JP4394513B2 - ラベルセット - Google Patents

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Description

本発明は、粘着剤によって貼着可能なラベルとこのラベルが貼着される台紙とからなるラベルセットに関する。
従来より、物品やシートに貼着可能なラベルを用いて情報を伝達する情報伝達方法が考えられているが、このようなラベルを用いた情報伝達方法においては、できるだけ多くの情報を伝達することが要求される場合がある。
ここで、被貼着体に貼着されたラベルを剥離すると、ラベル内にて新たな情報が視認可能となる技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。この技術においては、ラベル基材の下に、何らかの意味のある絵柄で剥離層及び印刷層を形成しておき、ラベルが貼着された状態では印刷層に形成された絵柄が視認可能となっており、その後、貼着されたラベルを剥離すると剥離層が設けられた領域が剥離層を介して剥離し、その他の領域が粘着剤層において剥離し、それにより、剥離層の絵柄が視認可能となる。
このようにラベルが貼着された状態とラベルが剥離された後とで異なる情報を視認可能とすることにより、ラベルを用いて異なる2つの情報を表現することができる。
特開2002−40946号公報
しかしながら、上述したように、貼着されたラベルを剥離すると、ラベル内にて新たな情報が視認可能となるものにおいては、ラベル内に剥離層及び印刷層によって予め形成された情報が貼着状態及び剥離された後にてそれぞれ視認可能となるだけであるため、1つのラベルに対して多くても2つの情報しか表現することができない。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、貼着可能に構成されたラベルとこのラベルが貼着される台紙とからなるラベルセットであって、多くの情報を表現することができるラベルセットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
一方の面に設けられた粘着剤層により貼着可能に構成されたラベルと、該ラベルが貼着される台紙とからなるラベルセットであって、
前記ラベルは、
ベース基材と、
前記ベース基材上に積層され、該ベース基材に剥離力が加わった場合に凝集破壊される剥離層とを有し、
前記剥離層は、前記ベース基材が積層されていない面の少なくとも一部に第1の情報が印刷されるとともに、当該面に前記第1の情報を覆うように前記粘着剤層が積層され、
前記台紙は、前記ラベルが前記粘着剤層によって貼着された場合に前記第1の情報と組み合わされることにより第3の情報を表現する第2の情報が印刷されている。
また、一方の面に設けられた粘着剤層により貼着可能に構成されたラベルと、該ラベルが貼着される台紙とからなるラベルセットであって、
前記ラベルは、
ベース基材と、
前記ベース基材上に積層され、前記粘着剤層よりも弱い剥離接着力を具備して該ベース基材に剥離力が加わった場合に剥離する剥離層とを有し、
前記剥離層は、前記ベース基材が積層されていない面の少なくとも一部に第1の情報が印刷されるとともに、当該面に前記第1の情報を覆うように前記粘着剤層が積層され、
前記台紙は、前記ラベルが前記粘着剤層によって貼着された場合に前記第1の情報と組み合わされることにより第3の情報を表現する第2の情報が印刷されている。
また、前記第1の情報は、前記台紙に貼着されるラベルの向きに応じて、前記第2の情報と組み合わされることにより異なる情報を表現する情報であることを特徴とする。
また、前記第1の情報は、前記ラベルが前記台紙に貼着された場合に前記第2の情報の一部を被覆することにより前記第3の情報を表現する情報であることを特徴とする。
また、前記第1の情報及び前記第2の情報は、それぞれ、互いに組み合わされることにより前記第3の情報となる色を表現する色からなることを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、粘着剤層によって台紙に貼着された後、台紙から剥離していくと、ベース基材上に積層された剥離層が破壊していき、ラベルが台紙から剥離層を介して剥離する。この際、剥離層上に印刷された第1の情報は粘着剤層とともに台紙に残存することになる。一方、台紙には、第1の情報と組み合わされることにより第3の情報を表現する第2の情報が印刷されている。そのため、ラベルが台紙に貼着された後、台紙から剥離されると、台紙に残存した第1の情報と台紙に印刷された第2の情報が組み合わされて第3の情報が表現されることになる。
