されて、中間転写ベルト17上の一連の転写プロセスが完了する。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された記録媒体Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ19(タイミングローラ)に導かれる。レジストローラ19に達した記録媒体Pは、中間転写ベルト17上のトナー像とタイミングを合わせて、2次転写ローラ18の位置に向けて搬送される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラ29によって装置外に出力画像として排出された後に、胴内排紙部5の排紙面5a上にスタックされて、一連の画像形成プロセスが完了する。
図1〜図3等を参照して、本実施の形態における画像形成装置1には、認証装置50が着脱可能に設置される設置部40が設けられている。詳しくは、設置部40は、画像形成装置本体1の外装部(樹脂材料からなる外装カバーである。)の一部であって、操作パネル30の近傍において認証装置50が上方から載置されるように形成されている。設置部40は、その周囲が壁部で囲まれた略四角形の凹部であって、その内部に認証装置50が載置される。
図3、図4を参照して、認証装置50のケーブル52は、設置部40に内設されたコネクタ49に接続される。コネクタ49は、画像形成装置本体1の外装部に覆われるように配置された中継ケーブル48に接続されている。中継ケーブル48は、操作パネル30に内設された電子基板35に接続されている。
このような構成により、公知のものとほぼ同様に、認証装置50によって読み取られたICカード100の情報が、ケーブル52、コネクタ49、中継ケーブル48、電子基板35を介して、操作パネル30(画像形成装置本体1)の制御部に伝えられたり、逆のルートにより操作パネル30(画像形成装置本体1)の側からICカード100に情報が伝えられたりすることになる。
そして、図1に示すように、ユーザーがICカード100(情報記録媒体)をカバー部材45の上から認証装置50に対向するようにかざすことで、カバー部材45を介してICカード100と認証装置50(画像形成装置本体1)との間で情報のやり取りがされることになる。
このように、本実施の形態では、認証装置50が外部に露呈することなくカバー部材45によって覆われているために、認証装置50を設置することによって美観が損なわれる不具合が防止されるとともに、ユーザーが誤って認証装置50に触れてしまって認証装置50のケーブル52が外れてしまう不具合が防止されることになる。
なお、本実施の形態では、画像形成装置1への認証装置50の設置を希望しないユーザーに対しては、後述する標記45a1(図5を参照できる。)が付されたカバー部材45とは異なる目隠し用の蓋部材が、設置部40に設置されることになる。
なお、本実施の形態では、図5等を参照して、上方からみたときに、カバー部材45の上面(対向面)が、主として、対向主部45a(第1対向部)と対向従部45b(第2対向部)とからなっている。
また、カバー部材45の対向主部45aは、ユーザーが一目で、その他の部分とは異なる部分であることを視認できるように形成されている。これにより、ユーザーは、認証装置本体51に対向する範囲とは異なる範囲(例えば、対向従部45bである。)やズレた範囲にICカード100をかざすことなく、認証装置本体51に真直ぐに対向する対向主部45aにてICカード100をかざすことになるため、ICカード100と認証装置50(画像形成装置本体1)との間で正常な情報のやり取りができなくなり、読取不良などの通信不良が生じる不具合を確実に軽減することができる。
なお、図5を参照して、本実施の形態において、対向主部45aの標記45a1は、その面上に直交する方向からみたときに、その外形が、設置部40に設置された認証装置50の認証装置本体51の外形の範囲内に含まれるように形成されている。これにより、ユーザーは、対向主部45aにおいて認証装置本体51に対して中心からズレることなく真直ぐに対向するようにICカード100をかざすことになるため、ICカード100と認証装置50との間で良好な情報のやり取りがおこなわれることになる。
これにより、カバー部材45を介してICカード100と認証装置50との間で正常な情報のやり取りがおこなわれない不具合を確実に軽減することができる。
そして、そのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
そして、そのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
これに対して、画像形成装置本体1側に設置されたケーブル(本実施の形態におけるケーブル52、コネクタ49、中継ケーブル48が1つのケーブルとして構成されたものである。)の先端部にコネクタが設けられていて、そのコネクタに認証装置50の端面に形成されたコネクタが接続されるように構成することもできる。
そして、そのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。また、そのように構成されたケーブルも、本願においては「認証装置のケーブル」であるものと定義する。
30 操作パネル、
35 電子基板、
40 設置部、
45 カバー部材、
45a 対向主部(第1対向部)、
45a1 標記、
45b 対向従部(第2対向部)
45c 突起部(仕切り部)、
48 中継ケーブル、
49 コネクタ、
50 認証装置、
51 認証装置本体、
52 ケーブル、
100 ICカード(情報記録媒体)。
Claims (7)
- 認証装置が着脱可能に設置される設置部と、
前記設置部に設置された前記認証装置を露呈させないように覆うカバー部材と、
を備え、
前記カバー部材は、前記設置部に設置された前記認証装置の認証装置本体に対向する対向主部が、当該対向主部を介して前記認証装置本体に対向される情報記録媒体と前記認証装置本体との間で情報のやり取りをおこなえるように形成されるとともに、その他の部分とは異なる部分として認識可能に形成されたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記カバー部材は、前記対向主部が、前記その他の部分とは異なる部材で一体的に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記カバー部材は、前記対向主部が、前記その他の部分とは異なる色で形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記カバー部材は、前記対向主部に、前記情報記録媒体を接触又は近接させるための標記が形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記対向主部の前記標記は、その面上に直交する方向からみたときに、その外形が、前記設置部に設置された前記認証装置の前記認証装置本体の外形の範囲内に含まれるように形成されたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記カバー部材は、前記設置部に設置された前記認証装置のケーブルに対向する対向従部と、前記対向主部と、を隔絶する突起部を具備したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記設置部は、画像形成装置本体の外装部の一部であって、操作パネルの近傍において前記認証装置が上方から載置されるように形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
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