JP2006207308A - 足場における壁つなぎ用器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 建物の構造材であるH形鋼に対する取り付け及び取り外し作業をより容易に行うことができる足場における壁つなぎ用器具を提供する。
【解決手段】 建物のH形鋼と足場とを連結するためのパイプ11を把持するパイプ把持部15と、H形鋼の突条部を挟持するためのコ字状のクランプ本体16を備えた挟持部17とにより壁つなぎ用器具10を構成する。クランプ本体16における両腕部24,25のうちの一方を、突条部に当接させる当接面24aを有する当接側腕部24とし、両腕部24,25の他方を、突条部に当接させる締付ボルト26が支持された支持側腕部25とする。パイプ把持部15に把持させたパイプ11の長さ方向と、両腕部24,25の長さ方向とが互いに平行となるように、かつ、支持側腕部25の側方にパイプ11が位置するように挟持部17とパイプ把持部15とを連結する。
【選択図】 図1
【解決手段】 建物のH形鋼と足場とを連結するためのパイプ11を把持するパイプ把持部15と、H形鋼の突条部を挟持するためのコ字状のクランプ本体16を備えた挟持部17とにより壁つなぎ用器具10を構成する。クランプ本体16における両腕部24,25のうちの一方を、突条部に当接させる当接面24aを有する当接側腕部24とし、両腕部24,25の他方を、突条部に当接させる締付ボルト26が支持された支持側腕部25とする。パイプ把持部15に把持させたパイプ11の長さ方向と、両腕部24,25の長さ方向とが互いに平行となるように、かつ、支持側腕部25の側方にパイプ11が位置するように挟持部17とパイプ把持部15とを連結する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、建築物と足場とを連結固定する足場における壁つなぎ用器具に関するものである。
従来、この種の壁つなぎ用器具としては、図6に示すように、基端側が足場50の支柱51に連結固定されたパイプ52の先端側を、建築物の構造材であるH形鋼53の下部の突条部54に連結固定するものが存在する。この壁つなぎ用器具55は、図7に示すように、パイプ52を把持するパイプ把持部56と、H形鋼53の突条部54を挟持するためのコ字状のクランプ本体57を備えた挟持部58とを備えている。クランプ本体57における両腕部59,60のうちの一方は、突条部54に当接する当接面59aを備えた当接側腕部59とされ、両腕部59,60のうちの他方は、突条部54に当接する締付ボルト61を備えた支持側腕部60とされている。パイプ把持部56に把持されたパイプ52の長さ方向Aと、挟持部58の両腕部59,60の長さ方向Bとは互いに平行とされている。また、支持側腕部60を上側とし当接側腕部59を下側とした壁つなぎ用器具55の使用状態において、パイプ把持部56に把持されたパイプ52が当接側腕部59の下方に位置するように構成されている。
そして、図8に示すように、通常、パイプ52は、一組の壁つなぎ用器具55によりH形鋼53に連結される。すなわち、一方の壁つなぎ用器具55は、H形鋼53における下部の両突条部54の内、足場から遠い側(図8における左側)の突条部54を挟持部58で挟持することによりH形鋼53に連結固定される。他方の壁つなぎ用器具55は、両突条部54の内、足場に近い側(図8における右側)の突条部54を挟持部58で挟持することによりH形鋼53に連結固定される。また、パイプ52の基端側は、周知のクランプ(図6に図示)62により足場50の支柱51に連結固定される。以上により、足場が建物に連結固定される。
上記壁つなぎ用器具55は、足場50と建物との連結箇所毎に作業者によって設置され、あるいは撤去される。このため、作業者は、壁つなぎ用器具55の設置及び撤去毎に、各壁つなぎ用器具55の締付ボルト61を締め付け、又は緩めなければならない。
