JP4404279B2 - カメラ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は測位機能を備えたカメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
GPSによる測位計測に用いられる測位装置(以下、GPS測位装置)では複数のGPS衛星から送られる測位情報を基に現在位置(自己位置)を計測している。このようなGPS測位装置は車載ナビゲーション装置等に組み込まれ、自己位置の決定及び現在位置の表示等に利用されている。また、GPS測位装置の中には腕時計に組み込みが可能な程度のサイズのものも製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような小型サイズのGPS測位装置をデジタルカメラや銀塩カメラに組み込めばカメラの位置を計測することにより、例えば、撮影画像と関連付けて撮影場所等を自動記録するといった利用を行なうことができ、カメラの使い勝手のさらなる向上やカメラによるデータ収集に寄与することが期待される。
【0004】
この場合、GPS測位装置を、例えば、デジタルカメラに組み込んで撮影の都度カメラの位置情報を取得して撮影画像の位置情報として保存記録し、再生時に画像と共に撮影場所を表示するといった利用方法を考えることができる。
【0005】
しかしながら、GPS測位装置による測位時間はGPS衛星との位置関係や受信環境によって異なり、約1秒から10秒といった幅があるので撮影のたびにGPS測位装置を動作させて位置情報を取得するようにすると、ユーザは場合によっては撮影のたびに10秒程度待たされることになり撮影間隔をあけないで撮影することができなくなるといった問題点がある(銀塩カメラにGPS測位装置を組み込んだ場合にも同様の問題が生じる)。
【0006】
また、撮影のたびに測位を行なうようにすると撮影枚数分測位動作が必要となったり、撮影時の負荷が大きくなってしまうので消費電力の増大を招いてしまうといった問題点がある。
【0007】
本発明は上記問題点を解決することを目的としたものであり、測位動作による負荷を軽減させることのできる測位機能付きカメラ装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、第1の発明のカメラ装置は、任意のタイミングで撮影指示を受ける指示手段と、前記指示手段による撮影指示に応じて撮影画像を記録する撮影記録手段と、前記指示手段による撮影指示が前回の撮影指示から所定時間以上経過してからなされたものであるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により前記指示手段による撮影指示が前回の撮影指示から所定時間以上経過してからなされたものであると判断された場合は、新たに測位を行って位置情報を取得し、この新たに取得した位置情報を前記撮影記録手段により記録された撮影画像と対応付けて記録する第1の撮影記録制御手段と、前記判断手段により前記指示手段による撮影指示が前回の撮影指示から所定時間以上経過してからなされたものでないと判断された場合は、新たに測位を行うことなく、前記第1の撮影記録制御手段の制御によって既に取得済みの位置情報を前記撮影記録手段により記録された撮影画像と対応付けて記録する第2の撮影記録制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
[回路構成例]
図1は、本発明の測位機能付きカメラ装置の一実施例の構成を示すブロック図であり、デジタルカメラ100は、GPSアンテナ1’、GPS処理部1、撮像部2、制御部3、操作部4、一次メモリ(DRAM)5、保存メモリ(フラッシュメモリ)6、表示部7及び図示しない電源回路を有している。また、報知用の表示ランプ8を設けるようにしてもよい。
【0019】
GPS処理部(GPS測位装置)1はRF、A/D、データレジスタ、カウンタ、デコーダ及びそれらを制御する制御部(マイクロコンピュータ)等により構成されている。また、GPS処理部1はGPSアンテナ1’によって受信されたGPS衛星からの受信電波を増幅・復調した後、取得した衛星データの解読を行ない、解読したデータによりデジタルカメラ100の自己位置計算等の位置計測(測位)を行なう。GPS処理部1による測位結果はデジタルカメラ100全体を制御する制御部3に送られる。
【0020】
撮像部2は取込んだ被写体像をデジタルデータに変換し、デジタルデータからデジタルの輝度、色差マルチプレクス信号(Y、Cb、Crデータ)等の信号成分(以下、画像データ)を得てDRAM5に転送する。
【0021】
制御部3は、CPU、RAM、プログラム格納用メモリ及びタイマ等の周辺回路を有したマイクロプロセッサ構成を有しており、CPUは上述の各回路及び図示しない電源切換えスイッチ等にバスラインを介して接続し、プログラム格納用メモリに格納されている制御プログラムによりデジタルカメラ全体の制御を行なうと共に、操作部4からの状態信号に対応してプログラム格納用メモリに格納されている各モード処理用のプログラムや本発明に基づく測位タイミング制御プログラム及び測位情報適用プログラムを取り出して、デジタルカメラ100の各機能の実行制御等を行なう。なお、プログラム格納メモリには上述した各プログラムのほか定数やメニューデータ等を格納している。
【0022】
また、制御部3はシャッター全押し操作がされるとDRAM5に書き込まれている画像データを読み出して、例えば、JPEG圧縮処理のような画像圧縮処理を施し、フラッシュメモリ6に記憶する。また、再生時にフラッシュメモリ6から取り出された画像データに伸張処理を施して画像データを再生する。
