JP4395984B2 - 変速機の回転同期制御装置 - Google Patents

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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドグギアの回転を制御する変速機の回転同期制御装置に係り、特に、センサ故障時のドグギア回転制御をバックアップする変速機の回転同期制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トラクタヘッドにトレーラを連結する形式の大型のトラックなどでは、トレーラを接続し、荷を満載している場合、トレーラが空の場合、トラクタヘッド単体の場合などで、総重量負荷が大きく異なるが、どの場合の運転でも良好なエンジン状態を保ちつつ快適運転を行うために、普通の荷台付きトラックよりも変速段数をかなり多くしてある。例えば、4段変速が可能な主変速機の前段・後段に、比較的変速比の小さい2段変速のスプリッタと比較的変速比の大きい2段変速のレンジとを挿入し、これらスプリッタ、主変速機、レンジの組み合わせにより、総合で16段変速が可能な構成としたものがある。このように多段変速を採用することにより、広い速度範囲にわたり良好なエンジン状態が得られるギア段選択を可能にすると共に無理のない加減速を行うことができる。
【0003】
ギア段の切替えは、コンピュータ等からなる変速制御部を介しアクチュエータで行われるが、そのシフトチェンジ操作は、変速制御部が自動で行う自動変速操作と、マニュアルチェンジ操作とが可能である。チェンジレバーは、安定位置であるDポジション(=Hポジション)から瞬時的に前傾・後傾させることが可能に構成されており、マニュアルチェンジの場合、チェンジレバーをHポジションから前傾させるとシフトアップ操作、後傾させるとシフトダウン操作が運転者の要求として変速制御部に認識される。そして、変速制御部が現在のギア段をそれより高速(または低速)のギア段に切り替える。このシフトアップ操作(またはシフトダウン操作)を繰り返すことで現状のギア段より順次高い(または低い)ギア段に変速できる。チェンジレバーがHポジションに保持されていれば、現状のギア段が維持される。自動変速の場合、チェンジレバーは操作することなくDポジションのままで、変速制御部がエンジン状態や車速を考慮して最適のギア段を選択し、実行する。自動変速の場合でも、運転者がチェンジレバーをDポジションから前傾、後傾させると、変速制御部は現在選択しているギア段からのシフトアップ・シフトダウンを受けつけるようになっている。
【0004】
この種の車両では、エンジンもコンピュータ(ECU)等からなるエンジン制御部により制御されており、アクセルペダルの操作量がアクセル開度を要求する信号としてエンジン制御部に読み込まれ、エンジン制御部がアクチュエータによって燃料供給量を調節するようになっている。
【0005】
従来の変速機では、メインシャフト上にメインシャフトに対して回転自在でメインギアと一体的に回転するドグギアと、メインシャフトと一体的に回転するスリーブとを複数備え、適宜なドグギアとスリーブとを噛合させることにより、減速比の異なるギア組み合わせを選ぶようになっているが、スリーブ回転数とドグギア回転数とが大きく異なると噛合が難しいので、各噛合部分にメカニカルなシンクロ機構を設けてある。しかし、前記のような多段変速機になると、シンクロ機構による重量及び全長の増大が問題となる。
【0006】
本出願人が提唱する電子シンクロ制御方式は、機械的なシンクロ機構を省略し、変速機の入力側及び出力側の回転軸に回転センサを取り付け、検出される回転数からスリーブ回転数とドグギア回転数とを求めると共に、噛合させようとしているドグギアの回転が相手のスリーブの回転に同期するようドグギア側回転数を制御し、回転が同期した状態でギアインを図るものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
電子シンクロ制御方式では、ドグギア回転数を検出するためのセンサが故障した場合を想定すると、ドグギア回転制御が困難になり回転同期が達成できないことが考えられる。回転同期が達成されなければ、ドグギアとスリーブとを噛合させることができないため、変速が円滑にできなくなることになる。
