JP4401744B2 - 埋め込み型ガスコンセント - Google Patents

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Description

この発明は、壁部に形成された貫通孔内にガス栓が収容された埋め込み型ガスコンセントに関する。
一般に、埋め込み型ガスコンセントは、ガス栓が取り付けられる取付板と、この取付板を内壁(壁部)に固定するのに用いられる挟持固定板とを有しており、挟持固定板の取り付け時期に応じて先付けタイプのものと後付けタイプのものとに分けられている。
先付けタイプの埋め込み型ガスコンセントは、挟持固定板を内壁の形成前に縦桟等に取り付けるようにしたものであり、挟持固定板は平板状をなす本体板部と、この本体板部の左右の一側部から室外側に突出する突出板部とによってL字状に形成されている。突出板部は、内壁が形成される前に、内壁支持用の縦桟等の左右いずれかの側面に取り付けられる。その結果、挟持板部が、その本体板部を室内側に向けた状態で縦桟に取り付けられる。その後、縦桟より内側の部分に内壁が形成されるとともに、内壁の本体板部と対向する箇所に貫通孔が形成される。内壁の形成後、室内には挟持固定板の本体板部と貫通孔を介して対向した取付板が配置される。そして、取付板を貫通して挟持固定板に螺合されたボルトを締め付けることにより、取付板が内壁の室内を向く内面に押圧固定される。取付板には、貫通孔内に配置されたガス栓が取り付けられる(特許文献1参照)。
一方、後付けタイプの埋め込みガスコンセントは、内壁の形成後に挟持固定板を内壁の室外側を向く面に固定するようにしたものであり、挟持固定板は平板状に形成されている。挟持板は、内壁及び貫通孔の形成後、室内から貫通孔を通して室外側に移動させられ、内壁の室外側を向く面と対向した状態に配置される。その後、室内側には、取付板が貫通孔を介して挟持固定板と対向配置される。そして、取付板を貫通して挟持固定板に螺合されたボルトを締め付けると、取付板と挟持固定板とが内壁を挟持する。この結果、取付板と挟持固定板とが、内壁の内面と外面とにそれぞれ押圧固定される。勿論、取付板には貫通孔内に配置されたガス栓が取り付けられる(特許文献2参照)。
実開平5−10880号公報 実開昭63―84474号公報
従来の先付けタイプの埋め込み型ガスコンセントにおいては、挟持固定板がL字状をなしているため、挟持固定板を貫通孔に通そうとすると、突出板部が壁部に引っ掛かってしまい、貫通孔に通すことができない。このため、先付けタイプの埋め込み型ガスコンセントの挟持固定板は、後付けタイプの挟持固定板として使用することができない。一方、後付けタイプの埋め込み型ガスコンセントにおいては、挟持固定板が突出板部を有していないので、先付けタイプの挟持固定板として使用することができない。このように、従来の埋め込み型ガスコンセントでは、先付けタイプのものと後付けたいイプのものとでそれぞれ専用の挟持固定板を必要とし、その分製造費が嵩むという問題があった。
この発明は、上記の問題を解決するために、矩形の貫通孔を有する壁部の室内に臨む内面の上記貫通孔を環状に囲む部分と対向して配置された矩形の枠状をなす取付板と、上記壁部の室外側を向く外面の上記貫通孔を環状に囲む部分と対向して配置された矩形の枠状をなす挟持固定板と、上記取付板を室内側から室外側に貫通し、上記貫通孔を通って上記挟持固定板に螺合されたボルトを締め付けることにより、上記取付板及び上記挟持固定板が上記壁部の内面と外面とにそれぞれ押圧固定され、上記取付板に上記貫通孔内に収容されたガス栓が取り付けられた埋め込み型ガスコンセントにおいて、上記挟持固定板の左右両側部の少なくとも一方に、ボルト挿通孔を有し、室内側から室外側に向かって突出する突出板部を設け、上記挟持固定板が上記貫通孔を通り抜けることができるように、上記突出板部の寸法を設定したことを特徴とする埋め込み型ガスコンセント。