【0023】
操作部4は、処理モード切替えスイッチ、機能選択ボタン、電源オン/オフスイッチ41、+/−キー45、シャッターボタン46等のキーやスイッチを構成部分としており、これらのキー或いはスイッチが操作されると状態信号が制御部3に送出される。
【0024】
DRAM5は作業用メモリとして用いられ、撮影画像や再生画像を一時的に記憶する画像バッファ領域や圧縮/伸張時の作業用領域等が確保されている。また、フラッシュメモリ6は撮影画像を保存記憶する。
【0025】
[測位タイミング及び測位情報の撮影画像への適用方法]
前述したように、撮影のたびに測位を行ない撮影画像に適用するとそのたびに測位動作を行なわなければならなくなるので、本発明では所定のタイミングで測位した測位情報を複数の撮影画像に対して適用するように構成する。また、測位情報の適用方法は、例えば、撮影画像毎に同じ測位情報を1対1に対応させて記憶する方法と、1つの測位情報を複数の撮影画像に関連付け、再生時に各画像に対応付けて表示するようにする方法がある。以下、測位タイミング制御及び測位情報の撮影画像への適用動作についていくつかの実施例により説明する。
【0026】
(1) 電源オン/オフ時に測位を行なう方法
図2は測位タイミング制御動作等の一実施例を示すフローチャートであり、図2(a)は電源オン時に測位する例、図2(b)は電源オフ時に測位する例である。
【0027】
▲1▼ 電源オン時に測位を行なう例:
ステップS1:(電源オンの判定及び電源オン時の測位)
制御部3は電源状態フラグを調べて電源オンか否かを判定し、電源がオンの場合にはGPS処理部1に制御信号を送ってS2に遷移する。
【0028】
ステップS2:(GPS測位処理)
GPS処理部1は制御部3から測位開始制御信号を受け取ると、GPS測位装置を起動してアンテナ1’を介して受信した受信電波の受信処理を行ない、デジタルカメラ100の自己位置(座標)を算出し、測位結果(計算値)を制御部3に送出する。GPS処理部1は1サイクルの測位処理を終了すると次の測位処理(GPS衛星から所定周期毎に送出される測位情報の次の受信サイクルの処理を意味する)に移行するので、制御部3はGPS処理部1から測位結果を受け取るとGPS処理部1が次のサイクルに移行しないように測位終了指示信号をGPS処理部1に送って測位を終了させる。
【0029】
ステップS3:(測位情報の取得)
制御部3はGPS処理部1から受け取った測位結果(測位情報)をRAM(又はDRAM5)の測位結果記憶エリアに記憶する。
【0030】
ステップS4:(処理モードの選択及び判定)
制御部3はプログラム格納メモリから処理モード選択メニューデータ(又は、アイコンデータ)等を取り出し、表示部7に送って画面表示してユーザの選択を促す。
制御部3は操作部4から送られる状態信号を調べて選択された処理モードが撮影モードの場合にはS5に遷移する。なお、本実施例では本ステップをS2(測位)及びS3(測位情報の取得)の後段としたが、本ステップをS2及びS3の前段に行なうようにしてもよい。
【0031】
ステップS5:(画像の取込み及びスルー表示)
制御部3は撮像部2に制御信号を送り被写体画像の取込みを行なわせる。撮像部2は光学系を介して被写体画像(画像データ)をDRAM5に取込む。また、取込まれた画像は表示部7にスルー表示される。
【0032】
ステップS6:(撮影指示の有無判定)
制御部3は操作部4から送られる状態信号を調べ、シャッターボタン46が全押しされた場合には撮影指示ありとしてS7に遷移する。
【0033】
ステップS7:(画像等の保存記憶処理)
制御部3はDRAM5に取込まれている画像データに圧縮処理を施し(撮影画像として)フラッシュメモリ6に保存記憶する。また、この際、ステップS3でRAMに記憶した測位結果(測位情報(デジタルカメラ100の位置データ(座標値))を撮影画像に対応付けて保存記憶する。
【0034】
ステップS8:(撮影モード終了判定)
制御部3は操作部4からの状態信号を調べ、現在の撮影モードの終了操作があったか否かを判定し、終了操作がなされた場合にはS9に遷移する。また、所定時間経過しても終了操作がなされない場合にはS5に戻って次の画像の取込み以下の動作を行なう。
【0035】
ステップS9(電源スイッチのオフ操作有無の判定)
制御部3は操作部4からの状態信号を調べ、電源スイッチのオフ操作があったか否かを判定し、オフ操作がなされた場合には電源オフにして処理を終了する。また、所定時間経過してもオフ操作がなされない場合にはS4に戻って次の処理モードの選択メニュー表示等以下の動作を行なう。
【0036】
上記構成により、電源オン時に測位を行ないその測位結果を電源オフされるまでに撮影された各撮影画像に対応付けて保存するので、GPS測位処理は電源オン時に1回だけ行なうだけでよく、ユーザは(測位待ちをしなくて済むので)測位を意識することなくシャッター操作を行なうことができる。また、モチーフが同一であれば、通常は撮影時に位置を移動せず、場所を変える場合には電源をオフにして移動し、新たなモチーフで撮影を開始(電源オン)することが多いので、電源オン時に1回測位をするだけでも撮影画像に対応付けられる位置情報と実際の撮影場所はほとんどの場合一致する。
【0037】
▲2▼ 電源オフ時に測位を行なう例:
ステップS1’:(電源オンの判定及び電源オン時の測位)
制御部3は電源状態フラグを調べて電源オンか否かを判定し、電源がオンの場合にはS2に遷移する。
