JP4396359B2 - エキゾーストの遮熱構造 - Google Patents

エキゾーストの遮熱構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4396359B2
JP4396359B2 JP2004105936A JP2004105936A JP4396359B2 JP 4396359 B2 JP4396359 B2 JP 4396359B2 JP 2004105936 A JP2004105936 A JP 2004105936A JP 2004105936 A JP2004105936 A JP 2004105936A JP 4396359 B2 JP4396359 B2 JP 4396359B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
oxygen sensor
insertion opening
heat shield
shielding plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004105936A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005291063A (ja
Inventor
誉志隆 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2004105936A priority Critical patent/JP4396359B2/ja
Publication of JP2005291063A publication Critical patent/JP2005291063A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4396359B2 publication Critical patent/JP4396359B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)

Description

この発明は、酸素センサが設けられたエキゾーストの遮熱構造であって、特に、酸素センサ取付部分の遮熱効果を向上させるエキゾーストの遮熱構造に関する発明である。
従来、図3及び図4に示すようなエキゾーストの遮熱構造が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
一般に、エンジン(図示せず)にはエキゾースト(排気管)1が接続されており、燃焼室から排気された高温の排気ガスを流下させている。そして、この排気ガスの酸素濃度を酸素センサ4で検知し、燃焼の良否を判断している。したがって、このエキゾースト1からの放熱が他の機器、例えば酸素センサ4に熱影響を与えないために、このエキゾースト1は遮熱板2によって覆われている。この酸素センサ4は、遮熱板2に形成された挿入開口3を介してエキゾースト1に設けられている。
酸素センサ4は、センサ本体4aと、このセンサ本体4aの一端に形成された排気ガスの状態を検知するセンサ部4bと、他端に形成された信号を送信するためのハーネス4cとを備えている。そして、この酸素センサ4は、エキゾースト1に形成された取付孔5に工具6、例えば六角レンチによってネジ締め固定され、エキゾースト1の内部にセンサ部4bが突出している。そして、この酸素センサ4によって、エキゾースト1内を流下する排気ガスの状態をコントロールユニットにフィードバックしている。
なお、遮熱板2に形成された挿入開口3は、酸素センサ4を工具6でネジ締め固定するため、センサ本体4aの外径よりも大きな径を有しており、センサ本体4a及びハーネス4cは遮熱板2の外側に延在されている。
このように構成されたエキゾーストの遮熱構造では、高温となったエキゾースト1からの輻射熱を遮熱板2によって遮断し、センサ本体4a及びハーネス4cが熱劣化することを防止している。
特開2001−303951公報(図4、段落0010)
ところで、このような従来のエキゾーストの遮熱構造では、酸素センサ4をエキゾースト1に取り付ける際に、この酸素センサ4を取り付けるための工具6を容易に挿入するために、遮熱板2の挿入開口3と酸素センサ4との間に大きい間隙K(図4に示す)が生じていた。
しかしながら、この間隙Kが大きいため、この間隙Kからエキゾースト1側にオイル、LLC(ロングライフクーラント)、ウエス等がこぼれ落ちたり、入り込んだりするおそれがあった。
また、酸素センサ4のセンサ本体4aやハーネス4cがエキゾースト1の放熱を大きく受けやすくなり、熱劣化するおそれがあるという問題もあった。
そこで、この発明は、酸素センサを取り付けるための工具を挿入する間隙を十分に確保するとともに、その間隙からオイル等の侵入を防止すると同時に酸素センサの熱劣化を防止することができるエキゾーストの遮熱構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明では、車両のエンジンに接続されたエキゾーストを遮熱板で覆うとともに、この遮熱板に形成された挿入開口を介して酸素センサをエキゾーストの取付孔に固定したエキゾーストの遮熱構造において、酸素センサと取付孔との間に遮蔽板を設けるとともに、この遮蔽板を挿入開口に向かって延在させて挿入開口と取付孔との間隙を閉成し、挿入開口にはエキゾーストに向かう環状フランジ部を形成し、遮蔽板には遮熱板に向かう環状突出壁を形成し、環状フランジ部は環状突出壁の内側に挿入したことを特徴としている。
このように構成された本願発明の請求項1記載のものでは、酸素センサと取付孔との間に設けた遮蔽板によって挿入開口と取付孔との間隙を閉成したので、挿入開口の内径を大きくして挿入開口と酸素センサとの間隙を広げ、酸素センサを取り付ける工具を挿入するスペースを十分に確保することができる。
