JP4392895B2 - スパッタリング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスパッタリング装置に関し、特に、光ディスク等の製造に適し、基板の温度上昇の抑制と、ターゲットから基板への膜の付着効率とターゲットの利用効率を高めたスパッタリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
DVD−RAMやMD(ミニディスク)等の光ディスクを製作する従来のスパッタリング装置を説明する。
【0003】
例えばDVD−RAMは大容量ディスクメモリとして有望である。DVD−RAMの構造を図13に示す。DVD−RAMは、基板501の上に保護膜502、記録膜503、保護膜504、反射膜505の順序で各膜が堆積され積層される。基板501にはポリカーボネイド等の樹脂基板が使用され、その厚みは例えば0.6mmである。保護膜502,504にはZnS−SiO2 が使用される。この保護膜の作製に使用されるターゲットは絶縁物であり、このため高周波マグネトロンスパッタリング方式で保護膜を形成している。
【0004】
スパッタリング装置では、基板とターゲットを対向させ、プラズマ放電を起こしてターゲットをスパッタし、ターゲットからスパッタ粒子を放出させ、基板上にスパッタ粒子を付着させて薄膜の堆積を行う。ターゲットはカソードに取り付けられ、基板は基板ホルダに取り付けられている。スパッタ成膜の際の基板とカソードの関係について、従来、静止状態のカソードに対して、基板を静止状態に保つ静止成膜方式、基板を自公転させる自公転成膜方式、基板を自転させる自転成膜方式が知られている。
【0005】
静止成膜方式のスパッタリング装置の例を図14に示す。真空装置511において、下部にシールド512を周囲に備えたカソード513が絶縁体514を介して設けられ、上部に基板ホルダ515が設けられている。カソード513の上にはターゲット516が取り付けられ、基板ホルダ515には基板517が取り付けられている。ターゲット516の516aはエロージョンである。カソード513は、ターゲット516を固定する裏板518を有し、マグネット519が内蔵され、整合回路520を介して高周波電源521が接続されている。カソード513の内部には冷却水が矢印522のごとく供給される。真空容器511には、圧力計523、プロセスガス供給系524、バルブ525とオリフィス526を有する排気系527を備える。上記静止成膜方式では、基板とカソードは、同軸位置関係(両者の中心軸が一致)で正対させられ、両者の距離が40〜50mm程度となるように近付けて配置されている。カソードに所定電力が投入されると、イオンや電子等が基板に入射する確率が高くなり、基板温度が上昇し基板が軟化するという不具合が生じる。また基板上での膜厚分布を±3%以内にすることから、ターゲットの外周付近に大量なエロージョンを形成しており、このためターゲットの利用効率(スパッタ前のターゲットの体積とエロージョンされた部分の体積の比)が40%以下となる。さらにスパッタ成膜時には、チャンバの内壁等に膜が付着し、基板への膜の付着効率はおよそ10%程度である。
【0006】
自公転成膜方式のスパッタリング装置は図15に示される。図15において図14で説明した要素と実質的に同一の要素には同一の符号を付している。このスパッタリング装置では、上壁に回転自在な軸531aを有するパレット531が設けられ、このパレット531に例えば8個の基板ホルダ532が回転自在に設けられている。各基板ホルダ532には基板517が取り付けられている。基板ホルダ532の軸には自転歯車533が固定され、自転歯車533は公転歯車534,535と噛み合っている。その他の構造は、図14で説明した構造と同じである。この自公転成膜方式では、各基板517は、パレット531の回転で公転しながら、基板ホルダ532の回転で自転する。パレット531の軸531aの位置とターゲット516の中心軸の位置はずれている。従って、基板とターゲットが向かい合うのは、公転中の基板517がターゲット516の上方位置を通過するときの短時間である。このような構成の自公転方式では、基板の膜厚分布を±3%以内にするため基板とカソードの距離が140〜160mm程度になるように離されている。基板とカソードの間隔が大きくなるため、プラズマ密度が小さくなって基板の温度は低くなるが、成膜速度は静止成膜方式に比較して1/30程度に小さくなる。従って生産性が悪くなる。また付着効率も10%程度である。
【0007】
