JP4399781B2 - ボルトの落下防止金具を用いたナットの取替方法 - Google Patents

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本発明は、架空送電線における碍子の引留金具の部品として、頭部を下方に向けて取り付けられているボルトのネジ山に、ボルトの落下防止金具を装着し、ボルトの抜け落ちを阻止しながらボルトのネジ山に螺合しているナットを取り替える、ボルトの落下防止金具を用いたナットの取替方法に関するものである。
所定の距離を隔てて設置されている複数の鉄塔間に送電線を架け渡す作業において、電線Pを絶縁した状態で鉄塔に支持するために、所定の碍子装置Dが用いられている。碍子装置Dとしては、例えば、図12に示すように、電線Pの端部に引留金具Tを介して碍子Qを連結し、この碍子Qのもう一方の端部を、引留金具Tを介して鉄塔の腕金アーム108に固定するものがある。
この様な碍子装置Dに用いられる引留金具Tとしては、例えば、図12に示すように、碍子Q側に取り付けたU字金具Aに、同形状のU字金具Bを引っ掛け、腕金アーム108に取り付けてあるプレートEに、U字金具Bの開放側端部を固定するものがある。U字金具Bの開放側端部は、プレートEを上下に挟むように配置され、U字金具Bの端部とプレートEにそれぞれ穿設された孔にボルトRを挿入し、ボルトRの端部にナットSを螺合させて、碍子Qを鉄塔に固定している。このとき、ボルトRは、頭部を下にして下方からそれぞれの孔に挿入され、上方に突出したボルトRのネジ山にナットSが螺合されることとなる。
この様な碍子Qの引留金具Tを構成する部品としてのナットS・ボルトR類に錆が発生した場合には、メンテナンス作業として、これらの錆びたナットS・ボルトR類を取り替える必要がある。このメンテナンス作業を必要とする場合において、ナットSのみが著しく錆びており、ボルトRには錆が発生していない場合が多くある。
碍子装置Dの経年劣化(腐食)状況を分析すると、碍子Qの引留金具Tの全体が腐食している場合であっても、その構成部品としてのU字金具A・B自体は、構造的に所定の肉厚も備えているため、強度的には全く問題はない。
しかし、鉄塔のプレートEにU字金具Bを固定しているボルトRとナットSにおいて、特にナットS部分に著しい腐食が生じることがある。その原因は、レンチやスパナ等でナットSを強く締め付けたときに、ナットSの表面に傷が付いてしまうため、このナットSの傷が風雨にさらされて、ナットSの全体に著しい腐食が進行し、ナットS自体の強度が低下してしまうのである。
そして、他の構成部品と比較して、ナットSのみが著しく腐食してしまったときには、このナットSを取り替えることで、碍子装置Dを長期に渡り使用することが可能となる。
ナットSの取り替え作業を行なうときは、必然的にこれまで使用してきたナットSをボルトRから取り外さなければならないため、頭部を下方に向けて取り付けられているボルトRが、U字金具BとプレートEのそれぞれの孔から抜け落ち、碍子Qを連結している電線Pが鉄塔から離れて落下してしまう危険性がある。
この様な電線Pが落下する危険な事態の発生を未然に防止するため、従来においては、図12に示すように、電線Pの碍子装置Dとは別の経路で電線Pに張力を負荷させ、独自に電線Pを鉄塔に固定できる、所謂楔式カムアロングと称する電線Pの落下防止用具Cが使用されている。
この電線Pの落下防止用具Cは、図13(a)(b)(c)に示すように、半割形成した2本1組の楔103A,103Bと、組み付けた楔103A,103Bを外側から締め付けるカムアロング本体100とから構成されている。このカムアロング本体100は、筒体を半割形成してヒンジ部102を介して互いに開閉可能にした鉄製の開閉筒101と、開閉筒101に固定したワイヤ取付用のハンドルロッド104とから構成されている。楔103A,103Bは、その基端部から先端部にかけて次第に外径が小さくなるように形成されている。また、カムアロング本体100の開閉筒101も、その基端部から先端部にかけて次第に内径が小さくなるように形成されている。
電線Pの落下防止用具Cを使用するときは、まず、カムアロング本体100を電線Pに取り付ける。具体的には、所定の位置において電線Pの周囲全体を開閉筒101で挟み込み、開閉筒101の開放側端部に付設している締め付けボルト・ナット105を、同じく開閉筒101のもう一方の開放側端部に付設した突出凹部109に係合させて、締め付けて固定する。このとき、開閉筒101の内径の大きい方を引張方向に向けて、カムアロング本体100を電線Pに取り付ける。