【0038】
ステップS2’:(処理モードの選択及び判定)
制御部3はプログラム格納メモリから処理モード選択メニューデータ(又は、アイコンデータ)等を取り出し、表示部7に送って画面表示してユーザの選択を促す。
制御部3は操作部4から送られる状態信号を調べて選択された処理モードが撮影モードの場合にはS3’に遷移する。
【0039】
ステップS3’:(画像の取込み及びスルー表示)
制御部3は撮像部2に制御信号を送り被写体画像の取込みを行なわせる。撮像部2は光学系を介して被写体画像(画像データ)をDRAM5に取込む。また、取込まれた画像は表示部7にスルー表示される。
【0040】
ステップS4’:(撮影指示の有無判定)
制御部3は操作部4から送られる状態信号を調べ、シャッターボタン46が全押しされた場合にはS5’に遷移する。
【0041】
ステップS5’:(画像等の保存記憶処理)
制御部3はDRAM5に取込まれている画像データに圧縮処理を施し、フラッシュメモリ6に保存記憶する。
【0042】
ステップS6’:(撮影モード終了判定)
制御部3は操作部4からの状態信号を調べ、現在の撮影モードの終了操作があったか否かを判定し、終了操作がなされた場合にはS7’に遷移する。また、所定時間経過しても終了操作がなされない場合にはS3’に戻って次の画像の取込み及びスルー画像表示以下の動作を行なう。
【0043】
ステップS7’(電源スイッチのオフ操作有無の判定)
制御部3は操作部4からの状態信号を調べ、電源スイッチのオフ操作があったか否かを判定し、オフ操作がなされた場合にはGPS処理部1に制御信号を送ってS8’に遷移する。
【0044】
ステップS8’:(電源オフ時のGPS測位処理)
GPS処理部1は制御部3から測位開始制御信号を受け取ると、GPS測位装置を起動してアンテナ1’を介して受信した受信電波の受信処理を行ない、デジタルカメラ100の自己位置(座標)を算出し、測位結果(計算値)を制御部3に送出する。GPS制御部3は1サイクルの測位処理を終了すると次の測位処理に移行するので、制御部3はGPS処理部から測位結果を受け取るとGPS処理部1が次のサイクルに移行しないように測位終了指示信号をGPS処理部1に送って測位を終了させる。
【0045】
ステップS9’:(測位結果の撮影画像との対応付け)
制御部3は上記ステップS8’でGPS処理部1から受け取った測位結果を上記ステップS3’〜S6’の撮影動作でフラッシュメモリ6に保存記憶した各撮影画像(画像データ)に対応付けて保存記憶し、電源をオフにする。
【0046】
上記構成により、一連の撮影が終わって、電源オフ操作がなされてから測位を行ないその測位結果を電源オン中に撮影された各撮影画像に対応付けて保存するので、ユーザは測位を意識することなく撮影を行なうことができる。また、モチーフが同一であれば、通常は撮影時に位置を移動せず、場所を変える場合には電源をオフにして移動し、新たなモチーフで撮影を開始(電源オン)することが多いので、電源オフ時に1回測位をするだけでも撮影画像に対応付けられる位置情報と実際の撮影場所はほとんどの場合一致する。
【0047】
(2) 撮影モードのオン/オフ時に測位を行なう方法
図3は測位タイミング制御動作等の一実施例を示すフローチャートであり、図3(a)は撮影モードオン時(その撮影モードの開始時)に測位する例、図3(b)は撮影モードオフ時(その撮影モードの終了時)に測位する例である。
【0048】
▲1▼ 撮影モードオン時に測位を行なう例:
ステップT1:(撮影モードの判定)
図3(a)で、制御部3はプログラム格納メモリから処理モード選択メニューデータ(又は、アイコンデータ)等を取り出し、表示部7に送って画面表示してユーザの選択を促す。制御部3は操作部4から送られる状態信号を調べて選択された処理モードが撮影モードの場合(撮影モードオンの場合)はGPS処理部1に制御信号を送ってT2に遷移する。
【0049】
ステップT2:(GPS測位処理)
GPS処理部1は制御部3から測位開始制御信号を受け取ると、GPS測位装置を起動してアンテナ1’を介して受信した受信電波の受信処理を行ない、デジタルカメラ100の自己位置(座標)を算出し、測位結果(計算値)を制御部3に送出する。GPS処理部1は1サイクルの測位処理を終了すると次の測位処理に移行するので、制御部3はGPS処理部1から測位結果を受け取るとGPS処理部1が次のサイクルに移行しないように測位終了指示信号をGPS処理部1に送って測位を終了させる。
【0050】
ステップT3:(測位情報の取得)
制御部3はGPS処理部1から受け取った測位結果(測位情報)をRAM(又はDRAM5)の測位結果記憶エリアに記憶する。
【0051】
ステップT4:(画像の取込み及びスルー表示)
制御部3は撮像部2に制御信号を送り被写体画像の取込みを行なわせる。撮像部2は光学系を介して被写体画像(画像データ)をDRAM5に取込む。また、取込まれた画像は表示部7にスルー表示される。
【0052】
ステップT5:(撮影指示の有無判定)
制御部3は操作部4から送られる状態信号を調べ、シャッターボタン46が全押しされた場合には撮影指示ありとしてT6に遷移する。
【0053】
ステップT6:(画像等の保存記憶処理)
制御部3はDRAM5に取込まれている画像データに圧縮処理を施し、フラッシュメモリ6に保存記憶する。また、この際、ステップT3でRAMに記憶した測位結果を上記撮影画像(画像データ)に対応付けて保存記憶する。
【0054】
ステップT7:(撮影モード終了判定)
