JP4393904B2 - モータの取付構造、及び送風装置 - Google Patents

モータの取付構造、及び送風装置 Download PDF

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Description

本発明は、モータの取付構造に関し、特にモータホルダのフランジ部とブロワーケースとが固定される送風装置に関するものである。
従来、車両空調用の送風装置は、モータと、モータの回転軸に固定されるファンと、モータに対してフランジ状に延びるフランジ部を有しモータを保持するモータホルダと、フランジ部に固定されファンの回転により発生する風を所定の方向に導くためのブロワーケースとを備えたものがある。このような送風装置では、フランジ部とブロワーケースとが締結部材(ボルトやビス等)によって周方向に複数箇所で固定されるモータの取付構造が採用されている。
そして、このような送風装置としては、フランジ部におけるブロワーケースとの対向面、又はブロワーケースにおけるフランジ部との対向面に、締結部材間の(周方向の)中央に向かって次第に膨らむ膨出部を形成したものがある(例えば、特許文献1参照)。このような送風装置では、(反りや歪みが発生しても)膨出部によりフランジ部とブロワーケースとの間のがたつき(隙間)が抑えられる。よって、共振による騒音を低減することができる。
特開平11−262216号公報
しかしながら、上記のような送風装置では、締結部材間における膨出部の頂上部でのみフランジ部とブロワーケースとが強く押圧接触することになり、騒音の低減効果が不十分であった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、騒音を低減することができるモータの取付構造、及び送風装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、モータに対してフランジ状に延びるモータホルダのフランジ部と、モータ取付部材とを固定するモータの取付構造において、前記フランジ部における前記モータ取付部材との対向面に周方向に延びる嵌合凹部又は嵌合凸部を形成し、前記モータ取付部材における前記フランジ部との対向面に周方向に延びる嵌合凸部又は嵌合凹部を形成し、前記嵌合凹部に前記嵌合凸部を嵌合させて締結部材によって周方向に複数箇所で固定するモータの取付構造であって、前記嵌合凹部及び前記嵌合凸部の少なくとも一方における複数の前記締結部材間に、締結により周方向に前記締結部材間の中心から略均等に離間した2点で対向する部材に押圧接触される第1振動吸収用突起を設け、前記第1振動吸収用突起は、該第1振動吸収用突起が前記嵌合凹部に設けられる場合、前記嵌合凹部の径方向内側の側部から径方向外側に突出する第1の突起と、前記嵌合凹部の径方向外側の側部から径方向内側に突出する第2の突起とからなり、前記嵌合凹部に前記嵌合凸部が圧入嵌合された状態において前記2点のうち一方の点で前記第1の突起が対向する前記嵌合凸部に押圧接触されるとともに他方の点で前記第2の突起が対向する前記嵌合凸部に押圧接触され、前記第1振動吸収用突起は、該第1振動吸収用突起が前記嵌合凸部に設けられる場合、前記嵌合凸部の径方向内側の側部から径方向内側に突出する第3の突起と、前記嵌合凸部の径方向外側の側部から径方向外側に突出する第4の突起とからなり、前記嵌合凹部に前記嵌合凸部が圧入嵌合された状態において前記2点のうち一方の点で前記第3の突起が対向する前記嵌合凹部に押圧接触されるとともに他方の点で前記第4の突起が対向する前記嵌合凹部に押圧接触される
求項に記載の発明では、請求項1に記載のモータの取付構造において、前記嵌合凹部の底部、及び前記嵌合凸部の先端部の少なくとも一方から突出してなる第2振動吸収用突起をさらに設けた
