JP4403539B2 - 電子写真感光体の製造方法 - Google Patents
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前記下引き層塗布液および感光層塗布液を、前記金属酸化物微粒子の通過累積粒度分布曲線における、下記式(1)、
で定義される面積SUCLと、前記有機顔料微粒子の通過累積粒度分布曲線における、下記式(2)、
で定義される面積SCGLとが、下記式(4)、
(上記式中、Dは金属酸化物微粒子または有機顔料微粒子の粒径を示し、D≦10μmであり、Rは通過累積頻度であって0≦R≦1を満たし、RmaxおよびRminは粒径測定の精度によって決まる定数であって、Rmaxは0.95、Rminは0.05であり、S UCLおよびSCGLはそれぞれ通過累積分布曲線の上側部分であって、通過累積分布曲線と、直線R=Rmax、R=RminおよびD=D|R=Rminとで囲まれる領域の面積である)で示される関係を満足するよう調製することを特徴とするものである。
本発明は、導電性基体上に少なくとも、金属酸化物微粒子を含有する下引き層と、有機顔料微粒子を含有する感光層とを積層してなる電子写真感光体に関する技術であり、これら金属酸化物微粒子および有機顔料微粒子に係る通過累積頻度曲線を介して、その分散状態を規定する点に特徴を有する。
を用いて得られる、通過累積分布曲線の上側部分であって、通過累積分布曲線と、直線R=Rmax、R=RminおよびD=D|R=Rminとで囲まれる領域の面積SUCL、SCGLを求めてこれらの和SUCL+SCGLを調べ、特定の範囲内に和SUCL+SCGLを調整することが重要となる。
を満たすよう調製した下引き層塗布液および感光層塗布液を用いて下引き層および電荷発生層を形成した電子写真感光体、あるいは、下引き層および電荷発生層における金属酸化物微粒子および有機顔料微粒子の粒度分布が下記式(3)、
の条件を満たす感光体を、帯電位が0.8kV以上である電子写真装置に搭載することにより、通常の使用環境のみならず、低温低湿環境下においても、地かぶりや黒点の発生のない、階調性が良好な画像を得ることができるのである。図1に、通過累積分布曲線と直線R=Rmax、R=Rmin、D=D|R=RminおよびSUCL、SCGLとの関係を示す。
まず、感光層塗布液および下引き層塗布液については、適切な濃度に希釈して、これをSiウエハなど平滑な表面に塗布したものを乾燥し、その表面にPt−Pd合金などを5nm以下程度に蒸着して導電性を付与した試料を走査型電子顕微鏡で観察して、試料表面の二次電子像を得る。この像について画像解析を行って粒度分布曲線を求め、この粒度分布を通過累積分布曲線で表し、更に、前記式(1)および(2)に係る積分値を数値計算によって求めることで、SUCL、SCGLを算出する。画像解析には、例えば、(株)planetron製 Image−Pro PLUS、(株)ニレコ製 LUZEX APなどの画像解析装置やソフトウエアを利用することができる。また、動的光散乱法などを応用した市販の粒度分析計、例えば、Microtrac Inc.製 UPA150、UPA250などの装置を用いて、塗布液をそのまま、あるいは適度に希釈した状態での粒度分布測定を行い、直接、通過累積分布曲線を算出することもできる。より詳細に下引き層と感光層との界面の状態を得ようとする場合には、これら層の積層膜の断面について電子顕微鏡観察を行って画像データを得る。断面観察用試料の作製は、ミクロトームによる超薄切片法、樹脂埋め込み研磨法、収束イオンビームによる切断法などにより行うことができる。中でもミクロトームにより超薄切片を作製し、この試料について透過電子像を得て解析を行うと、特に輪郭が明瞭な粒子の断面像が得られるので、好ましい。
