JP2005012693A - 動画記録装置、電子カメラ及びプログラム - Google Patents

動画記録装置、電子カメラ及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに何ら負担をかけることなく動画中の必要なタイミングでのみ撮影日付や撮影時刻等の情報を挿入する。
【解決手段】動画を撮影して記録するデジタルカメラ10で、撮影の日時情報を計時する計時部30と、撮影を開始してから所定時間は、計時部30で得られる撮影日時情報を撮影した動画の画像中に重畳合成してメモリカード29に記録する制御部22とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラ等に好適な動画記録装置、電子カメラ及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的なビデオムービーカメラでは、その撮影日付あるいは撮影時刻等を画像中の端部に重畳して記録する、所謂「デート機能」を選択することが可能である。このデート機能は、機能選択時には動画中に撮影日付あるいは撮影時刻が記録/再生される反面、機能非選択時にはまったくそれらの情報が動画中に記録/再生されない。
【0003】
また、例えば1分/5分/10分等の設定された間隔で撮影日時を示す画像を撮影画像中に間欠的に重畳して記録するような技術が考えられている。(例えば、特許文献1参照。)
【0004】
【特許文献1】
特開平6−030370号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
デート機能の有無を選択的に設定するものは、選択状態により撮影した日時あるいは時刻が画像中にずっと表示され続けるか、あるいはまったく表示されないかであり、必要に応じたタイミングでのみそれらの情報を表示させるためには、撮影時にデート機能の選択操作をこまめに行なうしかなく、その操作が煩雑なものとなる。
【0006】
また、上記特許文献1に記載した技術は、必ずしも必要なタイミングで撮影日時の情報が表示されるとは限らず、設定された複数の時間間隔から適切であると思われるものを選択するのはユーザに委ねられているので、やはりその操作が煩雑となる。
【0007】
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ユーザに負担をかけることなく動画中の必要なタイミングでのみ撮影日付や撮影時刻等の情報を挿入することが可能な動画記録装置、電子カメラ及びプログラムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、動画をその撮影情報と共に記録する記録手段と、この記録手段に記録されている動画を処理する動画処理手段と、この動画処理手段での動画の処理中に、動画及び撮影情報の少なくとも一方の変化の有無を検出する検出手段と、この検出手段での検出結果により撮影日時情報を動画中に重畳合成する画像合成手段とを具備したことを特徴とする。
【0009】
このような構成とすれば、ユーザに一切の負担をかけることなく、なんらかの変化を生じたタイミングで撮影した日付や時刻等の情報を動画中に自動的に重畳して記録、再生あるいはその他の処理を行なうことが可能となる。
【0010】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記撮影情報は、撮影日時情報、撮影位置情報、撮影モード情報、及び撮影条件情報の少なくとも1つを含むことを特徴とする。
【0011】
このような構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、撮影を行なった日時や位置、モード、条件等の少なくとも1つが変化した際にこれを検出して自動的に日時の情報を画像中に重畳して処理することができる。
【0012】
請求項3記載の発明は、複数の動画ファイルを撮影日時情報と共に記録する記録手段と、この記録手段に記録されている複数の動画ファイルを連続的に処理する動画処理手段と、この動画処理手段での処理中に、動画ファイルの切換タイミングを検出する検出手段と、この検出手段での検出結果により上記切換え後の動画ファイルの撮影日時情報に応じた日時画像を動画中に重畳合成する画像合成手段とを具備したことを特徴とする。
【0013】
このような構成とすれば、複数の動画ファイルを連続的に処理する際にも、自動的に各動画ファイルの切換タイミングで画像中に日時画像を重畳合成して処理するようになるため、必要なタイミングでユーザに一切の負担をかけずに処理を実行できる。
【0014】
請求項4記載の発明は、上記請求項3記載の発明において、上記動画処理手段による処理が前後する動画ファイルの撮影日時情報が所定の時間以上離れているか否かを判断する判断手段をさらに具備し、上記画像合成手段は、上記検出手段での検出結果及び上記判断手段での判断結果により上記切換え後の動画ファイルの動画中に日時画像を重畳合成することを特徴とする。
【0015】
このような構成とすれば、上記請求項3記載の発明の作用に加えて、撮影日時が所定の時間以上離れていない別の動画ファイルを処理する際には、画像中に日時画像を重畳合成して処理するのを必要ないものとして省略することができる。
【0016】
請求項5記載の発明は、動画をその撮影日時情報と共に記録する記録手段と、この記録手段に記録されている動画中において撮影が中断された箇所を検出する検出手段と、この検出手段により検出された中断箇所直後の動画中に上記撮影日時情報を重畳合成する画像合成手段とを具備したことを特徴とする。
【0017】
このような構成とすれば、撮影日時が所定の期間以上離間している動画中の箇所を検出し、画像中に日時画像を重畳合成して処理するようにしたため、必要と考えられるタイミングでのみ画像中への日時情報の重畳合成を行なうことができる。
【0018】
請求項6記載の発明は、上記請求項5記載の発明において、上記記録手段は、上記動画をその撮影情報と共に記録し、上記検出手段は、動画及び撮影情報の少なくとも一方の変化の有無を検出することにより動画中において撮影が中断された箇所を検出することを特徴とする。
【0019】
このような構成とすれば、上記請求項5記載の発明の作用に加えて、動画の画像それ自体あるいは撮影情報の少なくとも一方の変化の有無により必要なタイミングの検出を行なうため、より適切なタイミングで画像中への日時情報の重畳合成を行なうことができる。
【0020】