上記の壁つなぎ用器具55は、締付ボルト61を支持した支持側腕部60をH形鋼53の突条部54の上側に配置し、当接側腕部59を同突条部54の下側に配置した状態でH形鋼53に取り付けられる。このため、締付ボルト61は、H形鋼53における下部の突条部54の上側に配置される。従って、作業者は、H形鋼53の突条部54の上側で締付ボルト61を回さなければならない。すなわち、足場50から遠い側の突条部54に壁つなぎ用器具55を取り付けたり、取り外したりするときには、作業者は、足場側から見えないH形鋼53の反対側まで手を回り込ませ、無理な体勢で締付ボルト61を回さなければならない。このため、H形鋼53への壁つなぎ用器具55の取り付け及び取り外し作業が大変であった。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、建物の構造材の突条部に対する取り付け及び取り外し作業をより容易に行うことができる足場における壁つなぎ用器具を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、建物の構造材と足場とを連結するためのパイプを把持するパイプ把持部と、前記構造材の突条部を挟持するためのコ字状のクランプ本体を備えた挟持部とからなり、同クランプ本体における両腕部のうちの一方を、前記突条部に当接させる当接面を備えた当接側腕部とし、両腕部の他方を、同突条部に当接させる締付ボルトが支持された支持側腕部とした足場における壁つなぎ用器具において、前記パイプ把持部と前記挟持部とを、前記支持側腕部の側方に前記パイプが位置するように配置させたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、前記パイプ把持部に把持されたパイプの長さ方向と、前記両腕部の長さ方向とが互いに平行となるように前記パイプ把持部と前記挟持部とを配置させたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記当接側腕部の長さを前記支持側腕部の長さよりも長くするとともに、その突出部分にも前記当接面を設けたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記締付ボルトを、前記支持側腕部に対し、前記当接側腕部とは反対側から挿通させたことを特徴とする。
(作用)
請求項1〜4に記載の発明において、建物の構造材の突条部に壁つなぎ器具を固定するには、まず、挟持部の当接側腕部を同突条部に係止させ、挟持部の支持側腕部を同突条部の下方に配置させる。そして、作業者が足場上から構造材の下方において締付ボルトを締め付けると、同突条部が挟持部によって挟持され、同突条部に壁つなぎ用器具が連結固定される。一方、構造材から壁つなぎ用器具を取り外すには、作業者が足場上から構造材の下方において締付ボルトを緩めると、前記突条部が挟持部により挟持されなくなり、壁つなぎ用器具が同突条部から外れる。従って、構造材の突条部に対する壁つなぎ用器具の取り付け、及び取り外しを、構造材の反対側まで手を回り込ませることなく行うことができる。
請求項1〜4に記載の発明において、建物の構造材の突条部に壁つなぎ器具を固定するには、まず、挟持部の当接側腕部を同突条部に係止させ、挟持部の支持側腕部を同突条部の下方に配置させる。そして、作業者が足場上から構造材の下方において締付ボルトを締め付けると、同突条部が挟持部によって挟持され、同突条部に壁つなぎ用器具が連結固定される。一方、構造材から壁つなぎ用器具を取り外すには、作業者が足場上から構造材の下方において締付ボルトを緩めると、前記突条部が挟持部により挟持されなくなり、壁つなぎ用器具が同突条部から外れる。従って、構造材の突条部に対する壁つなぎ用器具の取り付け、及び取り外しを、構造材の反対側まで手を回り込ませることなく行うことができる。
請求項3に記載の発明において、壁つなぎ用器具を構造材の突条部に取り付けるときには、構造材の突条部の上面に挟持部の当接側腕部を係止させる。すると、クランプ本体が同突条部に引っ掛かり、壁つなぎ用器具が構造材に吊り下がる。このため、作業者は、壁つなぎ用器具を支えておくことなく締付ボルトを締め付けることができる。一方、壁つなぎ用器具を構造材から取り外すときに締付ボルトを緩めると、当接側腕部が突条部の上面に引っ掛かった状態となり、壁つなぎ用器具が構造材に吊り下がる。このため、作業者は、壁つなぎ用器具を支えておくことなく締付ボルトを緩めることができる。従って、構造材に対する壁つなぎ用器具の取り付け及び取り外し作業をより容易に行うことができる。
本発明によれば、建物の構造材の突条部に対する壁つなぎ用器具の取り付け、及び取り外しを、構造材の下方において締付ボルトを回すことにより行うことができるので、構造材の反対側に手を回り込ませる必要がない。従って、建物の構造材の突条部に対する取り付け及び取り外し作業をより容易に行うことができる足場における壁つなぎ用器具を提供することができる。