制御部3は操作部4からの状態信号を調べ、現在の撮影モードの終了操作があったか否かを判定し、終了操作がなされた場合には撮影モードを終了する(撮影モードオフ)。
【0055】
上記構成により、撮影モード開始時(撮像モードオン)時に測位を行ないその測位結果を撮影モード中に撮影された各撮像画像に対応付けて保存するので、GPS測位処理は撮影モード開始時に1回だけ行なうだけでよく、ユーザは(測位待ちをしなくて済むので)測位を意識することなくシャッター操作を行なうことができる。また、モチーフが同一であれば、通常は撮影モード中に位置を移動せず、場所を変える場合には撮影モードをオフにして移動し、再度撮影モードをオンにして新たなモチーフで撮影を開始することが多いので、撮像モード開始時に1回測位をするだけでも撮影画像に対応付けられる位置情報と実際の撮影場所はほとんどの場合一致する。
【0056】
▲2▼ 撮影モードオフ時に測位を行なう例:
ステップT1’:(撮影モードの判定)
図3(b)で、制御部3はプログラム格納メモリから処理モード選択メニューデータ(又は、アイコンデータ)等を取り出し、表示部7に送って画面表示してユーザの選択を促す。制御部3は操作部4から送られる状態信号を調べて選択された処理モードが撮影モードの場合(撮影モードオンの場合)はT2’に遷移する。
【0057】
ステップT2’:(画像の取込み及びスルー表示)
制御部3は撮像部2に制御信号を送り被写体画像の取込みを行なわせる。撮像部2は光学系を介して被写体画像(画像データ)をDRAM5に取込む。また、取込まれた画像は表示部7にスルー表示される。
【0058】
ステップT3’:(撮影指示の有無判定)
制御部3は操作部4から送られる状態信号を調べ、シャッターボタン46が全押しされた場合には撮影指示ありとしてT4’に遷移する。
【0059】
ステップT4’:(画像等の保存記憶処理)
制御部3はDRAM5に取込まれている画像データに圧縮処理を施し、フラッシュメモリ6に保存記憶する。
【0060】
ステップT5’:(撮影モード終了判定)
制御部3は操作部4からの状態信号を調べ、現在の撮影モード終了操作があったか否かを判定し、終了操作がなされた場合にはT6’に遷移する(撮影モードオフ)。また、所定時間経過しても終了操作がなされない場合にはT2’に戻って次の画像の取込み及びスルー画像表示以下の動作を行なう。
【0061】
ステップT6’:(GPS測位処理)
制御部3はGPS処理部1に測位開始信号を送出する。GPS処理部1は制御部3から測位開始制御信号を受け取ると、GPS測位装置を起動してアンテナ1’を介して受信した受信電波の受信処理を行ない、デジタルカメラ100の自己位置(座標)を算出し、測位結果(計算値)を制御部3に送出する。GPS処理部1は1サイクルの測位処理を終了すると次の測位処理に移行するので、制御部3はGPS処理部1から測位結果を受け取るとGPS処理部1が次のサイクルに移行しないように測位終了指示信号をGPS処理部1に送って測位を終了させる。
【0062】
ステップT7’:(測位結果の撮影画像との対応付け)
制御部3は上記ステップT6’でGPS処理部1から受け取った測位結果を上記ステップT2’〜T4’の撮影動作でフラッシュメモリ6に保存記憶した各撮影画像(画像データ)に対応付けて保存記憶し、処理を終了する。
【0063】
上記構成により、一連の撮影及び撮影画像の保存記憶が終わって、撮影モードオフ操作がなされてから測位を行ないその測位結果を撮影モード中に撮影された各撮像画像に対応付けて保存するので、ユーザは測位を意識することなく撮影を行なうことができる。また、モチーフが同一であれば、通常は撮影モード中に位置を移動せず、場所を変える場合には撮影モードをオフにして移動し、再度撮影モードをオンにして新たなモチーフで撮影を開始することが多いので、撮影モード終了時に1回測位をするだけでも撮影画像に対応付けられる位置情報と実際の撮影場所はほとんどの場合一致する。
【0064】
(3) 撮影間隔によって測位情報の更新を行なう方法
図4は測位タイミング制御動作等の一実施例を示すフローチャートであり、撮影間隔によって測位情報を更新し、それ以降の撮影画像に適用する例である。
【0065】
ステップU1:(最初のGPS測位処理)
図4で撮影モードが選択されると、制御部3はGPS処理部1に測位開始指示信号を送り、GPS処理部1は制御部3から測位開始制御信号を受け取ると、GPS測位装置を起動してアンテナ1’を介して受信した受信電波の受信処理を行ない、デジタルカメラ100の自己位置(座標)を算出し、測位結果(計算値)を制御部3に送出する。GPS処理部1は1サイクルの測位処理を終了すると次の測位処理に移行するので、制御部3はGPS処理部1から測位結果を受け取るとGPS処理部1が次のサイクルに移行しないように測位終了指示信号をGPS処理部1に送って測位を終了させる。
【0066】
ステップU2:(測位情報の取得)
制御部3はGPS処理部1から受け取った測位結果(測位情報)をRAM(又はDRAM5)の測位結果記憶エリアに記憶する。
【0067】
ステップU3:(タイマースタート)
制御部3はタイマーによる時間計測をスタートさせる。
【0068】
ステップU4:(画像の取込み及びスルー画像表示)
制御部3は撮像部2に制御信号を送り被写体画像の取込みを行なわせる。撮像部2は光学系を介して被写体画像(画像データ)をDRAM5に取込む。また、取込まれた画像は表示部7にスルー表示される。
【0069】
ステップU5:(撮影指示の有無判定)
制御部3は操作部4から送られる状態信号を調べ、シャッターボタン46が全押しされた場合にはU10に遷移し、そうでない場合にはU6に遷移する。