請求項7記載の発明は、上記請求項5記載の発明において、上記記録手段は、複数の動画ファイルからなる動画を記録し、上記検出手段は、動画を構成する複数の動画ファイルの切換えタイミングを検出することにより動画中において撮影が中断された箇所を検出することを特徴とする。
【0021】
このような構成とすれば、上記請求項5記載の発明の作用に加えて、複数の動画ファイルからなる動画を連続的に処理する際に、自動的に各動画ファイルの切換タイミングで画像ファイル中に日時画像を重畳合成して処理するようにしたため、必要と考えられるタイミングでのみ画像ファイル中への日時情報の重畳合成を行なうことができる。
【0022】
請求項8記載の発明は、上記請求項1乃至7いずれかに記載の発明において、上記画像合成手段が撮影日時情報を画像中に重畳合成した動画を、表示または転送または記録する制御手段をさらに具備したことを特徴とする。
【0023】
このような構成とすれば、上記請求項1乃至7いずれかに記載の発明の作用に加えて、撮影日時情報を画像中に重畳合成した動画を表示または転送または記録により外部に出力することができる。
【0024】
請求項9記載の発明は、動画を撮影して記録する電子カメラであって、日時を計時する計時手段と、動画撮影の開始を指示する指示手段と、この指示手段により動画撮影の開始が指示されてから所定時間は、上記計時手段で得られる日時を撮影日時情報として撮影動画中に重畳合成して記録する記録制御手段とを具備したことを特徴とする電子カメラ。
【0025】
このような構成とすれば、撮影の段階で開始当初から所定時間は、自動的に撮影日時情報を撮影した動画の画像中に重畳合成して記録するようにしたため、一旦記録した動画を転送し、あるいは他の装置で再生表示する際でも確実に撮影日時情報を画像中で視認できる。
【0026】
請求項10記載の発明は、上記請求項9記載の発明において、上記記録制御手段は、前回の動画撮影が終了してから所定の期間以上が経過した状態で上記指示手段により新たに動画撮影の開始が指示された場合に、上記指示手段により動画撮影の開始が指示されてから所定時間、上記計時手段で得られる日時を撮影日時情報として撮影動画中に重畳合成して記録することを特徴とする。
【0027】
このような構成とすれば、上記請求項9記載の発明の作用に加えて、前回の撮影から所定の期間が経過していない場合には画像中に撮影日時情報を重畳合成して記録するのを必要ないものとして省略することができる。
【0028】
請求項11記載の発明は、上記請求項9記載の発明において、上記前回記録した動画と今回撮影を開始した動画とでその画像及び同動画に係る撮影情報の少なくとも一方の変化の有無を検出する検出手段をさらに具備し、上記記録制御手段は、上記検出手段が得た検出結果に基づいて今回撮影を開始した動画中に上記計時手段で得られる日時を撮影日時情報として重畳合成して記録することを特徴とする。
【0029】
このような構成とすれば、上記請求項9記載の発明の作用に加えて、前回と今回の動画を比較してなんらかの変化を検出した場合に撮影日時情報を動画の画像中に自動的に重畳して記録するようにしたため、必要に応じたタイミングで撮影日時情報の重畳合成を行なうことが可能となる。
【0030】
請求項12記載の発明は、動画をその撮影情報と共に記録する記録ステップと、この記録ステップで記録されている動画を処理する動画処理ステップと、この動画処理ステップでの動画の処理中に、動画及び撮影情報の少なくとも一方の変化の有無を検出する検出ステップと、この検出ステップでの検出結果により撮影日時情報を動画中に重畳合成する画像合成ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0031】
このようなプログラム内容とすれば、ユーザに一切の負担をかけることなく、なんらかの変化を生じたタイミングで撮影した日付や時刻等の情報を動画中に自動的に重畳して記録、再生あるいはその他の処理を行なうことが可能となる。
【0032】
請求項13記載の発明は、複数の動画ファイルを撮影日時情報と共に記録する記録ステップと、この記録ステップで記録されている複数の動画ファイルを連続的に処理する動画処理ステップと、この動画処理ステップでの処理中に、動画ファイルの切換タイミングを検出する検出ステップと、この検出ステップでの検出結果により上記切換え後の動画ファイルの撮影日時情報に応じた日時画像を動画中に重畳合成する画像合成ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0033】
このようなプログラム内容とすれば、複数の動画ファイルを連続的に処理する際にも、自動的に各動画ファイルの切換タイミングで画像中に日時画像を重畳合成して処理するようになるため、必要なタイミングでユーザに一切の負担をかけずに処理を実行できる。
【0034】
請求項14記載の発明は、動画をその撮影日時情報と共に記録する記録ステップと、この記録ステップで記録されている動画中において撮影が中断された箇所を検出する検出ステップと、この検出ステップにより検出された中断箇所直後の動画中に上記撮影日時情報を重畳合成する画像合成ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0035】
このようなプログラム内容とすれば、撮影日時が所定の期間以上離間している動画中の箇所を検出し、画像中に日時画像を重畳合成して処理するようにしたため、必要と考えられるタイミングでのみ画像中への日時情報の重畳合成を行なうことができる。
【0036】
請求項15記載の発明は、動画を撮影して記録する電子カメラに内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、日時を計時する計時ステップと、動画撮影の開始を指示する指示ステップと、この指示ステップで動画撮影の開始が指示されてから所定時間は、上記計時ステップで得られる日時を日時情報として撮影動画画像中に重畳合成して記録する記録制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0037】
このようなプログラム内容とすれば、撮影の段階で開始当初から所定時間は、自動的に撮影日時情報を撮影した動画中に重畳合成して記録するようにしたため、一旦記録した動画を転送し、あるいは他の装置で再生表示する際でも確実に撮影日時情報を画像中で視認できる。
【0038】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下本発明を動画撮影も可能なデジタルカメラに適用した場合の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0039】
