JP2007185958A - 表示部材用樹脂板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の表示部材用樹脂板は、加熱溶融状態の透明樹脂(P)をダイ(1)から一方向に押し出して得られる押出樹脂板(A)であり、150℃で1時間保持する加熱試験により、式(1)
S(%)=(L0−L1)/L0×100・・・(1)
〔式中、L0は加熱試験前の、L1は加熱試験後の押出方向の長さ(mm)をそれぞれ示す。
〕
から求められる押出方向の収縮率(S)が、式(2)
2/X ≦ S ≦ 18/X・・・(2)
〔式中、Xは押出樹脂板(A)の板厚(mm)をそれぞれ示す。〕
を満足することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
150℃で1時間保持する加熱試験により、式(1)
S(%)=(L0−L1)/L0×100・・・(1)
〔式中、Sは押出方向の収縮率(%)を、L0は加熱試験前の押出方向の長さ(mm)を、L1は加熱試験後の押出方向の長さ(mm)を、それぞれ示す。〕
から求められる押出方向の収縮率(S)が、式(2)
2/X ≦ S ≦ 18/X・・・(2)
〔式中、Sは上記と同じ意味を、Xは押出樹脂板の板厚(mm)をそれぞれ示す。〕
を満足することを特徴とする表示部材用樹脂板を提供するものである。
かかる単官能単量体は、それぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて用いられる。
(1)収縮率S(%)
押出樹脂板(A)を10cm×10cmに切り出し、タルクを敷き詰めた金属製バット上に平置きしたのち、150℃に設定した恒温槽に金属製バットごと投入し、1時間経過後の押出方向の長さ(L1)を測定し、恒温槽に投入する前の押出方向の長さ(L0)とから、式(1)に従い求めた。
(2)色ずれ
得られた押出樹脂板(A)のうちの1枚の一方の面に、フレネルレンズ層(11a)を形成してフレネルレンズシート(11)とし、別の1枚の押出樹脂板(A)の一方の面にハードコート層(12a)を形成し、他方の面にレンチキュラーレンズフィルム(12b)を貼合してレンチキュラーレンズシート(12)とし、フレネルレンズシート(11)のフレネルレンズ層(11a)と、レンチキュラーレンズシート(12)のレンチキュラーレンズフィルム(12b)側とを向き合わせて配置し、液晶プロジェクター(4)を搭載したプロジェクションテレビ(5)の透過型スクリーン(3)として用いて、白画面および黒画面でそれぞれ画面端部の着色の程度を目視で評価した。
(3)雰囲気温度
サーモレコーダー〔(株)エスペックミック製「RT-21S」〕により測定した。
(4)樹脂温度
最後の後段冷却ロール(R4)から離れた直後の透明樹脂(Pr)について、レーザー式非接触型温度計〔キーエンス(株)製〕により測定した。
(5)変形性
得られた押出樹脂板(A)を50cm角に切り出し、一方の面に紫外線硬化性樹脂塗液〔日立化成(株)製、「ヒタロイド7851」〕を薄く均一に塗布し、塗布面側からのみ紫外線を照射し、硬化させたたのちの押出樹脂板(A)の変形を目視で評価した。変形が認められなかったものを○、少し変形したものを△、大きく収縮しているものや、板の端が垂れて変形しているものを×とした。
メタクリル酸メチル60質量部とスチレン40質量部との共重合体〔屈折率1.53、熱変形温度100℃〕98質量部に、メタクリル酸メチル95質量部とエチレングリコールジメタクリレート5質量部の共重合体粒子〔平均粒径10μm、屈折率1.49〕を2質量部加え、ヘンシェルミキサーで十分に混合した後、押出機〔スクリュー径130mm、一軸式〕(2)により加熱しながら溶融混練して得た透明樹脂(P)を、溶融状態のままTダイ(1)から押し出した。
結果を第1表に示す。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
実施例 実施例 実施例 実施例 実施例 実施例 実施例
1 2 3 4 5 6 7
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
周速度(m/秒)
第一冷却ロール 2.84 2.84 2.84 2.84 2.84 3.45 2.14
第二冷却ロール 2.84 2.84 2.84 2.84 2.84 3.44 2.15
平均周速度(V12)2.84 2.84 2.84 2.84 2.84 3.45 2.15
第三冷却ロール 2.83 2.83 2.83 2.83 2.83 3.41 2.11
第四冷却ロール 2.88 2.88 2.82 2.82 2.82 3.32 2.07
第五冷却ロール 2.88 2.89 2.81 2.81 2.81 3.33 2.08
平均周速度(V3a)2.87 2.87 2.82 2.82 2.82 3.35 2.09
引取ロール (Vn) 2.87 2.84 2.79 2.77 2.82 3.33 2.07
─────────────────────────────────────
V3a/V12 1.010 0.993 0.993 0.993 0.994 0.973 0.973
Vn /V3a 1.001 1.007 0.989 0.982 0.999 0.993 0.992
V3a/V12 1.011 1.000 0.982 0.975 0.993 0.966 0.965
─────────────────────────────────────
樹脂温度 (℃) 104 104 103 104 106 102 111
雰囲気温度(℃) 37 37 38 38 40 42 42
─────────────────────────────────────
押出樹脂板
厚み(mm) 1.85 1.85 1.85 1.85 1.85 1.55 3.00
収縮率(%) 9 8 6 5 4 6 3
変形性 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
色ずれ なし なし なし なし なし なし なし
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
各ロールの周速度、押出樹脂板の厚みを第2表のとおりとした以外は実施例1と同様に操作した。結果を第2表に示す。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
比較例 比較例 比較例
3 4 5
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
周速度(m/秒)
第一冷却ロール 2.84 2.84 3.47
第二冷却ロール 2.84 2.84 3.47
平均周速度(V12)2.84 2.84 3.47
第三冷却ロール 2.83 2.83 3.35
第四冷却ロール 2.88 2.88 3.34
第五冷却ロール 2.89 2.89 3.33
平均周速度(V3a)2.87 2.87 3.34
引取ロール (Vn) 2.93 2.89 3.27
─────────────────────
V3a/V12 1.010 1.010 0.963