そして、開閉筒101と電線Pとの間の隙間(開閉筒101の内径の大きい方)に、2本の楔103A,103Bをそれぞれ差し込む。また、楔103A,103Bに隣接して、電線Pに抜け止め金具106を取り付ける。この抜け止め金具106に楔103A,103Bの基端部を当接させることで、楔103A,103Bを介して、カムアロング本体100が引張方向へ移動することを阻止するのである。
その後、ハンドルロッド104を、予め鉄塔の腕金アーム108等に取り付けてあるワイヤ107に連結し、当該ワイヤ107に徐々に張力をかけることで、楔103A,103Bが電線Pを締め付け、これにより、電線Pとカムアロング本体100とを固定すると共に、碍子装置Dの張力をワイヤ107に負担させ、電線Pを鉄塔に固定する。
この様に、碍子装置Dとは別の経路である楔式カムアロングにより、独自に電線Pを鉄塔に固定することで、碍子装置D側においてナットSをボルトRから取り外したときにボルトRが抜け落ちてしまっても、碍子Qを連結している電線Pが鉄塔から離れて落下してしまう事態の発生を確実に阻止しているのである。すなわち、楔式カムアロングにより電線Pの落下を阻止しながら、碍子装置D側においてナットSの取替作業が行なわれていたのである。
特になし
しかしながら、上記した電線Pの落下防止用具Cを予め取り付けてから、碍子装置D側においてナットSを取り替える場合、電線Pの落下防止用具Cの取付作業に極めて多くの時間が費やされてしまう弊害が生じていた。その結果、鉄塔の送電停止時間が必要以上に長くなっていた。
また、電線Pの落下防止用具Cの取付作業労力が、碍子装置D側におけるナットSの取替作業労力を上回るというアンバランスな作業状態となっていた。具体的には、ナットSを取り替える実作業に要する時間が約30分間であるのに対し、楔式カムアロングの取り付け・取り外しには、約55分程度の時間が費やされていた。
例えば、鉄塔に3本の電線Pが架け渡されている場合において、楔式カムアロングを予め取り付けてから碍子装置D側においてナットSを取り替えるのに要する作業時間を例示すると、図11の従来工法に示す通りとなる。
すなわち
1.作業準備時間として10分
2.昇塔時間として5分
3.荷揚げ用ロープの設置時間として5分
4.上相のカムアロング取付時間として7.5分
5.上相のナット交換時間として10分
6.上相のカムアロング撤去時間・中相のカムアロング取付時間として15分
7.中相のナット交換時間として10分
8.中相のカムアロング撤去時間・下相のカムアロング取付時間として15分
9.下相のナット交換時間として10分
10.下相のカムアロング撤去時間として7.5分
11.荷揚げ用ロープの撤去時間として5分
12.降塔時間として5分
等を要するもので、ナットSの取替作業に合計105分もの長時間を費やしていたのである。
鉄塔における作業は高所であるため、作業員は自らの安全を確保することが大前提となるが、極めて限定された狭い作業現場、作業範囲内において、楔式カムアロングを電線Pに取り付けること自体、作業員にとって大きな負担となっていた。また、楔式カムアロングを電線Pに取り付ける際には、作業員が足場のない電線Pに身を乗り出す必要があるため、非常に危険であった。さらに、鉄塔の上方では風が吹いていることが多く、この様な強風下における作業は、一層危険なものとなっていた。例えば、楔式カムアロングを所持して鉄塔に昇ることさえも、作業員にとって負担となっていたのである。
加えて、過酷な状況下における作業現場においては、楔式カムアロングを予め電線Pに取り付けた場合であっても、碍子装置D側においてナットSを取り替える際に、碍子Qの引留金具Tに用いられているボルトRが落下してしまう事態の発生を完全に防止できていないのが実状であった。
上述したように、鉄塔における高所作業は、危険を伴う特殊な専門職であることから、作業員の安全を確保しながら、碍子装置DにおけるナットSを簡単に取り替えることができ、ボルトRの落下も確実に阻止できるナットSの取替方法の創出が強く望まれていた。