次に、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図3に示すように、この実施形態の壁つなぎ用器具10は、パイプ11と、このパイプ11の基端側を足場12に固定するためのクランプ13ととともに、施工中の建物の構造材であるH形鋼14と足場12の支柱12a又は手摺りとを連結するために用いられる。このパイプ11は、足場12とH形鋼14との間を接続するために用いられる。クランプ13は周知のものであって、十字交差する支柱12aとパイプ11とを連結固定するために用いられる。壁つなぎ用器具10は、H形鋼14の下部の両突条部14aに連結固定される。
図3に示すように、この実施形態の壁つなぎ用器具10は、パイプ11と、このパイプ11の基端側を足場12に固定するためのクランプ13ととともに、施工中の建物の構造材であるH形鋼14と足場12の支柱12a又は手摺りとを連結するために用いられる。このパイプ11は、足場12とH形鋼14との間を接続するために用いられる。クランプ13は周知のものであって、十字交差する支柱12aとパイプ11とを連結固定するために用いられる。壁つなぎ用器具10は、H形鋼14の下部の両突条部14aに連結固定される。
図1に示すように、壁つなぎ用器具10は、前記パイプ11を把持するためのパイプ把持部15と、H形鋼14を挟持するためのコ字状のクランプ本体16を備えた挟持部17とからなる。パイプ把持部15は、湾曲した固定片18と、この固定片18に対しピン19を介して回動可能に連結された湾曲状の可動片20とを備えている。固定片18には、連結ボルト21の一端が回動可能に支持され、可動片20には、連結ボルト21が係合可能な溝部22が設けられている。連結ボルト21には、締付ナット23が螺合されている。そして、固定片18と可動片20との間で前記パイプ11を挟ませるとともに可動片20の溝部22に連結ボルト21を係合させた状態で締付ナット23を締め付けることにより、固定片18と可動片20との間にパイプ11が把持されるようになっている。なお、固定片18及び可動片20は、いずれも鉄板をプレス成形して製作されている。また、クランプ本体16は、鋼材を鍛造して製作されている。
前記クランプ本体16における両腕部24,25のうちの一方は、H形鋼14の突条部14aに当接させる当接面24aを有する当接側腕部24とされ、両腕部24,25の他方は、締付ボルト26が支持された支持側腕部25とされている。当接側腕部24の長さ方向Cにおける長さDは、支持側腕部25の同長さEよりも長くされるとともに、その突出部分の下面Fも当接面24aとされている。挟持部17とパイプ把持部15とは、両腕部24,25の長さ方向Cと、パイプ把持部15に把持されたパイプ11の長さ方向Gとが互いに平行となるように連結板27により連結されている。また、パイプ把持部15と挟持部17とは、パイプ把持部15に把持したパイプ11が、前記支持側腕部25の側方に位置するように連結固定されている。ここで、パイプ11が支持側腕部25の側方に位置するとは、水平方向視で、パイプ11の少なくとも一部が支持側腕部25に重なることを意味する。なお、この実施形態では、図2に示すように、パイプ11の中心軸Hと、支持側腕部25の下面とがほぼ同じ位置とされている。連結板27は、クランプ本体16に対して2つのボルト28より固定されるとともに、パイプ把持部15の固定片18に対して溶接されている。
次に、前記のように構成された壁つなぎ用器具10を用いて、建物の構造材であるH形鋼14に足場12の支柱12aを連結するときの施工手順について説明する。なお、ここでは、一組の壁つなぎ用器具10を用いてパイプ11をH形鋼14に固定する場合について説明する。
図4は、足場12をH形鋼14に連結するときの状態を示す。まず、一方の壁つなぎ用器具10のパイプ把持部15によってパイプ11の先端側を把持させ、パイプ11の先端側にこの壁つなぎ用器具10を固定する。また、もう一方の壁つなぎ用器具10のパイプ把持部15によってパイプ11を緩く把持させ、この壁つなぎ用器具10をパイプ11に吊り下げる。そして、この状態のパイプ11を足場12からH形鋼14側に差し出し、パイプ11の先端側に固定した壁つなぎ用器具10のクランプ本体16の当接側腕部24を、H形鋼14における下部の両突条部14aのうち足場12から遠い側(図4における左側)の突条部14a上に当接させる。すると、この当接側腕部24の当接面24aが同突条部14aの上面に当接し、壁つなぎ用器具10がH形鋼14の下部に係止される。このとき、支持側腕部25から突出するように形成された当接側腕部24の当接面24aによりクランプ本体16が同突条部14aに引っ掛かり、壁つなぎ用器具10がH形鋼14に吊り下げられる。
