JP4396698B2 - 押出樹脂板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、押出樹脂板の製造方法に関し、詳しくは熱可塑性樹脂を加熱溶融状態でダイから押し出し、冷却ロールに巻き掛けることにより冷却して、押出樹脂板を製造する方法に関する。
熱可塑性樹脂を加熱溶融状態でダイから押し出して押出樹脂板を製造する方法は、広く知られている。例えば特許文献1〔特開平1−235623号公報〕には、押出樹脂板(A)を製造する方法として、図1および図2に示すように、
(1)熱可塑性樹脂(P)を加熱溶融状態でダイ(1)から押し出し、
(2)第一冷却ロール(R1)と第二冷却ロール(R2)との間に挟み込み、この第二冷却ロール(R2)に巻き掛けたのち、
(3-1)一本の後段冷却ロール(R3)に巻き掛けるか(図1)、または
(3-2)複数本の後段冷却ロール(R3、R4…)に順次巻き掛ける(図2)
ことにより冷却し、
(4)次いで平坦状態に維持しながら更に冷却して固化させ、
(5)一対の引取ロール(N1、N2)により引き取る方法が開示されている。
同文献には引取ロール(N1、N2)の周速度(Vn)は記載されていないが、従来の製造方法において、引取ロール(N1、N2)は、その周速度(Vn)が第一冷却ロール(R1)および第二冷却ロール(R2)の平均周速度(V12)とほぼ等しくなるように回転させて、固化後の熱可塑性樹脂(Pt)を引き取っていた。
特開平1−235623号公報
しかし、かかる従来の製造方法で得られた押出樹脂板(A)は、片面側から紫外線または熱線を照射すると、反り易いという問題があった。
そこで本発明者は、片面側から紫外線または熱線を照射しても反りにくい押出樹脂板(A)を製造しうる方法を開発するべく鋭意検討した結果、本発明に至った。
すなわち本発明は、熱可塑性樹脂(P)を加熱溶融状態でダイ(1)から押し出し、
第一冷却ロール(R1)と第二冷却ロール(R2)との間に挟み込み、該第二冷却ロール(R2)に巻き掛けたのち、
一本の後段冷却ロール(R3)に巻き掛けるか、または複数本の後段冷却ロール(R3、R4…)に順次巻き掛けることにより冷却し、
次いで平坦状態に維持しながら更に冷却して固化させ、
一対の引取ロール(N1、N2)により引き取って、押出樹脂板(A)を製造する方法であり、
前記1本の後段冷却ロール(R3)の周速度(V3)または前記複数の後段冷却ロール(R3、R4…)の平均周速度(V3a)を前記第一冷却ロール(R1)および第二冷却ロール(R2)の平均周速度(V12)に対して0.94倍〜1.03倍とし、
前記一対の引取ロール(N1、N2)の平均周速度(Vn)を前記1本の後段冷却ロール(R3)の周速度(V3)または前記複数の後段冷却ロール(R3、R4…)の平均周速度(V3a)に対して0.95倍〜1.03倍とし、
前記一対の引取ロール(N1、N2)の平均周速度(Vn)を前記第一冷却ロール(R1)および第二冷却ロール(R2)の平均周速度(V12)に対して0.95倍〜0.995倍とする
ことを特徴とする前記押出樹脂板(A)の製造方法を提供するものである。
本発明の製造方法により得られる押出樹脂板(A)は、片面側から紫外線または熱線を照射しても、反りにくい。
本発明の製造方法に用いられる熱可塑性樹脂(P)は、汎用の熱可塑性樹脂であってもよいし、エンジニアリングプラスチックであってもよく、例えばメタクリル樹脂、スチレン系樹脂、メタクリル酸メチル−スチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレンなどのポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂、アクリロニトリル−スチレン樹脂、セルロースアセテート樹脂、エチレン−ビニルアセテート樹脂、アクリル−塩素化ポリエチレン樹脂、エチレンビニルアルコール樹脂、フッ素樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、芳香族ポリカーボネート樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、メチルペンテン樹脂、ポリアリレート樹脂、脂環構造含有エチレン性不飽和単量体単位を含有する樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂などが挙げられる。
