JP4392932B2 - バスダクト接続装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オフィスビル等で電気幹線路を構成するバスダクト接続装置に係り、特に屋外に設置される防水仕様のバスダクト接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気幹線路を構成するバスダクト接続装置として、ハウジングを突き合わせ、この突き合わせ部の側板に継ぎ板を添わせてビス或いはボルトで取り付けることで接続し、上下方向をカバーで覆ってなるものがあり、例えば実公昭43−1255号に開示されている。
【0003】
しかし、前記バスダクト接続装置はハウジングを突き合わせて接続する方式によって容易に接続作業を行える利点を有するが、屋外など雨にさらされる場所に設置する場合の対策がなされておらず、雨水等の水分が側板と継ぎ板とを締着する締着具を伝わってハウジング内に侵入してしまうという不具合を生じていた。そのため、前記不具合を解消するために、下記のような防水仕様のバスダクト接続装置が提案されている。
【0004】
例えば実公昭39−5930号には、断面コ字形に折り曲げた外被の両側板間に両端に側板を有するコ字形の底蓋を嵌着し、外被と底蓋との両側板間にパッキングを介在させて両側板をビス或いはボルトにより固定し、接続部において外被の端部にフランジを設け、接続すべきダクトのフランジ間にパッキングを介在させて両フランジをビス或いはボルトで固定連結してなるものが開示されている。
【0005】
また、実開昭55−117128号には、防水カバーを被覆された筐体から突出したバスダクト導体をバスダクト接続筐体内で接続するもので、前記防水カバーの接続端部に水切フランジを設けると共に、接続部防水カバーの両端部に断面コ字状の水切フランジカバー部を形成し、水切フランジカバー部が水切フランジを包囲する状態で前記接続部防水カバーをバスダクト接続筐体に被せてなるものが開示されている。
【0006】
また、特開平5−161236号には、導体を重ね合わせて締着具で一括緊締することによってバスダクトを接続する絶縁バスダクト接続部に於いて、締着具の挿通孔付近にOリングを介在して、締着具周りに防水機能を持たせたものが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、実公昭39−5930号によるバスダクト接続装置は、バスダクト自体及びバスダクト接続部毎にパッキングを介在する必要があるので、バスダクト接続作業が煩雑になると共に高価なものとなる。また、パッキングを使用していることから、その劣化によって防水効果を有する期間が短く、パッキングの交換が必要になるという問題を生じていた。
【0008】
また、実開昭55−117128号によるバスダクト接続装置は、バスダクトのハウジング以外に更に防水カバーや接続部防水カバーを被覆するため、組み立て作業及び接続作業が煩雑になると共に高価なものとなる。更に防水カバーや接続部防水カバーを全線に亘って被覆しているため、必要以上に大型化されることになる。
【0009】
また、特開平5−161236号によるバスダクト接続装置は、締着具挿通孔付近にOリングを介在する必要があることから、接続作業が煩雑になると共に高価なものになるという問題を生じていた。
【0010】
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであって、バスダクトの組立作業及び接続作業が容易で且つ安価であり、優れた防水機能を発揮することができるバスダクト接続装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のバスダクト接続装置は、導体を収納し、相互の突合箇所に於ける側面上部に側方への突出面が形成されているハウジングと、該突合箇所に於ける該ハウジングの外側面に締着されている継ぎ板と、該継ぎ板の該導体長さ方向両端部に外方から固着されているカバー部材とを有し、該継ぎ板と該カバー部材間に空間が形成されていると共に、該ハウジングの外側面と該継ぎ板の締着箇所が該空間内に位置し、該空間の上方が該突出面で被覆されていることを特徴とする。