自転成膜方式のスパッタリング装置については、具体的な従来例として特開平6−322538号公報に開示された装置が挙げられる。このスパッタリング装置では、真空容器におけるカソードの上方の壁部に円形のホルダを固定状態で取付け、このホルダに自転する4つの基板を配置している。各基板は、回転する円盤状プレートに取り付けられ、自転するようになっている。この例では、ターゲットに対向するホルダの関係について、それぞれ円形のターゲットとホルダが同軸位置に配置され、かつホルダにおいて4つの基板は、各基板の中心が同軸円の円周上に等間隔となるように配置されている。なおカソード側にはモータで偏心回転する磁石が内蔵されている。以上の自転成膜方式では、付着効率を20%程度まで向上させることができ、上記の付着効率の問題は解消される。さらにホルダに自転するように設けられた4つの基板の各々で膜厚分布が均一化されるという利点を有する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の自転成膜方式のスパッタリング装置では、前述の利点を有しているが、基板ホルダに取り付けられた4つの基板の間で膜厚分布に違いが生じるという問題が起きる。このことは、各基板は、その位置が変化せず、同じ位置で自転するだけであるため、実際上、真空容器内の他の構造、すなわちシールドの形状、排気方向などの影響によって各基板上での成膜条件が異なることになるからである。さらに自転成膜方式では、基板ホルダにおいて、基板を、その基板の大きさに応じて最適な位置に配置されることが要求される。従って上記の従来の自転成膜方式のスパッタリング装置によれば、例えば仮に当該装置が直径120mmのDVD−RAM用基板のスパッタ成膜のために基板取付け位置が設計されている場合に、直径64mmのMD用基板のスパッタ成膜を行うことができないことになる。すなわち、上記基板取付け機構を備えたスパッタリング装置は、大きさの異なる基板のスパッタ成膜に共用できないという問題を有している。
【0009】
本発明の目的は、上記の問題を解決することにあり、マグネトロスパッタリング方式のスパッタリング装置において、大きさの異なる基板にスパッタ成膜する場合に共用でき、付着効率とターゲット利用効率を向上できるスパッタリング装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明に係るスパッタリング装置は、上記目的を達成するために、次のように構成される。
【0011】
本発明に係るスパッタリング装置は、ターゲットを取り付けたカソードと、ターゲットをスパッタして基板に薄膜を形成する構造とを有し、ターゲットに対向して回転する1つのパレットを配置し、パレットのカソード対向面に3つの回転する基板ホルダを同一円周上で等間隔に取り付け、パレットの回転と3つの基板ホルダの各々の回転とに基づいて自公転成膜を行う構成において、ターゲットは正面形状が円形である1つの円形ターゲットでありかつパレットは円形パレットであり、円形パレットは円形ターゲットに正対して平行かつ同軸の位置関係で配置され、円形パレットのカソード対向面に取り付けた3つの基板ホルダの各々の基板搭載面は、搭載面外縁内の範囲で、1枚の大型基板、または3枚の小型基板を搭載する大きさを有する、ことを特徴とする。
上記の構成において、好ましくは、3つの基板ホルダの各々に3枚の小型基板を搭載するとき、基板搭載面上で、3枚の小型基板は同一円周上で等間隔に配置されることを特徴とする。
上記の構成において、好ましくは、円形ターゲットと基板ホルダに搭載された基板の間の距離(T/S)は65〜80mmの範囲に含まれる距離に設定されることを特徴とする。
本発明に係るスパッタリング装置では、自公転成膜方式が利用され、公転用パレットとターゲットの各中心軸が一致するように配置され、ターゲットと基板の距離を比較的大きな距離(65〜80mm)に設定され、かつ膜厚分布を±3%以下にするために3つの基板ホルダを同一円周上に等間隔で配置している。かかる構成の自公転成膜方式によって、基板間の膜厚分布の差がなくなり、基板への膜の付着が高まり、付着効率が向上する。またパレットにおける基板ホルダの取り付け位置を変更することなく、基板ホルダを基板固有のものに交換するだけで、DVD−RAM基板、φ5.25光磁気ディスク基板、MD基板等の各種の大きさの基板のスパッタ成膜に対処することができる。さらにターゲットのエロージョン形状は静止成膜方式のように制限されず、ターゲットの利用効率を高めることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0013】
最初に、概略図である図1〜図3を参照して、本発明に係るスパッタリング装置の要部の全体的な構成を概略的に説明する。図1は縦断面図、図2は水平断面図、図3はバルブ板の開閉状態を拡大して示す図である。
【0014】
