JP4400350B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関する。
排気系において、触媒の温度が低温時に、触媒の上流側で排気通路内の未燃ガスを燃焼させ、未燃ガスの燃焼により排気温度を上昇させ、この触媒を早期に活性化させる技術が従来から知られている。
例えば、特許文献1には、排気管に取り付けられた触媒の前位置にて高圧放電を行い、未燃ガスを燃焼させる技術が開示されている。
特開平5−98950号公報
しかしながら、特許文献1のように、触媒の直前で高圧放電を行い未燃ガスに点火する場合、未燃ガスの酸化(燃焼)が十分に行われず、触媒前の未燃ガスの酸化及び触媒前の排気ガスの昇温が不十分となって、触媒が早期に活性化されない虞がある。
そこで、本発明の内燃機関の排気浄化装置は、第1排気浄化触媒の上流側で排気通路から分岐し、第2排気浄化触媒の上流側で排気通路に合流するバイパス通路と、バイパス通路に流れる排気量を制御する排気経路切替手段と、排気の燃焼を促進するべくバイパス通路の排気上流側端部に設けられた排気燃焼促進手段と、を有することを特徴としている。
本発明によれば、排気ガスがバイパス通路に入ってから、排気ガス中の未燃ガス成分の酸化(燃焼)反応を効果的に誘導することができる。また、バイパス通路を排気ガスが流れる際には、バイパス通路の昇温を効果的に促進することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態における排気浄化装置のシステム構成図を示している。
エンジン1内の燃焼室2には、吸気通路3を開して空気が供給されている。吸気通路3には、エアクリーナ4、スロットルバルブ5及び吸気コレクタ6が設けられている。エアクリーナ4の吸気下流側に位置するスロットルバルブ5は、エンジンコントロールユニット7(以下、ECUと記す)によって弁開度が制御される。また、エアクリーナ4とスロットルバルブ5との間には、吸気通路3内の吸入空気量を検出するエアフローメータ8が設けられている。
スロットルバルブ5の吸気下流側に位置する吸気コレクタ6には、吸気マニホールド9が接続されている。吸気マニホールド9には燃料噴射弁10が設けられており、燃料噴射弁10から噴射される燃料によって混合気が形成される。そして、混合気は、吸入ポート11を介して燃焼室2に導入され、点火プラグ12による火花点火によって着火燃焼する。吸入ポート11は、各気筒毎にシリンダヘッド13に形成されるものである。燃料噴射弁10及び点火プラグ12は、ECU7によって制御されている。尚、吸気マニホールド9及び吸気ポート11は吸気通路3の一部を構成するものである。
一方、エンジン1の燃焼室2から排出される排気ガスは、排気通路14を介して外部に排出される。排気通路14は、排気ポート15及び排気マニホールド16によってその一部が構成されるものであって、第1排気浄化触媒としての第1触媒コンバータ17、第2排気浄化触媒としての第2触媒コンバータ18及びマフラ19が設けられている。尚、排気ポート15は、エンジン1の各気筒毎にシリンダヘッド13に形成されるものである。
第1触媒コンバータ17は、排気ガス中の未燃焼の炭化水素(HC)や一酸化炭素(CO)を還元剤として窒素酸化物を窒素まで還元し排気ガスを浄化する三元触媒であって、排気マニホールド16の排気下流側に位置している。第2触媒コンバータ18は、第1触媒コンバータ17と同様の三元触媒であって、第1触媒コンバータ17の排気下流側に位置している。マフラ19は、第2触媒コンバータ18の排気下流側に位置している。第1触媒コンバータ17及び第2触媒コンバータ18には、それぞれ内部の触媒温度を検知する温度センサ20、21がそれぞれ取り付けられており、これらの温度センサ20、21による検出値はECU7に入力されている。
排気通路14には、第1触媒コンバータ17の排気上流側で排気通路14から分岐し、第1触媒コンバータ17を迂回して第2触媒コンバータ18の排気上流側で再び排気通路14に合流するバイパス通路22が接続されている。バイパス通路22の排気上流側端部には、HCやCO等の未燃ガスを含む排気ガスの燃焼を促進させる排気燃焼促進手段としての排気再燃焼用点火プラグ23が設けられている。排気再燃焼用点火プラグ23は、バイパス通路22内での未燃ガス成分の燃焼を火花点火によって促進させるものであって、ECU7からの指令に基づいて制御されている。