【0008】
車両は、センサ類が故障であっても、とりあえず走行できることが望ましく、従って、電子シンクロ制御方式にはセンサ故障時のバックアップ機能を備えるのが好ましい。
【0009】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、センサ故障時のドグギア回転制御をバックアップする変速機の回転同期制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、クラッチを介しエンジンにより駆動されてメインシャフトに回転自在なメインギアと一体のドグギアと、メインシャフトと一体回転するスリーブとを有する変速機において、ドグギア回転数を検出するドグギア回転数検出手段と、スリーブ回転数を検出するスリーブ回転数検出手段と、前記ドグギアの回転をスリーブ回転数に合わせた目標ドグギア回転数に制御するドグギア回転制御手段と、変速時において前記ドグギア回転制御中に前記ドグギア回転数検出手段からドグギア回転数が検出不能なときに、前記クラッチを断から接にしてエンジン回転数からドグギア回転数を算出するドグギア回転数算出手段とを設けたものである。
【0011】
前記ドグギア回転制御手段は、前記クラッチを一旦接続する所謂ダブルクラッチ制御を行うことにより回転同期を図ってもよい。
【0012】
前記ドグギア回転制御手段は、前記メインギアに常時噛合するカウンタギアが係止されているカウンタシャフトに制動を与えてドグギア回転数を低下させるカウンタシャフトブレーキを有し、クラッチ接続時には、前記カウンタシャフトブレーキの作動を禁止してもよい。
【0013】
前記ドグギア回転数算出手段は、車両が停止しているときには、ドグギア回転制御が開始されてから所定時間経過後のドグギア回転数を0回転とみなしてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0015】
本発明に係る回転同期制御に用いる強制ダブルクラッチ処理、ドグギア回転数算出処理、故障診断処理の流れを図1、図2、図3に示す。
【0016】
本発明を適用するに好適な車種として、トラクタヘッドにトレーラを連結し、多段変速を採用したデイーゼルエンジン車両を例にとる。以下、その車両の要部を説明する。
【0017】
図4に示されるように、回転同期制御装置を含むエンジン駆動系は、クラッチ504(図5に示す)を介してエンジンに結合された多段変速機構401、多段変速機構401のアクチュエータを構成する空圧シリンダ系402、エンジン回転数を検出するエンジン回転センサ403、多段変速機構401の出力軸の回転数を車速情報として検出するアウトプット回転センサ404、多段変速機構401の変速を制御する変速制御部とクラッチ位置を制御するクラッチ制御部とを構成するコントローラ(多段T/Mコントロールユニット)405、アクセルペダルの踏み込み量から要求アクセル開度を検出するアクセルセンサ406、運転者の変速操作をコントローラに伝えるチェンジレバー407、変速操作における自動変速/マニュアル変速を選択するA/M切換スイッチ(図示せず)、非常時等の特別な場合にギア段を強制的に設定する非常用変速スイッチ408、マニュアル断接を可能とするクラッチペダル409、現在選択されているギア段を数字で表示する集合計器コンソール内のギア表示部410、エンジンに制御アクセル開度や燃料噴射時期を指令するエンジン制御部を構成するコントローラ(ECU;エンジンコントロールユニット)411、クラッチの断接用アクチュエータ412、その断接用アクチュエータ412の位置検出に使用するストロークセンサ(図示せず)などを備えている。コントローラ405は、エンジン回転センサ403、アウトプット回転センサ404、その他からの運転状態を示す信号を入力し、内蔵されたシフトアップマップおよびシフトダウンマップ等のデータを読み出すと共に、多重タイマ割り込みにより数十ms等の時間間隔で各種の処理を実行することができる。コントローラ405とコントローラ(ECU)411とはバスケーブル等により接続されており、相互に連絡可能である。チェンジレバー207は、後進(R)、ニュートラル(N)、ドライブ(D)またはホールド(H)の安定ポジションと、シフトアップ操作要求(UP)、シフトダウン操作(DOWN)の瞬時的ポジションとを有し、レバー頂部に自動変速/マニュアル変速を切り替えるA/M切換スイッチを配置したものである。