また、粘着剤層によって台紙に貼着された後、台紙から剥離していくと、剥離層の剥離接着力が粘着剤層の剥離接着力よりも弱いため、ベース基材上に積層された剥離層が剥離していき、ラベルが台紙から剥離層を介して剥離する。この際、剥離層上に印刷された第1の情報は粘着剤層とともに台紙に残存することになる。一方、台紙には、第1の情報と組み合わされることにより第3の情報を表現する第2の情報が印刷されている。そのため、ラベルが台紙に貼着された後、台紙から剥離されると、台紙に残存した第1の情報と台紙に印刷された第2の情報が組み合わされて第3の情報が表現されることになる。
このように、ラベルを台紙に貼着した後、ラベルを台紙から剥離することにより、ラベルの剥離層に印刷された第1の情報と台紙に印刷された第2の情報とによって第3の情報が表現されるので、ラベルと台紙の組み合わせによって多くの情報を表現することができる。
以上説明したように本発明においては、ラベルの剥離破壊層に第1の情報が印刷され、このラベルが貼着される台紙に第1の情報と組み合わされることにより第3の情報を表現する第2の情報が印刷され、ラベルが台紙に貼着された後に剥離されると第1の情報が粘着剤層とともに台紙に残存する構成としたため、ラベルが台紙に貼着された後に剥離されるとラベルの剥離層に印刷された第1の情報と台紙に印刷された第2の情報とによって第3の情報が表現されることになり、ラベルと台紙の組み合わせによって多くの情報を表現することができる。また、この際、台紙に残存した粘着剤層上には剥離層が付着しているため、台紙の表面がベタつくことがない。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明のラベルセットの第1の実施の形態に用いられるラベルの構成を示す図であり、(a)は積層構造を示す図、(b)は(a)に示した樹脂シート10を表面から見た図、(c)は(a)に示した剥離破壊層20を裏面から見た図である。
本形態におけるラベルは図1(a)に示すように、表面に印刷層11が形成されたベース基材である樹脂シート10と、樹脂シート10の印刷層11が形成されていない面に積層され、樹脂シート10が積層されていない面に印刷層21が形成された剥離層である剥離破壊層20と、剥離破壊層20の印刷層21が形成された面の全面に積層された粘着剤層30と、粘着剤層30を介して剥離破壊層20に剥離可能に接着された剥離紙40とから構成されており、剥離破壊層20は、樹脂シート10に剥離力が加わった場合に凝集破壊されるものであるため、その剥離接着力は、粘着剤層30の剥離接着力よりも弱く、5〜150g/cm幅となっている。なお、粘着剤層30の剥離接着力は、100〜1500g/cmであることが好ましい。
また、樹脂シート10は図1(b)に示すように、その表面にこのラベル1を台紙に貼着する際の案内情報11a及びその向きを規定するための矢印情報12a〜12cが印刷されており、この案内情報11a及び矢印情報12a〜12cによって印刷層11が形成されている。なお、この樹脂シート10は、その肉厚が、10〜500μm、好ましくは20〜300μmであり、例えば、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン等のエチレン系樹脂、あるいはプロピレン系樹脂、ポリメチル−1−ペンテン、エチレン−環状オレフィン共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ナイロン−6、ナイロン−6,6、ナイロン−6,10、ナイロン−6,12等のポリアミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレートやその共重合体、ポリエチレンナフタレート、脂肪族ポリエステル等の熱可塑性ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート、アタクティックポリスチレン、シンジオタクティックポリスチレン、ポリフェニレンスルフィド等の熱可塑性樹脂からなり、これらは2種以上混合して用いることもできる。これらの中でも、ポリオレフィン系樹脂を用いることが好ましい。さらに、ポリオレフィン系樹脂の中でも、コスト面、耐水性、耐薬品性の面からプロピレン系樹脂、高密度ポリエチレンがより好ましい。
また、剥離破壊層20は図1(c)に示すように、樹脂シート10が積層されていない面に、このラベル1が台紙に貼着された場合に台紙に印刷された情報と組み合わされることにより第3の情報を表現する第1の情報である経路情報21aが鏡像印刷されており、この経路情報21aによって印刷層21が形成されている。
