JP4394242B2 - 多重放送受信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多重放送の放送信号に特殊データが多重化されているか否かを判定する機能、例えばディジタルオーディオブロードキャスティング(以下、単にDABと称する)放送の放送信号にダイナミックラベルセグメント(以下、単にDLSと称する)が多重化されているか否かを判定する機能を備えたDAB受信機等の多重放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的にDAB放送の放送信号に多重化される多重データであるDABフレームは、1フレームを24msec周期とし、その音声圧縮をMPEGフォーマットに準拠しており、このようなMPEGフォーマットの音声圧縮によってフレーム内に空き容量ができる。
【0003】
そこで、この空き容量に番組関連情報(以下、単にPADと称する)が付加されることになる。
【0004】
また、このPADには、最大128文字まで付加可能とする簡易なテキスト情報としてDLSを付加することができる。図5はDLSを多重化したDABフレームのデータ構造を示す説明図である。
【0005】
このようなDAB放送を受信するDAB受信機においては、放送信号に多重化されたDABフレームを受信し、このDABフレームのX−PADに含まれるDLSをデコードすることで、例えば現在受信中の放送番組の番組内容を表示部に表示することができる。
【0006】
そこで、このようなDAB受信機においては、所定周期毎にDABフレームのデコード状態を監視することで、現在受信中のDABフレームのPADにDLSが含まれているか否かを所定時間判定する情報有無判定部と、その判定結果を表示する表示部とを有している。
【0007】
この情報有無判定部は、現在受信中のDABフレームのPADにDLSが含まれていると判定されると、そのDLSのデコード内容を表示部に表示すると共に、現在受信中のDABフレームのPADにDLSが含まれていないと判定されると、DLSが取得できなかった旨を表示部に表示するようにしていた。
【0008】
つまり、従来のDAB受信機によれば、情報有無判定部によるDLS取得動作中においては図6(a)及び(b)に示すようなメッセージを表示部に表示し、DLSを取得できたと判定されたのであれば、そのデコード内容を図6(c)に示すように表示部に表示するようにしている。
【0009】
しかし、今後、このようなDAB放送が本格化する上で、現在、DLSを伝搬するのに使用していたX−PADがDLS以外のデータをも伝搬するのに使用されることが予定されている。
【0010】
このようなX−PADで伝搬されるものとして予定されているデータとしては、JPEGファイルやHTMLファイル等で構成するMOT(Multimedia Object Transfer Protocol)があげられる。
【0011】
このMOTは、例えば現在受信中の音声放送のCDジャケット(画像)や、“この先渋滞10km”のような表示や渋滞箇所を示す地図等の交通情報等を伝搬することができるデータである。
【0012】
従って、このようにX−PADでDLS及びMOTを伝搬する場合には、DABフレームのX−PADを、図7(a)に示すようなMOT及びDLSの時分割で伝送することが予定されている。
【0013】
図7(b)に示すようにDLS及びMOTは、複数のX−PADに分割され、最先のX−PADには先頭ヘッダとしてC1が付加されており、例えばDLSは図7(b)及び(c)に示すように3つのX−PADで構成し、最先のX−PADには先頭ヘッダC1が付加されている。また、同様に、その後のMOTは、図7(b)及び(c)に示すように4つのX−PADで構成し、最先のX−PADには先頭ヘッダとしてC1が付加されている。
【0014】
つまり、DLS及びMOTは、一乃至複数のX−PADで構成され、DAB受信機の情報有無判定部側では、所定周期毎に、これらDABフレーム内からX−PADを監視し、DLSの取得有無を判定する処理を行っている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のDAB受信機によれば、DLS及びMOTが時分割でPADに伝搬される場合であっても、情報有無判定部の判定開始タイミングは所定周期毎に行われ、しかも、その情報有無判定部の判定時間Tは固定であるため、例えば図3(a)に示すようにMOTのデコード中に情報有無判定部の判定開始タイミング及び判定時間Tが終了してしまった場合、現在受信中のDABフレームにDLSが多重化されているにも関わらず、DLSが多重化されていないと判断され、DLSが取得できない旨を表示部に表示され、DLSの取得状況を誤報知してしまうといった問題点があった。