導電性基体としては、各種金属、例えばアルミニウム製の円筒や導電性プラスチック製フィルムなどを用いることができる。ガラスやアクリル、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレートなどの成型体、シート材などに電極を付与したものも用いることができる。
以下の説明においては、まず、各実験例にて、作製条件を変更することにより、それぞれ異なる値のSUCLおよびSCGLを有する下引き層塗布液および電荷発生層塗布液を作製し、引き続いて、実施例および比較例において、これらの塗布液の組合せからなる感光体を作製した。
パラ−ビニルフェノール樹脂(丸善石油化学(株)製 マルカリンカーMH−2(登録商標))0.25kgと、メラミン樹脂(三井化学 ユーバン2020(登録商標))0.25kgとをテトラヒドロフラン7.5kg、ブタノール1.5kgからなる混合溶媒に溶解させた後、アミノシラン処理されたアナターゼ型酸化チタン微粒子0.5kgを加え、ディゾルバーにて少なくとも30min攪拌し、均一なスラリーとした。このスラリーを、原料循環用リザーバータンクおよび出力3kWのローター駆動用モーターを具備し、ビーズ径0.8μmのジルコニアビーズをベッセル容量に対して90v/v%の嵩充填率で充填したアニュラータイプのビーズミルを用いて、処理液流量800mL/min、ローター駆動用モーターのネット負荷1.5kWにて、処理開始からの積算投入電力が10kWhとなるまで、原料循環用リザーバータンクとビーズミルとの間で循環処理を行った。なお、ビーズミルと原料循環用リザーバータンクは処理液のミル出口における温度が20℃以下となるよう強制冷却された。ここで、ローター駆動用モーターのネット負荷とは、モーターの空転時の負荷を実液処理時の負荷から差し引いた電力である。ビーズミル処理済みのスラリーを有効孔径10μmのフィルターにて濾過し、下引き層塗布液とした。
ビーズミル処理に要する積算投入電力を15kWhとした以外は実験例1と同様にして下引き層塗布液を作製した。
ビーズミル処理に要する積算投入電力を20kWhとした以外は実験例1と同様にして下引き層塗布液を作製した。
ビーズミル処理に要する積算投入電力を1kWhとした以外は実験例1と同様にして下引き層塗布液を作製した。
ビーズミル処理に要する積算投入電力を5kWhとした以外は実験例1と同様にして下引き層塗布液を作製した。
ビーズミル処理に要する積算投入電力を30kWhとした以外は実験例1と同様にして下引き層塗布液を作製した。
ポリビニルブチラール樹脂0.05kgをテトラヒドロフラン3kgとシクロヘキサノン0.8kgとの混合溶媒に溶解し、これにHillerらによって調べられた相IIに属する結晶型を有するチタニルフタロシアニン(W. Hiller et.al. Z. Kristallogr. 159 pp173 (1982))0.2kgを加えたスラリーを、ディゾルバーにて少なくとも30min攪拌し、均一なスラリーとした。このスラリーを原料循環用リザーバータンクおよび出力3kWのローター駆動用モーターを具備し、ビーズ径0.5μmのジルコニアビーズをベッセル容量に対して95v/v%の嵩充填率で充填したアニュラータイプのビーズミルを用いて、処理液流量600mL/min、ローター駆動用モーターのネット負荷0.25kWにて、処理開始からの積算投入電力が2.5kWhとなるまでビーズミルと原料循環用リザーバータンクとの間で循環処理を行い、ミルベースとした。なお、ビーズミルと原料循環用リザーバータンクは、ミルベースのミル出口における温度が20℃以下となるよう強制冷却された。次に、このミルベースをテトラヒドロフラン6kgとポリビニルブチラール0.5kgとからなる希釈液で希釈した液を、再度前記ビーズミルを用いて、処理液流量600mL/min、ローター駆動用モーターのネット負荷0.1kWの条件で1パスだけ処理した。希釈後、ビーズミル1パス処理済みのミルベースを有効孔径10μmのフィルターにて濾過し、電荷発生層塗布液とした。