そして、バイパス通路22には、排気再燃焼用点火プラグ23よりも排気下流側に、バイパス通路22の温度を検出する温度センサ24が設けられている。この温度センサ24の検出値は、ECU7に入力されている。
また、排気通路14とバイパス通路22の排気下流側端部との接続部分(合流部25)には、バイパス通路22に流れる排気ガス量を制御する排気経路切替手段としての開閉弁26が配置されている。つまり、この第1実施形態においては、開閉弁26は、実質的に排気通路14上に設けられている。
開閉弁26は、バイパス通路22が全開もしくは全閉となるようECU7によって制御されたものであって、バイパス通路22が全開となったときには、合流部25において第1触媒コンバータ17から第2触媒コンバータ18への排気ガスの流れが遮断され、バイパス通路22が全閉となったときには、合流部25において第1触媒コンバータ17から第2触媒コンバータ18への排気ガスの流れが許容されるよう構成されている。
すなわち、バイパス通路22が全開となったときには、排気ガスは、バイパス通路22を通り、第1触媒コンバータ17を経由せずに直接第2触媒コンバータ18に流入する。バイパス通路22が全閉となったときには、排気ガスは、バイパス通路22には流入せず、第1触媒コンバータ17を経て第2触媒コンバータ18に流入する。
尚、図1中の27は、排気再燃焼用点火プラグ23よりも排気上流側に位置し、かつ排気マニホールド16よりも排気下流側に位置する酸素センサある。この酸素センサ27は、第1触媒コンバータ17の排気上流側における排気通路14内の酸素濃度を検出するものであって、この酸素センサ27の検出値はECU7に入力されている。また、図1中の28はシリンダブロック、29はオイルパン、30はロッカカバー、31はピストン、32は吸気弁、33は排気弁である。
そして、エンジン1を始動してから第1触媒コンバータ17が予め設定された所定の耐熱上限温度に達するまでは、開閉弁26によりバイパス通路22を遮断し、第1触媒コンバータ17が一旦所定の耐熱上限温度に達した後には、第1触媒コンバータ17の過昇温防止、すなわち第1触媒コンバータ17を保護するために、開閉弁26によりバイパス通路22を開放すると共に、第1触媒コンバータ17から第2触媒コンバータ18への排気ガスの流れが遮断する。また、開閉弁26によりバイパス通路22を開放した際には、バイパス通路22の温度が予め設定された所定温度に達するまで排気再燃焼用点火プラグ23を点火させ、バイパス通路22を流れる排気ガス中の未燃ガス成分の燃焼を促進させる。
このような第1実施形態においては、第1触媒コンバータ17の触媒温度が所定の耐熱上限温度に達すると、排気ガスが第1触媒コンバータ17を迂回してバイパス通路22を流れるようになるため、第1触媒コンバータ17の過昇温を防止することができると共に、排気再燃焼用点火プラグ23によりバイパス通路22内で排気ガス中の未燃ガス成分の燃焼を促進させることによって、排気ガス中のHC、COを低減することができる。
また、排気ガスがバイパス通路22に入ってから、排気再燃焼用点火プラグ23で排気ガス中の未燃ガス成分の燃焼を促進させることができるので、開閉弁26により排気ガスがバイパス通路22を流れるように排気流路が切り替えられた後のバイパス通路22の昇温を効果的に促進することができる。
そして、排気再燃焼用点火プラグ23によりバイパス通路22内で排気ガス中の未燃ガス成分の燃焼を促進させることによって排気ガスの温度が上昇するため、第2触媒コンバータ18を活性化させるために、燃焼室2内の混合気に対して大幅な点火時期遅角を行う必要が無くなり、運転性を悪化させることなく第2触媒コンバータ18の早期活性化を行うことができ、大気に放出されるHC、COのさらなる低減を実現することができる。
以下、本発明の他の実施形態について順次説明するが、上述した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図2は本発明の第2実施形態を示している。この第2実施形態は、上述した第1実施形態と略同一構成となっているが、開閉弁41はバイパス通路22内に設けられている。この第2実施形態における開閉弁41は、バイパス通路22が全開もしくは全閉となるようにECU7によって制御されるものである。