【0016】
また、単純に、情報有無判定部の判定時間を単純に長くすることも考えられるが、例えばDLSを含まないDABフレームを受信した場合、その判定時間が長いため、DLSが取得できない旨の表示が遅くなるといった問題点があった。
【0017】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、DLS等の特殊データの取得状況をユーザーに的確に報知することができる多重放送受信装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の多重放送受信装置は、放送信号を受信し、所定周期毎に、現在受信中の放送信号にデータが送信されることを確認できることを特徴とする特殊データが多重化されているか否かを所定時間判定する情報有無判定手段と、この情報有無判定手段の判定結果を報知する報知手段とを有する多重放送受信装置であって、現在受信中の放送信号の受信状態を検出する受信状態検出手段と、前記受信状態検出手段にて現在受信中の放送信号の受信状態が所定レベル未満となると、前記情報有無判定手段の判定時間である所定時間を短く設定制御すると共に、前記受信状態検出手段にて現在受信中の放送信号の受信状態が所定レベル以上となると、前記情報有無判定手段の判定時間である所定時間を長く設定制御する制御手段とを有するようにした。
【0019】
従って、本発明の多重放送受信装置によれば、現在受信中の放送信号の受信状態が所定レベル未満となると、特殊データを取得しにくい状況であると判断して、情報有無判定手段の判定時間である所定時間を短く設定制御すると共に、現在受信中の放送信号の受信状態が所定レベル以上となると、特殊データを取得しやすい状況であると判断して、情報有無判定手段の判定時間である所定時間を長く設定制御するようにしたので、特殊データの取得状況を的確にユーザーに報知することができる。
【0020】
本発明の多重放送受信装置の一つの態様では、前記情報有無判定手段による判定の結果、現在受信中の放送信号に前記特殊データが多重化されている場合、当該放送信号の送信元の送信局を受信履歴として記憶する記憶部を備え、前記制御手段は、現在受信中の放送信号の送信局が前記記憶部にすでに受信履歴として記憶されている放送局である場合、前記情報有無判定手段の判定時間である所定時間を長く設定制御することを特徴とする。
【0021】
従って、本発明の多重放送受信装置の一つの態様によれば、現在受信中の放送信号の送信局が前記記憶部にすでに受信履歴として記憶されている放送局である場合、前記情報有無判定手段の判定時間である所定時間を長く設定制御するようにしたので、特殊データの取得漏れをより確実に防止することができる。
【0022】
本発明の多重放送受信装置は、放送信号を受信し、所定周期毎に、現在受信中の放送信号に、多重データに含まれる、データが送信されることを確認できることを特徴とする特殊データが多重化されているか否かを所定時間判定する情報有無判定手段と、この情報有無判定手段の判定結果を報知する報知手段とを有する多重放送受信装置であって、現在受信中の放送信号に、前記多重データが多重化されているか否かを判定する多重判定手段と、前記多重判定手段にて現在受信中の放送信号に多重データが含まれていると判定されると、前記情報有無判定手段の判定時間である所定時間を長く設定制御すると共に、前記多重判定手段にて現在受信中の放送信号に多重データが含まれていないと判定されると、前記情報有無判定手段の判定時間である所定時間を短く設定制御する制御手段とを有するようにした。
【0023】
従って、本発明の多重放送受信装置によれば、現在受信中の放送信号に多重データが含まれていると判定されると、特殊データが取得されやすい状況であると判断し、情報有無判定手段の判定時間である所定時間を長く設定制御すると共に、現在受信中の放送信号に多重データが含まれていないと判定されると、特殊データが取得されにくい状況であると判断して、情報有無判定手段の判定時間である所定時間を短く設定制御するようにしたので、特殊データの取得状況をユーザーに確実に報知することができる。