ミルベースのビーズミル処理に要する積算投入電力を3kWhとした以外は実験例7と同様にして電荷発生層塗布液を作製した。
ミルベースのビーズミル処理に要する積算投入電力を3.5kWhとした以外は実験例7と同様にして電荷発生層塗布液を作製した。
ミルベースのビーズミル処理に要する積算投入電力を2kWhとした以外は実験例7と同様にして電荷発生層塗布液を作製した。
ミルベースのビーズミル処理に要する積算投入電力を4kWhとした以外は実験例7と同様にして電荷発生層塗布液を作成した。
ミルベースのビーズミル処理に要する積算投入電力を4.5kWhとした以外は実験例7と同様にして電荷発生層塗布液を作成した。
共重合ナイロン樹脂(東レ(株)製 CM4000)0.25kg、メラミン樹脂(三井化学(株)製 ユーバン2021(登録商標))0.25kgを、ジクロロメタン4.0kg、メタノール3.5 kg、ブタノール1.5kgからなる混合溶媒に溶解させた後、アミノシラン処理されたアナターゼ型酸化チタン微粒子0.5kgを加え、ディゾルバーにて少なくとも30min攪拌し、均一なスラリーとした。このスラリーを原料循環用リザーバータンクおよび出力3kWのローター駆動用モーターを具備し、ビーズ径0.8μmのジルコニアビーズをベッセル容量に対して90v/v%の嵩充填率で充填したアニュラータイプのビーズミルを用いて、処理液流量800mL/min、ローター駆動用モーターのネット負荷1.0kWにて、処理開始からの積算投入電力が10kWhとなるまで、原料循環用リザーバータンクとビーズミルとの間で循環処理を行った。なお、ビーズミルと原料循環用リザーバータンクは、処理液のミル出口における温度が20℃以下となるよう強制冷却された。ビーズミル処理済みのスラリーを有効孔径10μmのフィルターにて濾過し、下引き層塗布液とした。
ビーズミル処理に要する積算投入電力を15kWhとした以外は実験例13と同様にして下引き層塗布液を作製した。
ビーズミル処理に要する積算投入電力を20kWhとした以外は実験例13と同様にして下引き層塗布液を作製した。
ビーズミル処理に要する積算投入電力を1kWhとした以外は実験例13と同様にして下引き層塗布液を作製した。
ビーズミル処理に要する積算投入電力を5kWhとした以外は実験例13と同様にして下引き層塗布液を作製した。
ビーズミル処理に要する積算投入電力を30kWhとした以外は実験例13と同様にして下引き層塗布液を作製した。
塩化ビニル‐酢酸ビニル共重合樹脂(ユニオンカーバイド社製 VMCH)0.05kgをジクロロメタン3kgとジクロロエタン0.8kgとの混合溶媒に溶解し、これに特開平8−209023号公報に記載の結晶型を有するチタニルフタロシアニン0.2kgを加えたスラリーを、ディゾルバーにて少なくとも30min攪拌し、均一なスラリーとした。このスラリーを原料循環用リザーバータンクおよび出力3kWのローター駆動用モーターを具備し、ビーズ径0.4μmのジルコニアビーズをベッセル容量に対して95v/v%の嵩充填率で充填したアニュラータイプのビーズミルを用いて、処理液流量600mL/min、ローター駆動用モーターのネット負荷0.15kWにて、処理開始からの積算投入電力が2.5kWhとなるまで、ビーズミルと原料循環用リザーバータンクとの間で循環処理を行い、ミルベースとした。なお、ビーズミルと原料循環用リザーバータンクは、ミルベースのミル出口における温度が20℃以下となるよう強制冷却された。次に、このミルベースをジクロロメタン6kgと前記塩化ビニル‐酢酸ビニル共重合樹脂0.5kgとから成る希釈液で希釈した液を、再度、前記ビーズミルを用いて、処理液流量600mL/min、ローター駆動用モーターのネット負荷0.1kWの条件で1パスだけ処理した。希釈後、ビーズミル1パス処理済みのミルベースを有効孔径10μmのフィルターにて濾過し、電荷発生層塗布液とした。