そこで、本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、楔式カムアロングと称する電線Pの落下防止用具Cを使用しなくても、碍子装置D側においてボルトRの抜け落ちを原因とする電線Pの落下を確実に阻止しながら、碍子Qの引留金具Tに用いられている腐食したナットSを新しいナットSに簡単に取り替えることができると共に、作業時間を短縮して工事費用も大幅に削減し、しかも、危険を伴う電線Pへの作業員の乗り出し作業を省略して作業員の安全を確保したボルトの落下防止金具を用いたナットの取替方法を提供することを目的とする。
本発明は、ボルトのネジ山に螺合しているナットの交換時に、ナットを緩めた後にボルトのネジ山のうち緩めた状態のナットの下側の部分にボルトの落下防止金具を装着し、ボルトの抜け落ちを阻止しながらボルトのネジ山に螺合しているナットを取り替えることで、上述した課題を解決した。
また、ボルトのネジ山に螺合しているナットを若干緩める工程と、ボルトのネジ山のうち緩めた状態のナットの下側の部分にボルトの落下防止金具を装着する工程と、ボルトのネジ山からナットを取り外し、ボルトのネジ山に新しいナットを螺合させる工程と、ボルトのネジ山に装着しているボルトの落下防止金具を取り外す工程と、ナットを確実に増し締めする工程とから成ることで、同じく上述した課題を解決した。
さらに、ボルトの落下防止金具は、半円弧形状の一対の挟持片を連結して環状に形成された挟持体を備え、挟持体によりボルトのネジ山を挟み込んでボルトを保持していることで、同じく上述した課題を解決した。
また、ボルトの落下防止金具は、一対の挟持片のいずれか一方の内周面に、ボルトのネジ山に合致するネジ溝を設け、ボルトのネジ山に挟持片のネジ溝を係合させてボルトを保持していることで、同じく上述した課題を解決した。
加えて、ボルトの落下防止金具は、挟持体によりボルトのネジ山を挟み込んでボルトを保持している状態を所定の係止部により維持していることで、同じく上述した課題を解決した。
また、ボルトの落下防止金具は、所定の固定杆に進退自在に取り付けられて先端部がボルトのネジ山に当接する突出部材と、突出部材に当接しているボルトの周囲を巻き込むように巻回するために固定杆に配置したリンクチェーンを備え、突出部材の先端部とリンクチェーンとによりボルトのネジ山を包み込んでボルトを保持していることで、同じく上述した課題を解決した。
この他、ボルトの落下防止金具は、二股アーム状の弾性フック部材を備え、弾性フック部材をボルトのネジ山に押し付けることで二股アームを強制的に拡開させ、その復帰弾性力によりボルトのネジ山を挟み込んでボルトを保持していることで、同じく上述した課題を解決した。
また、ボルトの落下防止金具は、略U字枠状に形成された把持収容部と、把持収容部の開放側を閉塞するように把持収容部にスライド可能に取り付けた蓋片とを備え、把持収容部にボルトのネジ山を収容し、把持収容部の開放側を蓋片により閉じることでボルトを保持していることで、同じく上述した課題を解決した。
さらに、ボルトの落下防止金具は、挿入凹部を有する上片部と、下片部とが側片部を介して連結され、略コ字枠状に形成された把持筐体を備え、下片部によりボルトの頭部を下方から受け止めながら、ボルトのネジ山を挟み込むように上片部の挿入凹部を装着してボルトを保持していることで、同じく上述した課題を解決した。
本発明は以上のように構成されているために、楔式カムアロングと称する電線Pの落下防止用具Cを使用しなくても、碍子装置D側においてボルトRの抜け落ちを原因とする電線Pの落下を確実に阻止しながら、碍子Qの引留金具Tに用いられている腐食したナットSを新しいナットSに簡単に交換できると共に、作業時間を短縮して工事費用も大幅に削減し、しかも、危険を伴う電線Pへの作業員の乗り出し作業を省略して作業員の安全を確保できる。
具体的には、本発明は、ボルトRのネジ山に、ボルトRの落下防止金具1を装着するため、ボルトRの抜け落ちを確実に阻止しながら、ボルトRのネジ山に螺合しているナットSを新しいナットSに簡単に取り替えることができる。
また、a.ボルトRのネジ山に螺合しているナットSを若干緩める工程と、b.緩めた状態のナットSの下側にボルトRの落下防止金具1を装着する工程と、c.ボルトRのネジ山からナットSを取り外し、ボルトRのネジ山に新しいナットSを螺合させる工程と、d.ボルトRのネジ山に装着しているボルトRの落下防止金具1を取り外す工程と、e.ナットSを確実に増し締めする工程とから成るため、極めて単純な作業の連続となり、ナットSの取替作業を安全且つ確実に行なうことができる。
特に、ボルトRの落下防止金具1を、片手で即座にボルトRに装着でき、また、片手で即座にボルトRから取り外すことができるため、ナットSの取替作業に要する時間を著しく短縮できる。