また、熱可塑性エラストマーであってもよく、例えばポリ塩化ビニル系エラストマー、塩素化ポリエチレン、エチレン−アクリル酸エチル樹脂、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、熱可塑性ポリエステルエラストマー、アイオノマー樹脂、スチレン・ブタジエンブロックポリマー、エチレン−プロピレンゴム、ポリブタジエン樹脂、アクリル系エラストマーなども挙げられる。
良好な光学特性の押出樹脂板(A)が得られる点で、熱可塑性樹脂(P)として、メタクリル樹脂、スチレン系樹脂、芳香族ポリカーボネート樹脂、脂環構造含有エチレン性不飽和単量体単位を含有する樹脂などが好ましく用いられる。
メタクリル樹脂としては、例えばメタクリル酸メチル単位を主成分とするもの、具体的にはメタクリル酸メチル単位を通常50質量%以上、好ましくは70質量%以上含むメタクリル酸メチル樹脂が好ましく用いられる。メタクリル酸メチル樹脂としては、例えばメタクリル酸メチル単位100質量%のメタクリル酸メチル単独重合体の他、メタクリル酸メチルおよび、これと共重合しうる他の単量体との共重合体などが挙げられる。
メタクリル酸メチルと共重合し得る他の単量体としては、例えばメタクリル酸メチル以外のメタクリル酸エステル類、例えばメタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチルなどが挙げられる。
他の単量体としては、アクリル酸エステル類、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸フェニル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸2−ヒドロキシエチルなども挙げられる。
他の単量体としては、例えばメタクリル酸、アクリル酸などの不飽和酸類、クロロスチレン、ブロモスチレンなどのハロゲン化スチレン類、ビニルトルエン、α−メチルスチレンなどのアルキルスチレン類などの置換スチレン類、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、無水マレイン酸、フェニルマレイミド、シクロヘキシルマレイミドなども挙げられる。
これらメタクリル酸メチルと共重合しうる他の単量体は、それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
スチレン系樹脂は、スチレン系単官能単量体単位を主成分とする樹脂、例えばスチレン系単量体単位を50質量%以上含む樹脂であって、スチレン系単官能単量体単位が100質量%であってもよいし、スチレン系単官能単量体および、これと共重合可能な単官能単量体の共重合体であってもよい。
スチレン系単官能単量体としては、例えばスチレン、クロロスチレン、ブロモスチレンなどのハロゲン化スチレン類、ビニルトルエン、α−メチルスチレンなどアルキルスチレン類などの置換スチレンなどのような、スチレン骨格を有し、ラジカル重合可能な二重結合を分子内に1個有する化合物である。スチレン系単官能単量体は、それぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて用いられる。
スチレン系単官能単量体と共重合可能な単官能単量体とは、ラジカル重合可能な二重結合を分子内に1個有し、この二重結合でスチレン系単官能単量体と共重合可能な化合物であって、例えばメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチルなどのメタクリル酸エステル類、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸フェニル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸2−ヒドロキシエチルなどのアクリル酸エステル類、
アクリロニトリルなどが挙げられ、好ましくはメタクリル酸エステル類、さらに好ましくはメタクリル酸メチルが用いられる。かかる単官能単量体は、それぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて用いられる。