また、この間隙からオイル等が侵入しても遮蔽板によってエキゾーストに接触することを確実に防止することができる。
さらに、エキゾーストから生じる輻射熱を遮蔽板によって遮断でき、酸素センサの熱劣化を防止することができて、酸素センサの耐用期間を延長することが可能となる。
更に、挿入開口に形成された環状フランジ部が遮蔽板に形成された環状突出壁の内側に挿入されているので、メンテナンス等で酸素センサを取り外した場合であっても、環状フランジ部と環状突出壁とが干渉して、遮蔽板が遮熱板とエキゾーストの間に入り込むことを防止することができる。
次に、図面に基づいて、この発明を実施するための最良の実施の形態のエキゾーストの遮熱構造を説明する。
図1及び図2に示す10は、自動車のエンジンに接続されるエキゾースト(排気管)である。このエキゾースト10は複数の気筒から排気ガスを集合させる機能を有しており、ここでは四本の分岐管10a〜10d及び、各分岐管10a〜10dと連通した本管10eを備えている。また、このエキゾースト10には、後述する酸素センサ30が取り付けられる取付孔11が形成されている。
取付孔11は、本管10eに形成された開口であり、内周面がネジ状になったウエルドナット12が設けられている。
そして、このエキゾースト10は遮熱板20によって覆われ、さらに取付孔11には酸素センサ30が設けられている。
遮熱板20は、エキゾースト10のほぼ全体を覆っており、エキゾースト10から生じる輻射熱を遮断して、他の機器への熱影響を防止している。また、この遮熱板20には、図2に示すように挿入開口21が形成されており、挿入開口21はエキゾースト10の取付孔11に対向している。そして、酸素センサ30がこの挿入開口21を貫通している。
また、挿入開口21には、エキゾースト10に向かって屈曲した環状フランジ部22が形成されている。この環状フランジ部22の内径は、酸素センサ30の外径よりも大きく、且つ、後述する遮蔽板40の環状突出壁42の内径よりも小さくなっている。
酸素センサ30は、図2に示すようにセンサ本体31aと、センサ本体31aの一端に形成されたセンサ部31bと、センサ本体31aの他端に形成されたハーネス31cとを備えている。そして、センサ部31bによってエキゾースト10内を流れる排気ガスの状態を検知し、ハーネス31cを介して検知した信号を送信している。
また、センサ部31bの外周面にはネジ状に形成されたネジ部32が設けられている。酸素センサ30は、このネジ部32がエキゾースト10の取付孔11のウエルドナット12に螺合することによって、エキゾースト10に固定されている。なお、センサ部31bの外径はセンサ本体31aの外径よりも細くなっている。
そしてさらに、酸素センサ30と取付孔11との間には遮蔽板40が設けられている。
遮蔽板40は、エキゾースト10の輻射熱を遮断できる材質によって円盤状に形成されており、遮熱板20の挿入開口21に向かって延在されて、挿入開口21と取付孔11との間隙を閉成している。
また、この遮熱板40は、ほぼ中央にセンサ部31bの外径よりも大きく、センサ本体31aの外径よりも小さい内径の開口41が形成され、周縁に遮熱板20に向かって起立した環状突出壁42が形成されている。
そして、開口41の周縁部41aは、酸素センサ30のセンサ本体31aと、エキゾースト10の取付孔11に設けられたウエルドナット12との間に狭持されている。さらに、環状突出壁42の内側には、遮熱板20の環状フランジ部22が挿入されている。
なお、この遮蔽板40を取り付けるには、酸素センサ30をエキゾースト10の取付孔11に取り付ける際に、取付孔11に設けられたウエルドナット12と酸素センサ30との間に遮蔽板40を挟持させ、共締めすることによって取り付け固定している。
次に、この発明のエキゾーストの遮熱構造の作用について説明する。
上述のエキゾーストの遮熱構造では、酸素センサ30と取付孔11との間に設けた遮蔽板40によって挿入開口21と取付孔11との間隙が閉成されている。そのため、挿入開口21の内径を大きくし、挿入開口21と酸素センサ30のセンサ本体31aとの間隙K(図2に示す)を広くしても、この間隙Kからエキゾースト10が露出することがなくなる。そのため、挿入開口21と酸素センサ30との間に酸素センサ30を取り付ける工具6を挿入するスペースを十分に確保することが可能となる。
また、エキゾースト10が露出しないので、この挿入開口21と酸素センサ30との間隙KからオイルやLLC、ウエス等が侵入してエキゾースト10に接触することを確実に防止することができる。
さらに、エキゾースト10から生じる輻射熱は遮蔽板40によって遮断され、酸素センサ30の熱劣化を防止することができる。そして、酸素センサ30の耐用期間を延長することもできる。
そして、酸素センサ30と共締めすることで、遮蔽板40をエキゾースト10と酸素センサ30との間に固定しているので、この遮蔽板40を取り付けるための部品等を別途使用する必要がなくなり、容易に取り付けることができるとともに、部品数の低減を図ることもできる。
さらに、環状フランジ部22が遮蔽板40の環状突出壁42の内側に挿入されているので、メンテナンス等の際に酸素センサ30を取り外した場合に遮蔽板40の位置がずれても、環状フランジ部22と環状突出壁42とが干渉する。そのため、遮蔽板40が外れてエキゾースト10と遮熱板20との間に入り込むことを防止できる。
この発明の実施の形態のエキゾーストの遮蔽構造を示す斜視図である。 図1におけるA−A断面図である。 従来のエキゾーストの遮蔽構造を示す斜視図である。 図3におけるB−B断面図である。
符号の説明
10 エキゾースト
11 取付孔
20 遮熱板
21 挿入開口
30 酸素センサ
40 遮蔽板