請求項に記載の発明では、モータと、前記モータの回転軸に固定されるファンと、前記モータに対してフランジ状に延びるフランジ部を有し、前記モータを保持するモータホルダと、前記フランジ部に固定され、前記ファンの回転により発生する風を所定の方向に導くブロワーケースとを備えた送風装置において、前記フランジ部における前記ブロワーケースとの対向面には周方向に延びる嵌合凹部又は嵌合凸部が形成され、前記ブロワーケースにおける前記フランジ部との対向面には周方向に延びる嵌合凸部又は嵌合凹部が形成され、前記フランジ部と前記ブロワーケースとは前記嵌合凹部に前記嵌合凸部が嵌合されて締結部材によって周方向に複数箇所で固定されるものであって、前記嵌合凹部及び前記嵌合凸部の少なくとも一方における複数の前記締結部材間には、締結により周方向に前記締結部材間の中心から略均等に離間した2点で対向する部材に押圧接触される第1振動吸収用突起が設けられ、前記第1振動吸収用突起は、該第1振動吸収用突起が前記嵌合凹部に設けられる場合、前記嵌合凹部の径方向内側の側部から径方向外側に突出する第1の突起と、前記嵌合凹部の径方向外側の側部から径方向内側に突出する第2の突起とからなり、前記嵌合凹部に前記嵌合凸部が圧入嵌合された状態において前記2点のうち一方の点で前記第1の突起が対向する前記嵌合凸部に押圧接触されるとともに他方の点で前記第2の突起が対向する前記嵌合凸部に押圧接触され、前記第1振動吸収用突起は、該第1振動吸収用突起が前記嵌合凸部に設けられる場合、前記嵌合凸部の径方向内側の側部から径方向内側に突出する第3の突起と、前記嵌合凸部の径方向外側の側部から径方向外側に突出する第4の突起とからなり、前記嵌合凹部に前記嵌合凸部が圧入嵌合された状態において前記2点のうち一方の点で前記第3の突起が対向する前記嵌合凹部に押圧接触されるとともに他方の点で前記第4の突起が対向する前記嵌合凹部に押圧接触される
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の送風装置において、前記嵌合凹部の底部、及び前記嵌合凸部の先端部の少なくとも一方から突出してなる第2振動吸収用突起をさらに設けた。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、モータホルダのフランジ部とモータ取付部材とは、それらに形成された嵌合凹部に嵌合凸部が嵌合されて締結部材によって周方向に複数箇所で固定される。そして、嵌合凹部及び嵌合凸部の少なくとも一方における複数の締結部材間には、締結により対向する部材に押圧接触される第1振動吸収用突起が設けられるため、フランジ部とモータ取付部材との間のがたつき(隙間)が抑えられる。よって、共振による騒音を低減することができる。しかも、第1振動吸収用突起は、締結により周方向に締結部材間の中心から略均等に離間した2点で対向する部材に押圧接触される(締結部材間において押圧接触する力の極値(略最大値)となる点が周方向に複数となる)ため、モータ取付部材に伝わるモータの振動エネルギーが分散される。よって、更に共振による騒音を低減することができる。
また第1振動吸収用突起は、締結部材間の中心から略均等に離間した2点で押圧接触されるため、モータ取付部材に伝わるモータの振動エネルギーが略均等に分散される。よって、更に共振による騒音を低減することができる。
また、第1振動吸収用突起は、前記嵌合凹部の側部、及び前記嵌合凸部の側部の少なくとも一方から突出してなるため、嵌合凹部に嵌合凸部を嵌合させる際に圧入することで、第1振動吸収用突起を容易に押圧接触させることができる。
請求項に記載の発明によれば、第2振動吸収用突起は、前記嵌合凹部の底部、及び前記嵌合凸部の先端部の少なくとも一方から突出してなるため、締結の際にフランジ部が撓められる。よって、撓められたフランジ部の弾性エネルギー(元に戻ろうとする力)により、第2振動吸収用突起を容易に押圧接触させることができる。
請求項に記載の発明によれば、モータホルダのフランジ部とブロワーケースとは、それらに形成された嵌合凹部に嵌合凸部が嵌合されて締結部材によって周方向に複数箇所で固定される。そして、嵌合凹部及び嵌合凸部の少なくとも一方における複数の締結部材間には、締結により対向する部材に押圧接触される第1振動吸収用突起が設けられるため、フランジ部とブロワーケースとの間のがたつき(隙間)が抑えられる。よって、共振による騒音を低減することができる。しかも、第1振動吸収用突起は、締結により周方向に締結部材間の中心から略均等に離間した2点で対向する部材に押圧接触される(締結部材間において押圧接触する力の極値となる点が周方向に複数となる)ため、ブロワーケースに伝わるモータの振動エネルギーが分散される。よって、更に共振による騒音を低減することができる。