次に、図5に示すように、先端側がH形鋼14に支持された状態のパイプ11の基端側を、足場12の支柱12aに対しクランプ13を用いて固定する。これにより、パイプ11の基端側が、足場12に連結固定される。
次に、パイプ11に吊り下げられている壁つなぎ用器具10をパイプ11の上側まで回動させるとともにパイプ11に沿ってH形鋼14側に移動させる。そして、図3に示すように、この壁つなぎ用器具10の挟持部17の当接側腕部24を、H形鋼14の両突条部14aのうち足場12に近い側(図3における右側)の突条部14aの上面に当接させる。すると、クランプ本体16が同突条部14aに引っ掛かり、この壁つなぎ用器具10がH形鋼14の下部に係止される。次に、この状態で挟持部17の締付ボルト26を締め付け、挟持部17を同突条部14aに固定する。次に、この壁つなぎ用器具10のパイプ把持部15の締付ナット23を締め付け、同パイプ把持部15にパイプ11を把持させる。この結果、足場12に近い側の壁つなぎ用器具10により、H形鋼14における下部の両突条部14aのうち足場12に近い側の突条部14aにパイプ11の先端側が連結固定される。
最後に、H形鋼14における下部の両突条部14aのうち、足場12から遠い側の突条部14aに係止させている壁つなぎ用器具10の締付ボルト26を締め付け、挟持部17により同突条部14aを挟持させる。このとき、作業者は、締付ボルト26をH形鋼14の下方において回すことができ、手をH形鋼14の反対側まで回り込ませる必要がないので、締付ボルト26の締め付け作業が容易となる。この結果、足場12から遠い側の壁つなぎ用器具10により、H形鋼14における下部の両突条部14aのうち足場から遠い側の突条部14aにパイプ11の先端側が連結固定される。以上により、図2に示すように、H形鋼14における下部の両突条部14aの両側から一組の壁つなぎ用器具10が連結固定されるので、足場12が建物側、又は、建物と反対側に倒れることが防止される。
反対に、足場12をH形鋼14から切り離すには、上記連結時と逆の手順で、一組の壁つなぎ用器具10、パイプ11及びクランプ13をH形鋼14及び足場12から取り外す。すなわち、まず、足場12から遠い側の突条部14aに固定されている壁つなぎ用器具10の締付ボルト26を、H形鋼14の下方において緩める。すると、この壁つなぎ用器具10のH形鋼14に対する固定状態が解除される。このとき、作業者は、締付ボルト26をH形鋼14の下方において回すことができ、H形鋼14の反対側まで手を回り込ませる必要がないので、締付ボルト26を容易に緩めることができる。また、挟持部17の当接側腕部24が突条部14aの上面に当接していることにより、挟持部17が突条部14aに引っ掛かった状態となる。
次に、足場12に近い側の壁つなぎ用器具10の締付ボルト26を緩め、挟持部17による同突条部14aの挟持状態を解除する。すると、この壁つなぎ用器具10のH形鋼14に対する固定状態が解除される。次に、この壁つなぎ用器具10の締付ナット23を緩め、パイプ11に対するパイプ把持部15の把持状態を解除する。この状態で、この壁つなぎ用器具10をH形鋼14から離すようにパイプ11に沿って移動させた後、この壁つなぎ用器具10をパイプ11の下方に回動させる。これにより、足場12に近い側の壁つなぎ用器具10がH形鋼14から外れ、パイプ11に吊り下がる。
次に、足場12の支柱12aからクランプ13を外し、パイプ11の基端側を足場12から取り外す。このとき、足場12から遠い側に設置した壁つなぎ用器具10の挟持部17が突条部14aに引っ掛かっていることにより、壁つなぎ用器具10がH形鋼14の下部に吊り下がったままとなる。そして、最後にパイプ11を持ってこの壁つなぎ用器具10の挟持部17をH形鋼14の突条部14aから取り外す。従って、作業者は壁つなぎ用器具10を支えておく必要がないので、パイプ11及び壁つなぎ用器具10を容易に取り外すことができる。以上により、足場12とH形鋼14との連結状態が解除される。
なお、この実施形態の壁つなぎ用器具10を1つのみ用いて、足場12とH形鋼14とを連結することもできる。すなわち、この場合には、1つの壁つなぎ用器具10により、H形鋼14における両突条部14aのうちのいずれか一方と、パイプ11とを連結固定する。