【0018】
多段変速機構及び空圧シリンダ系の詳細を図5に示す。
【0019】
多段変速機構401は、4段変速が可能な主変速機501の前段に比較的変速比の小さい2段変速のスプリッタ502を挿入し、主変速機501の後段に比較的変速比の大きい2段変速のレンジ503を挿入したものである。
【0020】
スプリッタ502は、高速(H)、低速(L)、ニュートラルの3ポジションを有し、図4の断接用アクチュエータ412を作動させてクラッチ504を断・接させたとき、クラッチ504内のドリブンプレートが取り出したインプットシャフト505の回転をカウンタシャフト506にHまたはLの変速比で伝達するかまたは遮断することができる。
【0021】
主変速機501は、1st、2nd、3rd、4th、Revの各メインギア及びニュートラルの6ポジションを有する。スプリッタ502がL側のときインプットシャフト505の回転を4thのメインギア518を介して取り込み、また、スプリッタ502がH側のときは、インプットメインギアとインプットカウンタギアを介して取り込み、カウンタシャフト506と一体のカウンタギア517に常時噛合するメインギア518と一体の複数のドグギア515に対し、適宜のスリーブ516を空圧シリンダ系303の作動によりスライドさせることにより、いずれかのドグギアの回転を前進4段に変速、または反転してメインシャフト507に取り込むかまたは遮断することができる。
【0022】
レンジ503は、遊星歯車機構の中心に位置するサンギア508をメインシャフト507に固定し、サンギア508の外側に位置するプラネタリギア509を同軸保持するキャリア510をアウトプットシャフト511に固定して構成され、プラネタリギア509の外側に位置するリングギア512の結合をハウジング側のスプライン519またはアウトプットシャフト511側のスプライン520とに切り換えることでメインシャフト507の回転をアウトプットシャフト511にLまたはHの変速比で伝達することができる。
【0023】
カウンタシャフト506には、カウンタシャフト506に一体のカウンタギア517と、回転を制動するカウンタシャフトブレーキ513と、ギア歯をカウントして回転数を検出するカウンタシャフト回転センサ514とが設けられている。メインシャフト507上には、カウンタギア517に常時噛合してメインシャフト507の周囲を回る複数のメインギア518と、そのメインギア518に一体のドグギア515と、メインシャフト507に一体の複数のスリーブ516とが設けられている。
【0024】
ドグギア回転数検出手段は、カウンタシャフト回転センサ514が検出したカウンタシャフト回転数を主変速機501内の目標ギア段のギア比で換算してドグギア回転数を求めるものである。また、スリーブ回転数検出手段は、アウトプット回転センサ404が検出したアウトプットシャフト511の回転数をレンジ503内のH側またはL側のギア比で換算してスリーブ回転数を求めるものである。ドグギア回転制御手段は、コントローラ405内の変速制御部にあり、ドグギア回転を低下させるカウンタシャフトブレーキ制御と、主としてドグギア回転を高めるダブルクラッチ制御及びエンジン制御とを行うものである。
【0025】
空圧シリンダ系は、3つの電磁バルブ531,532,533でストローク制御されるスプリッタ用シリンダ530と、3つの電磁バルブ541,542,543でストローク制御されるセレクト用シリンダ540と、2つの電磁バルブ551,552でストローク制御されるスリーブシフト用シリンダ550と、2つの電磁バルブ561,562でストローク制御されるレンジ用シリンダ560と、1つの電磁バルブ571でオンオフ制御されるカウンタシャフトブレーキ513とを有し、これらの電磁バルブを組み合わせ動作させて、多段変速機構401の各部を切り替えるようになっている。580はエア源である。
【0026】