【0024】
本発明の多重放送受信装置の一つの態様では、前記情報有無判定手段による判定の結果、現在受信中の放送信号に前記特殊データが多重化されている場合、当該放送信号の送信元の送信局を受信履歴として記憶する記憶部を備え、前記制御手段は、現在受信中の放送信号の送信局が前記記憶部にすでに受信履歴として記憶されている放送局である場合、前記情報有無判定手段の判定時間である所定時間を長く設定制御することを特徴とする。
【0025】
本発明の多重放送受信装置の一つの態様によれば、現在受信中の放送信号の送信局が前記記憶部にすでに受信履歴として記憶されている放送局である場合、前記情報有無判定手段の判定時間である所定時間を長く設定制御するようにしたので、特殊データの取得漏れをより確実に防止することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の多重放送受信装置における実施の形態を示すDAB受信機について説明する。図1は本実施の形態に示すDAB受信機内部の概略構成を示すブロック図である。
【0027】
図1に示すDAB受信機10は、DAB放送を受信する受信アンテナ11と、この受信アンテナ11にて受信したDAB放送を同調するDABチューナ部12と、このDABチューナ部12にて同調されたDAB放送をディジタル変換するA/D変換部13と、このディジタル変換されたDAB放送から多重データであるDABフレームをデコードするDABデコーダ部14と、このDABフレームの内、オーディオデータを抽出するMPEGデコーダ部15と、このオーディオデータをアナログ変換するD/A変換部16と、このアナログ変換されたオーディオ信号を音声出力するスピーカ17と、DAB受信機10に関わる命令を入力する操作部19と、DAB受信機10に関わる情報を報知する表示部20と、このDAB受信機10全体を制御するCPU21とを有している。
【0028】
CPU21は、DABデコーダ部14で検出/計算された、現在受信中のDAB放送のBERが所定レベル以上となると、現在受信中の放送番組の受信状態が劣化したものと判断するものである。
【0029】
CPU21は、所定周期毎にDABフレーム内のPADにDLSが多重化されているか否かを判定するものであり、そのDLS判定時間は現在受信中のDAB放送の受信状況に応じて可変するようにしている。
【0030】
さらに、CPU21は、MPEGデコーダ部15を通じて、DABフレーム内のPADを抽出し、このPAD内のDLSやMOTをデコードし、このデコードされた内容を表示部20に表示するようにしたものである。
【0031】
CPU21には、DLSを取得した場合には、このDLSを放送していたDAB放送を受信履歴として記憶するものである。
【0032】
尚、請求項記載の情報有無判定手段、受信状態検出手段、多重判定手段及び制御手段は、CPU21に相当するものであり、請求項記載の報知手段は表示部20に相当するものである。
【0033】
では、DAB受信機10の動作について説明する。図2はDLS判定処理に関わるCPU21の処理動作を示すフローチャートである。
【0034】
このDLS判定処理は、所定周期毎に起動するものであり、現在受信中のDAB放送に関わるDABフレームからDLSを取得することができたか否かを判定し、DLSを取得することができたのであれば、このDLSのデコード内容を表示部20に表示すると共に、DLSを取得することができたのでなければ、DLSを取得できない旨を表示部20に表示することで、DLSの取得状況をユーザーに報知するようにした処理である。
【0035】
図2に示すCPU21は、所定周期毎に起動を開始して、このDLS判定処理の実測時間を計時する監視タイマを起動する(ステップS10)。尚、この監視タイマは、この処理動作を終了したときにリセットされるものである。
【0036】
さらに、CPU21は、現在受信中のDAB放送に関わるDABフレーム内にDLSが多重化されているか否かを判定するDLS判定時間Tを初期値t1として設定し(ステップS11)、BERの検出結果に基づいて、現在受信中のDAB放送の受信状態を検出し、この受信状態がOKであるか否かを判定する(ステップS12)。
【0037】
この受信状態がOKであると判定されると、現在受信中のDAB放送に関わるDABフレーム内にPADが多重化されているか否かを判定する(ステップS13)。
【0038】