そして、エンジン1を始動してから第1触媒コンバータ17が予め設定された所定の耐熱上限温度に達するまでは、開閉弁41によりバイパス通路22を遮断し、第1触媒コンバータ17が一旦所定の耐熱上限温度に達した後には、第1触媒コンバータ17を保護するために、開閉弁41によりバイパス通路22を開放する。ここで、開閉弁41によりバイパス通路22が全開となった状態では、第1触媒コンバータ17の通路抵抗によって、排気ガスは、第1触媒コンバータ17を迂回して主としてバイパス通路22を流れることになる。尚、第1触媒コンバータ17の前後、すなわちバイパス通路22が排気通路14から分岐する位置とバイパス通路22が排気通路14に合流する位置との間の区間において、排気通路14の通路断面積はバイパス通路22の通路断面積に比べて小さくなっており、この点からも開閉弁41によりバイパス通路22が全開となった状態では、第1触媒コンバータ17には殆ど排気ガスが流入しないようになっている。また、開閉弁41によりバイパス通路22を開放した際には、バイパス通路22の温度が予め設定された所定温度に達するまで排気再燃焼用点火プラグ23を点火させ、バイパス通路22を流れる排気ガス中の未燃ガス成分の燃焼を促進させる。
このような第2実施形態においては、上述した第1実施形態の作用効果に加え、排気経路切替手段である開閉弁41が排気通路14上ではなく、バイパス通路22内に設けられているので、バイパス通路22が遮断された始動直後のような場面で、暖機されていない開閉弁41が排気ガスから熱を奪うことがないので、第2触媒コンバータ18の昇温が有利となる。
また、開閉弁41が開かれた後は排気ガスの殆どがバイパス通路22を通過することになるので、第1触媒コンバータ17の過昇温を防止することができる。
図3は本発明の第3実施形態を示している。この第3実施形態は、上述した第1実施形態と略同一構成となっているが、開閉弁45はバイパス通路22の下流側端部近傍に設けられている。すなわち、この第3実施形態においては、バイパス通路22内の可能な限り下流側に開閉弁45が設けられている。この開閉弁45は、バイパス通路22が全開もしくは全閉となるようECU7によって制御されている。
そして、エンジン1を始動してから第1触媒コンバータ17が予め設定された所定の耐熱上限温度に達するまでは、開閉弁45によりバイパス通路22を遮断し、第1触媒コンバータ17が一旦所定の耐熱上限温度に達した後には、第1触媒コンバータ17を保護するために、開閉弁45によりバイパス通路22を開放する。ここで、開閉弁45によりバイパス通路22が全開となった状態では、第1触媒コンバータ17の通路抵抗によって、排気ガスは、第1触媒コンバータ17を迂回して主としてバイパス通路22を流れることになる。尚、第1触媒コンバータ17の前後、すなわちバイパス通路22が排気通路14から分岐する位置とバイパス通路22が排気通路14に合流する位置との間の区間において、排気通路14の通路断面積はバイパス通路22の通路断面積に比べて小さくなっており、この点からも開閉弁45によりバイパス通路22が全開となった状態では、第1触媒コンバータ17には殆ど排気ガスが流入しないようになっている。また、開閉弁45によりバイパス通路22を開放した際には、バイパス通路22の温度が予め設定された所定温度に達するまで排気再燃焼用点火プラグ23を点火させ、バイパス通路22を流れる排気ガス中の未燃ガス成分の燃焼を促進させる。
このような第3実施形態においては、上述した第1実施形態の作用効果に加え、バイパス通路22に設けられた開閉弁45が可能な限り排気下流側に位置しているので、排気通路14全体が暖機される時点までに開閉弁45が排気ガスから奪う熱を最小にすることができる。つまり、開閉弁45が最も後に昇温することになるので、その分第1触媒コンバータ17及び第2触媒コンバータ18の昇温を早めることができる。
図4は本発明の第4実施形態を示している。この第4実施形態は、上述した第1実施形態と略同一構成となっているが、開閉弁51はバイパス通路22内に設けられていると共に、排気再燃焼用点火プラグ23よりも排気上流側に配置された2次空気ノズル52から排気通路14内に2次空気が導入されている。
さらに言えば、この2次空気ノズル52は、酸素センサ27よりも排気下流側に位置し、かつ排気再燃焼用点火プラグ23近傍に位置している。
そして、この2次空気ノズル52には、ECU7によって制御された2次空気供給ポンプ53によって、エアフローメータ8の上流側の吸気通路3内の空気の一部が供給されている。