図2は、図1に示したラベル1が貼着される台紙の構成を示す図である。
本形態における台紙は図2に示すように、紙シート51上に、図1に示したラベル1が貼着されるためのラベル貼着領域52が設けられており、このラベル貼着領域52には、図1に示したラベル1がこのラベル貼着領域52に貼着された場合に、ラベル1に印刷された経路情報21aと組み合わされることにより第3の情報を表現する第2の情報である経路情報53が印刷されている。なお、この経路情報53は、台紙50に印刷された「スタート」地点から3つの選択肢「A」〜「C」までの経路を示すものであるが、これ単体では「スタート」地点から選択肢「A」〜「C」までの経路は形成されていない。また、紙シート51上には、図1に示したラベル1をラベル貼着領域52に貼着する際の案内情報54及びラベル1の貼着向きを規定するための矢印情報55が印刷されている。
以下に、上記のように構成されたラベルセットの利用方法について説明する。
図3は、図1に示したラベル1を図2に示した台紙50に貼着した後に台紙50からラベル1を剥離する際の状態を説明するための図である。
まず、図1に示したラベル1の剥離紙40を剥離し、樹脂シート10に印刷された案内情報11aに従って、剥離紙40が剥離されたラベル1を図2に示した台紙50に貼着する(図3(a))。なお、この際、台紙50には、ラベル1が貼着されるためのラベル貼着領域52が設けられており、また、ラベル1をラベル貼着領域52に貼着する際の案内情報54が印刷されているため、この案内情報54に従ってラベル1をラベル貼着領域52に貼着することになる。また、図1に示すように、ラベル1にはラベル1の貼着向きを規定するための3つの矢印情報12a〜12cが印刷されており、また、図2に示すように、台紙50にはラベル1の貼着向きを規定するための矢印情報55が印刷されている。この台紙50に印刷された案内情報54に従って、ラベル1に印刷された3つの矢印情報12a〜12cのうち1つが、台紙50に印刷された矢印情報55に向かうようにラベル1を台紙50に貼着する。
その後、ラベル1を台紙50から剥離すると、剥離破壊層20が凝集破壊して剥離破壊層20を介して剥離していき(図3(b))、剥離破壊層20に経路情報21aが印刷されることにより剥離破壊層20に形成された印刷層21が、粘着剤層30とともに台紙50側に残存した状態となる(図3(c))。
ここで、剥離破壊層20について詳細に説明する。
本形態の剥離破壊層20は、例えば、無機微細粉末や有機微細粉末を10〜80重量%、熱可塑性樹脂を90〜20重量%含有するものであって、ラベル1を台紙50から剥離すると、それ自体で凝集破壊して樹脂シート10側及び粘着剤層30側にそれぞれ付着し、ラベル1が剥離破壊層20を介して剥離するようになる。これら、熱可塑性樹脂、無機微細粉末及び有機微細粉末の材料としては、例えば、特開2002−113817号公報に記載されたものが考えられ、具体的には、熱可塑性樹脂としては、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン等のエチレン系樹脂、あるいはプロピレン系樹脂、ポリメチル−1−ペンテン、エチレン−環状オレフィン共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ナイロン−6、ナイロン−6,6、ナイロン−6,10、ナイロン−6,12等のポリアミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレートやその共重合体、ポリエチレンナフタレート、脂肪族ポリエステル等の熱可塑性ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート、アタクティックポリスチレン、シンジオタクティックポリスチレン、ポリフェニレンスルフィド等の熱可塑性樹脂が挙げられ、また、無機微細粉末としては、粒径が通常0.01〜15μm、好ましくは0.01〜8μm、更に好ましくは0.03〜4μmの、炭酸カルシウム、焼成クレイ、シリカ、けいそう土、タルク、酸化チタン、硫酸バリウム、アルミナ等が挙げられ、また、有機微細粉末としては、熱可塑性樹脂フィルムがポリオレフィン系樹脂フィルムである場合には、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ナイロン−6,ナイロン−6,6、環状オレフィン環状オレフィンの単独重合体や環状オレフィンとエチレンとの共重合体等で融点が120℃〜300℃、ないしはガラス転移温度が120℃〜280℃を有するものが挙げられ、これらは2種以上混合して用いることもできる。