図1は、同実施の形態に係るデジタルカメラ10の回路構成を示すものである。同図で、基本モードである記録モードでのモニタリング状態においては、モータ(M)11の駆動により合焦位置や絞り位置が移動される、撮影レンズを含むレンズ光学系12の撮影光軸後方に配置された撮像素子であるCCD13が、タイミング発生器(TG)14、垂直ドライバ15によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。
【0040】
この光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路(S/H)16でサンプルホールドされ、A/D変換器17でデジタルデータに変換され、カラープロセス回路18で画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理が行なわれて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Crが生成され、DMA(Direct
Memory Access)コントローラ19に出力される。
【0041】
DMAコントローラ19は、カラープロセス回路18の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、同じくカラープロセス回路18からの複合同期信号、メモリ書込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いて一度DMAコントローラ19内部のバッファに書込み、DRAMインタフェース(I/F)20を介してバッファメモリとして使用されるDRAM21にDMA転送を行なう。
【0042】
制御部22は、CPUと、後述する動画撮影モード及び動画再生モード時の処理を含むCPUで実行される動作プログラムを固定的に記憶したROM、及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成され、このデジタルカメラ10全体の制御動作を司るもので、上記輝度及び色差信号のDRAM21へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差信号をDRAMインタフェース20を介してDRAM21より読出し、VRAMコントローラ23を介してVRAM24に書込む。
【0043】
デジタルビデオエンコーダ25は、上記輝度及び色差信号をVRAMコントローラ23を介してVRAM24より定期的に読出し、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示部26及びビデオ出力端子を介して外部に出力する。
【0044】
表示部26は、カラーTFT液晶パネルとバックライト装置、及びそれらの駆動回路で構成されるもので、記録モード時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能し、デジタルビデオエンコーダ25からのビデオ信号に基づいた表示を行なうことで、その時点でVRAMコントローラ23から取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに表示することとなる。
【0045】
このように表示部26にその時点での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されている状態で、静止画撮影を行ないたいタイミングでキー入力部27を構成するシャッタキーを操作すると、トリガ信号を発生する。
【0046】
制御部22は、このトリガ信号に応じてその時点でCCD13から取込んでいる1画面分の輝度及び色差信号のDRAM21へのDMA転送の終了後、直ちにCCD13からのDRAM21への経路を停止し、記録保存の状態に遷移する。
【0047】
この記録保存の状態では、制御部22がDRAM21に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインタフェース20を介してY,Cb,Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読出してJPEG(Joint Photograph coding Experts Group)回路28に書込み、このJPEG回路28でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。
【0048】
そして、得た符号データを1画像のデータファイルとして該JPEG回路28から読出し、このデジタルカメラ10の記録媒体として着脱自在に装着されるメモリカード29内に封入された、不揮発性メモリであるフラッシュメモリに書込む。
【0049】
なお、制御部22にはさらに、計時部30及びGPSレシーバ31が接続される。
【0050】
計時部30は、このデジタルカメラ10の電源のオン/オフ状態に関係なく現在の日付及び時刻からなる日時情報を計時し続けるものもので、制御部22からの要求に応じてその計時内容を制御部22に読出す。
【0051】
GPSレシーバ31は、GPSアンテナ32で受信される、複数のGPS衛星からの到来電波に基づいて現在位置、すなわち緯度、経度及び高度の各情報と現在時刻とを算出し、上記制御部22へ送出する。
【0052】
しかして、撮影時にメモリカード29に書込む画像データのファイルに関しては、ファイル名と、上記シャッタキー操作時に計時部30から得る撮影日時データ、GPSレシーバ31から得る撮影位置データ、シャッタ速度や絞り値、露出補正値、焦点距離値、ホワイトバランス値、ISO感度等の情報からなる撮影条件データ、及び撮影モードデータに加えて、静止画の画像データが組合わされて1組のデータファイルが形成され、メモリカード29に記録される。
【0053】
なお、このデジタルカメラ10に着脱自在なメモリカード29に代えて、デジタルカメラ10に内蔵される内蔵メモリを設けるものとしてもよく、さらにはメモリカード29と内蔵メモリの双方を併用するものとしてもよい。
【0054】
そして、1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及びフラッシュメモリ29へのデータファイルの書込み終了に伴なって、制御部22はCCD13からDRAM21への経路を再び起動する。
【0055】