そして、エンジン1を始動してから第1触媒コンバータ17が予め設定された所定の耐熱上限温度に達するまでは、開閉弁51によりバイパス通路22を遮断し、第1触媒コンバータ17が一旦所定の耐熱上限温度に達した後には、第1触媒コンバータ17を保護するために、開閉弁51によりバイパス通路22を開放する。ここで、開閉弁51によりバイパス通路22が全開となった状態では、第1触媒コンバータ17の通路抵抗によって、排気ガスは、第1触媒コンバータ17を迂回して主としてバイパス通路22を流れることになる。尚、第1触媒コンバータ17の前後、すなわちバイパス通路22が排気通路14から分岐する位置とバイパス通路22が排気通路14に合流する位置との間の区間において、排気通路14の通路断面積はバイパス通路22の通路断面積に比べて小さくなっており、この点からも開閉弁51によりバイパス通路22が全開となった状態では、第1触媒コンバータ17には殆ど排気ガスが流入しないようになっている。また、開閉弁51によりバイパス通路22を開放した際には、バイパス通路22の温度が予め設定された所定温度に達するまで排気再燃焼用点火プラグ23を点火させ、バイパス通路22を流れる排気ガス中の未燃ガス成分の燃焼を促進させる。さらに、2次空気は、排気再燃焼用点火プラグ23によりバイパス通路22内で排気の燃焼を促進させる際に導入される。
このような第4実施形態においては、上述した第1実施形態の作用効果に加え、排気ガスに2次空気が導入されることにより、バイパス通路22内での排気ガス中の未燃ガス成分の酸化反応を一層効果的に誘導することができる。
また、この第4実施形態においては、排気ガスに2次空気を導入する際に、エンジン1の燃焼室2内における混合気の燃焼がリッチ燃焼となるようにしてもよい。そして、2次空気は、常時、排気通路22内に導入するようにしてもよい。
尚、上述した各実施形態においては、第2触媒コンバータ18が所定の触媒活性化温度に達するまでは開閉弁によりバイパス通路22を遮断し、第2触媒コンバータ18の触媒温度が所定の触媒活性化温度に達した後には、開閉弁によりバイパス通路22を開放し、第1触媒コンバータ17から第2触媒コンバータ18への排気ガスの流れを遮断するようにしてもよい。
また、上述した各実施形態においては、開閉弁によりバイパス通路22を開放した際に、第2触媒コンバータ17が所定の耐熱限界温度に達するまで排気再燃焼用点火プラグ23を点火させ、バイパス通路22内を流れる排気ガス中の未燃ガス成分の燃焼を促進させるようにしてもよい。
そして、上述した各実施形態において、第1触媒コンバータ17及び第2触媒コンバータ18は、排気中のHC(ハイドロカーボン)成分を吸着するHCトラップ触媒であってもよく、さらに言えば、一方が三元触媒で他方がHCトラップ触媒という組み合わせであってもよい。例えば、第1触媒コンバータ17がHCトラップ触媒の場合には、HCトラップ触媒の温度が所定のHC吸着可能上限温度に達するまでは開閉弁によりバイパス通路22を排気が流れず、HCトラップ触媒が一旦所定の吸着可能上限温度に達した後には開閉弁によりバイパス通路22を排気が流れるようにしてもよい。
また、上述した各実施形態においては、排気燃焼促進手段として排気再燃焼用の点火プラグを用いているが、排気燃焼促進手段としてグロープラグやレーザー等を用いることも可能である。排気燃焼促進手段としてグロープラグを用いた場合には、排気がグロープラグによって加熱され自然発火する。グロープラグを用いる場合には、エンジン運転中は、グロープラグにより排気は常に加熱されることになる。
上記実施形態から把握し得る本発明の技術的思想について、その効果とともに列記する。
(1) 内燃機関の排気浄化装置は、排気通路に設けられた第1排気浄化触媒と、第1排気浄化触媒よりも下流側で排気通路に設けられた第2排気浄化触媒と、第1排気浄化触媒の上流側で排気通路から分岐し、第2排気浄化触媒の上流側で排気通路に合流するバイパス通路と、バイパス通路に流れる排気量を制御する排気経路切替手段と、排気の燃焼を促進するべくバイパス通路の排気上流側端部に設けられた排気燃焼促進手段と、を有する。これによって、排気ガスがバイパス通路に入ってから、排気ガス中の未燃ガス成分の燃焼を促進させることができるので、バイパス通路を排気ガスが流れる際には、バイパス通路の昇温を効果的に促進することができる。
(2) 上記(1)に記載の内燃機関の排気浄化装置において、排気経路切替手段は、バイパス通路に設けられ、かつバイパス通路を開閉する開閉弁である。これによって、バイパス通路が遮断された始動直後のような場面で、暖機されていない開閉弁が排気ガスから熱を奪うことがないので、第2排気浄化触媒の昇温が有利となる。また、開閉弁が開かれた後は排気ガスの殆どがバイパス通路を通過することになるので、第1排気浄化触媒の過昇温を防止することができる。