現在受信中のDAB放送に関わるDABフレーム内にPADが多重化されているのであれば、DLSが取得できる可能性が高いものと判断し、現在設定中のDLS判定時間Tを長くするために、そのDLS判定時間T1(T1=t1+t2)に設定する(ステップS14)。
【0039】
さらに、受信履歴に基づいて、現在受信中のDAB放送がDLSを送信する放送局であるか否かを判定する(ステップS15)。現在受信中のDAB放送がDLSを送信する放送局であると判定されると、DLSが取得できる可能性は一段と高いものと判断し、現在設定中のDLS判定時間を長くするために、そのDLS判定時間T2(T2=t1+t2+t3)に設定し(ステップS16)、現在受信中のDAB放送に関わるDABフレーム内からDLSを取得することができたか否かを判定する(ステップS17)。
【0040】
DABフレーム内からDLSを取得することができたのであれば、現在設定中のDLS判定時間内にDLSを取得できたものと判断し、この取得できたDLSをデコードし、図4(a)に示すように、このデコード内容を表示部20に表示し(ステップS18)、この処理動作を終了する。
【0041】
ステップS17にてDLSを取得することができたのでなければ、監視タイマによる計時中の実測時間が、現在設定中のDLS判定時間を経過したか否かを判定する(ステップS19)。現在設定中のDLS判定時間を経過したのでなければ、現在判定動作中である旨を報知すべく、“WAIT”を表示部20に表示し(ステップS20)、再びステップS11に移行する。尚、ここで、ステップS11に移行するようにしたのは、刻々と受信状態が変化するのに対応するためである。
【0042】
ステップS19にて現在設定中のDLS判定時間を経過したのであれば、DLSを取得できなかった旨を報知すべく、図4(b)に示すように“Dynamic Label Unavailable(NG)”を表示部20に表示し(ステップS21)、この処理動作を終了する。
【0043】
また、ステップS12にて現在受信中のDAB放送の受信状態がNGであれば、現在受信中のDAB放送に関わるDABフレーム内にDLSが多重化されている可能は低いものと判断し、現在設定中のDLS判定時間を短くすべく、そのDLS判定時間T3(T3=t1−t4)に設定し(ステップS22)、ステップS13に移行する。但し、t4<t1とする。
【0044】
ステップS15にて現在受信中のDAB放送の受信履歴がなければ、ステップS17に移行する。
【0045】
図2に示すDLS判定処理においては、通常のDLS判定時間を図3(a)に示すような時間Tとし、現在受信中のDAB放送の受信状態がOKの場合には通常のDLS判定時間Tよりも長くすべく、図3(b)に示すような時間T1とし、現在受信中のDAB放送の受信状態がOKで、しかも、受信履歴に基づいて、このDAB放送がDLSを送信する放送局であると認識することができた場合には、そのDLS判定時間をDLS判定時間T1よりも長くすべく、図3(c)に示すような時間T2とし、さらに、現在受信中のDAB放送の受信状態がNGの場合には、そのDLS判定時間を通常のDLS判定時間Tよりも短くすべく、図3(d)に示すような時間T3とし、そのDLS判定時間を可変設定するようにしている。
【0046】
本実施の形態によれば、DAB放送の受信状態がOKの場合にはDLS判定時間を長く設定し、さらに現在受信中のDAB放送がPADを多重化していると判定され場合にはDLSを取得できる可能性が非常に高いと判断してDLS判定時間を長く設定するようにしたので、DLSの取得漏れを確実に防止すると共に、DAB放送の受信状態がNGの場合にはDLSを取得できる可能性は非常に低いと判断してDLS判定時間を短く設定するようにしたので、無駄なDLS判定時間を極力抑えることができる。
【0047】
このように本実施の形態によれば、現在受信中のDAB放送にDLSが多重化されているにも関わらず、DLS取得漏れを確実に防止することで、DLSの取得状況を的確に報知することができる。
【0048】
尚、上記実施の形態においては、BERの検出結果に基づいて、現在受信中のDAB放送の受信状態が良好であるか否かを判定するようにしたが、現在受信中のDAB放送のAFCやMPEG同期等に基づいて、現在受信中のDAB放送の受信状態が良好であるか否かを判定するようにしても良い。
【0049】
【発明の効果】