【0070】
ステップU6:(撮影指示までの経過時間判定)
制御部3はステップU3でスタートさせたタイマーの計測時間を調べ、所定時間(例えば、10秒)を経過している場合にはU7に遷移し、そうでない場合にはU4に戻って画像の取込み以下の処理を行なう。これにより、シャッター操作後又は撮影モード設定後の経過時間を調べ、所定時間以上シャッター操作が行なわれない場合、ユーザが撮影場所を少し変えるために撮影モードのまま移動中とみなして下記ステップU7、U8に示すように測位情報を更新することができる。
【0071】
ステップU7:(測位情報更新のためのGPS測位処理)
制御部3はGPS処理部1に測位開始信号を送出する。GPS処理部1は制御部3から測位開始制御信号を受け取ると、GPS測位装置を起動してアンテナ1’を介して受信した受信電波の受信処理を行ない、デジタルカメラ100の自己位置(座標)を算出し、測位結果(計算値)を制御部3に送出する。
【0072】
ステップU8:(測位終了判定及び測位情報の更新)
制御部3はGPS測位処理が終了したか否かを調べ、終了した場合はGPS処理部1が次のサイクルに移行しないように制御し、GPS処理部1から受け取った測位結果(測位情報)をRAM(又はDRAM5)の測位結果記憶エリアに上書きして測位結果を更新してU3に戻り、画像の取込み以下の処理を行なう。また、測位が終了していない場合にはU9に遷移する。
【0073】
ステップU9:(測位中のシャッター操作の有無判定及び測位中止)
制御部3は測位中にシャッター操作がなされたか否かを調べ、シャッター操作がなされるとGPS処理部1に制御信号(測位中止指示信号)を送ってからU10に遷移し、そうでない場合にはU7に遷移する。GPS処理部1は制御部3から制御信号を受け取ると測位動作を中止する。
【0074】
ステッU10:(画像等の保存記憶処理(撮影処理))
制御部3はDRAM5に取込まれている画像データに圧縮処理を施して(撮影画像として)フラッシュメモリ6に保存記憶する。また、この際、ステップU2又はU7でRAMに記憶した測位結果(測位情報)を上記撮影画像(画像データ)に対応付けて保存記憶する。つまり、撮影画像に対応付けられる測位結果は最初からシャッター操作が所定時間以内に順次行なわれている場合にはU2で保持した最初の測位結果が対応付けられる。また、所定時間経過後にシャッター操作が行なわれた場合にはそのシャッター操作による撮影画像(およびそのシャッター操作以後、所定時間間隔で行なわれたシャッター操作による撮影画像)にはステップU7で更新された測位情報が対応付けられる。
【0075】
ステップU11:(撮影モード終了判定)
制御部3は操作部4からの状態信号を調べ、現在の撮影モードの終了操作があったか否かを判定し、終了操作がなされた場合には撮影モードを終了する。
【0076】
上記構成により、撮影モード開始時(撮像モードオン)時に1回測位を行ないその測位結果を保持し、撮影間隔が長すぎる場合には再測位を行なって測位結果を更新するので、所定時間経過後の撮影画像には更新後の測位情報が対応付けられる。これにより、撮影モード中に撮影位置を変えた場合には撮影画像に変更後の測位情報を対応付けることができる。
【0077】
また、撮影が行なわれない場合には所定時間間隔毎に測位が行なわれるが測位中にシャッター操作がなされると測位を中止し、保持している測位結果を撮影画像に対応付けて保存記憶するので、ユーザは最初の1回の測位以外は測位の有無を意識することなくシャッター操作を行なうことができる。
【0078】
(4) 撮影後に測位を行なって撮影画像に適用する方法
図5は測位タイミング制御動作等の一実施例を示すフローチャートであり、図5(a)は撮影後の測位中に撮影が行なわれた場合にはその撮影画像にも測位結果を適用する例、図5(b)は撮影後の測位中に撮影が行なわれた場合には測位を中止し、測位中に撮影された画像にも前回の測位情報を適用する例、図5(c)は撮影後に行なわれた測位結果を撮影画像に適用する例である。
【0079】
▲1▼ 撮影後の測位中に撮影が行なわれた場合にその撮影画像にも測位結果を適用する例
ステップV1:(画像の取込み及びスルー表示)
図5(a)で、撮影モードが開始すると、制御部3は撮像部2に制御信号を送り被写体画像の取込みを行なわせる。撮像部2は光学系を介して被写体画像(画像データ)をDRAM5に取込む。また、取込まれた画像は表示部7にスルー表示される。
【0080】
ステップV2:(撮影指示の有無判定)
制御部3は操作部4から送られる状態信号を調べ、シャッターボタン46が全押しされた場合には撮影指示ありとしてV3に遷移する。
【0081】
ステップV3:(撮影画像の保存記憶処理(撮影処理))
制御部3はDRAM5に取込まれている画像データに圧縮処理を施し、撮影画像としてフラッシュメモリ6に保存記憶する。
【0082】
ステップV4:(GPS測位開始)
制御部3はGPS処理部1に測位開始信号を送出する。GPS処理部1は制御部3から測位開始制御信号を受け取ると、GPS測位装置を起動してアンテナ1’を介して受信した受信電波の受信処理及び、デジタルカメラ100の自己位置(座標)を算出等の測位処理を開始する。
【0083】
ステップV5:(画像の取込み及びスルー表示)
制御部3はGPS処理部1による測位中にも撮像部2に制御信号を送り被写体画像の取込みを行なわせる。撮像部2は光学系を介して被写体画像(画像データ)をDRAM5に取込む。また、取込まれた画像は表示部7にスルー表示される。
【0084】
ステップV6:(撮影指示の有無判定)