(3) 上記(2)に記載の内燃機関の排気浄化装置において、開閉弁はバイパス通路の排気下流側端部近傍に設けられている。これによって、排気通路全体が暖機される時点までに開閉弁が排気ガスから奪う熱を最小にすることができる。つまり、開閉弁が最も後に昇温することになるので、その分第1排気浄化触媒及び第2排気浄化触媒の昇温を早めることができる。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれかに記載の内燃機関の排気浄化装置において、第1排気浄化触媒は、三元触媒である。
(5) 上記(4)に記載の内燃機関の排気浄化装置において、三元触媒の温度が所定の耐熱上限温度に達するまではバイパス通路を排気が流れず、三元触媒の温度が一旦所定の耐熱上限温度に達した後にはバイパス通路を排気が流れるように、排気経路切替手段は制御される。
(6) 上記(1)〜(3)のいずれかに記載の内燃機関の排気浄化装置において、第1排気浄化触媒は、排気中のHC成分を吸着するHCトラップ触媒である。
(7) 上記(6)に記載の内燃機関の排気浄化装置において、HCトラップ触媒の温度が所定のHC吸着可能上限温度に達するまではバイパス通路を排気が流れず、HCトラップ触媒の温度が一旦所定の吸着可能上限温度に達した後にはバイパス通路を排気が流れるように、排気経路切替手段は制御される。
(8) 上記(5)または(7)に記載の内燃機関の排気浄化装置において、排気経路切替手段によりバイパス通路を排気が流れるようになった際には、バイパス通路の温度が予め設定された所定温度に達するまで、排気燃焼促進手段により、バイパス通路内を流れる排気の燃焼を促進させる。
(9) 上記(5)または(7)に記載の内燃機関の排気浄化装置において、排気経路切替手段によりバイパス通路を排気が流れるようになった際には、第2排気浄化触媒の温度が所定の触媒活性化温度に達するまで、排気燃焼促進手段により、バイパス通路内を流れる排気の燃焼を促進させる。
(10) 上記(4)または(6)に記載の内燃機関の排気浄化装置において、第2排気浄化触媒の温度が所定の触媒活性化温度に達するまではバイパス通路を排気が流れず、第2排気浄化触媒の温度が所定の触媒活性化温度に達している場合にはバイパス通路を排気が流れるように、排気経路切替手段は制御される。
(11) 上記(10)に記載の内燃機関の排気浄化装置において、排気経路切替手段によりバイパス通路を排気が流れるようになった際には、バイパス通路の温度が予め設定された所定温度に達するまで、排気燃焼促進手段により、バイパス通路内を流れる排気の燃焼を促進させる。
(12) 上記(1)〜(11)のいずれかに記載の内燃機関の排気浄化装置において、排気燃焼促進手段の上流側で、排気に対して2次空気が導入されている。これによって、排気ガス中の未燃ガス成分の酸化反応を一層効果的に誘導することができる。
(13) 上記(12)に記載の内燃機関の排気浄化装置は、排気燃焼促進手段の近傍から排気に対して2次空気が導入されている。これによって、バイパス通路に入ってから、2次空気による排気ガスの未燃ガス成分の酸化反応を誘導することができる。
(14) 上記(12)または(13)に記載の内燃機関の排気浄化装置において、2次空気は、排気燃焼促進手段によりバイパス通路内で排気の燃焼を促進する際に導入される。
(15) 上記(14)に記載の内燃機関の排気浄化装置において、排気に対して2次空気を導入する際には、内燃機関はリッチ燃焼を行う。
本発明の第1実施形態における排気浄化装置のシステム構成図。 本発明の第2実施形態における排気浄化装置のシステム構成図。 本発明の第3実施形態における排気浄化装置のシステム構成図。 本発明の第3実施形態における排気浄化装置のシステム構成図。
符号の説明
14…排気通路
17…第1触媒コンバータ(第1排気浄化触媒)
18…第2触媒コンバータ(第2排気浄化触媒)
22…バイパス通路
23…排気再燃焼用点火プラグ(排気燃焼促進手段)
26…開閉弁(排気経路切替手段)

Claims (15)

  1. 排気通路に設けられた第1排気浄化触媒と、
    第1排気浄化触媒よりも下流側で排気通路に設けられた第2排気浄化触媒と、
    第1排気浄化触媒の上流側で排気通路から分岐し、第2排気浄化触媒の上流側で排気通路に合流するバイパス通路と、