これらの中でも、ポリオレフィン系樹脂を用いることが好ましい。さらに、ポリオレフィン系樹脂の中でも、コスト面、耐水性、耐薬品性の面からプロピレン系樹脂、高密度ポリエチレンがより好ましい。また、剥離破壊層20の肉厚は0.1〜10μm、好ましくは0.2〜5μmの範囲である。0.1μm未満では十分な剥離性が得られず、10μmを越えては剥離強度には問題はないが、剥離破壊層20の透明性が低下し、被貼着体となる台紙50から樹脂シート10を剥離したときの情報認識性が低下してしまい、台紙50に印刷された経路情報53及び台紙50側に転写された経路情報21aが見え難くなってしまう。
この状態においては、印刷層21が粘着剤層30とともに台紙50側に残存しているため、印刷層21を構成する経路情報21aは、台紙50に転写され、台紙50に印刷された経路情報53と組み合わされた状態で視認可能となる。なお、この際、印刷層21上には剥離破壊層20の一部が残存しているが、その厚さが極めて薄いため、印刷層21を構成する経路情報21aと台紙50に印刷された経路情報53とが視認可能となる。また、粘着剤層30上には、凝集破壊した剥離破壊層20を構成する微細粉末が付着しているため、台紙50の経路情報21aが転写された領域が粘着剤層30によってベタつくことはない。
図4は、図1に示したラベル1が図2に示した台紙50に貼着された後に剥離された際の台紙50を示す図であり、(a)は図1に示した矢印情報12aが図2に示した矢印情報55に向かうようにラベル1を台紙50に貼着した場合を示す図、(b)は図1に示した矢印情報12bが図2に示した矢印情報55に向かうようにラベル1を台紙50に貼着した場合を示す図、(c)は図1に示した矢印情報12cが図2に示した矢印情報55に向かうようにラベル1を台紙50に貼着した場合を示す図である。
図1に示した矢印情報12aが図2に示した矢印情報55に向かうようにラベル1を台紙50に貼着した後にラベル1を台紙50から剥離すると、図4(a)に示すように、ラベル1に印刷され、台紙50に転写された経路情報21aと、台紙50に印刷された経路情報53とが組み合わされ、それにより、台紙50に印刷された「スタート」地点から選択肢「A」までの経路が形成され、第3の情報として表現される。
また、図1に示した矢印情報12bが図2に示した矢印情報55に向かうようにラベル1を台紙50に貼着した後にラベル1を台紙50から剥離すると、図4(b)に示すように、ラベル1に印刷され、台紙50に転写された経路情報21aと、台紙50に印刷された経路情報53とが、図4(a)に示したものに対して経路情報21aが90度回転した状態で組み合わされ、それにより、台紙50に印刷された「スタート」地点から選択肢「C」までの経路が形成され、第3の情報として表現される。
また、図1に示した矢印情報12cが図2に示した矢印情報55に向かうようにラベル1を台紙50に貼着した後にラベル1を台紙50から剥離すると、図4(c)に示すように、ラベル1に印刷され、台紙50に転写された経路情報21aと、台紙50に印刷された経路情報53とが、図4(b)に示したものに対して経路情報21aが90度回転した状態で組み合わされ、それにより、台紙50に印刷された「スタート」地点から選択肢「B」までの経路が形成され、第3の情報として表現される。
このように、台紙50に印刷された経路情報53及びラベル1に印刷された経路情報21aが同じものであっても、台紙50に貼着されるラベル1の向きを変えることにより、台紙50に印刷された選択肢「A」〜「C」のうち、台紙50に印刷された経路情報53とラベル1に印刷された経路情報21aとが組み合わされることにより表現される経路情報によって選択される選択肢を変えることができる。
なお、経路情報21aを印刷するインクの種類においては、経路情報21aを剥離破壊層20に印刷した際にできるだけ剥離破壊層20に染み込み難いものにすることが好ましく、例えば、熱転写印刷方式によるインク等が考えられる。
また、ラベル1の角部のみ、剥離破壊層20に粘着剤層30を積層しておかず、それにより、ラベル1を台紙50から剥離しやすくすることが考えられる。その場合であっても、ラベル1は剥離破壊層20の下部から剥離しはじめるものの、剥離部分が粘着剤層30が積層された領域に到達すると、剥離破壊層20が凝集破壊することにより、剥離破壊層20を介して剥離することになる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明のラベルセットの第2の実施の形態に用いられる台紙の構成を示す図である。