本実施形態によるスパッタリング装置では、内部にカソード機構10を設けたチャンバ100(以下「カソードチャンバ」という)と、内部に基板取付け機構20を設けたチャンバ200(以下「基板チャンバ」という)とを備える。基板チャンバ200は基板を所定の処理位置に搬送するための真空搬送チャンバである。カソードチャンバ100と基板チャンバ200は所要の間隔を開けて配置されている。カソードチャンバ100と基板チャンバ200の間には、当該間隔に基づき、スパッタチャンバを形成するためのスペース11が確保される。このスペース11は、周囲を側壁部12で囲まれ、外部空間から隔離されている。またスペース11は、開口部13を通してカソードチャンバ100の内部空間と通じることが可能であり、開口部14を通して基板チャンバ200の内部空間と通じることが可能である。またスペース11における開口部13の側、および開口部14の側にはそれぞれバルブ板15,16が配置されている。バルブ板15は中央に位置する筒部15aを有し、その外側周囲に鍔部15bを有している。またバルブ板16も同様に筒部16aと鍔部16bを有する。バルブ板15,16はそれぞれ直線駆動装置17,18によって中央の筒部の軸方向に動くことが可能である。バルブ板15が動くことで開口部13が開閉され、バルブ板16が動くことで開口部14が実質的に開閉される。
【0015】
カソードチャンバ100、基板チャンバ200、スパッタチャンバを形成するためのスペース11は、それぞれ真空ポンプ21,22,23によって所要の真空状態に排気される。なお真空ポンプはチャンバごとに設ける代わりに、例えばスパッタチャンバの箇所に共通の真空ポンプを一台設け、この一台の真空ポンプで全体の排気を行うように構成することも可能である。
【0016】
カソードチャンバ100の内部に設けられたカソード機構10は、回転式機構として形成され、例えば4つの側面を有するカソード回転体24と、カソード回転体24の4つの側面に設けられたカソード25とから構成されている。このカソード回転体24の内部は空洞になっており、4つの側面を持つ側壁部を形成する部分は四角筒の形状を有している。カソード回転体24は、カソードチャンバ100の中央に取り付けられ、カソードチャンバ100の外部に設けられた回転駆動装置26で必要に応じて自在に回転される。4つのカソード25は90°の等間隔で配置され、各カソードにはターゲット27a〜27dがボンディング等で取り付けられている。カソード27a〜27dの各々は、カソード回転体24の側壁の部分に絶縁体を介して組み込まれている。ターゲット27a〜27dは、例えば、異なる材料で形成され、異なる種類の膜の形成に使用される。なお、ターゲット27a〜27dについては、同じ材料のターゲットが設けられる場合もある。4つのカソード25の各々はカソード回転体24が90°の単位で回転することによりスペース11に順次に臨むように配置させることができる。カソード回転体24の内部スペースには各種装置が組み込まれ、例えばカソード電源から4つのカソード25の各々に給電を行う給電部や、各カソードを冷却する冷却水通路、ターゲット27a〜27dの位置を変更するための位置調整機構等が内蔵される。
【0017】
基板チャンバ200の内部に設けられた基板取付け機構20は、例えば4つの側面を有する基板回転体28である。基板回転体28の4つの側面の各々には回転するパレット201が設けられ、各パレット201には回転する3つの基板ホルダ202a〜202cが等間隔で設けられ、基板ホルダ202a〜202cのそれぞれには基板29a〜29cが取り付けられている。基板回転体28は基板搬送装置として機能する。基板回転体28は、基板チャンバ200の中央部に取り付けられ、基板チャンバ200の外部に設けられた回転駆動装置31で回転自在である。4つのパレット201は90°の等間隔で配置されている。4つのパレット201の各々は基板回転体28が90°の単位で回転することによりスペース11に順次に臨むように配置させることができる。
【0018】