【0012】
さらに本発明のバスダクト接続装置は、前記継ぎ板と前記カバー部材の固着箇所が前記ハウジングの外側面から離れていることを特徴とする。
【0013】
例えば前記継ぎ板である側面板用継ぎ板には、導体長さ方向両端部に第1屈曲部で外方に屈曲する第1屈曲片と、第1屈曲片から第2屈曲部で更に導体長さ方向に互いに離反するように屈曲する第2屈曲片とが形成され、前記カバー部材は側面板用継ぎ板の第2屈曲片と締着具で緊締されて取り付けられ、カバー部材の内面と側面板用継ぎ板の第1屈曲部間の外面との間に空間が形成される。そして、第1屈曲部間の空間から側面板用継ぎ板とハウジング側面とが締着具で緊締され、バスダクトのハウジング側面相互が接続される。
【0014】
また、例えば前記突出面は、ハウジングの側面上端縁を外方に第5屈曲部で屈曲する第5屈曲片によるなるものとし、更には第5屈曲片の端縁を更に第6屈曲部で下方に屈曲する第6屈曲片を形成すると好適である。
【0015】
さらに上記バスダクト接続装置は、前記カバー部材の導体長さ方向両端部に内方へ突出する段差領域が形成され、該段差領域で前記継ぎ板の導体長さ方向両端部が被覆されていることを特徴とする。
【0016】
例えば前記カバー部材の導体長さ方向両端部に、第3屈曲部で内方に屈曲する第3屈曲片を形成し、第3屈曲片の端縁とハウジング側面が接触する構成とすることで継ぎ板を被覆する。或いは、前記カバー部材の導体長さ方向の両端部に、第3屈曲部で内方に屈曲する第3屈曲片と、第3屈曲片の端部を更に第4屈曲部で導体長さ方向に互いに離反するように屈曲する第4屈曲片とを形成し、第4屈曲片がハウジング側面と接触する構成とする。
【0017】
さらに上記バスダクト接続装置は、前記ハウジングの突合箇所の上方に上板が前記突出面を被覆して載置されていることを特徴とする。そして、例えば上面板等の両端縁に第7屈曲部で下方に屈曲する第7屈曲片を形成し、前記ハウジングの突出面から下方に屈曲した第6屈曲片と第7屈曲片とを締着具で緊締し、上面板をハウジングに接続する。加えて上記バスダクト接続装置では、前記上板を断面略へ字形に形成すると好適である。
【0018】
さらに上記バスダクト接続装置では、相互の突合箇所に於けるハウジング底面に底面板用継ぎ板を添わせ、底面板用継ぎ板をハウジング底面に締着具を緊締して締着し、バスダクトのハウジング底面を相互に接続すると好適である。前記底面板用継ぎ板は、側方に位置する前記カバー部材と締着具で緊締可能に構成すると一層良好である。
【0019】
【作用】
本発明のバスダクト接続装置は、継ぎ板とカバー部材間に形成される空間にハウジングの外側面と継ぎ板の締着箇所が位置すると共に前記空間の上方がハウジングの突出面で覆われる構成であるため、ハウジング内に水分が侵入することがなくなる。例えば最外側に位置するカバー部材を締着するための締着具から伝わる水分は第2屈曲片の内方面等まで侵入するが、第2屈曲片等がハウジング外側面と離れているため、ハウジング側面まで侵入することがない。そして、ハウジング内へ貫通して側面板用継ぎ板とハウジング側面とを締着する締着具は、上方を突出面により、外面をカバー部材により被覆されているため、水分は締着具を伝わってハウジング内に侵入することができなくなり、防水効果を向上することができる。
【0020】
また、ハウジングの側面上端縁を外方に屈曲する第5屈曲片を形成し、第5屈曲片に突出面の役割を果たさせ、第5屈曲片内にカバー部材を収納する構成とすることで、別体に突出面を形成する必要がなく、安価で、美的に優れた外観のバスダクト接続装置にすることができる。更には第5屈曲片の端縁を下方に屈曲する第6屈曲片を形成すると、前記空間に侵入する水分をより効果的に防ぐことが可能となる。
【0021】
さらにカバー部材の形成された段差領域で継ぎ板の導体長さ方向両端部を被覆する構成、例えばカバー部材の両端部に内方に屈曲する第3屈曲片を形成し、第3屈曲片の端縁がハウジングの側面と接するように構成することで、側面板用継ぎ板とバスダクト側面との接触面も段差領域である第3屈曲片により被覆することができ、より防水効果に優れたものとすることができる。更には第3屈曲片の端縁に形成した第4屈曲片がハウジング側面と接する構成とすることで、より一層防水効果を向上することができる。