芳香族ポリカーボネート樹脂としては、例えば二価フェノールとカーボネート前駆体とを界面重縮合法、溶融エステル交換法で反応させて得られたものの他、カーボネートプレポリマーを固相エステル交換法により重合させたもの、環状カーボネート化合物の開環重合法により重合させて得られるものなどが挙げられる。
二価フェノールとしては、例えばハイドロキノン、レゾルシノール、4,4’−ジヒドロキシジフェニル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス{(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチル)フェニル}メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(通称ビスフェノールA)、2,2−ビス{(4−ヒドロキシ−3−メチル)フェニル}プロパン、2,2−ビス{(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチル)フェニル}プロパン、2,2−ビス{(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモ)フェニル}プロパン、2,2−ビス{(3−イソプロピル−4−ヒドロキシ)フェニル}プロパン、2,2−ビス{(4−ヒドロキシ−3−フェニル)フェニル}プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチルブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジメチルブタン、2,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−イソプロピルシクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン、9,9−ビス{(4−ヒドロキシ−3−メチル)フェニル}フルオレン、α,α’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−o−ジイソプロピルベンゼン、α,α’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−m−ジイソプロピルベンゼン、α,α’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−5,7−ジメチルアダマンタン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホキシド、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、4,4’−ジヒドロキシジフェニルケトン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエステルおよび、これらの単独重合体、共重合体などが挙げられる。
なかでもビスフェノールA、2,2−ビス{(4−ヒドロキシ−3−メチル)フェニル}プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチルブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジメチルブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、α,α’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−m−ジイソプロピルベンゼンおよび、これらの単独重合体、共重合体などが好ましく、特にビスフェノールAの単独重合体、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンと、ビスフェノールA、2,2−ビス{(4−ヒドロキシ−3−メチル)フェニル}プロパンおよびα,α’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−m−ジイソプロピルベンゼンから選ばれる1種以上の二価フェノールとの共重合体が好ましく使用される。
カーボネート前駆体としてはカルボニルハライド、カーボネートエステルまたはハロホルメートなどが使用され、具体的にはホスゲン、ジフェニルカーボネートまたは二価フェノールのジハロホルメートなどが挙げられる。