なお、上記キー入力部27は、上述したシャッタキーの他に、電源キー、モードキー、ズームキー、メニューキー、十字キー、セットキー、及びディスプレイキー等から構成され、それらのキー操作に伴なう信号は直接制御部22へ送出される。
【0056】
しかるに、静止画ではなく動画の記録時においては、キー入力部27のシャッタキーが1回目に操作されてから2回目に操作されるまでの間、上述した静止画像データのDRAM21への記録を時間的に連続して実行し、該シャッタキーが2回目に操作されるか、または所定の制限時間、例えば30秒が経過した時点でそれら一連の静止画データを順次JPEG回路28でデータ圧縮した後、データ圧縮した一連の静止画データを含むモーションJPEGの動画データファイルを生成し、メモリカード29に記録する。
【0057】
また、再生モード時には、制御部22がメモリカード29に記録されている画像データを選択的に読出し、JPEG回路28で撮影モード時にデータ圧縮した手順と全く逆の手順で圧縮されている画像データを伸長し、伸長した画像データをDRAMインタフェース20を介してDRAM21に保持させた上で、このDRAM21の保持内容をVRAMコントローラ23を介してVRAM24に記憶させ、このVRAM24より定期的に画像データを読出してビデオ信号を発生し、表示部26で再生出力させる。
【0058】
選択した画像データが静止画ではなく動画であった場合、選択した動画データのファイルを構成する個々の静止画データの再生を時間的に連続して実行し、すべての静止画データの再生を終了した時点で、次に再生の指示がなされるまでその動画データの先頭に位置する静止画データのみを用いて再生表示する。
【0059】
次に上記実施の形態の動作について説明する。
図2は、動画の撮影を行なう動画撮影モードでの処理内容を示すものである。
【0060】
その当初には、その時点でCCD13で撮影している画像を表示部26でモニタ画像としてリアルタイムに表示するスルー画像表示を行ないながら(ステップA01)、キー入力部27のシャッタキーが操作されたか否か(ステップA02)、撮影モードの変更操作がなされたか否か(ステップA03)を繰返し判断することで、スルー画像表示の状態から上記1回目のシャッタキーの操作がなされるか、撮影モードの変更操作がなされるのを待機する。
【0061】
ここで、撮影モードの変更操作がなされた場合、上記ステップA03でこれを判断し、ユーザの操作に対応した撮影モードの変更、例えばストロボが強制オフ、シャッタ速度が遅めでホワイトバランスが太陽光に設定される夜景モードや、感度が高めに設定されるスポーツモード等への変更処理を実行した上で(ステップA04)、再び上記ステップA01からの待機処理に戻る。
【0062】
しかして、1回目のシャッタキー操作がなされた場合、ステップA02でこれを判断し、動画を構成する最初の静止画の、DRAM21への記録を含む撮影処理を実行する(ステップA05)。
【0063】
このとき、同時に、計時部30からその時点の日時情報を撮影日時データとして取得し(ステップA06)、GPSレシーバ31からその地点の位置情報を撮影位置データとして取得し(ステップA07)、さらにストロボモード、測光方式、シャッタ速度、絞り値、露出補正値、焦点距離値、ホワイトバランス値、及びISO感度等の情報からなる撮影条件データを取得し(ステップA08)、それぞれのデータを画像データに対応するものとしてDRAM21に記録しておく。
【0064】
その後、動画撮影を終了するための2回目のシャッタキーの操作がないことを確認し(ステップA09)、さらに所定の連続動画撮影時間、例えば30[秒]に達していないことを確認した上で(ステップA10)、再び上記ステップA05からの処理に戻る。
【0065】
こうしてステップA05〜A10の処理を繰返し実行することで、動画撮影に係る個々の(静止画の)画像データを撮影日時、撮影位置、及び撮影条件の各データと共にDRAM21に蓄積していく。
【0066】
しかして、上記ステップA09で2回目のシャッタキーが操作されたと判断するか、ステップA10で所定の連続動画撮影時間となったと判断すると、それまでDRAM21に蓄積していた複数の静止画データをJPEG回路28で順次データ圧縮した後、DRAM21上で複数の圧縮データと撮影日時、撮影位置、及び撮影条件の各データとを一括して新規の動画ファイルを生成し、メモリカード29に記録した上で、次の動画撮影に備えるべく上記ステップA01からの処理に戻る。
【0067】
図3は、このとき生成される動画ファイルの構成を示すもので、ファイル名、撮影日時データ、撮影位置データ、撮影条件データ、撮影モードデータの各データと共に、動画データが一体にしてファイル化される。
【0068】
ここで、静止画撮影モードで撮影され、メモリカード29に記録される静止画ファイルも基本的には上記図3に示したものと同様の構成を有するものであるが、動画ファイルでは動画を構成する、撮影開始から終了まで定期的、例えば30[コマ/秒]分の複数の静止画の画像データにそれぞれ対応して、上記撮影日時データ、撮影位置データ、撮影条件データ、撮影モードデータの各データが付加されている点で静止画ファイルと大きく異なる。
【0069】
次に、メモリカード29に記録されている動画ファイルを表示部26で再生する動画再生モード時の動作について説明する。
図4は、動画再生モード時の処理内容を示すもので、ここではメモリカード29に記録されているすべての動画ファイルを自動的に連続して再生する場合について説明する。
【0070】
その処理当初に、メモリカード29に動画ファイルが少なくとも1つ記録されているか否かを判断し(ステップB01)、1つも動画ファイルが記録されていないと判断した場合には、その時点でこの処理を終了する。
【0071】
また、ここで少なくとも1つの動画ファイルが記録されていると判断した場合には、次にその撮影日時データを参照して最も撮影日時の早い、すなわち古い動画ファイルを検索し(ステップB02)、その表示部26での再生を開始すると共に(ステップB02)、撮影日時データに基づいて表示部26の端部、例えば右下端部に一定時間、例えば5秒間を限度として撮影日時の画像を重畳合成して併せて表示させる(ステップB04)。
【0072】