この場合、上記貫通孔及び上記挟持固定板が略正方形に形成されていることが望ましい。
上記取付板の一側部に上記ガス栓が取り付けられ、他側部に電気コンセントのコンセント本体が取り付けられていることが望ましい。
上記突出板部が、上記一方の側部の両端から離間して当該側部の中央部に配置されていることが望ましい。
上記特徴構成を有するこの発明によれば、挟持固定板を先付けタイプの埋め込み型ガスコンセントと後付け型ガスコンセントとのいずれにも使用することができる。したがって、挟持固定板の種類を半分に減らすことができ、埋め込み型ガスコンセントの製造費を低減することができる。また、家屋の施工中に内壁と挟持固定板との施工順序が何等かの理由によって変更になった場合であっても、それに対応することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を、添付の図1〜図17を参照して説明する。
まず、この発明に係る埋め込み型ガスコンセント1が取り付けられる壁部Wについて説明すると、壁部Wは家屋の側壁の一部である内壁を構成するものであり、壁部Wの室外O側には、外壁(図示せず)が壁部Wから所定距離だけ離れて配置形成されている。壁部Wには、室内I側を向く内面Waから室外O側を向く外面Wbまで貫通する貫通孔Wcが形成されている。貫通孔Wcは、断面略正方形に形成されているが、縦長又は横長の長方形に形成されることもある。
次に、この発明に係る埋め込み型ガスコンセント1について説明する。この埋め込み型ガスコンセント1は、先付けタイプ及び後付けタイプのいずれのタイプとしても使用することができるのみならず、電気コンセント付きガスコンセントとして開発されたものである。まず、後付けタイプの埋め込み型ガスコンセントとして用いられる場合について説明すると、ガスコンセント1は、図1〜図3に示すように、壁部Wを間にして室内I側に配置されたガス用取付板2と、室外O側に配置された挟持用固定板3とを有している。
ガス用取付板2は、金属製の板材からなるものであり、図1〜図3及び図5に示すように、略正方形の枠状(環状)に形成されている。取付板2の外形寸法は、貫通孔Wcの内形寸法より一回り大きく形成されており、取付板2の内形寸法は、貫通孔Wcの内形寸法より若干小さく形成されている。取付板2は、その室外O側を向く端面の外周側部分が壁部Wの室内I側を向く内面Waの貫通孔Wcを囲む環状の部分に全周にわたって接触するとともに、その内周縁のほぼ全体が貫通孔Wcの内周面から内側に突出するように配置されている。ガス用取付板2は、貫通孔Wcが長方形に形成される場合には、それに対応して長方形に形成される。
一方、固定板3は、取付板2と同様に、金属製の板材からなるものであり、図2、図3及び図6に示すように、略正方形の枠状に形成されている。固定板3の外形寸法は、貫通孔Wcの内形寸法より一回り大きく形成されており、固定板3の内形寸法は貫通孔Wcの内形寸法とほぼ同一か若干大きく形成されている。固定板3は、その室内I側を向く面が壁部Wの室外O側を向く外面Wbの貫通孔Wcを囲む環状の部分に全周にわたって接触し、しかも固定板3の内周縁が貫通孔Wcの内周面とほぼ同一平面上に位置するか、内周面より若干径方向外側に位置するるようにして配置されている。固定板3も、貫通孔Wcが長方形に形成される場合には、それに対応して長方形に形成される。
ガス用取付板2には、左右に長い長孔からなるボルト挿通孔2aが四つ形成されている。各ボルト挿通孔2aは、貫通孔Wcの各隅部の近傍で、かつ貫通孔Wcの内周面より内側に配置されている。各ボルト挿通孔2aには、ボルトB1が挿通されている。ボルト挿通孔2aを貫通したボルトB1は、貫通孔Wcを通り、固定板3の内周面に形成された突片3aのねじ孔3bに螺合されている。そして、ボルトB1を締め付けることにより、ガス用取付板2が壁部Wの内面Waに押圧固定されるとともに、挟持用固定板3が壁部Wの外面Wbに押圧固定されている。