スプリッタ用シリンダ530は、シリンダ基底部に電磁バルブ531(以下、MVHという)、シリンダ胴部に電磁バルブ532(MVF)、シリンダ頭頂部に電磁バルブ533(MVG)をそれぞれ接続し、シリンダ胴部には両側にロッド534,535を備えたヘッド536を収容し、シリンダ基底部にはロッドを持たない単体ヘッド537を収容したものである。
【0027】
MVFのみ動作させると、ヘッド536がシリンダ頭頂部方向(図5の右側方向)に移動するので、ロッド535に連結されたスプリッタ502内のスプリッタスリーブがLポジションに移動する。MVGのみ動作させると、ヘッド536がシリンダ基底部方向(図5の左側方向)に移動するので、前記スプリッタスリーブがHポジションに移動する。MVGとMVHとを動作させると、単体ヘッド537がシリンダ胴部方向(シリンダの中央側)に移動するので、ヘッド536のシリンダ基底部方向への移動はロッド534が前記単体ヘッド537によって規制されて中間位置で止まり、スプリッタスリーブはニュートラルポジションに止まることになる。
【0028】
セレクト用シリンダ540は、シリンダ基底部に電磁バルブ541(MVE)、シリンダ胴部に電磁バルブ542(MVD)、シリンダ頭頂部に電磁バルブ543(MVC)をそれぞれ接続し、シリンダ胴部には両側にロッド544,545を備えたヘッド546を収容し、シリンダ基底部にはロッドを持たない単体ヘッド547を収容したものである。
【0029】
MVDのみ動作させると、ヘッド546がシリンダ頭頂部方向(図5の下側方向)に移動するので、ロッド545に連結されたセレクタ591がN3ポジションのシフタ592まで移動する。N3ポジションでは主変速機501を3rdか4thにギア入れすることができる。MVCのみ動作させると、ヘッド546がシリンダ基底部方向(図5の上側方向)に移動するので、セレクタ591がN1ポジションのシフタ593まで移動する。N1ポジションでは主変速機501をRevにギア入れすることができる。MVCとMVEとを動作させると、単体ヘッド547がシリンダ胴部方向(シリンダの中央側)に移動するので、ヘッド546はシリンダ基底部方向への移動がロッド544の前記単体ヘッド547への突き当たりによって規制されて中間位置で止まり、セレクタ591がN2ポジションのシフタ594の位置に止まる。N2ポジションでは主変速機501を1stか2ndにギア入れすることができる。
【0030】
スリーブシフト用シリンダ550は、シリンダ頭頂部に電磁バルブ551(MVB)、シリンダ基底部に電磁バルブ552(MVA)をそれぞれ接続し、シリンダ胴部にロッド553を備えたヘッド554を収容したものである。
【0031】
MVAのみ動作させると、ヘッド554がシリンダ頭頂部方向(図5の左側方向)に移動するので、ロッド553に連結されたセレクタ591がシフタ592,593,594からなるシフタ群のRev,2nd,4th側に移動する。MVBのみ動作させると、ヘッド554がシリンダ基底部方向(図5の右側方向)に移動するので、ロッド553に連結されたセレクタ591がシフタ群の1st,3rd側に移動する。MVAとMVBとを動作させると、ヘッド554は中立状態となり、セレクタ591は中立状態となる。
【0032】
各シフタ592,593,594は主変速機501の該当段のスリーブ516に連結されているので、セレクト用シリンダ540によりセレクタ591をN1,N2,N3のいずれかのポジションに移動させ、スリーブシフト用シリンダ550によりセレクタ591を移動させると、所望のスリーブ516を所望のドグギア515に噛合させて主変速機501を前進4段及び後進段に変速することができる。また、セレクタ591を中立状態とすることで主変速機501をニュートラルにすることができる。
【0033】
レンジ用シリンダ560は、シリンダ頭頂部に電磁バルブ561(MVI)、シリンダ基底部に電磁バルブ562(MVJ)をそれぞれ接続し、シリンダ胴部にロッド563を備えたヘッド564を収容したものである。
【0034】
MVIのみ動作させると、ヘッド564がシリンダ基底部方向(図5の右側方向)に移動するので、ロッド563に連結されたレンジ503内のレンジスリーブがHポジションに移動する。MVJのみ動作させると、ヘッド564がシリンダ頭頂部方向(図5の左側方向)に移動するので、レンジスリーブがLポジションに移動する。