【0022】
さらにハウジングの突合箇所の上方に上板を前記突出面を被覆して載置する構成、例えば上面板等の両端縁に下方に屈曲する第7屈曲片を形成して、ハウジングの第6屈曲片と第7屈曲片とを締着具で緊締し、上面板をハウジングに接続する構成とすることで、前記締着具を伝わる水分は第6屈曲片と第7屈曲片間及び第6屈曲片の内面までは侵入するが、そのままハウジングの外方(下方)に落下し、ハウジング内に侵入することがない。加えて上面板を断面略へ字形に形成することで、上面板上に水分(積雪も含む)が貯まることがなく、水分の重さにより上面板が変形する等を未然に防止できる。
【0023】
さらに相互の突合箇所に於けるハウジング底面に添わせた底面板用継ぎ板をハウジング底面に締着具で締着し、ハウジング底面を相互に接続することで、地面からの跳ね返りによる雨水等の侵入を防止することが可能となると共に、ハウジングの接続強度を増すことができる。更には底面板用継ぎ板を側方に位置するカバー部材と締着具で緊締可能に構成すると、カバー部材、底面板用継ぎ板及び側面板用継ぎ板が全て締着具を介して一体化され、より強固にバスダクトのハウジングの接続を行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に本発明のバスダクト接続装置を図面に於ける具体的な実施形態に基づいて説明する。図1から図10までは第1実施形態のバスダクト接続装置を示し、図1は第一実施形態のバスダクト接続装置を示す平面図、図2は図1の側面図、図3はそのバスダクトの縦断面図、図4はそのバスダクト接続部の縦断面図、図5は図4の分解説明図、図6はハウジングの斜視図、図7は図6の分解斜視図、図8はカバー部材の締着箇所の拡大正面図、図9は側面板用及び底面板用継ぎ板とカバー部材の締着状態の斜視説明図、図10はハウジング側面板の締着状態を示す拡大正面図である。
【0025】
本実施形態のバスダクト接続装置は、図1及び図2に示すように、接続するバスダクト10・10を相互に対向して突き合わせ、これをバスダクト接続部20を介して接続している。
【0026】
バスダクト10は、図1乃至図3と図6及び図7に示すように、側面板111、底面板112、上面板113からなるハウジング11内に並設された三線の導体12を収納している。ハウジング11内に形成或いは取り付けられている碍子支持枠13は、碍子支持枠13に適宜間隔毎に配設された碍子14を支持し、各碍子14はボルト15で取り付けられた各導体12を支持している。前記碍子支持枠13はハウジング11内に溶接接続する等適宜である。
【0027】
ハウジング11に於いて、側面板111と底面板112は一体形成され、導体長さ方向で底面板112の略中央に於ける中心線で2分割されている。前記2分割箇所にはハウジング11の内方向(上方向)にそれぞれ屈曲片114が設けられ、屈曲片114・114間はボルト、ナット等の締着具115で緊締して締着され、断面略U字形のハウジング構成部材が形成されている。前記屈曲片114・114間にはパッキンを挟んで締着具115により締着すると、下方向からの水分の侵入を未然に防止することが可能となって好適である。
【0028】
側面板111の上端縁には、図8に示すように、第5屈曲部111aにより外方で略水平方向に屈曲する第5屈曲片111bが形成され、さらに第5屈曲片111bの端縁には第6屈曲部111cにより下方向に屈曲する第6屈曲片111dが形成されており、側面板111と底面板112は断面略逆Ω字形をなしている。また上面板113の両端縁にも第7屈曲部113aで下方に屈曲する第7屈曲片113bが形成され、図7に示すように導体長手方向の両端に上方凸部113cを有し、側面板111の上方に設けられた第6屈曲片111dと上面板113の第7屈曲片113bとがボルト、ナット等からなる締着具116で緊締され、ハウジング11の全周が形成されている。
【0029】
前記側面板111の第6屈曲片111dと上面板113の第7屈曲片113bとの締着具116による締着箇所は、ハウジング11の側面板111より外方で、且つ側面板111の上端縁よりも下方向に位置するので、締着具116を伝わってくる水分は、ハウジング11内に侵入することなく下方向に落下し、バスダクト10の防水効果が向上する構成である。
