JP4395400B2 - 圧縮機の弁構造 - Google Patents

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本発明は、車両用空調装置等の冷凍サイクルにおいて冷媒ガスの圧縮に用いられる圧縮機の弁構造に関する。
車両用空調装置の冷凍サイクルにおいて冷媒ガスの圧縮に用いられる圧縮機として特許文献1に示されるものが提案されている。この圧縮機は、複数個のシリンダボアが形成されたシリンダブロックの前端側にクランク室が設けられ、後端側に吸入室及び吐出室が設けられ、シリンダボアと吸入室及び吐出室との間に弁体が設けられている。また、弁体は、各シリンダボアと吸入室とを連通する吸入孔と各シリンダボアと吐出室とを連通する吐出孔とが形成されたバルブプレートと、このバルブプレートのシリンダボア側に設けられて吸入孔を開閉可能ないわゆるリード弁タイプの吸入弁とを備えている。
そして、クランク室内に軸支された駆動軸の回転を利用して各シリンダボア内に収容されているピストンを往復動させることにより、各シリンダボア内に吸入室から吸入孔を通って吸い込んだ冷媒を圧縮し、圧縮した冷媒を吐出孔から吐出室内へ送り出すようになっている。
ところで、このような圧縮機では、運転を停止している状態から起動を開始すると、各シリンダボア内に残っていた冷媒の量や、シリンダボア内に吸入される冷媒の量が異なるので、起動直後では冷凍サイクルにおける冷媒の圧力変動が生じ定常運転状態になるまでの間に、吸入圧力脈動が生じて、冷凍サイクルの蒸発器等から騒音が発生する。
このような起動時の問題を解決するため上記特許文献1で提案された圧縮機では、圧縮機の停止状態でシリンダボア内の圧力を素早く吸入室へ逃がすための放圧通路を吸入弁と接触する弁座に粗面を形成して設けることで騒音の発生を低減している。
また、特許文献2には、吸入孔の周囲に溝や、吸入弁と弁座との間に薄板を入れることによりシリンダボア内の圧力を吸入室へ逃がす通路を形成する構造が提案されている。
特許第3326909号公報 特開昭52−147302号公報
しかしながら、弁座に粗面を設けて放圧通路を形成する場合、吸入弁と弁座との間に形成される放圧通路の大きさは一定ではなく、不均一となっている。このため複数の吸入弁から逃げる冷媒の量もそれぞれ異なることになり、これによって吸入圧力脈動が生じるおそれがある。
また、上記特許文献2に記載された吸入孔の周囲に溝を設ける場合、溝を設けるための機械的な加工を精度良くバルブプレートに施すことになり、放圧通路を形成するのに手間がかかり引いては製造コストが高くつくという問題がある。
さらに、薄板を用いる場合には、単なる板では、吸入弁が薄板に衝突した時に衝撃音が生じるおそれがある。
そこで、本発明は、機械加工を伴わず、かつ均一な大きさの隙間(放圧通路)が形成された圧縮機の弁構造の提供を目的とする。
請求項1の発明は、ピストン収容用のシリンダボアを有するシリンダブロックの前端側にクランク室が設けられ、前記シリンダブロックの後端側に吸入室及び吐出室が設けられ、前記シリンダボアと前記吸入室及び吐出室との間に弁体が設けられ、該弁体はバルブプレートと吸入弁とで構成され、前記バルブプレートには、前記シリンダボアと前記吸入室とを連通する吸入孔と、前記シリンダボアと前記吐出室とを連通する吐出孔とが形成され、前記吸入弁は、前記バルブプレートの前記シリンダボア側に設けられて、前記吸入孔を開閉可能な可撓板状に形成され、前記ピストンが、前記クランク室内に軸支された駆動軸の回転を利用して往復動するようにした圧縮機の弁構造において、前記吸入弁が、吸入弁本体部と、この吸入弁本体部に一体に形成された対向弁部と、吸入弁本体部に設けられたアーム弁部とで構成され、該対向弁部は、前記吸入孔及び吸入孔の開口縁の弁座に対向して吸入孔を開閉するようにし、この対向弁部を前記弁座から所定の距離に離間させて、前記対向弁部と弁座との間に所定の隙間を形成するシート部材を、前記バルブプレートと前記吸入弁との間に介在させ、前記シート部材は、吸入弁の吸入弁本体部と略同じ形状及び寸法を有し、吸入弁のアーム弁部に対応するアーム弁対応部を有することを特徴とする。