次に、カソードチャンバ100と基板チャンバ200の間において、スペース11とバルブ板15,16の移動とを利用して形成されるスパッタチャンバについて説明する。本実施形態によるスパッタリング装置では、もともとスパッタチャンバとして確立したチャンバを備えておらず、バルブ板15,16を移動させてスペース11を他の領域から隔離することによりスパッタチャンバが形成される。スペース11は、本来、単にカソードチャンバ100と基板チャンバ200の間の隙間として形成され、側壁部12によって四方を囲まれることにより形成される。スペース11において、カソードチャンバ100側の箇所にはバルブ板15が配置され、基板チャンバ200側の箇所にはバルブ板16が配置される。バルブ板15,16の各々が直線駆動装置17,18により内側に移動して配置されると、開口部13,14は開かれ、スペース11は他の領域と通じた状態に保持される。バルブ板15が直線駆動装置17により外側に移動して配置されると、筒部15aの外端がカソード回転体24の側面に押し付けられかつ鍔部15bの外端が境界部32に押し付けられ、開口部13が閉じられ、かつカソード25とタートゲット27aが筒部15aの内部空間を利用してスペース11に臨む。バルブ板16が直線駆動装置18により外側に移動して配置されると、筒部16aの外端が基板回転体28の側面に押し付けられかつ鍔部16bの外端が境界部33に押し付けられ、開口部14が閉じられ、かつパレット201が筒部16aの内部空間を利用してスペース11に臨む。上記構成によりスペース11が他の部分と分離されてスパッタチャンバとして確立され、パレット201に取り付けられた3つの基板29a〜29cがターゲット27aに対向して配置されることになる。上記において、バルブ板15,16の筒部15a,16aの開口内寸法はカソード27aとパレット201よりも大きく設定されている。このように形成されたスパッタチャンバは真空ポンプ23で真空にされ、当該スパッタチャンバに対し側壁部12に付設されたマスフローコントローラ34からスパッタ用ガスが導入される。スパッタチャンバ内の圧力は、マスフローコントローラ34から導入されるガスの流量を調整することにより調整される。
【0019】
上記構成を有するスパッタリング装置で、スパッタ成膜が行われる前の段階では、直線駆動装置17,18でバルブ板15,16が、図3に示すごとく内側に移動して配置されている。このとき、開口部13,14が開かれてスペース11はカソードチャンバ100の内部空間と基板チャンバ200の内部空間に通じており、カソードチャンバ100ではカソード回転体10が回転できる状態にありかつ基板チャンバ200では基板回転体28が回転できる状態にある。この状態で、回転駆動装置26でカソード回転体24が回転されかつ回転駆動装置31で基板回転体28が回転され、これによりスパッタ成膜に使用されるターゲットが選択されかつスパッタ成膜が施される基板を備えたパレットが選択される。カソードチャンバ100と基板チャンバ200は真空ポンプ21,22でそれぞれ所要の真空状態に保持されている。スペース11に臨むターゲットと基板が選択された状態で、直線駆動装置17,18によってバルブ板15,16が矢印35,36のごとく外側に移動されると、前述のごとくスペース11が隔離され、スパッタチャンバが形成される。その後、スパッタチャンバ内のスペース11が真空ポンプ23で排気され、マスフローコントローラ34でスパッタ用プロセスガス(Arガス)が導入され、カソード25にカソード電源から給電が行われ、選択されたパレット201に取り付けられた3つの基板29a〜29cに対してスパッタ成膜が開始される。スパッタ成膜の際、等間隔で配置された基板29a〜29cは、パレット201の回転で公転し、基板ホルダ202a〜202cの回転で自転する。このように、スパッタ成膜の間、基板29a〜29cは自公転させられる。基板29a〜29cに対する成膜が終了すると、スパッタ用プロセスガスの導入等が停止される。その後、図3に示した状態にして次の成膜で使用されるターゲットと基板がスパッタチャンバで対向するように、カソード回転体24と基板回転体28を回転させる。バルブ板15,16を前述と同様にして移動させてスパッタ用プロセスガスを導入し、基板の表面に薄膜が形成される。さらに、前述した同様な動作に基づいて、成膜したい基板とカソードおよびターゲットとの組合せてスパッタリングにより膜を形成する。
【0020】
上記構成のスパッタリング装置によれば、カソードチャンバ100と基板チャンバ200の間のスペース11と、スペース11内に配置したバルブ板15,16の開閉動作を利用して、スパッタ成膜を行う際に他の部分から分離されたスパッタチャンバが形成される。さらにカソードチャンバ100に複数のカソードおよびターゲットを備えた回転自在なカソード回転体24を設け、基板チャンバ200に公転用パレットと自転用基板ホルダによって自公転する例えば3つの基板を備えた回転自在な基板回転体28を設け、スパッタ成膜を行うとき、形成されたスパッタチャンバに、ターゲットと基板とを任意に組合せてセットすることができる。従って、複数のスパッタチャンバを予め特別に持つ必要はなく、構成を簡単することができる。また基板に成膜される膜の数を増すため、スパッタチャンバの数を増さなければならない場合にも、カソード回転体24および基板回転体28の構造を変更し、形成される1つのスパッタチャンバにセットされるカソード等と基板の組みを増せばよく、容易に対処することができる。なお上記の例では、4つのカソードを備えたカソード回転体24、4つのパレットを備える基板回転体28の例を示したが、カソード数等は他の数に変更できるのは勿論である。