脂環構造含有エチレン性不飽和単量体単位を含有する樹脂は、重合体の繰り返し単位中に脂環式構造を含有する樹脂であって、例えばノルボルネン系重合体、ビニル脂環式炭化水素系重合体などが挙げられる。
脂環式構造は主鎖に含有されていてもよいし、側鎖に含有されていてもよく、主鎖と側鎖の両方に含有さてれていてもよい。光透過性に優れた押出樹脂板(A)が得られる点で、主鎖に脂環式構造を含有するものが好ましい。
こうした脂環式構造を含有する重合体樹脂の具体例としては、ノルボルネン系重合体、単環の環状オレフィン系重合体、環状共役ジエン系重合体、ビニル脂環式炭化水素系重合体およびこれらの水素添加物などが挙げられる。これらの中でも、光透過性の観点から、ノルボルネン系重合体水素添加物、ビニル脂環式炭化水素系重合体およびその水素化物などが好ましく、ノルボルネン系重合体の水素添加物がより好ましい。
熱可塑性樹脂(P)は、光拡散剤、紫外線吸収剤、界面活性剤、耐衝撃剤、高分子型帯電防止剤、酸化防止剤、難燃剤、滑剤、染料、顔料などの着色剤などを含んでいてもよい。
光拡散剤としては、例えば炭酸カルシウム粒子、硫酸バリウム粒子、酸化チタン粒子、水酸化アルミニウム粒子、シリカ粒子、硝子粒子、タルク粒子、マイカ粒子、ホワイトカーボン粒子、酸化マグネシウム粒子、酸化亜鉛粒子などの無機粒子や、これら無機粒子に脂肪酸等で表面処理を施したものが挙げられる。また、架橋スチレン樹脂粒子、高分子量スチレン樹脂粒子、架橋アクリル樹脂粒子、高分子量アクリル樹脂粒子、架橋シロキサン樹脂粒子、高分子量シロキサン樹脂粒子などの樹脂粒子などもが挙げられる。
図1および図2に示すように、熱可塑性樹脂(P)を加熱溶融状態でダイ(1)から押し出すには、通常の押出成形法と同様に押出機(2)を用いて熱可塑性樹脂(P)を加熱し、溶融混練しながらダイ(1)に圧送すればよい。押出機(2)から圧送された熱可塑性樹脂(P)は、加熱溶融状態のまま板状となってダイ(1)から押し出される。
ダイ(1)としては通常、Tダイが用いられる。ダイ(1)は、1種の熱可塑性樹脂を単層で押し出す単層ダイであってもよいし、フィードブロックダイ、マルチマニホールドダイなどのように、それぞれ独立して押出機(2)から圧送された2種以上の熱可塑性樹脂(P)を積層して共押出しする多層ダイであってもよい。
ダイ(1)から押し出された熱可塑性樹脂(P)は、第一冷却ロール(R1)と第二冷却ロール(R2)との間に挟み込まれる。
第一冷却ロール(R1)および第二冷却ロール(R2)として通常は、互いにほぼ等しい直径のものが用いられ、その直径は通常25cm〜100cmである。第一冷却ロール(R1)および第二冷却ロール(R2)は通常、ステンレスなどの金属材料で構成され、鏡面状に鍍金仕上げされたものが用いられる。第一冷却ロール(R1)および第二冷却ロール(R2)は、それぞれ、ダイ(1)から押し出された熱可塑性樹脂(P)を所定の温度まで冷却するように温度調節されている。
第一冷却ロール(R1)および第二冷却ロール(R2)は、例えば電動モーター(図示せず)などにより、互いに概ね同じ周速度、例えば第二冷却ロール(R2)の周速度が第一冷却ロール(R1)の周速度の0.98倍〜1.02倍の範囲となるように回転するように回転駆動される。
第一冷却ロール(R1)と第二冷却ロール(R2)との間に挟み込まれたのちの熱可塑性樹脂(P1)は通常、第二冷却ロール(R2)に接触した状態のまま、この第二冷却ロール(R2)に巻き掛けられる。
第二冷却ロール(R2)に巻き掛けられたのちの熱可塑性樹脂(P2)は、1本の後段冷却ロール(R3)に巻き掛けられるか、または複数本の後段冷却ロール(R3、R4…)に順次巻き掛けられる。
後段冷却ロール(R3、R4…)としては通常、第一冷却ロール(R1)および第二冷却ロール(R2)とほぼ等しい直径のものが用いられ、通常は、その表面がステンレスなどの金属材料で構成され、鏡面仕上げされたものが用いられる。後段冷却ロール(R3、R4…)は、ダイ(1)から押し出された熱可塑性樹脂(P)を所定の温度まで冷却するように温度調節されている。
図1には、後段冷却ロールを1本単独で用いる例を示す。この例では、第二冷却ロール(R2)に巻き掛けられた熱可塑性樹脂(P2)は通常、この第二冷却ロール(R2)と、後段冷却ロール(R3)との間に挟み込まれたのちに、この後段冷却ロール(R3)に密着した状態のまま、巻き掛けられる。