その後、当該動画ファイルの再生表示を実行しながら、直前に再生した画像データ及びその撮影日時データ、撮影位置データ、撮影条件データ、撮影モードデータの各データに比して、その時点で得られる撮影日時データにより日付が変わったか否か(ステップB05)、画像データ自体により大きな画像変化があったか否か(ステップB06)、撮影位置データにより大きな撮影位置の変化があったか否か(ステップB07)、撮影日時データにより大きな日時の変化があったか否か(ステップB08)、撮影モードデータにより撮影モードが変化したか否か(ステップB09)、撮影条件データにより大きな撮影条件の変化があったか否か(ステップB10)、及びその時点で再生している動画ファイルが終了するか否か(ステップB11)を繰返し判断することで、これらのいずれかに該当するのを待機する。
【0073】
ここで、上記ステップB05の日付の変化は、撮影時の時刻が深夜12時を越えて日付が変化したか否かを判断するものである。
【0074】
上記ステップB06の画像の変化は、例えば画像の輝度分布など、画像データそのものが一定の値以上変化したか否かを判断するものである。
【0075】
上記ステップB07の撮影位置の変化は、撮影位置データで表される3次元空間中の位置が一定の値(例えば30[m])以上変化したか否かを判断するものである。
【0076】
上記ステップB08の撮影日時の変化は、撮影日時データが一定の値(例えば10[分])以上変化したか否かを判断するものである。
【0077】
上記ステップB09の撮影モードの変化は、撮影モードデータの内容が変化したか否かを判断するものである。
【0078】
上記ステップB10の撮影条件の変化は、撮影条件データ中のいずれかの値、例えば絞り値が±2段以上変化したか否かなどを判断するものである。
【0079】
これらステップB05〜B10のいずれかで変化があったと判断した場合には、その時点で得られる撮影日時データに基づいて表示部26の端部、例えば右下端部に一定時間、例えば5秒間を限度として撮影日時の画像を重畳合成して併せて表示させながら(ステップB12)、引き続き上記ステップB05からの処理を続行する。
【0080】
図5は、こうして再生表示される一連の動画ファイルの変化を例示するものであり、図5(A)に示す表示状態から図5(B)に示す表示状態に移行した時点で、図示する如く撮影日時Dが画面右下端部に重畳合成されていることを示す。
【0081】
その後、一定時間が経過して特に大きな変化がなければ、図5(C)に示すように上記撮影日時Dの重畳合成は解除され、画面中から自動的に消滅する。
【0082】
また、上記ステップB11でその時点で再生表示していた動画ファイルが終了すると判断した場合には、その時点で再生表示を終了した動画ファイルに続く、次に撮影日時の早い(古い)動画ファイルをメモリカード29内で検索し(ステップB13)、対応する動画ファイルがメモリカード29にまだ記録されているか否かを判断する(ステップB14)。
【0083】
ここで、対応する動画ファイルがないと判断した場合には、その時点でこの処理を終了する一方、対応する動画ファイルがあると判断した場合には、その動画ファイルを用いて連続して動画の再生を開始し(ステップB15)、再び上記ステップB05からの処理を繰返し実行する。
【0084】
そして、メモリカード29に記録されているすべての動画ファイルの再生を終え、ステップB11でその動画ファイルの再生が終了すると判断した後に、ステップB13でまだ再生していない動画ファイルを検索し、ステップB14で対応する動画ファイルがもうないと判断すると、以上でこの図4による一連の動画ファイルの連続再生を終了する。
【0085】
このように、複数の動画ファイルを連続的に処理する際に、撮影日時が所定の時間以上離れていない別の動画ファイルを処理する際には、画像中に日時画像を重畳合成して処理するのを必要ないものとして省略しながらも、撮影時の日付、撮影モードに変化があった場合、または画像、撮影位置、撮影日時、及び撮影条件にある程度の大きな変化があった場合には、自動的に撮影日時Dを画面端部に重畳合成するようにしたため、必要なタイミングでユーザに一切の負担をかけずに再生表示を実行できる。
【0086】
(第2の実施の形態)
以下本発明を動画撮影も可能なデジタルカメラに適用した場合の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0087】
なお、その回路構成については基本的に上記図1に示したものと同様であるので、同一部分には同一不個を用いるものとし、その図示及び説明は省略する。
【0088】
なお、この実施の形態においては、時間的に連続した複数の静止画からなる動画を1つのファイルとして管理するのではなく、デジタルビデオテープレコーダ等のように個々の静止画が独立したデータとして時系列的に順次記録していくものとする。
【0089】
以下その動作について説明する。
【0090】
その当初には、その時点でCCD13で撮影している画像を表示部26でモニタ画像としてリアルタイムに表示するスルー画像表示を行ないながら(ステップC01)、キー入力部27のシャッタキーが操作されたか否か(ステップC02)、撮影モードの変更操作がなされたか否か(ステップC03)を繰返し判断することで、スルー画像表示の状態から上記1回目のシャッタキーの操作がなされるか、撮影モードの変更操作がなされるのを待機する。
【0091】
ここで、撮影モードの変更操作がなされた場合、上記ステップC03でこれを判断し、ユーザの操作に対応した撮影モードの変更、例えばストロボが強制オフ、シャッタ速度が遅めでホワイトバランスが太陽光に設定される夜景モードや、感度が高めに設定されるスポーツモード等への変更処理を実行した上で(ステップC04)、再び上記ステップC01からの待機処理に戻る。
【0092】
しかして、1回目のシャッタキー操作がなされた場合、ステップC02でこれを判断し、動画を構成する静止画の撮影処理と、撮影した画像データのJPEG回路28によるデータ圧縮とメモリカード29への記録を含む記録処理とを開始する(ステップC05)。
【0093】
このとき、同時に、計時部30からその時点の日時情報を撮影日時データとして、GPSレシーバ31からその地点の位置情報を撮影位置データとして、ストロボモード、測光方式、シャッタ速度、絞り値、露出補正値、焦点距離値、ホワイトバランス値、及びISO感度等の情報を撮影条件データとして、そして、その時点で設定されている撮影モードを撮影モードデータとして、それぞれ取得し、メモリカード29に記録した画像データに付加設定して記録する処理も併せて開始する(ステップC06)。
【0094】