ミルベースのビーズミル処理に要する積算投入電力を3kWhとした以外は実験例19と同様にして電荷発生層塗布液を作製した。
ミルベースのビーズミル処理に要する積算投入電力を3.5kWhとした以外は実験例19と同様にして電荷発生層塗布液を作製した。
ミルベースのビーズミル処理に要する積算投入電力を2kWhとした以外は実験例19と同様にして電荷発生層塗布液を作製した。
ミルベースのビーズミル処理に要する積算投入電力を4kWhとした以外は実験例19と同様にして電荷発生層塗布液を作製した。
ミルベースのビーズミル処理に要する積算投入電力を4.5kWhとした以外は実験例19と同様にして電荷発生層塗布液を作製した。
共重合ナイロン樹脂(東レ(株)製 CM4000)0.25kg、メラミン樹脂(三井化学(株)製 ユーバン2021(登録商標))0.25kgを、ジクロロメタン4.0kg、メタノール3.5 kg、ブタノール1.5kgからなる混合溶媒に溶解させた後、アミノシラン処理されたルチル型酸化チタン微粒子0.5kgを加え、ディゾルバーにて少なくとも30min攪拌し、均一なスラリーとした。このスラリーを原料循環用リザーバータンクおよび出力3kWのローター駆動用モーターを具備し、ビーズ径0.8μmのジルコニアビーズをベッセル容量に対して90v/v%の嵩充填率で充填したアニュラータイプのビーズミルを用いて、処理液流量800mL/min、ローター駆動用モーターのネット負荷1.0kWにて、処理開始からの積算投入電力が10kWhとなるまで、原料循環用リザーバータンクとビーズミルとの間で循環処理を行った。なお、ビーズミルと原料循環用リザーバータンクは、処理液のミル出口における温度が20℃以下となるよう強制冷却された。ビーズミル処理済みのスラリーを有効孔径10μmのフィルターにて濾過し、下引き層塗布液とした。
ビーズミル処理に要する積算投入電力を15kWhとした以外は実験例25と同様にして下引き層塗布液を作製した。
ビーズミル処理に要する積算投入電力を20kWhとした以外は実験例25と同様にして下引き層塗布液を作製した。
ビーズミル処理に要する積算投入電力を1kWhとした以外は実験例25と同様にして下引き層塗布液を作製した。
ビーズミル処理に要する積算投入電力を5kWhとした以外は実験例25と同様にして下引き層塗布液を作製した。
ビーズミル処理に要する積算投入電力を30kWhとした以外は実験例25と同様にして下引き層塗布液を作製した。
塩化ビニル‐酢酸ビニル共重合樹脂(ユニオンカーバイド社製 VMCH)0.05kgをジクロロメタン3kgとジクロロエタン0.8kgの混合溶媒に溶解し、これに角田らによって開示されたτ型無金属フタロシアニン(角田他、電子写真学会誌24 No.2 (1985) pp102〜107)0.2kgを加えたスラリーを、ディゾルバーにて少なくとも30min攪拌し、均一なスラリーとした。このスラリーを、原料循環用リザーバータンクおよび出力3kWのローター駆動用モーターを具備し、ビーズ径0.4μmのジルコニアビーズをベッセル容量に対して95v/v%の嵩充填率で充填したアニとュラータイプのビーズミルを用いて、処理液流量600mL/min、ローター駆動用モーターのネット負荷0.10kWにて、処理開始からの積算投入電力が2.5kWhとなるまで、ビーズミルと原料循環用リザーバータンクとの間で循環処理を行い、ミルベースとした。なお、ビーズミルと原料循環用リザーバータンクは、ミルベースのミル出口における温度が20℃以下となるよう強制冷却された。次に、このミルベースをジクロロメタン6kgと前記塩化ビニル‐酢酸ビニル共重合樹脂0.5kgとから成る希釈液で希釈した液を、再度、前記ビーズミルを用いて、処理液流量600mL/min、ローター駆動用モーターのネット負荷0.1kWの条件で1パスだけ処理した。希釈後、ビーズミル1パス処理済みのミルベースを有効孔径10μmのフィルターにて濾過し、電荷発生層塗布液とした。