Claims (1)

  1. 車両のエンジンに接続されたエキゾーストを遮熱板で覆うとともに、該遮熱板に形成された挿入開口を介して酸素センサを前記エキゾーストの取付孔に固定したエキゾーストの遮熱構造において、
    前記酸素センサと前記取付孔との間に遮蔽板を設けるとともに、該遮蔽板を前記挿入開口に向かって延在させて前記挿入開口と前記取付孔との間隙を閉成し、
    前記挿入開口には前記エキゾーストに向かう環状フランジ部を形成し、前記遮蔽板には前記遮熱板に向かう環状突出壁を形成し、前記環状フランジ部は前記環状突出壁の内側に挿入したことを特徴とするエキゾーストの遮熱構造。
JP2004105936A 2004-03-31 2004-03-31 エキゾーストの遮熱構造 Expired - Fee Related JP4396359B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004105936A JP4396359B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 エキゾーストの遮熱構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004105936A JP4396359B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 エキゾーストの遮熱構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005291063A JP2005291063A (ja) 2005-10-20
JP4396359B2 true JP4396359B2 (ja) 2010-01-13

Family

ID=35324287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004105936A Expired - Fee Related JP4396359B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 エキゾーストの遮熱構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4396359B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4520867B2 (ja) * 2005-01-25 2010-08-11 株式会社ヒロテック 排気センサの保護構造
DE102006029087A1 (de) * 2006-06-24 2008-01-03 Elringklinger Ag Strukturbauteil, insbesondere Abschirmteil in Form eines Hitzeschildes
JP4648372B2 (ja) * 2007-09-10 2011-03-09 本田技研工業株式会社 内燃機関の排気装置用カバー
JP5139373B2 (ja) * 2009-06-11 2013-02-06 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサの取り付け構造及び保護カバー付きガスセンサ
FR2984409B1 (fr) * 2011-12-16 2014-01-10 Renault Sa Dispositif de securite de fonctionnement d'un ecran de pot catalytique
FR2995011B1 (fr) * 2012-08-28 2014-09-05 Renault Sa Systeme de protection thermique pour un dispositif de traitement des gaz d'echappement.
FR3018745B1 (fr) * 2014-03-24 2016-04-01 Peugeot Citroen Automobiles Sa Ensemble pour chassis de vehicule automobile a double ecrans de protection thermique
FR3021618B1 (fr) * 2014-06-03 2016-05-27 Peugeot Citroen Automobiles Sa Positionnement d'une sonde de ligne d'echappement dans un chassis de vehicule automobile
JP7400699B2 (ja) * 2020-11-18 2023-12-19 株式会社豊田自動織機 遮熱構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005291063A (ja) 2005-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9382832B2 (en) Sensor heat shield structure for a vehicle exhaust system
JP4396359B2 (ja) エキゾーストの遮熱構造
US20080205485A1 (en) Installation mechanism for temperature sensor
JP4520867B2 (ja) 排気センサの保護構造
JP2005030570A (ja) 防振遮熱板
JP2005155914A (ja) ダッシュボードに対するパイプ取付構造
US20080087035A1 (en) Condensed water drain structure
JP6158792B2 (ja) ガスセンサ
ES2323308T3 (es) Freno de disco que incluye una cuibierta protectora.
JP4726261B2 (ja) ガスセンサ
US7124623B2 (en) Gas sensor
JP2011242148A (ja) ガスセンサの取付構造
JP7252920B2 (ja) ガスセンサ
JP2009052441A (ja) 排気浄化装置
JP2019015596A (ja) センサ
JP4762768B2 (ja) バッテリ状態検知装置
JP2001303951A (ja) 排気マニホールドの遮熱構造
JP6086855B2 (ja) ガスセンサ
JP2008224375A (ja) 温度センサ
JP2009097961A (ja) 温度センサ
KR102391788B1 (ko) 자동차의 엔진 마운팅 구조
LU502910B1 (en) Heat-radiating assembly with heat shield
JP7368290B2 (ja) 排気センサの遮熱板構造
JP7123837B2 (ja) ガスセンサ
KR0126809Y1 (ko) 버스의 엔진과 라디에이터 분리격벽

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090818

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090929

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091012

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121030

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121030

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131030

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees