JP4398788B2 - 電子レンジ - Google Patents
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Description
一方、近年では、扉に操作部を設け、本体内の加熱室の前面開口部を、本体の前面のほぼ全幅にわたる大きさを有する構成とした電子レンジがある。この種の電子レンジにおいては、加熱室の下方に、マグネトロンやこれの電源装置などを配設するのが一般的であった(例えば、特許文献1参照)。
前記加熱室の後方下部に、前記加熱室内に高周波を供給するためのマグネトロンと、このマグネトロンの電源装置と、この電源装置を冷却する冷却用ファンとを、左右方向に直線状に配置し、
前記加熱室の後方中央部から上部にかけて、前記加熱室内に熱風を供給して循環させる熱風循環機構を設け、この熱風循環機構と前記マグネトロン及び前記電源装置との間を仕切る仕切り部を設け、前記熱風循環機構を冷却する冷却用ファンを、前記電源装置冷却用の冷却用ファンの上方に上下に並ぶように配置し、
前記加熱室の左右両外側の下部に下部仕切板を設け、前記電源装置冷却用及び前記熱風循環機構冷却用の両冷却用ファンによる吸気を、前記本体の下側及び前面側から行うようにし、
前記熱風循環機構冷却用の上側の冷却用ファンの風は、前記熱風循環機構を冷却した後、前記本体の上方から排出され、
前記電源装置冷却用の下側の冷却用ファンの風は、前記電源装置及び前記マグネトロンを冷却した後、前記外箱の内面に沿って上部に流れ、前記本体の上方から排出される構成としたことを特徴とする。
まず、図4において、電子レンジの本体1は、外箱2で外殻を形成していて、矩形箱状に構成されている。外箱2の内部には前面が開口した内箱3が設けられていて、この内箱3の内部を加熱室4としている。この加熱室4の前面の開口部4aは、本体1の前面のほぼ全幅にわたる大きさの矩形状をなしている。そして、本体1の前面部には、加熱室4の開口部4aを開閉する扉5が設けられている。この扉5は、図示しない支持部を介して本体1の前下部に上下方向に回動可能に支持されている。
図1において、機械室11の下部には、右からマグネトロン13と、これの電源装置14と、この電源装置14を冷却する冷却用ファン15とが左右方向に直線状に並ぶように配設されている。マグネトロン13は高周波を発生するもので、その発生した高周波は、加熱室4の下面に設けられた導波管16を通して加熱室4内に供給されるようになっている。冷却用ファン15は、送風用の羽根とこの羽根を回転駆動するモータを備えている。
このように、冷却用ファン15または22が駆動された場合、これら冷却用ファン15、22の吸気は、本体1の下側及び前面側から行われ、排気は本体1の上部から行われる。
まず、本体1の前面のほぼ全幅にわたる大きさの開口部4aを有する加熱室4と、本体1の前面全体を覆う大きさを有するとともに操作部7を有し、本体1の前面に加熱室4の前面開口部4aを開閉するように設けられた扉5と備えた電子レンジにおいて、マグネトロン13及びこれの電源装置14を、内箱3(加熱室4)の後方に配置したことにより、加熱室4の下方にそれらを配置するスペースを確保する必要がない。このため、加熱室4の底面を低くすることができ、本体1の外形寸法を大きくせずに、加熱室4の高さ寸法を大きくすることができて、加熱室が大きく見えるようにできる。また、加熱室3の下方のスペースを自由に使うことができるため、比較的大きな導波管16を使用することが可能になり、高周波の制御が容易となる利点もある。
さらに、機械室11内において、下部のマグネトロン13及び電源装置14と、上部の熱風循環機構17との間を仕切る仕切り部25を設けたことにより、熱風循環機構17の発生する熱が、マグネトロン13及び電源装置14側へ及び難くできる。また、マグネトロン13及び電源装置14は冷却用ファン15により、熱風循環機構17及び制御用配線基板23は冷却用ファン22により、それぞれ独立して冷却することができる。
内箱3(加熱室4)の左右両外側の下部に下部仕切板27,28を設け、冷却用ファン15,22による吸気を、本体1の下側及び前面側から行うようにすると共に、排気は本体1の上方から行うようにしたことにより、製品(電子レンジ)を、図5に示すように、そのままビルトインタイプとして使用することが可能となる。
Claims (1)
- 外箱で外殻を形成する本体と、前記外箱内に設けられ前面に開口部を有する加熱室と、前記本体の前面全体を覆う大きさを有するとともに操作部を有し、前記本体の前面に前記加熱室の前面開口部を開閉するように設けられた扉とを備えた電子レンジにおいて、
前記加熱室の後方下部に、前記加熱室内に高周波を供給するためのマグネトロンと、このマグネトロンの電源装置と、この電源装置を冷却する冷却用ファンとを、左右方向に直線状に配置し、
前記加熱室の後方中央部から上部にかけて、前記加熱室内に熱風を供給して循環させる熱風循環機構を設け、この熱風循環機構と前記マグネトロン及び前記電源装置との間を仕切る仕切り部を設け、前記熱風循環機構を冷却する冷却用ファンを、前記電源装置冷却用の冷却用ファンの上方に上下に並ぶように配置し、
前記加熱室の左右両外側の下部に下部仕切板を設け、前記電源装置冷却用及び前記熱風循環機構冷却用の両冷却用ファンによる吸気を、前記本体の下側及び前面側から行うようにし、
前記熱風循環機構冷却用の上側の冷却用ファンの風は、前記熱風循環機構を冷却した後、前記本体の上方から排出され、
前記電源装置冷却用の下側の冷却用ファンの風は、前記電源装置及び前記マグネトロンを冷却した後、前記外箱の内面に沿って上部に流れ、前記本体の上方から排出される構成としたことを特徴とする電子レンジ。
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JP2004150523A JP4398788B2 (ja) | 2004-05-20 | 2004-05-20 | 電子レンジ |
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