ミルベースのビーズミル処理に要する積算投入電力を3kWhとした以外は実験例31と同様にして電荷発生層塗布液を作製した。
ミルベースのビーズミル処理に要する積算投入電力を3.5kWhとした以外は実験例31と同様にして電荷発生層塗布液を作製した。
ミルベースのビーズミル処理に要する積算投入電力を2kWhとした以外は実験例31と同様にして電荷発生層塗布液を作製した。
ミルベースのビーズミル処理に要する積算投入電力を4kWhとした以外は実験例31と同様にして電荷発生層塗布液を作製した。
ミルベースのビーズミル処理に要する積算投入電力を4.5kWhとした以外は実験例31と同様にして電荷発生層塗布液を作製した。
実験例1で作製した下引き層塗布液を用い、浸漬塗布によって円筒状アルミニウム基体上に下引き層を成膜した。乾燥温度150℃、乾燥時間15minの条件で乾燥することによって得られた下引き層の乾燥後膜厚は5μmであった。次に、実験例7で作製した電荷発生層塗布液を用いて、上記下引き層形成後の基体上に、電荷発生層を成膜した。乾燥温度80℃、乾燥時間15minの条件で乾燥することによって得られた電荷発生層の乾燥後膜厚は0.1〜0.5μmであった。
で示されるスチルベン化合物9重量%、樹脂バインダーとしてのポリカーボネート樹脂(出光興産製 タフゼットB-500(登録商標))11重量%、および、溶剤としてのテトラヒドロフラン80重量%から成る電荷輸送層塗布液を浸漬塗工し、温度90℃で60min乾燥して、18μmの電荷輸送層を形成し、電子写真感光体を作製した。
上記実施例1における下引き層および電荷発生層と等しい膜厚、乾燥条件にて、各実験例で作製した塗料を同様のアルミニウム基体上に順次成膜し、更に、実施例1と同じ電荷輸送層塗布液を用いて同じ膜厚、乾燥の条件にて電荷輸送層を形成した感光体を、それぞれ下記の表1〜5、6〜10、11〜15に示す実験例の組合せにて作製した。上記実施例1を含めて、下記の表1〜5、6〜10、11〜15にそれぞれ示した各層の組合せからなる感光体を実施例1〜20、21〜40、41〜61および比較例1〜16、17〜32、33〜47とした。
これらの結果をそれぞれ下記の表1〜5、6〜10、11〜15にまとめて示す。
Claims (1)
- 導電性基体上に、金属酸化物微粒子を含有する下引き層塗布液と、有機顔料微粒子を含有する感光層塗布液とを、順次浸漬塗布して下引き層および感光層を形成する工程を含む電子写真感光体の製造方法において、
前記下引き層塗布液および感光層塗布液を、前記金属酸化物微粒子の通過累積粒度分布曲線における、下記式(1)、
で定義される面積SUCLと、前記有機顔料微粒子の通過累積粒度分布曲線における、下記式(2)、
で定義される面積SCGLとが、下記式(4)、
(上記式中、Dは金属酸化物微粒子または有機顔料微粒子の粒径を示し、D≦10μmであり、Rは通過累積頻度であって0≦R≦1を満たし、RmaxおよびRminは粒径測定の精度によって決まる定数であって、Rmaxは0.95、Rminは0.05であり、S UCLおよびSCGLはそれぞれ通過累積分布曲線の上側部分であって、通過累積分布曲線と、直線R=Rmax、R=RminおよびD=D|R=Rminとで囲まれる領域の面積である)で示される関係を満足するよう調製することを特徴とする電子写真感光体の製造方法。
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