JP4400904B2 - 額縁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、額縁の裏板を掛止する裏板掛止具を改良した額縁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
額縁の裏板を止める位置については、それをフレームの裏面と面一にする場合と、フレームの裏面から引っ込める場合とがある。従来、前者の場合であると、回転式掛止具が主に用いられ、後者の場合であるとバネ式やビス押え式の掛止具が主に用いられていた。
【0003】
そのうち、回転式掛止具は、トンボ、サルコ、コバン等と称されるもので、フレームの裏面にビスで止着され、ビスを中心に回転すると裏板に掛けることができるものであった。
【0004】
また、金属製のフレームの場合であると、フレームの裏面に有する蟻溝を利用し、直角以上に回転すると基端部が蟻溝の巾内面に圧接して固定される蟻溝回転式のものも開発されている。
【0005】
一方、バネ式の掛止具は、フレームの裏面近くに蟻溝の形成に伴う段部があるので、その段部と裏板の間に介在させ、弾力で裏板を押え止めるようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の裏板掛止具のうち、トンボ等と称される回転式のものは、殊に相手が金属フレームであると、回転したときに、フレームに擦れることによりその外面を傷付けるという問題があった。
【0007】
なお、トンボのネジ止めを緩くしておけば、傷付けが防止されるけれども、その場合であるとトンボが自由に回転しやすいために、裏板の掛止から外れやすいことは勿論、額縁の内側から引っ込めてトンボを伏せ状態に保持しておくことが困難であるので、全てのトンボを伏せ状態にしておいても、傾斜や衝撃でいずれかのトンボが額内側へ飛び出るために、それが障害となって裏板の取り付け取り外しに不都合であり、特に裏板の取り外しのときは、額縁を裏返す作業が伴う等、額縁を動かすことがあるため、トンボが飛び出すことが多かった。
【0008】
ところで実公平6−14636号公報には、裏板側に裏板掛止具をビス止めするようにした額縁が示されているが、この額縁は裏板をフレームに出し入れする際に、裏板掛止具の裏板への取付部を起立した状態に保つことを特徴とするものである。
【0009】
すなわち、上記裏板掛止具においては、裏板をフレームから出し入れする際には、先ず裏板掛止具の裏板への取付部のビスを外してから上記した起立状態に保たなければならず、簡単に裏板を出し入れすることができない。この作業は非常に面倒であり、また裏板のビス止め部分が、繰り返し使用している間に壊れやすいという問題点があった。
【0010】
この発明は、上記のような実情に鑑み、バネ弾性を備えた裏板掛止具で裏板を止めること、また裏板掛止具の回転動作で裏板の取り付け取り外しを容易になし得ることを可能とした額縁を提供することを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するためのこの発明の構成は、フレームと、その裏面に固定する裏板と、裏板をフレームに保持する裏板掛止具とを有する額縁において、バネ弾性を備えた裏板掛止具を裏板に回転可能に取り付けるとともに、フレームの内壁に裏板掛止具をはめ込む横溝を設け、前記裏板に回転可能に取り付けた裏板掛止具が、裏板への取付部から所定の段差を介して上方に傾斜させたバネ部を備え、バネ部がその長さ方向に屈曲を防止するためのリブを有するとともに、フレームの横溝へ係合する先端に突起を形成されていることを特徴とするものである。
【0012】
この発明の額縁は上記のように構成したので、透明板と裏板との間にキャンバスや賞状等を固定する際に、裏板の内側にスペーサを用いることなく、バネ弾性を備えた裏板掛止具で裏板をフレームに保持させることができ、しかもフレームの裏面から裏板掛止具が突出することがなく、裏板掛止具によって壁面が傷ついたり、裏板掛止具が壊れやすいという欠点を解消した額縁を提供することができるようになった。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の額縁の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。この発明の額縁の一実施例を示す図面において、図1は額縁の裏板部分の平面図、図2は額縁の分解状態を示す断面図、図3(a)は裏板掛止具の拡大平面図、(b)は先端部分の端面図、図4は側面図、図5は取付部の説明図、図6はリベットの拡大中央切欠断面図である。
【0014】