こうして動画を構成する個々の静止画を順次各種データを付加設定してメモリカード29に記録する処理を続行しながら、直前に記録した画像データ及びその撮影日時データ、撮影位置データ、撮影条件データ、撮影モードデータの各データに比して、その時点で得られる撮影日時データにより日付が変わったか否か(ステップC07)、画像データ自体により大きな画像変化があったか否か(ステップC08)、撮影位置データにより大きな撮影位置の変化があったか否か(ステップC09)、撮影日時データにより大きな日時の変化があったか否か(ステップC10)、撮影モードデータにより撮影モードが変化したか否か(ステップC11)、撮影条件データにより大きな撮影条件の変化があったか否か(ステップC12)、及び動画撮影を終了するための2回目のシャッタキーの操作がなされたか否か(ステップC13)を繰返し判断することで、これらのいずれかに該当するのを待機する。
【0095】
ここで、上記ステップC07の日付の変化は、撮影時の時刻が深夜12時を越えて日付が変化したか否かを判断するものである。
【0096】
上記ステップC08の画像の変化は、例えば画像の輝度分布など、画像データそのものが一定の値以上変化したか否かを判断するものである。
【0097】
上記ステップC09の撮影位置の変化は、GPSレシーバ31から得、メモリカード29に記録する撮影位置データで表される3次元空間中の位置が一定の値(例えば30[m])以上変化したか否かを判断するものである。
【0098】
上記ステップC10の撮影日時の変化は、撮影日時データが一時停止操作などにより一定の値(例えば10[分])以上変化したか否かを判断するものである。
【0099】
上記ステップC11の撮影モードの変化は、ユーザの操作により撮影モードデータの内容が変化したか否かを判断するものである。
【0100】
上記ステップC12の撮影条件の変化は、撮影条件データ中のいずれかの値、例えば絞り値が±2段以上変化したか否かなどを判断するものである。
【0101】
これらステップC07〜C12のいずれかで変化があったと判断した場合には、その時点で得られる撮影日時データに基づいてメモリカード29に記録する画像データ中の端部、例えば右下端部に一定時間、例えば5秒間を限度として撮影日時の画像を重畳合成して併せて記録させながら(ステップC14)、引き続き上記ステップC07からの処理を続行する。
【0102】
その後、動画撮影を終了するための2回目のシャッタキーが操作されたと判断すると、それまで撮影によりメモリカード29に記録していた動作を停止した上で(ステップC15)、次の動画撮影に備えるべく上記ステップC01からの処理に戻る。
【0103】
このように、ファイル管理を行なわない、個々に各種データを付加設定した、時間的に連続した複数の静止画からなる動画を撮影する場合にあっては、その撮影時になんらかの変化があるとそれを直ちに検出し、所定時間だけ画像中に撮影日時の画像を重畳合成して自動的に記録するものとした。
【0104】
したがって、一旦記録した動画を外部に転送し、あるいは他の装置で再生表示する際でも、確実に動画中の変化が生じている箇所では撮影日時の情報を画像中に視認できる。
【0105】
なお、上記第1及び第2の実施の形態にあっては、日付、画像、撮影位置、撮影モード、撮影条件等の状態の変化を監視し、そのいずれかが変化した場合にこれを検出して撮影日時を動画の画像中に一定時間だけ重畳合成するものとしたが、いずれか1つの変化の有無のみを監視して、変化を検出した際に撮影日時を動画の画像中に一定時間だけ重畳合成するものとしてもよい。
【0106】
また、上記第1の実施の形態では、動画ファイルの再生中に、各種の状態の変化を監視するものとしたが、動画撮影を中断した時間が長く、動画の撮影間隔が大きく開いている箇所を判断するために上述した如く各種の状態の変化を検出する、という意味合いが濃いことから、再生対象となる動画ファイルの切換タイミングでのみ、直前に再生した動画ファイルとこれから再生する動画ファイルの間の各種状態の変化を検出し、変化が検出された場合にこれから再生する動画ファイルの先頭部分から一定時間だけ撮影日時を画像中に重畳合成して表示するものとしてもよい。
【0107】
この点は上記第2の実施の形態も同様であり、動画再生を開始するタイミングでのみ、前回の動画撮影で記録された直前の動画データ及び各種の状態を示すデータと今回の動画撮影を開始した時点で取得された動画データ及び各種の状態を示すデータとを比較して各種状態の変化を検出し、変化が検出された場合に動画データに一定時間だけ撮影日時を画像中に重畳合成して記録するものとしてもよい。
【0108】
さらに上記第1の実施の形態においては、1回の動画撮影が終了する毎に1つの新たな動画ファイルを生成してメモリカード29に記録するものとして説明したが、例えばビデオテープに記録する場合のように1回の動画撮影が終了した後に次の動画撮影が開始された場合でも、前回記録された動画データに続けて今回の動画撮影により得られる動画データをファイルの区切りなく連続して記録するものとしてもよい。
【0109】
この場合、動画再生モードにおいてはメモリカード29に記録されている1つの動画データを連続して再生しながら各種状態の変化を監視し、変化が検出されると再生動画中に撮影日時を一定時間だけ重畳合成して表示することになる。
【0110】
また、上記第1の実施の形態においては、動画再生モード時に各種状態の変化を検出し、変化が検出された場合に撮影日時を再生動画中に一定時間重畳合成して表示するものとしたが、あえて各種状態の変化を監視することなく、動画ファイルの切換えタイミングのみを検出し、切換えた動画ファイルの先頭部分から撮影日時を一定時間だけ重畳合成して表示するようにしてもよい。
【0111】
なお、記録媒体としてビデオテープを用いる場合のように、ランダムアクセスを行なうことができず、動画ファイルの形式で動画データを記録しない装置の場合には、DV(Digital Video)テープのように、動画撮影を行なう毎に、その動画データの開始日時及び終了日時を特定することができる情報を動画データと関連付けて記録しておき、動画再生時に上記情報により特定されるタイミングにおいてのみ撮影日時を一定時間だけ重畳合成して表示するようにしてもよい。
【0112】
また、上記第1及び第2の実施の形態においては、日付が変わった際に撮影日時を動画の画像中に重畳合成して記録または再生するものとしたが、日付のみならず、週、月、時間帯等が変わった場合や、撮影時刻が12時00分、18時30分等のように区切りのいい値となった際に動画の画像中に重畳合成して記録または再生するものとしてもよい。
【0113】