また、第1振動吸収用突起は、締結部材間の中心から略均等に離間した2点で押圧接触されるため、モータ取付部材に伝わるモータの振動エネルギーが略均等に分散される。よって、更に共振による騒音を低減することができる。
また、第1振動吸収用突起は、前記嵌合凹部の側部、及び前記嵌合凸部の側部の少なくとも一方から突出してなるため、嵌合凹部に嵌合凸部を嵌合させる際に圧入することで、第1振動吸収用突起を容易に押圧接触させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、第2振動吸収用突起は、前記嵌合凹部の底部、及び前記嵌合凸部の先端部の少なくとも一方から突出してなるため、締結の際にフランジ部が撓められる。よって、撓められたフランジ部の弾性エネルギー(元に戻ろうとする力)により、第2振動吸収用突起を容易に押圧接触させることができる。
以上詳述したように、請求項1,2に記載の発明によれば、騒音を低減することができるモータの取付構造を提供することができる。
又、請求項3,4に記載の発明によれば、騒音を低減することができる送風装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図1〜図4に従って説明する。
図1は、車両空調用の送風装置1を示す。送風装置1は、モータ2と、モータ2の回転軸2aに固定されるファン3と、モータ2を保持するモータホルダ4と、モータホルダ4に固定されファン3の回転により発生する風を所定の方向に導くためのモータ取付部材としてのブロワーケース5とを備える。
モータ2は、アウターローター型のブラシレスモータであって、その一端側(図1及び図2中、上側)から回転軸2aが突出し、その回転軸2aにシロッコ型のファン3が固定されている。
モータホルダ4は、樹脂材よりなり、モータ2の他端側(図1及び図2中、下側)を保持している。このモータホルダ4には、モータ2に対してフランジ状に延びるフランジ部4aが形成されている。又、図3に示すように、フランジ部4aのブロワーケース5との対向面(一端面)であって、その外縁側全周には、嵌合凹部4bが形成されている。又、フランジ部4aの外縁には、周方向に離間した(図3参照)3つの締結部4cが形成されている。本実施の形態の締結部4cは、図4に示すように、フランジ部4aの外縁から軸方向(前記他端方向であって、図1、図2及び図4中、下方向)に延び、更に径方向外側に延び、その先端部に締結孔4dが形成されてなる。尚、図1及び図2では、図3に示す平面図における2つの締結部4cと対応した位置から切った断面を図示しているため、締結部4cが両端に図示されているが、本実施の形態の3つの締結部4cは、略等間隔(即ち略120度間隔)に形成されている。
そして、前記嵌合凹部4bにおける締結部4c間(周方向に隣り合う締結部4cの間)には、振動吸収用突起4eが形成されている。本実施の形態の振動吸収用突起4eは、嵌合凹部4bの底部から(軸方向に)突出してなる。又、本実施の形態の振動吸収用突起4eは、高さが一定に設定され、周方向両端部にそれぞれ角部4fを有する。又、本実施の形態の振動吸収用突起4eは締結部4c間の(周方向の)中心に形成され、その2つの角部4fは締結部4c間の(周方向の)中心から均等に離間した位置に配置されることになる。
ブロワーケース5は、樹脂材よりなる。ブロワーケース5は、略円筒状に形成され、その一端部には軸方向に貫通する吸入孔5aが形成され、その側方には径方向に貫通する図示しない吐出孔が形成されている。又、ブロワーケース5の他端部には、前記嵌合凹部4bに嵌合可能な嵌合凸部5bが形成されている。又、ブロワーケース5における前記締結部4cと対応した位置(即ち略120度間隔の3箇所)には、被締結部5cが形成されている。本実施の形態の被締結部5cは、図4に示すように、軸方向(前記他端方向であって、図1、図2及び図4中、下方向)に延び、その先端部にネジ穴5dが形成されてなる。