本形態における台紙は図5に示すように、紙シート151上に、ラベルが貼着されるためのラベル貼着領域152が設けられており、このラベル貼着領域152には、ラベルが貼着された場合に、ラベルに印刷された情報によって一部が被覆されることにより第3の情報が表現される第2の情報である顔情報153が印刷されている。また、紙シート151上には、ラベルをラベル貼着領域152に貼着する際の案内情報154が印刷されている。
図6及び図7は、図5に示した台紙150に貼着されるラベルの構成を示す図であり、(a)は積層構造を示す図、(b)は(a)に示した樹脂シート110を表面から見た図、(c)は(a)に示した剥離破壊層120を裏面から見た図である。
本形態におけるラベルは図6(a),図7(a)に示すように、表面に印刷層111が形成されたベース基材である樹脂シート110と、樹脂シート110の印刷層111が形成されていない面に積層され、樹脂シート110が積層されていない面に印刷層121が形成された剥離層である剥離破壊層120と、剥離破壊層120の印刷層121が形成された面の全面に積層された粘着剤層130と、粘着剤層130を介して剥離破壊層120に剥離可能に接着された剥離紙140とから構成されており、剥離破壊層120は、樹脂シート110に剥離力が加わった場合に凝集破壊されるものであるため、その剥離接着力は、粘着剤層130の剥離接着力よりも弱く、5〜150g/cm幅となっている。なお、粘着剤層130の剥離接着力は、100〜1500g/cmであることが好ましい。
また、樹脂シート110は図6(b),図7(b)に示すように、その表面にこのラベル101を図5に示した台紙150に貼着する際の案内情報111aが印刷されており、この案内情報111aによって印刷層111が形成されている。
また、剥離破壊層120は図6(c),図7(c)に示すように、樹脂シート110が積層されていない面に、このラベル101が図5に示した台紙150に貼着された場合に台紙150に印刷された顔情報153の一部を被覆することにより第3の情報を表現する第1の情報である被覆情報121a,121bがそれぞれ鏡像印刷されており、この経路情報121a,121bによって印刷層121が形成されている。
以下に、上記のように構成されたラベルセットの利用方法について説明する。
図8は、図5に示した台紙150に図6あるいは図7に示したラベル101を貼着した後に台紙150からラベル101を剥離する際の状態を説明するための図である。
まず、図6あるいは図7に示したラベル101の剥離紙140を剥離し、樹脂シート110に印刷された案内情報111aに従って、剥離紙140が剥離されたラベル101を図5に示した台紙150に貼着する(図8(a))。なお、この際、台紙150には、ラベル101が貼着されるためのラベル貼着領域152が設けられており、また、ラベル101をラベル貼着領域152に貼着する際の案内情報154が印刷されているため、この案内情報154に従ってラベル101をラベル貼着領域152に貼着することになる。
その後、ラベル101を台紙150から剥離すると、剥離破壊層120が凝集破壊して剥離破壊層120を介して剥離していき(図8(b))、剥離破壊層120に被覆情報121a,121bが印刷されることにより剥離破壊層120に形成された印刷層121が、粘着剤層130とともに台紙150側に残存した状態となる(図8(c))。なお、樹脂シート110及び剥離破壊層120については、第1の実施の形態にて説明したものと同様のものが用いられる。
この状態においては、印刷層121が粘着剤層130とともに台紙150側に残存しているため、印刷層121を構成する被覆情報121a,121bは、台紙150に転写され、台紙150に印刷された顔情報153の一部を被覆した状態で視認可能となる。なお、この際、印刷層121上には剥離破壊層120の一部が残存しているが、その厚さが極めて薄いため、印刷層121を構成する被覆情報121a,121bと台紙150に印刷された顔情報153とが視認可能となる。また、粘着剤層130上には、凝集破壊した剥離破壊層120を構成する微細粉末が付着しているため、台紙150の被覆情報121a,121bが転写された領域が粘着剤層130によってベタつくことはない。