制御部3は操作部4から送られる状態信号を調べ、シャッターボタン46が全押しされた場合には撮影指示ありとしてV7に遷移し、そうでない場合にはV8に遷移する。
【0085】
ステップV7:(画像等の保存記憶処理(撮影処理))
制御部3はDRAM5に取込まれている画像データに圧縮処理を施し、撮影画像としてフラッシュメモリ6に保存記憶する(この場合、ステップV9での判定が行ないやすいようにRAM(又はDRAM5)に、測位中に撮影され、保存記憶された撮影画像の数をカウントする画像カウンタ(初期値=0)を設け、画像カウンタに1を加えるようにしてもよい)。
【0086】
ステップV8:(測位終了判定等)
GPS処理部1は測位が終了するとその結果(計算値)を制御部3に送出する。GPS処理部1は1サイクルの測位処理を終了すると次の測位処理に移行するので、制御部3はGPS処理部1から測位結果を受け取ったか否かを調べ、受け取った場合には1サイクルの測位が終了したものと判定して、GPS処理部1が次のサイクルに移行しないように測位終了指示信号をGPS処理部1に送って測位を終了させ、V9に遷移する。
【0087】
ステップV9:(測位中の撮影画像の有無判定)
制御部3は上記ステップV6で測位中に撮影され、V7で保存記憶された画像(撮影画像)の有無を調べ、V7で保存記憶された撮影画像がある場合にはV11に遷移し、そうでない場合にはV10に遷移する(画像カウンタを設けた場合には、カウンタの値が1以上の場合には画像カウンタの値を0にしてからV11に遷移し、0の場合にはV10に遷移する)。
【0088】
ステップV10:(測位結果と撮影画像との対応付け(1))
制御部3は、GPS処理部1から受け取った測位結果を上記ステップV3でフラッシュメモリ6に保存記憶した撮影画像に応付けて保存記憶し、V1に戻って次の画像の取込み以下の処理処理を行なう。
【0089】
ステップV11:(測位結果の撮影画像との対応付け(2))
制御部3は、GPS処理部1から受け取った測位結果を上記ステップV3及びV7でフラッシュメモリ6に保存記憶した撮影画像に応付けて保存記憶し、V1に戻って次の画像の取込み以下の処理処理を行なう。
【0090】
上記構成により、撮影及び撮影画像の保存記憶が終わってから測位を行ない、測位中にも撮影を可能として測位中に撮影がなされた場合にはその撮影画像を保存記憶し、測位終了後、今回の測位結果を今回保存記憶された撮像画像(測位中撮影され保存記憶された画像がある場合にはその画像に対しても)に対応付けて保存するので、ユーザは撮影時に測位を意識することなく続けて撮影を行なうことができる。
【0091】
▲2▼ 撮影後の測位中に撮影が行なわれた場合は測位を中止し、測位中に撮影された画像にも前回の測位情報を適用する例
上記図5(a)の説明では、撮影後の測位中に撮影が行なわれた場合には測位中にも撮影を行なうようにしたが、撮影後の測位中に撮影が行なわれた場合は、画像を測位を中止し、撮影画像(この場合、測位中に撮影された画像も含む)に前回の測位情報を適用するようにしてもよい。以下、図5(b)をもとに説明する。
【0092】
ステップV6−1:(撮影指示の有無判定)
図5(a)のステップV5でスルー画像表示がなされた後、図5(b)に示すように制御部3は操作部4から送られる状態信号を調べ、シャッターボタン46が全押しされた場合には撮影指示ありとしてV6−2に遷移し、そうでない場合にはV8’に遷移する。
【0093】
ステップV6−2:(測位中止)
制御部3はGPS処理部1に制御信号(測位中止指示信号)を送ってからV6−3に遷移する。GPS処理部1は制御部3から制御信号を受け取ると測位動作を中止する。
【0094】
ステップV6−3:(画像等の保存記憶処理)
制御部3はDRAM5に取込まれている画像データに圧縮処理を施し,撮影画像としてフラッシュメモリ6に保存記憶する。
【0095】
ステップV6−4:(測位結果の撮影画像との対応付け)
制御部3は、上記ステップV3及びV6−2でフラッシュメモリ6に保存記憶した画像データに前回(ステップV8’で)GPS処理部1から受け取った測位結果を対応付けて保存記憶し、V1に戻って次の画像の取込み以下の処理処理を行なう。
【0096】
ステップV8’:(測位終了判定等)
GPS処理部1は測位が終了するとその結果(計算値)を制御部3に送出する。GPS処理部1は1サイクルの測位処理を終了すると次の測位処理に移行するので、制御部3はGPS処理部1から測位結果を受け取ったか否かを調べ、受け取った場合には1サイクルの測位が終了したものと判定して、GPS処理部1が次のサイクルに移行しないように測位終了指示信号をGPS処理部1に送って測位を終了させ、V10に遷移する。また、制御部3はGPS処理部1から受け取った測位結果をRAM(DRAM5)の測位結果記憶エリアに上書きする。
【0097】
上記構成により、撮影及び撮影画像の保存記憶が終わってから測位を行ない、測位中にも撮影を可能として測位中に撮影がなされた場合にはその撮影画像を保存記憶し、測位終了後、今回の測位結果を今回保存記憶された撮像画像に対応付けて保存するので、ユーザは撮影時に測位を意識することなく続けて撮影を行なうことができる。また、測位中に撮影が行なわれた場合には測位を中止し(撮影優先)て画像を撮影し、前回の測位結果を今回ステップV3及びV6−3で撮影された画像に対応付けて保存記憶するので、ユーザは撮影時に測位を意識することなくシャッター操作を行なうことができる。
【0098】
▲3▼ 撮影後に行なわれた測位結果を撮影画像に適用する例
ステップW1:(画像の取込み及びスルー表示)