そして、モータホルダ4のフランジ部4aとブロワーケース5とは、嵌合凹部4bに嵌合凸部5bが嵌合され締結部材としてのボルト6によって周方向に複数箇所で固定されている。詳しくは、モータホルダ4のフランジ部4aとブロワーケース5とは、嵌合凹部4bに嵌合凸部5bが嵌合され、その状態で締結部4cの締結孔4dを貫通して被締結部5cのネジ穴5dに螺合される(3つの)ボルト6によって周方向に複数箇所(3箇所)で固定されている。又、ボルト6を螺合させる(締結の)際、嵌合凸部5bの先端面にはまず振動吸収用突起4eが当接するが、振動吸収用突起4eが当接する部分についてはフランジ部4aが(図1中、下方に)撓められることで、締結部4cと対応した部分で嵌合凸部5bの先端面が嵌合凹部4bの底面に当接されている。これにより(撓められたフランジ部4aの弾性エネルギー(元に戻ろうとする力)により)、振動吸収用突起4eは、その2つの角部4f(2点)が嵌合凸部5bに押圧接触されている。
次に、上記実施の形態(送風装置1及びモータの取付構造)の特徴的な作用効果を以下に記載する。
(1)嵌合凹部4bにおける複数の締結部4c(ボルト6)間には、締結により嵌合凸部5bに押圧接触される振動吸収用突起4eが設けられるため、(例えば、反りや歪みが発生しても)フランジ部4aとブロワーケース5との間のがたつき(隙間)が抑えられる。よって、共振による騒音を低減することができる。しかも、振動吸収用突起4eは、締結により複数点、即ち2つの角部4fで嵌合凸部5bに押圧接触されるため、言い換えると、ボルト6間において押圧接触する力の極値(略最大値)となる点が周方向に複数(2つ)となるため、ブロワーケース5に伝わるモータ2の振動エネルギーが分散される。よって、更に共振による騒音を低減することができる。
(2)振動吸収用突起4eは、締結部4c(ボルト6)間の中心から均等に離間した2つの角部4fが嵌合凸部5bに押圧接触されるため、ブロワーケース5に伝わるモータ2の振動エネルギーが略均等に分散される。よって、更に共振による騒音を低減することができる。
(3)振動吸収用突起4eは、嵌合凹部4bの底部から突出してなるため、締結の際にフランジ部4aが撓められる。よって、撓められたフランジ部4aの弾性エネルギー(元に戻ろうとする力)により、振動吸収用突起4eを嵌合凸部5bに容易に押圧接触させることができる。
(4)振動吸収用突起4eは、周方向両端部にそれぞれ角部4fを有する形状であるため、曲線等を用いた形状に比べて、簡単な形状とすることができる。その結果、モータホルダ4を容易に設計及び製造することができる。
上記実施の形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記実施の形態では、振動吸収用突起4eをモータホルダ4におけるフランジ部4aの嵌合凹部4bに形成したが、嵌合凹部及び嵌合凸部の少なくとも一方に設ければ変更してもよい。例えば、図5及び図6に示すように変更してもよい。詳しくは、嵌合凹部4bには前記振動吸収用突起4eが形成されず、嵌合凸部5bにおける被締結部5c間(周方向に隣り合う被締結部5cの間)に、振動吸収用突起5eが形成されている。この振動吸収用突起5eは、嵌合凸部5bの先端部から(軸方向に)突出してなる。又、この振動吸収用突起5eは、高さが一定に設定され、周方向両端部にそれぞれ角部5fを有する。又、この振動吸収用突起5eは被締結部5c間の(周方向の)中心に形成され、その2つの角部5fは被締結部5c間の(周方向の)中心から均等に離間した位置に配置されることになる。このようにしても、上記実施の形態の効果と同様の効果を得ることができる。又、フランジ部に嵌合凸部を形成し、ブロワーケースに嵌合凹部を形成してもよく(即ち嵌合凹部及び嵌合凸部を逆に形成してもよく)、この場合においても振動吸収用突起をどちらかの少なくとも一方に設ければよい。