図9は、図5に示した台紙150に図6あるいは図7に示したラベル101が貼着された後に剥離された際の台紙150を示す図であり、(a)は図5に示した台紙150に図6に示したラベル101が貼着された後に剥離された際の台紙150を示す図、(b)は図5に示した台紙150に図7に示したラベル101が貼着された後に剥離された際の台紙150を示す図である。
図5に示した台紙150に図6に示したラベル101を貼着した後にラベル101を台紙150から剥離すると、図9(a)に示すように、ラベル101に印刷され、台紙150に転写された被覆情報121aによって台紙150に印刷された顔情報153の一部が被覆され、顔情報153の一部が被覆情報121aに置き換えられた第3の情報となる顔情報が表現される。
また、図5に示した台紙150に図7に示したラベル101を貼着した後にラベル101を台紙150から剥離すると、図9(b)に示すように、ラベル101に印刷され、台紙150に転写された被覆情報121bによって台紙150に印刷された顔情報153の一部が被覆され、顔情報153の一部が被覆情報121bに置き換えられた第3の情報となる顔情報が表現される。
このように、台紙150に印刷された顔情報153が同じものであっても、台紙150に貼着されるラベル101に印刷された被覆情報121a,121bを変えることにより、顔情報153を用いて表現される情報を変えることができる。
なお、被覆情報121a,121bを印刷するインクの種類においては、被覆情報121a,121bを剥離破壊層120に印刷した際にできるだけ剥離破壊層120に染み込み難いものにすることが好ましく、例えば、熱転写印刷方式によるインク等が考えられる。
また、ラベル101の角部のみ、剥離破壊層120に粘着剤層130を積層しておかず、それにより、ラベル101を台紙150から剥離しやすくすることが考えられる。その場合であっても、ラベル101は剥離破壊層120の下部から剥離しはじめるものの、剥離部分が粘着剤層130が積層された領域に到達すると、剥離破壊層120が凝集破壊することにより、剥離破壊層120を介して剥離することになる。
なお、本形態においては、台紙150上に、異なる被覆情報121a,121bが印刷されたラベル101を貼着することにより、この被覆情報121a,121bによって、台紙150に印刷された顔情報153の一部を被覆して異なる情報を表現しているが、1つのラベルを異なる情報が印刷された台紙上に貼着し、ラベルに印刷された情報によって、台紙に印刷された情報の一部をそれぞれ被覆することで異なる情報を表現することも考えられる。また、異なる被覆情報が印刷されたラベルと、異なる情報が印刷された台紙との組み合わせによって、さらに多くの情報を表現することができる。
また、本形態のようにラベル101に印刷された被覆情報121a,121bによって台紙150に印刷された顔情報153の一部を被覆して第3の情報を表現するものにおいても、第1の実施の形態にて示したように、ラベル101の貼着向きによって異なる第3の情報が表現されるように、ラベル101及び台紙150に情報を印刷することも考えられる。
また、上述した2つの実施の形態においては、ベース基材として樹脂シート10,110を用いているが、ベース基材として紙からなる紙シートを用いることも考えられる。
(第3の実施の形態)
上述した2つの実施の形態のように、ラベルに印刷された第1の情報の形状と台紙に印刷された第2の情報の形状とを組み合わせることにより第3の情報を表現すること以外に、第1の情報の色と第2の情報の色とを組み合わせることにより、第3の情報の色を表現することも考えられる。
例えば、図7に示したラベルにおいて、剥離破壊層120の裏面に印刷された被覆情報121bのうち眼鏡の部分においてそのレンズとなる部分に透明性の高いインクにより被覆情報を形成しておくことにより、この被覆情報が図5に示した顔情報153上に重ね合わされた場合に、顔情報153の被覆情報が重ね合わされた部分を他の部分とは異なる色とすることができる。
また、例えば、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)のうちいずれか1つの色のみの濃淡によってラベルに第1の情報を表現しておき、また、台紙には、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)のうちラベルに印刷されていない1つの色のみの濃淡あるいはラベルに印刷されていない2つの色の組み合わせによって第2の情報を表現しておく。すると、台紙にラベルが貼着された後に台紙からラベルが剥離されると、ラベルに印刷された第1の情報が台紙に転写され、ラベルに印刷された情報の色と台紙に印刷された情報の色との割合によって表現される色で第3の情報が表現されることになる。