図5(c)で、撮影モードが開始すると、制御部3は撮像部2に制御信号を送り被写体画像の取込みを行なわせる。撮像部2は光学系を介して被写体画像(画像データ)をDRAM5に取込む。また、取込まれた画像は表示部7にスルー表示される。
【0099】
ステップW2:(撮影指示の有無判定)
制御部3は操作部4から送られる状態信号を調べ、シャッターボタン46が全押しされた場合には撮影指示ありとしてW3に遷移する。
【0100】
ステップW3:(画像等の保存記憶処理)
制御部3はDRAM5に取込まれている画像データに圧縮処理を施し、撮影画像としてフラッシュメモリ6に保存記憶する。
【0101】
ステップW4:(GPS測位)
制御部3はGPS処理部1に測位開始信号を送出する。GPS処理部1は制御部3から測位開始制御信号を受け取ると、GPS測位装置を起動してアンテナ1’を介して受信した受信電波の受信処理を行ない、デジタルカメラ100の自己位置(座標)を算出し、測位結果(計算値)を制御部3に送出する。GPS処理部1は1サイクルの測位処理を終了すると次の測位処理に移行するので、制御部3はGPS処理部1から測位結果を受け取るとGPS処理部1が次のサイクルに移行しないように測位終了指示信号をGPS処理部1に送って測位を終了させる。
【0102】
ステップW5:(測位情報と撮影画像の対応付け等)
制御部3は上記ステップW4の測位結果(測位情報(デジタルカメラ100の位置データ(座標値))を上記ステップW3の撮影画像に対応付けて保存記憶する。また、タイマーによる時間計測をスタートさせる(初期値=0)。
【0103】
ステップW6:(画像の取込み及びスルー表示)
制御部3は撮像部2に制御信号を送り被写体画像の取込みを行なわせる。撮像部2は光学系を介して被写体画像(画像データ)をDRAM5に取込む。また、取込まれた画像は表示部7にスルー表示される。
【0104】
ステップW7:(撮影指示の有無判定)
制御部3は操作部4から送られる状態信号を調べ、シャッターボタン46が全押しされた場合には撮影指示ありとしてW9に遷移し、そうでない場合にはW8に遷移する。
【0105】
ステップW8:(経過時間の判定等)
制御部3はステップW5でスタートさせたタイマーの計測時間を調べ、所定時間(例えば、10秒)を経過している場合にはW1に戻り、そうでない場合にはW6に戻って画像の取込み以下の処理を行なう。
【0106】
ステップW10:(測位情報及び撮影画像の保存記憶処理)
制御部3はDRAM5に取込まれている画像データに圧縮処理を施し、撮影画像としてフラッシュメモリ6に保存記憶する。また、この際、上記ステップW4でGPS処理部1から受け取った測位結果を上記撮影画像に応付けて保存記憶し、タイマーを0にセットしてからW1に戻って次の画像の取込み以下の処理処理を行なう。
なお、上記W8のステップはW7でシャッター操作がない場合にのみ限定されない(つまり、この経過時間判定ステップは上記W2〜W5のいずれかのタイミングで行なことができる)。
【0107】
上記構成により、撮影及び撮影画像の保存記憶が終わってから測位を行ない、測位後、所定時間内にも撮影を可能として所定時間内に撮影がなされた場合にはその撮影画像を保存記憶し、上記測位結果を保存記憶された撮像画像に対応付けて保存するので、ユーザは測位を意識することなく続けて撮影を行なうことができる(つまり、シャッター操作後の経過時間を調べ、所定時間以上シャッター操作が行なわれない場合は撮影が可能(W6〜W8)となる)。
【0108】
(5) その他の実施例
なお、撮影画像に対応付けて記憶する測位情報の測位タイミングは上記(1)〜(4)の例に限定されない。上記(1)〜(4)以外の例について以下説明する。
【0109】
▲1▼ 日付又は日時が変更したときに測位を行なう方法
つまり、図2では電源オフ又はオン時に測位を行なう例、図3の例では、撮影モードがオン又はオフ時に測位を行なう例について説明したが、図2(a)のステップS1(又は、図3(a)のステップT1)で日付又は日時の変化を判断するようにし、日付又は日時が変わったときにステップS2、S3(T2、T3)で測位及び測位情報の保持を行なうように構成してもよい。また、この場合、ステップS1(T1)で日付又は日時が変わらない場合にはステップS4(T4)に遷移するようにし、ステップS6、S8(T5、T7)で撮影終了でない場合にはS1(T1)に遷移するように構成する。
【0110】
また、図2(b)のステップS7’(又は、図3(b)のステップT5’)で日付又は日時の変化を検出するようにし、日付又は日時が変わったときにステップS8’(T6’)で測位を行なうように構成してもよい。また、この場合、ステップS7’(T5’)で日付又は日時が変わらない場合にはステップS9’(T7’)に遷移するよう構成する。
【0111】
▲2▼ 撮影画像を記憶するフォルダが変更されたときに測位を行なう方法
また、図2(a)のステップS1(又は、図3(a)のステップT1)で撮影画像を保存記憶するホルダの設定(又は選択設定)を行なうことができるように構成し、ホルダの設定(又は選択設定)が行なわれた場合にステップS2、S3(T2、T3)で測位及び測位情報の保持を行なうようにしてもよい。また、この場合、ステップS1(T1)でホルダの設定(又は選択設定)を行なわないときにはステップS4(T4)に遷移するように構成する。なお、ホルダは設定(又は選択設定)操作によりフラッシュメモリ6等の保存メモリ上に設定される(ホルダは、例えば、特定のモチーフ毎に設定したり、撮影日付毎に設定される)。
【0112】