さらに、上記第2の実施の形態においては、動画撮影モードで動画の撮影が開始された際に、各種状態の変化を監視し、変化が検出されると撮影日時を撮影した動画データ中に一定時間だけ重畳合成して記録するものとしたが、あえて各種状態の変化を監視することなく、動画の撮影開始が指示されたタイミングのみを検出し、記録を開始した動画の先頭部分から撮影日時を一定時間だけ重畳合成して記録するようにしてもよい。
【0114】
なお、上記第1及び第2の実施の形態はいずれも、撮影日時を画像中に写し込む、所謂デート機能付きのデジタルカメラに適用した場合について説明したものであるが、本発明はこれに限らず、ムービーカメラ、カメラ機能付き携帯電話機、カメラ機能付きPDA(Personal Digital Assistant:個人向け携帯情報端末)、カメラ機能つきパーソナルコンピュータ等にデート機能を設けたものや、さらにはカメラ機能を有していない携帯電話機、PDA、パーソナルコンピュータ、テレビ受像機等にデート機能を設けたものにも適用することが可能であり、要はデート機能を備えた各種電子機器であればいずれでも本発明を適用可能となる。
【0115】
その他、本発明は上記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
【0116】
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0117】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、ユーザに一切の負担をかけることなく、なんらかの変化を生じたタイミングで撮影した日付や時刻等の情報を動画中に自動的に重畳して記録、再生あるいはその他の処理を行なうことが可能となる。
【0118】
請求項2記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、撮影を行なった日時や位置、モード、条件等の少なくとも1つが変化した際にこれを検出して自動的に日時の情報を画像中に重畳して処理することができる。
【0119】
請求項3記載の発明によれば、複数の動画ファイルを連続的に処理する際にも、自動的に各動画ファイルの切換タイミングで画像中に日時画像を重畳合成して処理するようになるため、必要なタイミングでユーザに一切の負担をかけずに処理を実行できる。
【0120】
請求項4記載の発明によれば、上記請求項3記載の発明の効果に加えて、撮影日時が所定の時間以上離れていない別の動画ファイルを処理する際には、画像中に日時画像を重畳合成して処理するのを必要ないものとして省略することができる。
【0121】
請求項5記載の発明によれば、撮影日時が所定の期間以上離間している動画中の箇所を検出し、画像中に日時画像を重畳合成して処理するようにしたため、必要と考えられるタイミングでのみ画像中への日時情報の重畳合成を行なうことができる。
【0122】
請求項6記載の発明によれば、上記請求項5記載の発明の効果に加えて、動画の画像それ自体あるいは撮影情報の少なくとも一方の変化の有無により必要なタイミングの検出を行なうため、より適切なタイミングで画像中への日時情報の重畳合成を行なうことができる。
【0123】
請求項7記載の発明によれば、上記請求項5記載の発明の効果に加えて、複数の動画ファイルからなる動画を連続的に処理する際に、自動的に各動画ファイルの切換タイミングで画像ファイル中に日時画像を重畳合成して処理するようにしたため、必要と考えられるタイミングでのみ画像ファイル中への日時情報の重畳合成を行なうことができる。
【0124】
請求項8記載の発明によれば、上記請求項1乃至7いずれかに記載の発明の効果に加えて、撮影日時情報を画像中に重畳合成した動画を表示または転送または記録により外部に出力することができる。
【0125】
請求項9記載の発明によれば、撮影の段階で開始当初から所定時間は、自動的に撮影日時情報を撮影した動画の画像中に重畳合成して記録するようにしたため、一旦記録した動画を転送し、あるいは他の装置で再生表示する際でも確実に撮影日時情報を画像中で視認できる。
【0126】
請求項10記載の発明によれば、上記請求項9記載の発明の効果に加えて、前回の撮影から所定の期間が経過していない場合には画像中に撮影日時情報を重畳合成して記録するのを必要ないものとして省略することができる。
【0127】
請求項11記載の発明によれば、上記請求項9記載の発明の効果に加えて、前回と今回の動画を比較してなんらかの変化を検出した場合に撮影日時情報を動画の画像中に自動的に重畳して記録するようにしたため、必要に応じたタイミングで撮影日時情報の重畳合成を行なうことが可能となる。
【0128】
請求項12記載の発明によれば、ユーザに一切の負担をかけることなく、なんらかの変化を生じたタイミングで撮影した日付や時刻等の情報を動画中に自動的に重畳して記録、再生あるいはその他の処理を行なうことが可能となる。
【0129】
請求項13記載の発明によれば、複数の動画ファイルを連続的に処理する際にも、自動的に各動画ファイルの切換タイミングで画像中に日時画像を重畳合成して処理するようになるため、必要なタイミングでユーザに一切の負担をかけずに処理を実行できる。
【0130】
請求項14記載の発明によれば、撮影日時が所定の期間以上離間している動画中の箇所を検出し、画像中に日時画像を重畳合成して処理するようにしたため、必要と考えられるタイミングでのみ画像中への日時情報の重畳合成を行なうことができる。
【0131】
請求項15記載の発明によれば、撮影の段階で開始当初から所定時間は、自動的に撮影日時情報を撮影した動画中に重畳合成して記録するようにしたため、一旦記録した動画を転送し、あるいは他の装置で再生表示する際でも確実に撮影日時情報を画像中で視認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラの回路構成を示すブロック図。
【図2】同実施の形態に係る動画撮影モード時の処理内容を示すフローチャート。
【図3】同実施の形態に係る動画ファイルの構造を例示する図。
【図4】同実施の形態に係る動画再生モード時の処理内容を示すフローチャート。
【図5】同実施の形態に係る動画再生モード時に再生される表示画面を例示する図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る動画撮影モード時の処理内容を示すフローチャート。
【符号の説明】