1本の後段冷却ロール(R3)は、例えば電動モーター(図示せず)などにより回転駆動され、その周速度(V3)は、第一冷却ロール(R1)および第二冷却ロール(R2)の平均周速度(V12)に対して0.94倍〜1.03倍、好ましくは0.96倍〜1.0倍、さらに好ましくは0.995倍以下とする。0.94倍未満では、第二冷却ロール(R2)に巻き掛けられた熱可塑性樹脂(P2)が、該ロール(R2)から剥離しにくくなって、安定的に熱可塑性樹脂板(A)を製造しにくくなり、1.03倍を超えると、得られる押出樹脂板(A)が、片面側から紫外線などを照射すると反り易いものとなる。
図2には、複数本の後段冷却ロールを用いる例を示す。後段冷却ロール(R3、R4…)を複数本用いる場合、その本数は通常2本〜4本程度であり、図2には2本の後段冷却ロール(R3、R4)を用いる例を示している。
第二冷却ロール(R2)に巻き掛けられた熱可塑性樹脂(P2)は通常、この第二冷却ロール(R2)と、複数の後段冷却ロールの最初のロール(R3)との間に挟み込まれたのちに、この最初のロール(R3)に巻き掛けられ、その後、順次、次の後段冷却ロール(R4…)との間に挟み込まれ、巻き掛けられる。
複数の後段冷却ロール(R3、R4…)は、それぞれ、例えば電動モーター(図示せず)などにより回転駆動されており、その平均周速度(V3a)は、第一冷却ロール(R1)および第二冷却ロール(R2)の平均周速度(V12)に対して0.94倍〜1.03倍、好ましくは0.96倍〜1.0倍、さらに好ましくは0.995倍以下とする。0.94倍未満では、第二冷却ロール(R2)に巻き掛けられた熱可塑性樹脂(P2)が、このロール(R2)から剥離しにくくなって、安定的に熱可塑性樹脂板(A)を製造しにくくなり、1.03倍を超えると、得られる押出樹脂板(A)は、片面側から紫外線などを照射すると反り易いものとなる。
かくして1本の後段冷却ロール(R3)に巻きかけるか(図1)、または複数本の後段冷却ロール(R3、R4…)に順次巻き掛けることにより(図2)、冷却されたのちの熱可塑性樹脂(Pr)は、未だ十分に固化せずに熱変形し得る軟化状態であり、その温度は熱可塑性樹脂の熱変形温度以上であることが好ましい。
次いで、図1および図2に示すように、この熱可塑性樹脂(Pr)を平坦状態に維持したまま更に冷却して固化させる。熱可塑性樹脂(Pr)を平坦状態に維持したまま更に冷却して固化させるには、通常の押出成形法と同様に、例えば複数の搬送ローラー(Rt)から構成されたローラーテーブル(Tr)の上を大気中で搬送することにより、放冷すればよい。熱可塑性樹脂(Pr)は、平坦状態に維持したままの熱可塑性樹脂(Pr)の冷却は、35℃以上の雰囲気中で行われることが好ましく、熱可塑性樹脂(Pr)が固化するまでの移動距離を短くしうる点で、通常65℃以下、好ましくは60℃以下、更に好ましくは50℃以下、特に好ましくは45℃以下である。
図1および図2に示すように、固化したのちの熱可塑性樹脂(Pt)は、一対の引取ロール(N1、N2)により引き取られる。一対の引取ロール(N1、N2)としては通常、互いにほぼ等しい直径のものが用いられ、その直径は通常15cm〜80cm程度である。一対の引取ロール(N1、N2)は、それぞれ表面がステンレスなどの金属材料で構成され、鏡面仕上げされたもの、表面がゴムで構成されたものなどが用いられ、例えば電動モーター(図示せず)などにより、互いに概ね同じ周速度、例えば一方の引取ロール(N1)の周速度が他方の引取ロール(N2)の周速度の0.98倍〜1.02倍の範囲となるように回転駆動される。固化したのちの熱可塑性樹脂(Pt)は、かかる引取ロール(N1、N2)に挟み込まれて、引き取られる。
本発明の製造方法では、図1に示すように後段冷却ロール(R3)を1本だけ用いる場合には、一対の引取ロール(N1、N2)の平均周速度(Vn)を、この一本の後段冷却ロール(R3)の周速度(V3)に対して、0.95倍〜1.03倍、好ましくは0.96倍〜1.01倍、さらに好ましくは0.97倍〜0.995倍とする。また、図2に示すように後段冷却ロール(R3、R4…)を複数本用いる場合には、一対の引取ロール(N1、N2)の平均周速度(Vn)を、複数本の後段冷却ロール(R3、R4…)の平均周速度(V3a)に対して、0.95倍〜1.03倍、好ましくは0.96倍〜1.01倍、さらに好ましくは0.97倍〜0.995倍とする。0.95倍未満では、一本または複数本の後段冷却ロール(R3、R4…)により冷却された直後の熱可塑性樹脂(Pr)が蛇行し易くなって、平坦状態に維持することが困難となる。また、1.03倍を超えると、得られる押出樹脂板(A)は、片面側から紫外線、熱線を照射すると反り易いものとなる。