・上記実施の形態では、振動吸収用突起4eは嵌合凹部4bの底部から(軸方向に)突出してなるとしたが、嵌合凹部の側部、及び嵌合凸部の側部の少なくとも一方から(軸直交方向に)突出してなるように変更してもよい。例えば、図7に示すように変更してもよい。詳しくは、嵌合凹部4b(その締結部4c間)には、底部から突出してなる前記振動吸収用突起4eが形成されず、側部から(軸直交方向に)突出してなる一対の振動吸収用突起11,12が形成されている。この一対の振動吸収用突起11,12の内の一方の振動吸収用突起11は径方向内側の側部から径方向外側に突出し、他方の振動吸収用突起12は径方向外側の側部から径方向内側に突出している。又、一対の振動吸収用突起11,12は、軸方向から見て半円形状に突出して形成されている。又、一対の振動吸収用突起11,12は、締結部4c間の(周方向の)中心から均等に離間した位置に配置されている。そして、振動吸収用突起11,12は、嵌合凹部4bに嵌合凸部5bを嵌合させて締結する際に圧入されることで、嵌合凸部5bに押圧接触される。このようにしても、振動吸収用突起11,12は、締結により複数点、即ち各振動吸収用突起11,12で嵌合凸部5bに押圧接触されるため、ブロワーケース5に伝わるモータ2の振動エネルギーが分散される。よって、共振による騒音を低減することができる。又、勿論、側部から(軸直交方向に)突出してなる一対の振動吸収用突起11,12を嵌合凸部5bに設けてもよい。又、勿論、フランジ部に嵌合凸部を形成し、ブロワーケースに嵌合凹部を形成した(即ち嵌合凹部及び嵌合凸部を逆に形成した)場合においても、側部から(軸直交方向に)突出してなる一対の振動吸収用突起をどちらかの少なくとも一方に設ければよい。又、軸方向に突出する振動吸収用突起と軸直交方向に突出する振動吸収用突起とを共に設けた構成としてもよい。
・上記実施の形態では、振動吸収用突起4eは締結部4c間の(周方向の)中心に形成され、その2つの角部4fが締結部4c間の(周方向の)中心から均等に離間した位置に配置されるとしたが、振動吸収用突起を締結部4c間の中心からずれた位置に形成してもよい。
・上記実施の形態では、振動吸収用突起4eは、高さが一定に設定され、周方向両端部にそれぞれ角部4fを有するとしたが、締結により周方向に複数点で対向する部材に押圧接触される形状であれば、他の形状に変更してもよい。例えば、締結部4c(ボルト6)間に一対の振動吸収用突起を形成してもよいし、この場合、例えば、各振動吸収用突起を軸直交方向(径方向)から見て半円弧状(角部がない形状)に形成してもよい。又、例えば、上記実施の形態の振動吸収用突起4eの角部4fをR形状に変更してもよい。
・上記実施の形態では、締結部4c、被締結部5c及びボルト6の数を3つずつとしたが、複数であれば変更してもよい。
・上記実施の形態では、ボルト6にて締結する構成としたが、他の締結部材(例えば、ビス等)にて締結する構成に変更してもよい。
・上記実施の形態では、車両空調用の送風装置1に具体化したが、他の用途の送風装置に具体化してもよい。又、送風装置以外の装置に具体化してもよく、例えばブロワーケース5をフランジ部に固定される他のモータ取付部材に変更してもよい。
上記各実施の形態から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(イ)前第2振動吸収用突起は、前記複数点となる周方向に2つの角部を有することを特徴とする。このようにすると、第2振動吸収用突起を(曲線等を用いた形状に比べて)簡単な形状とすることができる。その結果、モータホルダ、又はモータ取付部材を容易に設計及び製造することができる。
本実施の形態における送風装置の要部断面図。 本実施の形態における送風装置の分解要部断面図。 本実施の形態におけるモータ及びモータホルダの平面図。 本実施の形態における送風装置の部分拡大断面図。 別例における送風装置の要部断面図。 別例における送風装置の分解要部断面図。 別例におけるモータホルダの部分拡大平面図。
符号の説明
2…モータ、2a…回転軸、3…ファン、4…モータホルダ、4a…フランジ部、4b…嵌合凹部、4e,5e,11,12…振動吸収用突起、5…モータ取付部材としてのブロワーケース、5b…嵌合凸部、6…締結部材としてのボルト。

Claims (4)

  1. モータに対してフランジ状に延びるモータホルダのフランジ部と、モータ取付部材とを固定するモータの取付構造において、
    前記フランジ部における前記モータ取付部材との対向面に周方向に延びる嵌合凹部又は嵌合凸部を形成し、前記モータ取付部材における前記フランジ部との対向面に周方向に延びる嵌合凸部又は嵌合凹部を形成し、前記嵌合凹部に前記嵌合凸部を嵌合させて締結部材によって周方向に複数箇所で固定するモータの取付構造であって、