この圧縮機の弁構造では、シート部材の介在により、吸入孔の開口縁部の弁座と対向弁部とが所定の距離に離間される。従って、吸入孔の開口縁部の弁座と対向弁部との間に、均一の大きさの隙間を形成することができる。
請求項2の発明は、請求項1記載の圧縮機の弁構造において、前記シート部材を、前記吸入弁に貼着して設けたことを特徴とする。
この圧縮機の弁構造では、シート部材を吸入弁に貼着して設けたので、吸入孔の開口縁部の弁座と対向弁部とが所定の距離に離間される。
請求項3の発明は、請求項1記載の圧縮機の弁構造において、
前記シート部材を、前記バルブプレートに貼着して設けたことを特徴とする。
この圧縮機の弁構造では、シート部材をバルブプレートに貼着して設けたので、吸入孔の開口縁部の弁座と対向弁部とが所定の距離に離間される。
請求項4の発明は、請求項1記載の圧縮機の弁構造において、前記シート部材を、前記吸入弁と前記バルブプレートとの間に挟んで設けたことを特徴とする。
この圧縮機の弁構造では、シート部材を吸入弁とバルブプレートの間に挟んで設けたので、吸入孔の開口縁部の弁座と対向弁部とが所定の距離に離間される。
請求項5の発明は、請求項1〜4に記載の圧縮機の弁構造において、前記シート部材の表面を、衝撃吸収効果のあるゴム層で形成したことを特徴とする。
この圧縮機の弁構造では、シート部材の表面を衝撃吸収効果のあるゴム層で形成したので、吸入弁の衝突による騒音が低減され、耐久性が向上する。
請求項6の発明は、請求項1〜4に記載の圧縮機の弁構造において、前記シート部材の表面を、衝撃吸収効果のある樹脂層で形成したことを特徴とする。
この圧縮機の弁構造では、シート部材の表面を衝撃吸収効果のある樹脂層で形成したので、吸入弁の衝突による騒音が低減され、耐久性が向上する。
請求項7の発明は、請求項1〜4に記載の圧縮機の弁構造において、前記シート部材を、衝撃吸収効果のあるゴム材で形成したことを特徴とする。
この圧縮機の弁構造では、シート部材を衝撃吸収効果のあるゴム材で形成したので、吸入弁の衝突による騒音が低減され、耐久性が向上する。
請求項8の発明は、請求項1〜4に記載の圧縮機の弁構造において、前記シート部材を、衝撃吸収効果のある樹脂材で形成したことを特徴とする。
この圧縮機の弁構造では、シート部材を衝撃吸収効果のある樹脂材で形成したので、吸入弁の衝突による騒音が低減され、耐久性が向上する。
請求項9の発明は、請求項1〜4に記載の圧縮機の弁構造において、前記シート部材を、制振鋼鈑で形成したことを特徴とする。
この圧縮機の弁構造では、シート部材を制振鋼鈑で形成したので、吸入弁の衝突による騒音が低減され、耐久性が向上する。
請求項1の発明によれば、吸入弁とバルブプレートとの間にシート部材を介在させたので、吸入孔の開口縁部の弁座と対向弁部とが所定の距離に離間される。従って、吸入孔の開口縁部の弁座と対向弁部との間に、均一の大きさの隙間を形成することができる。これにより、起動直後にはシリンダボア内に冷媒を隙間を通って速やかに吸入することができるので、吸入圧力脈動の発生を防止して騒音の発生を低減することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明の実施形態を示し、図1はバルブプレート12の吸入孔20と、吸入弁13の対向弁部26との関係を示す断面図、図2は本発明の弁構造が適用された圧縮機1を示す断面図、図3(a)はバルブプレート12を示す平面図、図3(b)は吸入孔20を示す断面図、図4はシート部材の平面図、図5(a)は吸入弁13の表面側を示す平面図、図5(b)は、吸入弁の裏面側を示す平面図である。