本発明の製造方法では、一対の引取ロール(N1、N2)の平均周速度(Vn)を、第一冷却ロール(R1)および第二冷却ロール(R2)の平均周速度(V12)に対して0.95倍〜0.995倍とする。0.95未満であると、一本または複数本の後段押出ロール(R3、R4…)により冷却された直後の熱可塑性樹脂(Pr)が蛇行し易くなって、平坦状態を維持することが困難となる。0.995倍を超えると、得られる押出樹脂板(A)は、片面側から紫外線などを照射すると反り易いものとなる。
引取ロール(N1、N2)により引き取られたのちの押出樹脂板(A)は、通常、適宜の長さに切断される。
本発明の製造方法は、厚みが0.8mm〜5mmの押出樹脂板(A)の製造に好適である。
得られる押出樹脂板(A)の厚みは、例えばダイ(1)から押し出される熱可塑性樹脂(P)の厚み、第一冷却ロール(R1)と第二冷却ロール(R2)との間隔などにより調整することができる。
以下、実施例により本発明をより詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例により限定されるものではない。
なお、実施例における測定方法は以下のとおりである。
(1)収縮率
得られた押出樹脂板(A)を10cm×10cmのサイズに切り出し、タルクを敷いた金属バット上に平置きし、150℃に設定した恒温槽に金属バットごと投入し、1時間経過後の押出方向における寸法(MD)を測定し、恒温槽に投入する前の寸法(MD0=10cm)とから、式(1)
収縮率(%)=〔MD0−MD〕/MD0×100・・・(1)
により求めた。
(2)雰囲気温度
サーモレコーダー〔(株)エスペックミック製「RT-21S」〕により測定した。
(3)樹脂温度
最後の後段冷却ロール(R4)から離れた直後の熱可塑性樹脂(Pr)について、レーザー式非接触型温度計〔キーエンス(株)製〕により測定した。
(4)押出樹脂板の変形性
得られた押出樹脂板(A)を50cm角に切り出し、一方の面に紫外線硬化性樹脂塗液〔日立化成(株)製、「ヒタロイド7851」〕を薄く均一に塗布し、塗布面側からのみ紫外線を照射し、硬化させたたのちの押出樹脂板(A)の変形を目視で評価した。変形が認められなかったものを○、少し変形したものを△、大きく収縮しているものや、板の端が垂れて変形しているものを×とした。
実施例1
メタクリル酸メチル60質量部とスチレン40質量部との共重合体〔屈折率1.53、熱変形温度100℃〕98質量部に、メタクリル酸メチル95質量部とエチレングリコールジメタクリレート5質量部の共重合体粒子〔平均粒径10μm、屈折率1.49〕を2質量部加え、ヘンシェルミキサーで十分に混合した後、押出機〔スクリュー径130mm、一軸式〕(2)により加熱しながら溶融混練して得た熱可塑性樹脂(P)を、溶融状態のままTダイ(1)から押し出した。
図2に示すように、Tダイ(1)から押し出された熱可塑性樹脂(P)は、第一冷却ロール(R1)と第二冷却ロール(R2)との間に挟み込み、第二冷却ロール(R2)に密着して巻き掛けながら、第二冷却ロール(R2)と第三冷却ロール(R3)との間に挟み込み、第三冷却ロール(R3)に密着して巻き掛けながら、第三冷却ロール(R3)と第四冷却ロール(R4)との間に挟み込み、第四冷却ロール(R4)に巻き掛けて冷却した。第一冷却ロール(R1)、第二冷却ロール(R2)、第三冷却ロール(R3)および第四冷却ロール(R4)は、ステンレス製の直径が50cmで、表面が鏡面状に鍍金仕上げされたものを用いた。
第四冷却ロール(R4)に巻き掛けられたのちの熱可塑性樹脂(Pr)の樹脂温度は103℃であった。その後、このメタクリル樹脂(Pr)を、25本の搬送ロール(Rt)からなるローラーテーブル(Tr)上を平坦状態に維持しながら搬送しながら放冷して固化させ、一対の引取ロール(N1、N2)により引き取って、厚み1.85mmで幅150cmの押出樹脂板(A)を得た。引取ロール(N1、N2)は、直径が30cmで、ゴム製のものを用いた。