Vn /V3a 1.022 1.008 0.979
V3a/V12 1.032 1.018 0.942
─────────────────────
樹脂温度 (℃) 103 102 108
雰囲気温度(℃) 33 33 42
─────────────────────
押出樹脂板
厚み(mm) 1.85 1.85 1.85
収縮率(%) 11 10 2
変形性 × × △
色ずれ あり あり なし
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
P、P0、P1、P2、P3、P4、Pr、Pt:透明樹脂
1:ダイ 2:押出機
R1:第一冷却ロール R2:第二冷却ロール R3:後段冷却ロール R4:後段冷却ロールRt:搬送ロール Tr:ローラーテーブル N1、N2:引取ロール
3:透過型スクリーン
4:投影機 41:ミラー
5:背面投射型ディスプレイ装置
L:光
11:フレネルレンズシート
11a:フレネルレンズ層 11a':硬化性樹脂層
12:レンチキュラーレンズシート
12a:ハードコート層 12a':ハードコート剤層
12b、12b':レンチキュラーレンズフィルム
Claims (9)
- 加熱溶融状態の透明樹脂(P)をダイ(1)から一方向に押し出して得られる押出樹脂板(A)であり、
150℃で1時間保持する加熱試験により、式(1)
S(%)=(L0−L1)/L0×100・・・(1)
〔式中、Sは押出方向の収縮率(%)を、L0は加熱試験前の押出方向の長さ(mm)を、L1は加熱試験後の押出方向の長さ(mm)を、それぞれ示す。〕
から求められる押出方向の収縮率(S)が、式(2)
2/X ≦ S ≦ 18/X・・・(2)
〔式中、Sは上記と同じ意味を、Xは押出樹脂板(A)の板厚(mm)をそれぞれ示す。〕
を満足することを特徴とする表示部材用樹脂板。 - 透明樹脂(P)が、メタクリル樹脂、スチレン系樹脂、芳香族ポリカーボネート樹脂または脂環構造含有エチレン性不飽和単量体単位を含有する樹脂である請求項1に記載の表示部材用樹脂板。
- 板厚(X)が0.8mm〜5mmである請求項1または請求項2に記載の表示部材用樹脂板。
- 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の表示部材用樹脂板の一方の面に、硬化性樹脂が硬化されてなるフレネルレンズ層(11a)が形成されてなるフレネルレンズシート(11)。
- 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の表示部材用樹脂板の一方の面に、表面がフレネルレンズ状の硬化性樹脂層(11a')を形成したのち、紫外線を照射するか、または加熱することにより該層(11a')を硬化させてフレネルレンズ層(11a)を形成する請求項4に記載のフレネルレンズシート(11)の製造方法。
- 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の表示部材用樹脂板の一方の面に、ハードコート層(12a)が形成され、他方の面にレンチキュラーレンズフィルム(12b)が貼合されてなるレンチキュラーレンズシート(12)。
- 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の表示部材用樹脂板の一方の面にハードコート剤層(12a')を形成したのち、紫外線を照射するか、または加熱することにより該層(12a')を硬化させてハードコート層(12a)を形成し、他方の面にレンチキュラーレンズフィルム(12b)を貼合する請求項6に記載のレンチキュラーレンズシート(12)の製造方法。
- 請求項4に記載のフレネルレンズシート(11)と、請求項6に記載のレンチキュラーレンズシート(12)とからなり、
前記フレネルレンズシート(11)のフレネルレンズ層(11a)と、前記レンチキュラーレンズシート(12)のレンチキュラーレンズフィルム(12b)側とが向き合って配置されてなる透過型スクリーン(3)。 - 請求項8に記載の透過型スクリーン(3)および、該透過型スクリーン(1)の背面側から画像を投影する投影機(4)を備え、前記透過型スクリーン(1)は、前記フレネルレンズシート(11)が背面側となり、前記レンチキュラーレンズシート(12)が前面側となるように配置され、前記投影機(4)は、液晶プロジェクターである背面投射型ディスプレイ装置(5)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006339616A JP2007185958A (ja) | 2005-12-16 | 2006-12-18 | 表示部材用樹脂板 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005362803 | 2005-12-16 | ||
JP2006339616A JP2007185958A (ja) | 2005-12-16 | 2006-12-18 | 表示部材用樹脂板 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007185958A true JP2007185958A (ja) | 2007-07-26 |
Family
ID=38341442
Family Applications (1)
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JP2006339616A Pending JP2007185958A (ja) | 2005-12-16 | 2006-12-18 | 表示部材用樹脂板 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007185958A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009137206A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 押出樹脂板の製造方法 |
JP2009154442A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 光学部材用押出樹脂板の製造方法 |
JP2010027337A (ja) * | 2008-07-17 | 2010-02-04 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | シート状導光体およびそれを用いた面光源装置 |
JP5560710B2 (ja) * | 2007-06-27 | 2014-07-30 | コニカミノルタ株式会社 | 光学フィルムの製造方法 |
KR101513728B1 (ko) | 2007-11-27 | 2015-04-20 | 에스카보 시토 가부시키가이샤 | 압출된 수지 필름 및 이의 제조 방법 |
-
2006
- 2006-12-18 JP JP2006339616A patent/JP2007185958A/ja active Pending
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