さらに、ボルトRの落下防止金具1は、半円弧形状の一対の挟持片2A,2Bを連結して環状に形成された挟持体2を備えているため、挟持体2によりボルトRのネジ山の周囲全体を挟み込んでボルトRを保持し、ボルトRの抜け落ちを確実に阻止できる。
また、ボルトRの落下防止金具1は、一対の挟持片2A,2Bのいずれか一方の内周面に、ボルトRのネジ山に合致するネジ溝7を設けているため、ボルトRのネジ山に挟持片2A,2Bのネジ溝7を係合させてボルトRを保持することとなり、ボルトRの抜け落ちを確実に阻止できる。
加えて、ボルトRの落下防止金具1は、挟持体2によりボルトRのネジ山を挟み込んでボルトRを保持している状態を所定の係止部4により維持しているため、不意に挟持体2が開いた状態となってボルトRの落下防止金具1がボルトRから外れてしまうこともない。
また、ボルトRのネジ山と、一対の挟持片2A,2Bのいずれか一方の内周面に設けたネジ溝7とが合致しない場合、つまり、装着状態が不十分であるときは、挟持体2によりボルトRのネジ山を挟み込んでボルトRを保持している状態を所定の係止部4により維持できないため、装着状態の不良を確実に把握できる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
本発明は、架空送電線における碍子Qの引留金具Tの部品として、頭部を下方に向けて取り付けられているボルトRのネジ山に、ボルトRの落下防止金具1を装着し、ボルトRの抜け落ちを阻止しながらボルトRのネジ山に螺合しているナットSを取り替える、ボルトRの落下防止金具1を用いたナットSの取替方法である。
このナットSの取替方法は、図1に示すように、
a.ボルトRのネジ山に螺合しているナットSを若干緩める工程
b.緩めた状態のナットSの下側にボルトRの落下防止金具1を装着する工程
c.ボルトRのネジ山からナットSを取り外し、ボルトRのネジ山に新しいナットSを螺合させる工程
d.ボルトRのネジ山に装着しているボルトRの落下防止金具1を取り外す工程
e.ナットSを確実に増し締めする工程
とから成る。
ここで、本発明に係るボルトRの落下防止金具1を用いたナットSの取替方法が実施される碍子装置Dとしての引留金具Tの構成を簡単に説明する。引留金具Tは、例えば、図12に示すように、碍子Q側に取り付けたU字金具Aに、同形状のU字金具Bを引っ掛け、腕金アーム108に取り付けてあるプレートEに、U字金具Bの開放側端部を固定するものがある。U字金具Bの開放側端部は、プレートEを上下に挟むように配置され、U字金具Bの端部とプレートEにそれぞれ穿設された孔にボルトRを挿入し、ボルトRの端部にナットSを螺合させて、碍子Qを鉄塔に固定している。このとき、ボルトRは、頭部を下にして下方からそれぞれの孔に挿入され、上方に突出したボルトRのネジ山にナットSが螺合されている。尚、碍子装置Dは、図12に示すように、一列の碍子Qを備えているものであっても良いし、また、図3(a)の示すように、二列の碍子Qを備えているものであっても良い。
そして、ナットSを取り替える具体的な工程として、ボルトRのネジ山にボルトRの落下防止金具1を装着する工程を含んでいる。そのため、ボルトRの落下防止金具1は、図2(a)に示すように、ボルトRを保持する挟持体2を備えている。
この挟持体2は、図2(a)に示すように、半円弧形状の一対の挟持片2A,2Bを連結して環状に形成されている。また、挟持体2は、第1挟持片2Aの先端部に、第2挟持片2Bの先端部を、ヒンジ部3を介して回動可能に取り付けて形成されている。具体的には、図2(b)に示すように、第1挟持片2Aと第2挟持片2Bのそれぞれの端部に段部を設け、この段部同士を接合させ、例えば、リベット止め等の手段により、両者を回動可能に取り付けているのである。従って、挟持体2は、第1挟持片2A・第2挟持片2Bを閉じた状態にすると、全体が環状となる。また、ヒンジ部3と反対側の端部を互いに外側に向けて回動させると、第1挟持片2A・第2挟持片2Bが開いた状態となる。
ナットを取り替える際には、図4(a)(b)に示すように、ボルトRのネジ山に螺合しているナットSを若干緩めた状態にすることによって生じた、ナットSと引留金具T(U字金具B)との間に生じている空間にボルトRの落下防止金具1を配置する。そして、挟持体2によりボルトRのネジ山を挟み込んでボルトRを保持させるのである。