    前記嵌合凹部及び前記嵌合凸部の少なくとも一方における複数の前記締結部材間に、締結により周方向に前記締結部材間の中心から略均等に離間した2点で対向する部材に押圧接触される第1振動吸収用突起を設け
    前記第1振動吸収用突起は、該第1振動吸収用突起が前記嵌合凹部に設けられる場合、前記嵌合凹部の径方向内側の側部から径方向外側に突出する第1の突起と、前記嵌合凹部の径方向外側の側部から径方向内側に突出する第2の突起とからなり、前記嵌合凹部に前記嵌合凸部が圧入嵌合された状態において前記2点のうち一方の点で前記第1の突起が対向する前記嵌合凸部に押圧接触されるとともに他方の点で前記第2の突起が対向する前記嵌合凸部に押圧接触され、
    前記第1振動吸収用突起は、該第1振動吸収用突起が前記嵌合凸部に設けられる場合、前記嵌合凸部の径方向内側の側部から径方向内側に突出する第3の突起と、前記嵌合凸部の径方向外側の側部から径方向外側に突出する第4の突起とからなり、前記嵌合凹部に前記嵌合凸部が圧入嵌合された状態において前記2点のうち一方の点で前記第3の突起が対向する前記嵌合凹部に押圧接触されるとともに他方の点で前記第4の突起が対向する前記嵌合凹部に押圧接触されることを特徴とするモータの取付構造。
  2. 請求項1に記載のモータの取付構造において、
    前記嵌合凹部の底部、及び前記嵌合凸部の先端部の少なくとも一方から突出してなる第2振動吸収用突起をさらに設けたことを特徴とするモータの取付構造。
  3. モータと、
    前記モータの回転軸に固定されるファンと、
    前記モータに対してフランジ状に延びるフランジ部を有し、前記モータを保持するモータホルダと、
    前記フランジ部に固定され、前記ファンの回転により発生する風を所定の方向に導くブロワーケースとを備えた送風装置において、
    前記フランジ部における前記ブロワーケースとの対向面には周方向に延びる嵌合凹部又は嵌合凸部が形成され、前記ブロワーケースにおける前記フランジ部との対向面には周方向に延びる嵌合凸部又は嵌合凹部が形成され、前記フランジ部と前記ブロワーケースとは前記嵌合凹部に前記嵌合凸部が嵌合されて締結部材によって周方向に複数箇所で固定されるものであって、
    前記嵌合凹部及び前記嵌合凸部の少なくとも一方における複数の前記締結部材間には、締結により周方向に前記締結部材間の中心から略均等に離間した2点で対向する部材に押圧接触される第1振動吸収用突起が設けられ、
    前記第1振動吸収用突起は、該第1振動吸収用突起が前記嵌合凹部に設けられる場合、前記嵌合凹部の径方向内側の側部から径方向外側に突出する第1の突起と、前記嵌合凹部の径方向外側の側部から径方向内側に突出する第2の突起とからなり、前記嵌合凹部に前記嵌合凸部が圧入嵌合された状態において前記2点のうち一方の点で前記第1の突起が対向する前記嵌合凸部に押圧接触されるとともに他方の点で前記第2の突起が対向する前記嵌合凸部に押圧接触され、
    前記第1振動吸収用突起は、該第1振動吸収用突起が前記嵌合凸部に設けられる場合、前記嵌合凸部の径方向内側の側部から径方向内側に突出する第3の突起と、前記嵌合凸部の径方向外側の側部から径方向外側に突出する第4の突起とからなり、前記嵌合凹部に前記嵌合凸部が圧入嵌合された状態において前記2点のうち一方の点で前記第3の突起が対向する前記嵌合凹部に押圧接触されるとともに他方の点で前記第4の突起が対向する前記嵌合凹部に押圧接触されることを特徴とする送風装置。
  4. 請求項3に記載の送風装置において、
    前記嵌合凹部の底部、及び前記嵌合凸部の先端部の少なくとも一方から突出してなる第2振動吸収用突起をさらに設けたことを特徴とする送風装置。
JP2004089556A 2004-03-25 2004-03-25 モータの取付構造、及び送風装置 Expired - Lifetime JP4393904B2 (ja)

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