図2に示すように、本発明が適用された圧縮機1は、いわゆる斜板式可変容量圧縮機で、複数のシリンダボア2を有する略円柱状のシリンダブロック3と、シリンダブロック3の前端面に接合されシリンダブロック3との間にクランク室4を形成するフロントハウジング5と、シリンダブロック3の後端側に弁体6を介して接合され吸入室7及び吐出室8を形成するリアハウジング9とを備えている。これらのシリンダブロック3、フロントハウジング5、リアハウジング9はシリンダブロック3に設けられた複数のスルーボルト貫通孔10を通じて複数のスルーボルト11によって締結固定されている。
弁体6は、バルブプレート12と、このバルブプレート12のシリンダボア2側に設けられた吸入弁13と、吸入弁13に貼着されたシート部材29と、バルブプレート12のリアハウジング9側に設けられた吐出弁板14と、吐出弁板14の開限を規制するリテーナ15とで構成されている。これらの吸入弁13、シート部材29、吐出弁板14、リテーナ15、バルブプレート12はリベット16によって一体に締結固定された状態でシリンダブロック3とリアハウジング9との間に挟持されている。また、バルブプレート12とリアハウジング9との間には、ガスケット17が介在されており、吸入室7と吐出室8との間、吸入室7と外方との間が密封されている。さらに、バルブプレート12の周縁面にはOリング18が介在されており、圧縮機1の外方への冷媒の漏れを防止している。
バルブプレート12は、図3に示すように、円板状のバルブプレート本体部19の外周側に、シリンダボア2に対応し周方向に沿って均等な角度で6箇所に設けられシリンダボア2と吸入室7とを連通する吸入孔20と、これらの吸入孔20の内側、すなわち中心よりに周方向に沿って6箇所に設けられた吐出孔21とが形成されている。吸入孔20の周囲には、図3に示すように吸入孔20を囲むように溝22が形成されている。この溝22と吸入孔20との間が、吸入弁13が着座する弁座23となっている。なお、中心部の孔24はリベット16の貫通用である。
バルブプレート12のシリンダボア2側に設けられた吸入弁13は、図5に示すように薄い円板状で可撓性を有しており、吸入弁本体部25と、この吸入弁本体部25に一体に形成され吸入孔20及び吸入孔20の開口縁の弁座23に対向し吸入孔20を開閉可能な対向弁部26と、吸入弁本体部25に設けられたアーム弁部48とで形成されている。
さらに、対向弁部26を弁座23から所定の距離L1(図1参照)だけ離間させるために、対向弁部26と弁座23との間に所定の隙間27を形成するシート部材29が、吸入弁本体部25のバルブプレート12側の面に貼着されている。シート部材29を図4に示す。シート部材29は、吸入弁13の吸入弁本体部25と略同じ形状および寸法を有しており、吸入弁13のアーム弁部48と対応するアーム弁対応部29bは有するが、吸入弁13の対向弁部26と対応する部分は削除されている。図5(b)の斜線の部分は、吸入弁本体部25に貼着された状態のシート部材29を示すものである。このシート部材29は、図1に示すように、所定の厚みL2に設定されており、対向弁部26が吸入孔20および吸入孔20の開口縁部の弁座23から所定の距離L1に離間するようになっている。このシート部材29は、衝撃吸収効果のある例えばゴム材で形成されている。ゴム材の材質としては、ニトリルゴム(NBR)、水素化ニトリルゴム(HNBR)、フッ素ゴム(FKM)、エチレンプロピレンゴム(FPDM)等が用いられる。
シリンダブロック3およびフロントハウジング5の中心部には、駆動軸30が配置されている。この駆動軸30の一端側は、フロントハウジング5のシャフト支持孔31にベアリング32を介して支持され、他端側はシリンダブロック3のシャフト支持孔33にベアリング34を介して支持されている。
また、フロントハウジング5のクランク室4内には、駆動軸30に固設されたドライブプレート40aと、駆動軸30に摺動自在に嵌装したスリーブ35にピン36により揺動自在に連結されたジャーナル37と、このジャーナル37のボス部38に固定した斜板39とが設けられている。