挟持体2を構成する第1挟持片2A・第2挟持片2Bは、図2(a)・図4(a)に示すように、いずれもその基端部に、帯板状に形成された把持片5を設けている。この両把持片5の端部には、第1挟持片2Aと第2挟持片2BがボルトRのネジ山を挟み込んでボルトRを保持している状態を維持する係止部4を備えている。係止部4は、第1挟持片2A側の把持片5に設けた、段差部6Aを備えている斜行板片6と、この斜行板片6の段差部6Aを引っ掛けて止めるために、第2挟持片2B側の把持片5に設けた掛止凹部6Bとから成る。第1挟持片2A側の把持片5には、斜行板片6の端部が、2本のネジ等により固定されている。そして、斜行板片6に設けている段差部6Aにより、第2挟持片2B側の把持片5に設けた掛止凹部6Bを手前に引っ張るようにして係止させることで、第1挟持片2Aと第2挟持片2BがボルトRのネジ山を挟み込んでボルトRを保持している状態を維持するのである。
また、第1挟持片2A・第2挟持片2Bのいずれか一方の内周面に、ボルトRのネジ山に合致するネジ溝7を設けている。図4(a)では、例えば、斜行板片6が固定されていない第2挟持片2Bの内周面に、ネジ溝7が形成され、第1挟持片2Aと第2挟持片2BによりボルトRのネジ山を挟み込んで第2挟持片2Bのネジ溝7をボルトRのネジ山に係合させて、挟持体2により保持しているボルトRが抜け落ちてしまう事態の発生を確実に阻止している。尚、第1挟持片2Aと第2挟持片2Bの両方の内周面にネジ溝7を設けても差し支えない。
次に、以上のように構成されたボルトRの落下防止金具1を用いたナットSの取替方法を詳述する。
(a.ボルトRのネジ山に螺合しているナットSを緩める工程)
架空送電線の碍子Qの引留金具Tとして用いられている部品としてのナットSを取り替えるときは、まず、図3(b)に示すように、ボルトRの横孔に差し込んでいるストッパーピンFを外す。
その後、図4(a)に示すように、ナットSを若干緩めた状態にし、ナットSと引留金具T(U字金具B)との間に、ボルトRの落下防止金具1を配置するための空間を生じさせる。
(b.ボルトRの落下防止金具1を装着する工程)
そして、ナットSとU字金具Bとの間に生じている空間にボルトRの落下防止金具1を配置し、挟持体2によりボルトRのネジ山を挟み込んでボルトRを保持させる。
次に、図4(b)に示すように、第1挟持片2A側の把持片5に設けた斜行板片6の段差部6Aを、第2挟持片2B側の把持片5に設けた掛止凹部6Bに係止させることで、挟持体2がボルトRのネジ山を挟み込んでボルトRを保持している状態を維持させる。この様な状態になると、図2(b)、図5(a)(b)に示すように、第2挟持片2Bのネジ溝7がボルトRのネジ山に係合する。また、挟持体2の下面が、引留金具Tの部品であるU字金具Bの上面に当接して支持される。その結果、U字金具Bの上部に位置する挟持体2により、ボルトRが下方に抜け落ちてしまう事態の発生を確実に阻止した状態となる。
(c.ボルトRからナットSを取り外し、新しいナットSを螺合させる工程)
そして、ボルトRの落下防止金具1により、ボルトRの抜け落ちを確実に阻止した状態で、図5(a)(b)に示すように、腐食したナットSをボルトRから完全に取り外し、新しいナットSをボルトRのネジ山に螺合させる。
(d.ボルトRの落下防止金具1を取り外す工程)
新しいナットSをボルトRのネジ山に螺合させた後は、斜行板片6の段差部6Aと掛止凹部6Bとの係止状態を解除し、両挟持片2A,2Bを開放して、ボルトRから落下防止金具1を取り外す。
(e.ナットSを確実に増し締めする工程)
最後に、ナットSがU字金具Bに当接するまでナットSを確実に増し締めする。
こうして、碍子Qの引留金具Tとして用いられる部品としてのボルトRを落下させずに、ナットSの取替作業が容易に行なえるのである。そして、このボルトRの落下防止金具1は、片手で即座にボルトRに装着でき、また、片手で即座にボルトRから取り外すことができるため、ナットSの取替作業に要する時間も極めて短いものとなる。
すなわち、図11の新工法に示すように、
1.作業準備時間として10分
2.昇塔時間として5分
5.上相のナット交換時間として10分
7.中相のナット交換時間として10分
9.下相のナット交換時間として10分
12.降塔時間として5分
となり、50分という極めて短時間のうちに、ナットSの取替作業を終えることができる。
図11に示される新工法は、楔式カムアロングを用いた従来工法に比較すると、下記の作業工程を省略できるため、従来工法の半分以下に作業時間を短縮できたことになる。