図1及び図2示すように、貫通孔Wcの一側部(この実施の形態では図1の右側部)には、迅速継手タイプのガス栓4がそのプラグ部4aを室内I側に向けた状態で配置されている。ガス栓4は、取付板2の一側部に形成された支持片2bにボルトB2によって固定されている。周知のように、プラグ部4aには、ソケット(図示せず)が接続される。そして、プラグ部4aにソケットが接続されると、ガス栓4が自動的に閉状態から開状態に切り替わる。勿論、ソケットがプラグ部4aから外されると、ガス栓4が自動的に開状態から閉状態に切り替わる。
取付板2の室内I側を向く表面の左側部(他側部)には、市販の電気コンセントの一部をなす電気用取付板5が押圧固定されている。電気用取付板5は、金属製の板材からなるものであり、図1、図7及び図8に示すように、上下に長い略長方形の枠状に形成されている。取付板5の上下の長さは、ガス用取付板2の上下方向の長さと同一に設定されており、取付板5の上下の両端面(第2平行端面)5a,5bは取付板2の上下の両端面(平行端面)2c,2dと同一平面上に位置させられている。換言すれば、ガス用取付板2の上下の長さが電気用取付板5の上下の長さと同一に設定され、それによってガス用取付板2の上下方向の長さが必要最小限に小さく設定されている。取付板5は、上記四つのボルトB1のうちの左側部に配置された二つのボルトB1によって貫通されている。そして、ボルトB1を締め付けることにより、取付板2が取付板5を介して押されて壁部Wに押圧固定されるとともに、取付板5が取付板2の表面に押圧固定されている。取付板5は、ボルトB1と異なるボルトを用いて取付板2に固定してもよい。その場合には、ボルトを取付板5に対して室内I側から貫通させて取付板2に螺合させる。そして、ボルトを締め付けることにより、取付板5が取付板2に固定される。
ボルトB1が挿通される取付板5のボルト挿通孔5cは、左右に長い長孔として形成されている。これは、市販の埋め込み型電気コンセントを単独で設置するときに、取付板5を挿通孔5cに挿通されたボルト(ボルトB1)に対して左右方向へ相対移動させて取付板5の姿勢を適宜調節し、ひいては次に述べるコンセント本体6の長手方向を正しく上下方向に向けるためのものである。また、ボルトB1が挿通される取付板2のボルト挿通孔2aも左右に長い長孔になっているが、これは取付板2の取付姿勢を適宜調節するためのものである。
電気用取付板5には、図1、図2、図7及び図10に示すように、電気コンセントの一部をなすコンセント本体6が挿入されている。コンセント本体6は、図1、図2、図7及び図9に示すように、略直方体をなしており、その一部は取付板2から室外O側に突出して貫通孔Wc内に収容され、他の一部は取付板5から室内I側に突出している。コンセント本体6の左右両側部には、突出部6aが2個宛て形成されている。各突出部6aは、取付板5の左右両側部に形成された環状係合部5dに移動不能にそれぞれ嵌め込まれている。これにより、コンセント本体6が取付板5に固定されている。突出部6aは、取付板5及び環状係合部5dを弾性変形させることにより、環状係合部5dに嵌め込むことができる。コンセント本体6の室内I側を向く面には、ソケット(図示せず)が差し込まれる差込口6bが上下に2つ設けられている。
上記のように、電気用取付板5はボルトB1によってガス用取付板2に固定されているが、ボルトB1が挿通されるボルト挿通孔5cが左右に長い長孔として形成され、しかもボルト挿通孔5cの上下の幅は、ボルトB1の雄ねじ部のB1aの外径より若干広くなっている。したがって、取付板5の上下の端面5a,5bを取付板2の上下の端面2c,2dと同一平面上に位置させる際には、取付板5の位置を微調整する必要があり、そのために多くの手間を要する。そこで、このガスコンセント1においては、取付板5の位置を微調整することなく、その上下の端面5a,5bを取付板2の上下の端面2c,2dと同一平面上に位置させることができるようにするために、取付板2,5間に位置決め機構7が設けられている。