ドライブプレート40aとジャーナル37とは、そのヒンジアーム40を弧状の長孔49とピン50とを介して連結されており、斜板39の揺動を規制している。各シリンダボア2内に収容されたピストン41は、斜板39を挟んだ一対のシュー42を介して斜板39に連結されていて、駆動軸30の回転運動を原動力として往復動する。圧縮機1の基本性能は、このピストン41の往復動により、吸入室7→バルブプレート12の吸入孔20→シリンダボア2内への吸入した冷媒を圧縮し、シリンダボア2→バルブプレート12の吐出孔21→吐出室8と吐出される。
また、冷媒の吐出容量を可変とするためにクランク室4と吸入室7とを常時連通する抽気通路(不図示)、クランク室4と吐出室8とを連通する給気通路(不図示)、給気通路を開閉する圧力制御手段43とからなる圧力制御機構が設けられている。
本実施形態の圧縮機1の弁構造では、圧縮機1が停止している状態から起動すると、すなわち駆動軸30の回転駆動力により斜板39が回転し複数のピストン41がシリンダボア2内で往復動するとピストン41がシリンダボア2内でフロントハウジング5側に移動する場合には、吸入孔20から冷媒が吸い込まれ、ピストン41がシリンダボア2内でリアハウジング9側に移動する場合には、停止状態で残っていた冷媒が圧縮されて吐出孔21から吐出室8内へ吐出される。
ピストン41の移動によりシリンダボア2内に冷媒が吸い込まれるとき、本実施形態の弁構造によれば、シート部材29によって吸入孔20の弁座23と対向弁部26との間に所定の隙間27が設けられているので、圧縮機の起動と同時に冷媒がシリンダボア2内に吸入され、吸入室7内とシリンダボア2間の圧力差を抑制することができ、吸入圧力脈動を低減することができる。これにより冷凍サイクル内における冷媒の圧力変動による騒音を低減することができる。また、ピストン41の移動によりシリンダボア2内の冷媒が圧縮される際には、吸入弁13の対向弁部26は、弁座23上に素早く当接して吸入孔20を閉鎖する。これにより、シリンダボア2内に吸い込まれた冷媒がシリンダボア2内で圧縮され、所定の圧力以上になると、吐出弁板14が撓んで、吐出孔21から吐出室8へ圧縮された冷媒を吐出する。
また、本実施形態では、シート部材29を設けることにより隙間27を形成しているので、バルブプレート12に機械的な加工を施すことがなく製造に手間がかかることがない。これにより、容易に隙間27を形成することができ、製造コストを低減することができる。
さらに、本実施形態によれば、バルブプレート12に機械的な加工を施さないので、機械加工による内部応力の発生がなく、バルブプレート12に歪み等が発生することがない。
なお、上記実施形態では、吸入弁13の吸入弁本体部25にシート部材29を貼着した例を示したが、図3のバルブプレート12の本体部19であって、吸入弁13側の面に図4のシート部材29を貼着してもよく、また、吸入弁本体部25とバルブプレート12の両方にシート部材29を貼着し、所定の厚さL2を確保しても良い。あるいはまた、貼着することなく、シート部材29を吸入弁13の吸入弁本体部25とバルブプレート12の本体部19との間に挟み込むだけでも良い。この場合、図4の位置決め孔29aに位置決めピンを挿通し、シート部材29の位置決めを行なうのが望ましい。対向弁部26が、吸入孔20、弁座23から所定の距離L1だけ離れるように設定することにより、均一な隙間を容易に形成することができる。
また、シート部材29として衝撃吸収効果のあるゴム材を用いたが、衝撃吸収効果のある樹脂材を用いてもよい。樹脂材としては、例えばフッ素樹脂(PTFE)等がある。あるいはまた、シート部材29として、制振鋼鈑を用いてもよい。
以上はシート部材29の材質について述べたものであるが、本発明ではシート部材29における、少なくとも吸入弁13と接触する面の表面が衝撃吸収効果のある弾性体で形成されていれば、衝突騒音を低減できる。そのため、上記のほか、シート部材29自体の材質の如何にかかわらず、シート部材29の両面のうちの少なくとも吸入弁13と接触する面の表面に、前記ゴム材からなるゴム層を設けてもよく、あるいは前記樹脂材からなる樹脂層を設けてもよい。