先ず、この発明の額縁の概要について説明する。フレーム11は、木製やアルミ押出形材からなるもので、内壁面には裏板掛止具のはめ込みに利用できる横溝12が内周をほぼ取り巻くように設けられている。横溝12の位置は、板ガラス等の透明板13、キャンパス(賞状等を含む)14と、裏板15の各層がフレーム11のフランジ部分16との間に無理なく収まるように位置付けることが必要である。
【0015】
すなわち、フレーム11の厚さの中には、裏板15のほかに透明板13、キャンパス14等が納まっており、裏板15がフレーム11の裏面より沈んだ状態において、キャンパス14を押さえ止めるようになっている。裏板15は裏板掛止具17によって押さえ止められる訳であるが、裏板15にはその押さえ止め箇所毎にリベット孔18を設けてある。
【0016】
すなわち裏板掛止具17は、ステンレス等の金属板で一体成形されたもので、裏板15の上記リベット孔18の位置において、リベット19を挿通してカシメ付けられる取付部21を備えている。そしてこの取付部21において、リベット19を中心にして裏板掛止具17は回転可能となっている。なお、このリベット19は、裏板掛止具17のバネ弾性による負荷に耐えられるよう、裏板15のリベット孔18を強固に保持するように構成されている。
【0017】
上記裏板15に回転可能に取り付けた裏板掛止具17は、裏板15への取付部21から所定の段差を介して上方に傾斜させたバネ部22を備え、その先端はフレーム11の横溝12へ係合するよう位置決めされている。23はバネ部22がその長さ方向に屈曲することを防止するためのリブ、24はフレーム11の横溝12へ係合する先端に形成した突起で、裏板掛止具17を回転して先端をフレーム11の横溝12へ係合した際に、すべりをよくするためのものである。
【0018】
上記裏板掛止具17の使用に際しては、フレーム11のフランジ部分16に透明板13およびキャンバス14を係合してフレーム11内に保持し、さらに裏板掛止具17を裏板15の輪郭に平行に保持した状態の裏板15を重ねる。その後、裏板15に取り付けた裏板掛止具17を回転して、先端をフレーム11の横溝12内にはめ込めば、裏板15は裏板掛止具17のバネ部22によって、透明板13を押圧する方向に付勢された状態でフレーム11内に保持される。
【0019】
そして、この裏板15は裏板掛止具17のバネ部22によって、フレーム11内に完全に収納された状態で保持されるので、裏板掛止具17によって壁面が傷ついたり、裏板掛止具17が壊れやすいという欠点を解消することができるようになった。
【0020】
裏板15を取り外すときには、裏板15に取り付けた裏板掛止具17を回転して、先端をフレーム11の横溝12内から外せば、裏板15は裏板掛止具17のバネ部22による押圧を解かれ、裏板15フレーム11内から取り出すことが可能となる。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の裏板掛止具によれば、透明板と裏板との間にキャンバスや賞状等を固定する際に、裏板の内側にスペーサを用いることなく、バネ弾性を備えた裏板掛止具で裏板をフレームに保持させることができ、しかもフレームの裏面から裏板掛止具が突出することがなく、裏板掛止具によって壁面が傷ついたり、裏板掛止具が壊れやすいという欠点を解消した額縁を提供することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の額縁の一実施例を示し、額縁の裏板部分の平面図である。
【図2】額縁の分解状態を示す断面図である。
【図3】(a)は裏板掛止具の拡大平面図、(b)は先端部分の端面図である。
【図4】側面図である。
【図5】取付部の説明図である。
【図6】リベットの拡大中央切欠断面図である。
【符号の説明】
11 フレーム
12 横溝
13 透明板
14 キャンパス
15 裏板
16 フランジ部分
17 裏板掛止具
18 リベット孔
19 リベット
21 取付部
22 バネ部
23 リブ
24 突起

Claims (1)

  1. フレームと、その裏面に固定する裏板と、裏板をフレームに保持する裏板掛止具とを有する額縁において、バネ弾性を備えた裏板掛止具を裏板に回転可能に取り付けるとともに、フレームの内壁に裏板掛止具をはめ込む横溝を設け、前記裏板に回転可能に取り付けた裏板掛止具が、裏板への取付部から所定の段差を介して上方に傾斜させたバネ部を備え、バネ部がその長さ方向に屈曲を防止するためのリブを有するとともに、フレームの横溝へ係合する先端に突起を形成されていることを特徴とする額縁。
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