【0021】
また1つのカソードを利用してスパッタ成膜を行うとき、当該カソードはスパッタチャンバを形成するスペース11に臨みかつバルブ板15が閉じることにより、他の3つのカソードから完全に分離される。それ故、スパッタ成膜の際に関係するカソードのターゲットがスパッタされたとしても、他のカソードのターゲットの表面が汚染されることはない。
【0022】
次に、図4と図5に本発明に係るスパッタリング装置の要部の具体例を示し、これらの図を参照して前述したカソードチャンバ100とカソード機構10の具体的な構造について説明する。図4はカソードチャンバ100およびこれに関連する下側部分の内部構造、スパッタチャンバの内部構造、バルブ板15、基板取付け構造の一部を示す縦断面図であり、図5は図4におけるカソード回転体の内部構造を示す水平断面図である。図4と図5において前述した図1〜図3で説明した要素と実質的に同一の要素には同一の符号を付している。
【0023】
このスパッタリング装置において、カソードチャンバ100の下側には例えばテーブル状の下部フレーム41が設けられ、下部フレーム41の上部に円筒形の支持フレーム42が設けられており、またスペース11を有するスパッタチャンバ300の下側には真空ポンプ43が設けられている。円筒形の支持フレーム42は下部フレーム41の上板41aに固定されており、さらにカソードチャンバ100は支持フレーム42の上に固定されている。カソードチャンバ100の下壁には孔100aが形成されており、カソードチャンバ100に固定される円筒形支持フレーム42は下壁の孔100aの周囲の外側面に結合されている。カソードチャンバ100の内部に回転自在に取り付けられたカソード回転体24が設けられている。カソードチャンバ100の内部スペースは気密であり、減圧されて真空状態に保持されるが、カソード回転体24の内部は、その下部が開放されて大気状態になっている。真空ポンプ43は、排気チャンバ44を介してスパッタチャンバ300内のスペース11に接続される。真空ポンプ43は前述の真空ポンプ23に対応するものであるが、この具体例ではスパッタチャンバ300内のスペース11とカソードチャンバ100内のスペースを1つの真空ポンプ43で同時に排気する構造を採用している。下部フレーム41には上記の4つのカソード25に対してスパッタ成膜の際に必要な電力を供給する高圧のカソード用電源46と、カソード回転体24を回転させるための駆動用モータ47と、装置各部の動作を制御するコントローラ48と、その他にカソードチャンバを冷却する冷却水を供給する冷却装置と、スパッタチャンバにプロセスガスを供給するためのガス供給装置が設けられている。冷却装置や冷却水を流すための配管、ガス供給装置やガスを流す配管の図示は、図を簡略化するために省略されている。また駆動用モータ47は支持台49の上に配置されている。
【0024】
次に、カソード回転体24内には空洞のスペースが形成され、下壁10aには例えば円形の孔が形成され、これによってカソード回転体24の内部スペースが開放されている。カソード回転体24の下壁の外側周囲には支持筒体51が固定されている。カソード回転体24の下壁10aの円形孔および支持筒体51は、カソード回転体24の内部スペースと外部とを通じさせる連通部を形成する。支持筒体51は、カソードチャンバ100の下壁の孔100aと支持フレーム42の中に挿通されて配置され、支持筒体51と支持フレーム42の間には3つの軸受け部材52,53,54が設けられ、支持筒体51は支持フレーム42に対して回転自在に取り付けられている。支持筒体51の軸方向長さは筒形支持フレーム42の軸方向長さよりも長く、その下部は、支持フレーム42の下部よりも下方に延設されている。延設された支持筒体51の下端にはプーリ55が固定されている。さらにまた支持筒体51と支持フレーム42の間には磁性流体を利用して磁気シール56が設けられる。磁気シール56によってカソードチャンバ100の内部スペースの気密性が保持され、カソードチャンバ100内が所要の真空状態に保持される。
【0025】
支持筒体51の下端のプーリ55と、モータ47の回転軸に固定されたプーリ57との間にはベルト58が掛け渡される。モータ47が回転すると、回転力がベルト58によって支持筒体51に伝達され、支持筒体51およびこれに結合されるカソード回転体24が回転させられる。
【0026】