【0035】
以上の空圧シリンダ系の各電磁バルブを組み合わせてオンオフすることにより、多段変速機構401を前進16段及び後進2段に切り替えることができると共に、スプリッタニュートラル及び主変速機ニュートラルの2つのニュートラル状態をを得ることができる。
【0036】
次に、クラッチを作動させるアクチュエータ系を図7に示す。
【0037】
このアクチュエータ系は、断接用アクチュエータ412を構成するクラッチブースタ601、このクラッチブースタ601に空圧でストローク量を与える比例バルブ602、この比例バルブ602の上流で空気供給を遮断するオンオフバルブ603、クラッチを強制的に完断する非常用バルブ604、クラッチブースタ601のリレーピストン605を油圧で駆動するクラッチペダル409などからなる。611はエア源、612はダブルチェックバルブである。クラッチブースタ601は、供給された空気量に比例して部材606をストロークさせるもので、この部材606がクラッチ504のプレッシャープレートに連結されている。
【0038】
コントローラ405は、車両のキースイッチにより主電源が投入されたときにオンオフバルブ603をオンにして比例バルブ602への空気供給を可能にする。主電源が切られたときには、オンオフバルブ603をオフにして比例バルブ602からの空気抜けによるエア源611の圧力低下を防止する。クラッチ断接の際には、コントローラ405より比例バルブ602に制御電流を与える。比例バルブ602は電流に比例した空気圧をクラッチブースタ601に供給するので、クラッチ完接から完断までの任意のクラッチ位置が電流で制御できることになる。従って、半クラッチ等の繊細な制御もコントローラ405によるクラッチ位置制御で行うことができる。非常用バルブ604は、クラッチ504を急速に完断することができ、車両の異常時に飛び出しを防止するために使用される。非常用バルブ604のオンオフはコントローラ405から指令する他に、図示しない非常用スイッチよって手動操作することもできる。クラッチペダル409が踏まれた場合には、油圧によって部材606がストロークされると同時に、リレーピストン605が駆動されてクラッチブースタ601にエアーが供給され、部材606のストロークが支援される。
【0039】
多段変速機構401の動作を説明する。
【0040】
自動変速操作の場合、コントローラ405によりアクセル開度と車速(アウトプットシャフト回転数)とでシフトアップマップまたはシフトダウンマップ(図示せず)が参照され、最適なギア段に目標ギア段が設定されると、断接用アクチュエータ412によりクラッチ504が開放され、スプリッタ502、主変速機501、レンジ503がそれぞれ前述のように空圧シリンダ系402によって位置制御されることにより、目標ギア段への切替えが行われ、そのギア入れ後、クラッチ504が接続される。
【0041】
マニュアル操作の場合は、運転者のチェンジレバー407の前傾によるシフトアップ操作または後傾によるシフトダウン操作をコントローラ405が認識して現在のギア段より高速または低速の目標ギア段が設定され、ギア段切替えが行われる。クラッチの断接及びギア段切替えの動作は、自動変速操作でもマニュアル操作でも同じであり、以下に説明する。
【0042】
図6は、主変速機501、スプリッタ502、レンジ503のそれぞれで行われる動作を時間的順序に沿って表したものである。四角枠内は動作内容を枠右上はその動作に入る条件を示す。多段変速機構401の変速動作が開始され、同時に断接用アクチュエータ412によりクラッチ開放が開始される。クラッチストロークセンサによりクラッチ504が半クラッチ直前まで開き始めたことが検出されると、主変速機501ではスリーブシフト用シリンダ550によるギア抜きが開始される。また、目標ギア段が現在のギア段からスプリッタ変速を要する場合には、主変速機501のギア抜きと並行してスプリッタ502においてもスプリッタ用シリンダ530を作動させてニュートラル位置へのギア抜きが開始される。
【0043】