なお、Tダイ(1)から、第一冷却ロール(R1)および第二冷却ロール(R2)、後段冷却ロール(R3、R4)、ローラーテーブル(Rt)を通って引取ロール(N1、N2)に至るまでの経路は、あらかじめブースで覆っておき、このブース内の温度を雰囲気温度とした。
結果を第1表に示す。
実施例2〜実施例5および比較例1〜比較例2
各ロールの周速度、押出樹脂板の厚みを第1表のとおりとした以外は実施例1と同様に操作した。結果を第1表に示す。


























第 1 表
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
実施例 実施例 実施例 実施例 実施例 比較例 比較例
1 2 3 4 5 1 2
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
周速度(m/秒)
第一冷却ロール 2.84 2.84 2.84 3.45 2.14 2.84 2.84
第二冷却ロール 2.84 2.84 2.84 3.44 2.15 2.84 2.84
平均周速度(V12)2.84 2.84 2.84 3.45 2.15 2.84 2.84
第三冷却ロール 2.83 2.83 2.83 3.41 2.11 2.83 2.83
第四冷却ロール 2.82 2.82 2.82 3.32 2.07 2.88 2.88
第五冷却ロール 2.81 2.81 2.81 3.33 2.08 2.88 2.89
平均周速度(V3a)2.82 2.82 2.82 3.35 2.09 2.87 2.87
引取ロール (Vn) 2.79 2.77 2.82 3.33 2.07 2.87 2.84
─────────────────────────────────────
3a/V12 0.993 0.993 0.994 0.973 0.973 1.010 0.993
n /V3a 0.989 0.982 0.999 0.993 0.992 1.001 1.007
n /V12 0.982 0.975 0.993 0.966 0.965 1.011 1.000
─────────────────────────────────────
樹脂温度 (℃) 103 104 106 102 111 104 104
雰囲気温度(℃) 38 38 40 42 42 37 37
─────────────────────────────────────
押出樹脂板
厚み(mm) 1.85 1.85 1.85 1.55 3.00 1.85 1.85
収縮率(%) 6 5 4 6 3 9 8
変形性 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
比較例3〜比較例5
各ロールの周速度、押出樹脂板の厚みを第2表のとおりとした以外は実施例1と同様に操作した。結果を第2表に示す。

















第 2 表
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
比較例 比較例 比較例
3 4 5
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
周速度(m/秒)
第一冷却ロール 2.84 2.84 3.47
第二冷却ロール 2.84 2.84 3.47
平均周速度(V12)2.84 2.84 3.47
第三冷却ロール 2.83 2.83 3.35
第四冷却ロール 2.88 2.88 3.34
第五冷却ロール 2.89 2.89 3.33
平均周速度(V3a)2.87 2.87 3.34
引取ロール (Vn) 2.93 2.89 3.27
─────────────────────
3a/V12 1.010 1.010 0.963
n /V3a 1.022 1.008 0.979
n /V12 1.032 1.018 0.942
─────────────────────
樹脂温度 (℃) 103 102 108
雰囲気温度(℃) 33 33 42
─────────────────────
押出樹脂板
厚み(mm) 1.85 1.85 1.85
収縮率(%) 11 10 2
変形性 × × △