本発明の実施形態の弁構造を示し吸入孔の弁座と対向弁部との関係を示す断面図である。 本発明が用いられた圧縮機を示す断面図である。 バルブプレートを示し、(a)は平面図、(b)はIIIb−IIIb線に沿って切断した断面図である。 シート部材の平面図である。 吸入弁を示し、(a)は表面側を示す平面図、(b)はシート部材が貼着された裏面側を示す平面図である。
符号の説明
1…圧縮機
2…シリンダボア
3…シリンダブロック
4…クランク室
6…弁体
7…吸入室
8…吐出室
12…バルブプレート
13…吸入弁
20…吸入孔
21…吐出孔
23…弁座
25…吸入弁本体部
26…対向弁部
27…隙間
29…シート部材
30…駆動軸
41…ピストン

Claims (9)

  1. ピストン(41)収容用のシリンダボア(2)を有するシリンダブロック(3)の前端側にクランク室(4)が設けられ、前記シリンダブロック(3)の後端側に吸入室(7)及び吐出室(8)が設けられ、前記シリンダボア(2)と前記吸入室(7)及び吐出室(8)との間に弁体(6)が設けられ、
    該弁体(6)はバルブプレート(12)と吸入弁(13)とで構成され、前記バルブプレート(12)には、前記シリンダボア(2)と前記吸入室(7)とを連通する吸入孔(20)と、前記シリンダボア(2)と前記吐出室(8)とを連通する吐出孔(21)とが形成され、前記吸入弁(13)は、前記バルブプレート(12)の前記シリンダボア(2)側に設けられて、前記吸入孔(20)を開閉可能な可撓板状に形成され、
    前記ピストン(41)が、前記クランク(4)室内に軸支された駆動軸(30)の回転を利用して往復動するようにした圧縮機の弁構造において、
    前記吸入弁(13)が、吸入弁本体部(25)と、この吸入弁本体部(25)に一体に形成された対向弁部(26)と、吸入弁本体部(25)に設けられたアーム弁部(48)とで構成され、該対向弁部(26)は、前記吸入孔(20)及び吸入孔(20)の開口縁の弁座(23)に対向して吸入孔(20)を開閉するようにし、
    この対向弁部(26)を前記弁座(23)から所定の距離に離間させて、前記対向弁部(26)と弁座(23)との間に所定の隙間(27)を形成するシート部材(29)を、前記バルブプレート(12)と前記吸入弁(13)との間に介在させ、前記シート部材(29)は、吸入弁(13)の吸入弁本体部(25)と略同じ形状及び寸法を有し、吸入弁(13)のアーム弁部(48)に対応するアーム弁対応部(29b)を有することを特徴とする圧縮機の弁構造。
  2. 請求項1記載の圧縮機の弁構造において、
    前記シート部材(29)を、前記吸入弁(13)に貼着して設けたことを特徴とする圧縮機の弁構造。
  3. 請求項1記載の圧縮機の弁構造において、
    前記シート部材(29)を、前記バルブプレート(12)に貼着して設けたことを特徴とする圧縮機の弁構造。
  4. 請求項1記載の圧縮機の弁構造において、
    前記シート部材(29)を、前記吸入弁(13)と前記バルブプレート(12)との間に挟んで設けたことを特徴とする圧縮機の弁構造。
  5. 請求項1〜4に記載の圧縮機の弁構造において、
    前記シート部材(29)の表面を、衝撃吸収効果のあるゴム層で形成したことを特徴とする圧縮機の弁構造。
  6. 請求項1〜4に記載の圧縮機の弁構造において、
    前記シート部材(29)の表面を、衝撃吸収効果のある樹脂層で形成したことを特徴とする圧縮機の弁構造。
  7. 請求項1〜4に記載の圧縮機の弁構造において、
    前記シート部材(29)を、衝撃吸収効果のあるゴム材で形成したことを特徴とする圧縮機の弁構造。
  8. 請求項1〜4に記載の圧縮機の弁構造において、
    前記シート部材(29)を、衝撃吸収効果のある樹脂材で形成したことを特徴とする圧縮機の弁構造。
  9. 請求項1〜4に記載の圧縮機の弁構造において、
    前記シート部材(29)を、制振鋼鈑で形成したことを特徴とする圧縮機の弁構造。
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