本発明のラベルセットの第1の実施の形態に用いられるラベルの構成を示す図であり、(a)は積層構造を示す図、(b)は(a)に示した樹脂シートを表面から見た図、(c)は(a)に示した剥離破壊層を裏面から見た図である。 図1に示したラベルが貼着される台紙の構成を示す図である。 図1に示したラベルを図2に示した台紙に貼着した後に台紙からラベルを剥離する際の状態を説明するための図である。 図1に示したラベルが図2に示した台紙に貼着された後に剥離された際の台紙を示す図である。 本発明のラベルセットの第2の実施の形態に用いられる台紙の構成を示す図である。 図5に示した台紙に貼着されるラベルの構成を示す図であり、(a)は積層構造を示す図、(b)は(a)に示した樹脂シートを表面から見た図、(c)は(a)に示した剥離破壊層を裏面から見た図である。 図5に示した台紙に貼着されるラベルの構成を示す図であり、(a)は積層構造を示す図、(b)は(a)に示した樹脂シートを表面から見た図、(c)は(a)に示した剥離破壊層を裏面から見た図である。 図5に示した台紙に図6あるいは図7に示したラベルを貼着した後に台紙からラベルを剥離する際の状態を説明するための図である。 図5に示した台紙に図6あるいは図7に示したラベルが貼着された後に剥離された際の台紙を示す図であり、(a)は図5に示した台紙に図6に示したラベルが貼着された後に剥離された際の台紙を示す図、(b)は図5に示した台紙に図7に示したラベルが貼着された後に剥離された際の台紙を示す図である。
符号の説明
1,101 ラベル
10,110 樹脂シート
11,21,11,111,121 印刷層
11a,54,154,111a 案内情報
12a〜12c,55 矢印情報
20,120 剥離破壊層
21a,53 経路情報
30,130 粘着剤層
40,140 剥離紙
50,150 台紙
51,151 紙シート
52,152 ラベル貼着領域
121a,121b 被覆情報
153 顔情報

Claims (5)

  1. 一方の面に設けられた粘着剤層により貼着可能に構成されたラベルと、該ラベルが貼着される台紙とからなるラベルセットであって、
    前記ラベルは、
    ベース基材と、
    前記ベース基材上に積層され、該ベース基材に剥離力が加わった場合に凝集破壊される剥離層とを有し、
    前記剥離層は、前記ベース基材が積層されていない面の少なくとも一部に第1の情報が印刷されるとともに、当該面に前記第1の情報を覆うように前記粘着剤層が積層され、
    前記台紙は、前記ラベルが前記粘着剤層によって貼着された場合に前記第1の情報と組み合わされることにより第3の情報を表現する第2の情報が印刷されているラベルセット。
  2. 一方の面に設けられた粘着剤層により貼着可能に構成されたラベルと、該ラベルが貼着される台紙とからなるラベルセットであって、
    前記ラベルは、
    ベース基材と、
    前記ベース基材上に積層され、前記粘着剤層よりも弱い剥離接着力を具備して該ベース基材に剥離力が加わった場合に剥離する剥離層とを有し、
    前記剥離層は、前記ベース基材が積層されていない面の少なくとも一部に第1の情報が印刷されるとともに、当該面に前記第1の情報を覆うように前記粘着剤層が積層され、
    前記台紙は、前記ラベルが前記粘着剤層によって貼着された場合に前記第1の情報と組み合わされることにより第3の情報を表現する第2の情報が印刷されているラベルセット。
  3. 請求項1または請求項2に記載のラベルセットにおいて、
    前記第1の情報は、前記台紙に貼着されるラベルの向きに応じて、前記第2の情報と組み合わされることにより異なる情報を表現する情報であることを特徴とするラベルセット。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のラベルセットにおいて、
    前記第1の情報は、前記ラベルが前記台紙に貼着された場合に前記第2の情報の一部を被覆することにより前記第3の情報を表現する情報であることを特徴とするラベルセット。
  5. 請求項1または請求項2に記載のラベルセットにおいて、
    前記第1の情報及び前記第2の情報は、それぞれ、互いに組み合わされることにより前記第3の情報となる色を表現する色からなることを特徴とするラベルセット。
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