主変速機側では、主変速機501のギア抜きが完了しニュートラルになったことを条件に、セレクト用シリンダ540による主変速機501のセレクトが開始される。同時に、目標ギア段がレンジ303の変速を要する場合には、レンジ用シリンダ560によりレンジ503がHからLへまたはLからHへ切り替えられる。
【0044】
一方、スプリッタ側では、ストロークセンサ(図示せず)の信号により、クラッチ504が完全に開放されたことが検出されるか、またはギアポジションセンサ(図示せず)の信号により、主変速機501のギア抜きが完了したことが検出されたことを条件に、スプリッタ用シリンダ530によりHまたはLへのギア入れが実行される。スプリッタ502には図示しないがメカニカルなシンクロ機構が設けられているため、インプットシャフト505の回転数とスプリッタ502のHまたはLのドグギアの回転数とが同期され、円滑なスリーブの移動によるギア入れが達成される。なお、目標ギア段が現在のギア段からスプリッタ変速のみで可能な場合には、この段階で切り替えが完了する。
【0045】
スプリッタ502のギア入れが終了し、レンジ503の切り替えが終了した時点で、主変速機501のギア抜きが完了していることを条件に、ドグギア回転制御手段による電子シンクロ制御が開始される。
【0046】
電子シンクロ制御では、変速目標ギア段のドグギア515の回転数がスリーブ516の回転数より所定値以上高いときには、カウンタシャフトブレーキ制御を行う。即ち、カウンタシャフトブレーキ513をオンにしてドグギア515の回転数を下げる。ドグギア515の回転数がスリーブ516の回転数より所定値以上低いときには、ダブルクラッチ制御及びエンジン制御を行う。即ち、クラッチ504を一時的に接続した状態でエンジン回転を制御しインプットシャフト505に伝え、インプットシャフト505の回転数を高めてドグギア515の回転数を高める(所謂ダブルクラッチ制御を行う)。このような電子シンクロ制御により、ドグギア515の回転数とスリーブ516の回転数との差を予め設定した許容値以内に制御することができる。
【0047】
ドグギア515の回転数は、カウンタシャフト回転センサ514の出力から計算される。主変速機501に複数あるドグギア515のうち、切替えの目標となっているギア段のドグギア515の回転数を得るには、当該ギア段のカウンタギア517とメインギア518との歯数比をカウンタシャフト回転数に掛ける。また、スリーブ516の回転数は、アウトプット回転センサ404の出力から計算される。レンジ503がH側であればアウトプットシャフト回転数をそのままスリーブ回転数とし、レンジ503がL側であればアウトプットシャフト回転数にL段の歯数比を掛けてスリーブ回転数とする。このスリーブ回転数により変速目標となっているギア段の目標ドグギア回転数が設定され、電子シンクロ制御がなされる。
【0048】
主変速機501のセレクトが終了し、電子シンクロ制御において回転数差が許容値以内に達していれば、クラッチ504が完全に開放されていることを確認した上で、スリーブシフト用シリンダ550による主変速機501のシフト(ギア入れ)が実行される。ドグギア515の回転数とスリーブ516の回転数との差が許容値以内であるため、円滑なギア入れが達成される。この後、オートクラッチ制御によりクラッチ504が接続される。
【0049】
次に、強制ダブルクラッチ処理について詳しく述べる。
【0050】
本発明では、カウンタシャフト回転センサ514が故障しているときのバックアップとして、図1の強制ダブルクラッチ処理を行う。ここでは、まず、カウンタシャフト回転センサ514が故障しているかどうかを判定し(S1)、故障でなければS8に進み本処理を終了する。カウンタシャフト回転センサ514が故障しているとき、シンクロ制御(ドグギア回転制御)の実行中であるかどうかを判定し(S2)、実行中でなければタイマをクリア(S8)して本処理を終了する。
【0051】
カウンタシャフト回転センサ514が故障し、シンクロ制御の実行中であれば、バックアップが必要である。そこで、車速が0km/hかどうかを判定する(S3)。
【0052】