3.荷揚げ用ロープの設置時間として5分
4.上相のカムアロング取付時間として7.5分
6.上相のカムアロング撤去時間・中相のカムアロング取付時間として15分
8.中相のカムアロング撤去時間・下相のカムアロング取付時間として15分
10.下相のカムアロング撤去時間として7.5分
11.荷揚げ用ロープの撤去時間として5分
図6には、ナットSの取替方法に用いるボルトRの落下防止金具1についての、他の形態が示されている。このボルトRの落下防止金具1は、所定の固定杆17に進退自在に取り付けられて先端部がボルトRのネジ山に当接する突出部材11と、突出部材11に当接しているボルトRの周囲を巻き込むように巻回するために固定杆17に配置したリンクチェーン12を備えている。
このボルトRの落下防止金具1を用いてナットSを取り替える際には、突出部材11の先端部とリンクチェーン12とによりボルトRのネジ山を包み込んでボルトRを保持させるのである。
固定杆17は、図6(a)に示すように、四角形の筒体状に形成されている。そして、図6(a)(b)に示すように、固定杆17の一端部には、複数のリンク部12Aを連設したリンクチェーン12を、支持軸18を介して枢着している。また、固定杆17の他端部には、爪片19を設けている。この爪片19は、リンクチェーン12を構成する所定のリンク部12Aに掛架させることで、リンクチェーン12を好ましい長さにするものである。
突出部材11は、基端部にツマミ15を備え、ネジ部16の全体を、固定杆17の中央に形成されているネジ孔にねじ込ませている。また、突出部材11のボルトR当接面は、円弧状に形成され、ボルトRのネジ山に食い込む弾性部材13が付設されている。さらに、突出部材11には、リンクチェーン12と共にボルトRのネジ山に巻回させるクッション板部材14の一端が固着されている。そして、ナットSを若干緩めた状態にし、引留金具Tの部品であるU字金具BとナットSとの間に生じている空間にボルトRの落下防止金具1を配置する。このとき、突出部材11の先端部とリンクチェーン12によりボルトRのネジ山を包み込み、突出部材11を前方に移動させてボルトRのネジ山を突出部材11とリンクチェーン12により挟み込んでボルトRの落下を防止するのである。
図7、図8にも、ナットSの取替方法に用いるボルトRの落下防止金具1についての、他の形態が示されている。このボルトRの落下防止金具1は、二股アーム状の弾性フック部材21を備えている。
このボルトRの落下防止金具1を用いてナットSを取り替える際は、弾性フック部材21をボルトRのネジ山に押し付けることで二股アームを強制的に拡開させ、その復帰弾性力によりボルトRのネジ山を挟み込んでボルトRを保持させるのである。
具体的には、図7(a)(b)に示すように、弾性フック部材21は、中央の小環状部22を介して左右に延設したアーム21A,21Bが、互いに円弧状に湾曲して環状に形成されている。また、アーム21A,21Bの端部側は、互いに外方へ折曲されて、拡開状の押入口23が形成されている。さらに、アーム21A,21Bのそれぞれの内周面には、ボルトRのネジ山に合致するネジ溝27が設けられている。加えて、図7(c)に示すように、小環状部22には、落下防止用のチェーン24が取り付けられている。そして、ナットSを若干緩めた状態にし、引留金具Tの部品であるU字金具BとナットSとの間に生じている空間にボルトRの落下防止金具1を配置する。このとき、図7(c)に示すように、アーム21A,21BによりボルトRのネジ山を挟み込んでボルトRの落下を防止するのである。
図8には、弾性フック部材21の他の形状が示されている。この弾性フック部材21は、図8(a)に示すように、一方のアーム21Aが円弧状に湾曲し、他方のアーム21Bが直線状に形成されており、一方のアーム21Aの内側には、ボルトRのネジ山に合致するネジ溝27を設けている。そして、図8(b)に示すように、ナットSを若干緩めた状態にし、引留金具Tの部品であるU字金具BとナットSとの間に生じている空間にボルトRの落下防止金具1を配置する。このときも、アーム21A,21BによりボルトRのネジ山を挟み込んでボルトRの落下を防止するのである。
図9にも、ナットSの取替方法に用いるボルトRの落下防止金具1についての、他の形態が示されている。このボルトRの落下防止金具1は、略U字枠状に形成されてU字枠の開放側からボルトRを収容する把持収容部31と、ボルトRを収容した状態の把持収容部31の開放側を閉塞するように把持収容部31にスライド可能に取り付けた蓋片32とを備えている。