上記実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1) この壁つなぎ用器具10では、パイプ把持部15に把持させたパイプ11が挟持部17の支持側腕部25の側方に位置するように、パイプ把持部15と挟持部17とを連結させている。このため、H形鋼14における下部の両突条部14aのうち足場12から遠い側の突条部14aに対して壁つなぎ用器具10を取り付けるときや取り外すときに、H形鋼14の下方で締付ボルト26を回すことができる。従って、従来とは異なり、足場12側から見えないH形鋼14の反対側まで手を回り込ませる必要がなく、無理な姿勢で締付ボルト26を回す必要がないので、H形鋼14に対する壁つなぎ用器具10の取り付け及び取り外し作業が容易となる。
(1) この壁つなぎ用器具10では、パイプ把持部15に把持させたパイプ11が挟持部17の支持側腕部25の側方に位置するように、パイプ把持部15と挟持部17とを連結させている。このため、H形鋼14における下部の両突条部14aのうち足場12から遠い側の突条部14aに対して壁つなぎ用器具10を取り付けるときや取り外すときに、H形鋼14の下方で締付ボルト26を回すことができる。従って、従来とは異なり、足場12側から見えないH形鋼14の反対側まで手を回り込ませる必要がなく、無理な姿勢で締付ボルト26を回す必要がないので、H形鋼14に対する壁つなぎ用器具10の取り付け及び取り外し作業が容易となる。
(2) また、当接側腕部24の長さDを支持側腕部25の長さEよりも長くするとともに、その突出部分の下面Fにも当接面24aを設けた。このため、クランプ本体16がH形鋼14の突条部14aに引っ掛かり、壁つなぎ用器具10がH形鋼14に吊り下げられる。従って、壁つなぎ用器具10の取り付け時及び取り外し時に、作業者が壁つなぎ用器具10を支えておく必要がないので、H形鋼14に対する壁つなぎ用器具10の取り付け及び取り外し作業を一層容易に行うことができる。
なお、前記実施形態は、次のように変更して具体化してもよい。
・ 図1において、パイプ把持部15を、挟持部17の左側に配置した構成としてもよい。また、パイプ把持部15を、挟持部17の両側に配置した構成としてもよい。
・ 図1において、パイプ把持部15を、挟持部17の左側に配置した構成としてもよい。また、パイプ把持部15を、挟持部17の両側に配置した構成としてもよい。
・ パイプ把持部15に把持されたパイプ11の長さ方向と、両腕部24,25の長さ方向とが平行でない構成としてもよい。
・ クランプ本体16と連結板27とを、例えば鍛造部材により一体的に形成してもよい。また、クランプ本体16、連結板27及び固定片18を、鍛造部材により一体的に形成してもよい。
・ クランプ本体16と連結板27とを、例えば鍛造部材により一体的に形成してもよい。また、クランプ本体16、連結板27及び固定片18を、鍛造部材により一体的に形成してもよい。
10…壁つなぎ用器具、11…パイプ、12…足場、14…構造材としてのH形鋼、14a…突条部、15…パイプ把持部、16…クランプ本体、17…挟持部、24…当接側腕部、24a…当接面、25…支持側腕部、26…締付ボルト、D,E…長さ、C,G…長さ方向。
Claims (4)
- 建物の構造材と足場とを連結するためのパイプを把持するパイプ把持部と、前記構造材の突条部を挟持するためのコ字状のクランプ本体を備えた挟持部とからなり、同クランプ本体における両腕部のうちの一方を、前記突条部に当接させる当接面を備えた当接側腕部とし、両腕部の他方を、同突条部に当接させる締付ボルトが支持された支持側腕部とした足場における壁つなぎ用器具において、
前記パイプ把持部と前記挟持部とを、前記支持側腕部の側方に前記パイプが位置するように配置させたことを特徴とする足場における壁つなぎ用器具。 - 前記パイプ把持部に把持されたパイプの長さ方向と、前記両腕部の長さ方向とが互いに平行となるように前記パイプ把持部と前記挟持部とを配置させたことを特徴とする請求項1に記載の足場における壁つなぎ用器具。
- 前記当接側腕部の長さを前記支持側腕部の長さよりも長くするとともに、その突出部分にも前記当接面を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の足場における壁つなぎ用器具。
- 前記締付ボルトを、前記支持側腕部に対し、前記当接側腕部とは反対側から挿通させたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の足場における壁つなぎ用器具。
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Legal Events
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