回転自在なカソード回転体24の内部には、下部フレーム41に支持ロッド61を介して固定された筒形支柱62を支持筒体51の内部に挿通させて配置し、この筒形支柱62の上部に支持台63を固定する。そして支持台63の上には、可動軸64aの先端にマグネット65を備えたシリンダ64と、可動軸66aの先端に給電端子67を有するシリンダ66が配置されている。シリンダ64とシリンダ66は高さ位置を異ならせて配置されるので、支持台63も2段のステージを有するように形成されている。固定静止状態の筒形支柱62と回転自在なカソード回転体24の間には、軸受け部材68が配置される。このようにして、回転自在なカソード回転体24の内部に静止状態のマグネット65と給電端子67が一組配置される。マグネット65は永久磁石または電磁石である。電磁石の場合には筒形支柱62を通して外部から電力が供給される。またカソード25に高電圧を供給する給電端子67には高圧電源46から高圧線69を通して電圧が供給される。スパッタ処理を行うとき、スパッタチャンバ300のスペース11に臨むように配置されたカソード25に対して、マグネット65は、ターゲット27aの表面に所定の磁界分布を与えるべく、一点鎖線に示されるようにその背面部に配置される。このときの配置状態では、シリンダ64を動作させて可動軸64aを前方に伸ばし、マグネット65を前方に移動させる。また給電端子67も、シリンダ66が動作して可動軸66aが前方に伸び、カソード25側の接続端子70と接続される。スパッタ処理が終了すると、シリンダ64,66は動作してその可動軸64a,66aを後退させ、マグネット65と給電端子67をカソード25から引き離す。これによってカソード回転体24を回転動作を行える状態になる。以上のように、回転自在なカソード回転体24の内部には静止状態でかつ必要に応じてシリンダ64,66によって前進または後退するように設けられたマグネット65と給電端子67が配置されている。この一組のマグネット65と給電端子67は、カソード回転体24の側面に取り付けられた4つのカソード25のすべてに共用される。すなわち、回転式構造で設けられたカソード機構10によってスパッタ処理を行うときにスペース11に臨むように配置されたいずれのカソード25に対しても一組のマグネット65と給電端子67がセットされる。
【0027】
図5に示すごとく、カソード回転体24の4つの側面にはそれぞれカソード25が設けられ、各カソード25は所定位置に給電用の接続端子70を備えている。スパッタチャンバ300の成膜を行う領域を形成するスペース11に臨む位置にカソード25がセットされると、そのターゲットは基板29に対向する。このとき、カソード25の背面にはマグネット65が対向し、接続端子70には給電端子67が対向する位置関係になる。この状態で、シリンダ64が動作して可動軸64aを前進させるとマグネット65がカソード25の背面の近傍位置にセットされ、シリンダ66が動作して可動軸66aを前進させると給電端子67が接続端子70に接続される。その後、プロセスガスが供給される等を条件にしてスパッタ成膜が行われる。成膜が終了すると、シリンダ64,66が動作してマグネット65と給電端子67をカソードから引き離し、次のスパッタ成膜を行うためのカソードがスパッタチャンバの位置に到来するのを待機する。
【0028】
また図4に示すごとくカソードチャンバ100側のバルブ板15は、カソードチャンバ100の上側と下側に設けられた直線駆動装置17の駆動軸に連結プレート71を介して結合されている。直線駆動装置17が動作することにより、バルブ板15はカソードチャンバ100側に移動し、筒部15aがOリングを介してカソード回転体24に当接し、鍔部15bはOリングを介してカソードチャンバ100の一部に当接する。このようにして、スパッタチャンバ300の内部スペース11とカソードチャンバ100の内部スペースが隔離され、スパッタチャンバ300が他の領域から分離して形成される。図4では省略されているが、基板チャンバの側も同様な構成になっている。図4と図5において、基板側については、回転するプレート201と、このプレート201に設けられた回転する3つの基板ホルダ202a〜202cと、基板ホルダ202a〜202cの各々に取り付けられた29a〜29cとが示されている。回転する円形のプレート201とターゲット27aは正対し、それらの中心は同軸位置関係にある。
【0029】
上記の構成において、スパッタ成膜を行うときにカソードの背面に配置されるマグネット65の位置は、ターゲットとの間の距離を考慮して予め定められている。なお、ターゲットに対するマグネット65の位置については、シリンダ64の可動軸64aのストロークを変化させることによって調整することが可能である。マグネット65の位置を変更する装置としては、その他、モータとボールネジの組み合わせを利用した機構とによって構成された装置を用いることもできる。また、基板とターゲットの間の距離は、ターゲットを取り付けるときにスペーサを付設することによって調整される。