【0030】
また、バスダクト10・10を相互に接続するバスダクト接続部20に於いては、図1及び図2、図4乃至図10に示すように、導体12・12相互が例えば導体端部間に継ぎ導体を添わせた状態で締着具21aにより緊締されて接続されており、ハウジング11・11の端縁が相互に突き合わされている。
【0031】
ハウジング11の突き合わせ部分の側面板111には、側面板用継ぎ板22を添わされている。側面板用継ぎ板22には、導体長さ方向両端縁に第1屈曲部221により外方に屈曲された第1屈曲片222が形成され、第1屈曲片222の端縁には更に導体長さ方向に互いに離反するように第2屈曲部223で屈曲された第2屈曲片224が形成されている。即ち、ハウジング側面板111と第1屈曲部221・221間の継ぎ板22は接触状態、第1屈曲片222はハウジング側面板111と略直交状態になると共に、第2屈曲片224はハウジング側面板111と離れた状態で平行に配置される構成である。
【0032】
前記側面板用継ぎ板22とハウジング側面板111は、ハウジング側面板111と接触している第1屈曲部221・221間に締着具21bを緊締して締着され、ハウジング側面板11・11が相互に接続されている。さらに側面板用継ぎ板22の外方からカバー部材23が被覆されている。
【0033】
カバー部材23は側面板用継ぎ板22と類似形状であり、平板の導体長さ方向両端縁には第3屈曲部231により内方に屈曲された第3屈曲片232が形成され、第3屈曲片232の端縁には更に導体長さ方向に互いに離反するように第4屈曲部233で屈曲された第4屈曲片234が形成されている。カバー部材23は、側面板用継ぎ板22の第2屈曲片224とカバー部材23の第3屈曲部231・231間の平面とが接した状態で配設され、前記接触部分に於いて締着具21cを緊締することにより取り付けられる。
【0034】
カバー部材23が取り付けられた状態では、図10に示すように、第4屈曲片234とハウジング側面板111とが接触し、側面板用継ぎ板22の第1屈曲部221・221間の平面とカバー部材23の第3屈曲部231・231間の平面との間に空間部24が形成され、側面板用継ぎ板22をハウジング側面板111に締着した際の締着具21bが空間部24に収納される構成である。前記空間部24の上方は、図8に示すように、ハウジング側面板111の上方に形成された第5屈曲片111b及び第6屈曲片111dにより、空間部24の最上端縁と第5屈曲片111bが接した状態で被覆され、上方から空間部24内に水分が侵入できないように構成されている。
【0035】
上記構成でハウジング側面板111を接続することにより、ハウジング側面板111を接続するための側面板用継ぎ板22の締着箇所はカバー部材23の第3屈曲部231・231間に収納されると共に、カバー部材23と側面板用継ぎ板22との締着箇所はハウジング側面板111との非接触箇所である側面板用継ぎ板22の第2屈曲片224で締着される。即ち、ハウジング側面板111の締着箇所が収納されている空間部24以外の場所でカバー部材23が締着されているため、図10に示すように最外側に存在するカバー部材23の締着具21cからつたわる水分は水分落下空間28から下方に落下し、ハウジング10内に侵入することがない。更に第4屈曲片234がハウジング10の側面板111と接する構成により、ハウジング側面板111と側面板用継ぎ板22間の接触面からの水分の侵入も未然に防止されている。
【0036】
また、前記突き合わせ部分の上面は開放状態になるように構成され、図7に示すように、開放部分には上面板113・113間に両側方に第8屈曲片251とバスダクト10の長手方向両端に上方凸部252が形成されている上面板用継ぎ板25が嵌め込まれている。嵌め込まれた上面板用継ぎ板25の更に上方から、上面板用継ぎ板25よりも平面面積が大きく、両側方に第9屈曲片261と長手方向両端に接続すべきバスダクト10・10の上面板113・113の端縁まで覆う被覆部262を有する(上面板用)カバー部材26を被覆する。そして、図8に示すように、(上面板用)カバー部材26の第9屈曲片261は、上面板用継ぎ板25の第8屈曲片251及び上面板113の第7屈曲片113bを介して側面板111の第6屈曲片111dに締着具116を緊締することにより締着され、ハウジング上面板113・113が接続されることになる。