    バイパス通路に流れる排気量を制御する排気経路切替手段と、
    排気の燃焼を促進するべくバイパス通路の排気上流側端部に設けられた排気燃焼促進手段と、を有することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 排気経路切替手段は、バイパス通路に設けられ、かつバイパス通路を開閉する開閉弁であることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 開閉弁はバイパス通路の排気下流側端部近傍に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 第1排気浄化触媒は、三元触媒であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 三元触媒の温度が所定の耐熱上限温度に達するまではバイパス通路を排気が流れず、三元触媒の温度が一旦所定の耐熱上限温度に達した後にはバイパス通路を排気が流れるように、排気経路切替手段は制御されることを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. 第1排気浄化触媒は、排気中のHC成分を吸着するHCトラップ触媒であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  7. HCトラップ触媒の温度が所定のHC吸着可能上限温度に達するまではバイパス通路を排気が流れず、HCトラップ触媒の温度が一旦所定の吸着可能上限温度に達した後にはバイパス通路を排気が流れるように、排気経路切替手段は制御されることを特徴とする請求項6に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  8. 排気経路切替手段によりバイパス通路を排気が流れるようになった際には、バイパス通路の温度が予め設定された所定温度に達するまで、排気燃焼促進手段により、バイパス通路内を流れる排気の燃焼を促進させることを特徴とする請求項5または7に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  9. 排気経路切替手段によりバイパス通路を排気が流れるようになった際には、第2排気浄化触媒の温度が所定の触媒活性化温度に達するまで、排気燃焼促進手段により、バイパス通路内を流れる排気の燃焼を促進させることを特徴とする請求項5または7に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  10. 第2排気浄化触媒の温度が所定の触媒活性化温度に達するまではバイパス通路を排気が流れず、第2排気浄化触媒の温度が所定の触媒活性化温度に達している場合にはバイパス通路を排気が流れるように、排気経路切替手段は制御されることを特徴とする請求項4または6に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  11. 排気経路切替手段によりバイパス通路を排気が流れるようになった際には、バイパス通路の温度が予め設定された所定温度に達するまで、排気燃焼促進手段により、バイパス通路内を流れる排気の燃焼を促進させることを特徴とする請求項10に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  12. 排気燃焼促進手段の上流側で、排気に対して2次空気が導入されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  13. 排気燃焼促進手段の近傍から排気に対して2次空気が導入されていることを特徴とする請求項12に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  14. 2次空気は、排気燃焼促進手段によりバイパス通路内で排気の燃焼を促進する際に導入されることを特徴とする請求項12または13に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  15. 排気に対して2次空気を導入する際には、内燃機関はリッチ燃焼を行うことを特徴とする請求項14に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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