【0030】
以上において、カソード回転体24を回転させるモータ47の動作、カソード電源46の給電動作、バルブ板15の開閉を行う直線駆動装置17の動作、シリンダ64,66の動作、真空ポンプ43の動作等は、コントローラ48による制御に基づいて行われる。
【0031】
次に、図6〜図8を参照して上記スパッタリング装置における成膜方式と基板の取付け構造について詳述する。本実施形態による成膜方式は自公転成膜方式である。本実施形態の自公転成膜方式は、従来の自公転成膜方式と比較すると、円形の正面形状を有するカソード25(またはターゲット27a)に対して、回転する公転用プレート201を同軸位置関係(両者の中心軸が軸203で一致する関係)で正対させて配置し、このプレート201のカソード対向面に、回転する3つの自転用基板ホルダ202a〜202cを設けている。カソード25に固定されたターゲット27aは例えば絶縁物のZnS−SiO2 である。基板ホルダ202a〜202cの各々には基板29a〜29cが取り付けられている。基板ホルダ202a〜202cは、図7または図8に示されるように、プレート201のカソード対向面においてプレート201の中心201aを利用して同心的に描かれた円204の上に等間隔(120°の間隔)となるように配置されている。その結果、基板ホルダ202a〜202c上の基板29a〜29cも円204の上で等間隔に配置される。なお基板ホルダ202a〜202c上に配置された基板29a〜29cに対しては、スパッタ成膜の際に、図8に示されるごとくマスク205が配置される。
【0032】
上記構成において、好ましくは、正面から見た形状が円形のターゲット27aの直径は例えば164mmであり、円形パレット201の直径は例えば334mmであり、円204の直径は例えば190mmである。またターゲットと基板の間の距離(T/S)は65〜80mmの範囲に含まれる距離に設定される。図6〜図8に示された構成は、パレット201に取り付けられた自転用基板ホルダ202a〜202cの各々に1枚の基板が取り付けられているが、このようなレイアウトは直径の大きいDVD−RAM基板あるいはφ5.25磁気ディスク基板をスパッタ成膜する場合のレイアウトである。なお、図6でパレット201を回転させる機構の図示は省略されている。また自公転のための機構は従来の周知の機構が利用される。
【0033】
図9は、ターゲットと基板の距離と、基板を配置する円204の直径に対する膜厚分布の計算結果を示している。この図を参照すれば、ターゲットと基板の距離は65〜80mmに設定し、円204の直径を185〜195mmに設定すると、良好な膜厚分布を得ることができる。
【0034】
図10は、例えば、プロセスガス(Arガス)の流量を50sccm、内部圧力0.7Pa、供給電力2kW、ターゲットと基板の間の距離70mm、基板を配置する円204の直径190mmという成膜条件で、基板29a〜29cにZnS−SiO2 膜を作製したときの膜厚の分布形状を示している。図示された分布によれば、直径120mmの範囲での膜厚分布±1.6%であり、良好な膜厚分布を得ることができた。また同じ成膜条件での付着効率を求めると38%であり、従来の静止成膜方式に比較して3倍以上向上することができた。
【0035】
図11は、ZnS−SiO2 膜の膜厚に対する基板温度の関係を示しており、本発明によるスパッタ方法による特性206と従来の静止成膜方式のスパッタ方法による特性207とを比較すると、本発明によるスパッタ方法は、従来の静止成膜方式の場合よりも基板温度を下げることができる。
【0036】
図12は、上記構成を有するスパッタリング装置で、MD基板に対してスパッタ成膜を行うとき基板を配置するときのレイアウトを示すものである。図12は図8に対応している。基板を自公転させるパレット201と3つの基板ホルダ212a〜212cの構成、大きさは前述したものと実質的に同じである。基板ホルダ212a〜212cは、3枚の基板を取り付ける構造を有しているという点で前述の基板202a〜202cとは異なっている。MD基板208はDVD−RAM基板に比較して直径が小さいので、図に示される通り、基板ホルダ212a〜212cの各々で3枚ずつ取り付けられている。3枚のMD基板208は各基板ホルダ212a〜212cにおいて同心円209の円周上で等間隔になるように配置されている。基板ホルダ212a〜212cに取り付けられた3枚のMD基板208に対してはマスク210が設けられる。