すなわち、図1、図7及び図8に示すように、取付板5の上下の両端部、つまり上下の両端面5a,5bの近傍部分には、取付板5を貫通する係合孔5eがそれぞれ1つ宛て形成されている。各係合孔5eは、取付板5が市販の電気コンセントの取付板である場合には、予め定められた所定の位置にそれぞれ配置されている。一方、取付板2の室内I側を向く表面には、各係合孔5eに嵌合する係合突起2eが形成されている。二つの係合突起2eは、各係合孔5eにそれぞれ嵌合することによって取付板5の取付板2に対する位置を決定する。この場合、二つの係合孔5e,5e(係合突起2e,2e)が取付板5の上下の両端部に配置されているから、つまり両係合孔5e,5e間の距離が長いので、取付板5の取付板2に対する位置決め精度が向上する。各突起2eは、各孔5eにそれぞれ嵌合すると、取付板5の上下の両端面5a,5bが取付板2の上下の両端面2c,2dと同一平面上に位置するように配置されている。したがって、市販の電気コンセントの取付板5及びコンセント本体6を高精度にかつ容易に位置決めすることができ、取付板5の一部(両端面5a,5bの一部)が取付板2から外部に突出するようなことがない。したがって、図2及び図4に示すように、ガス用取付板2に化粧蓋8を取り付ける際に、取付板5が邪魔になるようなことがない。
次に、ガスコンセント1が先付けタイプのガスコンセントとして使用される場合について説明すると、この埋め込み型ガスコンセント1においては、図2、図3、図6及び図11に示すように、挟持固定板3の左右両側部に突出板部3cがそれぞれ形成されている。突出板部3cは、挟持固定板3の左右いずれか一方の側部にのみ形成してもよい。
突出板部3cは、挟持固定板3の上下方向における両端部から離れ、上下方向における中央部に配置されており、挟持固定板3に対してほぼ直交するようにして挟持固定板3から室外O側に向かって突出している。突出板部3cは、その上下両端部に配置された長突出部3d,3dと、それらの間に設けられた短突出部3eとから構成されている。長突出部3dには、その長手方向、つまり室内外方向に延びるボルト挿通孔3fが形成されている。
図11に示すように、挟持固定板3の左右両側部に形成された二つの突出板部3c,3cのいずれか一方が縦桟Sの左右いずれかの側面の室内I側の端部に固定されている。この場合、突出板部3cは、ボルト挿通孔3fを貫通して縦桟Sに螺合固定されたビスB3によって押圧固定されており、突出板部3cの位置をボルト挿通孔3fの長さの範囲内において適宜調節することにより、挟持固定板3の室内I側を向く面が縦桟Sの室内I側を向く面とほぼ同一平面上に位置させられている。この結果、挟持固定板3は、内壁Wの室外O側を向く面にもほぼ接触している。
ここで、ガスコンセント1を後付けタイプのガスコンセントとして使用する場合には、内壁Wに貫通孔Wcを形成した後、挟持固定板3を貫通孔Wcから室外O側に通す必要がある。そこで、このガスコンセント1においては、図12に示すように、挟持固定板3の突出板部3cが形成された両側部を水平にするとともに、他の二つの側部を貫通孔Wcの任意の対角線とほぼ平行になるように挟持固定板3を斜めに傾斜させとき、突出板部3c、特にその長突出部3dが壁部Wに突き当たることなく、貫通孔Wcを通り抜けることができるように、その突出長さLが設定されている。したがって、挟持固定板3は、貫通孔Wcを室内I側から室外O側へ通り抜けることができる。