【0037】
前記突き合わせ部分の底面板112には底面板用継ぎ板27が添わされ、ハウジング11の底面板112に締着具を緊締して締着し、ハウジング底面板112・112相互が接続されている。底面板用継ぎ板27は下方からの水分の侵入を防止するために、平面視略方形で下方が開口した箱型に形成されており、箱型の上面板271とハウジング底面板112とが適宜間隔に締着具で締着され、箱型の側面板272とカバー部材23の下端とが締着具21dで締着されている。
【0038】
底面板用継ぎ板27は、ハウジング底面板112の幅より多少広く、且つ導体長さ方向の幅はカバー部材23の第3屈曲部231・231間と略同一長さで形成され、一方でカバー部材23もハウジング側面板111の高さより多少高く形成されており、カバー部材23の第3屈曲部231・231間に底面板用継ぎ板27の端縁が嵌合され、前記嵌合部分に於いてカバー部材23の外方から締着具21dで緊締することにより取り付けられる。上記構成でカバー部材23、側面板用継ぎ板22、底面板用継ぎ板27が強固に固定され、ハウジング10及びハウジング接続部20全体が側面、底面、上面で接続され、高い接続強度で強固に接続される。
【0039】
次に本発明のバスダクト接続装置の他の実施形態について説明する。図11は第二実施形態に於けるハウジング側面板の締着状態を示す拡大正面図で、カバー部材23に第4屈曲片234が設けられていないものである。本実施形態のように第3屈曲片232の端縁に第4屈曲片234を有しない場合、第3屈曲片232の端縁とハウジング側面板111とが接するようにカバー部材23が被覆される構成である。これにより、カバー部材23の加工費及び材料費を軽減し、より安価なバスダクト接続装置を提供することが可能になる。
【0040】
さらに本発明のバスダクト接続装置の別の実施形態について説明する。図12は本発明の第三実施形態に於けるバスダクト接続部を示す縦断面図、図13は図12の分解説明図である。第三実施形態のバスダクト接続装置は、第一実施形態のバスダクト接続部20の上面板用継ぎ板25の上方凸部252の上端縁と上面板用カバー部材26の断面を略へ字形で山型に形成している。なお図12及び図13はバスダクト接続部20について図示したが、接続部20以外のバスダクト10の上面板113も同様に断面略へ字形に形成されている。
【0041】
そして、上面板113の強度を増加するために、碍子支持枠13の上端縁を略へ字形に形成し、バスダクト接続部20以外の場所に設けている。また、図には省略したが、碍子支持枠13の下端部略中央に、底面板112・112の屈曲片114・114同士を締着具115で緊締するためのコ字形の凹部を形成すると好適である。
【0042】
上記構成により、積雪、雨水等が上面板113、(上面板用)カバー部材26上等に貯まることがなくなって、重さによる変形を未然に防止することが可能となる。
【0043】
以上、本発明のバスダクト10及びバスダクト接続部20についての実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態例に限定されるものではなく、次ぎのような拡張及び変形をすることが可能である。例えば上記実施形態例は、三線式のバスダクト10について説明したが、これに限定されるものではなく、二線式或いは四線式以上のバスダクト10であってもよい。
【0044】
また、上記実施形態例は、各導体12間を空気絶縁により絶縁するバスダクト10について説明したが、これに限定されるものではなく、絶縁被覆導体を側面板及び上下面板により収納するバスダクトであっても本発明は適用可能である。
【0045】