本発明によるスパッタリング装置では、同じパレット201と3枚基板取付け用の基板ホルダ212a〜212cを用いて、パレット201における基板ホルダの取付け位置を変えることなく、DVD−RAM基板29a〜29cと併せて、寸法の小さいMD基板208のスパッタ成膜を行うことができる。ただしこの場合、MD基板208は円204に沿って回転しながら円209に沿って回転するという特性を有している。この意味で、基板ホルダの回転で自転しながら円204に沿って公転するDVD−RAM基板29a〜29cの場合とは厳密には異なっている。しかしこの場合にも実質的には自公転成膜方式とみなすこととする。本方式のスパッタリング装置では、基板ホルダの取付け位置を変更することなく、各種の大きさの光ディスク用基板の各々で良好な膜厚分布を達成し、かつ基板の間の膜厚分布の差をなくすことができる。
【0037】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明によれば、カソードに設けたターゲットに対して同軸位置関係で回転可能に取り付けたパレットにおいて3つの基板ホルダを同心円の円周上に等間隔で回転可能に取り付け、基板を自公転させるようにしたため、各基板で良好な膜厚分布を達成し、さらに基板間の膜厚分布の差もなくし、付着効率とターゲット利用効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスパッタリング装置の代表例を示す概略縦断面図である。
【図2】本発明に係るスパッタリング装置の代表例を示す概略水平断面図である。
【図3】図2の要部を拡大して示した図である。
【図4】本発明に係るスパッタリング装置の具体的な構造を示す縦断面図である。
【図5】上記具体的構造でカソード回転体の内部構造を示す水平断面図である。
【図6】カソードおよびターゲットに対する基板の取付け構造を詳述するための縦断面図である。
【図7】カソードおよびターゲットに対する基板の取付け構造を概念的に説明するための斜視図である。
【図8】パレットにおける基板ホルダと大型基板の配置関係を示す正面図である。
【図9】ターゲットと基板の距離と、基板を配置する円周の直径に対する膜厚分布の関係を示す図である。
【図10】特定の成膜条件で基板にZnS−SiO2 膜を作製したときの膜厚の分布形状を示す図である。
【図11】ZnS−SiO2 膜の膜厚に対する基板温度の関係を示す図である。
【図12】パレットにおける基板ホルダと小型基板の配置関係を示す正面図である。
【図13】光ディスクの膜構造を示す縦断面図である。
【図14】従来のスパッタリング装置の第1例を示す縦断面図である。
【図15】従来のスパッタリング装置の第2例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 カソード機構
15,16 バルブ板
17,18 直線駆動装置
20 基板取付け機構
24 カソード回転体
25 カソード
26 回転駆動装置
27a〜27d ターゲット
28 基板回転体
29a〜29c 基板
100 カソードチャンバ
200 基板チャンバ
201 パレット
202a〜202c 基板ホルダ
208 基板
300 スパッタチャンバ

Claims (3)

  1. ターゲットを取り付けたカソードと、前記ターゲットをスパッタして基板に薄膜を形成する構造とを有し、前記ターゲットに対向して回転する1つのパレットを配置し、前記パレットのカソード対向面に3つの回転する基板ホルダを同一円周上で等間隔に取り付け、前記パレットの回転と3つの前記基板ホルダの各々の回転とに基づいて自公転成膜を行うスパッタリング装置において、
    前記ターゲットは正面形状が円形である1つの円形ターゲットでありかつ前記パレットは円形パレットであり、前記円形パレットは前記円形ターゲットに正対して平行かつ同軸の位置関係で配置され、
    前記円形パレットの前記カソード対向面に取り付けた3つの前記基板ホルダの各々の基板搭載面は、搭載面外縁内の範囲で、1枚の大型基板、または3枚の小型基板を搭載する大きさを有する、
    ことを特徴とするスパッタリング装置。
  2. 3つの前記基板ホルダの各々に3枚の前記小型基板を搭載するとき、前記基板搭載面上で、3枚の前記小型基板は同一円周上で等間隔に配置されることを特徴とする請求項1記載のスパッタリング装置。
  3. 前記円形ターゲットと前記基板ホルダに搭載された基板の間の距離(T/S)は65〜80mmの範囲に含まれる距離に設定されることを特徴とする請求項1または2記載のスパッタリング装置。
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