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
実施例6〜実施例9
共重合体粒子を用いることなく、メタクリル酸メチル60質量部とスチレン40質量部との共重合体(屈折率1.53、熱変形温度100℃)を単独で用い、各ロールの周速度、樹脂温度、雰囲気温度および押出樹脂板の厚みを第3表のとおりとした以外は実施例1と同様に操作した。結果を第3表に示す。















第 3 表
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
実施例 実施例 実施例 実施例
8 9 10 11
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
周速度(m/秒)
第一冷却ロール 3.05 2.88 2.33 1.92
第二冷却ロール 3.06 2.87 2.34 1.92
平均周速度(V12)3.06 2.88 2.34 1.92
第三冷却ロール 3.03 2.85 2.32 1.89
第四冷却ロール 2.94 2.80 2.24 1.84
第五冷却ロール 2.93 2.80 2.24 1.84
平均周速度(V3a)2.97 2.83 2.27 1.86
引取ロール (Vn) 2.97 2.82 2.24 1.86
─────────────────────────
3a/V12 0.971 0.980 0.971 0.967
n /V3a 1.001 1.005 0.988 0.985
n /V12 0.972 0.985 0.959 0.952
樹脂温度 (℃) 110 110 111 111
雰囲気温度(℃) 46 45 46 46
─────────────────────────
押出樹脂板
厚み(mm) 1.85 2.00 2.50 3.00
収縮率(%) 5 3 3 4
変形性 ○ ○ ○ ○
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
熱可塑性樹脂(P)を加熱溶融状態でダイ(1)から押し出して押出樹脂板(A)を製造する方法の一例を示す模式図である。 熱可塑性樹脂(P)を加熱溶融状態でダイ(1)から押し出して押出樹脂板(A)を製造する方法の他の一例を示す模式図である。
符号の説明
A:押出樹脂板
P、P0、P1、P2、P3、P4、Pr、Pt:熱可塑性樹脂
1:ダイ 2:押出機
R1:第一冷却ロール R2:第二冷却ロール R3:後段冷却ロール R4:後段冷却ロールRt:搬送ロール Tr:ローラーテーブル N1、N2:引取ロール

Claims (1)

  1. 熱可塑性樹脂(P)を加熱溶融状態でダイ(1)から押し出し、
    第一冷却ロール(R1)と第二冷却ロール(R2)との間に挟み込み、該第二冷却ロール(R2)に巻き掛けたのち、一本の後段冷却ロール(R3)に巻き掛けるか、または複数本の後段冷却ロール(R3、R4…)に順次巻き掛けることにより冷却し、
    次いで平坦状態に維持しながら更に冷却して固化させ、
    一対の引取ロール(N1、N2)により引き取って、押出樹脂板(A)を製造する方法であり、
    前記1本の後段冷却ロール(R3)の周速度(V3)または前記複数の後段冷却ロール(R3、R4…)の平均周速度(V3a)を前記第一冷却ロール(R1)および第二冷却ロール(R2)の平均周速度(V12)に対して0.94倍〜1.03倍とし、
    前記一対の引取ロール(N1、N2)の平均周速度(Vn)を前記1本の後段冷却ロール(R3)の周速度(V3)または前記複数の後段冷却ロール(R3、R4…)の平均周速度(V3a)に対して0.95倍〜1.03倍とし、
    前記一対の引取ロール(N1、N2)の平均周速度(Vn)を前記第一冷却ロール(R1)および第二冷却ロール(R2)の平均周速度(V12)に対して0.95倍〜0.995倍とすること、ダイ(1)から引取ロール(N1、N2)に至るまでの経路をブースで覆い、35℃以上65℃以下の雰囲気温度であるブース内で、平坦状態に維持しながらさらに冷却して固化させること、及び、押出樹脂板(A)の厚みが0.8mm〜5mmであることを特徴とする前記押出樹脂板(A)の製造方法。
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