特に、この実施の形態では、突出板部3cが挟持固定板3の側部にその全長にわたって形成されることなく、その中央部にのみ所定の長さをもって形成されているので、図13に示すように、挟持固定板3を図12に示す状態から挟持固定板3の中央を通りかつ挟持固定板3と直交する線を中心として90°回転させた状態にすると、挟持固定板3は貫通孔Wcをより一層容易に通過することができる。なお、図13において想像線で示すように、突出板部3cを、長突出部3dの突出長さを維持した状態で挟持固定板3の一側部の全長にわたって形成した場合には、挟持固定板3の貫通孔Wcに対する挿通し易さは、図12の状態の場合と同様である。
なお、その他の構造は、ガスコンセント1が後付けタイプのものとして使用される場合と同様であるので、その説明は省略する。
上記構成の埋め込み型ガスコンセント1においては、挟持固定板3が突出板部3cを有し、しかも貫通孔Wcに挿通可能であるから、挟持固定板3を先付けタイプのガスコンセントと後付けタイプのガスコンセントとのいずれにも使用することができる。よって、埋め込み型ガスコンセント1の製造費を低減することができる。また、家屋等の施工時に何等かの原因により挟持固定板3の固定と壁部Wとの施工手順が変わった場合であっても、挟持固定板3を代えることなく、施工を続行することができる。
また、図11に示すように、通常は、壁部Wの外側に外壁Woが設けられる。つまり、壁部Wは、内壁であり、その室外O側に外壁Woが設けられているのである。壁部Wと外壁Woとの間隔は、挟持固定板3の側部の長さ(挟持固定板3が略正方形であるので、挟持固定板3の4つの側部の長さはほぼ同一である。)より短いことが多い。そのような場合には、挟持固定板3を図12又は図13に示す状態で室内I側から室外O側へ水平に移動させると、挟持固定板3が外壁Woにぶつかってしまい、貫通孔Wcに挿通することができない。しかるに、このガスコンセント1においては、突出板部3cが挟持板部3の側部の両端部から離れた中央部に形成されているので、外壁Woに突き当たることなく貫通孔Wcを通り抜けさせることができる。
すなわち、図14に示すように、挟持固定板3を図12に示す状態にして貫通孔Wcに室内Iから室外O側へ挿入し、室外O側の長突出部3d,3dを、貫通孔Wcを通り抜けさせる。その後、図15に示すように、室内I側の長突出部3d,3dの一方の先端面を貫通孔Wcの内周面に接触させる。そして、貫通孔Wcの内周面に接触する長突出部3dの先端面を中心として挟持固定板3を図15の矢印方向へ回転させ、他方の長突出部3dが形成された側部を貫通孔Wcの内周面に接触させるる。そして、他方の長突出部3dが形成された側部を図15の裏面側から表面側へ回動させると同時に矢印方向へ回動させ、図16に示すように、貫通孔Wcに接触した長突出部3dを貫通孔Wcから室外O側へ通り抜けさせる。その後、挟持固定板3を図16の矢印方向へ回転させつつ室外O側へ移動させることにより、挟持固定板3全体を貫通孔Wcから壁部Wと外壁Woとの間の空間内に位置させる。そして、図17に示すように、挟持固定板3を壁部Wの外面Woの所定の位置に位置させる。
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、突出板部3cを両端部の二つの長突出部3d,3dとそれらの間の短突出部3eとによって構成しているが、短突出部3eの高さを長突出部3dの高さと同一にし、突出板部3c全体を一様に形成してもよい。