また、図2(b)のステップS7’(又は、図3(b)のステップT5’)でホルダの新たな設定(又は選択設定)又は既存のフォルダの選択を行なうことができるように構成し、ホルダの設定(又は選択設定)が行なわれた場合にステップS8’(T6’)で測位を行なうように構成してもよい。また、この場合、ステップS7’(T5’)でホルダの設定(又は選択設定)が行なわれない場合にはステップS9’(T7’)に遷移するよう構成する。
【0113】
上記構成においても、前述した(1)又は(2)の場合と同様にユーザは測位を意識することなく撮影を行なうことができる。
【0114】
また、上記(1)〜(4)の方法の組み合わせにより測位を行なうようにしてもよい(例えば、電源オン/オフのたびに測位しないで、電源オン/オフを検出し、かつ日付が変わっているときのみ測位するように構成する((1)と(4)の方法の組み合わせ))。
【0115】
なお、上記(1)〜(4)の説明では、GPS処理部1は測位結果(計算値)を制御部3に送出すると次のサイクルの測位処理に移行するものとしたが、1サイクルの測位処理を行なって測位結果を制御部3に送出すると測位処理を中断するか、制御部3からの指示があるまで休止するようにしてもよい。
【0116】
また、上記(1)〜(4)の説明では、測位情報の適用の際、測位情報を各撮像画像に1対1に対応付けて撮像画像を保存記憶する例を示したが、保存記憶した撮影画像と測位情報を関連付けるようにして(例えば、画像情報リストを設け、撮影画像の保存記憶時に、測位情報とそれに対応する画像のリンク情報を記録する等)もよい。
【0117】
また、実施例においては、撮影後の所定時間のみ撮影モードをオフできるようにしたり、撮影モードをオフした後所定時間のみ電源をオフできるものとしたが、撮影モード中の任意のタイミングで撮影モードをオフできるようにしたり、電源オン中の任意のタイミングで電源をオフできるようにしてもよい。
【0118】
また、複数種の撮影モードを設け、この中から所定の撮影モードが選択設定された場合のみ本発明の測位タイミング制御動作を行ない、他の撮影モードが選択設定された場合は撮影毎に測位を行なうようにしてもよい。
【0119】
以上、本発明のいくつかの実施例について説明したが本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0120】
【発明の効果】
上記説明したように、第1の発明のカメラ装置によれば、前回の撮影指示から所定時間以上経過してから次の撮影指示がなされた場合は、新たに測位を行って取得した位置情報を撮影画像と対応付けて記録するが、前回の撮影指示から所定時間以上経過する前に次ぎの撮影指示がなされた場合は、新たに測位を行うことなく、以前の撮影記録時において既に取得済みの位置情報を撮影画像と対応付けて記録するようにしたので、撮影指示がなされていない時の測位動作を減らすだけでなく、撮影指示がなされた時の測位動作をも減らすことができ、測位動作による負担をより軽減させることができる。
【0125】
また、第9の発明のカメラ装置によれば、撮影及び撮影画像の保存記憶が終わってから測位を行ない、測位中にも撮影を可能として測位中に撮影がなされた場合にはその撮影画像を保存記憶し、測位終了後、測位結果を今回保存記憶された撮像画像(測位中撮影され保存記憶された画像がある場合にはその画像に対しても)に対応付けて保存するので、前記効果に加え、ユーザは撮影時に測位を意識することなく続けて撮影を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のGPS測位機能付きカメラ装置の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】測位タイミング制御動作等の一実施例を示すフローチャートである。
【図3】測位タイミング制御動作等の一実施例を示すフローチャートである。
【図4】測位タイミング制御動作等の一実施例を示すフローチャートである。
【図5】測位タイミング制御動作等の一実施例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 GPS処理部(測位手段)
2 撮像部(撮影手段)
3 制御部(記憶制御手段、測位タイミング制御手段)
6 フラッシュメモリ(保存記憶手段)
100 デジタルカメラ(カメラ装置)

Claims (1)

  1. 任意のタイミングで撮影指示を受ける指示手段と、
    前記指示手段による撮影指示に応じて撮影画像を記録する撮影記録手段と、
    前記指示手段によ撮影指示前回の撮影指示から所定時間以上経過してからなされたものであるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記指示手段による撮影指示が前回の撮影指示から所定時間以上経過してからなされたものであると判断された場合は、新たに測位を行って位置情報を取得し、この新たに取得した位置情報を前記撮影記録手段により記録された撮影画像と対応付けて記録する第1の撮影記録制御手段と、
    前記判断手段により前記指示手段による撮影指示が前回の撮影指示から所定時間以上経過してからなされたものでないと判断された場合は、新たに測位を行うことなく、前記第1の撮影記録制御手段の制御によって既に取得済みの位置情報を前記撮影記録手段により記録された撮影画像と対応付けて記録する第2の撮影記録制御手段と、
    を備えたことを特徴とするカメラ装置。
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