また、上記実施形態例は、側面板111と底面板112とを一体形成し、且つ底面の略中央で、導体長さ方向を中心に左右に2分割されたハウジング10について説明したが、側面板と底面板を一体形成し、分割しない状態のハウジング、更に3分割以上するハウジング、更に側面板と底面板とを別体に形成するハウジングであってもよい。なお前記2分割にすることにより、分割なしのハウジングよりも折り曲げ加工が容易になると共に、3分割以上に分割したハウジングよりも組立作業が容易になる。
【0046】
また、ハウジング11の側面上方に形成された突出面である第5屈曲片111bは、必ずしもハウジング11の側面板111に形成する必要はなく、例えば上面板113に突出面を形成し、この突出面によって空間部24を被覆する構成であってもよく、更にはバスダクト10の接続部20にのみ突出面を形成することも含まれる。又碍子14の形状、碍子支持枠13の形状等は本実施形態例及び図面に限定されるものではない。
【0047】
【発明の効果】
本発明のバスダクト接続装置は上記構成によって、パッキン等を不使用或いは殆ど使用せずに優れた防水効果を発揮する。そして、パッキンの劣化による交換作業を不要或いは極力低減し、接続部やバスダクト自体の寿命を延ばすことができることから、優れた防水効果を長期に亘って維持することが出来る効果を奏する。
【0048】
また、殆どのバスダクトの組立及び接続をボルトやナットなど締着具によって行うことが可能で溶接等が不要であり、更に組立時及び接続時にパッキン等の高価で扱いづらい部品を使用する必要がなくなること等から、安価で且つバスダクトの組立作業及び接続作業が容易に行うことができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態のバスダクト接続装置を示す平面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】第一実施形態に於けるバスダクトを示す縦断面図。
【図4】第一実施形態に於けるバスダクト接続部を示す縦断面図。
【図5】図4の分解説明図。
【図6】第一実施形態に於けるバスダクトハウジングを示す斜視図。
【図7】図6の分解斜視図。
【図8】第一実施形態に於けるカバー部材の締着箇所を示す拡大正面図。
【図9】第一実施形態に於ける側面板用及び底面板用継ぎ板とカバー部材の締着状態を示す斜視説明図。
【図10】第一実施形態に於けるハウジング側面板の締着状態を示す拡大正面図。
【図11】本発明の第二実施形態に於けるハウジング側面板の締着状態を示す拡大正面図。
【図12】本発明の第三実施形態に於けるバスダクト接続部を示す縦断面図。
【図13】図12の分解説明図。
【符号の説明】
10 バスダクト
11 ハウジング
111 側面板
112 底面板
113 上面板
12 導体
20 バスダクト接続部
22 側面板用継ぎ板
23 カバー部材
24 空間部
25 上面板用継ぎ板
26 上面板用カバー部材
27 底面板用継ぎ板

Claims (5)

  1. 導体を収納し、相互の突合箇所に於ける側面上部に側方への突出面が形成されているハウジングと、該突合箇所に於ける該ハウジングの外側面に締着されている継ぎ板と、該継ぎ板の該導体長さ方向両端部に外方から固着されているカバー部材とを有し、該継ぎ板と該カバー部材間に空間が形成されていると共に、該ハウジングの外側面と該継ぎ板の締着箇所が該空間内に位置し、該空間の上方が該突出面で被覆されていることを特徴とするバスダクト接続装置
  2. 前記継ぎ板と前記カバー部材の固着箇所が前記ハウジングの外側面から離れていることを特徴とする請求項1記載のバスダクト接続装置
  3. 前記カバー部材の導体長さ方向両端部に内方へ突出する段差領域が形成され、該段差領域で前記継ぎ板の導体長さ方向両端部が被覆されていることを特徴とする請求項1又は2記載のバスダクト接続装置
  4. 前記ハウジングの突合箇所の上方に上板が前記突出面を被覆して載置されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のバスダクト接続装置
  5. 前記上板が断面略へ字形に形成されていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のバスダクト接続装置
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