S3にて、車速が0km/hのときは、車両が停止していることになる。このときは、S9に進み、タイマをインクリメント(単位量だけ増加)し、このタイマ値が所定値(例えば、実時間で0.4sec相当)に達するまで本処理の割り込みを繰り返す(S6)。S6にて、タイマ値が所定値を超えたら、シンクロ制御で参照されるカウンタシャフト回転数(ドグギア回転数)を0回転にする(S7)。車両が停止しているときにはスリーブ516の回転数が0回転であるため、ドグギア515が目標回転数=0として制御されるので、所定時間経過後にはドグギア回転数は0回転となるのが確実だからである。
【0053】
S3にて、車速が0km/hでないときは、車両が走行していることになる。このときは、カウンタシャフトブレーキ制御禁止を指令し(S4)、強制ダブルクラッチを指令する(S5)。これらの指令は、ドグギア回転数算出手段に受け渡しされ、タイマをクリア(S10)して本処理を終了する。
【0054】
次に、コントローラ405内の変速制御部に設けられたドグギア回転数算出手段によるドグギア回転数算出処理について詳しく述べる。
【0055】
図1のS5において、強制ダブルクラッチのときには図2のドグギア回転数算出処理に引き継がれる。ここでは、更にカウンタシャフト回転センサ514が故障しているかどうかを判定し(S11)、故障でなければ本処理を終了する。カウンタシャフト回転センサ514が故障しているとき、断接用アクチュエータ412のストローク位置を検出し、クラッチが所定値より接側にあるかどうか判定する(S12)。クラッチが所定値より断側にあるときは、エンジン回転数からのドグギア回転数算出ができないので本処理を終了する。
【0056】
前記S5の強制ダブルクラッチが実行されてクラッチが所定値より接側にあるとき、具体的には半クラッチ以上につながっているときは、カウンタシャフト506がエンジンによって駆動されていることになる(ドグギア回転制御はスプリッタ502のHまたはL側へのギア入れ終了後に行われるので)。そこで、エンジン回転センサ403にて検出されたエンジン回転数からスプリッタ502のギア段に応じてドグギア回転数を算出する(S13)。即ち、エンジン回転数にスプリッタ502の選択されているHまたはLのギア比を掛ければカウンタシャフトの回転数が得られる(S14,S15)。このようにカウンタシャフトの回転数が算出できれば、この回転数を基に、変速目標ギア段のカウンタギアとメインギアとの歯数比によりカウンタシャフト回転センサ514の正常時と同じようにドグギアの回転数が得られる。よって、カウンタシャフト回転センサ514が故障してドグギア回転数が検出できなくても、エンジン制御によるドグギア回転制御が可能となる。
【0057】
強制ダブルクラッチの指令を受けたことによって実際上はドグギア515の回転数がスリーブ516の回転数より所定値以上高い場合であっても、ダブルクラッチ制御が行われ、エンジン制御により回転同期が図られることになる。
【0058】
次に、カウンタシャフト回転センサ514の故障を診断する故障診断処理を説明する。図3に示されるように、まず、スプリッタ502がニュートラルでないかどうかを判定し(S21)、クラッチが所定値より接側にあるかどうか判定し(S22)、エンジン回転数が所定値(例えば、500rpm)以上かどうか判定する(S23)。スプリッタ502がニュートラルのとき、クラッチが所定値より断側にあるとき、又はエンジン回転数が所定値以下のときは、低回転検出チェックAに移行する。また、スプリッタ502がニュートラルでなく、クラッチが所定値より接側にあり、エンジン回転数が所定値以上のときは、高回転検出チェックBに移行する。
【0059】
高回転検出チェックBでは、カウンタシャフト回転センサ514の検出値が所定値(例えば、50rpm)に満たないかどうか判定する。カウンタシャフト回転センサ514の検出値が所定値に満たないときは、エンジンが高回転であり、その回転がカウンタシャフト506に伝達されているのに、回転検出値が小さいということで、回転検出異常と判断できる。カウンタシャフト回転センサ514の検出値が所定値を超えていれば、回転検出正常と判断できる。回転検出異常のときは、カウンタをインクリメント(単位量だけ増加)する(S25)。回転検出正常のときは、カウンタをデクリメント(単位量だけ減少)する(S26)。
【0060】
