JP4400021B2 - 消炎鎮痛剤用基布 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、消炎鎮痛剤用基布に関するものであり、さらに詳しくは温、湿布あるいは一般市販スポーツ用等の身体保護テープ用基布として使用する際に必要な特性を有し、さらにとして貼り損じし難くかつ使用後廃棄された場合において、生分解性を有することで環境保護に貢献できるパップ剤用基布に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から消炎鎮痛パップ剤、プラスター剤およびシップ剤用基布は、綿、レーヨンスフの紡績糸やビニロン繊維の織物が使用され、需要量の増大と低価格化に対して短繊維を使用した不織布によるものが開発され、その後さらに伸縮性の必要ニーズから短繊維をポリエステルコンジュゲート繊維とすることによって不織布にし消炎鎮痛パップ剤、プラスター剤およびシップ剤用基布に機能樹脂剤の塗布工程で熱処理により捲縮を発現させ伸縮性を付与させたものが開発され、現在の主流となりつつある。
【0003】
一方、伸縮性のさらに優れたものに対するニーズからポリエステルの仮撚り加工糸を使用したニット生地も使用されるようになってきた。しかし現在使用されている不織布やニット生地は、粘着剤を塗布し、使用時に使い易いように塗布面にフィルムを保護材として(トリミング)貼り付けた構造体としているが体に貼り布する時に柔らかくて粘着剤塗布面同士がくっついてしまうといった貼り損じし易いことおよび使用量の増大による使用後のゴミの発生に対する廃棄処理の問題があった。
【0004】
すなわち、これらポリエステル繊維からなる粘着剤塗布した基布は、使用後廃棄する際、焼却または埋め立て処理されているのが現状である。焼却処理の場合には、焼却による大気汚染の問題が生じ、埋め立て処理の場合には、埋設するとそれらが半永久的に地中に残留してしまうため、埋め立て場所の問題を生じてしまう。
【0005】
近年、環境保護の観点から、生分解性高分子材料を種々の素材として用いることが考えられるようになった。生分解性高分子材料は、廃棄後、土壌などの自然環境下において、速やかにバクテリアなどの微生物により生化学的に分解される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる従来技術の背景に鑑み、消炎鎮痛パップ剤、プラスター剤およびシップ剤等の温、湿布用あるいは一般市販スポーツ用等の身体保護テープ用基布として使用する際に必要特性を有し、貼り損じし難く、かつ、使用後廃棄された場合において生分解性を有することで環境保護に貢献できる消炎鎮痛剤用基布を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、かかる課題を解決するために、次のような手段を採用するものである。すなわち、本発明の消炎鎮痛剤用基布は、易分解性脂肪族ポリエステル繊維を80重量%以上使用してなる伸縮性布帛であり、該伸縮性布帛が、3〜30dtexの単糸繊度を有する繊維を20重量%以上80重量%以下の範囲で使用し、かつ10〜30dtexの極太繊維を1〜3dtexの繊維束と複合したフィラメント糸が存在することを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明について詳細に説明する。
【0009】
まず、本発明の消炎鎮痛剤用基布の構成は、易分解性脂肪族ポリエステル繊維を80重量%以上使用してなる伸縮性布帛であり、さらには次の様態を包含する。すなわち、該伸縮性布帛は、タテ方向および/またはヨコ方向に10%以上の伸縮性を有するものであることが好ましく、かかる布帛としては、丸編地あるいは経編地で構成されていることが好ましい。また、かかる伸縮性布帛は、3〜30dtexの単糸繊度を有する繊維を20重量%以上80重量%以下の範囲を使用して構成したものであることが、ハリ・腰および反発性を有する基布であるという効果の上から好ましい。
【0010】
単糸繊度が3〜30dtexの繊維を80重量%を超えて使用する場合、布帛のハリ・腰および反発性に優れるが、風合いすなわち肌に貼り付けたとき硬く手触りが好ましくないので3dtex以下の単糸繊度の繊維で構成する。また、かかる伸縮性布帛を構成する繊維としては、サイドバイサイド型および芯・鞘型から選ばれた少なくとも1種のコンジュゲート繊維であることが好ましい。この場合、伸縮性布帛を構成する繊維すべてがコンジュゲート繊維であっても良く、単糸繊度が3〜30dtexあるいは3dtex以下の単糸繊度がコンジュゲート繊維であっても良い。
【0011】
上述の易分解性脂肪族ポリエステル繊維としては、融点130℃以上の易分解性脂肪族ポリエステルであることが好ましく、しかも、さらにフィラメントで構成された布帛であるこが好ましい。特に易分解性脂肪族ポリエステルフィラメントを仮撚加工してなる仮撚加工糸で構成された布帛、さらには、該易分解性脂肪族ポリエステルが、主としてポリ乳酸からなる繊維で構成された布帛である場合において、本発明の効果を最大限発揮する基布を提供することができる。
【0012】
例えば、これらの基布に粘着剤を塗布した面に易分解性脂肪族ポリエステルあるいはセルロース系等からなるフイルムをトリミング(貼り付けた)構造の消炎鎮痛パップ剤、プラスター剤およびシップ剤用基布に用いることによって廃棄による環境汚染負荷を低減可能にするものである。
【0013】
ここで本発明で用いる易分解性脂肪族ポリエステルとしては、例えば、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリー3−ヒドロキシプロピオネート、ポリー3−ヒドロキシブチレート、ポリー3−ヒドロキシブチレートバリレート、およびこれらのブレンド物、変性物等を用いることができる。
【0014】
これらの易分解性脂肪族ポリエステル類は、生分解性あるいは加水分解性が高いため、自然環境性または堆肥化するためのコンポスト中で容易に分解されるという利点を有している。
【0015】
さらに、かかるポリ乳酸としては、Lー乳酸、Dー乳酸の他にエステル形成能を有するその他の成分を共重合した共重合ポリ乳酸であってもよい。特に好ましいのは、上述の高融点の観点から、Lー乳酸を主成分とするポリエステルであるポリ乳酸、およびグリコール酸を主成分とするポリエステルであるポリグリコール酸を採用することができる。なお、Lー乳酸を主成分とするとは、構成成分の60重量%以上がLー乳酸よりなっていることを意味する。
【0016】
かかるポリ乳酸に共重合可能な他の成分としては、グリコール酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ吉草酸、6−ヒドロキシカプロン酸などのヒドロキシカルボン酸類の他、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール等の分子内に複数の水酸基を含有する化合物類またはそれらの誘導体、アジピン酸、セバシン酸、フマル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6ーナフタレンジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、5−テトラブチルホスホニウムイソフタル酸等の分子内に複数のカルボン酸基を含有する化合物類またはそれらの誘導体が用いられる。
【0017】
かかるポリ乳酸の平均分子量は、上述の高融点や強度の点から、30万を超えない程度に高いほど好ましく、5万以上さらには10万以上がより好ましい。平均分子量を5万以上とすることで、実用に供し得るレベルの繊維の強度物性を得ることができ、また、30万以下とすることでポリマーの粘度の上昇を抑えることができるので紡糸温度も低めに抑えることができ、したがってポリマーの熱分解を防ぎ、安定した紡糸を行うことができる。
【0018】
また、かかるポリ乳酸には、溶融粘度を低減させて調整するために、ポリカプロラクトン、ポリブチレンサクシネート、およびポリエチレンサクシネートのような脂肪族ポリエステルポリマーを内部可塑剤あるいは外部可塑剤として用いることができる。さらには、艶消剤、消臭剤、難燃剤、糸摩擦低減剤、抗酸化剤、着色顔料などとして無機微粒子や有機化合物を必要に応じて添加することができる。
【0019】
本発明の消炎鎮痛剤用基布は、易分解性脂肪族ポリエステル繊維を80重量%以上使用した伸縮性布帛であるが、かかる伸縮性を得るためには、ニット構造が望ましい。すなわちタテ方向および/またはヨコ方向に10%以上の伸縮性を有する布帛であることが好ましく、より好ましくは丸編地あるいは経編地で構成されていることがよい。すなわち、丸編地は開布した時に耳部がカールしないよう両面組織が望ましい。タテ編地の場合薄い厚さの生地は組織的に制限され、長枚数の少ないハーフ組織となるが、耳がカールしやすいので糊付けして押さえる必要がある。丸編みでは、伸縮性が大きい両面フライス特にインターロック編地が生地に張りもあり好ましい。
【0020】
さらに本発明の消炎鎮痛剤用基布に、張・腰および反発性を持たせるために、さらには触ったときのタッチにソフト感も付与できるために、単糸繊度が3〜30dtexである繊維を使用し、かつ、該繊維を20重量%以上80重量%以下で構成することによって、ハリ・腰、反発性を付与することができる。好ましい様態としては、10〜30dtexの極太繊維を1〜3dtexの繊維束と複合したフィラメント糸形態として、ニットを形成すると良い。かかるフィラメント糸の複合方法としては、細繊度フィラメント糸と極太フィラメント糸繊度ミックスフィラメントを紡糸、あるいは紡糸後延伸したフィラメント糸、また別工程で引き揃えて合撚、混繊する方法でもよく編機上で引き揃え、あるいは交編方式による方法でも可能である。丸編地や経編地は組織構造がループを形成し伸縮性を有するが、さらに伸縮性を持たせるためには、仮撚り加工したフィラメント形態で使用することが好ましい。かかる仮撚り加工糸は、編物にしたとき、仮撚り加工の加撚方向のトルクを発現すると、斜行いわゆる布目曲がりを発生するので、仮撚りの後2次ヒータでセットしたノントルク型ブレリア糸の方が好ましい。
【0021】
また、前記複合糸において、極太糸として10〜33dtexを数本使用し、かかる極太糸としては分繊糸のモノフィラメントしであっても良く、その仮撚り加工糸であっても良い。ストレッチ性を高めるニット地を得るために、捲縮性コンジュゲート糸を使用しても良い。すべての繊維が捲縮性コンジュゲート糸、一部が捲縮性コンジュゲート糸でも差し支えない。
【0022】
本発明の易分解性脂肪族ポリエステル繊維を用いることで、貼布の製造工程で、実施される粘着成分の塗布工程に耐えられる基布を提供することができる。かかる易分解性脂肪族ポリエステルとしては、より好ましくは150℃であり、さらに好ましくは160℃の融点を有するものが使用される。ここでいう融点は、DSC測定によって得られた溶融ピークのピーク温度を指す。
【0023】
本発明の仮撚加工糸の製造方法について説明を加えると、本発明に用いる易分解性脂肪族ポリエステルは、ポリマーの融点が従来の芳香族ポリエステルに比較して低く、加熱時に軟化しやすい特性を有しているために低温仮撚とすることが好ましく、具体的には仮撚温度は、50℃以上、150℃以下の範囲が適正である。仮撚温度を50℃以上とすることで仮撚加工糸の熱収縮率を適度に抑え、一方、150℃以下とすることで加熱によるポリマーの軟化を防ぎ、仮撚加工時の加工張力が低下したり不安定となるのを防ぎ、したがって、異常糸の発生や糸切れを防ぐことができるのである。供給糸としては高配向未延伸糸や延伸糸が使用可能であるが、前述の通り易分解性脂肪族ポリエステル糸は加熱により軟化し易いために仮撚張力が低めであり、加工安定のためには延伸糸の採用がより好ましい。ここで、施撚方式としては、通常使用されているスピンドルタイプやベルトニップ、3軸フリクションといった摩擦仮撚タイプのいずれも採用できる。
【0024】
本発明の消炎鎮痛剤用基布は、パップ剤用、プラスター剤用、および湿布剤用として、易分解性粘着剤を塗布しパップ剤等として使用される。そして粘着剤の取り扱い上、保護フィルムをトリミングするがフイルムとしては易分解性ポリマーであれば特に制限はない。
【0025】
【実施例】
実施例の中で述べられる各特性値は、次の方法に従って測定したものである。
(1)融点
パーキンエルマー社製の示差走査熱量計(DSCー7)を用いて、昇温速度15℃/分の条件で測定し、得られた溶融ピークのピーク温度を融点とした。
(2)織物分解糸強度
作成した基布から経糸を注意深く取り出し、JIS L1013「化学繊維フィラメント糸試験方法」に準じて測定した。
【0026】
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
【0027】
実施例1、比較例1
融点が172℃で、屈折率が1.45であるポリL−乳酸のチップを、60℃に設定した真空乾燥器で48hr乾燥し、乾燥したチップを紡糸温度220℃、紡糸速度3000m/minで引き取って48dtex−12フィラメントの未延伸糸を得た。
【0028】
得られた未延伸糸を2本引き揃えて延伸温度80℃、熱セット温度115℃、延伸倍率1.45倍で延伸し、66dtex−24フィラメントの延伸糸とした。延伸糸の伸度は39.3%であった。また上記のチップを使用し、16.5dtex−1のものフィラメント糸を試作した。
【0029】
当該生分解性ポリ乳酸繊維マルチフィラメント糸66dtex−24フィラメント糸、当該16.5dtex−1のモノフィラメント糸および市場に一般的に流通しているポリエチレンテレフタレートを紡糸、延伸したマルチフィラメント糸を仮撚り加工後分繊して得た16.5dtex−1フィラメントのモノフィラメント糸を準備した。
【0030】
これらの原糸を石川製作所製STPM/Cのクリールに仕掛け、インタレースによる軽交絡処理に引き続き連続してリング、トラベラー方式により、300t/mの追撚を入れパーンに巻き取った。生分解性繊維66dtexとレギュラーポリエステル16.5dtex組み合わせ交撚複合糸(生分解性成分80%)およ生分解性繊維66dtexと生分解性繊維16.5dtexの組み合わせ交撚複合糸(生分解成分100%)の2品種の複合糸作成した。
【0031】
この複合撚糸を28ゲージ、釜径30インチ丸編機クリールに仕掛け、インターロック組織で両面スムースを編たてた。
【0032】
さらにこの生機を染色加工工程で各布型ソフサー機により95℃で精練、リラックス処理し乾燥後℃乾熱によるテンターで幅出しセットを行い仕上げ、捲縮発現と生地の加工収縮を与えニットループによる伸縮性の発現、弾性回復性を付与した。
【0033】
生機のウェル/2.5cm×コース/2.5cmは生分解性繊維80%品は38×43で加工後は42×44であった。そして加工上がりの生地の伸縮性はタテ、ヨコそれぞれ11%、13%であった。
【0034】
また生分解性繊維100%品は生機のウェル/2.5cm×コース/2.5cm36×41加工後は38×39で加工上がりの生地の伸縮性はタテ、ヨコそれぞれ10%、11%であった。生地のハンドリングもハリ腰、反発を有する基布に適用できるものであった。かつ当該基布を家庭用堆肥化コンポストの中に2ヶ月間埋没しておいたところ、生分解性繊維は実用的な強度がなくなるレベルに分解変化していた。
【0035】
比較として、市販のレギュラーポリエステルマルチフィラメント糸84dtex36フィラメント2ヒーター仮撚り加工したブレリア糸を使用し、上記と同条件で丸編生機を作り、染色加工工程で乾燥セット温度を180℃にした以外は上記と同条件で加工した。仕上げ編み地の伸縮性はタテ、ヨコそれぞれ12%、16%で伸縮性は十分であったが、ハリ腰反発性は劣っていた。また生分解性も確認できるものでなかった。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、消炎鎮痛パップ剤、プラスター剤およびシップ剤等の温、湿布用基布あるいは一般市販用スポーツ用等の身体保護テープとして使用する際に必要特性を有し、張・腰、反発性を有するため貼り損じを少なくし、かつ使用後廃棄された場合において生分解性に優れた貼布材用基布を提供することができる。さらに当該基布に粘着剤を塗布し、その上に取り扱いやすくするためにトリミングするフィルムを基布と同様の生分解性材料を使用することによって現在問題提起されている環境負荷を低減する課題改善に大きく寄与することができる。

Claims (8)

  1. 易分解性脂肪族ポリエステル繊維を80重量%以上使用してなる伸縮性編地であり、該伸縮性編地が、3〜30dtexの単糸繊度を有する繊維を20重量%以上80重量%以下の範囲で使用し、かつ単糸繊度10〜30dtexの極太繊維を単糸繊度1〜3dtexの繊維束と複合したフィラメント糸が存在することを特徴とする消炎鎮痛剤用基布。
  2. 該伸縮性編地が、タテ方向および/またはヨコ方向に10%以上の伸縮性を有するものであることを特徴とする請求項1記載の消炎鎮痛剤用基布。
  3. 該伸縮性編地が、丸編地あるいは経編地からなることを特徴とする請求項1または2記載の消炎鎮痛剤用基布。
  4. 該伸縮性編地を構成する繊維が、サイドバイサイド型および芯・鞘型から選ばれた少なくとも1種のコンジュゲート繊維であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の消炎鎮痛剤用基布。
  5. 該易分解性脂肪族ポリエステル繊維が、融点130℃以上の易分解性脂肪族ポリエステルフィラメントであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の消炎鎮痛剤用基布。
  6. 該易分解性脂肪族ポリエステル繊維が、仮撚加工糸であることを特徴とする請求項5記載の消炎鎮痛剤用基布。
  7. 該易分解性脂肪族ポリエステルが、主としてポリ乳酸からなことを特徴とする請求項1および4〜5のいずれかに記載の消炎鎮痛剤用基布。
  8. 該消炎鎮痛剤用基布が、パップ剤、プラスター剤またはシップ剤のいずれかに使用されるための基布であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の消炎鎮痛剤用基布。
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