上記のように構成された本発明の多重放送受信装置によれば、現在受信中の放送信号の受信状態が良ければ、特殊データを取得することができる可能性を上げるため、情報有無判定手段の判定時間を長くし、特殊データの取得状況をユーザーに確実に報知することができる。
【0050】
また、本発明の多重放送受信装置によれば、現在受信中の放送信号に多重データが多重化されているのであれば、特殊データを取得することができる可能性を上げるため、情報有無判定手段の判定時間を長くし、特殊データの取得状況をユーザーに確実に報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多重放送受信装置における実施の形態を示すDAB受信機内部の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態に示すDAB受信機のDLS判定処理に関わるCPUの処理動作を示すフローチャートである。
【図3】本実施の形態に示すDAB受信機のDLS判定時間を端的に示す説明図である。
【図4】本実施の形態に示すDAB受信機のDLS取得に関わる表示遷移を端的に示す説明図である。
a)DLSを取得することができた場合
b)DLSを取得することができなかった場合
【図5】一般的なDLSを多重化したDABフレームのデータ構成を示す説明図である。
【図6】従来のDAB受信機においてDLSを取得することができなかった場合の表示部の表示遷移を端的に示す説明図である。
【図7】一般的なDLS及びMOTを多重化したDABフレームのデータ構成を示す説明図である。
【符号の説明】
10 DAB受信機(多重放送受信装置)
20 表示部(報知手段)
21 CPU(情報有無判定手段、受信状態検出手段、多重判定手段、制御手段)
Claims (4)
- 放送信号を受信し、所定周期毎に、現在受信中の放送信号にデータが送信されることを確認できることを特徴とする特殊データが多重化されているか否かを所定時間判定する情報有無判定手段と、この情報有無判定手段の判定結果を報知する報知手段とを有する多重放送受信装置であって、
現在受信中の放送信号の受信状態を検出する受信状態検出手段と、
前記受信状態検出手段にて現在受信中の放送信号の受信状態が所定レベル未満となると、前記情報有無判定手段の判定時間である所定時間を短く設定制御すると共に、
前記受信状態検出手段にて現在受信中の放送信号の受信状態が所定レベル以上となると、前記情報有無判定手段の判定時間である所定時間を長く設定制御する制御手段とを有することを特徴とする多重放送受信装置。 - 請求項1に記載の多重放送受信装置は、さらに、
前記情報有無判定手段による判定の結果、現在受信中の放送信号に前記特殊データが多重化されている場合、当該放送信号の送信元の送信局を受信履歴として記憶する記憶部を備え、
前記制御手段は、現在受信中の放送信号の送信局が前記記憶部にすでに受信履歴として記憶されている放送局である場合、前記情報有無判定手段の判定時間である所定時間を長く設定制御することを特徴とする多重放送受信装置。 - 放送信号を受信し、所定周期毎に、現在受信中の放送信号に、多重データに含まれる、データが送信されることを確認できることを特徴とする特殊データが多重化されているか否かを所定時間判定する情報有無判定手段と、この情報有無判定手段の判定結果を報知する報知手段とを有する多重放送受信装置であって、
現在受信中の放送信号に、前記多重データが多重化されているか否かを判定する多重判定手段と、
前記多重判定手段にて現在受信中の放送信号に多重データが含まれていると判定されると、前記情報有無判定手段の判定時間である所定時間を長く設定制御すると共に、
前記多重判定手段にて現在受信中の放送信号に多重データが含まれていないと判定されると、前記情報有無判定手段の判定時間である所定時間を短く設定制御する制御手段とを有することを特徴とする多重放送受信装置。 - 請求項3に記載の多重放送受信装置は、さらに、
前記情報有無判定手段による判定の結果、現在受信中の放送信号に前記特殊データが多重化されている場合、当該放送信号の送信元の送信局を受信履歴として記憶する記憶部を備え、
前記制御手段は、現在受信中の放送信号の送信局が前記記憶部にすでに受信履歴として記憶されている放送局である場合、前記情報有無判定手段の判定時間である所定時間を長く設定制御することを特徴とする多重放送受信装置。
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