さらに、把持収容部31は、ボルトRを収容するために略U字状の凹所31Aを備え、また、この把持収容部31には、落下防止用のチェーン34が取り付けられている。そして、このボルトRの落下防止金具1を用いてナットSを取り替える際には、ナットSを若干緩めた状態にし、引留金具Tの部品であるU字金具BとナットSとの間に生じている空間にボルトRの落下防止金具1を配置する。このとき、図9に示すように、把持収容部31の凹所31AにボルトRを収容している状態で、蓋片32により把持収容部31の開放側を閉塞し、把持収容部31と蓋片32によりボルトRを挟み込んでボルトRの落下を防止するのである。
図10にも、ナットSの取替方法に用いるボルトRの落下防止金具1についての、他の形態が示されている。このボルトRの落下防止金具1は、挿入凹部42Aを有する上片部42と、ボルトRの頭部を下方から受け止める下片部43とが側片部44を介して連結され、略コ字枠状に形成された把持筐体41を備えている。
このボルトRの落下防止金具1を用いてナットSを取り替える際には、ナットSを若干緩めた状態にし、引留金具Tの部品であるU字金具BとナットSとの間に生じている空間に把持筐体41の上片部42を挿入し、上片部42の挿入凹部42A内にボルトRを収容する。このとき、把持筐体41の下片部43がボルトRの頭部を下方から受けとめた状態で、把持筐体41の上片部42が引留金具Tの部品であるU字金具Bの上面に当接し、ボルトRの落下を防止するのである。
本発明に係るボルトRの落下防止金具1を用いたナットSの取替方法は、ナットSの取替が必要とされる、例えば、高架線以外の鉄塔の結合用ボルト・ナット部分、或いは、橋梁と橋桁との結合用ボルト・ナット部分等にも応用することができる。
ナットの取替方法を、各工程別に示した説明図である。 ボルトの落下防止金具の形態を示したもので、(a)は環状の挟持体が閉じている状態を係止具により維持しているボルトの落下防止金具の平面図、(b)はボルトの落下防止具をボルトのネジ山に装着している状態の側面図である。 碍子装置の構成を示したもので、(a)は碍子装置の通常の使用状態を示した斜視図、(b)は引留金具のボルトからストッパーピンを引き抜く状態を示した斜視図である。 ナットの取替手順を示したもので、(a)はナットを緩めてナットとU字金具との間にボルトの落下防止金具を配置するための空間を生じさせている状態を示した斜視図、(b)はナットとU字金具との間に生じている空間にボルトの落下防止金具を装着した状態を示した斜視図である。 ナットの取替手順を示したもので、(a)はボルトの落下防止金具をボルトのネジ山に装着し、ナットを外した状態を示した斜視図、(b)はその断面図である。 ボルトの落下防止金具の他の形態を示したもので、(a)は突出部材とリンクチェーンとによりボルトのネジ山を包み込んで保持している状態を示した平面図、(b)はリンクチェーンの正面図である。 ボルトの落下防止金具の他の形態を示したもので、(a)は中央の小環状部を介して左右に延設したアームが、互いに円弧状に湾曲して環状に形成されている弾性フック部材の平面図、(b)は弾性フック部材をボルトに装着した状態を示した平面図、(c)はチェーンを取り付けた弾性フック部材をボルトに装着した状態を示した斜視図である。 ボルトの落下防止金具の他の形状を示したもので、(a)は一方のアームが円弧状に湾曲し、他方のアームが直線状に形成されている弾性フック部材の平面図、(b)は弾性フック部材をボルトに装着した状態を示した正面図である。 ボルトの落下防止金具の他の形態を示したもので、略U字枠状に形成されてボルトを収容する把持収容部と、スライド可能に取り付けた蓋片とを備えている構成を示した平面図である。 ボルトの落下防止金具の他の形態を示したもので、ボルトのネジ山を挟み込む挿入凹部を有する上片部と、ボルトの頭部を下方から受け止める下片部とが側片部を介して連結され、略コ字枠状に形成された把持筐体をボルトに装着する状態を示した斜視図である。 従来工法と、本発明を用いた新工法において、ナットを取り替える作業に要する時間を比較した説明図である。 楔式カムアロングを用いた従来の鉄塔の工事例を示した斜視図である。 楔式カムアロングの構成を示したもので、(a)はカムアロング本体の開閉筒を開いた状態を示した斜視図、(b)は楔の側面図、(c)は楔を嵌め込んでいるカムアロング本体の開閉筒を開いた状態を示した側面図である。