カウンタの値により故障か正常かの診断結果を出す(S24)。即ち、カウンタの値が予め定めた設定値を超えたら、カウンタシャフト回転センサ514が故障であると断定する(S27)。カウンタの値が設定値を超えないときは、カウンタシャフト回転センサ514は正常であると断定する(S28)。
【0061】
一方、低回転検出チェックAでは、カウンタシャフト回転センサ514の検出値が所定値(例えば、50rpm)を超えているかどうか判定する。カウンタシャフト回転センサ514の検出値が所定値を超えていれば、カウンタシャフト505の回転が検出されていることになるから、回転検出正常と判断できる。このときもカウンタをデクリメント(S26)する。なお、カウンタは負にはしない。よって、高回転検出チェックBあるいは低回転検出チェックAで回転検出正常が続けばカウンタは0となる。
【0062】
このように、回転検出異常が出たとき直ちに故障と断定せず、回転検出異常が設定回数まで出現したときに故障と断定するので、まれに起きる回転検出ミスなどは故障から除外される。
【0063】
低回転検出チェックAで、カウンタシャフト回転センサ514の検出値が所定値を超えていない場合は、実際にカウンタシャフト505がほとんど回転していない場合もあるので診断結果を出すのを保留する。
【0064】
【発明の効果】
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
【0065】
(1)ドグギア回転数が得られないときのバックアップ機能が実現されるので、電子シンクロ制御方式の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す強制ダブルクラッチ処理の流れ図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すドグギア回転数算出処理の流れ図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す故障診断処理の流れ図である。
【図4】本発明の回転同期制御装置を用いた車両の要部構成図である。
【図5】図4中の多段変速機構及び空圧シリンダ系の詳細構成図である。
【図6】本発明に関係するギア段切替え処理の流れ図である。
【図7】本発明に用いるクラッチのアクチュエータ系の構成図である。
【符号の説明】
501 主変速機
502 スプリッタ
503 レンジ
504 クラッチ
506 カウンタシャフト
511 アウトプットシャフト
513 カウンタシャフトブレーキ
514 カウンタシャフト回転センサ
515 ドグギア
516 スリーブ

Claims (4)

  1. クラッチを介しエンジンにより駆動されてメインシャフトに回転自在なメインギアと一体のドグギアと、メインシャフトと一体回転するスリーブとを有する変速機において、
    ドグギア回転数を検出するドグギア回転数検出手段と、スリーブ回転数を検出するスリーブ回転数検出手段と、前記ドグギアの回転をスリーブ回転数に合わせた目標ドグギア回転数に制御するドグギア回転制御手段と、変速時において前記ドグギア回転制御中に前記ドグギア回転数検出手段からドグギア回転数が検出不能なときに、前記クラッチを断から接にしてエンジン回転数からドグギア回転数を算出するドグギア回転数算出手段とを設けたことを特徴とする変速機の回転同期制御装置。
  2. 前記ドグギア回転制御手段は、前記クラッチを一旦接続する所謂ダブルクラッチ制御を行うことにより回転同期を図ることを特徴とする請求項1記載の変速機の回転同期制御装置。
  3. 前記ドグギア回転制御手段は、前記メインギアに常時噛合するカウンタギアが係止されているカウンタシャフトに制動を与えてドグギア回転数を低下させるカウンタシャフトブレーキを有し、クラッチ接続時には、前記カウンタシャフトブレーキの作動を禁止することを特徴とする請求項1又は2記載の変速機の回転同期制御装置。
  4. 前記ドグギア回転数算出手段は、車両が停止しているときには、ドグギア回転制御が開始されてから所定時間経過後のドグギア回転数を0回転とみなすことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の変速機の回転同期制御装置。
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