10…デジタルカメラ、11…モータ(M)、12…レンズ光学系、13…CCD、14…タイミング発生器(TG)、15…垂直ドライバ、16…サンプルホールド回路(S/H)、17…A/D変換器、18…カラープロセス回路、19…DMAコントローラ、20…DRAMインタフェース(I/F)、21…DRAM、22…制御部、23…VRAMコントローラ、24…VRAM、25…デジタルビデオエンコーダ、26…表示部、27…キー入力部、28…JPEG回路、29…メモリカード、30…計時部、31…GPSレシーバ、32…GPSアンテナ、D…撮影日時。

Claims (15)

  1. 動画をその撮影情報と共に記録する記録手段と、
    この記録手段に記録されている動画を処理する動画処理手段と、
    この動画処理手段での動画の処理中に、動画及び撮影情報の少なくとも一方の変化の有無を検出する検出手段と、
    この検出手段での検出結果により撮影日時情報を動画中に重畳合成する画像合成手段とを具備したことを特徴とする動画記録装置。
  2. 上記撮影情報は、撮影日時情報、撮影位置情報、撮影モード情報、及び撮影条件情報の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1記載の動画記録装置。
  3. 複数の動画ファイルを撮影日時情報と共に記録する記録手段と、
    この記録手段に記録されている複数の動画ファイルを連続的に処理する動画処理手段と、
    この動画処理手段での処理中に、動画ファイルの切換タイミングを検出する検出手段と、
    この検出手段での検出結果により上記切換え後の動画ファイルの撮影日時情報に応じた日時画像を動画中に重畳合成する画像合成手段とを具備したことを特徴とする動画記録装置。
  4. 上記動画処理手段による処理が前後する動画ファイルの撮影日時情報が所定の時間以上離れているか否かを判断する判断手段をさらに具備し、
    上記画像合成手段は、上記検出手段での検出結果及び上記判断手段での判断結果により上記切換え後の動画ファイルの動画中に日時画像を重畳合成することを特徴とする請求項3記載の動画記録装置。
  5. 動画をその撮影日時情報と共に記録する記録手段と、
    この記録手段に記録されている動画中において撮影が中断された箇所を検出する検出手段と、
    この検出手段により検出された中断箇所直後の動画中に上記撮影日時情報を重畳合成する画像合成手段とを具備したことを特徴とする動画記録装置。
  6. 上記記録手段は、上記動画をその撮影情報と共に記録し、
    上記検出手段は、動画及び撮影情報の少なくとも一方の変化の有無を検出することにより動画中において撮影が中断された箇所を検出することを特徴とする請求項5記載の動画記録装置。
  7. 上記記録手段は、複数の動画ファイルからなる動画を記録し、
    上記検出手段は、動画を構成する複数の動画ファイルの切換えタイミングを検出することにより動画中において撮影が中断された箇所を検出することを特徴とする請求項5記載の動画記録装置。
  8. 上記画像合成手段が撮影日時情報を画像中に重畳合成した動画を、表示または転送または記録する制御手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の動画記録装置。
  9. 動画を撮影して記録する電子カメラであって、
    日時を計時する計時手段と、
    動画撮影の開始を指示する指示手段と、
    この指示手段により動画撮影の開始が指示されてから所定時間は、上記計時手段で得られる日時を撮影日時情報として撮影動画中に重畳合成して記録する記録制御手段とを具備したことを特徴とする電子カメラ。
  10. 上記記録制御手段は、前回の動画撮影が終了してから所定の期間以上が経過した状態で上記指示手段により新たに動画撮影の開始が指示された場合に、上記指示手段により動画撮影の開始が指示されてから所定時間、上記計時手段で得られる日時を撮影日時情報として撮影動画中に重畳合成して記録することを特徴とする請求項9記載の電子カメラ。
  11. 上記前回記録した動画と今回撮影を開始した動画とでその画像及び同動画に係る撮影情報の少なくとも一方の変化の有無を検出する検出手段をさらに具備し、
    上記記録制御手段は、上記検出手段が得た検出結果に基づいて今回撮影を開始した動画中に上記計時手段で得られる日時を撮影日時情報として重畳合成して記録することを特徴とする請求項9記載の電子カメラ。
  12. 動画をその撮影情報と共に記録する記録ステップと、
    この記録ステップで記録されている動画を処理する動画処理ステップと、
    この動画処理ステップでの動画の処理中に、動画及び撮影情報の少なくとも一方の変化の有無を検出する検出ステップと、
    この検出ステップでの検出結果により撮影日時情報を動画中に重畳合成する画像合成ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  13. 複数の動画ファイルを撮影日時情報と共に記録する記録ステップと、
    この記録ステップで記録されている複数の動画ファイルを連続的に処理する動画処理ステップと、
    この動画処理ステップでの処理中に、動画ファイルの切換タイミングを検出する検出ステップと、
    この検出ステップでの検出結果により上記切換え後の動画ファイルの撮影日時情報に応じた日時画像を動画中に重畳合成する画像合成ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  14. 動画をその撮影日時情報と共に記録する記録ステップと、この記録ステップで記録されている動画中において撮影が中断された箇所を検出する検出ステップと、
    この検出ステップにより検出された中断箇所直後の動画中に上記撮影日時情報を重畳合成する画像合成ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  15. 動画を撮影して記録する電子カメラに内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、
    日時を計時する計時ステップと、
    動画撮影の開始を指示する指示ステップと、
    この指示ステップで動画撮影の開始が指示されてから所定時間は、上記計時ステップで得られる日時を日時情報として撮影動画画像中に重畳合成して記録する記録制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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