後付けタイプの埋め込み型ガスコンセントとして使用されたこの発明の一実施の形態を示す正面図である。 図1のX−X線に沿う断面図である。 ガス栓及びコンセント本体を省略して示す図1のY−Y線に沿う断面図である。 図1から図3に示す実施の形態のガス用取付板に化粧蓋を取り付けた状態で正面図である。 同実施の形態において用いられているガス用取付板を示す図であって、図5(A)はその正面図、図5(B)、(C)はそれぞれ図5(A)のB矢視、C矢視図である。 同実施の形態において用いられている挟持用固定板を示す図であって、図6(A)はその正面図、図6(B)、(C)はそれぞれ図6(A)のB矢視、C矢視図である。 市販の埋め込み型電気コンセントの電気用取付板及びそれに取り付けられたコンセント本体とを示す図であって、図7(A)は、その正面図、図7(B)は図7(A)のB矢視図、図7(C)はその背面図である。 埋めこみ型電気コンセントの電気用取付板を示す図であって、図8(A)はその正面図、図8(B)は図8(A)のB矢視図、図8(C)はその背面図である。 埋めこみ型電気コンセントのコンセント本体を示す図であって、図9(A)はその平面図、図9(B)は図9(A)のB矢視図である。 図7(A)のX−X線に沿う断面図である。 先付けタイプの埋め込み型ガスコンセントとして使用されたこの発明の一実施の形態を示す図3と同様の断面図である。 同実施の形態において用いられている挟持固定板を貫通孔に通すときの一態様を示す室内側から見た正面図である。 同実施の形態において用いられている挟持固定板を貫通孔に通すときの他の態様を示す室内側から見た正面図である。 挟持固定板を図12に示す状態にして貫通孔に挿通するときの手順を説明するための図12のX−X線に沿う断面図であって、挿通初期の状態を示している。 挟持固定板を図12に示す状態にして貫通孔に挿通するときの手順を説明するための図14と同様の図であって、挿通中期の状態を示している。 挟持固定板を図12に示す状態にして貫通孔に挿通するときの手順を説明するための図14と同様の図であって、挿通終期の状態を示している。 貫通孔から室外側に挿通された挟持固定板を壁の外面の所定位置に接触させた状態を示す図14と同様の図である。
符号の説明
B1 ボルト
I 室内
O 室外
W 壁部
Wa 内面
Wb 外面
Wc 貫通孔
1 埋め込み型ガスコンセント
2 ガス用取付板(取付板)
3 挟持固定板
3c 突出板部
3f ボルト挿通孔
4 ガス栓
6 コンセント本体

Claims (4)

  1. 矩形の貫通孔を有する壁部の室内に臨む内面の上記貫通孔を環状に囲む部分と対向して配置された矩形の枠状をなす取付板と、上記壁部の室外側を向く外面の上記貫通孔を環状に囲む部分と対向して配置された矩形の枠状をなす挟持固定板と、上記取付板を室内側から室外側に貫通し、上記貫通孔を通って上記挟持固定板に螺合されたボルトを締め付けることにより、上記取付板及び上記挟持固定板が上記壁部の内面と外面とにそれぞれ押圧固定され、上記取付板に上記貫通孔内に収容されたガス栓が取り付けられた埋め込み型ガスコンセントにおいて、
    上記挟持固定板の左右両側部の少なくとも一方に、ボルト挿通孔を有し、室内側から室外側に向かって突出する突出板部を設け、上記挟持固定板が上記貫通孔を通り抜けることができるように、上記突出板部の寸法を設定したことを特徴とする埋め込み型ガスコンセント。
  2. 上記貫通孔及び上記挟持固定板が略正方形に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の埋め込み型ガスコンセント。
  3. 上記取付板の一側部に上記ガス栓が取り付けられ、他側部に電気コンセントのコンセント本体が取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の埋め込み型ガスコンセント。
  4. 上記突出板部が、上記一方の側部の両端から離間して当該側部の中央部に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の埋め込み型ガスコンセント。
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