符号の説明
A…U字金具 B…U字金具
C…電線の落下防止用具(楔式カムアロング)
D…碍子装置 E…プレート
F…ストッパーピン P…電線
Q…碍子 R…ボルト
S…ナット T…引留金具
1…ボルトの落下防止金具 2…挟持体
2A…第1挟持片 2B…第2挟持片
3…ヒンジ部 4…係止部
5…把持片 6…斜行板片
6A…段差部 6B…掛止凹部
7…ネジ溝
11…突出部材 12…リンクチェーン
12A…リンク部 13…弾性部材
14…クッション板部材 15…ツマミ
16…ネジ部 17…固定杆
18…支持軸 19…爪片
21…弾性フック部材 21A…アーム
21B…アーム 22…小環状部
23…押入口 24…チェーン
27…ネジ溝 31…把持収容部
31A…凹所 32…蓋片
34…チェーン 41…把持筐体
42…上片部 42A…挿入凹部
43…下片部 44…側片部
100…カムアロング本体 101…開閉筒
102…ヒンジ部
103A…楔 103B…楔
104…ハンドルロッド 105…ナット
106…抜け止め金具 107…ワイヤ
108…腕金アーム 109…突出凹部

Claims (9)

  1. ボルトのネジ山に螺合しているナットの交換時に、ナットを緩めた後にボルトのネジ山のうち緩めた状態のナットの下側の部分にボルトの落下防止金具を装着し、ボルトの抜け落ちを阻止しながらボルトのネジ山に螺合しているナットを取り替えることを特徴とするボルトの落下防止金具を用いたナットの取替方法。
  2. ボルトのネジ山に螺合しているナットを若干緩める工程と、ボルトのネジ山のうち緩めた状態のナットの下側の部分にボルトの落下防止金具を装着する工程と、ボルトのネジ山からナットを取り外し、ボルトのネジ山に新しいナットを螺合させる工程と、ボルトのネジ山に装着しているボルトの落下防止金具を取り外す工程と、ナットを確実に増し締めする工程とから成る請求項1に記載のボルトの落下防止金具を用いたナットの取替方法。
  3. ボルトの落下防止金具は、半円弧形状の一対の挟持片を連結して環状に形成された挟持体を備え、挟持体によりボルトのネジ山を挟み込んでボルトを保持している請求項1または2に記載のボルトの落下防止金具を用いたナットの取替方法。
  4. ボルトの落下防止金具は、一対の挟持片のいずれか一方の内周面に、ボルトのネジ山に合致するネジ溝を設け、ボルトのネジ山に挟持片のネジ溝を係合させてボルトを保持している請求項3に記載のボルトの落下防止金具を用いたナットの取替方法。
  5. ボルトの落下防止金具は、挟持体によりボルトのネジ山を挟み込んでボルトを保持している状態を所定の係止部により維持している請求項3または4に記載のボルトの落下防止金具を用いたナットの取替方法。
  6. ボルトの落下防止金具は、所定の固定杆に進退自在に取り付けられて先端部がボルトのネジ山に当接する突出部材と、突出部材に当接しているボルトの周囲を巻き込むように巻回するために固定杆に配置したリンクチェーンを備え、突出部材の先端部とリンクチェーンとによりボルトのネジ山を包み込んでボルトを保持している請求項1または2に記載のボルトの落下防止金具を用いたナットの取替方法。
  7. ボルトの落下防止金具は、二股アーム状の弾性フック部材を備え、弾性フック部材をボルトのネジ山に押し付けることで二股アームを強制的に拡開させ、その復帰弾性力によりボルトのネジ山を挟み込んでボルトを保持している請求項1または2に記載のボルトの落下防止金具を用いたナットの取替方法。
  8. ボルトの落下防止金具は、略U字枠状に形成された把持収容部と、把持収容部の開放側を閉塞するように把持収容部にスライド可能に取り付けた蓋片とを備え、把持収容部にボルトのネジ山を収容し、把持収容部の開放側を蓋片により閉じることでボルトを保持している請求項1または2に記載のボルトの落下防止金具を用いたナットの取替方法。
  9. ボルトの落下防止金具は、挿入凹部を有する上片部と、下片部とが側片部を介して連結され、略コ字枠状に形成された把持筐体を備え、下片部によりボルトの頭部を下方から受け止めながら、ボルトのネジ山を挟み込むように上片部の挿入凹部を装着してボルトを保持している請求項1に記載のボルトの落下防止金具を用いたナットの取替方法。
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